2005/04/11

サンボマスター@SHIBUYA-AX(4/5)

 今やチケットを確保することさえ相当困難な状況にある程に人気が出てしまったサンボマスター。幸運にもそのプラチナチケットを譲ってもらい、ツアー千秋楽であるSHIBUYA-AXでの追加公演(4/5)に行くことができました。つーかこのライヴも3日前に「チケット余ってるけど、行く?」と声をかけられて決まったものなんですが‥‥って最近こんなのばっかだな。

 自分でもいろんなプレイガイドの先行予約にチャレンジしたものの、ことごとく抽選から漏れ、「あーあ、単独は無理か。こうなりゃ夏フェスに期待するか」と諦めてたところだったので、これは非常に有り難かったです。ありがとう、某氏

 さてさて。当日はギリギリまで仕事して会場に駆けつけ、ライヴ終了後また仕事に戻るというアホみたいな強行スケジュールだったんですが‥‥無理して行ってよかった!と素直に言える、ホントに素晴らしい以外の言葉が思いつかない最高のライヴでした。

 俺、実はサンボって昨夏のエゾで観た、たった1曲‥‥"そのぬくもりに用がある" を聴いてハマッたような奴で、ライヴ自体もその1曲しか生で体験してないわけですよ。だから実質この日が初めて観るようなもんで‥‥いやー、想像以上でしたよ! なんだこれ!? CDで今まで聴いてきたのは何なの!?っていうような怒濤の展開。音源ではもうちょっとスッキリした、整理されたイメージが強いのですが(いや勿論彼等がどんなライヴをやるかは知ってたので、音源とライヴで切り分けてるのかな、くらいに感じてたんですが)、ライヴはホント、盟友である銀杏BOYZなんかにも通ずる初期衝動性を強く感じさせるロケンローな演奏なんですよ。歌ってる途中で感極まって「ロックンローッ!」って叫んじゃうような、そんなステージ。そうそう、これだよ。俺が常日頃愛聴してるロケンローと何ら変わりないんだよ彼等。

 本人達(というか主に山口)が度々「ロックンロール」と口にしてたけど、非常にソウルやファンクといったジャンルからの影響も強く(ってその辺はアルバム聴けば判るよね。開演前のSEも全部古き良き時代のソウルばかりだったし)、そういう意味では(俺の中では)ウルフルズ辺りとの共通項も見受けられるかな、と改めて実感したわけですよ、この日。勿論同じと言ってるんじゃなくて、ソウルをテーマに独自のロックンロールを展開するそのスタイルに、共通点を見たという、ね。

 曲と曲の間のMCは殆ど山口がギターを弾きながら何か喋ったり、あるいはアドリブで適当に歌詞を作って歌って次の曲に繋いだり、ととにかく休むことを知らない感じ。けどね、その一言一言が泣かせるわけよ‥‥その辺は実験さんのとこを読むといいと思うよ。正直、俺も泣きながら歌ってたもん。

 そういえば‥‥客層も非常に幅広く感じられたんだけど‥‥10代20代の子達は勿論、俺と同年代やそれ以上の年齢層の方々も結構見受けられたし。ロック云々、ソウル云々ではなく、単純に「言葉」が響いてるんだよね、「歌」が届いてるんだよね。別に引き籠もりやリストカッターや援交してる奴らにだけ届くような「言葉」や「歌」じゃなくて、ちゃんとみんなに届くような、ある意味で普遍的な「歌」‥‥サンボのやってることって、実は簡単そうで一番難しいことをやってるんじゃないかな(俺的には、そういう面でもウルフルズ辺りと繋がっちゃうんだけど)。

 2度のアンコール含め、約2時間半に渡る濃密なライヴ。終わった時に周りを見回すと‥‥笑顔、笑顔、笑顔。「歌」は確実にこのAXにいた全員に届いてたよね。

 畜生! もう1回観たいぜ。夏フェス、今のところ俺が行くフェスではフジロックに出演予定だけど‥‥この調子だとRIJFやエゾ、下手したらサマソニにも出演しちゃうんじゃないか‥‥そう思わせるだけの人気と実力を兼ね備えたバンド。バカにしてる奴らは勝手にしてればいいよ。本当に「ロック」が好きなら、絶対に届くはずのバンドだからさ‥‥いつか必ず、そんな人達にもね。

 またひとつ、自分にとって非常に大切なバンドができました。そんな記念すべき夜、"歌声よおこれ" を鼻歌で歌いながら仕事に戻った俺なのでした。


  --SETLIST--
  01. 歌声よおこれ
  02. 欲望ロック
  03. 夜汽車に乗ってきたアイツ
  04. 青春狂騒曲
  05. これで自由になったのだ
  06. 美しき人間の日々
  07. あなたが人を裏切るなら僕は誰かを殺してしまったさ
  08. 手紙
  09. マフラーの揺れる間に
  10. 週末ソウル
  11. 夜が明けたら
  12. 想い出は夜汽車に乗って
  13. ふたり
  14. さよならベイビー
  15. そのぬくもりに用がある
  16. 月に咲く花のようになるの
  --encore1--
  17. 愛しき日々
  18. 朝
  --encore2--
  19. 熱中時代
  20. 歌声よおこれ



▼サンボマスター「歌声よおこれ」(amazon/4/27発売)


▼サンボマスター「サンボマスターは君に語りかける」(amazon

投稿: 2005 04 11 10:27 午後 [2005年のライブ, サンボマスター] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック