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2003年5月19日 (月)

渋さ知らズ『渋旗』(2002)

  ここ数年の「FUJI ROCK FESTIVAL」に行ったことのある人なら、その名前くらいは知っているであろう渋さ知らズ(オーケストラ)。一度観たらまずその人数の数、そして舞台の上で行われる異端ともいうべきエンターテイメントショーに呆気にとられるでしょう。そして最後には踊らずにいられなくなり、汗だくになって気持ちよく踊りまくってしまう‥‥それがこのバンド(というか楽団)の醍醐味であり、最大の魅力ではないでしょうか。本当は渋さ知らズに関してはこうやってディスクレビューをするよりも、実際にライヴに足を運んでもらい体感してもらうのが一番なんですよ。生に敵うものはないわけですから。けど、それを踏まえた上で、「そうはいってもフジロックにもそう簡単に行けないし、地元周辺でも観れないんだよなぁ」って人の為にあえてこのライヴアルバムを取り上げてみたいと思います。

  このアルバムは'02年1月にリリースされた、今のところ最新作となる作品。内容は'01年6月1&2日に行われたライヴから、ベストテイクといえる7曲を収録したベスト盤的役割を果たすライヴアルバム。当然、全ての曲がライヴでよく演奏される楽曲ばかりで、過去3度観ている俺も殆どの楽曲が「あ、これ聴いたことある」「へ~こういうタイトルだったんだ」って感じで知ってるものばかり。7曲で72分。20分前後の大作を2曲含む構成になってますが、ジャズやファンク、フュージョンなんかが好きな人なら飽きずに聴けるはず。

  とにかくこの楽団、インストメインにも関わらず聴いてて全く飽きが来ないのね。ま、本来は現場で楽しむべきなんだけど、こうやって1枚の作品集として家で聴いていても全く普通に楽しめるアルバムになってます。けどね、やっぱり聴いてるとどうしても踊りたくなるんだわ、これが。もうめっちゃファンキーなリズムを持ってるし。けどね、ただのファンクってわけでもなく、それこそ先に挙げたジャズやフュージョン、プログレ、演歌、歌謡曲、前衛音楽、更にはテクノまで(ま、とある有名ユニットの超有名曲をカバーしてるだけですが)、とにかく幅広い。で、それを演奏するメンツもまた豪華で、とみ宮的にはROVOのメンバーとしてお馴染みの勝井祐二(そういえば3曲目"股旅"中間部でのバイオリンソロ、完全にROVOのそれですよね!)、そのROVOやDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENにも参加するドラマー・芳垣安洋、忌野清志郎との共演でも有名な片山広明といったところが有名でしょうか。他にもジャズの世界等では名が知れたメンバーばかり。ドラムが常に二人いて、ベースがいて(時々指揮をする不破大輔もベースを弾く)ギターが2~3人常にいて、ブラス隊がとにかく沢山いて、キーボードやオルガンプレイヤーも数名、更にパーカッションも数名、バイオリンも入るしコーラス隊もいる。そしてダンサー10名近く、時にリードボーカル数名‥‥さて、ここまでで大体何人でしょうか? とにかく最低でも20数名はいるはずだし、最高で50人近くにまで膨れあがる時がある、それがこの渋さ知らズ(さすがに40名前後になる時はそこに「オーケストラ」を付けてますよね)。

  とにかくゴージャズ。とにかく音が分厚い。とにかくビートが気持ちいい。とにかくメロディが心地よい。ステージ上ではさすがジャズメンの集まり、即興で曲の長さが毎晩変わる。客が盛り上がれば各パートのソロが増えたり、即興演奏が始まる。完全に現場主義。だからやっぱりライヴを体験して欲しいんですよ。やはりここに収められた7曲ってのは正直少ないと思うし(実際にはこの倍の長さはやるらしいです、単独の時)、ライヴならではのカバー曲‥‥演歌の大御所・石川さゆりの "天城越え" の滅茶苦茶ファンキーでブルージーなバージョンや、先にも書いたように某YELLOW MAGIC ORCHESTRAの "RYDEEN" をブラスロック風にアレンジしたり等々‥‥絶対にライヴでしか聴けない、そういうお遊びが沢山ありますから。だからこれを読んで彼等のことが気になって、アルバム聴いて気に入ったって人。悪いことは言わないから、絶対に今年のフジロックに行ってみな。最高・最強のエンターテイメント・パフォーマンスを味わうことが出来るから。「だってロックじゃないじゃん」って宣うそこのあなた、絶対に現場で観たらノックアウトされるから。まずはライヴ。そこからですよ!

  って完全にアルバムレビューとはかけ離れたものになっちゃいましたが、まぁ彼等の良さの一端を垣間見るにはいいサンプルだと思いますよ、このアルバム。ライヴの臨場感もあるし。ただ、やはり視覚が加わった時のパワーはハンパじゃないッスから、渋さ知らズって。



▼渋さ知らズ『渋旗』
(amazon:国内盤CD

2002年10月 1日 (火)

「Camp in 朝霧 Jam It's a beautiful day」DAY 2@静岡・朝霧アリーナ(2002年9月29日)

  いきなり暑さで目が覚める。どうやら外は晴れているみたい。時計に目をやると、8時半。そうか、標高高いから余計に暑いんだ。苗場でキャンプするとこれより酷いんだろうな‥‥なんて思いながら、寝袋から身体を出して、二度寝。ふと横に目をやると、ともえさんもくみこさんも爆睡状態。後で聞いたら、6時頃まで起きていたそう。赤富士見れたってさ、畜生!

  耳栓して寝てたんだけど、いきなり太鼓の音でまた起こされる。どうやら10時からの地元和太鼓のサウンドチェックみたい。みんな一旦ここで目を覚ますんだけど、また寝てしまう。そりゃそうだろう。次に目が覚めた時には、11時スタートのTHE SIDEBURNSがスタートしていた。


◎THE SIDEBURNS

  朝イチでスカバンド。非常に緩いサウンドでスタートにはもってこいの音。心地良すぎ。って実は、あんまりまともに聴いてないんですけどね。

  THE SIDEBURNSをバックに、我々は顔を洗いに水場まで向かう。トイレ付近は混雑していたので、一番遠い、DJフィールド付近の水場(夕べ俺がリチャードと遭遇したトイレ隣)まで歩いていく。

  既にDJフィールドは取り壊されていて、会場内は日曜のみ参加客用の駐車場と化していた。こういう使い方もあるんだね、と感心。さすがにこっちの水場まで来る人は少なく、楽々顔を洗って歯を磨くことが出来た。風呂に入ってないので、頭から水を被るも冷たいのなんのって。女の子達は足を洗ってた。

  この日の天気は夕方にポツポツ雨が降った以外は、基本的に晴れのち曇りといった感じで、とても過ごしやすかった。何せこの日は富士山まで拝めた程だ(下の左側写真がそれ)。けど、標高800メートルの高原だけあって、帰る頃には顔が日焼けする程紫外線は強かったようだ。
 
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  洗顔してスッキリした後、遅い朝食を取る。朝霧高原のシチューだとか塩焼きそば等を朝食に取り、続く渋さ知らズに備える。あ、そういえば、朝食を買いに行った帰り道で、スタッフのパスを付けた見覚えのある女性がお客さんと話し込んでいるのを目撃。誰だっけ‥‥と考えながら歩いていると、暫くして「あっ、内海洋子さんだ!」と気付く。どうやら今日のソウルフラワーは、助っ人として洋子さんが参加するようだ。楽しみ。


◎渋さ知らズ

  今日は「オーケストラ」は付かない、通常スタイルの渋さ知らズ。とはいっても、常にステージ上には20人以上ものメンバーがいるわけだけど。これで今年2回目、通算3回目の渋さだけど、一番よかったのはやはりファーストインパクトの強かった去年のヘブンで観たやつ。けど今日のはそれに匹敵する出来だったと思う。今年のグリーンのやつは、テレビが入ってた分、ちょっと遠慮してやってる部分が見受けられたし、その分今回は暴走しまくり。竜こそ登場しなかったものの、いつもの白塗り軍団は健在で、ちゃんと女性陣は上半身裸、男性陣はふんどしや、レッチリに匹敵するちんこソックスまで登場。更にはステージ上で女性スタッフに髪を電気バリカンで剃ってもらったり。おねえさんのパンチラも健在。視覚パートは完璧。

  勿論、演奏も何時も通りダラダラスタートして、ダラダラ終わる定番通り。毎回登場するカバー曲、今回はYMOの"ライディーン"でした。何かブラスで演奏されると、中学生のブラバンが演奏してるみたいで面白かった。

  気持ちよく踊っていると、俺に気付いたzipperくんが近づいてくる。で、一緒に踊る。渋さ初体験の彼は、もはや渋さの虜。大絶賛の嵐だった。そう、このバンドは音を聴いただけじゃ100%を理解することは不可能。ステージ(ライヴ)から入るのが一番だと思う。あくまで音源はライヴのベストテイク集的な存在だし。ネット上のファイル交換ソフトやCDショップの視聴機で「普通のジャズじゃん」「ちょっと変わったファンクってだけじゃん」って切り捨てた奴ら、四の五の言わずにライヴ観ろってぇの。

  渋さの素晴らしいライヴ終了後、俺とzipperくんは熱く渋さの素晴らしさについて語り合い、ソウルフラワーで再び合流する約束を交わす。ま、これだけ広い会場内でもお客の数が限られているので、案外見つけるのは簡単。彼は俺らのテントの場所も知ってるしね。

  テントの場所に戻ると‥‥あれっ、俺のテントがない。荷物だけシートの上に置かれている‥‥女性陣が俺に「テント、盗まれちゃいました」と申し訳なさそうな顔で話す。マジで!?と驚くと、みんな一斉に笑う。渋さが終わった後、帰りのことを考えて進んでテントを畳んでそうだ。申し訳ない。立てるのには結構な時間がかかったものの、畳むのはものの10分もかからなかったとのこと。テントに関しては今回、本当にお世話になりっぱなし。大感謝です。「来年はバーベキューやりましょうよ!あと、カレー作ったりとか」等、既に来年の話で盛り上がる。俺らにタープを提供してくれた、名古屋から来た男性6人組は去年の朝霧にも来たそうで、去年はもっと人が少なく、本当に最高だ、勿論今年もメンツ共々最高だ、と大絶賛。「ここを体験してしまうと、もうフジには行けない」と漏らし、俺らもそれに頷く。今年初めてフジに参加した人達はそんな風に感じないだろうけど、'99年や'00年の苗場を経験している人達にとって、今年の苗場の混雑振りは耐えられないものだった。マナーの悪さも目についたし、何よりも「最後のオアシス」だったフィールド・オブ・ヘブンでの今年の混雑振り‥‥あれが決定打だった。フジ皆勤組の人達も「今年はアバロンが穴場だった」と言ってる程、ヘブンは変わってしまった。そして、俺らの求めるヘブンに近い形が、ここ朝霧にある。しかもあそこよりもっと自由で、もっと過酷で、もっと異次元な空間。もう申し分がない。初めてヘブンの良さに気付いたあの時、いやそれ以上の衝撃が朝霧にはあった。ああ、やっぱり去年も来ればよかった‥‥今更ながら後悔してみたものの、今年だったからそう思えたんだろうなぁ、と思い直す。勿論、俺は来年も行くつもり。フジに行けなくなったとしても、朝霧にだけはずっと行き続けたいと思う。

  みんなで芝生に寝転がって、俺が買ってきた朝霧高原の牛乳で乾杯し、ビーチボールで野球したり、フリスビーしたり、シャボン玉吹いて遊んだりしながら、BOREDOMSの登場を待つ。


◎7VO7 (a.k.a. BOREDOMES)

  BOREDOMSの変名ユニット。ボアは名前によって音楽性を変えたりしてるんだけど、このユニットでのライヴは初体験。今年のフジでの3ドラム+1DJスタイルもよかったけど、今日もアンビエント且つアブストラクト的人力テクノなサウンドが、これまた朝霧の大自然にマッチして心地よかった。お客も踊り狂ったり、どうリアクションしていいのか判らずにただ棒立ちしてたり、楽しみ方はそれぞれだった。印象的だったのは、ボアの音楽に合わせて楽しそうに踊る子供達の姿だった。結構子供連れファミリーの姿が目に付いた今回の朝霧ジャム(小学生以下は無料だったかな?)、大自然の中で遊ぶ場所が沢山あっただけに、皆笑顔だったのが印象に残っている。

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  ボアを聴きながら気持ちよくなってウトウトしてると、ちょっと小腹が空いてきた。昼食でも取ろうとして、ライヴ終了後にレストランエリアへ足を運ぶと、渋さ知らズのダンサーのお兄さんが、普通にビール買うのに並んでいて、みんなに愛想振りまいていた。すげえいい人そう。当然、握手して「最高のライヴでした!」と伝えると、ホントに嬉しそうな顔でありがとうと言ってくれた。こういう風にアーティストにダイレクトに感想を伝えるのは初めて。まだ首や顔にうっすら残った白塗りがとても印象的だった。

  そんなことやってたら、結構な時間が経ってしまい、結局食事は止めてステージ前へ。結構前の方で待ちかまえてると、俺を捜していたzipperくんが現れる。二人して一緒にライヴを待つ。


◎SOUL FLOWER UNION

  英坊は臨月ってことで当然お休み。今回もHEAT WAVEの山口洋がギタリストとして、歌&コーラス&お囃子&チンドンとして元メンバーの内海洋子さんがそれぞれ参加。基本的には去年のフジロックでの編成とあまり変わらず。あ、リキッドもこんな感じだったっけ。つうか俺が観たソウルフラワー、最初以外は常に山口&洋子さん参加してるし。

  ジャジー且つブルージーなジャムセッションからライヴは始まり、いきなり中川&山口のギターソロ合戦。そのまま、定番の"ロンドン・デリー"へ。サビのタテノリになるところで、それまで平和だったオーディエンスが急にモッシュし出す。朝霧を体験してて思ったのは、みんなピースフルで、フジでは考えられない程に余裕を持って楽しんでるな、ってとこだったのに‥‥これじゃいつもと一緒だ。もう結局一緒になって踊ってやったけど。そのまま"サヴァイヴァーズ・バンケット"という、去年のフジロックと同じ流れ。しかし驚いたことに、みんな大合唱してるんだな、これが。この日だけのお客が多いみたいだけど、みんなソウルフラワー目当てだったんだね。まぁソウルフラワー好きなら、その後のジョー・ストラマーも楽しめるけどね。

  その後、新作にも入っている定番カバーの"CRAZY LOVE"や、洋子さんが唄う"さよならだけの路地裏"といった懐かしい曲も登場。また、2日前に出来たばかりという新曲(タイトル失念。東ティモールを訪れた時の事を題材にしてるそうだ)も披露。その他、"戦火のかなた"や"風の市"といった定番の後、感動の名曲"荒れ地にて"で泣きそうになる。この朝霧高原にピッタリの選曲。後でジョー・ストラマーが待っているというのに、臆面もなくCLASHナンバー"チャーリー・ドント・サーフ"をプレイした後、"満月の夕"で大合唱。やはり何度聴いてもいい曲。俺、最初から最後まで唄いっぱなし。そして"殺人狂ルーレット"で再びモッシュの嵐の後、エンディングには"海ゆかば 山ゆかば 踊るかばね"でみんな狂ったように踊りまくり。俺も泥の中、汚れるのも気にせずにダンスしまくり。知らない人と肩組んだりして。

  確かに英坊のいない「穴」を感じさせる瞬間は何度もあったものの、山口が生き生きとプレイするソウルフラワーという、これまでとは違った一面も垣間見ることが出来た。新曲はそんな流れから生まれたんだろうな、と思わせる1曲だった。ああ、俺の中での朝霧ジャムはソウルフラワーで完全に終了した。そんな感じで完全燃焼できた。もう、悪いけどジョー・ストラマーはおまけでいいや‥‥

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  ライヴ終了後、zipperくんと堅い握手を交わし、一緒に記念撮影をしてから、またどこかのイベントorライヴ会場で会おう、と約束して別れる(彼等はジョーのライヴの途中で帰らなければならなかったのだ)。疲れ切った顔で陣地まで戻ると、同じくソウルフラワー好きのくみこさんも満足しきった顔をしていた。ともえさんはというと、そのまま流れでソウルフラワーのTシャツを買いに行ったそうだ。

  ああ、終わっちゃったねぇ‥‥楽しかったねぇ‥‥と名残惜しんでいると、ソウルフラワーの最中からポツポツと降り始めた雨に加え、霧が濃くなる。さすが山の天気。結局ジョーのライヴは、また前がよく見えない状態のまま、陣地から帰る準備をしつつ観戦することになった。


◎JOE STRUMMER & THE MESCALEROS

  '99年のフジロックで一度観ているけど、その時はCLASHナンバーとオリジナルの半々といった感じで、個人的にも十分楽しめた。あれから2枚のオリジナル盤を出してることもあって、この日のライヴはオリジナル曲を中心に進められた。ま、知らなくても十分に楽しめるレゲエ/スカナンバーがメインで、けど新曲らしき楽曲はストレートなギターロック色が強まっていた。そこにスカのスタンダードナンバーやCLASHクラシックを交えつつ、ジョーの「自然や人々、我々を囲む全ての環境にリスペクト!」というMCが心を打つ。ま、「1977年にはビートルズもストーンズもいらないぜ」と唄った人と同じとは到底思えないけどさ。
  結局最後まで陣地を離れることなく、緩い感じで踊っていると、聴き覚えのあるタムロールが‥‥「キタ~ッ!」と大声を挙げながらステージに駆け出す俺‥‥そう、ラストは"I Fought The Law"だ! 気付けばステージ前でダンスしてる俺。そうそう、これを、これを待ってたんだよ。こうして短いこの曲はあっという間に終了。が、すぐにアンコールに応え、またまたCLASHナンバー2連発で幕を閉じた。

  ステージ前から陣地に戻る時に、俺に続いて女の子達みんなもつられてステージ前に走っていった事を知った。さすがにこの曲はみんな知っていたらしい。ステージを後にしながら、スピーカーからはセサミ・ストリートのテーマ曲が流れ出す。何故に!? そしてステージには大将が最後に登場して、朝霧ジャムが大成功に終わったこと、本来の駐車場がぬかるんで使えなくなってしまい、みんなには大変迷惑をかけたこと、OASISを蹴ってここに集まった君達を俺は信用する、そしてこれからもずっと朝霧ジャムは続けると宣言。みんな大きな拍手で迎える。そして「最後にこの2~3分の短い曲を聴いてから、みんな帰ってくれ」と大将が言って流れ出したのが、ストーンズの"The Last Time"だった。この曲にどういう意味を込めて、大将は流したんだろう‥‥「This could be the last time, maybe the last time I don't know.」‥‥まさか「来年のストーンズはうちが呼びます」って意味‥‥ではないよな、ハハハ。ストーンズのベスト盤が出たばかりなので、タイムリーって言っちゃあタイムリーだけどさ。最後の最後、俺はよく知ってる曲だけに、大声で唄う。そして‥‥

  後片づけをしながら、名古屋組が帰って行く。「来年のフジロックで逢おう!」と堅い約束を交わし、我々は互いの車へと戻っていった。大きな荷物を男ひとり女ふたりで抱え車まで戻り、気持ちも新たに会場を後にした。河口湖ICへ向かう途中、前の車がライトを点けていなかったり蛇行運転したりで、「オイオイ、疲れてるんじゃないのか? 居眠り運転で事故だけは気を付けろよ」と気にしながら走る。ってそれって、自分に対する戒めでもあるんだけどね。俺はというと、車中では行き同様ソウルフラワーを大音量で聴きながら、思い出話に耽っていたので、全然何ともなく。ま、フジと違って1泊2日だしね、全然余裕ですわ。

  高速に乗り、途中談合坂のSAで遅い夕食を取る。考えてみればみんな、一緒に食べた朝食以降、何も食べ物を口にしてなかったらしく、お腹が減って気持ち悪くなりつつあった程。2年前、サマソニ@富士急の帰り道、この談合坂SAに寄った時と比べものにならないくらいに、綺麗になったSA。食事する施設が豊富になっていて、何を食べようか悩んだ程だ。結局みんな和食を食べ、久し振りのお米にありつく。皆さすがに疲れているのか、言葉少なく食事に集中。食後、いつもの笑顔が戻る。要するにみんなお腹が減ってただけなのね。当然気持ち悪かったのも治る。一服した後、帰りの道中眠らないようにとスタミナドリンクやコーヒー、フリスク等を購入し、カーステのCDを渋さ知らズに変えて、いざ出発。帰り道ってことで、くみこさんを家の近くまで送ることに。府中で下りて、武蔵野近辺の自宅に22時半頃に到着。挨拶をして別れる。さて、最後はともえさんを千葉まで送り届けなければ。高井戸のインターまで一般道で進み、途中でガソリン補給してから首都高に。途中、何度か工事渋滞に巻き込まれる。特に湾岸道に乗るまでが酷く、当初0時に千葉到着予定が結局、木場辺りで0時を回ってしまった。途中でCDをUNDERWORLDのライヴ盤に変え、10月に幕張でやるUNDERWORLDのライヴの話題をする。俺がチケット取り忘れた事を話すと、くみこさんが行く予定だったチケットが余ったので、結局俺がそれに行くことになる。ラッキー。そのまま、仕事の話とか友達の話とか、結構和んだ話題に。駅まで送っていくはずだったけど、電車もなくなってしまったので、家の近所まで送っていくことに。結局彼女を送り届けた時点で、時計は0時50分を回ろうとしていた。

  ひとりになって気が楽になった俺。当初一般道でタラタラと帰ろうと思っていたものの、多少お金がかかってもいいや‥‥ってことで、結局千葉北から佐原まで東関道を使うことに。音楽もそれまでのクラブ系から、いきなり娘。にチェンジ。2日振りの娘。だぜ!ってことで、自ら編集したCD-Rを大音量でかけて高速を爆走。一般道に下りてからも、明らかに高速と変わらないスピードで走り、結局2時過ぎには自宅に到着。首都高での予想外の渋滞があったものの、それでも予想してた時間よりも早く家に帰れた。もしSAでの食事や首都高での渋滞がなかったら、1時には家に着いてたんだもん。サマソニ@富士急の時は、大月のジャンクション辺りで大渋滞した記憶があったので(あの時は、富士急を21時に出て、東京に着いたのが2時半、自宅到着は4時半だったもんなぁ)翌日休みを取ってそれなりの覚悟をしてたんだけど、さすがにシーズンオフってこともあり、中央道での渋滞は一切なしだった。よかったよかった。

  帰宅後、そのまま風呂にも入らずに寝ようと思ったんだけど、スタミナドリンクとかコーヒーが効いたのか、それともライヴでの興奮が冷めやらないのか、全く寝付けず、結局留守録してたハロモニやサマソニ特番を最後まで観てしまう。で、寝付いたのが4時半という‥‥何やってんだか。

  つうわけで、これが俺の朝霧ジャム初体験記。読んでもらえば判る通り、本当に最高でした。ハッキリ言って、フジに何度も行ってて朝霧をスルーした人、激しく後悔してください。こんなイベントをみすみす逃すなんて‥‥

  朝霧高原でフジロックをやれば‥‥なんて声も会場内で聞こえてきたけど、それは無理だと思う。確かに広さ的には問題ないだろうけど、アクセスの問題が大きいし、近くに宿が少ないこともポイント。キャンプを最初から想定すればいいだろけど、そうするとますます敷居が高くなる。それと夏場は、軽井沢帰りの観光客と日曜夜にかち合って、大月ジャンクションで大渋滞を引き起こす可能性大。そう考えると、フジはこのまま7月末の週末に苗場を使い、朝霧ジャムは朝霧ジャムとして9月末の土日にやればいい。こっちはこっちで、夏フェス後夜祭といった趣向で盛り上がればいいわけだ。何て贅沢な後夜祭なんだろう。これで2日間8,000円なんて‥‥安過ぎだよマジで。

  音楽的にはヒップホップ、ラウドロック、UKギターロックを排除した、どちらかというと狭い感じがするけど、実際はジャムバンドなんかも出るのでいろんな人が楽しめるはず。特定のジャンルしか楽しめない人は正直来ない方がいいけど、今年のフジロックでの深夜ダンステントを楽しめなかった人は、今回のAPHEX TWINや田中フミヤで大満足した、という声も。有名大型バンドに拘らない姿勢はとても好意を持てます。個人的には夏のフジロック、秋の朝霧ジャム、そして冬のエレクトラグライドといった感じでこのままずっと続けて欲しいです。パーティー好きにはたまらないイベントですからね、これらは。

  そういえば、今回の朝霧ジャムは、いろんな人との新しい出会いが沢山あったなぁ。フジでは人の多さも手伝って(また個人行動が多かったこともあって)終始ギスギスした感じで行動してたけど、朝霧ではそういうの、全然なかった。見ず知らずの人に話しかけて世間話したり、たき火囲みながらどこの食事が旨かったとか語ったり、テントの中で今年のエレグラ出演者を予想したり‥‥その場限りの出会いかもしれないけど、音楽を通じていろんな人と交じり合うことが出来た。特に最近は仕事に追われ、ネットでの人間関係も希薄になりつつあった中だけに、これは大きな転換期になったんじゃないかな、俺にとって。

2001年8月12日 (日)

「FUJI ROCK FESTIVAL '01」DAY 2@苗場スキー場(2001年7月28日)

◎NUMBER GIRL (at GREEN STAGE / 11:00~11:50)

  定刻通りにメンバーがステージに登場。向井「福岡県●▲出身、ナンバーガール~」等と自己紹介。いきなり和む。しかしギターが鳴らされた瞬間、場の空気は一変した。のっけからファストナンバーを連発だ。PAのやぐら前あたりで観ていたのだが、始まった瞬間、ブロックのかなり前の方まで走っていた。

  向井の歌は、こうやってライブで聴いていると、何となくカートを思い浮かべることがあった。確かにNIRVANAと共通する要素はいくつかあると思うが、単なるフォロワーではなく、それなりにオリジナリティを持ったバンドだ。例えば、向井がただ1曲だけギターを持たずにビールを持って歌った「Destruction Baby」は、完全にレゲエ/ダブ要素を加えたアレンジに変えられていたし(またそれが気持ちよかった)、そういう「パワー一辺倒」では終わらないところに今後の彼らが進むべき道を見たような気がした。

  向井のMCもなかなか笑わせてくれる。乾杯三唱をさせられたときにはどうしようと思ったが、それも今となってはいい思い出だ。結局45分程度のステージで、「この後ホワイトステージに行くんで、これにて終了」と言ってバンドは去っていった(11:30からホワイトではeastern youthが演奏していたのだが、この後本当に向井はホワイトで目撃されている)。朝イチで観る長さとしては腹八分目で丁度いい感じだった。


◎MO'SOME TONEBENDER (at RED MARQUEE / 12:40~13:20)

  何の期待もせずに、ステージ前近くで開演を待った。ドラムがサウンドチェックしてるとき、あるフレーズを延々と叩いていたのだが……あれ、これって何の曲のリフだっけ……あぁ、そうか、NIRVANAの「In Bloom」だ。しかもハードヒットで、リズムキープにも独特な重さを感じる。本当にデイヴ・グロールのプレイを聞いてるようだった。

  ライブ本編では、幻想的なシーケンス音に導かれてメンバー3人がステージに登場。続いてベースが独特な重さを持ったフレーズを弾き始める。それに呼応するかのように、ドラムもユニゾンプレイを繰り返す。ボーカルは線が細い声で危うさを感じさせるが、逆にそこが魅力的。特にヒステリックにシャウトしたときの歌い方が好きだ。

  楽曲はグランジ+サイケといったイメージで、パンキッシュなファストナンバーから幻想的なミディアムスロウまで多彩さを感じる。ガレージっぽいバンドの曲って、どちらかというとモノトーン調なイメージがあるのだが、このバンドの曲にはいろんな色彩を感じ取ることができる。そのへんがサイケ的イメージと直結してるのかもしれない。とにかく、音を肌で感じていて気持ちいい(特にラストに演奏された「Echo」が圧巻だった)。この日は演奏時間を短く感じてしまうほど、入り込んでいた。もっと観たい。

  MCらしいMCも特になく、最後に「終わりっ!」の一言で現実に引き戻された。この感覚、こりゃドラッグミュージックですわ。本当、気持ちよかった。


◎ソウル・フラワー・モノノケ・サミット (at FIELD OF HEAVEN / 15:10~16:20)

  一応「モノノケ」名義なのだけど、メンバーが揃わなかったこともあって、結局この日限りのスペシャルメンバー&スペシャルセットで挑むこととなったソウルフラワー。ユニオン=バンド形態でモノノケ=チンドンスタイルの楽曲を演奏するそうだが、果たしてどうなることやら。

  ステージに登場した中川は、客を観て驚く。一番前にいたのでその時まで気づかなかったが、ふと振り返ると、すごい人の海。昨日のくるりに匹敵するほどの人が入ってる。裏ではパティ・スミスがやっているってのに、本当に物好きが集まったもんだ(自分を含めて)。ステージ上には左から洋子さん、ベースの河村、中川、ヒデ坊、山口洋(HEATWAVE)。後方はドラムのコーキの右隣にキーボードの奥野という、大所帯。

  最初はユニオンの「ロンドン・デリー」からゆったりとスタート……かと思いつつ、この曲サビではタテノリになるんだった。後ろから押し潰されそうになったり、前の奴が腰で俺を突き飛ばしたりで倒れそうになるものの、何とか持ちこたえる。こりゃ音を堪能してる場合じゃないな。暴れて、踊ってナンボの音楽。最後まで踊り狂ってやるか! そう覚悟を決めたら最後、汚い笑顔で踊り狂う。

  セットリストとしてはユニオンが7、モノノケが3といった比率で、上手い具合に交互に演奏されていた。モノノケの楽曲もユニオン用アレンジに変えられており(中川は三線だったが、山口はエレキ、ドラムもそのままといった感じ)、古来の民謡や仕事歌もこういうアレンジで聴かされるとユニオンの楽曲の中のひとつとして聴けるのだから、意外だ。

  特に印象的だったのは、やはり新譜「SCREWBALL COMEDY」からの楽曲。いい意味で「ロック然」としているのだ。新作は原点回帰とかいろいろ言われているが、確かにこれまでの作品の中では最もストレートでニューエスト・モデル色が濃い。それにライブとスタジオテイクの違和感の差がそれ程感じられない。先の野音でもここから何曲か聴いていたが、ただストレートでノリがいいだけじゃなく、記憶に(心に)残る曲ばかりだったこと、そこが大きいと思う。特に、野音で初めて聴いて心臓を鷲掴みにされた「荒れ地にて」は、ここ苗場の大自然の中、日中に聴いてもググッときた。いい曲というのは場所や時間、シチュエーションを選ばないってことなのか。しかも立て続けに「満月の夕」「竹田の子守歌」とやられた日にゃあ……放水された水が顔面を直撃したお陰でうまい具合に涙を隠せたはずだ。

  そうえいば、ステージ袖の奥の方に非常にノリノリで踊ってるキレイなおねぇちゃんがいるなぁ、と思って見とれていた。しかも見覚えあるんだよなぁ、前に会ったことなかったっけ?なんてデジャブに近い勘違いでボーッとしてたら、終盤「エエジャナイカ」で中川に呼ばれてステージに登場した。「from THE 3PEACE!」 あぁ、かおりさんか! 前夜祭に登場したTHE 3PEACEのボーカル&ギターの原と、ベースの永野が飛び入りで参加したのだった。永野かおり嬢はメスカリン・ドライヴ~ソウルフラワーの1枚目まで参加しているので、早い話がファミリーなのだ。気づけばヒデ坊、洋子さん、かおりさんとメスカリンの3人が揃ってる。最後にはお約束の「海ゆかば 山ゆかば 踊るかばね」で大宴会。一度エンディングを迎えながらも、再び演奏を始めてしまう、いや、始めさせてしまう熱気。この文章だけで伝わるかな?

  「フジはいつも特別」とメンバーもファンも口にする通り、通常のライブとは違う熱気とおまけが付いたひととき。70分の予定が、「時間なんて気にしなくてもいいよな?」という中川の言葉通り、結局90分近い熱演となった。次のバンドまで1時間のインターバルがあったからよかったものの……「普段もこれくらい盛り上がってくれれば」との中川の言葉がすべてを物語ってるだろう。


01. ロンドン・デリー
02. サヴァイヴァーズ・バンケット
03. ホライズン・マーチ
04. 水平歌 ~ 農民歌 ~ 革命歌 [モノノケ]
05. 戦火のかなた ~ I don't like (MESCALINE DRIVE)
06. 霧の滴
07. 殺人狂ルーレット
08. アリラン ~ 密陽アリラン [モノノケ]
09. 聞け万国の労働者 [モノノケ]
10. 風の市
11. 荒れ地にて
12. 満月の夕
13. 竹田の子守唄 [モノノケ]
14. インターナショナル [モノノケ]
15. エエジャナイカ
16. 海ゆかば 山ゆかば 踊るかばね


◎MOGWAI (at WHITE STAGE / 18:50~19:40)

  ホワイトステージ手前の川で、メンバーのMCが聞こえてきた。どうやら丁度始まったとこみたいだ。7時前ってことで、いい具合に暗くなりつつあり、その静寂を断ち切るようにギターノイズが悲鳴を上げる。アルバムでしか聴いたことのなかったMOGWAI。どういうステージなのかまったく想像がつかなかった。

  メンバーは5人だったと思うが、ギターが3人(その内のひとりが曲によってキーボード、後半はチェロを弾いていた)とリズム隊で、ギターの轟音がとにかくすごい。それに合わせるかのように、照明のストロボが暗闇を裂く。新作「ROCK ACTION」からの楽曲がメインだったと思うが、とにかく楽曲云々よりも雰囲気を含めた全てを持ってMOGWAIのライブなんだな、という気がする。普通だったらマスターベーションと切り捨ててしまうようなギターノイズも、意外と計算されている印象を受けたし、ちゃんと楽曲として成り立っている。アルバム自体も日々好んでこればかりを聴くというタイプの音楽ではないが、この時この瞬間の気分やシチュエーションにはぴったりだったと、今はそう思う。

  万人を納得させる音楽では決してない。「ポストロック」なんてカテゴライズ、俺にはよく判らない。気持ちいいか否か、踊れるか否か。今の俺にとって、これがすべて。この日のMOGWAIは気持ちよかった。まぁ踊るどころか、呆気にとられて終始棒立ちに近い状態だったが。時々目を瞑り、その音圧のみを身体で感じてみたりもしたが、本当に気持ちよかった。頭を空っぽにして、ただ身体だけで感じる。せわしない日常の中で、こんな機会はそうはない。周りに何千、何万人いようがこうやって自分の空間を作り出すことができる。それがフジロックの好きなところだ。


◎渋さ知らズオーケストラ (at FIELD OF HEAVEN / 19:30~20:50)

  FOHに到着すると、まずその人の数に驚く。後ろの方まで人がいるのだ。しかもみんな気持ちよさそうに踊ってる。聞こえてくる音も気持ちよさげな音。響く音に合わせ踊りながら人混みに近づくと、ステージ上の人数に仰天する。少なく見積もっても20人はいるんじゃなかろうかという人の塊。決して広いとは言い難いFOHのステージ上、最前列にダンサーの女性陣が5~6人。その脇に歌&コーラスの男女がやはり7~8人。中央には指揮者。楽器隊はドラムがまったく見えず、ブラス隊、キーボードの女性が見えるのみ。間違いなくギターやベースといった楽器隊がいるはずなのだが。

  音楽は、もうノリノリでファンキーなソウルミュージック。レビュー形式で進んでいって(昨年サマソニのジェームズ・ブラウンみたいな感じ)、1曲が長くてそこにいろんなパートのソロを入れてく感じ。ここで初めてドラムが2人いることが判った(ドラムソロになったら、全員腰を屈めて後ろにもドラムが見えるように気遣うし)。

  曲の間に寸劇を挟んだりして、曲毎にメンバーが入れ替わったりする。途中、スーツ着てターバン巻いてたヒゲの男性が、石川さゆりの名曲「天城越え」を大熱唱。さらに後半、銀色の竜が客の頭上を飛び回る……が、すぐに心ない客の手によって破壊される。

  後半、山海塾(といって一体どれだけの人に理解してもらえるものか)も真っ青な全身白塗りダンサーが登場して、パフォーマンス。数曲のつもりが結局最後まで気持ちよく踊っちゃったもんなぁ。そのくらい、時間を忘れさせる程魅力的なライヴだったのだけは確か。こういうのは、家で聴くよりもこういう大自然の中で、大人数で消費するのが一番気持ちいいし、楽しい。


◎NEW ORDER (at WHITE STAGE / 22:20~24:00)

  16年振りですか、ここ日本にいらっしゃるのは。しかも今回はビリー・コーガンがギターで参加。ニール・ヤングと直前まで悩んだのだが、結局自身の“青春”を取ることとした。

  いやぁ、正直「Atomosphere」のイントロを聴いた瞬間、ジワッと涙が滲んだよ。懐かしさとかいろんなことがフラッシュバックして、その想いがとめどなく溢れそうになった。何で俺、NEW ORDERごときで泣かなきゃならねぇんだよ!って自分を疑ったが、こればっかりは仕方ない。暗黒の高校時代を思えば、それも致し方ないのかも。

  それにしてもビリー、あんま目立ってなかったね? スマパン時代はその「ガタイのデカさ」と「頭」だけが記憶に残る彼だが、この日はさすがサポートだけあって控えめ。一歩後ろに下がって、自身のプレイに徹する。時々コーラスを取ったり、バーニーとのデュエット的楽曲もあったが、最後まで帽子を被ったまま。あの威圧感がゼロだった。きっと、心底楽しんでるんだろうな、自分が憧れた、音楽を始める切っ掛けのひとつとなったバンドの一員としてフジロックみたいな大舞台に立てるんだから。スマパンの呪縛から解き放たれたような印象を受けたよ。こんな肩の力を抜いた雰囲気でのソロも見てみたい気がする。

  一方のNEW ORDERの面々は、ピーター・フック、暴れまくり。この日は参加できなかったギリアンがいないぶん、MARIONのギタリスト、フィル・カニンガムがキーボード&ギターとして参加。結局、JOY DIVISION+MARION+スマパンという、一見何が何やらな組み合わせだったのだけど……個人的には数々の名曲を思う存分聴けたこと、特にJOY DIVISION時代の「Isolation」「Love Will Tear Us Apart」といった大好きな曲を聴けたことが嬉しかった。勿論「Regret」や「Bizzare Love Triangle」「True Faith」「Temptation」等の代表曲も生で聴くと気持ちよかったし、新曲群も「これぞNEW ORDER!」的要素と「これからのNEW ORDER」を感じさせる要素が詰まった佳曲ばかりで、非常に期待が持てるものばかりだった。

  スタートが20分近く遅れた(実際には22:40頃スタート)ため、アンコールの時点で0時近かったが、そんなことお構いなし。前作からの「Ruined In A Day」他を披露後、最後の最後に超名曲「Blue Monday」。バーニー、ギターを置いて妙なステップで踊る。当然、声を振り絞って歌う。ロングバージョンとなった「Blue Monday」が終了した時点で、0時を10分程回っていた。結局90分というフルステージ状態のライブで底力を見せつけたNEW ORDER。「また16年後に会おう!」というバーニーの最後の一言、冗談に受け取れなかったんですけど。

  最後の最後に、ビリーにジャンプで飛びつくフッキー。帽子を取られたビリーを見て、あぁ、やっぱりビリーだな、と実感。

  聞けば裏のグリーンステージにおけるニール・ヤングも2時間半に渡る大熱演だったらしい。結局、どちらかを選ばなきゃならない運命だったのかなぁ。いやぁ、それにしてもいい夢観させてもらった!


01. Atomosphere
02. Crystal
03. Regret
04. Love Vigilantes
05. Isolation
06. Your Silent Face
07. Slow Jam
08. Turn My Way
09. Bizzare Love Triangle
10. Close Range
11. Touched By The Hand Of God
12. True Faith
13. Temptation
14. Love Will Tear Us Apart
---Encore---
15. Ruined In A Day
16. '60 Miles An Hour
17. Blue Monday


‥‥‥‥‥‥To be continued.

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