2004/10/06

後浦なつみ『恋愛戦隊シツレンジャー』(2004)

必ずしも「1+1+1」が「3」やそれ以上になるとは限らない。特に音楽の世界では常に共通の認識としてあるんじゃないのかな? 過去にいろんなバンドで名を馳せたアーティスト達が集ったスーパーバンドが誕生したからといって、それが必ず過去彼等が在籍したバンドを超えるような存在になるとは限らない。むしろそうなってしまうことの方が少ない。本当の意味での成功を手にするのは、ほんのひと握りの存在だけ。残念だけど、それが現実なんだよね。

 それはハロプロの世界においても同じ。過去「ごまっとう」というスーパーユニットを生み出したこともあったけど、あれはタイミング的にも絶妙だったんじゃないかな。ギリギリのタイミング‥‥ハロプロ人気がドンドン下り坂へと進み始める直前‥‥いや、その数歩を踏み出した後だったのかな。だからまだ成功を手にするできた。

 ところが今回はどうだろう‥‥明らかにタイミングとしては最悪だよね。もう後がない状況の中でのセッティング。周りからは「最後の最後に、一番やっちゃいけないことやっちゃった‥‥」みたいに言われる始末。しかもそのセンスも最悪だったもんだから、尚更批判的な声が目立つ。

 変なファッションで登場した「後浦なつみ」というユニット‥‥後藤真希、松浦亜弥、安倍なつみ、というハロプロ・ソロ組の稼ぎ頭3人をひとまとめにしてしまった、まるで「紅白対策」で即席に組ませてしまった感が強いこの組み合わせ。確かに「ごっちんとなっちの組み合わせがまた観れる!」という喜びはあったものの、今や既に時遅しといった印象は拭えないし‥‥

 これで曲が本気で素晴らしかったまだ良かったんだよね‥‥ところがさ‥‥

 後浦は完全に失敗だと思う、曲の差し替え。全然出来がいいもの、"LOVE LIKE CRAZY" の方が。「戦隊モノ」とかいう飾りが邪魔してる分、完全に一般リスナーを突き放してる感が強い "〜シツレンジャー" と比べれば、こっちの方が絶対にウケると思うんだけど。特に若い女の子達、こういうモダンR&B的な曲、好きじゃない。アレンジャーのAKIRAの仕事振りはさすがだと思うし、3人の個性のぶつかり合いという意味では完全にこっちの方が勝ってるよね?「LIKE CRAZY」だっけ、今回のコンセプト? 「CRAZY」の意味が違うもの、"〜シツレンジャー" と "LOVE LIKE CRAZY" とじゃ。

 あれでしょ、当初 "LOVE LIKE CRAZY" はデスチャ(DESTINY'S CHILD)とかあの辺の路線を狙ったわけでしょ。あの変なファッションといい。もっとちゃんとしたコンセプトを持ってれば、間違いなく成功したはずなのにね‥‥よりにもよって、あの「▼」な髪型はないよなぁ‥‥あれ、辻希美がコント(「ぴょ〜ん星人」とか「河童の花道」)でよくやる髪型と一緒じゃん。そりゃ3人とも嫌がるって。若い女の子なんだから。ビヨンセでも嫌がるよ、ありゃ。

 「1+1+1」が「3」やそれ以上になるには、勿論その「1」それぞれの力量も大切だけど、それを支える裏方の努力や才能も加味されるんじゃないの、こういう世界じゃ。だからこそ「3以上」になるんじゃないの? それに、「3」や「4」程度じゃ許されないよね、こんな最高の組み合わせなんだからさ‥‥ホント、安易な考えでいろいろ試みるのは面白いと思うけど、もうちょっとさ‥‥頑張ろうよ。尻に火着いてるんだからさ‥‥



▼後浦なつみ『恋愛戦隊シツレンジャー』
(amazon:初回盤通常盤シングルV

投稿: 2004 10 06 03:08 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, 安倍なつみ, 後浦なつみ, 後藤真希, 松浦亜弥] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/08/24

つまり、こういうこと?

 「後浦なつみ」って、要するにつんく♂の時間稼ぎじゃないか、と。何故「ごまっとう」の時と違ってハッキリ『来春』までと活動期間を区切るのか。

 以下、完全に俺の妄想な。

‥‥‥‥

 まず、活動期間が半年あれば、シングルの2〜3枚も出せますよね。んで、その先にあるのはアルバムでしょう。更にツアーなんてのもいいかも。

 そう、3人まとめてやれば、そこそこ大きい会場でできる。集客面でもある程度は「勝ち」が約束される。

 もっと具体的に言えば、毎年1〜3月ってハロプロの場合、アルバムのリリースラッシュなわけですよ。今年だけを例に取っても

・1月:松浦、安倍
・2月:後藤、ミニモニ。
・3月:モーニング娘。(ベスト盤)

 と5組。ところがここにBerrz工房やWといった「つんく♂や事務所が一番力を入れたい」存在が加わる。多分来年前半にこの2組は早くもセカンドアルバムをリリースすることになるでしょう。特にWはファーストがカバー集ですからね。早いとこオリジナルアルバムが欲しいところ。モーニングだってこないだがベストだから、今度は間違いなくオリジナルアルバムでしょうしね。

 となると‥‥ミニモニ。はなくなったから良いとして、松浦、安倍、後藤といったソロの稼ぎ頭をどうするかですよね? 恐らく例年通りだと、来年は正月から1月末までハロプロコンがあって(含:飯田卒業)、2月は各ソロ組のミュージカル、3月からモーニングや各ソロ組の春ツアーが始まる‥‥となると、ツアー用に確実にアルバムが必要になる。

 ‥‥ねっ。そういうことよ。

 3人分、まとめて出しちゃえばいいんだもん。

・モーニング娘。、後浦なつみ、Berryz工房、W

 4枚で済むのよ。何ならここに今年アルバムリリースのなかったメロン記念日を加えてもいいですよね。個人的にはベリ工はもうちょっと後かな?という気がするけど、これならメロンに割く時間もある。

 多分さ、12月か正月にシングルもう1枚、2月にアルバムってシナリオがあるんじゃない? 勿論、全曲オリジナルとは限らないけど(またシャッフル曲や太シス曲を使い回す可能性大だけど)、かなり気合い入れたアルバムを作るはず。なんせこの組み合わせをやったことで、もう後はないわけだから。

 で、2月〜3月上旬は松浦/安倍/後藤の各ミュージカルとかあって、3月末から4月末(あるいはGW中)まで、そこそこ大きめの会場でツアー。こういうシナリオじゃないかしら?

 事務所がホントに必死なのは痛い程判った。だから下手に「両天秤」(更にソロも続行する、等)とかかけないことだよな、成功の鍵は。ホントにモーニングを脅かすような存在になれるのか‥‥いや、なってもらわないと困るんだけど。いろんな意味で。

投稿: 2004 08 24 09:45 午後 [ハロー!プロジェクト, 後浦なつみ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック