カテゴリー「奥田民生」の7件の記事

2006年1月 5日 (木)

COUNTDOWN JAPAN '05-'06@幕張メッセ(12/29)

 2003年末に初めて開催された、屋内冬フェスこと「COUNTDOWN JAPAN」。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の冬版としてスタートしたこのイベントも、2005年で3回目。そしてとうとう全日ソールドアウトというピークに達しました。夏の全日ソールドアウトは判るとしても、まさかこの年末イベントまで前売りの段階で完売するとは、誰が想像したでしょうか。正直、俺も驚いたし、実際最終日のチケットのみギリギリまで手に入れることができずに焦ったわけですが‥‥(ま、各方面のご協力により、無事全日参加することができましたが)。

 ここでは各開催日毎に、自分が観たアクトに対してメモ程度の簡単なコメントをつけて、感想を書いていきたいと思います。レポとはちょっと違いますが、まぁ場の雰囲気を何となく理解していただけたら嬉しいです。

 詳しい写真付きレポートは公式サイトに全て載ってますので、そちらと併せて読んでいただけると幸いです。

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2004年12月 3日 (金)

奥田民生『愛のために』(1994)

 ユニコーンを最後に観たのは1993年の武道館だったかな‥‥その年の夏、富士急にて数バンドによるイベントを行い、実質それが最後のライヴになってしまったわけで、その後いきなり「解散しました」の告知があったんだよね‥‥同年秋頃かな。んで年末にベスト盤が出て。それから約1年、奥田民生は隠居しちゃうんだよね。テレビのバラエティー番組にバスフィッシングのために登場したりはしてたけど。

 この "愛のために" という曲がリリースされたのが、1994年秋。正にユニコーン解散から1年経った後のこと。当時スタートしたばかりの音楽番組「HEY! HEY! HEY!」のエンディングテーマに起用されたこともあり、またテレビ出演時のバックメンバーに先にユニコーンを脱退した川西さんの姿があったり等、いろいろと驚かされつつも、曲自体が非常にキャッチーなロックナンバーで、尚かつ「ユニコーンの奥田民生」をいい意味で引き継いでいるイメージもあったからか、いきなり100万枚近くものセールスを記録しちゃって。当然これが民生最大のヒット曲になってしまったわけですが。

 その後の彼の活動経緯は既にご存じの通り。今年でソロデビュー10周年。マニアックで渋い方向にだんだんと流れているようで、時々ポツリと "愛のために" 級のポップなメジャーナンバーを持ってくる("イージュー☆ライダー" とか "さすらい" とかね)憎い奴‥‥それが奥田民生に対する、俺の印象。ま、だからこそ信用でき、そして愛されているんだけどね。このまま変わらず(そして今以上更にマイペースで)20周年まで突っ走ってください。そして‥‥またいつか、「ソロ活動、解散!」とか言ってバンド活動なんかもやってみてください。あなたならやりかねないと思うけどな。



▼奥田民生『29』("愛のために" 収録)(amazon

2003年8月 1日 (金)

O.P.KING『O.P.KING』(2003)

  YO-KING、奥田民生、Theピーズのはる、the pillowsのシンイチロウによる今夏限定ユニット、O.P.KING。まさかアルバムまで作る程本格的に活動するとは思ってもみなかったよね?

  事の発端は、今年3月に行われたこのイベント。YO-KING主催で、彼の友人や親しいミュージシャンが集ったイベントなわけですが、この時出演したのは他でもない、民生とピーズなわけですよ。で、そのイベントの最後にはこの4人で、いわば「プレO.P.KING」と呼べるようなライヴをやったわけ。その時に演奏されたカバー曲("BAD BOY"、"RIP IT UP ~ Ready Teddy"、"Hippy Hippy Shake")は全て今回のアルバムに収録されているんだけど、そういったカバー曲のみならず、O.P.KING名義での作品2曲、YO-KING、民生、はるによるオリジナル曲がそれぞれ1曲ずつ、計8曲の最高にイカすロックンロールが詰まったミニアルバムがここに完成したわけです。

  いきなりこのメンツでバンド組みましたって言われると、普通は「おおっ、スゲエ! スーパーバンドだよ!!」って興奮するんだろうけど、冷静に考えるとこの組み合わせって、単に初期YO-KINGバンド(倉持・はる・シンイチロウ)に民生がゲスト出演したような形ともいえるんだよね。実際、民生ってYO-KINGのセカンドアルバムにも2曲ゲスト参加してるんでしょ? その片鱗みたいなものはずっと前から見え隠れしたたわけか‥‥

  ハッキリ言っちゃえば、YO-KINGの楽曲はまんまだし、民生の曲もまんま民生、はるの曲もピーズでやっても何ら違和感のない、当たり前の曲。つうかそれが当たり前の話だろってことなんですが。それだけ色や個性が強いミュージシャン/ソングライター/シンガーが3人も揃ってるんだもん、普通は個性のぶつかり合いみたいな、どぎつい世界観をつい想像してしまいがちだけど、ここにあるのはそういった「若さ故の争い」的サウンドはゼロ。目立つ時は思いっきり目立ちまくり、他者を立てる時は日陰の人として地味にする、でもそのスター性がそれでも滲み出てしまう、みたいなそんな内容。要するに「大人が頑張ってやんちゃしちゃいました!」的1枚。30代後半、40代に手が届きそうなオッサン4人による「夏の想い出音日記」なサウンドトラック盤。それがO.P.KINGなんじゃないでしょうか?

  ま、言い出しっぺは間違いなくYO-KINGでしょう。民生が進んでこのメンツを揃えて「バンドやろうぜ!」なんて言うわけないし、はるはピーズで精一杯だと思うし、シンちゃんにしろピーズとpillowsで手一杯だからYO-KINGバンド辞めたわけだし。もうね、王様のワガママから始まったといっていいんじゃないかな? だからって、決してYO-KINGが悪者だと言いたいんじゃなくて、よくぞ実現させてくれた、ありがとう!と心から感謝したいわけよ。だってさ、それぞれがそれぞれのバンドのリーダー格な存在ばかりでしょ?(ま、ソロのYO-KINGと民生は当たり前だけど、ドラマーのシンちゃんはちょっと違うかも)そういった人間がリーダーでもなく、単に「バンドの一員」としてステージに立つ姿、あんま観れないわけじゃない? 特に民生なんてユニコーン解散してから10年近くだよ!? これを面白くない・楽しめないって言ったら嘘になるんでないの?

  そういう偏った楽しみ方もありつつ、肝心の音はもうストレートすぎる程のロックンロール。それぞれのソロ曲は上に書いた通りだけど、それらの音も一本筋が通ってる感じかな。そして問題の「O.P.KING」としての共作曲"O.P.KINGのテーマ"と"通り過ぎる夏"。これってどういう風に作っていったんでしょうね。前者は民生がメインで歌うパートが多く、ブリッジ1でYO-KING、ブリッジ2ではるといった感じで、それぞれが歌うパートのメロはやっぱりそれぞれが書く楽曲のそれに近いのね。更に後者に関しては、はる~YO-KING~民生~シンちゃん(!)という具合に各コーラスを歌っている構成で、コード進行とサビメロは一緒なんだけど、それぞれのメロディが全く違うという‥‥多分さ、それぞれが歌うパートに関してはそれを歌う人がメロディや節回しを作ってると思うのね。特に"通り過ぎる夏"の場合は確実にそれ。もう笑っちゃう位にそれらしいメロディだもん。んん、だとしたらシンちゃんのは‥‥おおっ!

  こういうのはね、レビューでいろいろ解説・分析するもんじゃなくて、爆音でひたすらリピートするのが正しい楽しみ方だと思うのね。この夏必須、特に同年代のオッサン達にこそ聴いて欲しい1枚。



▼O.P.KING『O.P.KING』
(amazon:国内盤CD

2003年7月17日 (木)

奥田民生『E』(2002)

  もう今更「元ユニコーン」なんて前置きが要らない存在となった奥田民生。2002年9月にリリースした通算5枚目のオリジナル・フルアルバム(企画盤やミニアルバム等は除く)「E」。約2年半振りのオリジナルアルバムってことで、普通なら(そう、民生の曲名のように)満を持しての力作って感じで発表されるんだろうけど‥‥ま、いつも通り、肩の力がちゃんと入ってるんだか抜けてるんだかの、絶妙な作風で我々を魅了してくれてます。

  正直な話、民生のアルバムを語る時って‥‥「いつも通り、良い。」で済んじゃうんだよね。けどそれで終わっちゃうとここで取り上げた意味がないので‥‥もうちょっとだけ努力して語ってみますか。

  例えばこのアルバム、曲数が非常に多い。インタールード的な小作品が数曲入ってるから余計にそう感じるんだけど、それを抜きにしても実際に入ってる歌モノが15曲。アルバム以前にリリースされていたシングル曲も幾つか入ってるんで、実際には10曲程度が完全なる新曲ってことになるんだけど‥‥そんな話、どうでもいいよね? とにかく名曲揃い。シングル曲だけ取り上げても"まんをじして"や"ヘヘヘイ"といったヘヴィでグルーヴィーなロックンロール(特に"ヘヘヘイ"は『民生版 "悪魔を哀れむ歌"(ROLLING STONESの名曲)』といったタイプ)だし、彼の全ての楽曲の中でも名曲中の名曲の部類に入るであろう"The STANDARD"や"花になる"が入ってる時点で、もう反則。とにかくズルいぜ、民生。

  勿論他にもそういったシングル曲にも負けず劣らずの楽曲が沢山入ってるわけですよ。オープニングをグイグイ引っ張る感じで盛り上げるブルージーなロックンロール"俺は知ってるぜ"、民生らしい言葉遊びが素晴らしい地味で味わい深い"E"、メチャメチャ地味なんだけど一番印象深いソウルナンバー"モナムール"、キース・リチャーズがソロ活動を行う時にバックを務めるTHE X-PENSIVE WINOSのメンバーも参加する、正にそれっぽいアーシーなロックンロール"鼻とフラワー"、PUFFYで試しそうなディスコファンク調"御免ライダー"、どうしてもこういう力強い「うた」を彼に求めたくなっちゃうんだよね‥‥ってな"ドースル?"等々‥‥とにかく全部名曲。ちょっと言い過ぎ!?って思うだろうけど、アルバムを1曲目から曲順通りに聴いていくと、自然と素直にそう思えちゃうんだから、あら不思議。ま、民生に関してはいつもそうなんだけどね。

  ‥‥ああ、もう書くことがない(苦笑)。じゃあちょっとだけ脱線してみますか‥‥上でこのアルバムのことを「いつも通り、肩の力がちゃんと入ってるんだか抜けてるんだかの、絶妙な作風」って書いたんだけど‥‥今年の3月に久々彼のライヴでこのアルバムの楽曲を聴いて再確認したんだけど‥‥ちょっと「攻め」モードに入りつつあるよね、民生。いや、そんな全面的に攻めの姿勢を見せるタイプじゃないから判りにくいんだけど、無理してない攻めの姿勢というか、背伸びをしてない「等身大の攻め」というか‥‥って何言ってるのかちょっと訳判んなくなってきたけど、要するに「力みを感じさせない力強さ」という矛盾する姿勢を見事に表現してるのが、このアルバムでの、そして今の奥田民生なんじゃないかな、という気がするのです。だから、本来なら今年はツアーが終わってひと休みってことになるはずなのに、YO-KINGに誘われるがままにO.P.KINGという期間限定バンドを結成してしまったし。ま、民生は殆ど「まぁいいんじゃない?」って簡単に参加しちゃったと思うんだけど‥‥ここで聴ける民生が作った楽曲も、また「E」同様の「力みを感じさせない力強さ」を感じさせる楽曲になってるのね。それには勿論、YO-KINGとTheピーズのはるとthe pillowsのシンイチロウという錚々たるメンツによる相乗効果もあるんだけど、それだけじゃない気もするのね。3月に観た「プレO.P.KING」はまだ民生のやる気みたいなのが感じられなかったんだけど、やっぱりオリジナル曲も作りライヴもやるとなると、それ相応の気合いが入ってるんじゃないですかね?

  と、結局ピーズ絡みの話題で脱線してしまったわけですが、このサイトの住人の多くが待ち望んでいるであろうO.P.KINGのミニアルバムを前に今一度、この民生の『名盤』に触れてみては如何でしょうか?



▼奥田民生『E』
(amazon:国内盤CD

2003年3月 9日 (日)

YO-KING presents「TODAY」@Zepp Tokyo(2003年3月8日)

  というわけで行ってきました、「お台場オヤジ祭」!(笑)YO-KING主催のイベントってことで、出演するバンドも彼に縁のある奴らばかり。アマチュア時代からの付き合いで、昨年までツアーメンバーであったTheピーズ(の、はるとシンイチロウ。もっともアビさんも含めて付き合いが古いわけだけど)、互いに友達少なそうな気がする奥田民生。そこに民生の事務所「Hit&Run」所属の新人バンド(とはいってもまだインディーズですが)detroit7がオープニングアクトとして出演。トータルとして約3時間半に渡る濃いロックンロールカーニバルでした。それでは、各バンドについて少しずつ感想を‥‥


◎detroit7

  左利きのギター兼ボーカルの女性、男性ベーシスト&ドラムによる3人組。今回初めてその名前を知ったのだけど、どうやら民生やPuffyが所属する「Hit&Run」のアーティストだそうで、現在はまだインディーズからマキシシングル1枚を出したのみ(以前アルバムを1枚出したけど、それは100枚限定だそうで現在入手困難)。いずれソニーからデビューするんでしょうね。実際、2月に行われた民生のクラブツアーや、先日のTEENAGE FANCLUB来日公演でもオープニングアクトを務めたそうですから。

  もうね、名前まんまの音楽性。デトロイト・ロック・シティ出身のガレージバンドを彷彿させる、ハイエナジーなガレージロック。歌詞が英語なもんだから、余計にカッコイイ。決して演奏は上手い方ではないけど、バンドとしてのグルーヴ・ノリは十分に伝わってきたし、かなり好印象(実際、帰りに物販売り場でCD買ってしまったし。で、ボーカルのnabanaさんと握手しました)。ボーカル&ギターのnabanaさんがかなり雰囲気モノの人で、一瞬LOVE PSYCHEDELICOのKUMIと間違えた程(いや、その物販でお会いするまで、てっきりデリコ・KUMIのサイドプロジェクトだと思ってたし)。

  爆走系ガレージバンドが国内外でもかなり人気を得ていますが、このバンドもそこに入れても全然問題なし(STROKES辺りに通ずるバンドだと思います)。ま、この日聴いたのが3曲だけで、しかもEPにも4曲しか入っていない点から、今後のバンドかなぁという気も。まだ確たる個性を確立しているとも思えないので、次の音源&ステージに期待。多分、今後も何度かお目にかかる機会がありそうな予感。


[SET LIST]
01. Inside
02. Beautiful Song
03. Ordinary Madness


◎Theピーズ

  約20分に及ぶdetroit7の演奏後、15分程度のセットチェンジを経て、いよいよ我らがピーズの登場。それまで結構余裕を持って観てたんだけど、はるやアビさんが出てきた瞬間、後ろからドッと押されて、気づけば結構前の方まで移動(いや、自分で柵くぐったりして移動したんだけど)。

  「今日は楽しむぞ~! 楽しくなれ~!」というはるのMCに続いて、アビさんと向かい合って"生きのばし"からスタート。この日は単独ツアー直前ってこともあり、新作メインの内容。バンドのグルーヴも前回観た時よりも更に良くなってるし、全ての新曲を把握した前と後とでは、こちらの感じ方も全然違って、終始安心して観られました。つうか最初っから最後まで歌いっぱなしの踊りっぱなし状態。アビさんのギター、相変わらず音デケー!

  2曲目でいきなり意外な"どこへも帰らない"が演奏され、ちょっとビックリ。続く"底なし"といい、ラストに披露された"とどめをハデにくれ"といい、新作以外の古い曲は全てアルバム「どこへも帰らない」からだったのが、ちょっと嬉しかったなぁ。一番気に入ってるアルバムなだけにね。けど、この日のライヴを観て実感したのは、別に今日は古い曲、やらなくてもよかったかなぁ、と。新曲だけで全然問題なかったし、むしろ古い曲で大盛り上がりだったのは、一部のコアなファンだけだったような気がしたし。新曲が結構浸透してたようだし、逆に知らない人にも十分にアピールしてたし。完全に「今を生きるバンド」として機能してるんだから、無謀ととられても新曲で通して欲しかったなぁ、と贅沢な感想を書いてみたりして。

  観る前から予想してた通り、YO-KINGが"ヒッピー"と"サイナラ"でアルバム同様ブルースハープで参加。もうね、倉持が出てきた瞬間の、アビさんの笑顔といったら。ホント嬉しそうな顔してギター弾くのね。何か観てるこっちまで嬉しくなっちゃったよ。ステージの隅っこで控えめにハープを吹いてた倉持の傍に行って、中央まで誘導するアビさん、何か微笑ましかった。うん、いいもの観たなって感じ。

  その後の"ゴーラン"、"グライダー"の流れは圧巻。初めて生"グライダー"を聴いたんだけど(「FACTORY」や「ライヴビート」では観たり聴いたりしてたけど)、やっぱりあのギターソロは圧巻。アビさん、弾きまくり。呆れるくらいに音デカいし。けど、やっぱりそこが凄いんだけど。いやーこれ観ちゃうとホント単独ツアーが待ち遠しくてたまらなくなるね。

  ここで終わるのかと思いきや、最後にもう1曲、"とどめをハデにくれ"をやるんだけど‥‥イントロのドラムからアビさんのギターに入るところで、アビさん気合い一発のジャンプをした時にギターからシールドが抜けちゃって、あら大変。はるのベースも入っちゃった後だったんだけど、すかさずはる「もう一丁!」とそのままドラムがイントロに戻って、アビさんが‥‥またシールド抜けてるし!(笑)結局、さすがのアビさんも苦笑い。けど、それがいい方向に影響して(?)、最後はものすげーハイテンションで終了。前回観た時もイベント出演だったけど、さすがに今回は身内ノリのイベントなだけに、終了後も皆満面の笑み。約40分程度の演奏だったけど、もう満腹ですハイ。


[SET LIST]
01. 生きのばし
02. どこへも帰らない
03. 底なし
04. ブリロー
05. 無力
06. ヒッピー(ハープ:YO-KING)
07. サイナラ(ハープ:YO-KING)
08. ゴーラン
09. グライダー
10. とどめをハデにくれ


◎奥田民生

  ピーズでいい汗かいて、個人的には燃え尽きた感がある中、ステージ上には大所帯なセットが。ああ、次は民生か‥‥思えば俺、ちゃんと民生のステージを観るのって'99年のフジロック以来かも。'01年のひたちなかでは、スクリーンで観たり遠くから聞こえてくる音を聴いてただけで、実際にステージを観てたわけじゃないしね。ここ数作のアルバムはかなり好きだし(いや、民生のアルバムで気に入らないアルバムなんてないわけで)、特に新作「E」は未だに愛聴してるしね。単独ツアーを終えた後だけに、どんな感じのライヴになるのか‥‥。

  以前との違いに驚いた点があって、パーカッションが加わってたことがちょっと驚き。彼が加わったことによって、リズムにより厚みが加わって、かなりいい感じでしたね(特に"鼻とフラワー"は良かった!)。

  やはりというか、新作メインのセットリストになってたんだけど、いきなり"月を超えろ"からスタートしたのには驚いた。いや、よく知ってる曲(何せ'99年観た時もやってたからね)からスタートして、ちょっと安心したんだけど。民生の声はいつ聴いても、ホント伸びがよくて張りがあって、絶対に外さないよね(音程のことじゃなくて)。それでいて、フッと力が抜けるような感じの超えになったり。このバランスが絶妙で。CDで聴いてるのもいいんだけど、やっぱりこの人はライヴの人なんだなぁと再認識。ギターソロも大袈裟なくらいに顔クシャクシャにして弾きまくり。こんなに顔クシャクシャにしてソロ弾きまくる人、ゲイリー・ムーアーかBBキングか民生か、ってくらいで(笑)、いやマジで。

  "ヘヘヘイ"でのほぼ全員参加のパーカッション、相変わらずヘヴィな"人間2"、渋過ぎるオヤジ節炸裂な"モナムール"、ベースの根岸さんによるデス・ベースが聴かせ所な"御免ライダー"と、全然飽きさせないし、逆にちょっと後ろに下がって余裕ブッこいて観ようと思ってた俺も、完全にノセられちまってるし。ピーズとは全然タイプの違うバンドだけど、全然アリ! 更に"まんをじして"、"哀愁の金曜日"、"ドースル?"とノリのいいロケンロー3連発で、約40分のステージは終了。1曲の中にジャムっぽいパートがあったりで、意外と長くやってるのかと思いきや、今日はピーズも民生も皆同じ持ち時間のよう。ま、俺にとって民生は、単独公演を無理してチケット取って行こう、っていうアーティストでもないので(勿論好きなんだけどね)、こういうイベントやフェスで観るのが殆どなんだろうけど、これからもこうやって素晴らしいライヴが観れたらいいな、と正直思います。とにかくピーズといい、民生といい、甲乙付け難いハイレベルのステージでした。


[SET LIST]
01. 月を超えろ
02. 鼻とフラワー
03. ヘヘヘイ
04. 人間2
05. モナムール
06. 御免ライダー
07. まんをじして
08. 哀愁の金曜日
09. ドースル?


◎YO-KING

  民生が終わった後、さすがに喉が渇いたので、フロアから外に出て、バーカウンターへ。その途中で、元ゴイステのボーカルに遭遇。ああ、ピーズ好きみたいなこと雑誌に書いてあったし、普通に客として観にきたのかな。ファンらしき子達に囲まれ、普通に笑顔で会話してました。

  演奏が始まる直前に再びフロアに戻り、結構後ろの方で観ることに。ま、数週間前に単独ツアー観たばかりだから、今日は余裕を持って拝見させていただくことにしましょう。

  倉持、グレートマエカワ、デュークアイプチの3人、相変わらずハイテンション。さすがにデカイ会場で観る(聴く)せいか、水戸の時と違って音のバランスもいいし、パフォーマンスからも余裕が感じられました。ツアーが終わって多少の余裕が出来たんでしょうね。"風に別れを"を演奏し終えた時に倉持が開口一番「今までで一番の出来!」と発言。確かに前回観た時よりも(そう、全てにおいて)良いと感じました。身内によるパーティーっていう肩の力が抜けた場での演奏ってのもあるのかな。とにかく、相変わらずいい歌をいい演奏で聴かせてくれます。

  3曲終えMCをした後に、「今日はここからスペシャルコーナー」と言って、アルバムにも参加して貰った民生に、その参加曲でギターを弾いてもらうことに。しっかりコーラスまで取ってました。"ダムの底"は真心時代の倉持同様、拓郎チックな譜割りを持った字余り歌詞のフォーキーな色合いを持つミディアムロック。民生がソロを弾くわけだけど、他人の曲、他人のステージなのに弾きまくり(笑)。続く"ずっと穴を掘り続けている"はかなりハイテンションなアッパーチューン。倉持のハープソロに続いて民生のソロといった感じで、聴いてるこっちもかなりいい感じで踊ってました。そして仕事を終えると、他人行儀な挨拶をしてステージを去る民生。すかさず倉持も「レコーディングよりも上手くなってました(笑)」と一言。場の空気がそうさせたんだろうね、きっと。

  後半戦は、単独ツアーの縮小版といった流れ。相変わらずいい演奏にいい歌。そして客も大入りなもんで、"EVERYBODY NEEDS SOMEBODY NOW"でのコール&レスポンスも前回以上でした。YO-KINGのステージも約40分で終了。おお、みんな同じ配分なのか? 当然主催者でありトリであるYO-KINGに対するアンコールが求められるわけだけど‥‥


[SET LIST]
01. DREAM IS OVER
02. FOREVER YOUNG
03. 風に別れを
04. ダムの底(Gt & Cho:民生)
05. ずっと穴を掘り続けている(Gt & Cho:民生)
06. Hey!みんな元気かい?
07. EVERYBODY NEEDS SOMEBODY NOW
08. LIFE


◎セッション

  アンコールを求める拍手の中、ステージ上のセッティングがまた変わってます。ドラムセットが別のものに変えられ、ベースはどう見てもはるのベースだし、なにやら民生のギターもまた用意されてるし、更にステージ前方にはマイクスタンドが3本も用意されている。これはもしや‥‥。

  アンコールに応えて登場したのは、倉持、民生、はる、シンイチロウの4人。昨年までのYO-KINGバンドに民生が加わる形、というよりも、真心ブラザーズ、ユニコーン、ピーズ、KENZI & THE TRIPS(笑。あるいはPOGOでもpillowsでも可)といった、'80年代後半に登場したバンドのメンバーによる大セッション大会がスタートするのでした。「あっという間に終わっちゃうから、みんな集中して聴いてよ」と倉持。左からはる、倉持、民生という並びで、後ろにシンちゃん。まずは民生がボーカルで、聴き覚えのあるロックンロール・クラシックナンバーを‥‥けどタイトルが思い出せない。サビで「Help Yourself~」とか歌ってた気がするんだけど、そんなタイトルの曲あったっけ? 曲だけは多分、誰もが聴いたことのある曲なんだけどねぇ(何てことはない、BEATLESもカバーしてた"Bad Boy"でした。「Help Yourself」じゃなくて「Behave Yourself」の聞き間違いね)。やっぱりこういうシンプルな曲にはるのベースって合ってるよ。倉持、民生両者が地味ながらもオーラを持った人間なんで、さすがにはるは控え目。で、次の曲は倉持がボーカル。これも誰もが知ってるような曲なんだけど、全然曲名が判らない(これも後で"Rip It Up"と判明。嗚呼なるほど!)。ま、判らないからってノれないわけじゃないけどね。そして3曲目がはるで、これはさすがに知ってた、"Hippy Hippy Shake"でした。原曲のキーのままなんだけど、はるがかなり辛そうで、がなるように歌ってました、いや叫んでました。ここで終わると思いきや、最後の最後で真心ブラザーズとしてのラストシングル、そしてはるもシンちゃんも参加してた"人間はもう終わりだ"を披露。これはちょっと嬉しかったかも。俺も好きな曲なんで、一緒になって歌う。いや~やっぱこのメンツの中では民生って浮いてるね。倉持・はる・シンちゃんって組み合わせは全然違和感ないけどさ(ま、真心末期からのメンツだしね)。やっぱり最後ってこともあって、それぞれのバンドのファンも普通に盛り上がって、約3時間半に及ぶイベントは終了したのでした。

  個人的にはこの日、赤坂ブリッツで行われていたTEENAGE FANCLUBに行こうか、こっちに行こうかで悩んでたんですが、たまたまチケットを譲ってくださる方が現れて、迷わずこっちを選んだわけですが、こっち選んで大正解でしたね。最近、YO-KING、pillowsといった「オヤジ共によるロケンロー」ばかりを追ってるような気がするのですが(そしてそれらに惹かれてる俺がいるわけですが)、ある種そのシーンの(ってそんなシーンはないわけだが)表舞台にいる民生とYO-KING、そして今その表舞台で大ブレイクしようとしている復活ピーズという3バンドが同じ条件で共演し、最後にはセッションを繰り広げるという、かなり貴重なステージを観ることができたわけですからね。最近、イベントものを観に行く機会が増えてますが、やっぱり一度にいろんなバンドを観れるのは楽しいし(中にはつまらないバンドもいますが)お得だし、何よりいろんな出会いがあるのがいいですね。まぁ今回はメイン3バンドは普段から聴いてるメンツだったんですが、そんな中detroit7というニューカマーと出逢うことができたし。これは結構な収穫だったと思います。

  果たしてまたこういうイベントを、倉持が「自分が楽しむため」にやるかどうかは不明ですが、是非こういう感じでやって欲しいと思います。あ、次回は桜井の新ユニットも加えてね(笑)。


[SET LIST]
01. Bad Boy(民生Vo.)
02. Rip It Up(倉持Vo.)
03. Hippy Hippy Shake(はるVo.)
04. 人間はもう終わりだ(倉持Vo.)



▼真心ブラザーズ『夢の日々~SERIOUS AND JOY~』
(amazon:国内盤CD

2001年10月24日 (水)

ジョンレノン音楽祭@さいたまスーパーアリーナ(2001年10月9日)

  今更という感じだが、先月行われた「ジョン・レノン音楽祭」、通称・レノン祭りについて、俺なりの感想、そして「カヴァー」について思うことを綴っていきたいと思う。


◎オープニング<吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)、ゆず、押葉真吾>

  1曲目は何か?という予想を同行したsuzukiくん、れいくさんとしていたが、誰かが予想した通り"Come Together"だった。基本的にはカヴァーというよりも、コピー。いや、ギターなんてまんまだった気が。ドラムには元JUDY AND MARYのコータさん、キーボードにはモーニング娘。のデビュー時のアレンジ等を手掛ける桜井鉄太郎氏等、豪華なメンツ。

  メインはロビンが、時々ゆずの二人と分け合いながら唄う。イエモン休止前よりも声が艶やかな気がするのは会場の音響のせいだろうか? ゆずは相変わらずいい仕事してる。特に目新しいアレンジもなく、淡々と終わる。


◎押葉真吾

  ビートルズのファンクラブ主催コピーバンドコンテストの優勝者だそうだ。要するにアマチュアに毛が生えたセミプロといったところだろうか。特にビートルズに誰に似ている(似せている)といったわけでもなく、まぁよくある「ビートルズを極め続け、気づけば結構な歳になってた」オヤジの典型なような‥‥(もし俺より若いんだったらスマン、謝るよ/笑)

  オープニングでもベース&ボーカルで出ていたが、今日の出演者の中では最も真っ当な「コピー」を聴かせる、悪く言えば最も華がない存在だった。トップバッターってことで、これはこれでよしかな?


◎ゆず

  最初、たった二人でギター抱えて登場し、ドーム公演以降のスタイル(たった二人の弾き語り)で行くのかと思いきや、途中からバンドが加わり、至極真っ当なコピーを聴かせる。ゆずとビートルズというのも何となく繋がらなかったのだが、まぁビートルズに影響を受けてないアーティストなどいない、ってことか? "Don't Let Me Down"はまぁゆずらしいかな?と思ったが、他は特に彼らがやる必要が感じられない選曲だったように感じた。けど、"All You Need Is Love"なんかは彼らがやらなきゃ他にやる人が今日のメンツの中にはいなかったので、これはこれでいいのかも。彼らによる日本語詞が「いかにも」なものだったのが、そしてメドレー形式でそのまま"Happey birthday, dear John!"と続いた辺りが微笑ましかった。


◎白井貴子

  俺世代の中には、中学生の頃に彼女を通過した人がいるのではないだろうか? かくいう俺もそのひとりで、山下久美子や中村あゆみといった「女性ロッカー」の第一人者としての認識がある。勿論、ここ数年はロックというよりもフォークやニューミュージック色が強い音楽性なのも知っていた。だからこそ、その彼女がどういう選曲をしてどういうアレンジを施すのかが気になっていた。

  "Love"を選んだのは少々意外だった。女性がこの歌を唄うと、また違った見方ができることに気づかされた。基本的には長年連れ添ったギタリストとの二人でのステージ。アコースティックメインということもあってか、アメリカンフォークっぽいイメージ‥‥キャロル・キングとかリンダ・ロンシュタットといった人達をイメージさせるアレンジだった。もっとも、バンドが加わると急に真っ当なコピーへと早変わりしてしまうのだが。


◎和田唱(TRICERATOPS)

  ここまではゆったりとした、和やかな空気感で進んできたが、いきなり「Woh~Yeah!」っていう、あの雄叫びが(笑)。和田はバンドを離れようが「トライセラトプスの和田唱」のままだった。選んだ"Instant Karma"もまた彼らしい選曲、そして彼にピッタリだった。"I Am The Walrus"はこの夏に2度‥‥OASISとPEALOUTのカヴァー‥‥聴いているが、和田には悪いがごく普通だった。思った以上に盛り上がらなかったし(フジやひたちなかでは、お約束の如く「フゥ~♪」って息が合ってたのに)。


◎和田唱、奥田民生

  これまで各アーティスト3曲ずつだったので、ここで和田も引っ込むのだろうと思ったら、エレキをアコギに持ち替えて、もうちょっとやりそうな感じ。ファンならご存じの「中学生の頃、買ったばかりのギターの弦が切れて渋谷の楽器屋に買いに行ったら、そこにユニコーン時代の民生がいた」という話。つうわけで、ここで奥田民生登場。大歓声。けど民生、マイペース(笑)。この人はどこでも、どんな舞台でも(フジロックでもひたちなかでも)気負いすることなく、本当にマイペース。そこがカッコイイんだけど。

  ちょっと前に山崎まさよしと民生の1日限定ユニットが話題になったが、さしずめこれは「和田奥田」といったところだろうか? 演奏されたのが、特にふたりで唄う必要も感じられない"You've Got To Hide Your Love Away"だったのは如何かと思うが‥‥


◎奥田民生

  で、その民生。何をやるのかが非常に期待されたところだが、まぁシングルのカップリングでカヴァーしてる"Hey Bulldog"はやるだろうとは思ってたけど、それ以外の2曲も"I'm Only Sleeping"と"She Said She Said"という、3曲全て中期ビートルズという拘り方(って拘ってたのか?)。他のどのアーティストにも言えることだが、ビートルズ初期のロックンロール時代かソロ以降に逃げてるような気がしてならなかった。ジョンが覚醒し出した‥‥「RUBBER SOUL」以降の楽曲を選ぶ人が少なかったように思える。個人的には奇をてらって"Tomorrow Never Knows"や"Lucy In The Sky With The Diamonds"辺りを選ぶ奴がいてもいいと思ったのに(特に桜井辺り)‥‥

  まぁそれはともかくとして、とにかくこの日の民生は頼もしかった。すっげー気持ちよかったし。この人の場合は下手にいじくり回すよりも、真っ当なカヴァーの方が合ってるようだ。


◎ムッシュかまやつ、押葉真吾

  ジョージ・マーティンとリンゴ・スターからのメッセージ・フィルムが上映された後、いよいよ後半戦に突入となった。御大・ムッシュかまやつの登場だ。

  が‥‥悪いけど、失望した。リハ不足が目に見て明らかなのだ。たった2曲、シンプルなロックンロールを選んだにも関わらず、歌詞はうろ覚え(というよりも、ムニャムニャと誤魔化す)‥‥それがロックンロールだというのなら、そんなもん糞食らえだ。ここにいる2万人近くのオーディエンスは、自分目当てではない。ゆずやロビン、桜井のファンであったり、ただ純粋にビートルズやジョンの名曲をいろんな有名アーティストが唄うのを楽しみにしてきた音楽ファンなのだ。この行為は正直、そういったお客を舐めてるとしか思えなかった。「ムッシュクラスはそこにいるだけでいい」っていう庇護の声もあるかもしれない。けど、この日の俺はそういうのを求めていたわけじゃないので。何か押葉バックに合いの手を入れるムッシュが、頼りないキース・リチャーズのように見えた‥‥勿論あそこまでの存在感は皆無だったが。へっ、曲の評価!? そんなの覚えてないよ。ただ気分悪かった‥‥


◎吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)

  口直しには豪華すぎる、ロビンの初ソロステージ。ひとりだと心細いのでベースを連れてきた、と言った途端に大歓声。みんなヒーセだと勘違い。俺もてっきり勘違い。何のことはない、現在活動を共にしているベーシストだった。

  "Be Bop A Lula"のようなシンプルなロックンロールを唄うロビンってのも意外と美味だった。続くジョンのソロ2曲は‥‥特にどうってことのない演奏。ただ、"God"の前のMCが邪魔だった。そしてこの曲を選んでしまった彼のエゴも。それだったらまだ、デヴィッド・ボウイとジョンの共作曲"Fame"をやってくれたほうが、彼らしくてよかったのに。


◎Acid Test(小林武史、桜井和寿、田原健一)

  さて‥‥この日最大の問題となったAcid Test。恐らくこの日限りのユニットなのだろうけど‥‥小林がキーボードとサンプリング、桜井は歌のみ、田原はリバーブのかかりまくったギターをかき鳴らす。それに加え、ストリングスが数名。演奏されたのは"Mother"1曲のみだったが、これが他のアーティストの3曲分くらいの演奏時間だった。環境音楽というか、テクノというか‥‥とにかくユニット名の通り、小林武史の実験室といった感じで、桜井と田原はそれにつき合わされてるといったところか。正直、桜井の「色」はあまり感じられなかったし。ただ、歌は相変わらず凄いと思ったけど。

  この日、殆どのアーティストが完全コピーに近い形だったのに対し、このユニットのみ「解体~再構築」カヴァーを行っていた。桜井は歌メロをかなり崩して唄っていたし、それなりの拘りのようなものは感じ取れた。まぁ(ミスチルがあんなに順調な活動をしてるのを見ると)今後続くとは思わないので、小林くんのお遊びにつき合ってあげました、って事でいいのではないだろうか?


◎オノ・ヨーコ from NY

  直前になってニューヨークに残ることを決めたヨーコ。衛星中継くらいあるだろうと思っていたら、予想通り。歌こそ唄わなかったものの(まぁ最後のオールスターズでの時は口ずさんでたけど)、この時が一番ググッときたな、俺は。このライヴの計画を立てた時、そして我々に発表した時はまさか世界情勢がこんなことになってるとは、夢にも思わなかっただろう。そしてジョンの誕生日の数日前に、アメリカの報復攻撃が始まることも。皮肉っちゃあ皮肉だが‥‥


◎出演者勢揃い

  最後は出演者勢揃いで"Happy X'mas (War Is Over)"を大合唱。ってみんなカンペ見ながらだけど(苦笑)。そのまま"Real Love ~ Give Peace A Chance"というメドレーへ。俺は帰りの都合があり、結局"Give Peace A Chance"に切り替わった辺りで会場を後にした。駅で電車を待っている間に、会場から"Imagine"がうっすらと聞こえてきた。やっぱり最後はこれか‥‥


◎総評

  バンドでの出演者が殆どなく、どのアーティストも固定バックバンドに合わせて唄ったりギターを弾いたりしていた。そのバックバンドも皆、有名なセッションミュージシャンだったこともあってか、オリジナルに忠実に演奏していた。ビートルズの曲はそれらしく、ジョンの曲は雰囲気を損なわずにそれらしく、と。それはそれで素晴らしいことだと思うのだが、やはり俺は先にも書いたようにAcid Testのような「解体~自分なりに再構築」したカヴァーを聴きたかった。まぁこんなもんだろうとは思っていたが‥‥それにしてもLOVE LOVE ALL STARSでも、もっと自分流のアレンジや演奏をしてたんじゃなかろうか? 良心的と捉えることもできるが‥‥やっぱり「コピー」と「カヴァー」は別物だと思うし。端から「完全コピー」を謳い文句にしてるなら文句言えないけど。

  どのアーティストも個々の活動の合間にリハーサルをしたんだろうけど、もしまたやるのなら今度は違った形態の「ジョン・レノン音楽祭」を開いてもらいたいと切に願う。


[SET LIST]
01. Come Together(吉井和哉、ゆず、押葉真吾)
02. Bad Boy
03. Cold Turky
04. Glow Old With Me(以上、押葉真吾)
05. Don't Let Me Down
06. Jelous Guy
07. All You Need Is Love ~ Happy Birthday To You(以上、ゆず)
08. Love
09. Watching Wheels
10. Mind Games(以上、白井貴子)
11. Instant Karma
12. Oh My Love
13. I Am The Walrus(以上、和田唱)
14. You've Got To Hide Your Love Away(和田唱&奥田民生)
15. I'm Only Sleeping
16. Hey Bulldog
17. She Said She Said(以上、奥田民生)
  ---message from George Martin & Ring Starr---
18. Little Child
19. I Should Have Known Better(以上、ムッシュかまやつ&押葉真吾)
20. Be Bop A Lula
21. I'm Losing You
22. God(以上、吉井和哉)
23. Mother(Acid Test)
  ---message from Yoko Ono in NYC---
24. Happy X'mas (War Is Over)
25. Real Love ~ Give Peace A Chance(出演者全員)
  ---encore---
26. Imagine(出演者全員)

1999年9月 8日 (水)

「FUJI ROCK FESTIVAL '99」DAY 1@苗場スキー場(1999年7月30日)

  苗場に移って初開催のフジロック。観たアクトについて簡単にメモしていきます。長くなりそうなので、1日ずつ分割しています。まずは初日(7月30日)から。


◎ROCKET FROM THE CRYPT (at GREEN STAGE / 11:00~11:50)

  1発目は今年初めにも来日したROCKET FROM THE CRYPT。実はこのバンド、ステージを観るのが初めてどころか、音に接するのも初めてだったりする。正直、電撃ネットワークとどっちを観ようか悩んだけど、始まってみればこっちが好みの音だったので、結局酒飲みながら最後まで観ることに。

  1曲も知らなかったわけだが、自分が好きなTHE CLASHの一時期に通ずるものを彼等から感じた。ホーンセクションを含んだメンバー構成、すごくショーアップされたステージング、親しみやすいポップな楽曲‥‥開放的な気分にさせてくれた。トップバッターにもってこいでしょう!

  が……これといって印象に残る決定打となる曲がなかったことも付け加えておく。苗場から戻って、気になったバンドの音は手に入れているのだが、彼等に関してはそこまでのめり込めなかった。酔っていたせいもあるのかも?


◎PHISH (at GREEN STAGE / 12:30~13:20)

  噂には聞いているPHISH。4人編成(ギター&ボーカル、ベース、ドラム、キーボード)なのだが、現地では例えば日によってVELVET UNDERGROUNDのアルバム1枚まるごと完コピしてしまったり、BEATLESのホワイト・アルバムだったり、と……演奏力に関しては文句なしのようだ。

  実際の音に触れてみると、やはりライブで叩き上げられたバンドだなってのがよ~く判った。実は「ライブを何時間もやる」って話を前もって聞いていたので、「1曲1曲が長くて、だらだらジャムってるんだろうな?」ってイメージがあった。実際に1曲10分くらいの曲目白押しだったが、全く気にならなかった。延々ジャムってるわけだが、耳を引き付けるだけの実力/魅力を兼ね備えている。確かに日本で人気の出るタイプのバンドではないだろうけど。

  でも、楽曲は非常にポップなものが多い。彼等が師と仰ぐ?GRATEFUL DEADだってポップな曲が多かったし。そりゃGRATEFUL DEADとはタイプは違うだろうけど、俺は非常に好感が持てた。FIELD OF HEAVENまでは行かなかったけど。


◎NEVE (at WHITE STAGE / 13:00~13:50)

  実は今回のフジロック出演者の中で、秘かに期待していた新人。1997年のTHIRD EYE BLINDみたいな大穴的存在になるかもしれない……そう思ったのだ。ヒットした「It's Over Now」しか知らなかったけど、その1曲が非常に好みの音……産業ロック臭を漂わせていた。装飾こそ非常に90年代的だが、その芯にあるのは間違いなく80年代の産業ロックバンド。SURVIVERだったりJOURNEYだったりREO SPEEDWAGONだったりと、そういう匂いが感じ取れたのだ。

  が、この日は4曲くらいしか観てないが、それで十分という気にさせられたのも事実。まだステージ慣れしてないのもあるのだろう。正直に言えば、クラブサイズで観たかったな?と思った。けど、「It's Over Now」も聴けたし、それ以外にもいい曲があることが判っただけでも収穫かな? うまい具合にオルタナ色も取り込んでるな?とも思ったし、ギターは80年代から抜け切ってないな?(笑)とか。そしたらここのギタリスト、80年代はLAの某メタルバンド(無名だったらしいが)に在籍してたらしい。やっぱり。血は争えないってか。

  残念なことにこのバンド、アメリカでのアルバムリリースがこの夏から来年の2月にまで延びてしまったそうだ。まだこういう音には冷たいのか、アメリカは。「セカンドに期待!」とか書こうと思ってたんだけど、それ以前の問題だったか……。


◎奥田民生 (at GREEN STAGE / 14:00~14:45)

  この日最初に観る日本のアーティスト。良くも悪くも「いつも通り」だった。いきなり「人間2」から始まったのには鳥肌立ったけどね。民生に気負いはなかった、と思う。そこにどんな客がいるか?をも無視したかのような選曲。シングルナンバーはといえば「悩んで学んで」「月をこえろ」、そしてアルバムバージョンだったが「イージューライダー」の3曲のみ。あとは各アルバムからのナンバーをまんべんなく披露。もっと客を引き付ける為の必殺技を繰り出してもよかったんじゃないか?と。「愛のために」1曲あるだけでかなり雰囲気が変わったと思うんだけど……まぁこの人はこれでいいのかも。こういうところが好きではあるんだけどね? やっぱり去年の布袋を思い出したよね(シングルヒット連発するくらいの勢いが欲しかった、と)。

  そうそう、MCらしいMCがなかったのも彼らしかった、と付け加えておこう(唯一しゃべったのが、声にならない声で「あち゛い‥‥」だった)。


◎STEVIE SALAS (at GREEN STAGE / 15:30~16:20)

  この人には「器用貧乏」って言葉がよく似合う。実際プレイも上手いし、何でもそつなくこなしてしまう。その反面、「これだ!」っていう決定打がない。同じタイプのギタリスト/ボーカリストにリッチー・コッツェンという人がいるが、この人の場合は歌が死ぬ程上手すぎる。そしてフロントマンとしてだけでなく、バンドの一員として1歩引くこともできる(現にエリック・マーティンという同系統のソウルフル・シンガーが在籍するMR.BIGに加入したばかりだ)。ところがこのスティーヴィー・サラスの場合、フロントマンとして張り切るのだけど、「何か」が足りない。それは何なんだろう?

  実はこの人のライブは当初観るつもりはなかった。が、いきなり1曲目にCHEAP TRICK「Hello There」のカバーをやられてしまってはね。ステージ近くまで駆け寄ったのは言うまでもない。が、自分の興味を引いたのはここまで。あとは、ともとれずロックともとれないようなファンク調の楽曲の数々を繰り広げるばかり。正直、退屈だった。

  ぶっちゃけた話、この人にはソロアーティストは向いていないのかもしれない。この日のステージを観てそう感じた。足りない「何か」、それは彼を支える、また彼と肩を並べる“もうひとりのフロントマン”の存在なのかもしれない。この日のバンドはあくまで彼をバックアップする為のメンバーだったはず。だから彼以上に目立った存在はいなかった。プレイで耳を引き付けるメンバーはいるにはいたが、ビジュアル的にいまいちだった。彼にはもう一度、COLORCODE時代のような固定メンバーでのバンド、しかもT.M.スティーヴンスのような見た目にもテクニック的にも度胆を抜くようなメンバーと組んでほしい。そうすればもうひと皮剥けるんじゃないかな。正直、このままじゃ勿体ない。


◎Hi-STANDARD (at GREEN STAGE / 17:00~17:45)

  ハイスタに関しては最近リリースされた新作「MAKING THE ROAD」が素晴らしい内容だったので、この日期待のバンドナンバー1だったりした。

  日射しが弱くなり、ステージに現れたのはハイスタのメンバーではなくチベットのアーティスト、NAWANG KHECHOG(ナワン・ケチョ)。先のチベタン・フリーダムでも彼等と共演したナワン、今日もあの巨大なホーンを振り回し、「ヴォーッ!」と未知の低音で観客の眼差しを独り占めした。2曲演奏した後、横山(G)が登場。ギターとホーンの共鳴がシーンとした苗場の山々に響く。幻想的とは正にこういう事を言うのだろう。

  盛大な拍手、そして「Free Tibet!」の叫び声をバックにナワンはステージを降りた。さぁ、いよいよハイスタの出番だ。3人とも甚平を着ている。「輝いちゃってますか~っ?」難波(Vo & B)のこの言葉を合い言葉に、45分に渡るモッシュタイムが始まった。

  「Stay Gold」からスタートし、ニューアルバムの楽曲が中心ながらも、要所要所に過去の名曲を挿んで進めていくステージには圧倒されっぱなし。この日一番の盛り上がりだ。俺もモッシュの輪に加わる。歳甲斐もなく。ハイライトは終盤の「Mosh Under The Rainbow」だろう。みんなで大きな輪を作って回る……すごい光景だ。しかもその輪が4つも5つも。至るところに輪ができている。それを見たメンバーの嬉しそうな顔がすべてを物語っている。歴史に残る瞬間だろう、これは。

  正直な話、想像してた以上の素晴らしい内容だった。アーティストとオーディエンスの相乗効果、これがうまくいった好例だと思う。あの苗場のゆったりとした環境がこの歴史的瞬間を作ったのかもしれない。観れなかった人達、後悔するように!

 
◎THE BLACK CROWES (at GREEN STAGE / 18:30~19:45)

  「過去に好きだったバンドの変わり果てた姿」‥‥ファンにとってこれだけは見たくないはずだ。THE BLACK CROWESを観る前の心境は、正直これだった。1992年の初来日にして唯一の公演。歌の上手さに鳥肌を立て、自分好みのロックンロールに酔いしれた“あの夜”から、その数年後に観たブートレッグの中では輝きを失っており、正直ショックを受けた。丁度3rdアルバム「AMORICA」の時期だったと思うが、1曲1曲を20分にも30分にも間延びさせ、さらにダラダラ……そう、まるでマリファナでもキメてんじゃねぇの?ってな具合に。それ自体は否定しないが、正直観てるほうはつらい。一緒にキメない限りは。

  そんな感じで今回の彼等には期待していなかった。確かに新作は初期の勢いと前作、前々作にあった(良く言えば)アーシーさを上手く融合させた良作だったが……。

  ライブが始まってしばらくした頃、食事から戻ってみると……うげっ、何だこのイカしたアリーナロックバンドは!? スクリーンに写るクリス・ロビンソン(Vo)に釘付けになった。まるで全盛期のスティーヴン・タイラーとかミック・ジャガーみたいじゃん。衣装のせいもあるかもしれないが、カッコよすぎ。あとで聞いた話では、前半にはファースト、セカンドのヒット曲を連発したそうだ。失敗した、正直そう思った。

  でも、この中盤以降も素晴らしい内容だった。前作からの曲も1曲(「Wiser Time」)披露されたが、全体に馴染んでいたのは確か。キーボードを含む6人編成のバンドにバックコーラスの女性が2人。演奏は思ったよりもあっさりとしていて、アルバムに忠実。変に間延びした曲は1曲もなかった。エクスパンドされたエンディングもあったが、やはりバンドが波に乗ってるせいか、うまく聴かせてくれる。

  後半に最大の山場が用意されていた。なんと、LED ZEPPELINの「In My Time Of Dying」のカバーを披露したのだ。いや、カバーというよりは完コピか。とにかく、あの11分以上もある楽曲をモノにしちまった。波に乗ったバンドってすげぇな、というのを嫌というほど見せつけられた瞬間だった。この曲で多くの客がまた前へと走っていった。間発入れずにバンドは「Hard To Handle」「Jelous Again」「Remedy」といったヒット曲を、畳み掛けるように連発してステージを降りた。アメリカパワー炸裂。まさに野外向きのバンドだ。きっとこのステージで彼等の株は急上昇したはず。UK勢が多い今年のフジロック出演者中、数少ない伝統的ロックバンドだが、これを機に是非ちゃんと聴いてもらいたい。


◎RAGE AGAINST THE MACHINE (at GREEN STAGE / 20:40~22:00)

  すでにこの頃にはリリースされているはずだったサードアルバムが発売延期になった今、内容的にはファースト&セカンドの曲が中心のステージ。そのサードから2曲ほど新曲を披露されたけどね。驚きは映画のサントラ曲「No Shelter」がプレイされたこと。直前のウッドストックでも演奏されたのね?

  で、披露された新曲がいい意味でポップだった。要するに「判りやすい」のだ。曲名は忘れたが、かなりドス黒い感じの極太ハイパーファンクあり、イントロはツェッペリンの「Thank You」を彷佛とさせるクリーントーンから始まりサビで爆発する「Broken(仮)」といった楽曲は皆、かなり判りやすい印象。いや、それまでの楽曲が判り難かったわけではない。が、断然新曲のほうがポップだ。ただ、たった2曲(この際「No Shelter」も含めて3曲)で11月リリース予定のアルバムの内容を予想するのはフライングだが、かなり期待していいんじゃないだろうか?

  プレイの出来に関しては何も言うことなし。だって、ひたすら最後まで暴れてたので冷静に判断できないから。新曲には聴き入り、定番曲では大暴れ。シンプルに楽しい瞬間だった。


◎TODOS TUS MUERTOS (at GREEN STAGE / 22:30~24:00)

  今年のフジロック隠し玉が、この“アルゼンチンのレイジ”ことトドス。音的にはレイジほど尖っているわけではなく、歌詞が政治的内容を歌っていることからこう呼ばれているらしい。加えてレイジとの明らかな違いは、彼等がエンターティナーだったということ。とにかく客の楽しませ方を知っている。フロントの2人は常に飛び跳ね右へ左へ動きっぱなし。挙げ句の果てには側転やバック転まで披露。馬鹿馬鹿しさを通り越して、感動すらした。

  ラテンのフレーバーあり、中近東的フレーズが飛び出したり、およそロックとは呼べないんじゃないか?って曲もあったが、まったく気にならなかった。いや、かなり楽しんだぞ。それに、レイジが終わって大して残っていなかった客が、彼等の演奏が始まったら自然とステージに向かって走っていたし。もしかしたらもう二度とこの日本では観れないのかもしれない……雑誌でも話題になってないし、インタビューすら載ってないし。トリのレイジがが終わったにも関わらず会場でぼーっとしていたお陰で、このバンドに出会えた‥‥ちょっとしたボーナスだったな、これは。


‥‥‥‥‥‥To be continued.

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