カテゴリー「くるり」の4件の記事

2006年10月10日 (火)

朝霧JAM(2006.10.7〜8)

Dscn0287 今年も懲りずに「朝霧JAM」に行ってきました。2002年の第2回から連続参加なので、今回で5回目ということになりますか……実は当初、俺は今年の朝霧には行かないと決意していたんです。理由は……多分そのうちにちゃんとしたコラムを書くかと思いますが、俺自身今年のフジロックやその他のフェスで「世代交代」を強く感じて、ちょっと気持ち的に萎えてたんですよ。まぁそんなの俺自身の問題であって、皆さんにはまったく関係のないことなんですが。とにかくね、何となくあの場で過去に味わった特別な気持ちを「共有」したくなかったの。だから最初からチケットも取らなかったし、取る気もまったくなかった。

 でも、ある方々のご好意で、今年も行けることになってしまった。「チケット用意できるけど?」と言われた瞬間、「お願いします!」と即答している自分がいてさ……何やってんだか。そりゃ、フェスの中で一番大好きな、今のフジロックよりも好きな野外フェスだしね。どんなに我慢したって、どこかでボロが出ますよそりゃ。

Dscn0299 さてさて。今年は初めてバスツアーで参加したんですが、いやー楽だわ。運転しなくていいのは。会場に着くまでずーっと寝てられるし、駐車場からシャトルバス待ちをしなくてもいい。新宿から会場内まで直通だもんね。帰りもギリギリまで酒呑んでてもオッケーだし。これはかなり大きいなぁ。来年も行くならバスツアーにしよう。

 で、今年の天気は……いろんなところで述べられているように、2日間晴天に恵まれました。しかも2日目なんて雲ひとつない、本当に素晴らしい天気でしたからね。唯一、10月2週目ということもあってか、日中でもかなり肌寒く、夜なんて凍えそうほど寒かった……風もかなり強かったし。ここまで寒い思いをしたフェスは、2004年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」初参加時以来かな?

 ライブは、まぁ例年どおり酒呑みながらテキトーにしか観てません。とりあえず、簡単なコメントを下記に残しておきます。


▼クラムボン
久しぶりに観たけど、なごむ。やたらとアグレッシヴな雰囲気で、本人たちが一番楽しんでた。ミトくんは以前から会場で見かけたことがあったので本当に好きなんだろうね。嬉しそうだったし。

▼Ron Sexsmith
なんだかんだでほとんどの曲知ってた。前観たときよりも痩せた気が。やっぱり1stの曲をやられると、グッと来るものがあるね。あ、リハーサルでBEATLESの "Nowhere Man" を完コピしてた。本編ではやらなかったけど、これがベストだったかも。

▼INDIVIDUAL ORCHESTRA
ちょっとだけ観た。普段のフミヤと違ってベース弾いたりいろいろ忙しそうなのね。でも好みとはちょっと違うかな。悪くはないけど。

▼元ちとせ
先々週に「SWEET LOVE SHOWER」で観たのより長めのステージ。だけど選曲はほとんど一緒かも。知ってる曲が増えてた(シングル曲ね)。やっぱり"Perfect"(FAIRGROUND ATTRACTION)のこぶし回しはどうかと思う。

▼くるり
テントで聴いた。だって凍えるほど寒いんだもん。リハで "ロックンロール" やったくせに本編でやらず。"ワンダーフォーゲル" や "ハイウェイ"、"街" とかやってた。夏フェスに近いノリかと思ったら、そうでもなかった。最後は "How To Go" で終了。

▼Michael Franti and Spearhead
素通り。すまん、アルバムは好きなんだけど。

▼EROL ALKAN
今年のベストアクト。自分の思う「こういう曲で踊りたい」というのと「こういうDJをやりたい」というのが見事一致した人だなって思った。選曲はかなりベタな部類なんだけど、それがむしろ良かった気がする。タンテ×2とCDJ1000×2を上手く駆使してたのが印象的。つーか途中から遠目に手元しか見てなかった。フロアに降りたり、タンテの載った台の上に立ち上がって客を煽ったり、ミキサーを引っ張って持ち上げていじったりとか、とにかく見せる方もさすが。これ、毎週観にロンドン通いたい。

▼THE POGUES
アルカンでほぼ燃え尽き、POGUESは軽く。去年観てる分、ちょっとは気持ち楽に鑑賞できた。ま、ステージを観たらグッと心が熱くなるわけですが。

▼SOIL & "PIMP"SESSIONS
ほぼフルで観た。カッコいい。デスジャズいいね。デスが付けばなんでもいいよ!

▼1945 a.k.a. KURANAKA
寝ながら数曲。ボブ・マーリィを四つ打ちにしたり、まぁ気持ちよさげなレゲエ&四つ打ちDJでした。まぁこの後、酔って石に躓いて壮絶な転び方(躓いてから倒れるまで3メートル)をしたんで、あまりいい思い出はないですが!!

▼mojave 3
想像してた以上でも以下でもなく。勿論大好きですよ。後半、昔取った杵柄というか、シューゲーザーっぽくなったのが微笑ましかった。

▼V∞REDOMS
こちらも基本はいつも通り良かった。セヴンナーって結局弦楽器というよりは打楽器といった方が近いかも。


Dscn0307……果たしてこれが本当に役に立つのかどうかわかりませんが、ひとまずこんな2日間でしたよ、と。

 でね。いろいろ考えたんだけど、やっぱり俺は来年も朝霧に行くよ。ここ1〜2年のフェス事情は本当に悩ましいものがあるし、自分の身の回りのみんなともちょっと距離を取りたいと思うことも多い。でも、朝霧だけは別だ。やっぱり俺の音楽生活の中で、いや日常の生活の一部として欠かせない要素だわ。音楽は勿論必要だと思うけど、それ以上にキャンプして自然の中でウマい酒呑んで美味い飯食って気の許せる仲間と一緒に過ごすのは止められないもの。フジロックも大好きだけど、もしかしたら近年中に行かなくなる日がくるかもしれない。それでも朝霧だけは変わらずに通いたいと思います。はい。



▼EROL ALKAN「A BUGGED OUT MIX」(amazon:UK盤

2003年7月31日 (木)

「FUJI ROCK FESTIVAL '03」DAY 3@苗場スキー場(2003年7月27日)

  フジロック本編、最終日・日曜のライヴレポ。あー長かった。けど、今年の場合はすんなり書けたなぁ。どうしてだか判らないけど。俺、日記の方に「今年は多分去年よりも数観てない」って書いたと思うんだけど‥‥こうやってみると、実は過去最高に数観てるんじゃないかって気がしてきたよ。まぁフルで観たのは多分これまでで一番少ないと思うんだけどね。楽しみ方が判ってきたってことなのか、何なのか‥‥

  さてさて、最終日なんですが‥‥みんなトリクラスや深夜枠のレポートに期待してることでしょう。まさか苗場まで行って身体張ってネタかますとは思ってもみなかった‥‥って話は最後まで読んでもらえば判ると思うんですが‥‥では、昨日からの続き行ってみますか。

  夕べは4時過ぎにテントに戻って、4時半とか5時前に寝たわけだけど、もう6時半頃には目が覚めちゃってさ。というのも、苗場名物「朝陽が昇ると暑くて寝てらんない」現象を初体験。暑いの何のって。これはたまらんですよ。しかも後ろのテントの男が「梅雨が明けたー!」とか大騒ぎしてやがるし。いや、明けてないんだけどね。結局耳栓し直して、テントの窓開けて再び寝るんですが‥‥やっぱりダメ。8時には起きて、冷水シャワーに行く準備を‥‥昨日まではすんなり入れたシャワーも、さすがに暑くなると長蛇の列。結局1時間もかけて並んだわけ。シャワーから戻ると10時過ぎだったかな‥‥またテントでゴロゴロしてると、グリーンステージからJUDEの演奏が聞こえてきて。結局この日も11時半から活動開始。会場へと向かって行ったのでした。


◎JET(RED MARQUE・12:50~)

  このバンドだけはどうしてもフルで観てみたいと思ってたので、時間に余裕を持ってマーキーへ。開始直前には既に後方まで人が埋まり尽くしてました。

  オーストラリア出身のリフロックバンド。同郷のAC/DCのTシャツを着たメンバーがいる程、そのAC/DCからの影響を感じさせるリフロックを連発。このバンドが他のリフロックバンドと違う点、それはメンバー全員が歌えること。特にギター2人とドラムはそれぞれリードボーカルを取る曲があった程。基本的には真ん中に構えるギターが歌ってるんだけど、基本的に全員高めの濁声なんだわ。全員ボン・スコットかよ!とか突っ込みそうになったけど、とにかく良いね。曲はホントに良く出来てる。ブギーやシャッフル、バラードまで、とにかくバラエティ豊か。まだシングル1枚しか出してないバンドだけど、こりゃマジでアルバム期待できますよ。


◎ROVO(WHITE STAGE・14:00~)

  JETの約40分に渡るステージが終わると、その足でホワイトまで移動。途中で友人と合流し、一緒にROVOを観ることに。昨年9月の朝霧JAMに続き2度目のROVO。前回は濃い霧の中、殆どステージが見えないような幻想的な環境での初体験だったけど、今回は日中、炎天下というあまり良いとは言い難い環境。しかし、そんな条件などものともせず、いつも通りの素晴らしい「人力トランス」を披露してくれました。けどね‥‥今回改めて思ったのは、このバンドってそういった「人力トランス」とかクラブ系の音と比較される事が多いけど、実はかなりロックンロールしてるんじゃないかな、ってこと。音の構造とか構成は確実にプログレとかの方が近い存在なんだろうけど、メンバーの佇まいとかアクションを観てると、例えばベースの人がピョンピョン跳ねながら弾いたり、いちいち大袈裟なアクション決めたりしてるんだよね。そういうのを観ちゃうと、前日観たDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENとは正反対なんじゃないかな、なんて思っちゃうんだよね。ま、考えすぎかもしれないけどさ。

  今回は曲もある程度把握してたこともあり、更に楽しめました。特に中盤のドラムバトル、これが圧巻でして。ライヴならではといった場面でしたね。いやー、また大自然の中で体験したいバンドだなぁ。


◎EVANESCENCE(GREEN STAGE・15:30~)

  やはりうちのサイトで取り上げた以上は、観ておかなきゃいけないでしょう。ラウドロック界の新星?と呼ばれることの多い、ここ日本でも既に大ヒットを記録し、待望の初来日となったEVANESCENCE。一体どんなライヴステージを見せてくれるのか。もしかしたらかませ犬じゃないのか‥‥いろいろ思うことはあったんですが、とにかく観てみなきゃ始まらないな、と。

  幻想的なSEに合わせて男性メンバー4人が登場。どうやらギター2人、ベース&ドラムという構成みたい。アルバムではキーボードが重要な役割を果たしてるんだけど、これは同期モノを使ってるようでした。メンバーが楽器を持ったところで、ボーカルのエイミーが登場するんですが‥‥全然違うよ、印象が! PVやジャケット以上にゴスメイクなんでビックリ。

  アルバム同様、"Going Under"からスタート。その後、「例の曲」を飛ばしてアルバム曲を数曲披露。つうかこのバンドの魅力のひとつに「コーラス」とか「歌に絡む合いの手コーラス」みたいなのがあると思うんだけど、それらは全て省かれててちょっと違和感が。ま、数カ所同期と共に残されてるパートもあるにはあったんですが‥‥バンドメンバーの前にひとつとしてマイクがないのは、そういうことか。

  ライヴには2度ピークがあって、1回目は違和感なくスタートしたSMASHING PUNPKINSのカバー"Zero"。以前からスマパンとの共通点を挙げる人が多かったと思うんですが、やはり実際に好きだったようですね。女性が歌うスマパンの曲というのも、ちょっと意外性があっていい感じ。後半、結構独自の歌メロに変えて歌ってたのが、更に好印象。昔、「苗場でスマパン観たい!」と何度か発言したことがあったのですが、ZWANがキャンセルされてしまった今、まさかこういう形で実現するとは‥‥

  そして2度目のピークは、ご存じ"Bring Me To Life"の時。この曲の時だけ、リズムギタリストの前にマイクが用意され、あのラップパートを再現してたのでした。あ、この曲のイントロにあるピアノパートは、ギターで代用されていて、ちょっと違和感が。ま、悪くはなかったです。エンディングもCDとは違ってて、結構カッコ良かったかも。

  結局、その後数曲アルバムから披露して、約1時間に及ぶステージは終了したのでした。最も、最後の数曲は俺、観てないんですけどね(余所に移動してたので、音だけしか聴いてません)。


◎STEVE WINWOOD(GREEN STAGE・17:10~)

  この後、くるりを観る都合上、前半しか観てません。が、これがかなり良くて、かなり後ろ髪引かれる形でステージを後にしたんですよね。実際、終盤には名曲"Gimme Some Lovin'"をやったそうで‥‥畜生!

  メンバー構成は左からスティーヴがオルガン、ギタリスト、黒人パーカッショニスト、ドラマー。その前中央に管楽器担当者(フルートやサックスをプレイ)が。ステージ前方の、かなり真ん中に集まっていて、非常にこじんまりした印象。しかし、演奏は滅茶苦茶スリリング。所謂ジャムバンド的なプレイスタイルで、かなりアドリブが多かったように感じました。実際、1曲が結構長めにプレイされてたように感じましたし(だからなのか、2~30分で3~4曲しか聴いてないんだよね)。

  スティーヴの歌声、久し振りに聴いたけど、全然色褪せてないのね。'80年代、中学生の頃「ベストヒットUSA」で聴いたあの声と全く同じ。それだけで感動。あーもっと観ておけばよかった。


◎くるり(WHITE STAGE・17:10~)

  スティーヴ・ウィンウッドを途中で切り上げ、ドロの中走ってホワイトへ移動。途中から"ばらの花"が聞こえてきて、ステージに着いた頃に終了。何だよ、'01年の時と一緒かよ!とか思ってたら、その後もいろいろやってくれて、まぁミディアム~スロウな曲が続いたんだけど、極めつけというか、1月以来の"東京"が聴けまして。ちょっと嬉しかったなぁ、この曲をフジロックで聴けるというのは。屋内で聴いた前回以上に素晴らしい演奏だったと思います。そして最後の最後に、あの"ワンダーフォーゲル"が!! もうこれは大合唱。思わず後方でひとり小躍り。何だかな、くるりあんまり興味ないとか言ってたくせして。

  結局今回も数曲しか聴けなかったのですが、それでも大満足でしたね。


◎そして‥‥

  ホワイトの後方にいたので、そのまま「ところ天国」で時間を潰し、更にキッズランドでボーッとしてると、友人と連絡が取れ、そこで待ち合わせ。結局22時頃までそこで喋り続けるというアホなことをしてたわけですよ。遠くから聞こえるエルヴィス・コステロやTHE ORBをBGMにしてね。途中、fujirockers.orgのスタッフから1000人斬りのアンケート(インタビュー?)を受けたりなんかして。で、寒くなってきたので、一旦テントに戻って上着を取ってこようってことになり、移動。グリーンの前を横切ると、丁度MASSIVE ATTACKが"Angel"を演奏中。何か妙に心地よくなってきた、これ1曲で。

  テントに戻る前に、キャンプサイト入り口前の売店でうどんをふたりして食らう。で、腹に入ったら急に眠くなりやがるのな。ま、当たり前か。ふたり共夕べはあんまり寝てないしな(共に4時頃までルーキーにいたわけだし)。とりあえず互いのテントに上着を取りに戻り、再びルーキーで合流することに。1時半頃から演奏するコンタクト、そして3時台に登場するASIAN KUNG-FU GENERATIONが観たかったわけだ。俺は眠かったこともあって「車で仮眠するよ。目覚ましかけて、時間になったら行く」と告げて別れたのでした。

  テントに戻って上着を取ってきて、その足でルーキー前の駐車場に停めてある自分の車に入って、軽く横になりました。当然、携帯の目覚ましを1時半にセットして‥‥


  次の瞬間。目が覚めると外が明るい。異常に暑い。手には何故か携帯を握ったまま寝てる。その携帯の時計に目をやると‥‥6時15分‥‥やけに静かなはずだわ。全部終わってるじゃんか‥‥ハハハ‥‥


冗談みたいな話ですが、本当にこういう風に今年の俺のフジロックは終わってしまったのですよ‥‥ええ、携帯には友人から着信が何度も入ってましたよ。携帯ちゃんと手に握ってましたよ。にもかかわらず、一度も目覚めなかった‥‥気を失っていたといった方が正しいのかもしれませんね。嗚呼‥‥

  その足でテントに戻る途中、何故か外人さん(相当泥酔状態)に「オー、イチロー、イチロー!」って言いながら抱きつかれたりして、何だか散々な終わり方になってしまったような。

  だからといって、ガッカリかというと‥‥まぁこういうのもアリだな、と思ってたりして。だってさ、4日間通してこんなに楽しかったフジロック、本当に久し振りだもん。イライラすることも少なかったし。いや、確かにイライラする瞬間は結構あったんだけど(これを最初から読み返せば多々見つかるはず)、終わってみるとそんな些細なことがどうでもよくなってるんだよね。

  キャンプも、今年は2日も雨に見舞われながらも、かなり楽しんでたし(ま、幸い浸水とかしなかったからだろうけどね)。ライヴアクトも外れが少なかったし。ただ、ちょっと偏りすぎかな、という気が。未知のアーティストを進んで観に行かなかったのは、ちょっとアレかな、と今になって思ったりして。でも、結局観たものに関してはどれも楽しめたんだから、それはそれで問題ないか。あとは、今回出会った人達。本当にみんなに感謝です。みんながいたから、今こうやって楽しい想い出を綴ることができるわけですから。

  さて‥‥もう前夜祭から1週間近く経ってしまうわけですねぇ‥‥次のフジロックまで、あと358日ってことか‥‥長いなぁ。当然、来年も前夜祭から、キャンプ参加の予定で行きますよ。メンツとか関係なしに。人が多い中での楽しみ方もだいぶ掴んできたしね。

  ま、その前に朝霧JAMがあるわけですが‥‥そっちも楽しみだ。

  というわけで、最後まで読んで下さった皆様、こういうくだらないオチで申し訳ありませんでした。そして長文駄文、失礼いたしました。楽しんでいただけたでしょうか? もし、少しでも感じや雰囲気を掴んでくれたなら、そして「来年、俺も私も行ってみようかなぁ‥‥」と思ってくれたなら、とても嬉しく思います。

2003年1月27日 (月)

MANIC STREET PREACHERS GREATEST HITS TOUR@東京ベイN.K.ホール(2003年1月26日)

  フジロック'01から早1年半、単独来日だとまる4年振り(!)となる今回の来日公演。ツアータイトル通り、昨年末にリリースされたベスト盤に伴う内容になるのは何となく想像つくんだけど‥‥でも前回のフジロックの時点で既にグレイテストヒッツ的内容のライヴやってたから、個人的には「今回はどうなの!?」と、ちょっと消極的気味だったんですが‥‥ただ、東京公演はフジロックを除けば、単独公演としては最もキャパの大きいNKホール。既にヨーロッパではアリーナ、スタジアムを満杯にするクラスにまで成長したマニックスを、ここ日本でも同じようなシチュエーションで楽しむことが出来るって点においては、かなり期待してたんだよね。フジロックの時以上にコアなファン、そしてベストを聴いて興味を持った新規ファン、更に前座のくるり目当てでたまたま来てしまった人達‥‥そういった5,000人前後の人間をどう盛り上げるのか。そう考えたら無性にワクワクしてきてさ(ってかなり意地悪だよな、俺)。

  実は当日、ちょっとした手違いで自分のチケットが確保出来ていないことが、なんと現地に着いてから発覚。この時点で既に1階スタンディングフロアはソールドアウト。ダフ屋から安価で購入しようか迷ったものの、奴らの懐に金が転がり込むのもシャクなので、当日券売り場で2階スタンド席を購入。前売りより500円割り増しの7,000円なり。ま、スタンディングだったら荷物をクロークに預けるだけで500円取られるから、同じようなものか。それに全体を見渡したいっていうのもあったし(既に'93年、'99年にほぼ最前で観るという経験をしてるので、今更‥‥ってのもあるんだけど、折角の大きい会場だし、それすら楽しもうという考えがあったので)。Jブロックの5列目、ステージ真正面からちょっと右寄りの位置。確かにステージからは距離があるんだけど、そんなに観にくい位置でもなく。ま、NKホール自体が他のアリーナと比べれば半分くらいのスケールってのもあるし。


◎くるり

  オープニングアクトとしてくるりの参加が決まった後から、それまで伸び悩んでいたチケットの売上げが急激に伸び、最終的にはスタンディングフロアは前売り段階でソールドアウトになるという快挙。ホントにこれがくるり効果なのかは判らないけど‥‥勿論、くるり効果だと考えてみると、確かにそれらしい理由はあるんだよね。ドラムに今回、元ナンバーガールのアヒト・イナザワが参加するという点。これが世の若いロックファンにかなり大きなインパクトを与えたんじゃないでしょうか? 個人的にはくるりよりもナンバガ好きなので、この組み合わせがどういう化学反応を起こすのか‥‥その一点のみがずっと気になってました。

  ってよくよく考えてみると、ちゃんとくるりのライヴを観るの、これが初めてだったりして。2001年のフジロックでは "ばらの花" 1曲しか観てないしね。それに、世間の評価が異常に高いアルバム「THE WORLD IS MINE」の世界観をどう生で表現するのか?って点も気になってたし。

  で、内容ですが。基本的には前半にその「THE WORLD IS MINE」の曲を中心に進め、新曲も織り交ぜ、アルバム以上にヘヴィでダウナーな世界観を表現してました。そしてそこに加わるアヒトのダビーなドラムサウンド。一聴しただけでアヒトのそれと判るタムタムのリバーブ具合。思わずニヤリ。

  けど‥‥俺はくるりとアヒトって、基本的には合わないと思った。というのも、くるりが目指す世界観の持つビートと、アヒトが持ち合わせるビート感が噛み合ってないのね。今のくるりに必要なのは、的確なプレイをするドラマーなんじゃないかな? 別にそれは機械的という意味ではなくてね(そういう同期モノを多用した曲もあるにはあるけど、だからといって機械通り正確に叩くドラマーが必要ってわけじゃないよ)。それに対してアヒトのドラムってのは、バンドをグイグイ引っ張ってく、ホントの意味での「その場のノリ重視」なロックンロールドラマー。速い曲になるとグイグイ前に出て、前のめりで走り気味なリズムになるし、スローで重い曲になると、これでもか!?って位に一音一音をタメる。勿論、やろうと思えばくるり的なサウンドでもやれるんだろうけど、そうなるとアヒトの持ち味を殺しかねない。この日のライヴの最中、岸田が何度か後ろに振り返って、アヒトに何か指示する姿が見られたけど(しかもそれが怒鳴っているようにも見えたし)、多分パーマネントでこの組み合わせが続くことはないと思う‥‥確かにダブ要素を取り入れたくるりってのも非常に魅力的ではあったんだけどね。

  個人的には最後の"街"と"東京"の2曲がググッときました。しかも、しっかり"東京"でも自己主張を忘れないアヒト。ある意味雰囲気ぶち壊し気味だったけど。


[SETLIST]
01. GULTY
02. ARMY
03. (新曲)
04. GO BACK TO CHINA
05. リボルバー
06. 街
07. 東京


◎MANIC STREET PREACHERS

  約45分に渡るくるりのステージが終わり、30分の休憩&セットチェンジを経て、再び会場が暗転。デヴィッド・ボウイの "Sound & Vision" が鳴り響く中、ステージ上にひとり、またひとりとメンバーが現れ、それぞれの持ち場へ移動。最後に白のレスポールを抱えたジェームズが登場。「Hello~」と簡単な挨拶の後、1曲目の曲名をコール。いきなりファーストからの名曲"Motorcycle Emptiness"からスタート。お客大興奮。上から見てるとよく判るんだけど、フロアのお客の跳ねる様や一緒に合唱する様等、全てが想像してた以上のリアクションだったので、ちょっと驚き。みんなもっと醒めてるのかと思ってたよ。マイクを向けられれば、ちゃんと大合唱するし。俺がいた2階席の周りでも、みんな結構一緒に歌ったり踊ったりしてたし。嗚呼、ちゃんとファンで埋まったんだな、と一安心。確かに俺の隣の席にいた女性はくるりが終わった後に帰ってしまったけど、それでもまだこんなに沢山の人達がいるし、くるり観たついでにマニックスも観てくかって人達も腕組みして観察しながらも、しっかり身体でリズム取ってるし。

  ジェームズはといえば、いつも通り、いや、いつも以上にクルクル回りながらギター弾きまくり、ニッキーも最初っから飛ばし気味で、ずっとジャンプしまくり。ベース弾いてるよりもジャンプしてる時間の方が長いんじゃないか?ってくらい。ショーンのドラムも、昔を知る者からすれば信じられない程の成長振り。確かにフィル入れる度にリズムがもたったり走ったりはするんだけど、それがまたマニックスらしさを醸し出してるように思えるんだねこれが。

  続いて"You Stole The Sun From My Heart"。2曲目にこれっていうパターン、結構多くない? '99年のツアーも、前回のフジロックも2曲目だったような‥‥ま、静かに始まってサビで爆発するという、グランジにありがちな「強弱法」を用いたタイプのポップロックなんだけど、とにかくマニックスらしくていい曲。最近はアルバムで聴くと「もういいよ‥‥」と感じる瞬間も時々あるんだけど、こうやってライヴだとまた違った印象を受けるので、全然気にならない。サビ前の「イチ、ニー、サン、シー!」っていうジェームズの掛け声、いつ聴いてもニヤッとしちゃう。

  ジェームズによる歌唱指導の下、スタートするパンクソング"The Masses Against The Classes"で、フロアではやっとダイブする奴がちらほらと見られるようになり、いよいよ本格的に盛り上がってきななぁ‥‥って思ってたら、新境地といえる新曲"There By The Grace Of God"をここでプレイ。DEPECHE MODEばりのシンセサウンドやギターのエフェクト音が雰囲気出しまくり。そしてアルバム以上にブリブリのベースサウンドを聴かせるニッキーや、あくまで生ドラムに拘ったショーンのプレイもなかなかのものだったよ。アルバムはヒンヤリとした機械的なイメージだったけど、ライヴでは少しだけ温かみを感じさせるアレンジになってて好印象。
  そうそう、忘れてたけど、今回のマニックスはツアーメンバーがひとり増えての5人編成。「EVERYTHING MUST GO」ツアーから参加してるニック・ネイスミスと、パーカッション担当の男性プレイヤーが、3人の演奏に華を添えていました。

  「Revolution, Revolution.....」というループする声。それに合わせて適当にリフを弾くジェームズ。いつしかそれがデヴィッド・ボウイの "Rebel Rebel" になり、そこからあのリフへ‥‥スタジオバージョンと同じSEからスタートする"Motown Junk"にちょっとビックリ。しかし、いざ演奏が始まっちゃえばあとはいつも通りの疾走ドパンク。後半のドラムソロパートではフロントのふたり、ジャンプしまくり。「この曲をやらなくなった時こそ、バンドの死を意味する」みたいな発言をしてたけど、ホント10年経とうが20年経とうが延々プレイし続けて欲しい曲だわ。

  「俺達の最初のトップ10入りヒットシングル」という説明に続いて披露されたのが、俺自身ライヴでは初めて聴く"Suicide Is Painless"。やっぱり個人的にはこの頃の曲の方が思い入れ、強いわ。ブートビデオでは演奏する姿を確認してたけど、まさかこうやって日本で聴く日がこようとは‥‥それにしてもこういうタイプの曲って、本当にアリーナクラスの会場にピッタリだわ。完全に無敵のアリーナロックバンドっていうイメージ。後半のテンポアップするパートでは、前曲に引き続いてダイバー続出。

  この日2度目のテレキャスターを持ち出し、あの印象的なカッティングを‥‥"Kevin Carter"だ。初日では演奏してなかったみたいだけど、再び復活。やっぱりこれやらなきゃねぇ。アルバムでは軽い印象のこの曲だけど、ライヴではかなりタフな演奏に。いつ聴いてもいい曲。

  「初来日した時、クラブチッタとかで演奏したっけ‥‥」っていうようなこと言った後に(‥‥言ってたよね?)、「Very old, old, old,old song」な"Slash n'Burn"が! まさかまたこういった曲をライヴで聴ける日がこようとは。しかも、リズムのモタり具合は'92年当時とあんまり変わってないという‥‥(苦笑)すげぇぞ、マニックス! もうね、古いファンとしては‥‥ずっと鳥肌立ちっぱなし。嗚呼‥‥だんだんライヴレポートらしいこと書けなくなりそうだわ‥‥

  ここでちょっとだけクールダウン。「ニッキーが日本語を喋るよ」というジェームズの振りに対し、ニッキーが喋った言葉がそのまま次の曲のタイトルに‥‥って"Tsunami"ですが。悪い曲じゃないけど‥‥この辺の曲はホント、ちょっともういいかなぁ‥‥という気がしないでも。ここ3回の来日公演でも必ずやってるし、同系統でもっといい曲、沢山あるのにね。まぁ今回はグレイテストヒッツ・ツアーってことで、あくまでシングル曲に拘ってるようなので、良しとしますか。

  続いて「次は『THE HOLY BIBLE』アルバムから」という紹介の後にコールされた曲名に、ちょっと驚く。"She Is Suffering"だよ‥‥確かにこれもシングル曲だけどさぁ‥‥すっげー意外で驚いた。名古屋では "Revol" をやったっていう話だったから、ちょっと期待してたんだけど。ま、どっちをやっても個人的には大満足でしたけどね。ただ‥‥これが‥‥アレンジのせいでちょっと違った印象を受けたのね。アルバムでは渇いた、ガリガリした音という印象だったのが、今回は奥行きのあるシンセサウンドが前面に出過ぎてて、非常に柔らかい、今のマニックス・サウンドに。それが悪いっていうわけじゃないけど、ちょっと違和感を感じました。ま、何度か聴けば慣れると思うんだけどね。そして更に意外だったのが、続く"Life Becoming A Landslide"。これもベスト盤には入らなかったセカンドからのシングル曲なんだけど‥‥今回の日本ツアーでは唯一東京で演奏されたのみ。いやぁ~もうね、鳥肌立ちまくり。ホントゾクゾクした。それにしても‥‥ファースト~セカンドの曲、特に"Suicide Is Painless"以降の曲って本当にアリーナ向けのビッグサウンドだったなぁ、と再確認。こうやって大会場でやって初めてその良さが完全に伝わるアレンジなんじゃないかな? ジェームズもニッキーも気持ちよさげに歌い演奏してたのが印象的でした。

  ジェームズが再びテレキャスターをぶら下げ、ある男をステージ袖から呼び込み‥‥マニックスのオフィシャル・カメラマンであるミッチー池田氏の登場です。ってことは‥‥お判りでしょう。生「目、とっても美しいですね。とても美しい目をしてます」からスタートする"Ocean Spray"です。タイプとしては"Kevin Carter"と同系統なんだけど、こうやって聴くとそれぞれに別々の良さが感じられるんだよね。ライヴ前は「"Kevin Carter"だけ聴ければいいや」とか言ってたんだけど、いざ両方プレイされると、その違いを改めて思い知らされたという、ね。

  おもむろに聴き覚えのあるリフの塊。"Stay Beautiful"だ‥‥やっぱりこの辺の曲に対する反応は、最近の曲に対してよりも大きかったような。新規のファンにとっても、初期のパンキッシュな曲は魅力的に映ってるのかな? サビの「Why don't you just...FUCK OFF!」のコーラスも思ってた以上に声が出てたようなので、ひと安心(逆に何故歌詞カードがああなっているのか、ここで初めて知った人も多かったのでは?)。

  一旦袖に戻ったジェームズがギターをチェンジ。アコースティックギターを抱えて戻ってきた‥‥ってことは恒例のアコースティックコーナー‥‥のはずなんだけど、他のメンバー誰も引っ込まない(これまでは、ジェームズひとりによる弾き語りがメインだった)。どうやら今回のアコースティックコーナーではバンド形態で演奏するようだ。懐かしいアルペジオに導かれて登場したのが、これまた久しく演奏されていなかった"Little Baby Nothing"。初期はこの曲の時、客席から女の子をステージに上げて、トレイシー・ローズのパートを歌わせてたんだけど、さすがに今回はなし。トレイシーのパートも全部ジェームズが歌ってました(ま、もともとそんなに高いキーじゃないので全然違和感ないけど)。エレキなしの"Little Baby Nothing"もまた味わい深くて良いです。

  その形態のまま、「This song is dedicated to Richy James.」というコメントと共にスタートしたのが"Faster"のアコースティックアレンジ。ギターがアコースティックになった他、キーボードの味付けも若干変わり、ちょっとラウンジ風かな?っていう印象。シンセが前面に出てるので、かなり最近のマニックスっぽくなってました。これはこれで面白いかも。ま、いくら抑えて歌ったり演奏しても、最後になるとどうしてもガナり叫んでしまうジェームズが何とも微笑ましかったりして。

  2曲のアコースティックコーナーが終わり、再びレスポールを抱えたジェームズが歌いだしたのは、セカンドから"From Despaire To Where"。これも随分久し振り‥‥っていうか、10年振りに生で聴くわ。何となくいつも「演奏してくれないかなぁ」と思ってた1曲なんだけど、海外で時々やってたみたいだけど、どうしても俺が観に行く日にはやってくれなかったという。そしてそのまま、これも多分10年振りに聴く"Roses In The Hospital"。セカンドからのシングル攻勢は、今日のこのシチュエーションにピッタリ。「We don't want your FUCKING LOVE」のコーラスがちょっと声小さかったような‥‥みんなもっと頑張ろうよ!

  そろそろ終盤に差し掛かってきたかな、といった時間帯になり、残すはお約束の3曲で終わりか‥‥と思ってたら、まだまだやる気だよ、マニックス。バンドアレンジではなにげに初めて聴く"The Everlasting"では、歌ってて本気で泣きそうになるし。ベスト盤のショートバージョンに憤慨した俺だけど、やっぱりこの曲はフルコーラスに限る、そう実感した瞬間でした。ホント名曲。更にそのまま"Everything Must Go"へ。この位置にこの曲を持ってくるのは反則! 知らず知らずのうちに顔がニヤけてるし。さっきまで泣きそうだったくせしてね。それにしても、この曲でダイブする奴が現れたのは、ちと意外でした。

  そろそろ本当に終わりそうな予感‥‥ということで、お約束の3曲の時間のようです。まずはマニックス初のナンバー1ヒット"If You Tolerate This Your Children Will Be Next"。さすがにイントロのエフェクト音が会場に響いた瞬間の歓声は大きかったね。別にチャート至上主義ってわけじゃないだろうけど、それでも代表曲として認識されてるんだね。ちょっと意外かも(日本だとこの手の曲よりも、初期のパンクナンバーの方が人気あるのかな、と思ってたもので)。そういやぁ"Faster"の時、思ってたよりも歓声小さかったしな‥‥

  そして名曲中の名曲"A Design For Life"へ。さすがにこの辺になると会場中から大合唱が。ちょっと感動的。中盤のインストパートでジェームズがマイクスタンドを、本来リッチーがいるべき場所へ移動し、そこに向かってギターを一心不乱に弾きまくり‥‥ここで俺、絶対にマジ泣きしてたと思う‥‥ああ、やっぱり今日もリッチーは来てたんだ、それが判っただけでも俺としては十分だったし、やっぱりマニックスというバンドはジェームズ、ニッキー、ショーン、そしてリッチーによる4人組なんだな、今でもベスト盤のジャケット通りなんだな、と再確認。あと数日で「あの日」から8年経つけど、今でもリッチーは「そこ」‥‥ステージ向かって左側の、あの空間にいるんだ‥‥畜生、なんて惨めで無様な生き方しようがカッコいいバンドなんだろう、マニックスってのは。

  ジェームズ「Good night.」客「え~っ!?」ジェームズ「"You Love Us"!」‥‥という絶妙なやり取りからスタートしたラストナンバー。珍しくインディーズからの「Heavenly」バージョン‥‥頭のSEからスタートして、そのままいつも通り突っ走りまくり。ジェームズは右へ左へ動きまくり、シャウトしまくり、ニッキーは相変わらず訳の判らないコーラス入れまくり(笑)、ソロパートでは‥‥なんとジェームズがフロアへ降りてきてしまった! 急遽マイクスタンドをフロアに下ろして客と同じ目線で歌うジェームズ。何故このバンドが本国やヨーロッパであんなにも支持されるのか、それがよ~く判った瞬間だったんじゃないでしょうか? そしてフロントマンが不在のステージ上に目をやると‥‥いつの間にかニッキーがベースアンプの上に登ってるし(笑)、そして頭上に掲げたベースを床に叩きつける! アンプ上から飛び降りると、ベースは見事ネックが折れて真っ二つ。それを持ってニヤニヤするニッキー。更にマイクスタンドを持ってそれを客の方に向けたり、動き回ったり‥‥何か俺が観る時っていつも、かならずニッキーは最後までベース弾かないんだよなぁ(笑)。ニッキーに気を取られていると、いつの間にかステージ上に復帰したジェームズの姿が。ギターを床に置き、演奏は混沌とした状態のままエンディングへ。ショーンはそのまま姿をくらまし、残ったジェームズとニッキーがお客とコミュニケーションを取ったり、終いにはジェームズがニッキーを肩車したり(爆)と、これまでのマニックスからは考えられない程の上機嫌振りだったんじゃないでしょうか? あの気難しい英国人達が、ライヴの最中何度も「Fantastic」を連発するんだもん。本当にバンドにとってもいいライヴだったんだろうな‥‥ってのが伝わってくるライヴだったと思いますよ。客殿が点いて時計に目をやると、既に1時間50分経過‥‥過去の彼等のライヴと比べれば、明らかに長いライヴだったし、曲数や内容にしても文句なしだし、しかも全曲シングルナンバーだったという贅沢振り。そりゃ、もっとあれが聴きたい、っていう思いはみんなあると思うけど、それでもこれで満足出来ない人はいないでしょ?ってくらいに充実した、最高のグレイテストヒッツ・ライヴでした。

  ここまで集大成的内容でやられてしまうと、気になるのは今後の動向なんですよね‥‥ホントにこのまま活動停止とかしないだろうな?とか心配になってくるしさ。ま、もしこのまま活動停止してしまっても、誰も文句は言えないと思うよ。マニックスからすれば'93年以降の活動全てが「おまけ」みたいなもんだったんだから。

  でも‥‥ベスト盤収録の新曲(特に"There By The Grace Of God")や先日、日本でのみリリースされたミニアルバム「FOREVER DELAYED EP」収録の新曲群を聴く限りでは、今後のマニックスの方向性に期待してみたくもなっちゃうんだよね。従来の曲調やメロディに、いろんな味付けを施して、これまでとは違った側面を垣間見ることができたし。まだ未完成という印象も受けただけに、その完成型を聴いてみたいし、更にそれをどうライヴで料理するのか、そして過去の楽曲とどう整合性を取るのか‥‥まだまだこのバンドにやれることっていろいろあるんだよね、うん。

  そしてそこには‥‥目には見えないけど、常に4人の姿が‥‥

  今回で最後になるにしろならないにしろ、この日のライヴを見逃した方々。後悔しまくってください。年明け早々、いきなり2003年を代表するようなベストアクトをみすみす見逃すとは‥‥恥を知りなさい!


[SETLIST]
01. MOTORCYCLE EMPTINESS
02. YOU STOLE THE SUN FROM MY HEART
03. THE MASSES AGAINST THE CLASSES
04. THERE BY THE GRACE OF GOD
05. MOTOWN JUNK
06. THEME FROM M*A*S*H (SUICIDE IS PAINLESS)
07. KEVIN CARTER
08. SLASH N' BURN
09. TSUNAMI
10. SHE IS SUFFERING
11. LIFE BECOMING A LANDSLIDE
12. OCEAN SPRAY
13. STAY BEAUTIFUL
14. LITTLE BABY NOTHING [Acoustic]
15. FASTER [Acoustic]
16. FROM DESPAIRE TO WHERE
17. ROSES IN THE HOSPITAL
18. THE EVERLASTING
19. EVERYTHING MUST GO
20. IF YOU TOLERATE THIS YOUR CHILDREN WILL BE NEXT
21. A DESIGN FOR LIFE
22. YOU LOVE US (Heavenly)



▼MANIC STREET PREACHERS『FOREVER DELAYED : THE GREATEST HITS』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD

2001年8月 8日 (水)

「FUJI ROCK FESTIVAL '01」DAY 1@苗場スキー場(2001年7月27日)

◎JOEY RAMONE TRIBUTE (at GREEN STAGE / 10:30~11:00)

  「ライブ開始30分前に、先頃亡くなったジョーイ・ラモーンの追悼式を、フジロックのやり方でやる」とスマッシュの日高社長(大将)が言っていたので、RAMONES好きだし前行って観てみようと思い、出来るだけ前の方へ。

  まずMCのふたりがしゃべり、その後大型スクリーンを観てほしいと言って引っ込む。すると、聴き覚えのある、あの音楽が。映画「荒野のガンマン」の有名がタイトルナンバーが。ご存じの方も多いと思うが、これこそRAMONESのライブには欠かせない1曲なのである(METALLICAもRAMONESの真似をして、この曲使ってたっけ)。スクリーンには、ジョーイが元気だった頃の姿、RAMONESのライブシーンをコラージュ的にフューチャーしたものだった。と同時に、天井から懐かしのRAMONESのロゴが入った垂れ幕が。これ、本物?

  曲が終わり、拍手。そして大将が現れ、挨拶。ステージ袖から、これまでRAMONESのイラスト・デザインを手掛けてきた人が登場し、挨拶。残りのRAMONESメンバーから預かってきたという手紙を読む。続いて大将がそれを日本語に訳す。ここで先の垂れ幕が本当にライブに使っていたもので、現在「ROCK'N'ROLL HALL OF FAME」に寄与されていたのを借りてきたそうだ、これだけのために。

  続いてツアーマネージャー、そして同じニューヨーカーのパティ・スミス・バンドのギタリスト、レニー・ケイも登場し、それぞれメッセージを観客に伝える。ツアマネはジョーイの母親と弟からの手紙も持参し、読み上げる(全員のメッセージを大将はその場で日本語に訳して伝える)。

  これらのコメントを聞いて、如何にジョーイが日本を、日本食を、日本人を愛していたかが伝わってきたし、単純に感動した。そして大将は最後に「湿っぽく送るのはフジロックらしくない。フジらしいやり方でジョーイを送り出してやろう」と言って、ステージに1本のマイクスタンドが運ばれる。やけに身長が高い人用だなぁと思っていると、流れてきたのは「Blitzkrieg Bop」。スクリーンには再びRAMONES時代のジョーイの姿とライブシーン。曲に合わせて大暴れする俺。当然「HEY, HO, LET'S GO!」のかけ声と共に。RAMONESは1992年だったか1993年だったかに一度観ただけだが、バンドで何度もカバーした経験があるので、それなりに思い入れがある。というより、パンク好きな人でRAMONES嫌いな人っているの? 苗場に来たからには、この曲で暴れるのは義務なのだ。


◎KEMURI (at GREEN STAGE / 11:00~11:50)

  やっぱりフジに来たからには、一番デカいグリーンステージでスタートしなくちゃ。今年は3日間共、日本の「パワーバンド」でスタートする、という話を事前に聞いていた。初日はKEMURIだ。スタートする前に、ボーカルが「再び今日、フジロックに出演でき、さらにこんなに大きな舞台のトップバッターをやらせてもらえることに感謝する」というような喜びと感謝の言葉の述べてから、いよいよ「PMA (Positive Mental Attitude)」という、KEMURIの姿勢を代弁する曲からスタート。のっけからモッシュ&だいぶの嵐。俺もその中に巻き込まれる。笑顔でやんの、俺。ギターのザクザク感も、ブラスの音色も気持ち良すぎ。

  途中、レゲエ調のインストを挟んでヒートアップした観客をクールダウンさせてから、再び代表曲の連発。秋に出る4作目のアルバムからもいち早く2曲を披露。特に目新しい要素は皆無だが、このバンドは変わらずにこのままのスタイル/姿勢で続けて欲しいと思う。そして願わくば、来年もこの大自然の中で感じたい音楽だと素直に思った。正直、こんなに惹かれるとは思いもしなかった。これは大きな収穫だった。


◎EGO-WRAPPIN' (at WHITE STAGE / 14:20~15:00)

  ホワイトステージは2年前とあまり変わっていなかった。あれ、前はスクリーンとかなかったっけ? 客も一昨年とは大違いで、結構入ってる。真ん中よりちょと前あたりで、最初は様子を伺う。印象としては、ジャズやブルーズ、ロック色が濃いジャズやブルーズといった感じ。もし今ビリー・ホリディが音楽をやっていたら、きっとこんな音を出すんじゃなかろうかっていうイメージの音。けどジャズロックとかブルーズロックとか、そういうのともちょっと違う。独特な「色」を持ったユニットだと思った。

  とにかく、踊ってナンボの音楽。日中の炎天下の中で聴くタイプの音楽だとは思わないが、最後まで気持ちよく踊らせてもらった。ボーカルの歌声が気持ちよく伸び、心に響く。その上手さに唸りながら、連鎖するように前へ前へと進んでいき、踊り狂っう自分。お洒落だとかクールだとか、彼らをそういう上品な言葉で表現することは簡単だ。けど、自分にはもっとどぎつい「黒さ」のようなものが感じられた。それは音楽的要素としての「黒さ」ではなく、もっと人間の暗部、決してネガな音楽をやっているわけではないのだが、何故かそういうものを感じてしまう。これは家でCD聴くよりも、クラブや小さい小屋でライブを楽しむ音楽だな。


◎くるり (at FIELD OF HEAVEN / 14:20~15:20)

  昨年のフジロックでは、ここFOHで奥田民生が演奏した際にやはり規制がかかる程人が入ったそうだ。「あのFOHが人でごった返してるって?」と半信半疑だったが、この時くるりを観に足を運んで、それがどういう意味なのかがよく判った。本当に後ろまで人でビッシリなのだ。

  俺が着いた時点でエンディング近くだったようで、すでに「ばらの花」がスタートしていた。この1曲が聴けただけでもよかった。昨年のサマソニにも出演してるが、そのときとは状況が変わってきている。すでに彼らはホワイトやグリーンでも何ら問題のない存在なのだ。

  ステージにはサポートのギタリストを入れた4人。「ばらの花」の後は、この日の為に作ったという「変な曲」(岸田・談)を披露。不協和音や怪しいコーラスが入る、殆どインストと言っていい曲。一応歌っているのだけど、歌詞らしい歌詞はなく、うめき声というか何というか……おふざけソングですな、これ。途中でフロント3人が同じアクションを取って踊ったりして、そしていきなりプツリと曲は終了し、くるりのステージも終了。


◎ミラクルヤング (at FIELD OF HEAVEN / 16:00~17:00)

  ボーカルは元INU、現在作家として活躍中の町田康(元・町田町蔵)、ギターにシアター・ブルックの佐藤タイジ、ベースが現在清志郎のラフィータフィーでも活躍中の藤井裕。このメンツでしびれた人、或いは「町蔵は何をやるつもりなんだ?」といった興味本位でここまで来た人。当日のFOHはこの2タイプの方々で埋め尽くされるはずだった。が、実際にはさっきのくるりでの規制がウソのような閑散振り。裏はグリーンでASIAN DUB FOUNDATION~TRAVISだもん。そりゃそっちに行くわ。

  ドラムとベース、そしてギターが登場して、軽くジャムセッション。カッコイイ! どこからが本番でどこまでがサウンドチェックなのか判らないくらい自然にスタートした。そして町田がアコギを首からぶら下げて登場。「ア~アァアァア~」っていう‥‥何だっけ、ほら、よく耳にする‥‥学校の音楽の授業とかでもやるクラシカル曲‥‥超有名な曲なのに、タイトルど忘れ。とにかくその曲をアレンジして、メロディーラインをア~だけで歌い通す町田。バックの演奏がフュージョン+ハードロックって感じで、ちょっとCHARあたりを彷彿とさせる。けどあそこまでジャジー&ブルージーでもないんだけど。ちょっとアレンジのせいで、ふとRAINBOW版「Somewhere Over The Rainbow」を思い出したのは、俺だけだろうか?

  前半はタイジの魅せ場満載で、町田の影が薄かった。タイジ、チョーキング一発決めれば右手を天に向け仰け反るし。ちょっとリッチー・ブラックモアと印象が被った。ギターヒーローらしいギターヒーローを久し振りに観た感じ。当人は本家であるシアター・ブルックでは歌も歌ってるわけだから、普段はここまで動けないはず。つうことは、フロントマンとして鬱積してたものが多少なりあったってことか。

  曲もリフ主体の70年代的ハードロック。ギターリフに合わせてベースもリフをユニゾンで弾いたり、またバトルしちゃったり。ジミヘンとかツェッペリンみたい。しかも1曲が長い(必ず中盤にジャムセッション風のソロパートが入る)。こういう古くさいハードロックが町田の歌に合っていたのかは最初、疑問を感じていたが。

  MCは完全にタイジの役目。町蔵ぅ~って歓声が湧くと、それにちゃんと受け答えする町田。「黒って何だぁ~?」っていう、例のCMを意識した声が挙がると、たまらずタイジも「うちのボーカルは、怒らせたら怖いぜぇ~」と一言。この後あたりからだろうか、町田もエンジンがかかり始めたのは。

  町田は終始マイペースで、歌い方自体は最近の唱法なのだけど、やっぱり存在感ある人ってのは、そこに立ってるだけで違う。もうステージの上にいるだけでいい。オーラっつうか、そういうのをひしひしと感じる。で、それに対して大袈裟すぎるくらいのアクションで受け答えするタイジ。一見対照的だが、このバランス感がバンドには必要なのだ。

  最後にはノリノリで終了したミラクルヤング。音源が発表されていないため、1曲も知ってる曲はなかったが、それでも十二分に楽しめた。大物ミュージシャンが組んだ「スーパーユニット」というイメージが観る前はあったが、あれを観た後なら誰もが「これはバンドなんだ」と断言できるはず。


◎MANIC STREET PREACHERS (at GREEN STAGE / 19:10~20:30)

  以前から「フェスでマニックスを観たい!」と言い続けてきた俺だが、その願望が遂に実現する日が来た。しかも、大好きなフジロック、苗場の一番大きなステージで。さらにOASISの前座ときた。こりゃ観客もマニックス側も盛り上がらないわけがない。どうOASISを「食う」のか‥‥その1点だけがずっと気になっていた。

  無機質なインダストリアル系っぽいSEに合わせてメンバーが登場し、ジェームズがいつもの挨拶をした後に1曲目のタイトルをコールする。今回のツアー同様、「Found That Soul」からスタート。本ツアーとは選曲・曲順を変えていて、通常は2曲目に「Motorcycle Emptiness」へと流れるのだが、比較的アップテンポな曲を頭に固めた。フェス仕様なのだろうか。個人的にはまだ一度もライブで体験したことのなかった「Faster」に痺れ上がった。

  新作からの曲が激減し、シングルナンバーだけになっていたのはちょっと驚きだった。個人的にはライブで聴きたい曲満載だった新作なのだが、どうやら今夜はグレイテストヒッツ的内容で攻めるようだ。これもOASISに対する挑戦状だろうか。それにしても、新譜や前作からの曲への反応は素晴らしいのだが、「Faster」や初期の曲への反応の寒さといったら。自分の周りだけだったのかもしれないが、明らかにノリきれてない。ボーっとその場に棒立ち状態。前のブロックでは半狂乱に暴れる輩やダイバー続出の「Motown Junk」でも「これ、知らなぁ~い」って今にも言いそうな空気が流れていた。

  内容に関しては文句なし。ジェームズもいつも通りだったし、ショーンもいい感じだったし、ニッキーはこれまで観た中で一番調子良さそうだったし。そのニッキーが爆発したのが、エンディング「You Love Us」でのこと。2コーラス目の途中でベースを床に叩きつけ、マイクスタンドを持って、客を煽りまくる。当然ベースの音がないまま曲はギターソロへと突入。前回来日時の縄跳びといい、この人は……ちなみにこの日の彼は久し振りのワンピース姿。中盤のジェームズ弾き語り前後で衣装替えを行っている。

  アコースティックコーナー前に「A Design For Life」やられちゃったんで、泣くに泣けなかった。っと盛り上がるところでやってほしかった。唯一文句を言うとしたら、中盤以降の曲の並べ方かな。ミディアム~スローな曲が固まっていて、途中から肌寒さを思い出す瞬間が何度かあった。けど、プレイされた曲の大半はシングルとして発表されている曲ばかりなので、もしかしたらこのセットリストってのは、来るべきグレイテストヒッツへの伏線なのかもしれない。

  何にせよ、俺は泣かなかった。きっと泣くだろう、誰もがそう思っていたはず。実際自分でも号泣するんじゃ……なんて思っていたけど、目頭が熱くなることすらなかった。何故? もうマニックスが、俺にとって必要なバンドではない、ということではない。俺がマニックスを越えていったんだろう。そこに俺が込めた思いとか、想い出とか、そういうのを越えていって客観的に見れるようになったのかもしれない。それに後ろのほうで観てたから、とのも大いに関係あると思うが。とにかく、初日のピークだったのには違いない。

  最後の最後で、ニッキーはアンプやモニターにマイクスタンドをぶち込み、ショーンもドラムセットを蹴り倒す。かなり派手にやってる。これこそ俺が知ってるマニックスってもんだ。ただ、初期の彼らを知らない最近のファンはビビっていたようだが。これもOASISへ対する煽り、挑戦状だったのだろうか?


01. Found That Soul
02. You Stole The Sun From My Heart
03. Faster
04. Motorcycle Emptiness
05. Ocean Spray
06. Tsunami
07. The Masses Against The Classes
08. Let Robeson Sing
09. Sweet Child O'Mine ~ Baby Love ~ Motown Junk
10. A Design For Life
11. Raindrops Keep Fallin' On My Head
12. The Everlasting
13. Ready For Drowning
14. Everything Must Go
15. So Why So Sad
16. Kevin Carter
17. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
18. You Love Us


◎OASIS (at GREEN STAGE / 21:30~23:00)

  会場に向かう途中、1曲目「Go Let It Out」が聞こえてきた。続く2曲目までは昨年の来日公演と同じ。途中、風の流れで曲が確認出来なかったが、会場のゲートをくぐった時点で「Morning Glory」が終わったところだった。

  グリーンステージに到着して、俺は驚愕の場面に遭遇する。人、人の海なのだ、グリーンステージが。こんなグリーン、観たことないぞ? 一昨年のBLURも確かこんな感じだったけど、あれよりも遙かに人が入っている。恐らく今日苗場を訪れた人の8割以上がここに集まっているんだろう。

  そうそう、こんなOASISが観たかったんだよ! グラストやレディングフェスでの一場面のような光景。本当に鳥肌が立った。前の方で観てた人には判りづらいと思うが、後方から全体を見渡したときの光景といったら、それはもう例えようがないくらいのすごさだった。俺の中の理想像に限りなく近い光景がそこにはあったのだ。

  リアムもかなり調子がよさそうで、他のメンバー(特にゲムとアンディ)も数をこなしたことによって魅せ方が判ってきたような印象を受けた。ゲムがソロを弾く場面もかなり増えていたし。

  けど、みんなが言うほど俺はセットリストはすごいとは感じなかった。結局、要所要所は前回とほとんど変わっておらず、「Wonderwall」をやらない代わりに意外性のある曲が多かったってわけでもない。1998年2月の武道館以外は毎公演足を運んでいるだけに(特に初来日と2回目は何度も観ているし)、それまでに演奏されている曲ばかりだから新鮮味はあまりなかった。とはいえ、大半の曲を一緒になって歌ったんだけどね。

  個人的には前回聴けなかった「Shampagne Supernova」を野外で聴けたことが大きな収穫か。これで天気が良くて流れ星なんか見えたら最高のシチュエーションだったんだけどなぁ(この頃には肌寒いを越え、凍えそうなほどの寒さだった)。

  ラストはお約束の「Live Forever」なのだが、ここであることに気づいた。みんな歌っているのだ! 「Maybe, I don't really wanna know♪」ってちゃんと聞こえる。やっと実現した、3万人が同時に消費するOASIS。ここで2度目の鳥肌。嗚呼、やっぱりOASIS観ておいてよかった。素直にそう思えた瞬間だった。

  アンコールにも応え、懐かしい「I Am The Walrus」を披露して、23時頃には終了。実質90分におよぶステージだった。正直期待していなかっただけに、これはちょっと得した気分だった。見終えたときにはマニックスとの勝負なんてどうでもよくなっていた。特にマニックスの煽りを受けるわけでもなく、OASISはいつも通りのOASISのまま。貫禄なのか、端から相手になってなかったのか。ビッグなバンドのすごさってのを改めて見せつけられた思いがする。


00. Fuckin' In The Bushes
01. Go Let It Out
02. Who Feels Love?
03. Columbia
04. Morning Glory
05. Supersonic
06. Fade Away
07. Acquiesce
08. Gas Panic!
09. Cigarettes & Alcohol ~ Whole Lotta Love
10. Step Out
11. Slide Away
12. Champagne Supernova
13. Don't Look Back In Anger
14. Live Forever
---Encore---
15. I Am The Walrus


‥‥‥‥‥‥To be continued.

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