2004/09/21

カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)『シャイニング 愛しき貴方』(2004)

 ども。今年に入ってから多くのモーヲタ系サイトから「最近ハロプロに冷たい」「もうどうでもいいんですね?」「中途半端に取り上げないでください」と不評を買いつつも、ネットラジオで推しメンを石川だと公言したり、番組中に大声で「あいぼーんっ!」と叫んでしまう、とみぃでございます。

 つーかさ。俺ずっと言いたかったのよ、そういう人達に。どこ読んでるの?って。彼女等のいいところだけを見てダメなところを見ない振りをするのが「正しいファンの姿」なのかい? そんなのが正しいヲタの姿だというなら、俺はそういう人達とは正直付き合いたいと思わないし、そんなくだらない世界に身を置きたいと思わないわ。

 確かに今年に入ってから‥‥特になっちが卒業してからのモーニング娘。及びハロプロに対して、以前程の興味を持てなくなってるのは事実ですよ。でもさ、だったらCDフラゲしたり発売してから間もなくにレビュー書いたりしないよ。いくら需要があるからといっても、そこまでして書きたいと思わないし普通。俺は‥‥そりゃ以前程じゃないけどさ‥‥サイト終わらせるまでしっかりとモーニングやハロプロと。俺なりに接してきたつもりだけど。愛情を持ってさ。それが伝わらなかったんなら、そりゃもう俺の文章力の問題ですね。うん、もっと精進します。

 まぁ‥‥上に書いたようなことを言ってる人達って、多くが‥‥正に「全肯定」な人達だからな。数年前の俺にもそういう風な側面が多少あったけど、そんな時だって常に問題意識は持ってたつもりよ俺。

 あとさ。ハロプロ系のディスク・レビューは非常に冷静に捉えてるのに、ことライヴレポートになると熱くて私感ばかり‥‥みたいなことを書いてる人もいたけど。はっ!?って思ったよ。予想外の反応だったもので。へっ、そんなもんじゃないの? これ、個人が趣味でやってるサイトよ? 何故私感で語っちゃいけないの?(いけないとは言ってないか)

 CDのレビューってのはさ。何度も聴き込んで書くわけでしょ。で、そんなに良いと思えない作品でも、何回、何十回と聴き込んでると慣れが生じてくるんだよね。で、最初に感じていた疑問が解消されちゃう、あるいはどうでもよくなる場合があるんですわ。要するに、何度も同じものを再現できるじゃないですか、作品(CDやDVD)って。

 ところが。ライヴってたった1回なんですよ。そりゃ一部のモーヲタの皆さんは同じツアーで何回も、あるいは1日に昼夜と同じ公演を見る事ができ、補完したり比較したりできる。けど殆どの人はその時一回限りでしょ? それを熱く語って、いや、熱くなって何がいけないのかな、と(いけないとは言ってないか)。

 それこそ凄い私感ですが‥‥俺、そういった私感の混じらないライヴレポートは読んでて興味を覚えないんですよ。確かに一部雑誌のライヴレポはどうかと思いますが‥‥ネットで見かけるライヴレポって書き手の姿が見えてくるのが、俺的には楽しいというか醍醐味を感じるんですよね。ま、それは俺の場合なんですけど。まぁ‥‥だから、もし次にサイトをやるようなことがあっても、間違いなく同じようなスタンスでライヴレポートを書き続けると思います。ええ、間違いなくね。

 さて、そんな「最近めっぽうハロプロに冷たい」とみぃが、サイト終了後に買ったハロプロ系CDとなると‥‥実はたった2枚なんですよね。なっちの「恋のテレフォンGOAL」と、このカントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)「シャイニング 愛しき貴方」。両方共単純に曲が気に入ったから買ったんですが、特にこのカン紺藤の曲は絶品ですね。

 ますます「カントリー娘。」という存在がどうでもよくなる作品ですが、この'50年代アメリカン・グラフィティ的世界観を持ったロッカバラードは、これまでのハロプロにはなかったタイプの楽曲ですし、何よりも藤本美貴の独壇場ともいえる歌‥‥これがね、久し振りに聴いててゾクッときたわけですよ。Aメロ(サビも兼ねる)での抑えた歌い方は、彼女のソロ作品‥‥特にシングルB面曲に多かったバラード調での歌い方を思い出させたし、Bメロでの盛り上がりで聴かせる歌い上げ。これがもうね。藤本節炸裂といいましょうか。彼女の真骨頂ですよね、これは。他のメンバーのファンからすれば「何であさみのソロが少ないんだよ‥‥カントリー娘。なのに!」とかいろいろ不満の多い1曲なのは確かで、何でこれを藤本のソロ名義で出さないのかは、確かに俺にも疑問です。そう、何でおまけを付けたソロ活動なんですかね?(他のメンバーのファン、スマン。けどこれが現実でしょ?)

 正直、カップリング曲はどうでも良くなるくらい、タイトル曲のインパクトが強いわけですよ。曲がシンプル(AメロとBメロの繰り返しで、3分前後)、アレンジも可能な限りシンプルという最近のハロプロには珍しいタイプの曲で、まぁ売れるタイプの楽曲ではありませんでしたが、個人的には今年の「ハロプロ楽曲大賞」の上位候補のひとつですね。



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投稿: 2004 09 21 12:39 午前 [2004年の作品, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2003/11/12

カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)『先輩 ~LOVE AGAIN~』(2003)

  カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)名義になって早くも2枚目のシングルとなる今回、前作 "浮気なハニーパイ" から約4ヶ月で届いたこの "先輩 ~LOVE AGAIN~" は珍しく3曲も入ってるマキシシングルとしてのリリース。内訳は新曲が2曲("先輩 ~LOVE AGAIN~"、"何が愛かわからないけど…")と太陽とシスコムーンの名曲 "丸い太陽" のカン紺藤バージョン。通常より300円高い価格設定ですが、これなら満足のいく内容ではないでしょうか。というのも、どの曲も粒ぞろいで、特にタイトルトラックは‥‥今年の5曲の中に食い込みそうな程俺の心を揺さぶっているんですから。

  タイトル曲 "先輩 ~LOVE AGAIN~" はつんく♂の楽曲で、アレンジには平田祥一郎という始めて名前を目にする人が当たっています。曲調としてはR&Bテイストをほんのり匂わせつつ、実はメロがしっかりした純歌謡曲というもの。あくまでこれまでの「つんく♂歌謡」の範疇で語られるべき作品ではあるんですが、これがなんの、かなりツボなんですよ。タイプとしては藤本美貴がソロ時代にリリースした "ボーイフレンド" 路線。しかし、こちらの方がもっとゆったりしたノリで、若干地味かな、と。しかしサビへの転調やそのサビのメロ等はここ最近のつんく♂作品のノリとはちょっと違うような気が。つうかそこがいいんですが、この曲の場合。全体的な雰囲気としてこれからの時期に合いそうなノリ。つんく♂って毎年、こういったミディアムスロウのマイナーチューンをこの時期にぶつけてきますよね?('01年は松浦亜弥 "100回のKISS"、'02年は先の "ボーイフレンド")で、そういうこともあってか、どうしても藤本に用意された曲なのかな‥‥なんて穿った見方をしてしまいそうで。けど、要所要所で聴ける里田やあさみの歌声もいい味を出してると思うし、みうなに関してはまだ2枚目ってこともあってやっぱりこれからかなぁ‥‥という気も。そして‥‥紺野がいい味出してるんですわ。紺野の掠れ気味の声で危うい歌声がまたこういったミディアムスロウのマイナーチューンに合ってるんですわ。そういえば モーニング娘。"Do it! Now" でもいい味出してたしね。

  中間部に登場する藤本のセリフに関しては‥‥ファンなので正視できません。なのでコメントはパス!

  2曲目、"丸い太陽" は上にも書いたように太陽とシスコムーンのヒット曲。当然ながら「2003Ver.」ってことで、バックトラックは新しくなっています。アレンジャーは土肥真生という人。原曲がもっとソウルフルなポップソングといったイメージが強かったのに対し、こちらは使われているサウンドひとつひとつにしても「軽さ」が目立ち、「冬」って面を強調してるかな‥‥という音色も数多く使われていますよね。そういった意味で、真冬の軽快なポップチューンといった新しい服を着せられたイメージ‥‥かな? 歌に関しては‥‥絶対に原曲のイメージが強いし、「前の方が良かった」っていう人が多いのは判ってて敢えて言うけど、これはこれでいいんじゃないかと思います。ティーンエイジャーが歌うことで原曲よりも若々しくて軽やかなイメージが増長したしね。コーラスに加わった本家の稲葉貴子も心中複雑というよりは「こうやって自分達の歌が後輩達に歌い継がれている」現実に喜んでいるんじゃないでしょうか?

  3曲目、"何が愛がわからないけど…"。実は最初にブックレットに目を通さずに3曲続けて聴いた時、この曲が最も「従来のカントリー娘。」らしいな、と感じてたんですよ。サウンドやアレンジ自体は現代的だし、1枚のマキシシングルとして他の2曲とのトータル性を強く感じたのですが‥‥どうしてでしょうね? メロの運び方がりんね在籍時のカントリー娘。っぽいと感じたからでしょうかね? つんく♂にしては古めかしい、いいメロディだなぁ‥‥と思ってたらこれ、たいせー作曲なんですね! ビックリした。けどさ、たいせーだから悪いとは思わなかったのね。逆に‥‥先にクレジットを見てから曲を聴いていたら、こんな風に純粋に曲と向き合うことができなかったかもね。どうしてもイメージ悪いからさ、たいせーの書く曲って。

  たいせーは作曲のみで、作詞・プロデュースは勿論つんく♂、アレンジはメロン記念日 "赤いフリージア" や先日のああ! "FIRST KISS" 等を手掛けている湯浅公一。俺内でかなりのヒット率が高いアレンジャーですね。で、これも当たりだったかな、と。バックトラックには高橋諭一もギターで参加してるんで、余計に古き良き時代を思い出しちゃったのかなぁ‥‥もしかしたらこの曲って市井紗耶香に用意した曲だったのかもしれないけど‥‥やはりプロデューサーにしろ作詞家にしろアレンジャーにしろ、優秀な人が関われば関わる程、元のメロディが持った良さ以上の魅力を持ち得るものなのでしょうか‥‥たいせーにしてもまさかこんな風に俺に褒められてるなんて思ってもみないでしょうね!

  というわけで、相変わらずベタ褒め状態なんですが‥‥「カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)」というユニットとして見た場合、まだシングル2枚ですし方向性も両極端、これといったカン紺藤らしい魅力というのはあと一歩といった印象なんですが、そういうのを抜きにしても "先輩 ~LOVE AGAIN~" は素晴らしいなぁ、と。これ、仮に藤本のソロとしてリリースしてたら‥‥それなりに高く評価してたでしょうけど‥‥ここまでの評価はしなかったかもなぁ。結局、あさみや里田、みうな、そして紺野の個性が加わったことで藤本にない部分をフォローしている‥‥だからこその魅力なのかなぁ、と。ま、それは藤本サイドからのモノの見方ですけどね。カントリー娘。サイドから見たら、またこれはこれで悩みの種なんでしょうけどね‥‥

  あー、今年は5曲選ぶの、本当に大変そうだなぁ‥‥。



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投稿: 2003 11 12 12:00 午前 [2003年の作品, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト] | 固定リンク

2003/07/23

カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)『浮気なハニーパイ』(2003)

  新メンバー、みうなが加入したのが今年の春。その後、「カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)」としての活動(形体)を一旦白紙に戻し(=石川梨華のレンタル終了)、今後の動向が注目されていたカントリー娘。。1~2ヶ月前に急遽、新しい助っ人に石川と同じモーニング娘。の紺野あさ美と藤本美貴が選ばれ、過去最大の5人体制となり、名前も新たに「カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)」と更に長くなってしまったわけで。

  というわけで、カン娘。関連としては昨年11月の"BYE BYE 最後の夜"以来、8ヶ月振りとなるシングル。これがかなりの曲者です。多分、古いファンになればなる程、賛否両論なんじゃないでしょうか?

  タイトルチューン"浮気なハニーパイ"は、思わず「"James Brown Is Dead"(ジュリアナ東京全盛期に流行ったダンスチューン。今から10年以上も前の曲ですね)かよ!」とツッコミを入れずにはいられないディスコチューン。あのメインリフがまんま流用されているわけですが、実際バックトラックはそこまで昔のジュリアナ・サウンドという程でもなく、もっと昨今のサイバートランス系の打ち込みなんですよね。よく作られていると思いますよ。ただ、練られているとは思わないけど(ここが微妙なポイントなんですよね)。この辺が気にならなければ、メロディもしっかりしてるし(ホント、ここ最近のつんく♂の冴え具合は目を見張るものがあるよなぁ)、新加入したみうなの歌唱もそれ程悪くないし、ハマったら抜け出せなくなる中毒性の高い1曲になってると思うんですよね。

  藤本のファンだからというのを差し引いても、彼女の声というのはもうそこにあるだけで存在感抜群なわけで。この曲の中でもズバ抜けて耳に残るのが藤本の歌声。続いて印象深いのが、藤本とパートを二分してるように感じる里田まい。正直デビューしたての頃はそれ程印象に残らなかったんですが、特にここ最近(シャッフル以降?)の成長には目を見張るものがありますよね? あさみも適材適所で役割を旨くこなしているように感じるし、逆にみうなはその初々しさが印象深いし。そういう観点からすると、紺野の声の薄さがここではちょっと足を引っ張ってるように感じるんですが‥‥まぁそれも彼女の個性だし。タンポポのような組み合わせだと見事に栄えるんですけどね。ちょっと今のカン娘。はパワーゲーム化しつつあるように感じますね。

  そして、カップリング曲。これが本当の問題作で(少なくとも旧来のカン娘。ファンにとっては、ね)‥‥りんね&あさみ時代の名曲、"恋がステキな季節"の2003年バージョンなんですわ。これ、発表になった時点で既に「否」の声が圧倒的に多かったんですよね。俺!? 俺はフラットな気持ちで「聴いてみなきゃ判断つかん」って思ってた。んで、聴いてみて。バックトラック及びあさみのボーカルは当時のままを流用し、そこに里田・みうな・藤本のボーカルを被せたようですね。紺野は歌ってるのかな‥‥全然判らないよ。ただ、クレジットにはコーラスにあさみと紺野の名前があるし、ハーモニーに紺野の声を見つけることができるので、そういう参加の仕方なのかもね。

  これは「りんねさんの歌」という風に捉える人が多いと思うけど‥‥俺、敢えてこの曲にしたのは制作側からの善意を感じるんだよね。だってさ、この曲の前のシングルまでは「北国」とか「北海道」をテーマにした曲ばかりだったじゃない? それこそが道産子のりんねさんの為の曲であって、むしろこの"恋がステキな季節"ってのはもっと違う次元の、普遍的なポップソングを目指したものだと思うのよ。もう、この時点で「りんねさん限定」というのはちょっと違うかなぁ、という気がするのね。そりゃファンからすりゃ「りんねさんの歌」には間違いないんだけど‥‥歌って本来、時間を経て、巡り巡って歌い継がれていくものなわけじゃない。敢えてこの曲を選んだのは、そういったファンに対する可能な限りの善意からと、そして「埋もれてしまうには勿体ない曲。これを切っ掛けにもっと多くの人の耳に届いて欲しい」という願望からだったんじゃないですかね? だから俺は今回のカバーを否定できないのね。むしろ好意的に捉えてます。だって、思ったより出来が良かったんだもん。これであさみのボーカルも再録してたらもっと良かったのにね。

  というわけで、新生カン娘。に新たな助っ人2人。俺は支持しますよ。今回の再編成が「ソロで歌う場を失った藤本を遊ばせる場」であったとしてもね(そういえば、藤本って「hachama」所属だったわけでしょ。今まで「zetima」等他のレーベルの音源に参加した時はそういうクレジットが入ってたんだけど、今回のシングルにはそのクレジットが一切なし。ということは、モーニング娘。編入と共に「hachama」との契約が終了、そのまま「zetima」に移籍になったってことなんでしょうかね?ってのは、邪推しすぎ??)。



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投稿: 2003 07 23 12:00 午前 [2003年の作品, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト] | 固定リンク