2005/03/16

ピーズvsフラカン@さいたまVOGUE(3/12)

 初めての会場、久し振りのフラカン、そしてお腹いっぱいになるまで聴けたピーズ。この日のイベントライヴは、個人的にかなり満足できるものでした。

 先月オープンしたばかりの「さいたま新都心VOGUE」は、埼京線・北与野駅から徒歩5分くらい、さいたま新都心駅からだともうちょっと歩きますが、まぁ比較的駅の近くといった感じかな(すぐ側に「さいたまスーパーアリーナ」があります)。ただ、周りに何もない割りに判りにくい場所にあるのが難点かも。いや、これは土地勘とかないんで、慣れの問題かもしれませんが‥‥

 フロアはさすがの狭さですが、まだオープンしたてってことで凄くきれい。開演時間ギリギリに入ったので既に2階にあったロッカーは全部埋まっていたので、荷物や上着を手に後方で観ることにしました。

 てなわけで、定時より10分くらい遅れてライヴはスタートしたのでした‥‥

■フラワーカンパニーズ

 ヤバい、気づいたら一昨年のフジロック以来フラカン観てなかったよ(汗)。ってことは、アルバムをちゃんと聴くようになってから(この後だもんな、「吐きたくなるほど愛されたい」とか「発熱の証」を買ったの)ライヴを観るのはこの日が最初なんですよね‥‥随分と観てなかったな俺。何でこんなに横着しちゃったんだろう‥‥特にこの日のライヴを観て、それを大いに反省しましたよ。

 ライヴのセットリストや曲順はちょっとあやふやなんですが、大体こんな感じだったかなと記憶してます。とにかくインディーズに移籍してからの曲がメインで、しかもそれらが名曲揃いなもんだから圧巻というか。新作「世田谷夜明け前」リリース後のライヴってこともあって大半はそこからだったのですが、これが既に名曲の域に達してるんだから、ホント大したもんですよ。で更に間に挿入されるここ数作からの曲も、どれも文句なし。ホントライヴバンドですよね、彼等は。

 前半、ちょっとリズム面で危うい場面があったものの、途中からは完全に勢いが勝っちゃってましたね。全然そんなこと気にならなくなってたし。

 途中のMCもメチャメチャ良かった。今日はイベントとはいえ1時間程度の持ち時間があったので、今まで観た中で一番喋ってたんだけど‥‥ケイスケ、花粉症? なんか鼻すすったりタオルで拭いたりで、大変そうだったね。奇しくも、俺もつい最近花粉症にやられてしまったので(しかも今年からな)、その辛さ・煩わしさは嫌という程判りますよ、ええ。

 この日のハイライトは「1年に1回演奏してる。今日はその日」という前振りから演奏された "夢の列車" という10分前後の大作。素晴らしい。竹安のスライドギターも味わい深かったし、他のメンバーも素晴らしかった。何よりも、最近の彼等にはみられない「渋さ・深さ」が色濃く出てて良かったよね(これは決して「今が軽くて浅い」っていう批判じゃないですよ。今の彼等は「今」にしか出来ない表現方法で、またそれに見合った素晴らしい楽曲を提供してくれてるので全然不満なんてないですし、どっちが優れてるとか劣ってるっていう優劣をつけるつもりもないし)。ピーズ目当てでこの日会場にいたお客も、これには惹きつけられたんじゃないでしょうか。

 ラスト3曲は勢い任せで強引にノセる選曲。やはり "真冬の盆踊り" は名曲ですな。そして最後の最後に "YES,FUTURE" で大団円。完璧。今度は単独公演でタップリ味わいたいな。7月のツアーファイナル、是非行こうかと思います。


■フラワーカンパニーズ SETLIST (3/12)
01. 永遠の田舎者
02. 赤点ブギ
03. NUDE CORE ROCK'N'ROLL
04. 世田谷午前3時6分
05. 初恋
06. 深夜高速
07. 吐きたくなるほど愛されたい
08. 夢の列車
09. アイム・オールライト
10. 真冬の盆踊り
11. YES,FUTURE



▼フラワーカンパニーズ「世田谷夜明け前」(amazon


■Theピーズ

ピーズは昨年末のイベントで観て以来だけど、こんなに長時間(とはいっても1時間強なんだけど)観たのはホント久し振り。しかも曲数数えてみたら16曲もやってたという。その中には俺が初めてライヴで聴く新曲、初めてライヴで聴く過去の名曲、そしていつもライヴで聴いてる名曲の数々‥‥といった具合で、とにかく文句なし。唯一の文句といえば、未だに俺が行く日に "実験4号" を演奏してくれないことくらいか。そのくせ「リハビリ中断」から "負け犬" とか "鉄道6号" はやってくれるんだから‥‥

 はるは大分酔ってるように感じられたんだけど、演奏に関しては全然文句なし。ホント、あの動きのあるロックンロールフレーズをよく歌いながら弾けるもんだな、といつも関心しております。アビさんは相変わらずかっけーし、シンちゃんのリズムもいつも通り安定してるし。MCの下ネタ(主にはるな)に退いた客がどれくらいいかた判らないけど(まぁピーズファンは大喜びだろうけどさ)、もう直球過ぎて笑いを通り越して涙が出たね。勿論いい意味で。ま、だから大好きなんだけどさ。

 中盤のMCで、アビさんが着てた、ファンから貰ったという「ジョン・レノン・ミュージアム」のTシャツを見て、はるが一言「それ、倉持(YO-KING)も持ってた」みたいな話をして、まぁ軽くアビさんがギョッとして。それを見てはるがまた「倉持と一緒じゃ嫌なのかよ!」と突っ込んで、アビさん慌てて否定する辺りが可愛かったね(って40間近のオヤジに向かって30代の俺が可愛い言うなよ!って話ですが)

 新曲は3曲やったのかな?(曲名は某巨大掲示板から。合ってるかどうかは判らないけど、ファンの間ではこう呼ばれてるの?)どれも更にシンプルに、そしてメロウになってる、良い意味で更に魅力が凝縮された、濃い作風になってる気が。まぁピーズはこのまま続けて活動さえしてくれれば、俺は全然文句ないです。

 いろいろ書きたいんだけど‥‥ピーズに関してはいつも甘くなっちゃうし、特にライヴに関してはこれといって書くことないんだよなぁ‥‥だってホントに最高だったしさ。だから各曲についてのコメント以上に、その日限定のMCとか、そういったことにばかり触れてしまうのね‥‥まぁ無理矢理書けば、エンディングの "ギア" 〜 "グライダー" という流れは素敵すぎて鳥肌立ったな、と。特に "グライダー" は久し振りにライヴで聴いた気がするので、嬉しかったです。

 あー今年はもっと積極的にピーズを観に行きたいなぁ‥‥


■Theピーズ SETLIST (3/12)
01. ドロ舟
02. 耳鳴り(セミ8)[新曲]
03. 生きのばし
04. 負け犬
05. ヒッピー
06. ミサイル畑で雇われて
07. がんばりやさん [新曲]
08. ノロマ [新曲]
09. ハトポッポ
10. 喰えそーもねー
11. サイナラ
12. 鉄道6号
13. 脳ミソ
14. ギア
15. グライダー
--Encore--
16. Yeah



▼Theピーズ「Theピーズ」(amazon


投稿: 2005 03 16 12:00 午前 [2005年のライブ, ピーズ, The, フラワーカンパニーズ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2003/12/25

フラワーカンパニーズ『東京タワー』(2003)

フラワーカンパニーズ今年2枚目、通算9枚目のオリジナルアルバムとなる「東京タワー」は、曲数や収録時間(8曲入り、27分半)からいえばミニアルバムと呼ばれても仕方ない作品なんだけど、内容だけでいったらフルアルバム並みなんですよね。いや、熱量と濃さからいえば十分すぎる程なんで、多分8曲程度で丁度よかったのかも。前作「発熱の男」が13曲入りで、その前の「吐きたくなるほど愛されたい」も13曲入りだから‥‥まぁスケールダウンは否めないかな。単純に曲が貯まって早くリリースしたかったから、無理して10曲以上作らずに(出来るまで待たずに)すぐレコーディングしてリリースしたんだろうね。このフットワークの軽さもインディーズならでは。物事ポジティヴ・シンキング。インディーズ落ちとか言うなや。

曲の方は相変わらず、暑苦しいまでに熱血ロケンローを繰り広げております。文句なしでしょう。過去の彼等、そして俺のようにここ数作で彼等のことを好きになった人、イベントライヴ等で目撃して気に入った人なら絶対に好きになる、むしろ嫌いになんてなれない「いつもの顔」がそこにはあります。変わり映えがないと言ってしまえばそれまでですが‥‥つうかフラカンにそんな風変わりなことを求めてもねぇ‥‥変わらず10年間、こうやってやり続けてきたから凄いんだよ。インディーズに行って、逆に何のしがらみもなくなった分、メジャー時代よりも更に純度は増してると思いますよ。そうじゃない?

相変わらず、30男のセンチなハートを振るわす歌詞の連発。"捨鉢野郎のお通りだ" での「捨鉢男は30越えて みっともないほど 燃えている あはは あはは あはは あはは 思春期なんだと言ってやれ」がね、もう俺の心臓鷲掴みなわけ。そうそう、そうなんだよ!って。握り拳で机バンバン叩いちゃったもん。

それと、タイトルナンバー "東京タワー" ね。歌詞が手元にある人は是非じっくり読んで欲しいな‥‥こういう歌を、こういう言葉使いでストレートに、尚かつ説得力ある表現方法でひとつの曲の中に閉じこめることに成功してるバンド、少ないと思う。いや、もしかしたらこういうのって時代遅れで、もはや誰もやらないことなのかもしれない‥‥けど、だからこそ、地道に頑張るフラカンのようなバンドにはずっと、こういう路線で頑固に戦い続けて欲しいな、と。そう心から思い願っているわけですよ。

最近「フラカンを聴くならまずどれから聴いたらいいですか?」って質問をよく受けるんだけど、ちょっと前までは俺、最新作だった「発熱の男」を薦めてたのね。過去のベスト盤聴くよりも、こっちの方がバンドとしての「今」を感じることができるし、何よりも傑作だし。けどさ、これからはこの「東京タワー」をまずお薦めしようかと思ってます。初心者がいきなり濃いのを13曲も聴かされるのは、ちょっと酷かな、なんて思ったので。バンドの魅力・素晴らしさがちゃんと表現されていて、コンパクトで聴きやすい。ライヴの様子も何となく見えてくるしね‥‥つうわけで、これからフラカンを聴いてみようと思ってるそこのあなた。まずはこのアルバムから。そこから過去に遡っていくことをオススメします!



▼フラワーカンパニーズ『東京タワー』
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投稿: 2003 12 25 03:52 午前 [2003年の作品, フラワーカンパニーズ] | 固定リンク

2003/08/24

フラワーカンパニーズ『発熱の男』(2003)

今年の4月にリリースされた、フラワーカンパニーズ通算8作目、インディーズから2枚目のオリジナルアルバムとなる「発熱の男」。フジロックでの「フラワーカンパニーズ34歳、今日から全盛期に入らせていただきます」って発言がホントだったことを実感させてくれる、本当に素晴らしい1枚。何でこんなにいいバンドがメジャーから切られたの?とかいろいろ思うことはあるのですが、逆にこういう逆境に陥ったからこそ、ここまでの傑作を生み出せたんじゃないか、とも思えるわけで。特にインディー落ちしてからの2枚(前作「吐きたくなるほど愛されたい」と今作)の充実振りを考えると、それも納得が行くというか。

基本的には古き良き時代のブリティッシュロックからの影響が強いサウンドに、馬鹿で情けないんだけど、どこか憎めない、そして愛着が湧いてしまう歌詞。俺の中でRCサクセション以降の日本のロックシーンの、一番いい形を体現してるバンドのひとつがフラカンなんじゃないかな、なんて思うんですね。RCが撒いた種のひとつだ、と。それらの種はブルーハーツだとかSOUL FLOWER UNIONだとか、その後登場するいろんなバンドとして成長したわけですが、遅咲きながらもフラカンもそのひとつだと、間違いなく言い切れるわけですよ、このアルバムを聴いてしまうと。いや、過去のどのアルバムを聴いてもその予感はあったわけですが、特にこのアルバムはその決定打といっても間違いないでしょう。

それこそTHE WHOであり、KINKSであり、QUEENであり。そういったバンドの色を感じることの出来る個々の楽曲。それぞれが個性的で、荒々しさを残しつつも、完成度は高い。しかも各楽器のアンサンブルも素晴らしい。そうそう、ロックってこうじゃなきゃ!みたいな。30代半ばのオッサン4人が、ここまで初心を忘れずにロック出来るってのは、ある種奇跡なんじゃないかな、と。そう、フラカンの存在というのは、奇跡そのものだと。なのに何故、人々は彼等を無視し続けるのか。もっと注目すべきですよ!

ライヴを一度観れば、絶対にやられるはずなんですよ。実際、俺もライヴでやられた口ですから。中毒性のあるライヴは、ある種先のソウルフラワーにも通ずる要素があると思うんですね。土着的な"真冬の盆踊り"の存在が更にその思いを強くさせてるわけですが、ブリティッシュビートに拘る辺りも、ソウルフラワーの前身、NEWEST MODELにも通じるしね。

とにかくね、ロックは部屋の片隅で膝を抱えておセンチ気取る為の道具じゃないんですよ。このアルバムを聴いてると、そういう小難しいことがどうでもよくなる、とにかく大音量で鳴らして頭振るのが一番なんだっていう至極簡単なことに気づかせてくれるわけ。今年の10本指に入る傑作。間違いなく5年後も聴いてるであろう1枚。



▼フラワーカンパニーズ『発熱の男』
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投稿: 2003 08 24 03:50 午前 [2003年の作品, フラワーカンパニーズ] | 固定リンク

2003/06/30

ROCK YOU LIVE SPECIAL@SHIBUYA-AX(2003年6月28日)

  前日に引き続いて行ってきた、4夜連続イベントの3日目。もっとも俺の場合、この日がメインだったわけですが。今年に入って何度目!?なTheピーズ、10数年振りに観ることになるLA-PPISCH、そして前々からライヴが観てみたかったbloodthirsty butchersにスクービードゥー‥‥へっ、「GOING UNDER GROUNDは!?」だって!?‥‥ゴメン、あんま好きじゃないもんで‥‥

  というわけで、本来18時スタート予定だったこの日のライヴ。17時半にいきなり「オープニングアクトとして、フラワーカンパニーズが演奏します」とのアナウンスが‥‥ええっ、また観れるのかよ!!ってことで、焦りながら走って入場したのでした‥‥


◎フラワーカンパニーズ

  急遽決まったらしいこの日の前座。そりゃそうだ、この日だけでも5バンド出るのに、ここにきてもう1バンドって‥‥たった3曲だけだったけど、前日観てる人は勿論、この日初めて観た人をも惹き付けるに十分な、気合い入りまくりのアクトでした。ホント、惚れ惚れするわマジ。ボーカルのケイスケ、既に顔真っ赤だったしな。いい感じでしたよ。


◎スクービードゥー

  メチャメチャかっこいいバンド。ファンク色の強いロックンロール(決してファンクバンドではなく)。リズムがタイトでグルーヴィー。シンプルなんだけど線が太い。しかもクラブでのDJプレイの如く、曲と曲の間が殆どなく、間髪入れずに次の曲に移る様には、かのJON SPENCER BLUES EXPLOSIONを彷彿させられました。

  実は音源とか全く聴いたことがなく、先日出たフルアルバムも聴こうと思ったらCCCDだったってことで避けてた程で。だったら絶対にライヴで最初に体験したいな、とずっと思ってたんですよ。ライヴの評判、メチャメチャいいしね。で、本当に素晴らしかった、と。最初から最後まで気持ちよく踊れるバンドですね。曲もキャッチーで好みだし。こういう閉鎖的な空間で聴くのもいいんだけど、一度野外で体験したい音かもね。しかも夜になる前の、ちょっと涼しくなってきた夕方5時半辺りに。どうでしょうか?

  また観たいバンドのひとつです。演奏上手いし、アレンジ良いし。ロックンロール、サイコー!って素直に言えるバンドですね。


◎GOING UNDER GROUND

  ‥‥ゴメンナサイ。完全に休憩タイムでした。フロアの外に出て、コーヒー飲んでました。ファンの人、スマン。こういう日じゃなかったら観てたと思うんだけど‥‥どうしてもこの日の他のバンドと「色」が‥‥ねぇ。


◎bloodthirsty butchers

  元ナンバーガールのひさこチャンが加入し、更に先日ギター&ボーカルの吉村が骨折した為、その後のライヴ予定が全てキャンセルになってた中、この日のライヴが復帰一発目。実はブッチャーズもこれまで一度も観たことなかったんですね。機会はあったんですが、スルーしてきてたという。で、今回はひさこ嬢参加ってことで観てみようと思いまして‥‥不純な理由で正直スマンです。

  急にこのバンドから音がデカくなったように感じました。それはノイズをもサウンドのひとつとして取り込もうとしてるバンドスタイルから、そう感じたのかもしれませんが‥‥とにかく、ひさこ嬢はひさこ嬢のままでした。あのプレースタイル、フレージング、全てがナンバガ時代のまま。ブッチャーズにそのままナンバガのひさこ嬢が加わったといった印象。人によって見方は違うでしょうけど、俺にはそういう違和感みたいなのを感じました(アヒトがくるりでドラム叩くのと同じような印象を受けたわけ)。けど、そう感じたのも最初の1~2曲だけで、後は音圧に耳がやられて、嫌でも馴染んで聞こえてきた(ような錯覚に陥った)という。

  正直なところ、歌声云々、歌詞云々以前に俺、このバンドのスタイルがあまり好きじゃないみたいです。やろうとしてることは判るし、非常に好感持てるんですが、好みの問題でいえば「そんなに好きじゃない」と。だから演奏が異常に長く感じられ、途中で辛くなったことも正直に書いておきますね。また観たいか‥‥と問われると、正直答えに困る。今の俺にとってのブッチャーズは、そういうポジションみたいです。


◎Theピーズ

  今日もはる・アビさん・しんちゃんはいい感じでした。何かワンマンライヴ以降、ますますバンドとしてのまとまりが良くなってる気がします。この日のライヴは頭2曲を新作から、最近再びやってるという噂だけは聞いてたんですが、まさかホントに聴けるとは‥‥な"ブリーチ"の横ノリ・バージョン(後半ドンドン速くなってく展開が滅茶苦茶かっけー!)、そして"生きのばし"で再び大盛り上がり大会を経て、久し振りに聴く"ひとりくらいはいる"でホロリ。今回もやってくれた未発表新曲(酒止めるの止めた)でピークを迎えたかと思うと、更に上をいってた"ドロ舟"、最後はやはりこの曲"グライダー"‥‥時間にして30分程度という短さだったものの、ここまで温存してたものを一気に吐き出すかの如く、楽しませてもらいましたよ。いやー、やっぱピーズはいいね!

  そういえば、はるまで「ドタキャンしようかなぁ」とか言ってたのには、さすがに笑った(t.A.T.u.ネタね)。既に今年の流行語大賞決定か?


[SETLIST]
01. サイナラ
02. 無力
03. ブリーチ
04. 生きのばし
05. ひとりくらいはいる
06. 新曲(酒止めるの止めた)
07. ドロ舟
08. グライダー


◎LA-PPISCH

  多分10数年振りに観るレピッシュ。まず、マグミの容姿が昔と全く変わってない、いや、更に若返ってるように見えたのが驚き。登場して、いきなり客席に自らダイヴだもんなぁ。ベースのtatsuは最近CHEMISTRYのツアーメンバーをやったりしてたらしいので何度かテレビで見かける機会があったけど、恭一とマグミに関しては‥‥何時以来だ、テレビとかで観たの? それくらい、俺の中でこのバンドに対してブランクがあったわけ。

  しかし、そんなブランクを一気になかったことにしてくれたのが、1曲目の"美代ちゃんのハッパ"! ファーストアルバムの1曲目ですよ!! バンドの編成はキーボードレス、ブラスもマグミのトランペットのみなので、ブラスメインの曲はこの日はないだろうことは判ってたので、"パヤパヤ" とかはないよなぁ‥‥って昔の曲は期待してなかったんですけど、これは一気に高校時代の自分に引き戻された。テンションもハンパじゃないし。ま、昔はもっと無軌道に暴れまくってたけど、今は無駄のない暴れっぷりといった印象。けどそこに大人っぽさを感じるかというと、全然そんなことはないんですが。

  大半は俺が知らない'90年代後半以降の曲がメインで、そこにポツンと登場する昔のメジャー曲‥‥"Magic Blue Case"!‥‥とかに大興奮しつつ、最近のハードコアな曲も結構いいな、と再確認。勿論新作の曲もやはりライヴでは栄えてました。

  圧巻は、ラスト前の"LOVE SONGS"。この曲でマグミは客席にダイヴして、そのままボディーサーフしてフロア後方まで運ばれるんですよ(!)。そしてそこから再びダイヴしてボディーサーフしてステージまで戻るという‥‥こんなことやる30代後半、俺は知りません。ちょっと感動して泣きそうになった。聞くところによると、この曲ではお約束のパフォーマンスになってるみたいで、客がどれだけ少なくても絶対にダイヴするみたいね。その心意気にカンパイ!

  いやー、いいライヴ見せてもらったよ。また観たいね。いや、今度は絶対に単独で。昔の曲も沢山聴きたいんだけど、新作からの曲をもっと聴きたいんだよね‥‥やっぱピーズもそうだけど、このレピッシュも全然「現役」だね! 来年で結成20周年(!)、まだまだ行きそうですよ!!


[SETLIST]
01. 美代ちゃんのハッパ
02. Birthday Party
03. Magic Blue Case
04. DESTROY
05. miracle
06. Rider on the run
07. LOVE SONGS
08. Yeah! Yeah! Yeah! ~Beat up and down~

投稿: 2003 06 30 01:00 午前 [2003年のライブ, GOING UNDER GROUND, LA-PPISCH, ピーズ, The, フラワーカンパニーズ] | 固定リンク

ROCK YOU LIVE SPECIAL@SHIBUYA-AX(2003年6月27日)

  週刊誌「Weeklyぴあ」が通巻1000号記念ってことで4夜連続で行われる今回のイベント。元々は3日目(6/28)しかチケット取ってなかったのね。ま、抽選申し込みでは第2希望でこの日(6/27)も申し込んでたんだけど、見事落選して。そしたらライヴ数日前になって、その数日前に申し込んでいた「ぴあカード」での無料招待に当選してしまって結局この日も行くことになってしまったという。急なんでバタバタしながらも休み取って宿取って、何とかこの日を迎えられたのでした。

  今回の出演者は俺的にもいろいろ注目してるアーティストばかりで、特に初めて観る曽我部恵一とフラワーカンパニーズは共にライヴを楽しみにしてたし、新メンバー&新編成では初見となるSOUL FLOWER UNIONもどんな感じになるのか非常に気になっていたし(しかも3月の単独ライヴ、ライヴの日間違えて観損ねたし)。

  では、各アーティスト毎に簡単に感想を書いていきたいと思います。


◎くるみ

  何の予備知識もなかったんだけど、いきなり登場してピアノバックに歌う曲からスタートして、とにかく聴き手を惹き付けることに成功してたんだけど、その後の曲がね‥‥いや、勿論曲は悪くないと思うんですが‥‥必要以上に絶叫してて、途中でキツく感じる瞬間が何度もあったんですよね。歌は非常に伸びがあって上手いと思うし、存在感もメチャメチャあるんですが‥‥例えば同じ枠で括られるだろうCocco辺りと比べちゃうと(いやホントは比べるべきじゃないんだろうけど)、凄さよりも不快感の方が強く残っちゃうタイプなのね。お客もどう反応していいのか正直判断に困ってたんじゃないかな?

  バンドメンバーが兎に角豪華で、ドラムにあらきゆうこ、ベースに新曲のプロデューサーである根岸孝旨(Dr.StrangeLove)が迎えられ、他にも見覚えのあるギタリストとキーボーディストの姿が。多分錚々たるメンバーなんだろうね。こういったメンバーに支えられ、後は誰にでも届く(あるいは誰をも惹き付ける)キラーチューンが1曲できればねぇ。歌は優れてるけど、ソングライティングまでは‥‥ってとこでしょうか。とにかく今後の動向に期待といったところでしょうか。


◎フラワーカンパニーズ

  個人的には最も期待してたバンドなんだよね。今年のフジロックでも絶対に観ようと思ってた程で。ま、今年に入ってYO-KINGのサポートでグレートマエカワを観て、絶対に良さそうだと感じたからってのもあるんですが(あと、うちのサイトのビジターさん何人かにオススメされたってのも大きいかな)。

  全員30代半ばくらいなんだろうけど、とにかく活きがいい、演奏上手い、曲がイイ! 3拍子揃ってるのに、何故にインディー落ち!?と不思議に感じた程。曲のパワーはハンパじゃないし、ボーカルのケイスケの声や歌い方も以前聴いた時は生理的にちょっと‥‥と感じてた程なのに、今回は全然気にならない。むしろライヴだったらこれくらいやらないと‥‥なんて思った程。凄くいい。間違いなくライヴで栄えるバンド。先に音源じゃなくてライヴ観て正解だったかも。

  MCもツボを得ていたし、パフォーマンス(履いてる靴や靴下を客席に投げ込んで、ライヴ終了後に回収するという)も大爆笑だったし、ホントにいいバンドだと思った。絶対に音源買います。んで、単独ライヴにも足運びます。ホント、いいバンドに出会えたもんだ。

  最後に‥‥このバンドのステージングを観て、きっと若き日のTHE WHOってこうだったんだろうなぁ‥‥なんてふと思ってしまいました。それくらい強烈。とにかく一度観とけって!


◎曽我部恵一

  ダブルオーテレサという既存のバンドをそのままバックに従えた曽我部。賛否あるようだけど、個人的にはこれで正解だと思います。素晴らしいミュージシャン達を集めたバンドよりも、息のあった若手バンドの中に自ら飛び込んでいく曽我部。その姿はまるでNEIL YOUNG & THE CRAZY HORSEみたいでした(誰がニール・ヤングか‥‥なんてことはこの際聞かないで下さいおながいします)。特にライヴ中、ストリングス隊(曽我部含めてギター3本!)4人が中央に集まり向かい合ってギターやベースを弾く姿には心奪われてしまう程。

  で、やってる曲も緩い感じで、結構ジャム度が高いものばかりだったので、更にそういう雰囲気が強く漂ってて。ライヴの時点で俺、新作「瞬間と永遠」を聴いてなかったんだけど‥‥アルバムを後で聴いて二度ビックリですね。アルバムはアルバム、ライヴはライヴという感じで個々に独立してる印象が強く、これは両方を体験して初めて双方の良さを深く堪能できるんじゃないかな、なんて思いました。もしアルバムを聴いて気になった人は、絶対にライヴ行くべき。いろんな意味でショック受けると思うからさ。

  個人的な山場はやはり"大人になんかならないで"かなぁ。とにかく5曲、多分30分にも満たない内容だったように思うけど‥‥もっと観たいね。正直、サニーデイサービス時代は苦手意識が強かったんだけど、ソロ2作は非常に楽しんでおります。まさかライヴまでこんなにも楽しめるなんて思いもしなかったよ。ホント、心洗われるいい曲・いい歌・いい演奏が楽しめたステージでした。


[SETLIST]
01. もしも
02. 瞬間と永遠
03. 浜辺
04. 大人になんかならないで
05. ?(曲名失念)


◎SOUL FLOWER UNION

  問題のソウルフラワー。今年でソウルフラワーユニオン名義での活動を始めて丸10年。にも関わらず、英坊は子育ての為未だにアイルランドから帰国せず、ベースの河村がギターにスウィッチ、新たにJIGEN(桃梨や頭脳警察に参加)をベースに迎え、5人+ゲストという形での活動をこの春から開始。しかも7月には早くもニューアルバムが出るというし、やはり新メンバー・新編成がどう新曲に影響してるのかが気になってたんですよ。

  1曲目はお馴染み"サヴァイヴァーズ・バンケット"。ベースのブリブリ具合といい、ベースラインといい、それまで馴染んでいた河村ベースのソウルフラワーと比べるとやはり違和感を感じたんですが、聴いてる内に特に気にならなくなりました。基本的には河村のベースラインをなぞってるんだろうけど‥‥やっぱりベースの歪み具合が頭脳警察で観た時と一緒なのね。既発曲に関してはそういう印象が強かったんだけど、これが新曲になると全然気にならない。当たり前か、初めて聴く曲ばかりだしね。

  新曲は2曲披露されて、ストレートなタイプの"うたは自由をめざす"、アイリッシュ風バラード"そら"共に素晴らしかったです。どんどんシンプルな方向に進んでるように感じてた近数作のアルバムですが、新作では更にその傾向が強まってるように感じられました(昨秋の「朝霧JAM」で聴いた曲もそんなタイプだったし)。あと、昨年末のライヴからよくやってるらしい高田渡の"自衛隊に入ろう"カバーも板についていて好印象。ま、歌詞はアレですけどね(中川自身も「数カ所『反吐が出そう』な歌詞があるんですが」と言ってたしね)。

  最後はお約束ともいえる"エエジャナイカ"と"海行かば 山行かば 踊るかばね"の究極お祭りソング2連発。そういえば、"エエジャナイカ"は最近やってなかったんじゃなかったっけ? 俺も久し振りに聴いた気がします。そうそう、これら2曲や"うたは自由をめざす"では桃梨のボーカルの女性(名前失念)がコーラスで参加。英坊のパートを見事に再現してました。元々はこういう歌い方をする人じゃないんだろうけど‥‥もう少しの辛抱だから、頑張って助けてあげてくださいね。

  曽我部や他のバンド目当てだったお客も、これら2曲を前にして堪らなくなったのか、気づくと皆踊り狂ってました。最後の最後に出てくる「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」というお馴染みのやり取りも上手くいき、終了後アンコールを求める拍手が暫く鳴りやまなかった程、この日の彼等は歓迎されたのでした。場内が明るくなっても、終了を告げるアナウンスが何度放送されても、その拍手は止むことがなく、如何に最後の最後で一気に爆発したかが伺える瞬間でしたね。最初は乏しかった客の入りも、最後の最後には8割近く埋まってたみたいだし。早く単独で観たいなぁ、今度は日にち間違えないからさぁ(涙目)。


[SETLIST]
01. サヴァイヴァーズ・バンケット
02. うたは自由をめざす [新曲]
03. 自衛隊に入ろう [cover of 高田渡]
04. そら [新曲]
05. エエジャナイカ
06. 海行かば 山行かば 踊るかばね

投稿: 2003 06 30 12:00 午前 [2003年のライブ, Soul Flower Union, フラワーカンパニーズ, 曽我部恵一] | 固定リンク