カテゴリー「矢口真里」の4件の記事

2007年1月 6日 (土)

Hello! Project 2007 Winter 〜エルダークラブ The Celebration〜@中野サンプラザ(2007年1月5日)

オープニングで全員(ただしここでは矢口以外)晴れ着姿で登場。それで歌ったのが「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL」でしょ。グッとくるに決まってるって。2曲目が後藤のアルバム曲っていうのが微妙だったけどね。

続いて安倍ソロで2曲。アルバム曲で盛り上げる。その後にカントリー。あさみとみうなが挨拶してから、晴れ着のまま最後のオリジナル曲「革命チックKISS」をフルコーラスで披露。ゆきどんの後に松浦がGAMの「メロディーズ」ピアノ独唱バージョンをしっとりと歌い上げ、その空気を引き継いだまま「dearest.」。

そしてドレスに着替えた裕ちゃんが「うらら」を披露。しっとりした空気を引き裂くように、メロン登場。会場が一気にメロンコンのように熱くなる。隣の席にいたヲタはずーっと静かだったのに、ここで一気に弾けてた。柴田ヲタかよw

かおりんが1曲歌った後になっちとごっちんが加わり、「モーニング娘。誕生10年記念隊」の話題となり、この3人でその新曲を歌う。初めて聴いたよ。前評判では「戦メリ」言われてたけど、そこまでそれっぽいとは思わなかったなぁ。さくら組の「さくら満開」の和楽器を中国モノに変えただけという気もするけど、曲時代はまずまずだと思う。歌詞は相変わらず意味ありそうでまったく内容がない歌詞だけど。今回の3人バージョンはかおりんがメイン(というか新垣と久住のパートも歌ってたっぽい)。そこが良かった(俺的に)。

その後にごっちん。アヤカと里田がエロダンサーズ。そのまま稲葉が加わり、太シス「ガタメキラ」。かっこよすぎ。子どもが歌うのとはわけが違うな。

曲が終わるとまことが「ここでモーニング娘。2期メンバーの2人が~」と言った途端に会場からどよめきが。ドレスを着て登場した矢口にみんな大興奮だよ。しかも圭ちゃんと「ウソつきあんた」を歌うんだもん。矢口、かなり緊張してる様子で、目にはうっすらと涙が……見えた気が。圭ちゃんの笑顔に支えられてたんだろうな、矢口……

フルで歌い切った後に、松浦が懐かしい「オシャレ!」を「ファーストキッス」バージョンで歌う。やっぱり「Naked Songs」でののっぺりしたアレンジじゃダメなんだよな。これよこれ。続いてちょっと興味深い「三角関係」(「ALL FOR ONE~」のカップリング)を稲葉・大谷・柴田・松浦の4人で披露。いい曲じゃんこれ……このままメロンの曲にしても違和感ないくらいにハマってたなぁ。

さらに続くは、モーニング娘。初期&2期メンバーの5人……中澤・飯田・安倍・保田・矢口による「未来の扉」。なんかね、矢口のダンスとか観てると懐かしくて嬉しくなっちゃうわけですよ。5人が5人、昔のクセそのままに踊ってるんだもん。かおりもさ、圭ちゃんもなっちも裕ちゃんもさ……この2曲だけのために1万円とか払ってもいいくらい(実際は2,300円だったけど。苦笑)。

なっちが「甘すぎた果実」を歌った後は、「カントリー娘。にアヤカとゆきどん」による「先輩~LOVE AGAIN~」。ほとんどをカントリーの3人で歌って、セリフはみうな。みうなかわいいよみうな。そこにメロンの4人が加わって「遠慮はなしよ!」で、会場がメロンコン状態。子どもが怖がってるってばw

ごっちんがひとりでストリップ、じゃなくて「SOME BOYS! TOUCH」を歌った後に「好きすぎて バカみたい」。1コーラス目はごっちんソロ、2コーラス目から安倍と松浦が加わり、即席「後浦なつみ」状態に。でもやっぱりスパイス(=石川の声)が足らないんだよねぇ。これはこれでカッコいいけど。

最後は全員(矢口抜き)で「感謝を込めて」という意味で、GAM「Thanks!」を……曲名言った瞬間に、客席から「えぇ……」という動揺の声がw。いや、俺もそう思ったから。でもじっくり聴いてみると、意外とこういう場面に合ってるのな。曲調は別として。Bメロは後浦なつみの3人で歌い分けてた。ていうかこれ、後浦の2ndシングルでよかったんじゃねーの?(ミキティごめんよミキティ)

……とまぁ、こんな長文を久しぶりに書かせるくらいに、もんのすごいコンサートだった。やっぱりこっちも観ておいてよかったよ。これから観る人、観るつもりなかったけどこれ読んで興味持った人、絶対に行っておけ。ヤフオクで値崩れしてるし、当日券も出てるし。矢口祭りですよ、アハハ。

これで次のハロコン(エルダコンか。だから来年の正月?)からは司会が矢口じゃなくて、加護になるとか……いやいやいや。とにかく、公の場で(ファンクラブイベントなどのような限られた場ではなく、誰もが観ることができる通常のコンサートという意味)矢口が元娘。のメンバーと肩を並べて歌ったという事実が嬉しいんですよ。何かが変わったのか、それとも変わってないのか正直わからないけど、ちょっとだけ肩の荷が降りたみたいに感じてるファンも多いんじゃないかな。

それにしても……約2年か、矢口がマイクをステージを降りてから。「未来の扉」を一緒に歌った5人の笑顔がすべてを物語ってたよな。いいコンサートだった。


[SET LIST]
01. ALL FOR ONE & ONE FOR ALL [全員]
02. 来来!「幸福」 [全員]
03. 日曜日 What's Going On [安倍なつみ]
04. 東京みちくさ [安倍なつみ]
05. 革命チックKISS [カントリー娘。]
06. お前の涙を俺にくれ [前田有紀]
07. メロディーズ (ピアノ独唱Version) [松浦亜弥]
08. dearest. [松浦亜弥]
09. うらら [中澤裕子]
10. お願い魅惑のターゲット [メロン記念日]
11. Papillon [飯田圭織]
12. 僕らが生きる MY ASIA [飯田圭織、安倍なつみ、後藤真希]
13. ガラスのパンプス [後藤真希 with アヤカ、里田まい]
14. ガダメキラ [稲葉貴子、後藤真希、アヤカ、里田まい]
15. ウソつきあんた [保田圭、矢口真里]
16. オシャレ! [松浦亜弥]
17. 三角関係 [稲葉貴子、大谷雅恵、柴田あゆみ、松浦亜弥]
18. 未来の扉 [中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里]
19. 甘すぎた果実 [安倍なつみ]
20. 先輩~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。、アヤカ、前田有紀]
21. 遠慮はなしよ! [メロン記念日、カントリー娘。、アヤカ、前田有紀]
22. SOME BOYS! TOUCH [後藤真希]
23. 好きすぎて バカみたい [後藤真希 / 2コーラス目から後浦なつみ]
24. Thanks! [全員]

2004年5月 6日 (木)

モーニング娘。CONCERT TOUR 2004春 ~The BEST of Japan~@さいたまスーパーアリーナ(2004年5月4日 夜公演)

  安倍なつみが抜けたモーニング娘。がどうなってしまうのか、という危惧はこの数ヶ月ずっと拭い切れなかったし、実際テレビで目の当たりにする「14人の」モーニングに以前程の魅力を感じなくなっていたのも事実。そんなだからか、今回のツアーも最初は全然行くつもりがなくて、チケットも発売日がいつなのか全然知らないまま、気づいたら一般発売日過ぎていたといった感じ。ていうかさ‥‥観るのか怖かったのかな、自分が大好きだったものがどんどんダメになっていく様を直視するのがさ。

  4月に入り、今回のチケットをヤフオクで3,000円で入手。落札と同時にミカ(ココナッツ娘。、及びミニモニ。)のハロー!プロジェクト卒業が発表。5月のさいたまスーパーアリーナ公演がラストになるそう。勿論、そんなの知らなかったし、それが目的でチケットを入手したわけでもないし。たまたまタイミングが合ってしまっただけ。

  今回のライヴに挑む前に、自分の中で決めていたことがふたつあったのね。まず、絶対にネガな気持ちでライヴに臨まないこと。そういう気持ちで挑めば、全部穿った解釈ができちゃうしね。それともうひとつ‥‥それは、このライヴを最後に暫くモーニング娘。のライヴから退くこと。そう、自分の中で「これが自分にとってのラストライヴだろうな‥‥」というのは行くと決めた時点で何となく考えてたこと。夏の辻・加護卒業ライヴには、間違いなく行けないし(フジロックと日程被ってるしな)、となると今後、自分自身が満足できるモーニングのライヴを観ることが出来る可能性がますます低くなる‥‥安倍が抜けた時点で、自分の中でかなり大きな溝が出来てしまったのに、更にこれ以上‥‥言わなくても判ってもらえるかな? とにかく、どんなにダメダメなステージだろうと、気持ちよく前向きに捉えよう‥‥そういう心構えでライヴに臨んだのね。

  で、実際。最初から最後まで、本当に楽しいライヴだった。大絶賛してもいいと思うよ。さいたまSAでの大規模アリーナ・ライヴはこれで3回目。過去2回は素晴らしいと思ったものの、今回のステージ構成はそれまでとは全く異なる、センターステージ形式。アリーナ中央に円形ステージがあり、そこを中心に交差するX型花道が設置され、スタンド席でもよく見えるような作りになってるのね。アリーナ席の数は極端に減ったけど(実際、キャパ的には1万人近く少なくなったようですし)、その分これまでみたいに「アリーナ後方だとステージが全く見えない」といった不満は解消され、むしろスタンド席の方が全体を見渡せてアリーナ席より観やすいんじゃないか、とさえ思えた程。自分の席種は400レベルのかなり後方だったので、それこそ米粒レベルだったけど、それでも全体が見渡せて個人的には大満足。

  今回の内容はステージ/選曲含め、これまで実践してきたアリーナツアーの集大成といえるものだったと思います。手法的には過去2回のツアーを元にしながらも、グダグダなMCを極力減らしたり(メンバーひとりひとりが順番に自己紹介するのをアンコール時の1回のみにしたり等)、あからさまに「やらされてる」感の強かった「台本のある」コントがもっと柔軟性を感じさせるものになってたり(ゲーム性を強めることで、アドリブが多かったように感じた)、またセリフ的なMCパートが増えたことで演劇的要素が強まっていたり(これは人によって評価が分かれるんじゃないかなと思う)等、作り手側の「良くしよう」という努力が感じられて好印象。これまでコントのコーナーになるとダレることが多かったのですが、今回は新鮮な気持ちで終始楽しむことが出来たと思うし。

  また、セットリスト面でもいろんなチャレンジが見受けられました。右のセットリストに「※」印をつけた楽曲に関してはフルコーラスで歌われていました。昨今、殆どの曲をショートサイズ(2コーラス目をカットした、TV用サイズ)で歌うことで、曲数的には20曲前後歌っていてもライヴの長さは90~100分程度、というのがここ数年のモーニングのライヴ傾向でした。が、今回はフルコーラスが多かったり、久し振りにメドレー形式が復活したり(しかもこのメンツで歌われる "愛車ローンで" ってのはある意味凄いな)、更にはさくら組&おとめ組の曲まで取り入れて、全23曲(メドレー分もカウントすれば、全26曲計算か)約140分に及ぶ、近年稀にみる長丁場のライヴとなりました。純粋にいつもよりも1時間近く長いライヴというのは、実際に観てる途中で「今日長くない!?」と気づく程で、まぁミカの卒業式もあったから余計でしょうけど、とにかく本編が終わった時点で2時間回ってましたからねぇ‥‥ここまでやられたら誰でも満足するんじゃないの?

  選曲的にはツアータイトル通り、「今の」モーニングが出来うる限りのベストを尽くした、正しくモーニングらしい内容。先日でたベスト盤第2弾に合わせ、基本的には "ザ☆ピ~ス!" 以降の楽曲がメインだったわけで、そういう意味では "LOVEマシーン" や "恋愛レボリューション21" といったライヴでお約束の人気曲がカットされていたのが興味深いです(というか、意外とこの2曲って安倍色が強いと個人的に感じてるので、やらなかったのは正解かもしれないな)。頭2曲に「今のモーニング」を強く感じさせる曲(ニューシングル "浪漫 ~MY DEAR BOY~" と "Go Girl ~恋のヴィクトリー~")を持ってきたのも凄く頷けたし(個人的好き/嫌いはまた別だけどね)、"Do it! Now" から "AS FOR ONE DAY" という流れも綺麗な流れで、個人的には評価したいですね。

  各ユニットに関しては割愛。過去に観たものが殆どなのでね。あ、W(ダブルユー)について触れておきますか。辻加護がちゃんとハモッてたことにひと安心。ま、あの曲をユニゾンで歌われたらそれこそ殺意を抱きますけどね。これ、意外とヒットするんじゃ‥‥とヲタ心丸出しな考えが脳裏を過るわけですが‥‥世間的にはどうなんでしょうね。いや判んねーや。

  今回のライヴのハイライトとなったのは、まぁミカの卒業と、それに伴うミニモニ。の無期限活動休止、それぞれにとってのラストステージということになるんでしょうね。ミカとアヤカのコメントにもらい泣きしそうになったり、最後の最後までパロディの連発だったミニモニ。って、やっぱり特異な存在だったなぁ、とか(好き嫌いは別としてね)、矢口のミニモニ。姿はたった1年でここまで「キツく」感じるようになるもんかなぁ、とか、まぁいろいろ思うことはありましたが、総じてよい曲、よいパフォーマンス、よいステージだったと思います。特に今回はボーカルのボリュームが過去最高に大きく、これまでのミニモニ。にありがちだった「口パク」色を一掃する、素晴らしいものだったと個人的には思います。特にラストソングとなったバラード "笑顔のデート 最後のデート" では個々の歌唱力の力量がこれまで以上に伝わってきて(やっぱり高橋はこの中で別格だと思うし、それに次いで辻が頑張ってるな、という印象)、あー最後の最後でいいもの観れたな、という感じかな。

  その後、さくら&おとめ組が交互に2曲ずつ歌って、ニューバージョンの "Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" を全員で歌い、VTRが流れてる間にメンバーはひと休みして(このVTRもそこそこ面白かったと思うし)、怒濤のメドレー("Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~" の復活が嬉しかったな。特に今回、安倍&後藤に替わって藤本&高橋を導入したのは正解だったと思うし。ま、もっと言えばフルで聴きたかったけどさ)から "そうだ!We're ALIVE" と "シャボン玉" というロックチューン攻め。さすがにこの辺はショートサイズだったけどさ(メドレーの後にこの2曲をフルコーラスで歌い踊ったら、確実に死ぬだろうな)。本編最後は、やはりというか "愛あらばIT'S ALL RIGHT" をフルコーラスで。安倍のパートを辻が歌ったりとかいろいろ工夫はされてて、特に大きな違和感は感じなかったかな。そう、この日歌われた安倍在籍時の楽曲、藤本や田中、高橋といった次世代のエースとなり得るであろうメンバーに振り分けられていて、特に大きな違和感は感じなかったかな。俺がちゃんと聴いてなかっただけかもしれないけど、ライヴを楽しむ分には変な違和感はなかったと思います。他の人は知らないけどさ。

  あ、いや‥‥あった、大きな違和感。これだけは言っておくよ。歌唱力の低下、これだけは拭い切れないよな。本当に「歌」が聴けたのは高橋と、数歩譲って藤本くらいか。飯田とか矢口とか初期メンバーも頑張ってはいるものの、突出したものは感じられないしな。送り手としては石川をメインに置きたいのは判るんだけど、正直「石川のパートいらないよな」と感じる楽曲もあるし(特に新曲な。完全に足引っ張ってると思うし)。なんつーか、まぁ‥‥今後の最大の課題だろうね。初期のコーラス要因がどんどん抜けていく中で新たな活路を見出した中期、あの時とはまたケースが違うけど、それに匹敵するような新機軸を打ち出してもらいたいものです。

  アンコールは "ザ☆ピ~ス! と "ここにいるぜぇ!" という納得のいく選曲。あ、唯一 "ここにいるぜぇ!" の時には安倍の不在を強く感じましたね。後藤亡き後のモーニングが一丸となって作り上げた名曲だけど、これを牽引したのは間違いなく安倍だったしな(今思えば、だけど)。藤本辺りが必至に安倍を真似てオーディエンスを煽ったりしてるんだけど、この辺は場数次第かな、と。今回のツアーは3ヵ所で6日間、計12公演というモーニングにしてはかなり少ない本数だっただけに、エンジンがかかり出した辺りで終了という感じだったんじゃないかな? ま、このボリューム/内容でこれまでみたいに3~40本ものツアーをこなすのは酷ですけど‥‥

  というわけで、本当にいいライヴだったと思います。最後にいいライヴが観れて良かった。というかさ‥‥むしろ問題はこの後だよね‥‥辻加護が抜け、12人になった後のモーニング‥‥彼女達に何が出来るのかな、と。既に夏ツアーも決定したようだけど、8/1(辻加護卒業)を経て、一体どういう形でライヴツアーを進めていくのか。モーニングのライヴにおけるもうひとつの「旨味」であったミニモニ。も既にない状態‥‥本当に厳しいのは今ではなくて、むしろ夏以降。そういう意味では今回のツアーは「最後の」ピークになるのかも‥‥。


[SETLIST]
01. 浪漫 ~MY DEAR BOY~ ※
---MC---
02. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ ※
03. モーニング娘。のひょっこりひょうたん島
---MC---
04. Do it! Now
05. AS FOR ONE DAY
---MC [ゴロッキーズクイズ対決]---
06. 恋のバカンス ※ [W]
07. エーゲ海に抱かれて [飯田圭織]
08. 浮気なハニーパイ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
--MC [ココナッツ娘。]---
09. BE ALL RIGHT! [ココナッツ娘。]
10. ラッキーチャチャチャ! ※ [ミニモニ。]
--MC [ミニモニ。+矢口真里]---
11. ミニモニ。ジャンケンぴょん! ※ [ミニモニ。+矢口真里]
12. 笑顔のデート 最後のデート ※ [ミニモニ。]
--MC [チャーミーズエンジェル]---
13. さくら満開 [さくら組]
14. 友情 ~心のブスにはならねぇ!~ [おとめ組]
15. 晴れ 雨 のち スキ♡ [さくら組]
16. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [おとめ組]
17. Say Yeah! -もっとミラクルナイト-
---VTR [クレヨンで書いてくれよん]---
18. メドレー:Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
  ~ 恋のダンスサイト
  ~ いきまっしょい!
  ~ 愛車ローンで
  ~ Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
19. そうだ!We're ALIVE
20. シャボン玉
---MC---
21. 愛あらばIT'S ALL RIGHT ※
---ENCORE---
---MC [14人挨拶]---
22. ザ☆ピース!
23. ここにいるぜぇ!
(※印はショートバージョン)



▼モーニング娘。『浪漫 ~MY DEAR BOY~』
(amazon:国内盤CD

2003年12月23日 (火)

中澤裕子・保田圭・矢口真里・メロン記念日『FS4 FOLK SONGS 4』(2003)

  フォークソングの名曲をハロー!プロジェクトのメンバーがカバーするという企画盤「FOLK SONGS」シリーズも、今回で4作目。前作「FS3」では、当時モーニング娘。を卒業したばかりの後藤真希と、そして後にモーニング娘。に加入することになる(当時はまだソロだった)藤本美貴、そしてお馴染み中澤裕子の3人による作品集だったけど、今回は‥‥

  とりあえず、以下に収録曲名を記しておきます(カッコ内は原曲歌手名)。


01. ひとりぼっちの部屋(高木麻早)
02. 異邦人(久保田早紀)
03. 真夜中のドア ~Stay With Me(松原みき)
04. 秋桜(山口百恵)
05. 22才の別れ(風)
06. 旅の宿(吉田拓郎)
07. 心の旅(チューリップ)
08. 雨の物語(イルカ)
09. 中央フリーウェイ(荒井由実)
10. 若者たち(ブロード・サイド・フォー)
11. ケメ子の歌(ザ・ダーツ)


で、これを歌うのが‥‥


中澤裕子(M-4、7、10、11:コーラスM-2)
保田圭(M-2、5、8、11:コーラスM-7)
矢口真里(M-1、5、9、11:コーラスM-7)
メロン記念日(M-3、6、10、11:コーラスM-9)


という布陣。中澤はまぁレギュラーなので割愛。メロンは「FOLK SONGS 2」以来2度目の参加。そして重要なポイントとなる、モーニング娘。卒業後初の音源となる保田と、ソロとしては初参加(というか初音源)の矢口の二人。これで市井紗耶香含め、モーニングの第二期メンバーは全員参加したことになります。所謂「コーラス要員」としても実力を持つ彼女達がソロシンガーとして、どこまで実力を発揮できるのか‥‥

  プロデュースは相変わらずたいせーが受け持っていて、正直‥‥な気分なんですが、まぁこの際それは無視します。で、アレンジャーなんですが、前作から参加し始めたCymbalsの矢野博康が4曲で参加しています。他にはお馴染みの高橋諭一、朝井泰生、上野雅和、そしてたいせーといった面々がアレンジャーとして参加しています。

  選曲的にいって、正直今回は「‥‥これってフォークソングなの!?」という厳しさを感じずにはいられないものもありますし、アレンジも出来・不出来がまちまちなんですね。それは正直に書いておきます。が‥‥やはり充実度という意味では同シリーズの中でも一番なんじゃないかな、という気がするんです。それは矢野氏が手掛けた楽曲("ひとりぼっちの部屋"、"真夜中のドア ~Stay With Me"、"秋桜"、"中央フリーウェイ")の完成度によるものが大きい気がします。特に矢口が歌う2曲‥‥"ひとりぼっちの部屋" と "中央フリーウェイ" は凄く良いですよね。タンポポ以降、なかなか味わうことが出来ない『可愛らしい歌声の矢口』を存分に堪能できる前者、そしてアーバンポップスとしての完成度が非常に高い後者。"中央フリーウェイ" が何故そんな完成度の高さを誇るのか、それはきっとサックスによるものも大きいのでしょうね。このサックス、かの菊地成孔(DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENやSPANK HAPPYでお馴染み)によるものなんですよね。矢口好きの菊地さんのこと、さぞかし嬉しかったことでしょう‥‥ってそれは関係ないか。とにかくスパンクスでも実現した矢野&菊地によるコンビネーションが、ここでも違った形で再現されたわけです。正直な話、この1曲だけの為にこのアルバムを買っても損はしないと思いますね!(ちなみに矢野アレンジ曲でギターを弾いているのは、NONA REEVESの奥田だったりします。これも興味深い)

  同様に‥‥メロンが歌う矢野アレンジ曲 "真夜中のドア ~Stay With Me" も非常に素晴らしい。アレンジの良さもありますが、何よりもメロンのボーカルワークが過去最高に素晴らしいんですね。実はこの曲、今年メロンがリリースした作品の中でも1、2を争う完成度なんですね。俺の中でも "赤いフリージア" に匹敵する作品ですね、これ。同じメロンが歌う曲でも、高橋諭一アレンジの "旅の宿" は「FOLK SONGS 2」で彼女達が歌ったフォークソングと同じ路線で、色合い的にも同じなんですね。けど‥‥明らかにボーカル力がアップしてる。場数を踏んだことによる自信なのか、各メンバーの個性を感じられるようにまでなってるのが面白いですね。

  そして‥‥やはり保田ですか。ソロでしっとりと聴かせる "異邦人" や "雨の物語" はアレンジ的には平凡なんですが、保田が歌うことでそれなりに聴けるようにレベルアップしてる‥‥というのは言い過ぎでしょうか。まぁ平均点的内容ですね。彼女がモーニング時代に見せた『個性』がイマイチ伝わってこない。抑え気味で歌う曲ばかりだからなのか、それとも彼女自身に迷いがあるのか。どちらにせよ、この2曲や矢口とのデュエット "22才の別れ" だけで彼女の今後を占うのは少々酷ですね。今後に期待ということで。

  中澤は‥‥相変わらずですね。可もなく不可もなくといった印象。もうちょっと歌い込めば更に良くなると思うんですが‥‥残念ながら "GET ALONG WITH YOU" で聴けたような奇跡はここには感じられません。彼女も平均点的内容ですね。ま、だからといって悪いって言ってるんじゃないですけどね(矢口やメロンの曲と比べれば、って意味ですからね)。

  アルバムは最後、保田のテーマ曲ともいえるような "ケメ子の歌" で終わるんですが‥‥保田、この曲で聴ける歌が一番活き活きしてるじゃんか! 何だよ、結局こういった感じの曲をもっと与えてあげればよかったのに‥‥だから能なしプロデューサーは(ry

  とまぁ苦言も呈しつつ、いろいろと感想を書いてきましたが‥‥やはり一番充実してると思います。例えば「FOLK SONGS 2」では松浦亜弥の "ひこうき雲" や "さとうきび畑" といった突出した作品があったりしたものの、それ以外は平凡だったし、「FS3」も後藤や藤本のソロに幾つか良いモノがあったけど、アレンジ的に‥‥な曲もあったりで、結局は全曲通して何度も聴けるといった感じではなかったんですが、今回は曲数や収録時間の程良さ(11曲で約40分)も影響して、非常に聴きやすく、尚かつリピートしやすい内容なんですよね。平均的にレベルが上がってると思うし、前述の矢口やメロンの曲の良さ、平均点的ながらも中澤や保田の歌もなかなか良いし。まぁまず何よりも先に原曲の良さってのがあるんですけどね。

  来年2月にはシリーズ第5弾がリリースされるようですが、次作は『卒業』というテーマ縛りがあるようです。モーニング娘。を卒業する安倍なつみやカントリー娘。等も初参加するようですので、それはそれで楽しみですね。今後も定期的にこういった完成度の高い企画盤、期待してます。



▼中澤裕子・保田圭・矢口真里・メロン記念日『FS4 FOLK SONGS 4』
(amazon:国内盤CD

2003年10月27日 (月)

矢口真里『おいら -MARI YAGUCHI * FIRST ESSAY-』(2003)

  アイドルというものが所謂「虚像」であり、作られた存在であるということは我々も頭では理解してると思います。テレビやラジオ、雑誌等で語られるプロフィールやエピソード、そういったもの全てが裏にいる大人達によって操作された事柄だということも。落ち目になった時に初めて「あれは事務所に言わされていた」とか「ホントは~だった」とか聞かされると、当時ファンだった者としてはガッカリするもんですよね、頭では判っていても。

  俺はモーニング娘。が好きなわけですよ。モーニング娘。だけでなく、そこから派生したユニットであったり、彼女達と一緒にハロー!プロジェクトを盛り上げている松浦亜弥やメロン記念日といったアイドル達が。ライヴなんかを観ても、そこには必ず「台本」が用意されていて、MC等ではそういった用意されたセリフを「言わされている」的空気が充満していて。それはそれで否定しようとは思わないんですね。けど、時々‥‥特に何かハプニングがあった時だったり、大きな出来事があった時なんかは彼女達「自身の言葉」を聞きたい、と思うわけですよ‥‥それはファンなら誰しも思うことでしょう。

  そういった意味で、現在生放送のラジオ番組を持っている矢口真里ってのは、非常に恵まれた存在だなと思うわけで。この春までは卒業生であった中澤裕子も生放送ラジオ番組を持っていましたが、常にリアルタイムで彼女達の身の回りの出来事、彼女達が考えていること等がラジオを通して耳にすることができるわけですから。そりゃ多少の検閲(=事務所からの抑圧)はあるでしょう。けど、例えば2002年夏の、ハロプロ構造改革(後藤真希、保田圭のモーニング娘。卒業発表、そして各ユニットの新編成発表等)に対する矢口の素直な感情表現‥‥放送中に涙を堪えきれなかった‥‥等、我々ファンはそういった「素」の彼女達をちょっとだけど垣間見れたわけです。

  今年の春に安倍なつみの初エッセイ集が出版され、話題となりました。これまで彼女が公の場で語ったことのなかった気持ちから、ファンの間では常識となっている出来事まで、彼女自身の言葉で綴られた1冊であり、モーニング娘。を愛する人なら誰もが目から鱗な内容だったはずです。実際、俺もこの本を読むまでモーニング娘。に対する気持ちが下り坂だったのですが、読んだ後は‥‥何とも言えないスッキリした気持ちになったものです。もうちょっと見守っていこう、って。

  で、今回は矢口の初エッセイですよ。当初、昨年出版された中澤裕子の本「改心」と一緒で「ラジオ番組の企画本」みたいなものかな、と思ってたんですが、実際に出来上がったものは‥‥確かに一部はラジオでのトークを起こしたものだったりするんですが、その大半はこの本の為に矢口自身が「自分の言葉」で語ったものばかり。そりゃ、出す前には事務所側が目を通してある程度削られた部分もあるでしょう。しかし、それでも強く感じられる「矢口真里」‥‥幼い頃からの生い立ちから始まり、モーニング娘。加入~初期メンバーとの確執~ "LOVEマシーン" での「2回目のデビュー」~卒業していくメンバーを見送る度に思うこと~そして自身のタンポポ、ミニモニ。からの卒業~ZYXやROMANSへの参加~愛すべき親友・安倍なつみの卒業‥‥等々、どれも偽らざる気持ちで語られてると思うんですね。

  確かに多くの内容はファンなら知ってるであろう事柄ばかりなんですが、それを「矢口の視点」から語っていて、当時どう思っていたのか、とか、今だから語れる‥‥といった内容は、この本ならではだと思います。特に自身を「中間管理職」と呼び自己分析している『中間管理職』という行、現在のメンバーひとりひとりに向けてメッセージを送る『親愛なるみんなへ』という章、相思相愛である中澤裕子との対談等は、ある意味ここでしか味わえないものだろうし、これだけの為に買ってもファンなら損はしないだろう内容になってます。

  そして‥‥個人的には‥‥矢口が参加した各ユニットに対する思い・コメントを集めた章『ユニットの中の矢口真里』での、タンポポの行が泣けた。タンポポが彼女自身にとって「越えるべき大きな壁」であり、「歌うこと」を楽しむ場であり、1位に拘ったり、そして‥‥飯田圭織同様「メンバーである本人が一番のタンポポのファン」であることを公言する等、タンポポファンなら絶対に読むべきパートだと思いますよ。引き継いだはずの第3期タンポポが中途半端な形でフェードアウトしつつある今だからこそ、ファンは読むべきだと断言できますね。

  ‥‥と、ここまで書いて、絶対にファン以外にはアピールしないであろう本であることは間違いないし、勿論今こうやって書いてるのも「モーニング娘。のファン」に向けて書いてるわけで、それ以外の人からすれば何の面白味もない「イタイ」文章なんだろうけど、やっぱり言いたいわけですよ。多少なりとも彼女達に興味を持ってるのなら、いっぺん立ち読みでもいいから読んでみな、と。するとね‥‥不思議と矢口のことが何となく気になり出すんだよね。いや、俺内でも矢口は常に上位にいる存在だったんだけど、これ読み終えて更に好きになったもん。石川梨華や藤本美貴が好きと公言する俺ですが、現在の俺内ランキング、矢口が一番ですからね! それくらいの効力を持った1冊。迷ってる人は‥‥迷う前に読め!と言っておきましょう。



▼矢口真里『おいら -MARI YAGUCHI * FIRST ESSAY-』
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