2002/07/07

ナンバーガール LIVE TOUR "NUM-HEAVYMETALLIC"@水戸ライトハウス(2002年7月5日)

  ナンバーガールのライヴレポートをするってのは、とても難しい。何故なら、その瞬間に鳴っている「音」が全てだから‥‥でもそれじゃあ、たった数行で終わってしまう。とにかく今回は、出来る限りいろいろ思い出して書いてみたいと思う。

  まず会場の水戸ライトハウス。家や会社から車で90~120分程度の距離。ま、千葉LOOKに行くのと同じくらいの距離感かな。初めて行ったんだけど、思ってた以上に狭かった。キャパ的には300人程度という話。2階ってのも実は存在するんだけど、当然ながらこの日は使用不可。真夏のクソ暑い夜、しかもこの日は湿度が滅茶苦茶高くて不快指数90%を遙かに超えていた‥‥そんな日に、これでもかって位にギュウギュウ詰め。約30分近くこの状態で待たされる。とりあえず俺は整理番号も後ろの方だったので、後方を陣取る。ま、それでもブリッツとかその辺のハコと比べれば全然近いんだけどね。

  スタートは19時半の予定なんだけど、ちょっと遅れ気味。すると、急に場内アナウンスが‥‥「Yo~Yo~Yo~Yo~、チェケラッチョ~」てな感じで、ZEEBRAの物真似をした向井がもうちょっとお待ちくださいのアナウンスを(爆)。会場、大爆笑。この状態で待たされ続け、いつ爆発してもおかしくないお客を和ませることに成功。その後、ローディーが楽器のセッティングを開始。ベース・テクの人、いきなりRAMONESの「電撃バップ」を弾き始めて、客に「Hey, Ho, Let's Go!」と歌わせ大満足。つうか何でもありかよ(笑)。

  そんな感じで、終始和んだ雰囲気でライヴは行われ‥‥るわけもなく。ステージに登場した4人は適当に音を鳴らし、向井がお約束の「福岡県博多区出身、ナンバーガール」というアナウンスをした後に、演奏開始‥‥って、実はここからの記憶がすっぽり抜けてる。いや、部分部分は覚えてるんだけど、本当に頭真っ白になった。もの凄い轟音、もみくちゃになる観客、そしてとにかく暑い‥‥って最悪じゃん(苦笑)。

Numbergirl_setlist  右の写真、とある人から貰った画像なんだけど、当日のセットリスト。これを見るといろいろ判る部分があるんだけど、アンコールってのは全然決められてなくて、決まったセットリストを完遂した後、まだ余力が残っていれば数曲やるという形みたい。この前後のライヴでも、アンコールやらない日は全然やってないし、たまたま水戸では1曲だけやってくれたんだよね。しかもアンコール時、メンバーがお客に振舞酒ならぬ振舞ビールをお裾分け。乾杯をした後に"タッチ"をやって終了。実質約100分という、思ってた以上に長丁場のライヴだったわけ。

  そりゃ、1曲1曲、曲目を見ればそれなりに思い出すことも多少あるんだけど‥‥とにかく音圧に圧倒され、各メンバーの演奏に圧倒され、向井の叫びに圧倒され、そしてMCにも圧倒され(笑)‥‥圧倒されっぱなしのライヴだった。ちょっと前に観た「FACTORY」でのライヴも相当な凄さだったけど、あれを遙かに超えた、本当に「BRUTAL NUMBER GIRL」だったわ。最強にして最狂のアルバム「NUM-HEAVYMETALLIC」を伴ったツアーをこういう限りなく小さい会場で観れたこと。とにかくラッキーだったとしか言いようがないね。次はいつ観ようか‥‥フジロック辺りにいきなり飛び入り参加してもらいたいんだけど‥‥無理か。秋にもツアーがあるみたいだから、そっちに期待しよう。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 


※2002年10月7日 追記

  ‥‥って思ってたら、ナンバガ解散が決まってしまい、結局現時点ではこの水戸ライトハウスでのライヴが、俺が観た最後のナンバガになってしまった。あちゃー。結局、ライヴで見せてくれた「異形」の正体を見極めることもなく、そしてその「異形」が「完全変態」するまでを拝むことも出来なくなってしまった。「NUM-HEAVYMETALLIC」を聴けば判るように、あれはひとつの臨界点であり、もしその先があるのなら、バンドは何処に、どのように進んでいくのか、そしてどんな音を鳴らすのか‥‥それが現時点では全く想像つかなかった。実際に今回のアルバムに伴うライヴを2度観たが、アルバムは7月の時点では既に過去のものとなって、更に進化しようとしている最中に見えた。そう、手探りながらもバンドは更に前進していたように思う。だからこそ、勿体ないな、と。

  とはいっても、バンドなんてのは、個々それぞれに感情を持った生身の人間の集まり。永遠に同じメンバーで同じことを続けていることが奇跡的なのであって、これまた当たり前の流れなのかもしれない。インディーズから1枚、メジャーから3枚のアルバムを発表したナンバーガールはこれで終わってしまうけど、結局俺は最後の最後まで7月に観たライヴを上手く言葉にすることが出来ずにいる。それくらい、強烈なライヴだったことだけは間違いない。

  一度も彼等のライヴを観たことがなかった人。こんなライヴレポ読むくらいなら、過去のライヴビデオやライヴCDを聴きまくってください。その方が、よっぽど彼等のライヴの凄さを理解できると思います。そして‥‥観れなかったことを後悔しまくってください。


[SETLIST]
01. BRUTAL NUMBER GIRL
02. ABSTRACT TRUTH
03. SAMURAI
04. Tombo the electric bloodred
05. INUZINI ~ 祭囃子
06. 鉄風 鋭くなって
07. OMOIDE IN MY HEAD
08. NUM-AMI-DABUTZ
09. 性的少女
10. delayde brain
11. MANGA SICK
12. FIGHT FIGHT
13. BRUTAL MAN
14. 日常に生きる少女
15. 黒目がちな少女
16. I don't know
17. EIGHT BEATER
-ENCORE-
18. タッチ



▼ナンバーガール『NUM-HEAVYMETALLIC』
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投稿: 2002 07 07 12:00 午前 [2002年のライブ, ナンバーガール] | 固定リンク

2002/05/05

ナンバーガール『NUM-HEAVYMETALLIC』(2002)

  最近音楽雑誌を全く目にしていないので、このアルバムがどのような位置付けで語られているのか判りませんが、間違いなく今年のロック界を代表する1枚ですよね、これは。まさかナンバーガールがこんなにスゲーアルバムを作るとは思ってもみなかったので、「やられた!」っていう軽く裏切られたっていう、いい意味での爽快感がありました。いや、先行シングル"NUM-AMI-DABUTZ"をPV込みで初めて聴いた時から既に予感めいたものはあったのですが‥‥まさかこんなに凄い内容だったとは。

  「SAPPUKEI」から早くも2年が経とうとしていたわけですが、その間にシングルが1枚単発で出ただけで、これといったリリースがなかった彼等(昨年映画のサントラに1曲提供してるけど)。その前作でも既にダブの要素は感じられたし、去年初めて観たフジロックでのライヴでもその要素は既発曲のダブ風アレンジという形で表れていたので、新曲を聴いた時、全ての点が一本の線で繋がったような気がした。そしてあのPVの不気味な雰囲気がまた、同じダブを取り入れたニューウェーブグループ、THE POP GROUPを思い出させたわけで。そう感じた人、意外と多かったんじゃないかな?

  民謡のビートやメロディーを取り入れた"NUM-HEAVYMETALLIC"とか"INUZINI"(冒頭の「やっぱりロックンロールやね」という、その曲調とは不似合いな掛け声にゾクゾクっときた)、ダブともファンクともラップともとれるけど、実はかなり独特なグルーヴも持った突然変異な"NUM-AMI-DABUTZ"、ダブやレゲエの要素をナンバガなりに消化した"delayed brain"といった新境地、勿論彼等らしいアップテンポな"CIBICCOさん"や"MANGASICK"もある。1曲の中で目まぐるしくテンポが変わる"FU・SI・GI"みたいなヘヴィな曲もある。こういういろんなタイプの曲がありながら、しっかり統一感があるのはそのサウンドプロダクションのせいなのかな?(いや、逆にとっ散らかってるからこその統一感という逆説的な捉え方もあるかな)

  上手い言葉が見つからないんだけど(考えれば考える程、ドツボにはまりそうな内容だよなぁ)‥‥このアルバムに対して俺は、最高の誉め言葉としてズバリ、「狂ってる。キチガイ。頭おかしい」という3拍子揃った最高の例えをした。今回の新曲の中にもその名前が出てくるけど("INUZINI")、もはや誰もナンバガの事を「PIXIESみたいなバンド」とか「NIRVANA以降」なんて呼ぶことはないだろう。いや、そんなのナンセンスだってば。だって、このアルバムからまた新しい歴史が始まるんだもん。今度は『「NUM-HEAVYMETALLIC」以降のロックシーン』なんて例えがバンバン飛び出すんだよ。じゃなきゃ嘘だね。ここまで騒がなかったら、雑誌メディアなんて嘘っぱちだと言いたいね。

  幸運にもアルバムを聴いてから数日後に、彼等のライヴを(40分程度だが)観ることが出来た。想像以上だった。去年のフジロックなんて比じゃない程に、バンドのポテンシャルは更に高いものになってた。客の反応も半端じゃなかった。みんな判ってるんだよ、オーディエンスは正直だよ。最高のアルバムに、最高のライヴだって事を直感で感じ取ってるんだもの。

  それにしても、購入後1週間も経ってないのにこんなに聴き込んだアルバム、何年振りかなぁ‥‥少なく見積もっても20回は聴いてるわけで。今日だけでも日中、町中をぶらつきながら常にディスクマンにはこのアルバムが入っていて、4回は聴いたと思うし。で、今もこれ書きながら聴いてるわけですが‥‥全く飽きが来ないし、逆にライヴを観たお陰で更に聴き込むようになったし。こんなに無条件で


  『お前ら、聴けっ!』


なんて言いたくなる作品、年に何枚ある!? 本当に洋楽ファン/邦楽ファン/モーヲタ関係なく、ロックを愛する人に是非とも聴いて欲しいアルバム。


  近年、俺の中で「ギターロック」が盛り下がりつつあったんだけど、そういう気持ちを持ち直させてくれたのがROSSOのアルバムとこれだった。まぁ「ギターロック」なんて狭い括りはしたくないけどさ。本当は今更うちのサイトで取り上げるまでもない作品だと思うし、言葉をダラダラ書くよりも実際に聴いてもらった方が早いんだけど‥‥躊躇してる人にとって、この駄文が出会いの切っ掛けになってくれたら‥‥と思って、急遽5月のオススメ盤として取り上げることにしました(本当は別の盤を取り上げる予定だったんだけど)。とみ宮的に、このアルバムを早くも『21世紀の名盤100選』の1枚として決定しました。



▼ナンバーガール『NUM-HEAVYMETALLIC』
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投稿: 2002 05 05 12:00 午前 [2002年の作品, ナンバーガール] | 固定リンク

2002/05/04

FACTORY(エレファントカシマシ、インビシブルマンズデスベッド、downy、ナンバーガール)@フジテレビ(2002年5月3日)

  フジテレビで以前は月イチ程度で土曜深夜に放送されていた「FACTORY」という音楽番組をご存じだろうか? 勿論この番組は今現在も続いていて(関東地方ではこの4月から火曜深夜に30分番組として毎週放送)、今回俺が参加したのも、その番組の収録だった。

  収録とはいうものの‥‥噂には聞いていたが、普通のライヴイベントそのものだった。会場自体はお台場にあるフジテレビ局内の大きいスタジオにそのままあのセットを組み込んで、ステージ上には手際の良いスタッフが沢山いて(セットチェンジにどのバンドも15分程度だったことに驚く。フェス慣れしてるので、30分とか1時間とか当たり前だと思ってるし。まぁあれは野外とか大会場だからってのもあるんだろうけど)、非常に飽きさせない構成だった‥‥唯一、受付の午後3時から、ライヴ終了の午後10時まで、ずっと立ちっぱなしだった事を除いては‥‥あれはキツいって。フェスでもそりゃ疲れるけど、まだ途中で休んだり(座ったり寝転がったり)出来るし、何よりも同じ立ちっぱなしでもフェスは移動する為に歩いたり動いたりするから、同じ位置に立ちっぱなしの今回とは全く違うんですよ、疲れ具合が。正直、後半倒れそうだったもんなぁ‥‥

  まぁ冗談はこの辺にして(いや本気なんだけど)‥‥今回観た各アーティストの感想を簡単に書いて行きたいと思う。


◎スペシャル・オープニング・アクト

  前回の収録(4/19。ROSSOやLOSALIOSが出演。これも平日じゃなきゃ行きたかった‥‥)の際、当日会場でいきなりオープニング・アクトが付くことが発表され、しかもそれがモーニング娘。の安倍なつみだったという二重のハプニングがあったのだが、少なからず「また今回も娘。から誰かが‥‥」と期待していた人は多いようで、実は俺もそのひとりだったりした。

  会場に入った時、ステージ上にアコースティックセット(グランドピアノや譜面台に椅子、パーカッション等)を見つけ、今回も誰かやるんだ‥‥と期待に胸躍らせていた。圭ちゃんか、かおりんか‥‥なんて具合に。
  が、実際に登場したのは、FOLDER5のアキナだった。最初、ステージ後方のスクリーンにその名前が表示されても「AKINAって誰!?」って人が多かったようだ。名前が出る前に、その顔観て「アキナたん萌え~」とか言ってた俺って‥‥

  バックを務めたのは、ピアノが武部さん、パーカッション及びスタンディングドラムにスティーヴ衛藤、エレキベースに吉田健、アコギに蘭丸こと土屋公平、コーラスに愛しの加藤いづみさん。演奏された曲は、やはり今回も「古き良き時代の日本のロック」というコンセプトから、RCサクセションの"ドカドカうるさいR&Rバンド"と"いい事ばかりはありゃしない"の2曲。アキナの、子供の割にハスキーな歌声にこの選曲は合ってたように思う。かなり堂々としてたし、非常に好感が持てた。1曲目が終わった後にトラブルがあって、一生懸命MCで繋ごうと努力する姿が健気だったなぁ(可哀想だよな、スタッフのトラブルなのに)。

  しかし、個人的に一番嬉しかったのは、7年振りに間近で生加藤いづみさんを拝めたことでしょうか。相変わらず麗しゅうございましたが。


◎エレファントカシマシ

  15分程のセットチェンジを挟んで、今回のMCであるナンバガの向井が登場。相変わらず笑わせるMCで会場大賑わい。向井ってエレカシの「生活」が大好きなんだね。その話を聞いた時、妙に納得した。「男・宮本浩次35才~」ってMC、やたら多過ぎ。面白かったからいいけど。

  ちなみに、当日の向井の前説は以下の通り(「FACTORY」サイトより転載)。


  最初に登場するバンドは、男=宮本浩次=35歳が、この浮き世に向けてブッチかまします。宮本浩次の生活からにじみ出た、生まれ出た数々の名曲たち。思えば12年前、己の生活の心情の吐露を作品化した、すばらしい傑作アルバム『生活』というものがありましたが、この度、男=宮本浩次=35歳の現在の生活をありのままに、そしてやさしく、激しく唄った傑作アルバム『ライフ』を発表しました。

  宮本浩次が唄います! 吼えます! がなります! エレファントカシマシの登場だ、馬鹿野郎!


  とまぁ、とにかくエレカシである。てっきりトリだと思ってたら、いきなりトップバッターかよ‥‥こころの準備が出来てねぇってぇの‥‥と思ったら、聴き覚えのあるリズムをトミが叩き出す‥‥うげっ、いきなり"奴隷天国"かよっ!? なにげに初・生「奴隷天国」だわ‥‥超感激なんですけど‥‥けど、心の準備が出来てなかった分、ノるにノれなくて、ただ立ち尽くすのみな俺。いや、衝撃的だったんだけど。

  そのまま、これまたセカンドから"おはよう こんにちは"という反則技。やっぱりエピック時代の曲は否が応でも盛り上がる。そういうハードコアな作りだし。そして最近のライヴではお馴染みのデビュー曲"デーデ"へ‥‥そうか、これって3月に出た「SINGLES」からの選曲ってことなのか‥‥な? とにかく、来てよかったと思わされた瞬間だった。

  その後は、前日にリリースされたばかりの新作「ライフ」からの選曲。まだ1回しか聴いてなかったにも関わらず、耳に残った印象的な曲ばかりが演奏されたので、ちょっと安心。宮本曰く、今日は5/6からスタートするツアーの前哨戦らしいので、もしかしたら今回の選曲はツアー本編のショートバージョンといった感じなのかもしれない。

  興味深いのは、今回はステージ上にサポートメンバーがいること(キーボード)。最近ではA-DATを駆使していたが、新作の曲にはシンセやらブラスのパートが多いので、機械を多用するのではなくて、あくまで生身の人間を向かい入れた‥‥という点に非常に好意を持った。機械を多用すると、ライヴでのアドリブが効かなくなるので、これはこれでいいのでは?

  ラストは小林武史プロデュースシングル3部作。思ってた以上に"あなたのやさしさをオレは何に例えよう"がいい感じだったな。これが本ツアーでも本編ラストになるのかな。

  まぁイベントで45分のステージってこともあるし、新譜出た後なので古い曲が少なくなるのは判ってたけど、やっぱりガストロやコレスポのどっちかは聴きたかったなぁ‥‥


[SETLIST]
01. 奴隷天国
02. おはよう こんにちは
03. デーデ
04. 女神になって
05. 部屋
06. 秋 -さらば遠い夢よ-
07. 普通の日々
08. 暑中見舞 -憂鬱な午後-
09. あなたのやさしさをオレは何に例えよう


◎インビシブルマンズデスベッド

  このバンドに関しては全く知識もなく、名前を聞くのも初めてという状態。一応知らない人の為にオフィシャルサイトを紹介しておきましょう(→こちら)。

  ‥‥はい、ヴィジュアルを目に焼き付けましたでしょうか‥‥そういうバンドです。ただ、音は見た目以上に激しく、グラムというよりもエモがかったSONIC YOUTH的な轟音・爆音で、演奏もしっかりしてる、ただヴォーカルの彼が見た目以上に面白いキャラでして‥‥更に悪趣味の岡村ちゃんというか(いや、これは最高の誉め言葉なんだけど)。マイク股間に当ててしごいたり、ギタースタンドにマイクくっつけたり、スピーカーの上によじ登ったり、最後には布団持ってきて客席に投げ込んだり(爆)‥‥正しく布団がふっとんだといったところだろうか‥‥んなわきゃないし。

  個人的には進んで聴くタイプのバンドじゃないが、こういう機会でしか出会えない音だと思うので、それなりに堪能しておいた。好きな人は思いっきりハマるタイプじゃないだろうか?


[SETLIST]
01. 玉砕
02. 接触
03. 踊るオンナ
04. 限りないギター
05. 摩擦
06. 交わる吐息
07. デリー


◎downy

  名前だけは聞いたことあったが、このバンドもこの日初めて音に触れた。始まる前にステージ後方の壁に白い布を被せ、楽器のセッティングもステージ四隅にそれぞれドラムセットやアンプを置くといった感じで、始まる前からかなり風変わりな印象を受けた。

  で、実際に始まってみて、その印象は間違いではなかった。この日のライヴは常に明るい状態で進行していたのだが(あくまでテレビ収録がメインなので、通常のライヴより明るいのだろう)、downyの時だけ真っ暗に。ステージ上には4人(ボーカル&ギター、ギター、ベース、ドラム)しか目に入らないが、実際には5人組だそうで、残りのひとりはVJだそうだ。成る程、ステージ後方の白い布に音とシンクロするように映像が映される。まるでテクノ系のイベントにでも来たかのように。

  サウンド的には‥‥判りやすく言えば、RADIOHEAD以降のバンドということになるのだろう。ギター2本が複雑に絡み合い、ディレイだとかコーラスを多用し、それでいて轟音爆音だという。何となく「THE BENDS」辺りのレディヘみたなサウンドプロダクションだった。リズムもドラムとベースが複雑に絡み合ったり変拍子だったりと、どことなく「OK COMPUTER」以降のレディヘを思い浮かべる。ボーカルの線の細い歌声もまた、トム・ヨークのそれを彷彿させたし。

  ただ、まるっきりレディヘというわけでは勿論ない。曲調は独特な印象を受けるし、轟音に飲み込まれそうなボーカルも一聴して英語詞のようだが、実は日本語だったりするし(今日CDを買ってきて、初めてその事実に気付いたのだが)、かなり独特なバンドだと思う。

  面白かったのは、1曲1曲が終わった後、どこで拍手をしていいのか判らない観客。それだけヒンヤリとした緊張感が常に漂っていたということだろう。エレカシやナンバガで暴れようと思ってた若い子達にはこういうバンド、どう写ったんだろうか?(当然ながら、俺的にはストライクゾーンだったが)

  UKロック好き、レディヘファン、KING CRIMSON辺りのプログレ好き、そしてアブストラクト系テクノが好きでギターロックも行ける口の人に是非オススメ。


[SETLIST]
01. 酩酊フリーク
02. 葵
03. 野ばなし
04. 象牙の塔
05. 黒い雨
06. 無空
07. 左の種


◎ナンバーガール

  バンド史上最高傑作といえる「NUM-HEAVYMETALLIC」リリース後、最初のステージがこの「FACTORY」だった。勿論、レコーディング終了後にも幾つかのイベントをこなしているが、我々がその全貌に触れてからという意味では、まさに初お披露目と言えるだろう。個人的には、今年聴いた中でブッちぎりのトップ、いや、早くも今世紀を代表するロックアルバムだと思っている。それくらい凄い内容なのだ、このアルバムは。

  司会アシスタントのキタキマユが登場し、向井の代わりにMCを務める。そして登場したナンバガ‥‥ドラムセットがやけにステージ手前にあるのだが‥‥実は、そのくらいしかまともに覚えてなかったりする。というのも、演奏が始まった途端に俺、頭が真っ白になるくらいの轟音にやられ、そして気持ちよく踊っていたからだ。曲、なにやったっけなぁ‥‥"TATTOOあり"とかはやってたなぁ‥‥新作からは"CIBICCOさん"、"MANGASICK"、"delayed brain"とかかなぁ‥‥あ、当然名曲"NUM-AMI-DABUTZ"も。後はそのシングルのカップリングとかかな?(買ってないので判らない)

  最後は"OMOIDE IN MY HEAD"(実際にはラスト前だったみたい。熱くなっててもう1曲やったの忘れてた/汗)、そしてアンコールに"鉄風 鋭くなって"。これはよく覚えてる(だって一緒に唄って踊ってたから)。全然ライヴレポートらしいこと書けてないが、そのくらい久し振りに熱くなったライヴだったってこと。普段ライヴ観てても、一瞬素に戻る瞬間ってのが一度はあるんだけど、それがなかったもんなぁ‥‥45分、本当にやったの? 実は20分くらいしかやってないんじゃないの?なんて思った程で。そのくらい内容の濃いライヴだった。
  とにかくね、各メンバーの演奏もいいし(特にひさ子さんは更に凄いことになってたような)、向井のMCも相変わらず素敵だし、音は馬鹿デカいし、曲は抜群にカッコイイし‥‥まさかこのバンドがこんな風に化けるなんて、去年の夏、誰が想像した!?

  ナンバガについては‥‥言葉で表現する以上にアルバム聴け、と。昨年夏のフジロックでのステージより、更に凄いことになっていた。こりゃ単独公演、観なきゃマズイだろう‥‥そう思わせるに十分なライヴだった。

  MCに向井が決まった時点でトリが決まったのか、それともアルバムを聴いたスタッフが決めたのか判らないが‥‥正直に言う。大好きなエレカシが‥‥いくら"奴隷天国"を演奏しようが‥‥完全に霞んでしまった程、今のナンバガの勢いは凄い。悪いことは言わない。絶対に今回のツアー、観ておいた方がいい。仮にもロックファンを自称するあなたなら‥‥


[SETLIST]
01. TATTOOあり
02. CIBICCOさん
03. NUM-AMI-DABUTZ
04. FIGHT FIGHT
05. delayed brain
06. MANGASICK
07. OMOIDE IN MY HEAD
08. I don't know
--アンコール--
09. 鉄風 鋭くなって

投稿: 2002 05 04 05:27 午後 [2002年のライブ, downy, インビシブルマンズデスベッド, エレファントカシマシ, ナンバーガール] | 固定リンク

2001/08/12

「FUJI ROCK FESTIVAL '01」DAY 2@苗場スキー場(2001年7月28日)

◎NUMBER GIRL (at GREEN STAGE / 11:00~11:50)

  定刻通りにメンバーがステージに登場。向井「福岡県●▲出身、ナンバーガール~」等と自己紹介。いきなり和む。しかしギターが鳴らされた瞬間、場の空気は一変した。のっけからファストナンバーを連発だ。PAのやぐら前あたりで観ていたのだが、始まった瞬間、ブロックのかなり前の方まで走っていた。

  向井の歌は、こうやってライブで聴いていると、何となくカートを思い浮かべることがあった。確かにNIRVANAと共通する要素はいくつかあると思うが、単なるフォロワーではなく、それなりにオリジナリティを持ったバンドだ。例えば、向井がただ1曲だけギターを持たずにビールを持って歌った「Destruction Baby」は、完全にレゲエ/ダブ要素を加えたアレンジに変えられていたし(またそれが気持ちよかった)、そういう「パワー一辺倒」では終わらないところに今後の彼らが進むべき道を見たような気がした。

  向井のMCもなかなか笑わせてくれる。乾杯三唱をさせられたときにはどうしようと思ったが、それも今となってはいい思い出だ。結局45分程度のステージで、「この後ホワイトステージに行くんで、これにて終了」と言ってバンドは去っていった(11:30からホワイトではeastern youthが演奏していたのだが、この後本当に向井はホワイトで目撃されている)。朝イチで観る長さとしては腹八分目で丁度いい感じだった。


◎MO'SOME TONEBENDER (at RED MARQUEE / 12:40~13:20)

  何の期待もせずに、ステージ前近くで開演を待った。ドラムがサウンドチェックしてるとき、あるフレーズを延々と叩いていたのだが……あれ、これって何の曲のリフだっけ……あぁ、そうか、NIRVANAの「In Bloom」だ。しかもハードヒットで、リズムキープにも独特な重さを感じる。本当にデイヴ・グロールのプレイを聞いてるようだった。

  ライブ本編では、幻想的なシーケンス音に導かれてメンバー3人がステージに登場。続いてベースが独特な重さを持ったフレーズを弾き始める。それに呼応するかのように、ドラムもユニゾンプレイを繰り返す。ボーカルは線が細い声で危うさを感じさせるが、逆にそこが魅力的。特にヒステリックにシャウトしたときの歌い方が好きだ。

  楽曲はグランジ+サイケといったイメージで、パンキッシュなファストナンバーから幻想的なミディアムスロウまで多彩さを感じる。ガレージっぽいバンドの曲って、どちらかというとモノトーン調なイメージがあるのだが、このバンドの曲にはいろんな色彩を感じ取ることができる。そのへんがサイケ的イメージと直結してるのかもしれない。とにかく、音を肌で感じていて気持ちいい(特にラストに演奏された「Echo」が圧巻だった)。この日は演奏時間を短く感じてしまうほど、入り込んでいた。もっと観たい。

  MCらしいMCも特になく、最後に「終わりっ!」の一言で現実に引き戻された。この感覚、こりゃドラッグミュージックですわ。本当、気持ちよかった。


◎ソウル・フラワー・モノノケ・サミット (at FIELD OF HEAVEN / 15:10~16:20)

  一応「モノノケ」名義なのだけど、メンバーが揃わなかったこともあって、結局この日限りのスペシャルメンバー&スペシャルセットで挑むこととなったソウルフラワー。ユニオン=バンド形態でモノノケ=チンドンスタイルの楽曲を演奏するそうだが、果たしてどうなることやら。

  ステージに登場した中川は、客を観て驚く。一番前にいたのでその時まで気づかなかったが、ふと振り返ると、すごい人の海。昨日のくるりに匹敵するほどの人が入ってる。裏ではパティ・スミスがやっているってのに、本当に物好きが集まったもんだ(自分を含めて)。ステージ上には左から洋子さん、ベースの河村、中川、ヒデ坊、山口洋(HEATWAVE)。後方はドラムのコーキの右隣にキーボードの奥野という、大所帯。

  最初はユニオンの「ロンドン・デリー」からゆったりとスタート……かと思いつつ、この曲サビではタテノリになるんだった。後ろから押し潰されそうになったり、前の奴が腰で俺を突き飛ばしたりで倒れそうになるものの、何とか持ちこたえる。こりゃ音を堪能してる場合じゃないな。暴れて、踊ってナンボの音楽。最後まで踊り狂ってやるか! そう覚悟を決めたら最後、汚い笑顔で踊り狂う。

  セットリストとしてはユニオンが7、モノノケが3といった比率で、上手い具合に交互に演奏されていた。モノノケの楽曲もユニオン用アレンジに変えられており(中川は三線だったが、山口はエレキ、ドラムもそのままといった感じ)、古来の民謡や仕事歌もこういうアレンジで聴かされるとユニオンの楽曲の中のひとつとして聴けるのだから、意外だ。

  特に印象的だったのは、やはり新譜「SCREWBALL COMEDY」からの楽曲。いい意味で「ロック然」としているのだ。新作は原点回帰とかいろいろ言われているが、確かにこれまでの作品の中では最もストレートでニューエスト・モデル色が濃い。それにライブとスタジオテイクの違和感の差がそれ程感じられない。先の野音でもここから何曲か聴いていたが、ただストレートでノリがいいだけじゃなく、記憶に(心に)残る曲ばかりだったこと、そこが大きいと思う。特に、野音で初めて聴いて心臓を鷲掴みにされた「荒れ地にて」は、ここ苗場の大自然の中、日中に聴いてもググッときた。いい曲というのは場所や時間、シチュエーションを選ばないってことなのか。しかも立て続けに「満月の夕」「竹田の子守歌」とやられた日にゃあ……放水された水が顔面を直撃したお陰でうまい具合に涙を隠せたはずだ。

  そうえいば、ステージ袖の奥の方に非常にノリノリで踊ってるキレイなおねぇちゃんがいるなぁ、と思って見とれていた。しかも見覚えあるんだよなぁ、前に会ったことなかったっけ?なんてデジャブに近い勘違いでボーッとしてたら、終盤「エエジャナイカ」で中川に呼ばれてステージに登場した。「from THE 3PEACE!」 あぁ、かおりさんか! 前夜祭に登場したTHE 3PEACEのボーカル&ギターの原と、ベースの永野が飛び入りで参加したのだった。永野かおり嬢はメスカリン・ドライヴ~ソウルフラワーの1枚目まで参加しているので、早い話がファミリーなのだ。気づけばヒデ坊、洋子さん、かおりさんとメスカリンの3人が揃ってる。最後にはお約束の「海ゆかば 山ゆかば 踊るかばね」で大宴会。一度エンディングを迎えながらも、再び演奏を始めてしまう、いや、始めさせてしまう熱気。この文章だけで伝わるかな?

  「フジはいつも特別」とメンバーもファンも口にする通り、通常のライブとは違う熱気とおまけが付いたひととき。70分の予定が、「時間なんて気にしなくてもいいよな?」という中川の言葉通り、結局90分近い熱演となった。次のバンドまで1時間のインターバルがあったからよかったものの……「普段もこれくらい盛り上がってくれれば」との中川の言葉がすべてを物語ってるだろう。


01. ロンドン・デリー
02. サヴァイヴァーズ・バンケット
03. ホライズン・マーチ
04. 水平歌 ~ 農民歌 ~ 革命歌 [モノノケ]
05. 戦火のかなた ~ I don't like (MESCALINE DRIVE)
06. 霧の滴
07. 殺人狂ルーレット
08. アリラン ~ 密陽アリラン [モノノケ]
09. 聞け万国の労働者 [モノノケ]
10. 風の市
11. 荒れ地にて
12. 満月の夕
13. 竹田の子守唄 [モノノケ]
14. インターナショナル [モノノケ]
15. エエジャナイカ
16. 海ゆかば 山ゆかば 踊るかばね


◎MOGWAI (at WHITE STAGE / 18:50~19:40)

  ホワイトステージ手前の川で、メンバーのMCが聞こえてきた。どうやら丁度始まったとこみたいだ。7時前ってことで、いい具合に暗くなりつつあり、その静寂を断ち切るようにギターノイズが悲鳴を上げる。アルバムでしか聴いたことのなかったMOGWAI。どういうステージなのかまったく想像がつかなかった。

  メンバーは5人だったと思うが、ギターが3人(その内のひとりが曲によってキーボード、後半はチェロを弾いていた)とリズム隊で、ギターの轟音がとにかくすごい。それに合わせるかのように、照明のストロボが暗闇を裂く。新作「ROCK ACTION」からの楽曲がメインだったと思うが、とにかく楽曲云々よりも雰囲気を含めた全てを持ってMOGWAIのライブなんだな、という気がする。普通だったらマスターベーションと切り捨ててしまうようなギターノイズも、意外と計算されている印象を受けたし、ちゃんと楽曲として成り立っている。アルバム自体も日々好んでこればかりを聴くというタイプの音楽ではないが、この時この瞬間の気分やシチュエーションにはぴったりだったと、今はそう思う。

  万人を納得させる音楽では決してない。「ポストロック」なんてカテゴライズ、俺にはよく判らない。気持ちいいか否か、踊れるか否か。今の俺にとって、これがすべて。この日のMOGWAIは気持ちよかった。まぁ踊るどころか、呆気にとられて終始棒立ちに近い状態だったが。時々目を瞑り、その音圧のみを身体で感じてみたりもしたが、本当に気持ちよかった。頭を空っぽにして、ただ身体だけで感じる。せわしない日常の中で、こんな機会はそうはない。周りに何千、何万人いようがこうやって自分の空間を作り出すことができる。それがフジロックの好きなところだ。


◎渋さ知らズオーケストラ (at FIELD OF HEAVEN / 19:30~20:50)

  FOHに到着すると、まずその人の数に驚く。後ろの方まで人がいるのだ。しかもみんな気持ちよさそうに踊ってる。聞こえてくる音も気持ちよさげな音。響く音に合わせ踊りながら人混みに近づくと、ステージ上の人数に仰天する。少なく見積もっても20人はいるんじゃなかろうかという人の塊。決して広いとは言い難いFOHのステージ上、最前列にダンサーの女性陣が5~6人。その脇に歌&コーラスの男女がやはり7~8人。中央には指揮者。楽器隊はドラムがまったく見えず、ブラス隊、キーボードの女性が見えるのみ。間違いなくギターやベースといった楽器隊がいるはずなのだが。

  音楽は、もうノリノリでファンキーなソウルミュージック。レビュー形式で進んでいって(昨年サマソニのジェームズ・ブラウンみたいな感じ)、1曲が長くてそこにいろんなパートのソロを入れてく感じ。ここで初めてドラムが2人いることが判った(ドラムソロになったら、全員腰を屈めて後ろにもドラムが見えるように気遣うし)。

  曲の間に寸劇を挟んだりして、曲毎にメンバーが入れ替わったりする。途中、スーツ着てターバン巻いてたヒゲの男性が、石川さゆりの名曲「天城越え」を大熱唱。さらに後半、銀色の竜が客の頭上を飛び回る……が、すぐに心ない客の手によって破壊される。

  後半、山海塾(といって一体どれだけの人に理解してもらえるものか)も真っ青な全身白塗りダンサーが登場して、パフォーマンス。数曲のつもりが結局最後まで気持ちよく踊っちゃったもんなぁ。そのくらい、時間を忘れさせる程魅力的なライヴだったのだけは確か。こういうのは、家で聴くよりもこういう大自然の中で、大人数で消費するのが一番気持ちいいし、楽しい。


◎NEW ORDER (at WHITE STAGE / 22:20~24:00)

  16年振りですか、ここ日本にいらっしゃるのは。しかも今回はビリー・コーガンがギターで参加。ニール・ヤングと直前まで悩んだのだが、結局自身の“青春”を取ることとした。

  いやぁ、正直「Atomosphere」のイントロを聴いた瞬間、ジワッと涙が滲んだよ。懐かしさとかいろんなことがフラッシュバックして、その想いがとめどなく溢れそうになった。何で俺、NEW ORDERごときで泣かなきゃならねぇんだよ!って自分を疑ったが、こればっかりは仕方ない。暗黒の高校時代を思えば、それも致し方ないのかも。

  それにしてもビリー、あんま目立ってなかったね? スマパン時代はその「ガタイのデカさ」と「頭」だけが記憶に残る彼だが、この日はさすがサポートだけあって控えめ。一歩後ろに下がって、自身のプレイに徹する。時々コーラスを取ったり、バーニーとのデュエット的楽曲もあったが、最後まで帽子を被ったまま。あの威圧感がゼロだった。きっと、心底楽しんでるんだろうな、自分が憧れた、音楽を始める切っ掛けのひとつとなったバンドの一員としてフジロックみたいな大舞台に立てるんだから。スマパンの呪縛から解き放たれたような印象を受けたよ。こんな肩の力を抜いた雰囲気でのソロも見てみたい気がする。

  一方のNEW ORDERの面々は、ピーター・フック、暴れまくり。この日は参加できなかったギリアンがいないぶん、MARIONのギタリスト、フィル・カニンガムがキーボード&ギターとして参加。結局、JOY DIVISION+MARION+スマパンという、一見何が何やらな組み合わせだったのだけど……個人的には数々の名曲を思う存分聴けたこと、特にJOY DIVISION時代の「Isolation」「Love Will Tear Us Apart」といった大好きな曲を聴けたことが嬉しかった。勿論「Regret」や「Bizzare Love Triangle」「True Faith」「Temptation」等の代表曲も生で聴くと気持ちよかったし、新曲群も「これぞNEW ORDER!」的要素と「これからのNEW ORDER」を感じさせる要素が詰まった佳曲ばかりで、非常に期待が持てるものばかりだった。

  スタートが20分近く遅れた(実際には22:40頃スタート)ため、アンコールの時点で0時近かったが、そんなことお構いなし。前作からの「Ruined In A Day」他を披露後、最後の最後に超名曲「Blue Monday」。バーニー、ギターを置いて妙なステップで踊る。当然、声を振り絞って歌う。ロングバージョンとなった「Blue Monday」が終了した時点で、0時を10分程回っていた。結局90分というフルステージ状態のライブで底力を見せつけたNEW ORDER。「また16年後に会おう!」というバーニーの最後の一言、冗談に受け取れなかったんですけど。

  最後の最後に、ビリーにジャンプで飛びつくフッキー。帽子を取られたビリーを見て、あぁ、やっぱりビリーだな、と実感。

  聞けば裏のグリーンステージにおけるニール・ヤングも2時間半に渡る大熱演だったらしい。結局、どちらかを選ばなきゃならない運命だったのかなぁ。いやぁ、それにしてもいい夢観させてもらった!


01. Atomosphere
02. Crystal
03. Regret
04. Love Vigilantes
05. Isolation
06. Your Silent Face
07. Slow Jam
08. Turn My Way
09. Bizzare Love Triangle
10. Close Range
11. Touched By The Hand Of God
12. True Faith
13. Temptation
14. Love Will Tear Us Apart
---Encore---
15. Ruined In A Day
16. '60 Miles An Hour
17. Blue Monday


‥‥‥‥‥‥To be continued.

投稿: 2001 08 12 12:00 午前 [2001年のライブ, FUJI ROCK FESTIVAL, HEATWAVE, MO'SOME TONEBENDER, Mogwai, New Order, Smashing Pumpkins, Soul Flower Union, ナンバーガール, 渋さ知らズ] | 固定リンク