2020年総括
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、それまでの日常がガラリと一変。エンタメ界にも多大なる影響を与え、ライブの在り方も“コロナ以前”と“コロナ以降”とで何もかもが変わってしまった感が強いのではないでしょうか。正直なところ、ワクチンができたところで“コロナ以前”のような生活を取り戻せるとは思っておらず、ここから先さらに新しい在り方を見つけないといけないのではないか。そう感じずにはいられません。
また、音楽の聴き方や接し方に関しても“おうち時間”が増えたこと、ライブやフェスといった体験が減ったことも影響し、だいぶ変化が生じた1年だったと思います。ぶっちゃけ、CDの購入枚数も2019年以前と比べてグンと落ちましたし。その一方で、Bandcampなどを通じてデジタルで購入する頻度はかなり高くなりましたが、やはりApple MusicやSpotifyといったサブスクリプションサービスを通じて新しい音楽と向き合う機会が格段に増えたと言わざるを得ません。
そんな中で、例年のようにこの1年のまとめをどうしようかと、実は2020年初夏から悩んでいました。事実、上半期まとめのあとからいろいろ考え始め……年末も考えがまとまらず、気づけば大晦日。で、ひとつ出した結論は「アルバム/シングル/楽曲と枠にこだわらず、20作品に縛ろう」ということ。メタル系に関してはリアルサウンドさんでのまとめ記事がありますので、そちらを参考にしていただきつつ、2020年のまとめはこの1エントリーに集約させたいと思います。
ということで、ズラッと20作品まとめて載せていきます。順位は付けず、アルファベット→50音順で掲載していきます。
BRING ME THE HORIZON「Kingslayer feat. BABYMETAL」(楽曲)
chelmico『maze』(アルバム)
JAMES DEAN BRADFIELD『EVEN IN EXILE』(アルバム)
LiSA『LEO-NiNE』(アルバム)
NiziU「Make you happy」(楽曲)
NOTHING『THE GREAT DISMAL』(アルバム)
POPPY「All The Things She Said」(楽曲)
TAYLOR SWIFT『FOLKLORE』(アルバム)
ULTRAÍSTA『SISTER』(アルバム)
阿部真央『まだいけます』(アルバム)
伊藤美来『Rhythmic Flavor』(アルバム)
イヤホンズ『Theory of evolution』(アルバム)
えりぴよ (ファイルーズあい)「♡桃色片想い♡」(楽曲)
楠木ともり『ハミダシモノ』(EP)
スタァライト九九組「再生讃美曲」(楽曲)
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「NEO SKY, NEO MAP!」(楽曲)
乃木坂46「I see...」(楽曲)
宮本浩次『ROMANCE』(アルバム)
森七菜「スマイル」(楽曲)
ラブリーサマーちゃん『THE THIRD SUMMER OF LOVE』(アルバム)
メタル系は先のキュレーション連載での年間ベスト記事で選出しているので、アルバムは1枚も選ばず。むしろ楽曲単位でBMTH×BABYMETALを選出しました。ある意味、この曲が2020年の自分を象徴する1曲なのかもしれません。あ、あとNOTHINGはあえてメタルの枠から外して、こちらで選んでみました。そのほうが自分的にしっくりきたので。
あと、宮本浩次さんはオリジナルアルバム『宮本、独歩。』を最初は選んでいたものの、単純に歌の力だけで圧倒させられたという意味で(そして、このタイミングに初インタビューが実現したという意味でも)カバーアルバムのほうを選びました。
なお、この中で再生回数が多かった上位3曲は、楠木ともり「ハミダシモノ」、えりぴよ (ファイルーズあい)「♡桃色片想い♡」、NiziU「Make you happy」。アルバム単位で再生回数が多かった上位3作品はイヤホンズ『Theory of evolution』とJAMES DEAN BRADFIELD『EVEN IN EXILE』、ここには入れませんでしたがRAISE A SUILEN『ERA』でした。
以上、かなりさらっとしたまとめになりましたが……全体的な年間まとめとなると、これくらいのモチベーションしか保てないんですよ(苦笑)。偏ったジャンルでまとめればまた違うんでしょうけど……そういう意味では、こういったまとめモノも2020年が最後かな。なんて消極的なことを年始から書くのもアレですが。
とにかく2021年が2020年よりも精神的に余裕を持って過ごせますように。本当にそれだけです。