BLOODYWOOD『RAKSHAK』(レビュー) GREYHAVEN『THIS BRIGHT AND BEAUTIFUL WORLD』(レビュー) MICHAEL MONROE『I LIVE TOO FAST TO DIE YOUNG!』(レビュー) PORCUPINE TREE『CLOSURE / CONTINUATION』(レビュー) SOUL GLO『DIASPORA PROBLEMS』(レビュー)
オープニングを飾る「Gold Chain Punk (whogonbeatmyass)」を聴くと、90年代以降のハードコアを思わせるスマートさが伝わりますが、続く「Coming Correct Is Cheaper」ではヒップホップ、あるいはブラックミュージックを下地にしつつもオールドスクールなハードコアスタイルを乗せてくるし、ブラスセクションをフィーチャーした「Thumbsucker」ではアグレッシヴなスカコアを展開。攻撃力や破壊力の強さはどの曲もすさまじく、一瞬たりとも気を抜くことができない。しかし、そこに息苦しさは一切存在せず、気づけば拳を上げてシンガロングしたくなる自分が存在する。「Fucked Up If True」での激しい展開を爆音で体験する頃には、きっとそんなふうに羽目を外している自分に気づくはずです。
「Jump!! (Or Get Jumped!!!)((by the future))」のようなキラーチューンもしっかり用意されているし、「Driponomics」におけるマザー・メリーローズなどを筆頭にさまざまなゲストラッパーも多数フィーチャーしており、主張の強い彼らのサウンドにさらなる説得力を加えています。フロントマンのピアース・ジョーダン(Vo)のボーカル/スクリームのパワフルさ、クレイジーさもひたすらカッコいいし、ルーベン・ポロ(G)のギタープレイのセンスからはトム・モレロ(RAGE AGAINST THE MACHINE)に近いものも感じる。先人たちからの影響が見え隠れしつつも、そのすべてが自己流に昇華されており、オリジナリティの高さもしっかり伝わる。なもんで、濃密な内容ながらも全12曲/約40分があっという間に感じられるほど。気づけば二度、三度とリピートしているはずです。