カテゴリー「Vandenberg」の11件の記事

2022年5月15日 (日)

WHITESNAKE『GREATEST HITS 2022 - REVISITED - REMIXED - REMASTERED -』(2022)

2022年5月6日にデジタルリリースされたWHITESNAKEのグレイテストヒッツアルバム。フィジカル(CDおよびアナログ盤)の海外でのリリースは6月17日、日本でのCD発売は6月21日を予定。

本作は5月10日からスタートしたWHITESNAKEの“フェアウェル・ツアー”に先駆け発表された、いわゆる“黄金期”(=Geffen Records所属期)の楽曲をまとめたコンピレーションアルバム。もともと1994年に同タイトルおよび同企画のベスト盤が発表済みですが、今回はその収録内容を見直したほか、全曲リミックス/リマスタリングを施したほか、いわゆるシングル表題曲に関しては一部楽器パートの変更&新規録音が追加されるという、いわば「過去の楽曲を今風に作り直しましたよ」的編集盤なわけです。昨今のデラックスエディションや“Red, White & Blues Trilogy”コンピ盤と同じ方向性ですね。なので、ここでは1994年盤とは完全に別モノとして考えて、話を進めたいと思います。

デヴィッド・カヴァデール(Vo)によると、本作は「オリジナルの『GREATEST HITS』をさらに発展させた作品だ。80年代や90年代のサウンドのタイムカプセルを掘り起こし、すべての曲をサウンド面で最新なものにアップデートしたんだ。オリジナルの音源を聖なる遺物として考えてくれているファンのために、オリジナルアルバムはいつも通りそのままに残しておいたよ」とのこと。いやいや、オリジナルアルバムも曲順とかいじってますやん(苦笑)。

そのほか、プレスリリースによると「“Red, White & Blues Trilogy”でも新たなサウンドを付け加えてくれたキーボーディストのデレク・シェレニアンが今回も参加しており、ここに収録されている半数以上の楽曲に新たなハモンドオルガンの音色を付け加えてくれている。彼の熱いパフォーマンスは、No.1スマッシュヒット曲「Here I Go Again」や「Fool For Your Loving」「You're Gonna Break My Heart Again」といった楽曲で聴くことができる。1989年のアルバム『SLIP OF THE TONGUE』に収録されている「The Deeper The love」や「Judgement Day」といった楽曲では、エイドリアン・ヴァンデンバーグによる新たなギターパフォーマンスも収録されている」そうで、確かにシンセやオルガンがかなり新鮮に響くアレンジですし、『SLIP OF THE TONGUE』の楽曲におけるギターリフやバッキングプレイの“スティーヴ・ヴァイが弾くオリジナルテイクとの質感の違い”はこうした差し替えによる効果だったのだと気づかされます。エイドリアン、オリジナル音源収録時は腱鞘炎でレコーディングに参加できなかった無念をこういう形で果たすことになるとは、30数年前は考えもしなかったでしょうね。

また、「これらの新たに付け加えられた要素に加え、デイヴィッド・カヴァデールは貴重品保管室を掘り起こし、オリジナルレコーディング音源には入っていなかった、ギタリスト:ジョン・サイクスによるヴィンテージなパフォーマンスを初めて今回公開している。彼のその貴重なパフォーマンスは、「Slide it In」のソロパートや「Give Me All Your Love」のリズムギターパートで聴くことができる」そう。『SLIDE IT IN』(1984年)『WHITESNAKE』(1987年)の楽曲に関しては、ギターソロにもちょっとしたニュアンスの違い、もっと言ってしまえば“オリジナルのギターソロを別の人間がコピーした”ような違和感を覚えるんですよね……このへん、リミックスの影響なのかなという気もしますが、どうなんでしょう。

あ、もうひとつ。Rhino Records企画の編集盤とはいえ、最初はこの時代のベスト盤に『FOREVERMORE』(2011年)から1曲(タイトルトラック)を追加するのはいかがなものかと思いました。しかし、「Crying In The Rain」から続き、アルバムのエンディングというポジションにこの「Forevermore」が置かれるという構成自体は、聴いてみると意外と悪くないなとも感じ、結果オーライかな。とはいえ、取ってつけた感は否めませんが。

全体を通してドライなミックスが施されたことで、オリジナルテイクにあったアリーナロック級のダイナイックさが激減しており、それを“現代的”と前向きに捉えるか、あるいは“年齢とともにショボくなった”とネガティブに受け取るか……そのへんは聴き手に委ねます。僕自身は一長一短の仕上がりで、なんとも言えないかな。ただ、アルバムごとにプロデューサーやプレイヤーの異なるあの時期=80年代の楽曲(ついでに「Forevermore」も)を、統一感を求めて再構築したという点では、非常に聴きやすい1枚だとは思いました。

今後実現するのかどうか微妙な“フェアウェル・ツアー”日本公演を前に、たまに思い出したように再生することもあるのかな……そんな1枚です。

 


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2020年6月10日 (水)

VANDENBERG'S MOONKINGS『VANDENBERG'S MOONKINGS』(2014)

2014年2月リリースの、VANDENBERG'S MOONKINGSデビューアルバム。

VANDENBERG'S MOONKINGSは元VANDENGERG(当時)、元WHITESNAKE、元MANIC EDENのエイドラン・ヴァンデンバーグ(G)を中心に、ヤン・ホーフィング(Vo)、セム・クリストフェル(B)、マルト・ナイエン・エス(Dr)という故郷オランダの若手ミュージシャンたちとともに結成した4人組ハードロックバンド。エイドリアンにとって自身が全面参加するスタジオアルバムはWHITESNAKEの『RESTLESS HEART』(1997年)以来17年ぶりとなります。その間にはVANDENBERGのベストアルバム『DIFFERENT WORLDS: THE DEFINITIVE VANDENBERG』(2004年)のために名曲「Burning Heart」を再録するなどありましたが、基本的にはこの期間音楽活動はほぼ行っておらず、基本的にはエアブラシの絵画アーティストとしてひっそり暮らしていたようです。

そんな彼が17年ぶりに音楽活動を再始動させ、満を辞して完成させたVANDENBERG'S MOONKINGSのデビューアルバム。展開されているサウンドは、基本的には『RESTLESS HEARTS』やMANIC EDEN唯一のアルバム『MANIC EDEN』(1994年)で聴くことができたブルース・ベースのオールドスクール・ハードロックです。ただ、曲の派手さや親しみやすさはそういった過去の作品よりも突出したものがあり、このへんは若手ミュージシャンたちから触発されたものも大きかったのでしょうか。エイドリアンのギタープレイも、気持ちフレッシュさが増しているような印象を受けます。

「Good Thing」のポップなソウルフィーリングは、MANIC EDENあたりでも感じられた要素ですが、ヤン・ホーフィングという癖の強すぎないシンガーが歌うこと、そして女性コーラス隊の厚みあるハーモニーが加わることで、かつてないキャッチーさが伝わってきます。かと思えば、「Breathing」ではVANDENBERG時代の北欧フィーリングを漂わせている。このテイストもMANIC EDENだともう少しブルース色が強かったのですが……うん、これはWHITESNAKEでいうところの「Sailing Ships」(1989年の『SLIP OF THE TONGUE』収録曲)と同じ香りですね。

で、その「Sailing Ships」も本作でセルフカバーしております。しかも、この曲限定でWHITESNAKEのデヴィッド・カヴァーデイルがボーカルを担当。「80年代は腱鞘炎でレコーディングに参加できなかったけど、本来はこういうアレンジにしたかったんだよ!」という心の叫びが伝わってきそうな、穏やかながらもエモーショナルな仕上がりはなかなかのものがあります(できれば若い頃のカヴァーデイルの声で聴きたかった……)。

その他のハードロックナンバーに関しても一長一短あるものの、ブルースロックに特化したエイドリアンが好きなリスナーなら文句なしで楽しめる内容だと思います。間違ってもVANDENBERGの幻影をここに求めてはいけません……。

2014年という時代に本作はどこまでアピールできたのか?という課題は残りましたが、普遍性の強い作風/楽曲は聴く時期を選ばず楽しめるものではないでしょうか。

 


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2020年6月 9日 (火)

VANDENBERG『2020』(2020)

2020年5月下旬にリリースされたVANDENBERGの4thアルバム。

エイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)は2010年代に入ってからVANDENBERG'S MOONKINGSをメインバンドとして、スタジオアルバム2枚とアコースティックアルバムを1枚発表しています。が、ここにきてVANDENBERG名義では『ALIBI』(1985年)以来35年ぶりの新作を完成させました。

しかし、参加メンバーはロニー・ロメロ(Vo/LORDS OF BLACKRAINBOW)、ルディ・サーゾ(B/ex. QUIET RIOT、ex. WHITESNAKEなど)、ブライアン・ティッシー(Dr/ex. PRIDE & GLORY、ex. WHITESNAKEなど)と、エイドリアン以外は80年代の編成とはまったく異なる布陣です。え、再結成とは?

しかも、アルバムで鳴らされている楽曲の大半が往年のVANDENBERG節とは異なる、MANIC EDENやVANDENBERG'S MOONKINGSにも通ずる ブルース・ハードロック路線。いや、VANDENBERGにそこは求めていないのでは……。

で、オープニングの「Shadows Of The Night」や続く「Freight Train」や「Hell And High Water」を聴いて思ったんです……これ、エイドリアンがWHITESNAKE時代にやりたかったことなんじゃないか、と。言ってしまえばこれ、『SLIP OF THE TONGUE』(1989年)の続編なんですよ。

ブルースベースのハードロックという曲調はもちろん、ロニーの歌唱スタイルや節回しも手伝ってデヴィッド・カヴァーデイルが歌っている姿が容易に想像できる楽曲群。しかも、バックを支えるのがルディ&ブライアンという、年代こそ異なるものの歴代のWHITESNAKE在籍メンバーなんですから……最初から何がやりたかったのか、明白ですよね。

ただね、楽曲の完成度は非常に高い。ぶっちゃけ、『SLIP OF THE TONGUE』で展開されたモダンなハードロック路線よりもWHITESNAKEらしいですし、もとはカヴァーデイルのソロアルバムとして制作された『RESTLESS HEART』(1997年)よりも「リスナーが求めるWHITESNAKE像」を具現化できている。しかも、それを実力派ミュージシャンたちと一緒に表現してるわけですから、悪いわけがない。ぶっちゃけ、本家の最新作『FLESH & BLOOD』(2019年)よりも「ファンが聴きたいWHITESNAKE像」を形にできていると思いますよ。

でもね。だからこそ不思議なんですよ。これをVANDENBERG名義で出そうと思った理由がわからない。申し訳程度にセルフカバーした「Burning Heart」の所在なさといったら……。大人の事情を感じずにいられません。

第3期DEEP PURPLEが演奏したらハマりそうな「Hell And High Water」や、RAINBOWのフロントマンであるロニーが歌うことで輝く「Ride Like The Wind」など、良曲揃いの本作。どの視点で本作に触れるかで評価は大きく異なるかもしれませんが、純粋に内容は素晴らしい1枚。この1月に66歳の誕生日を迎えたエイドリアンのギタープレイもキレと枯れが適度なバランスでミックスされており、彼が携わった近作の中でもベストワークだと思います。

ちなみにこの編成はアルバムレコーディングのみということで、ツアーにはエイドリアンとロニー、ランディ・ファン・デル・エルセン(B/TANK)、コーエン・ヘルフスト(Dr/EPICAツアーメンバー)という編成で挑むんだとか。このVANDENBERG'S MOONKINGSではなく、再びVANDENBERGを選んだ彼が、果たして再び成功することができるのか……。

 


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2020年3月 6日 (金)

WHITESNAKE『RESTLESS HEART』(1997)

1997年3月下旬に日本先行リリースされたWHITESNAKEの9thアルバム。本国イギリスでは同年6月に“DAVID COVERDALE & WHITESNAKE”名義で発表、北米では当時リリースされませんでした。

1990年に『SLIP OF THE TONGUE』(1989年)を携えたワールドツアーを終えると、WHITESNAKEとしての活動を休止させたデヴィッド・カヴァーデイル。その後、ジミー・ペイジと合流し、COVERDALE・PAGE名義でアルバム『COVERDALE・PAGE』(1993年)を発表するも、ライブは日本公演のみという短命に終わり、翌1994年にはGeffen Records時代の音源をまとめたベスト盤『GREATEST HITS』を携え、エイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)、ルディ・サーゾ(B)という旧友に加え、COVERDALE・PAGEで活動をともにしたデニー・カーマッシ(Dr/ex. HEART)、そしてウォーレン・デ・マルティーニ(G/RATT)という意外な布陣でヨーロッパおよびジャパンツアーに臨みます。

WHITESNAKEとしてツアーがひと休止すると、カヴァーデイルはWHITESNAKEとしてではなくソロ名義でのアルバム作りに挑みます。ここでのパートナーは『SLIP OF THE TONGUE』では曲作りこそ一緒に進めたものの、腱鞘炎のためレコーディングには参加できなかったヴァンデンバーグ。1987年のWHITESNAKE加入から10年、満を辞しての本格的タッグです。

レコーディングにはヴァンデンバーグ(G)のほか、ガイ・プラット(B/PINK FLOYDゲイリー・ムーアROXY MUSICなど)、デニー・カーマッシ(Dr)、ブレット・タグル(Key/デヴィッド・リー・ロスなど)という所謂職人プレイヤーが多数参加。これだけで、本作が80年代後半の“派手なスタイル”のWHITESNAKEとは異なることが想像できることでしょう。

実際、我々の手元に届けられたアルバムもそういった内容で、70年代〜80年代初頭のWHITESNAKEを思わせるブルース/ソウルをベースにしたハードロック/ブルースロックをたっぷり楽しむことができます。

オープニングの「Don't Fade Away」の落ち着いた雰囲気は、高音でキーキー叫びまくっていた『WHITESNAKE』(1987年)や『SLIP OF THE TONGUE』とはまったく異なり、さらには『SLIDE IT IN』(1984年)ともかけ離れた世界観。タイトルトラック「Restless Heart」冒頭の低音ボイスや、AOR調のミディアムバラード「Too Many Tears」で聴かせる中音域など、どれも心地よく響くものばかり。かと思えば、女性ソウルシンガーのロレイン・エリソンの名曲カバー「Stay With Me」では途中からハイトーンでシャウトしまくり(苦笑)。もちろん、これはこれで悪くないんですけどね。

楽曲的には先にも書いたように、全体的に落ち着いた雰囲気。そりゃそうでしょう、ソロアルバムとして制作されたものなんですから。とはいえ、カヴァーデイルのキャリアを総括するように、ハードブルース「Crying」や軽快なロックンロール「You're So Fine」、セクシーなスローブルース「Take Me Back Again」、COVERDALE・PAGEの延長線上にあるブルージーなハードロック「Woman Trouble Blues」といった楽曲も用意されている。このへんはカヴァーデイルがというよりも、MANIC EDENを経てヴァンデンバーグがこういった世界観にどっぷり浸かっていたことも大きいのかな、という気がします。

結局、所属レーベル(EMI)側の要請により、日本ではWHITESNAKE名義で先行リリース。本国では最初に書いたように、“DAVID COVERDALE & WHITESNAKE”というまどろっこしい名義で世に放たれることになった本作。ソロ作として考えれば満足のいくムーディな1枚ですが、WHITESNAKEというハードロックバンドとして捉えるとインパクトに欠けてしまうのは否めません。

それもあってか本作、ここ10数年にわたり日本では廃盤状態。デジタル配信もされていません。ストリーミングサービスも海外ではSpotifyでは確認できるものの、Apple Musicでは見当たらない状況です。2000年代以降の諸作品よりも優れた“隠れた良盤”なだけに、本当に勿体ないったらありゃしません。

 


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2019年10月10日 (木)

VANDENBERG『VANDENBERG』(1982)

オランダのハードロックバンド、VANDENBERGが1982年9月に発表した1stアルバム。

エイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)を中心に結成された4人組バンドで、メンバーはエイドリアンのほかバート・ヒーリンク(Vo)、ディック・ケンパー(B)、ジョス・ズーマー(Dr)という編成。結成から程なくしてAtlantic Recordsと契約し、このアルバムを発表しています。

ちなみにエイドリアンはVANDENBERG結成前にTHIN LIZZYWHITESNAKEのギタリスト・オーディションを受けて、ともに落選したとのこと。この時点ですでにオランダから外に出ていきたいという思いが強かったのでしょうね。本作はアメリカでも最高65位という好成績を残しており、さらに本作からシングルカットされた「Burning Heart」も全米39位のスマッシュヒットを記録。異国からの新人がデビューでここまでの成績を残すのは異例のことですし、そもそも1982年というとLAメタル勢を中心とするHR/HMブーム前夜。アメリカ国内ではVAN HALENがヒットを飛ばし続ける中、NIGHT RANGERといった気鋭の新人が登場し、オジー・オズボーンと活動を共にしたランディ・ローズ(G)が飛行機事故で亡くなったタイミング。ブーム前夜ではあるものの、新たなヒーローが求められていた時期であったことは間違いありません(日本のLOUDNESSが海外でウケ始めたのも、そういった理由からでしょうし)。

そんな中登場したVANDENBERG。北欧のバンドらしい湿り気の強いメロディを持つ楽曲のみならず、VAN HALENにも通ずるカラッとしたハードロックナンバーも含まれており、そのへんのバランス感が新しさとして受け入れられたのかもしれません。思えばこの頃ってSCORPIONSくらいでしたものね、イギリス以外のヨーロッパのHR/HMバンドがアメリカで成功していたのって。

オープニングの「Your Love Is In Vain」の軽快さって、今聴くとちょっとVAN HALENっぽくもあれば、オジーっぽくもあるのかなと。そこに流麗なアコギソロを冒頭に用意した「Wait」のような楽曲や、泣きのバラード「Burning Heart」、豪快なギターリフ&ソロを含む疾走感の強いファストチューン「Ready For You」、ブギーのリズムなのに不思議とヨーロッパのバンドらしい勇ましさと繊細さが混在した「Too Late」など個性的な楽曲が複数含まれている。正統派マイナーハードロック「Nothing To Lose」も、勢いのみで突進する「Out In The Streets」も文句なしのカッコよさを放っている。そりゃ売れるしウケるわけだ。

そして、この感覚ってのちのDOKKENにもつながっていくのかな、と改めて思いました。DOKKENの1st〜2ndあたりの雰囲気と本作の空気感って、非常に近いものがありますよね?

あと、こういった豪快さと繊細さを併せ持つスタイルって、意外と日本人が好きなんじゃないかな。派手になりすぎず、ちゃんと侘び寂びを感じさせる要素が含まれている。そりゃ日本でもウケるわけですね。納得です。

僕自身はリアルタイムだと3rdアルバムにしてラスト作となった『ALIBI』(1985年)からの後追い組ですが、完成度的には次作『HEADING FOR A STORM』(1983年)と『ALIBI』のほうが上かもしれないけど、未完成ならではのデビュー作らしい勢いは本作が圧倒的。なんだかんだで一番聴くのもこの1stアルバムかもしれません。

 


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2019年10月 9日 (水)

WHITESNAKE『SLIP OF THE TONGUE: 30TH ANNIVERSARY EDITION』(2019)

WHITESNAKEの問題作『SLIP OF THE TONGUE』(1989年)が今年でリリース30周年。Geffen時代の音源権利がRhino Recordsに移ったこともあり、『WHITESNAKE』(1987年)『SLIDE IT IN』(1984年)に続いて最新リマスタリング&未発表音源をたっぷり追加したアニバーサリーエディションが2019年10月4日に発売されました(日本盤は少々遅れて、10月23日発売とのこと)。

『SLIP OF THE TONGUE』というアルバム自体に関しては、過去にこちらで執筆済み。そちらでは2009年に海外で発表された20周年エディションについても触れていますが、その際にはオリジナル盤からの改悪(曲順の変更)が加えられていましたが、今回の30周年盤も『WHITESNAKE』『SLIDE IT IN』同様にオリジナルとも20周年盤とも異なる新たな改悪(笑)が加えられており、さすがに頭を抱えております。

基本的にはデヴィッド・カヴァーデイル(Vo)とその側近によるアイデアなんでしょうけど……うん、アメリカかぶれしたイギリス人の考えることはわからない!とちゃぶ台をひっくり返したい気持ちです。

さてさて、30周年バージョンについてここからたっぷり書いていきますよ。本作はCD1枚モノの通常盤、CD2枚組のデラックスエディション、CD6枚+DVDからなるボックスセット(スーパーデラックスエディション)の3仕様が用意されていますが、今回ここで触れるのは未発表音源が豊富なボックスセット関して。それぞれのディスクの中身について触れていきたいと思います。

 

まずはDISC 1。こちらは最新リマスタリングを施した『SLIP OF THE TONGUE』本編に当時のシングルのみに収録された別テイクなどを追加したもの。全17曲入りで、こちらが基本となるのでしょうか。収録曲は下記のとおり。

<2019年バージョン>
01. Slip Of The Tongue
02. Kittens Got Claws
03. Cheap An' Nasty
04. Now You're Gone
05. The Deepr The Love
06. Judgment Day
07. Sailing Ships
08. Wings Of The Storm
09. Slow Pork Music
10. Fool For Your Loving 1989
11. Sweet Lady Luck (Single B-Side)
12. Now You're Gone (Chris Lord-Alge Single Remix)
13. Fool For Your Loving 1989 (Vai Voltage Mix)
14. Slip Of The Tongue (Alternate Intro & Breakdown)
15. Cheap An' Nasty (Alternate Solo & End)
16. Judgment Day (Alternate & Extended Solos)
17. Fool For Your Loving 1989 (Alternate AOR Mix With CHR Intro)

アルバム本編がM-1〜10なのですが、なんですかこの味わい深さもへったくれもない流れは……頭3曲の流れはまだいいとしても、M6「Judgment Day」〜M7「Sailing Ships」の構成は疑問しか残らない。長尺の大作を2曲並べたかったんだろうけど、アルバムの締め用に作られた壮大なアレンジの「Sailing Ships」のあとにまだ3曲も残っていて、「Sailing Ships」の余韻をぶち壊すかのように「Wings Of The Storm」が始まる。さらにエンディングが「Fool For Your Loving」て……正気ですか?

ちなみにこちら、リマスタリングといいながらも「Kittens Got Claws」がオリジナルからいじられていたりします。スティーヴ・ヴァイ(G)によるオープニングの“猫ギター”がカットされたのは明らかな変化ですが、ほかにもイントロのリフの裏で鳴っていたヴァイのソロが若干前に押し出されているような。あと、オリジナル盤では軽く感じられたドラムの音も2009年リマスター盤よりもさらに硬質にミキシングされている印象も受けました。これはこれで悪くないね(曲順を除けば)。

M-11〜13は2009年バージョンにも収録されていたもの。M-12「Now You're Gone (Chris Lord-Alge Single Remix)」は「U.S. Single Mix」として親しまれてきたものですね。さらに今回は初出の別バージョンを追加収録。M-14「Slip Of The Tongue (Alternate Intro & Breakdown)」はいきなりブラスシンセから始まるイントロ縮小&ギターソロ後のブレイクパートに変なソロ(笑)が追加されたバージョンです。いや、あの緊張感のあるブレイクにそれ入れちゃう?っていうヴァイのセンスよ……。M-15&16は文字どおり、ギターソロを差し替えたもので、M-17はM-10のミックス違い。M-14〜16に関してはオリジナルバージョンに30年慣れ親しんだこともあり、ちょっと違和感があるかな。

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2018年9月12日 (水)

MANIC EDEN『MANIC EDEN』(1994)

1994年3月に日本でリリースされた、エイドリアン・ヴァンデンバーグ(ex. VANDENBERG、ex. WHITESNAKEVANDENBERG'S MOONKINGS)率いるMANIC EDEN唯一のアルバム。メンバーはヴァンデンバーグ(G)、LITTLE CAESARのロン・ヤング(Vo)、WHITESNAKE時代に活動をともにしたルディ・サーゾ(B)&トミー・アルドリッジ(Dr)の4人。

もともと1993年に、エイドリアンがルディ&トミーのリズム隊と、ジェイムズ・クリスチャン(ex. HOUSE OF LORDS)とで行ったセッションが結成のきっかけ。そこからボーカルがロン・ヤングに替わり、そこから正式にバンドとして活動開始。全11曲中6曲がエイドリアンとロンの共作で、残り5曲はエイドリアンが単独で書いたものになります。

WHITESNAKE時代に本格的に関わるはずだったアルバム『SLIP OF THE TONGUE』(1989年)ではほぼ全曲をデヴィッド・カヴァーデイルと共作したものの、腕の不調でレコーディングにはまったく参加できず。そういう意味では、彼が丸々関わったアルバムとしては、本作はVANDENBERGの3rdアルバム『ALIBI』(1985年)以来9年ぶりとなります。

聴く前から、このメンツを確認してなんとなく「WHITESNAKE以降の、ブルースベースのハードロックになるんだろうな」と思ってましたが、本当にそのとおりの音で、VANDENBERGはどこへ行った……と古くからのファンは嘆きたくなる内容だったのではないでしょうか。

実際、エイドリアンの(我々が想像する)ギタープレイの良さはここには全く反映されておらず、ジミヘンみたいなギタープレイで、ジミヘンみたいな曲やLED ZEPPELINみたいな曲やジャニス・ジョプリンみたいな曲を作ってみたらこうなったよ、と言わんばかりの内容。いや、そんなにひどくはないんですけどね。でもね……。

ただ、LITTLE CAESARおよびロン・ヤング側の視点でこのアルバムを語ると、彼のシンガーとしての色気や魅力は存分に伝わるものになっているのではないかなと。オープニングの「Can You Feel It」や「When The Hammer Comes Down」といったソウルフル/ブルースフィーリングを漂わせたロックナンバー、「Ride The Storm」や「Do Angels Die」のようなバラードナンバーはカヴァーデイルでは歌えなかったでしょうからね。そういう意味ではナイス人選だったのかも。

こういう音楽性にこのリズム隊はないな。残念ながら。この2人を使うなら、もっとメタリック寄りにしてもよかったのに(そのほうが個性が生きたような)。そこも踏まえて、非常に中途半端な作品だなと。うん。

ただ、それでも忘れた頃に引っ張り出して聴きたくなってしまうのは、僕がVANDENBERGもWHITESNAKEもLITTLE CAESARも好きだからでしょうね。よかった、そんな人生で(笑)。

 


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2018年5月16日 (水)

WHITESNAKE『SLIP OF THE TONGUE』(1989)

1989年11月にリリースされた、WHITESNAKE通算8作目のスタジオアルバム。1987年春に発表された前作『WHITESNAKE』からのシングル「Here I Go Again」は全米1位、「Is This Love」が全米2位という大ヒットとなり、アルバム自体も全米2位、全英8位まで上昇。アメリカだけで800万枚以上ものセールスの大出世作となりました。これを受けて、『WHITESNAKE』を携えたツアーでのバンドメンバー……エイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)、ヴィヴィアン・キャンベル(G)、ルディ・サーゾ(B)、トミー・アルドリッジ(Dr)でレコーディングに突入しようとしたところ、ヴィヴィアンが脱退。代わりに加入したのがスティーヴ・ヴァイというゲテモノギタリストだったことから、当時はかなりの大騒ぎとなりました。

曰く「ブルースベースのハードロックバンドに、ブルースが弾けないキワモノギタリストが加入した」と。確かにそうかもしれませんが、そもそも前作『WHITESNAKE』の時点でWHITESNAKEはブルースという軸のひとつを放棄していたような気もするのですが……まあ、いいでしょう。

曲作りは基本的にデヴィッド・カヴァーデイル(Vo)とエイドリアンの2人で進め、さてスタジオに入りましょうというときにエイドリアンの腱鞘炎が発覚。完治までレコーディングを待てなかったカヴァーデイルは、エイドリアンのデモをもとにヴァイにすべてのギターパートを担当させる。エイドリアンがプレイしたベーシックな部分(プレイのテイスト)は残しつつも、ところどころにヴァイらしい派手なオカズが挿入された、“ギターオリンピック”的なサウンドが展開されてしまいます。

リリース当時、やれギターがうるさいだのなんだの叩かれましたが、ちゃんと聴くとそもそも楽曲の根本の部分がしっかり作り込まれていない、つまり詰めが甘いと気付くんじゃないでしょうか。例えばキー設定が高すぎてデヴィッドはただわめいているように聴こえるし、それによってリズム隊も軽く聴こえてしまう。そこにあんなギターが乗るもんだから、ねぇ。エイドリアン、もうちょっとどうにかならなかったのかと。

そんなだから、リメイクした「Fool For Your Loving」も浮きまくり。この曲までキーを上げてしまい、原曲の雰囲気壊しまくりです。前作での「Here I Go Again」も「Crying In The Rain」も原曲どおりのキーだったからこそあの世界観をよりゴージャスにすることができたのに……嗚呼、全部空回り。

ただ、そんなアルバムの中にも「これは!」と呼べる楽曲がいくつか存在します。そこだけは声を大にして伝えておきたい。それが「Now You're Gone」や「The Deeper The Love」といった前作の延長線上にあるポップ路線と、「Judgment Day」と「Sailing Ships」の大作路線。特に「Judgment Day」は今でもライブで頻繁に演奏されており、いわば「WHITESNAKE版(LED ZEPPELINの)『Kashmir』」みたいな楽曲として愛されています(ホントかな)。で、「Sailing Ships」は……これは以前取り上げた『STARKERS IN TOKYO』(1997年)のアコースティックバージョンが素晴らしいので、こちらを聴いてもらえば(スタジオ版じゃないのかと)。スタジオ版は後半のボーカルキーが上がるところがちょっとね。悪くないんだけど、やりすぎ感が強くて。

と、ここまで書いたら「これは駄作なんじゃないか?」とお思いかもしれません。そう、駄作かもしれませんが……嫌いになれないのも事実。何気によく聴くんですよ、このアルバム。リリースタイミングが大学受験間際だったこともあり、受験の往復や勉強の合間によく聴いたし、浪人中もなんだかんだで聴いたので、そういう記憶が強いのかもしれません。だからこそ、嫌いになれない。少なくとも自分の中では「そこそこ」の1枚です。

なお、WHITESNAKEは本作をリリースした1年後の1990年秋、ワールドツアーの終焉をもってバンド活動を休止してしまいます。

あ、もうひとつ。『SLIDE IT IN』(1984年)や『WHITESNAKE』同様、本作には複数のバージョンが存在するので、そちらについても記しておきます。

 

<1889年バージョン>
01. Slip Of The Tongue
02. Cheap An' Nasty
03. Fool For Your Loving
04. Now You're Gone
05. Kittens Got Claws
06. Wings Of The Storm
07. The Deeper The Love
08. Judgment Day
09. Slow Poke Music
10. Sailing Ships

↑こちらは下↓のジャケットで発売された、オリジナルバージョン。僕はこの曲順に慣れ親しんでいたので、20年後に発表された20周年バージョンおよび現行のリマスターバージョンの曲順はなんとなく馴染めずにいます。

 


▼WHITESNAKE『SLIP OF THE TONGUE (ORIGINAL EDITION)』
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で、こちら↓が現行バージョン。2曲目に「Judgment Day」の時点であり得ない。後半の侘び寂びの無さもあり得ない。戻してくれ、頼むから。

<2009年バージョン>
01. Slip Of The Tongue
02. Judgment Day
03. Fool For Your Loving
04. Now You're Gone
05. Kitten's Got Claws
06. Cheap An' Nasty
07. The Deeper The Love
08. Slow Poke Music
09. Wings Of The Storm
10. Sailing Ships
11. Sweet Lady Luck [Single B-Side]
12. Now You're Gone [U.S. Single Remix]
13. Fool For Your Loving [Vai Voltage Mix]
14. Judgment Day [Live... In the Shadow of the Blues]
15. Slip Of The Tongue [Live at Donington 1990]
16. Kitten's Got Claws [Live at Donington 1990]

再発版はシングルのみ収録のトラックや複数のライブ盤からのライブ音源も混ざっていて、なんだか忙しいので困ります。ホント、作り手の気まぐれで10数年経ってから曲順変えるのやめてほしい。お前にとってそれが正解でも、俺たちの思い出まで修正できないんだから。

というわけで、僕はリマスター盤もプレイリストでオリジナルの曲順に戻して再生してます。本作はまだストリーミング配信されてないみたいだけど、どうせじきに配信始まるはずだから、その際にはぜひオリジナルバージョンでの再生をオススメします!(まだ一度も聴いてない人にとっては、それこそこれもお節介かしらね)

 


▼WHITESNAKE『SLIP OF THE TONGUE (NEW EDITION)』
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2017年11月18日 (土)

WHITESNAKE『WHITESNAKE: 30TH ANNIVERSARY EDITION』(2017)

1987年という年はHR/HMにとって象徴的な1年だったんだなと、あれから30年経った2017年に改めて感じさせられます。それは、今年に入って当時発表された名盤の30周年アニバーサリーエディションが次々とリリースされている事実からも伺えるはずです。MOTLEY CRUE『GIRLS, GIRLS, GIRLS』DEF LEPPARD『HYSTERIA』……記念盤の発売こそなかったものの、GUNS N' ROSES『APPETITE FOR DESTRUCTION』も1987年リリース。当ブログ右カラムのカテゴリから〈1987年の作品〉をクリックしてもらえば、ここで取り上げた名盤の数々を振り返ることができるので、ぜひ一度チェックしてみてください。

そんな1987年の名盤のひとつ、WHITESNAKE最大のヒット作である『WHITESNAKE』(ヨーロッパ圏では『1987』というタイトル)が先日、“30TH ANNIVERSARY EDITION”と銘打って新規リマスタリング&未発表テイクを追加した2枚組仕様とCD4枚組+DVDからなるボックスセットで新規リリースされました。「あれ、このアルバムって昔も“○○TH ANNIVERSARY EDITION”発売されてなかったっけ?」とお気付きのあなた、正解。本作は2007年に“20TH ANNIVERSARY EDITION”と銘打ったCD+DVDが発表済みで、その際にも音源のほうはリマスタリングされていました。

ところが今回、WHITESNAKEが新たにワーナーグループと契約したことで、その第1弾アイテムとしてこの30周年盤がリリースになったわけです。一体何枚買わせるんですか、同じアルバムを(苦笑)。

実は当ブログでも今年2月に本作および20周年盤について執筆しており、これまでに発表された曲順が異なるいくつものバージョン違いにも触れております。作品の素晴らしさについては、そちらを改めてご確認ください。

ちなみに気になる曲順ですが……各仕様ともCDのDISC 1は『WHITESNAKE』20周年盤から、スタジオテイク部分のM-1〜M-11(「Still Of The Night」から「Don't Turn Away」まで)を収録。オリジナルのUS盤や日本盤の曲順が復活することなく、残念ながらあの違和感ありまくりの20周年盤と同じです。もうそこは諦めるしかないのかな。

ということで、今回のエントリでは2枚組CDおよびボックスセットで新たに聴ける音源について触れていきたいと思います。

 

 

【DISC 2(2枚組仕様およびボックスセット共通)】

「SNAKESKIN BOOTS [LIVE ON TOUR 1987-1988]」と題したこのディスクは、レーベルの説明によると「87年から88年にかけて行なわれたワールド・ツアーの未発表ライヴ音源を収録。デイヴィッド・カヴァデールに加え、エイドリアン・ヴァンデンバーグ、ヴィヴィアン・キャンベル、ルディ・サーゾ、トミー・アルドリッジ、ドン・エイリー(おそらく間違い)というラインナップでのパフォーマンスとなっている。全曲未発表音源」とのこと。当時のヘッドライナーツアーをほぼほぼまるっと音源化したものなんですが、すげえ聴き覚えがあるな……あれ、MCでデヴィッド・カヴァーデイルが「ウタッテ、トキオーッ!」って叫んでるよ……これ、1988年6月に実現したジャパンツアーの音源ですよね? 残念ながら僕、このツアーは生で観られなくて、後日TOKYO FMで深夜にオンエアされた代々木オリンピックプール(現在の国立代々木第一体育館)公演の音源をエアチェック(死語)して、カセットで聴きまくったんだよな。だからめっちゃ聴き覚えがあるわけですね。MCや音源と異なるアレンジやギターソロに違和感を覚えながらも、必死に追いつこうとした高2の夏……懐かしいですね。

この音源が当時オンエアされたものと同じかどうかは不明ですが、それにしては音が悪い……エアチェック音源のほうがもっとクリアで各パートの分離が良かった記憶があるんですが、それって時間が経ったことで美化されてるんですかね? なんにせよ、もっとクオリティの高いもの(音質や歌・演奏含め)は残されていなかったんでしょうか。こうやって当時の貴重な音源を今楽しめるのは嬉しいのですが、そこだけが残念でなりません。

ライブの最後に演奏されたZZ TOPのカバー「Tush」とかトミー・アルドリッジのドラムソロパートとかいろいろカットされているので完全盤ではないものの、まぁオマケとしては十分かなと。

 

【DISC 3(ボックスセットのみ)】

「87 EVOLUTIONS(DEMOS AND REHEARSALS)」と題されたこのディスクは、「『白蛇の紋章~サーペンス・アルバス』に収録されている楽曲のデモ音源やリハーサル音源など、それぞれの楽曲の原型とも言える貴重な音源ばかりを収録。全て未発表音源の貴重なテイクだ。こちらも全曲未発表音源」とのことで、デヴィッドとジョン・サイクス(G)がいかにしてあの名曲たちを完成させていったかが垣間見れる貴重な音源集。「Give Me All Your Love」が最初スローテンポのブルースロックだったり、「Is This Love」が今みたいなAORっぽくなかったり、「Straight For The Heart」もテンポがユルめでカッコ良かったり、「Don't Turn Away」が最初はもっとアップテンポだったりと、いろんな発見があるのは面白いですね。ただ、「Crying In The Rain」以外は歌とギターだけによるラフなものなので、過剰な期待は禁物ですが。

 

【ディスク4(ボックスセットのみ)】

「87 VERSIONS(2017 REMIX)」と銘打った本ディスクは、「今回の30周年記念作品の発売にあたり、新たにリミックスを行なったシングル曲4曲に加え、当時日本のみで発売されていたEP『87 VERSIONS』に収録されていた音源や、貴重なラジオ・ミックスなどを収録。2017リミックスは今回が初出の音源となる」ということで、ディスク1に未収録の“あの当時レコーディングされ公式リリースされた音源”を網羅したものとなっています。気になる最新リミックスですが、このアルバム特有のリバーブ感が取り除かれ、非常に生々しいミックスに生まれ変わっています。ただ、それによりドラムサウンドの厚みがなくなったり、ギターの音が細くなったりなどの弊害も。ボーカルも前に出すぎていて、メタルアルバムのミックスというよりは現代的なロック/ポップスのミックスという印象。あと、原曲にはなかった音やコーラスが追加されていたりと、印象もだいぶ異なるかな。「Still Of The Night」はあの仰々しさが薄れてしまったし、「Here I Go Again」もダイナミックさが激減したけど、逆に「Is This Love」は今回のバージョンのほうが気に入ったかな(フェードアウトせずに終わるのも、なお良し)。「Give Me All Your Love」は評価が分かれるところかもしれませんが、これはこれで好き。原曲とどっちが良いかと問われたら、原曲を選びますが(苦笑)。

そして、日本限定リリースだったミニアルバム『87 VERSIONS』の音源ですが、リマスタリングが施されているかは不明。つうか「Looking For Love」と「You're Gonna Break My Heart Again」に関してはディスク1とかぶり。そこは気を遣えよ、ちゃんと仕事しろよと力説したい。それ以外は、Geffen時代のベストアルバムで聴けた「Here I Go Again」ラジオミックスと、シングルのみで発表された「Give Me All Your Love」のリミックス(ヴィヴィアン・キャンベルのギターソロに差し替えられたバージョン)も収録されております。まあこのディスクの主役は最新リミックスの4曲ですね。どうせなら、アルバムまるまる1枚をこの音で聴いてみたいという気もしましたが(それはそれで、別モノとして楽しめるかもしれないので)。

 

というわけで、今回の最新バージョン。初めて本作に触れるビギナーは2枚組仕様で十分です。ボックスはマニア向け。とはいえ、そのマニアならいろいろ突っ込みたくなるんじゃないかと察しますが……。

以下、オマケ。今回の最新リマスタリング音源を使って、1987年発売当時の国内盤およびUS盤の曲順でプレイリストを作りました →2019年9月現在、US&日本オリジナルの曲順にボートラを加えたアルバムが公開されています。「Crying In The Rain」から「Bad Boys」への曲間の違いはあるものの、やっぱりこのトラックリストに強い親しみがあるだけに、ぜひ現行のトラックリストと聴き比べてみることをオススメします。

 

 


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2017年3月30日 (木)

WHITESNAKE『STARKERS IN TOKYO』(1997)

1997年に約8年ぶりとなるスタジオアルバム『RESTLESS HEART』をリリースしたWHITESNAKE。1990年の活動休止、1994年のライブ活動再開を経て、デヴィッド・カヴァーデイル(Vo)はエイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)と本腰を入れて新作制作に取り掛かるものの、当初はデヴィッドのソロアルバムとして発売されるはずだった『RESTLESS HEART』が、レコード会社の要請によりWHITESNAKE名義で発表されることに。それ以前の数作と比べれば非常に地味で、HR/HMというよりはリズム&ブルースやソウルの色合いが強い作風だったことで従来のファンからは酷評する声が上がったりもしました。

本作のプロモーションで来日したデヴィッドとエイドリアンは、日本のファンのために限定100名にも満たない少人数のファン&関係者を前に、過去に経験のないアンプラグドライブを実施します。それが、本作『STARKERS IN TOKYO』に収録されている音源です。

アルバムには10曲が収録されていますが、当日13曲を演奏。しかし即興で演奏した「Only My Soul」、観客からのリクエストで演奏した「Fool For Your Loving」と「Burning Heart」の3曲は完奏されていないことから、アルバム収録は見送られたようです。また、曲順も実際のセットリストとは異なり、『RESTLESS HEART』からの新曲と過去の代表曲がバランス良く散るように並び替えられています。

金切り声を張り上げて歌わないデヴィッド、アコースティックギター1本で自身の楽曲、過去の名曲をリアレンジして演奏するエイドリアン。2人にとってすべてが初めての経験かもしれませんが、これが非常に素晴らしい出来で感心してしまいます。いわゆる“アンプラグド”ブームからはかなり遅れてのトライとなりますが、1曲目の「Sailing Ships」からして「腕の不調で『SLIP OF THE TONGUE』のレコーディングに参加できなかった作曲者のエイドリアンが、本来こうしたかったというアレンジで表現したかのような」ブルージーさ漂うプレイと、デヴィッドの「どこか70年代のWHITESNAKEを思い出させるトーンで歌う」パフォーマンスは圧巻。落ち着いたトーンの「The Deeper The Love」も悪くないし、装飾を取り払ったことで“実は単なるブルースだった”ことが明白となった「Give Me All Your Love」、バンドアレンジではAOR色が強かったものの、こちらもシンプルなブルースに生れ変わった「Is This Love」など、過去の楽曲と新鮮な気持ちで接することができるのは本当に大きな収穫です。

もちろん、「Too Many Tears」「Can't Go On」「Don't Fade Away」といった『RESTLESS HEART』からの楽曲も、よりシンプルになったことで芯にあるメロディの良さを再確認することができたし、落ち着いたトーンで歌われた「Love Ain't No Stranger」も悪くないなと。そして、本作最大の収穫は、DEEP PURPLE時代の名曲「Soldier Of Fortune」を、大人になったデヴィッドの歌声で聴くことができたこと。歌詞の意味・内容を踏まえてから聴き返すと、改めてこの曲をこのタイミングに歌うことの重要さに気づかされるのではないでしょうか。ホント、泣けるよこのアレンジ。

40分程度の、今となっては決して長くはないライブアルバムですが、リラックスしながら楽しむには十分な1枚かなと。2000年代に入ってからライブ盤は結構な数発表されてますが、どれも“HR/HMバンドWHITESNAKE”を表現したものなので、“ブルースバンドWHITESNAKE”をどっぷりと楽しめる本作は非常に貴重ではないでしょうか。

ちなみに本作、当初は1997年9月に日本限定でリリースされたのですが、翌1998年には一部の国でリリースされたようです。そうだよね、勿体ないものの、こんなにいい作品が日本だけで埋もれてしまうのは。

 


▼WHITESNAKE『STARKERS IN TOKYO』
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