カテゴリー「2023年の作品」の39件の記事

2024年8月22日 (木)

2024年上半期総括

「そういえば年間ベスト上半期分まとめてなかった」

そう気づいたのは8月に入ってからのこと。例年7月頭に公開していた同エントリーですが、振り返ると昨年も8月11日更新なんですよね(笑)。コロナ禍を経て日常を取り戻し始めた2023年以降、別の意味で時間感覚がズレ始めていることに気付かされます。

ということで、通常より1ヶ月半以上遅れてとなりますが、ここに記録として残しておきたいと思います。今年も昨年同様に「洋楽5枚/作品、邦楽5枚/作品」という形で、アルバムにこだわらずシングル/EP/単曲含む10作品を紹介していきます。

 

AURORA『WHATE HAPPENED TO THE HEART?』(AL/amazon

 

BLEACHERS『BLEACHERS』(AL/amazon

 

BRING ME THE HORIZON『POST HUMAN: NeX GEn』(AL/amazon

 

JUDAS PRIEST『INVINCIBLE SHIELD』(AL/amazon

 

PEARL JAM『DARK MATTER』(AL/amazon

 

Crossfaith『AЯK』(AL/amazon

 

PALEDUSK『PALEHELL』(EP/amazon

 

THE YELLOW MONKEY『Sparkle X』(AL/amazon

 

キタニタツヤ『ROUNDABOUT』(AL/amazon

 

櫻坂46『自業自得』(EP/amazon

 

今年上半期、特に洋楽勢は良作揃いだったと思います。泣く泣く15枚まで絞った中で最終的に上記5枚を選んだのですが、PEARL JAMとBMTH以外は日によって変動があるかもしれません。ちなみに、次点となった10枚は下記のとおりです。

BEYONCE『COWBOY CARTER』
DUA LIPA『RADICAL OPTIMISM』
FRIKO『WHERE WE'VE BEEN, WHERE WE GO FROM HERE』
THE JESUS & MARY CHAIN『GLASGOW EYES』
KNOCKED LOOSE『YOU WON'T GO BEFORE YOU'RE SUPPOSED TO』
THE LAST DINNER PARTY『PRELUDE TO ECSTASY』
MANNEQUIN PUSSY『I GOT HEAVEN』
MICK MARS『THE OTHER SIDE OF MARS』
RIDE『INTERPLAY』
THE SMILE『WALL OF EYES』

 

国内勢に関しては下記の7作品(楽曲単位含む)が次点となります。

イヤホンズ『手紙』
サバシスター『覚悟を決めろ!』
トゲナシトゲアリ『雑踏、僕らの街』(楽曲)
日向坂46『君はハニーデュー』(EP)
雪国『pothos』
THE BAWDIES『POPCORN』
Ken Yokoyama『Indian Burn』

2024年8月 5日 (月)

AEROSMITH『GREATEST HITS』(2023)

2023年8月18日にリリースされたAEROSMITHの最新コンピレーションアルバム。

これまで70年代と90年代後半以降の音源がSony / Columbia、80年代半ばから90年代半ばにかけてがGeffen / Universal所有ということで、特に一部のサブスクではベスト盤において歯抜け状態が発生していたAEROSMITHですが、過去のすべてのカタログをCapitol / Universalが買収。かつ、1973年がデビュー50周年という大きな節目ということもあり、まずは移籍第1弾ということで発表されたのがこのオールタイムベストとなります。

基本的にはCD3枚組デラックスエディション(サブスクではこちらを配信)と、さらにそこから厳選されたスタンダードエディション(CD1枚)の2種類。さらに日本盤は独自仕様として、CD1枚モノに内容の異なるライブディスク3種(『LIVE BEST 1977-2016 Vol.1』および『同 Vol.2』、『ROCK FOR THE RISING SUN (LIVE IN JAPAN 2011)』)を同梱した3つの限定エディション、そしてデラックスエデションにこの3種のライブディスクを付属した6枚組の完全版……と国内においては多種多様な仕様が用意されています。

まずはベスト盤本編について触れていきましょう。ここではデラックスエデション基準で記していきます。

オールタイムベストと謳いながらも、本作には『NIGHT IN THE RUTS』(1979年)『ROCK IN A HARD PLACE』(1982年)といった非オリメン&低迷期、ブルースのカバー曲を基調とした『HONKIN' ON BOBO』(2004年)からの楽曲、『BIG ONES』(1994年)などのコンピ盤のみに収録された一部の非アルバム曲は未収録。さらに、収録された楽曲のうちシングルとして発表されたものの多くがエディットバージョンで収録されており、アルバム版の原曲に慣れ親しんだリスナーにはちょっとだけ「ん?」と思う構成になっています。

具体的には、70年代の「Same Old Song And Dance」や「Kings And Queens」が過去のベスト盤でも使用されたシングルバージョン、80年代以降のヒット曲の多く(「Angel」や「What It Takes」など長尺のバラード曲中心)がラジオ向けの“Single Version”や“CHR Edit(CHR=Contemporary Hit Radioの略)”と題した短縮エディットで収録されているのです。「Angel」なんてドラマチックな頭のギターソロやアウトロがバッサリと短くされてるし、まったく心に響かない(笑)。また、「Rag Doll」に至ってはライブバージョンですからね。これだけ妙に浮いてしまているし。

できるだけ多くの楽曲をCDに詰め込もうとした結果がこれなんだとしたら、せめてサブスク版くらいはオリジナルバージョンで収録してほしかったかな。ただ、すでにほとんどの音源を持っているコアなファンに向けた配慮、そして既発コンピとの差別化としてこうしたレアバージョンを多数用意したのだとしたら、それはそれで意味があると言えるのかな。

選曲に関しては、まあこんなもんかなと。1stアルバム『AEROSMITH』(1973年)からは「Mama Kin」「Dream On」の2曲でとどめられていますが、続く『GET YOUR WINGS』(1974年/5曲)『TOYS IN THE ATTIC』(1975年/5曲)『ROCKS』(1976年/5曲)、80年代以降の『PERMANENT VACATION』(1987年/4曲)『PUMP』(1989年/5曲)『GET A GRIP』(1993年/6曲)といった主要作品からは4〜6曲とかなり多めにピックアップされています。もちろん、こうした作品にはヒットシングルやライブの定番曲が多数収録されているという理由もあるかと思いますが。そんな中、黒歴史とされなかった『DONE WITH MIRRORS』(1985年)からの「Let The Music Do The Talking」や本格的復活のきっかけとなったRUN D.M.C.とのコラボ版「Walk This Way」もしっかり選ばれている。ファンとしては前者が外されなかったことに喜びを隠せません。

本来なら新曲のひとつくらいは用意してもよかったんじゃないかと思うんですが(本作はリリース直後にスタート予定だったフェアウェルツアーとも関連させていたわけですし)、残念ながらそれは叶いませんでした。そういう意味も込めて……というわけではないでしょうけど、日本盤のみ未発表ライブ音源集が用意されたのは、筆者にとっては救いでした。

『LIVE BEST 1977-2016 Vol.1』および『同 Vol.2』はそのタイトル通り、キャリア50年のうち約40年にわたるライブ活動からて今日まで未発表だったライブテイクをコンパイルしたもの。ただ、40年から満遍なくピックアップというわけではなく、1997年ヒューストン、1989年ランドーバー、1993年ピッツバーグ、2003年デトロイト、2016年メキシコシティの限定された5公演からの音源となります。両ディスクとも10曲入りなのですが、音質的にはブートに毛が生えた程度といいますか。特に1977年の音源はミックスバランスも悪いですしね。資料価値としては高いのかもしれませんが、“ライブアルバム”として接するとC級クラスの代物かと。要はボーナストラックの寄せ集めみたいな仕上がりというわけです。

その一方で、『ROCK FOR THE RISING SUN (LIVE IN JAPAN 2011)』は映像化もされた2011年秋のジャパンツアーでの音源をそのまま使用しているので、音質/ミックスに関しては平均的なライブアルバムに近いものがある(ややハイが強調された感もありますが)。歓声を必要以上に被せた感は否めませんが(苦笑)、それでも東京ドームや大阪ドームのみならず、いしかわ総合スポーツセンターや広島グリーンアリーナ、マリンメッセ福岡、愛知県体育館、札幌ドームと幅広くセレクトされているので、震災後の満を持して行われたツアーに参加した方には思い出深い1枚になるのではないでしょうか。事実、2011年のこのツアーはAEROSMITHにとって最後の本格的なジャパンツアーになってしまったので、そういった意味でも貴重な資料と言えますしね。

先日、スティーヴン・タイラー(Vo)の喉が万全な状態への回復が見込めず、昨年から延期になっていたフェアウェルツアーが中止されること、そしてバンドとしてのツアー引退を正式に発表したAEROSMITH。あくまでライブからの撤退であり、音源制作に関してはジョー・ペリー(G, Vo)は諦めていないようなので、わずかな希望を捨てることなく、正真正銘の“スワンソング”を待ちたいところです(いや、本当はそんな日が来てほしくないんだけどさ……)。

 


▼AEROSMITH『GREATEST HITS』
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2024年6月 6日 (木)

THE ROLLING STONES『HACKNEY DIAMONDS』(2023)

2023年10月20日にリリースされたTHE ROLLING STONESの24thアルバム(イギリスにて。アメリカでは26枚目のアルバム)。

スタジオアルバムとしてはブルースカバー集『BLUE & LONESOME』(2016年)から7年ぶり、オリジナルアルバムとしてとなると『A BIGGER BANG』(2005年)以来18年ぶり、というちょっと時空が歪みそうになるくらい久しぶりの新作。とはいえ、ストーンズはその18年の間に新曲を発表しているので、まったく何もしていなかったわけではないんですよね(大々的なツアーもしてたあし)。ただ、作るとなるとそれ相応の理由付けも必要になる、そんなフェーズに入ってしまったのかもしれません。

今回に関して言えば、そのきっかけとなったのがチャーリー・ワッツ(Dr)の死。ネガティブ要素から始まっているとはいえ、2019年から断続的に行なっていたチャーリーとのスタジオセッションを含む新作を形にしないことには、バンドとしても前に進めない……そう感じたかどうかはわかりませんが、ミック・ジャガー(Vo, G)やキース・リチャーズ(G, Vo)の背中を多少なりとも押したのは事実だと思います。

コロナ禍のロックダウン時に突如発表された新曲「Living In A Ghost Town」(2020年/日本盤のみボーナストラックとして収録)の時点ではまだアルバムモードではなかったようですが、本腰を入れて臨んだタイミングにアンドリュー・ワット(イギー・ポップオジー・オズボーンPEARL JAMなど)を新たなプロデューサーに起用。チャーリーが残したドラムトラックは2曲にとどめ、それ以外をチャーリー急逝後のツアーでもプレイしていたスティーヴ・ジョーダン(Dr)が叩き、ベースはアンドリューとキース、ロニー・ウッド(G)が手分けをして担当したほか、チャーリーが参加した「Live By The Sword」にはかつてのオリジナルメンバー、ビル・ワイマン(B)がゲスト参加しています。

本作はそのほかにも豪華ゲストが盛りだくさんで、ポール・マッカートニーは「Bite My Head Off」でベースをプレイしたほか、エルトン・ジョンは「Get Close」「Live By The Sword」でピアノ、スティーヴィー・ワンダーは「Sweet Sounds Of Heaven」でピアノやローズ・ピアノなど、レディ・ガガは「Sweet Sounds Of Heaven」でボーカルで客演。このほかにもベンモント・テンチやマット・クリフォードといった気心知れた面々も名を連ね、ストーンズ18年ぶりのオリジナル新作に華を添えています。

オープニングを飾る「Angry」からして、『TATTOO YOU』(1981年)あたりのストーンズを彷彿とさせる「ルーズながらもタイト」なサウンドを再現。ギターリフワークもあの頃とイメージが重なるものの、メロディライン自体は結構練り込んで作った印象が。おそらくアンドリュー・ワットというプロデューサーは、そのアーティストの一番良かった時代(=自身がファンだった頃)をアーティスト自身に再認識させ、ただ焼き直しをするんじゃなくて現代の感覚で表現させようとする、そういうタイプのプロデューサーなんでしょうね。随所から「懐かしさと安定感」と同じくらい「新しさや新鮮さ」を見つけることができます。

全体的にポップでキャッチーという『TATTOO YOU』期の彼らをイメージさせつつ、「Bite My Head Off」では年齢を感じさせないほど前のめりなパンクロックに挑戦し、「Mess It Up」ではチャーリーの跳ねたビートが気持ちいいダンスチューンを体現。チャーリー&ビルのリズム隊の上で肩の力が抜けた歌とギターを奏でる「Live By The Sword」、キースらしさ全開のいぶし銀ナンバー「Tell Me Straight」でらしさを見せつけたあとに、終盤でのミックとレディ・ガガのボーカルバトルがたまらない7分超の「Sweet Sounds Of Heaven」でクライマックスに到達し、最後はバンド名の由来となったマディ・ウォーターズの「Rolling Stone Blues」をミック&キースがシンプルにカバーして締めくくり。1曲1曲の完成度もさることながら、アルバムとしての流れも完璧で、全12曲/約48分というトータルランニングもちょうどいいから何度もリピートしてしまう。個人的にはストーンズのオリジナルアルバムの中でも上位に入る傑作ではないでしょうか。

チャーリーの不在とビルの1曲のみの復活、18年ぶりのオリジナルアルバムにして傑作、最後にバンドの原点を提示する、などなど……こういった要素から、これがラスト作になったとしても不思議じゃないくらいのドラマ性が封じ込まれた1枚。個人的にも最初に聴き終えたとき、「ここでバンドの看板を降ろしても誰も文句言えないよ」と思ったほどでした。ミックは「もう1枚作る」と息巻いているようですが、年齢的にもこれが最後なんじゃないかな……。

 


▼THE ROLLING STONES『HACKNEY DIAMONDS』
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2024年4月18日 (木)

LINKIN PARK『METEORA: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2023)

2023年4月7日にリリースされた、LINKIN PARKの2ndアルバム『METEORA』(2003年)の20周年記念デラックス盤。全43曲入りのCD3枚組と、全89曲で構成されたボックスセットおよびデジタルエディション、アナログボックスセットの3仕様が用意されています。

アメリカで1000万枚以上、全世界で約3000万枚を売り上げたデビュー作『HYBRID THEORY』(2000年)に続く2作目ということで、相当なプレッシャーの中で制作されたかと思いますが、結果はご存知のとおり。初の全米1位を獲得したほか、アメリカのみで800万枚以上、全世界で2700万枚というメガヒットを記録し、前作にも劣らない成績を残す代表作のひとつとなりました。

ボックスセットにはリマスタリングされたアルバム本編(CD&アナログ)のほか、2003年11月に発売されたバンド初のライブアルバム『LIVE IN TEXAS』(CD版未収録曲含む)と未発表ライブ音源集『LIVE IN NOTTINGHAM 2003』(ともにアナログ)、過去にファンクラブ経由で発表された『METEORA』期のデモ音源をまとめた『LPU RARITIES 2.0』(CD)、『METEORA』期の貴重なライブ音源をコンパイルした『LIVE RARITIES 2003-2004』(CD)、「Lost」「Fighting Myself」といった未発表曲や本邦初公開となるデモ音源をまとめた『LOST DEMOS』(CD)、そしてアルバム制作ドキュメンタリー映像『THE MAKING OF METEORA』(DVD)やソウルやマイアミなど2003〜4年のライブ映像(DVD)をひとまとめに。

一方、3枚組バージョンはDISC 1に『METEORA』+未発表曲「Lost」、DISC 2に『LPU RARITIES 2.0』、DISC 3に『LIVE RARITIES 2003-2004』という構成。今回の再発において重要になってくるのは、おそらくボックスセットのみで聴ける『LOST DEMOS』と、ライブコンパイル盤『LIVE RARITIES 2003-2004』になると思っているので、本稿では『LOST DEMOS』と『LIVE RARITIES 2003-2004』中心に解説していきます。

『LOST DEMOS』

「Lost」は新たに手が加えられ、アルバム本編に含まれていても不思議ではない仕上がりにまで到達。それによって、未発表曲というよりも“新曲”のイメージが強いかも。初期の彼らに対してのイメージどおりの1曲ではないでしょうか。ただ、アルバムに含まれていたら“つなぎ”の1曲で終わっていたかもしれません。

「Fighting Myself」は『METEORA』で描かれている世界観の延長線上にある、ヒップホップマナーの1曲。「Lost」がチェスター・ベニントンのクリーンボーカル中心だとしたら、こっちはマイク・シノダのラップを軸にしたグルーヴィーな仕上がりです。「Resolution」あたりもこの流れにあるのかな。一方、「More The Victim」「Massive」「Healing Foot」はテイスト的に『HYBRID THEORY』寄りで、『METEORA』への通過点的な内容。アルバム本編から漏れるのも仕方ないかな。もちろん、もっとブラッシュアップできたらアルバム本編に含まれていても不思議じゃないんですが、当時はそこまでの魅力が見出せなかったのかもしれませんね。

そのほか、「Faint」や「Lying From You」のデモバージョンも含まれており、ブラッシュアップされる前の原石ぶりを確認することができます。『LPU RARITIES 2.0』に収録されたバージョンとはそれぞれ異なるので、完成版含めた聴き比べもできそうです。


『LIVE RARITIES 2003-2004』

ライブをまるまる1本収めた『LIVE IN TEXAS』や『LIVE IN NOTTINGHAM 2003』とは異なり、こちらは『METEORA』期の象徴的なツアー/フェスのハイライト的内容で、全10曲と非常にコンパクト。自身のツアーのほか、『Reading Festival 2003』や『Rock Am Ring 2004』での記念碑的音源も含まれています。

この中で特筆すべきはラスト3トラックかなと。初期の「Step Up」から「Nobody's Listening」へのメドレー、そこにE-ECUTIONERSの「It's Goin' Down」をミックスしたスペシャルバージョンは、ライブならではの特別感があります。また、NINE INCH NAILS「Wish」のカバーや、KORNジョナサン・デイヴィスをゲストに迎えた「One Step Closer」もスペシャル感が強く、当時のバンドの勢いがダイレクトに伝わります。どれもシングルやファンクラブ経由では既発音源ですが、こうして手軽に聴けるようになったのはありがたい限りです。

 


▼LINKIN PARK『METEORA: 20TH ANNIVERSARY EDITION』
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2024年4月14日 (日)

METALLICA『72 SEASONS』(2023)

2023年4月14日にリリースされたMETALLICAの11thアルバム。

オリジナルアルバムとしては前作『HARDWIRED... TO SELF-DESTRUCT』(2016年)から6年5ヶ月ぶり。とはいえ、その間には3rdアルバム『MASTER OF PUPPETS』(1986年)や4th『...AND JUSTICE FOR ALL』(1988年)、5th『METALLICA』(1991年)のデラックス版(それぞれ2017年2018年2021年に発売)、アナログ版とデジタルのみで発表したアコースティックライブアルバム『HELPING HANDS... LIVE & ACOUSTIC AT THE MASONIC』(2019年)、再びオーケストラと共演した『S&M2』(2020年)、ブラックアルバム収録の12曲を53組が1曲単位でカバーしたコンピレーションアルバム『THE METALLICA BLACKLIST』(2021年)と、とにかく話題目白押し。かつてほど飢餓感はなかったのですが、本作から最初のリードシングル「Lux Æterna」が2022年11月末に公開されたときは、さすがに興奮しました。

ここまでの流れは先の「Lux Æterna」、そして2023年に入って順次公開されていった「Screaming Suicide」「If Darkness Had A Son」「72 Seasons」の項目を読んでいただき……ここからはリリース当時のメモを元に、発売1周年を機に改めて本作の魅力を振り返ってみたいと思います。

本作のタイトルに用いられた「72 Seasons(72の季節=18年)」という表現は、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、日本でも古くから自然の変化を知らせるのに使われているものなんだそう。ジェイムズ・ヘットフィールド(Vo, G)はこのタイトルについて「ひとつの人生の最初の18年、つまり“本当の自分”や“偽りの自分”を形作っていく年月のことを指している」、要するに「ひとつのキャラクターが確立される上で非常に重要な期間が最初の18年なのだ」と説明しています。アメリカでは多くの州で18歳が成人と認められ、ここ日本でも成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたばかり。人間が大人として認められるひとつの節目が18歳であり、物事の考え方や趣味嗜好もこれくらいの年齢で固まってくると言われます。メンバーの多くが60歳前後になったこのタイミングに、人生の第1形成期を振り返るような作品をドロップすることは、かつてはロック/メタルシーンの兄貴分だった彼らが今や親世代やそれ以上の存在になったという事実の表れでもあるのかな。そう考えると、デビュー40周年を迎えたこのタイミングに改めて40年という歳月の重みがダイレクトに伝わるはずです。

そんな本作。リリース数週間前に一度試聴させていただき、のちにリリース日にCDが届いてからじっくり聴き込んだわけですが(発売日0時のストリーミング解禁は我慢)、正直言って期待以上の出来でした。とはいえ、この1年の間にほかの魅力的な作品に触れるに連れ、「さすがに今年はMETALLICAを年間ベストに入れることはないかな」と消極的になることもありましたが、結果はご存知のとおり。2024年に入ってからしばらく経ちましたが、昨年末以来に大音量でじっくりと再生しておりますが、やっぱり良い。

リリース時の雑誌クロスレビューで「ここに収められた12曲はメタルというよりもハードロックと呼んだほうがしっくりくる作風」と書きましたが、その思いに対しては今も変わりはありません。だって、それはMETALLICAがメタルという鎧を捨て去ったわけではなく、彼らなりのヘヴィメタルを追求した結果、“深化”の先にあったのが自身のルーツ(=人生最初期の18年)と向き合った音を奏でることだっただけなのですから。

オープニングを飾るタイトルトラックを筆頭にどの曲もリフ、リフ、リフの嵐。特にアップとミドルを交互に繰り返す曲構成といい、怒りや葛藤、迷いなどと真正面から向き合った歌詞といい、安定感と瑞々しさが混在する楽曲の数々はどこからどう聴いても前作の延長線上にある、これまでのMETALLICAを総括する作風そのもの。ただ、同時に前作との違いも要所要所から感じ取ることができます。

その筆頭に挙げられるのが、ギターの歪みや音色をはじめ全体的にサウンドがまろやかなこと。なんだけど、全体的に音のきめ細やかさだったりクリアさ、重さが気持ち良い仕上がりで、この手の作品にしては異常に音が良いことに気づかされます。また、楽曲のテンポ感もメタルというよりはハードロックのそれに近いんだけど、かといって古臭いかと言われるとそういうわけでもなく、しっかりとモダンさを感じ取ることができる。その点においては、深化よりも進化と受け取ることもできます。

その一方で「72 Seasons」や「Lux Æterna」「Too Far Gone?」などは、彼らにとって重要なルーツであるNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)時代のバンド群がフラッシュバックしそうな、オールドスクールな作風。そこに80年代後半の彼らと印象が重なる「Shadows Follow」、『LOAD』(1996年)『RELOAD』(1997年)の空気をはらんだ「Sleepwalk My Life Away」や「Inamorata」、ブラックアルバム路線をモダン化させた「You Must Burn!」や「Chasing Light」と、活動前期=デビューからの18年間を強くイメージさせる楽曲が並ぶことも興味深い。

そういった楽曲群を自身が強く影響を受けた「10代の頃に夢中になったルーツミュージック」のテイストでまとめ上げるのですが、そこには先のNWOBHMのみならずTHIN LIZZYBLACK SABBATH、あるいはUFO(およびマイケル・シェンカー)など70年代から活躍するバンドたちの色も見え隠れして、どこか10代の少年たちがスタジオに入ってセッションを楽しんでいるようにも映ります。カーク・ハメット(G)のギターワーク(主にメロウなソロ)も、どこか往年のハードロックを彷彿とさせるものがありますしね。あと、バラード調楽曲を排除した姿勢もそうした傾向とつながるかもしれない。そういった意味では、今作って「“Garage Days”の続き」もしくは「Back To “Garage Days”」と受け取ることもできないでしょうか。

ジェイムズの書く歌詞は非常にシリアスかつネガティブな傾向が強いものばかりですが、これも裏を返せば「影があるから光がある」という「Lux Æterna」のテーマにもつながるし、そんな「Lux Æterna」を真っ向から否定するような歌い出しの「Chasing Light」にはギョッとさせられる。でも、この歌詞もしっかり読み解けば逆説的に希望を持たせる内容であることに気づかされる。ネガティブな側面を入り口に聴き手との距離を縮め、吟味していく中で真の意味を理解させるその手法は、兄貴というよりは親目線に近く、これも今の彼らの年齢に合ったやり方なのかもしれません。

メタルを捨てた問題作とか過去の焼き直しとか、否定的に解釈することは簡単です。とはいえMETALLICAは『MASTER OF PUPPETS』以降、常に問題作を提供し続けてきたバンド。作品を重ねるごとにファンベースの広がりやリスナー数の増大などの違いはありますが、この姿勢自体は平常運転なはずなんですよね。ロック低迷と言われるアメリカにおいて、ブラックアルバムからの6作連続1位記録は途絶えてしまいましたが(最高2位。イギリスやドイツなどでは1位獲得)、メジャー感のあるヘヴィなロックにおける基準は本作で更新されたことは間違いないはずです。

あとは、2013年を最後に実現していない来日公演が実現すればいいのですが(新作を伴うツアーとなると、2010年が最後)、こればかりは難しそうですね……。

 


▼METALLICA『72 SEASONS』
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2024年3月 5日 (火)

KK'S PRIEST『THE SINNER RIDES AGAIN』(2023)

2023年9月29日にリリースされたKK'S PRIESTの2ndアルバム。

デビュー作『SERMONS OF THE SINNER』(2021年)からちょうど2年ぶりの新作。前作はEX1 Recordsからのリリースでしたが、今作ではNapalm Recordsへと移籍。その結果、日本盤も今作からビクター配給となりました。

参加メンバーは前作から変わらずK.K.ダウニング(G/ex. JUDAS PRIEST)、ティム・“リッパー”・オーウェンズ(Vo/SPIRITS OF FIRE、A NEW REVENGE、ex. JUDAS PRIEST、ex. ICED EARTH、ex. YNGWIE MALMSTEEN'S RISING FORCEなど)、A.J.ミルズ(G)、トニー・ニュートン(B)、ショーン・エルグ(Dr)の5人。プロデュースは引き続きK.K.が担当し、ミックスおよびマスタリングを“現代メタルシーン最高峰のデンマーク人エンジニア”ことヤコブ・ハンセン(ARCH ENEMYDIZZY MIZZ LIZZYVOLBEATなど)が手掛けています。

全9曲(日本盤ボーナストラック除く)ですべて“歌モノ”。前作が全10曲で内1曲が短尺インスト(オープニングSE)だったので、ボリューム的にはほぼ一緒なのですが、前作はトータルで約50分あったの対して今作は約40分と非常にコンパクト。そういえば、前作は8〜9分の長尺曲が2曲もあったんでした。それと比べたら、今作は4分台の楽曲が中心で、長尺曲もラストの「Wash Away Your Sins」の約6分半のみ。

ティムの暑苦しいハイトーン&スクリームとK.K.の「弾きすぎ!」ってくらい詰め込みすぎなギタープレイのせいもあって、前作は50分という尺が長く感じられたのですが、今作はどうでしょう。基本的なスタイルはまったく変わっておらず、序盤3曲でやはり聴き疲れを感じずにはいられません。そういったところに好き嫌い分かれるところもありますが、ただタイトルトラック「The Sinner Rides Again」以降の後半で多少変化が付けられており、なんとか途中離脱することなく最後まで楽しめました。

そういった意味では、個人的ハイライトはラスト2曲の「Pledge Your Souls」「Wash Away Your Sins」かな(とはいえ、「Wash Away Your Sins」はエンディングをフェードアウトで終わらせず、もうちょっとやり方あったんじゃなかろうか)。ティム、もうちょっと緩急を付けた歌い方をしたらシンガーとしてパーフェクトなのに、この怒り一辺倒な歌い方がワンパターンすぎて本当に勿体ない。K.K.の指示もあるのかもしれないけど(この人が一番怒りに満ちているでしょうから)、これじゃあいつまで経っても“本家”には勝てないし、“ある時期”の二番煎じに甘んじたままではないでしょうか。

そろそろ“らしさ+α”でオリジナリティを確立させないと、短命に終わってしまう気もするんだけどなあ。けど、オールドスクールなメタルファンの皆さんはそういう変化を求めてないんですかね。メタル作品としてはクオリティは高いんだろうけど、今の自分の趣味嗜好からはちょっとだけズレる1枚かもしれません。

 


▼KK'S PRIEST『THE SINNER RIDES AGAIN』
(amazon:日本盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

2023年12月31日 (日)

2023年総括

大晦日ということで、2023年のまとめ記事をアップしておきます。

2022年同様、「ジャンル/アルバム/シングル/楽曲と枠にこだわらず、30作品に縛る」という形にさせていただきました。特に順位付けをせずアルファベット→50音順で30作品、掲載していきます。

 

BARONESS『STONE』(アルバム)

 

BLUR『THE BALLAD OF DARREN』(アルバム)

 

BRING ME THE HORIZON「LosT」(楽曲)

 

BUCK-TICK『異空 -IZORA-』(アルバム)

 

CAROLINE POLACHEK『DESIRE, I WANT TO TURN INTO YOU』(アルバム)

 

CODE ORANGE『THE ABOVE』(アルバム)

 

††† (CROSSES)『GOODNIGHT, GOD BLESS, I LOVE U, DELETE.』(アルバム)

 

DEPECHE MODE『MEMENTO MORI』(アルバム)

 

DURAN DURAN『DANSE MACABRE』(アルバム)

 

HEY-SMITH『Rest In Punk』(アルバム)

 

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2023年8月11日 (金)

2023年上半期総括

約4ヶ月ぶりの更新となります。皆様お元気でしたでしょうか? 2023年上半期が異常なほどに激務状態が続いたこと、生活習慣が変わったこと、新たな趣味ができたことなどがあり、しばらく放置気味でしたこのブログ。なんとか様子を見て書こう、書こうと思っていたのですが、どうにもモチベーションが上がらずに今日まで至りました。これが復活宣言というわけではないのですが、ここからまた不定期ながらも気になることを記していけたらと思っております。

さて、本来なら毎年7月くらいには公開していたこの記事。やっぱり記録として残しておきたいと思います。

今年は一昨年まで同様に「洋楽5枚/作品、邦楽5枚/作品」という形で、アルバムにこだわらずシングル/EP/単曲含む10作品を紹介していきます。

 

DEPECHE MODE『MEMENTO MORI』(amazon

 

LITURGY『93696』(amazon

 

METALLICA『72 SEASONS』(amazon

 

QUEENS OF THE STONE AGE『IN TIME NEW ROMAN...』(amazon

 

SLEEP TOKEN『TAKE ME BACK TO EDEN』(amazon

 

YOASOBI「アイドル」(amazon

 

櫻坂46「Start over!」(amazon

 

花冷え。「お先に失礼します。」(amazon

 

暴動クラブ『初期作品集』

 

揺らぎ『Here I Stand』(amazon

 

なお、以下5作品が次点となります。

 

BLONDSHELL『BLONDSHELL』
FOO FIGHTERS『BUT HERE WE ARE』
SIGUR RÓS『ÁTTA』
TENDRE『BEGINNING』
凛として時雨『last aurorally』

2023年4月 7日 (金)

AUGUST BURNS RED『DEATH BELOW』(2023)

2023年3月24日にリリースされたAUGUST BURNS REDの10thアルバム。日本盤未発売。

前作『GUARDIANS』(2020年)から3年ぶりに発表された本作は、10枚目のスタジオアルバムというだけではなく、結成20周年のタイミングに届けられる節目の1枚。メタルコア/ポストハードコア専門レーベルのSharpTone Records移籍第1弾作品でもあり、お馴染みのプロデューサー陣(カーソン・スロヴァク&グラント・マクファーランド)とともに制作されました。

冒頭に2分前後のイントロダクション「Premonition」で緊張感を高めたかと思うと、そのまま矢継ぎ早に「The Cleansing」へと突入する流れは非常にドラマチック。かつ、その「The Cleansing」が約8分にもおよぶエピカルな作風で、従来の彼ららしさを残しつつも劇的なアレンジで聴き手を惹きつけます。さらにそこから、ジェシー・リーチ(Vo/KILLSWITCH ENGAGETIMES OF GRACE)をフィーチャーした「Ancestry」へと切れ目なしでなだれ込む。なにこれ、カッコいいったらありゃしない。

このバンドらしいヘヴィさや疾走感をしっかり保ちつつ、適度なドラマチックさで緩急を作り上げる構成は、どこかコンセプトアルバムのようにも感じられる。特にアルバム前半の畳みかけは圧巻で、ジェイソン・リチャードソン(G/ex. BORN OF OSIRIS、ex. CHELSEA GRIN)のテクニカルなプレイをフィーチャーした「Tightrope」からカオティックな「Fool's Gold In The Bear Trap」への流れは絶品の一言。後者は序盤のムーディーさから後半一気に捲し立てる攻撃的なアレンジに、鳥肌が立ちまくりです。

その後も曲間ほぼゼロで「Backfire」へとつなげ、緊張感を緩めることなくアルバムは進行。グルーヴィーな「Revival」を終えるとようやく静寂が訪れ、1分半程度のSE「Sevink」を境にアルバムはクライマックスへと突入します。パワフルな「Dark Divide」や「Deadbolt」で独立した世界を構築しつつ、終盤はダーク&ヘヴィな「The Abyss」、そして再び8分前後の長尺曲「Reckoning」で劇的なエンディングを迎えます。なお、前者にはERRAのJT・ケイヴィー(Vo)、後者にはUNDERØATHのスペンサー・チェンバーレイン(Vo)がゲストとして華を添えています。

M-1「Premonition」からM-7「Revival」までがほぼ組曲のような構成で圧倒されるも、「Sevink」を挟んで展開される終盤4曲はそれぞれ独立した小世界といった印象で、前半〜中盤ほどの緊張感は得られないかもしれません。そこのみがマイナスポイントですが、トータルではかなり力の入った作品集と受け取ることができます。ゲスト陣もここ20年のUSメタルコア界隈のスター選手が揃った感がありますし、そういった点でもひとつの大きな節目の作品であることが伝わります。初〜中期とはまた頃なる、円熟期にふさわしい充実の1枚ではないでしょうか。

 


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2023年4月 5日 (水)

BURY TOMORROW『THE SEVENTH SUN』(2023)

2023年3月31日にリリースされたBURY TOMORROWの7thアルバム。

初の全英TOP10入り(最高10位)を記録した前作『CANNIBAL』(2020年)から約2年半ぶりの新作。コロナによるロックダウンの影響でリリースが予定より遅れたものの、アルバムはセールス的に好記録を残すことができました。が、その後のツアーはすべて中止・延期に。こういった影響もあってか、2021年夏にはオリジナルメンバーのジェイソン・キャメロン(G, Clean Vo)が脱退してしまいます。しかし、バンドは新たにエド・ハートウェdル(G)とトム・プレンダーガスト(Key, Clean Vo)を迎え、6人編成で活動再開。少しずつライブを開催する中で、2022年3月には「Death (Ever Colder)」、6月には「Life (Paradise Denied)」を立て続けに配信リリースし、健在ぶりをアピールします。

そして、ついに完成したニューアルバム『THE SEVENTH SUN』。過去2作から引き続き、アルバムのプロデュースを手がけたのはダン・ウェラー(SikThのギタリスト)。先の配信ナンバー2曲はアルバム本編に含まれていないものの(日本盤にはボーナストラックとして追加収録)、それを補って余るほど良曲揃いの力作に仕上がっています。

クリーンボーカルが交代したことで、どれだけ前作から自然な流れで本作と向き合うことができるのか心配もありましたが、先の配信楽曲で徐々に慣れてきたこともあってか、アルバムは強烈なオープニング曲「The Seventh Sun」から安心して(かつ、興奮したまま)最後まで楽しむことができるはずです。

前作の洗練された作風は本作にも引き継がれていますが、今回はそれ以前に作品に存在していた暴力的なアグレッションが復調しており、そこも含めて全体のバランス感に優れている。ダニエル・ウィンター・ベイツ(Unclean Vo)もより迫力を増し、トムのクリーンボーカルとの対比も良好。互いが双方の良さ・魅力を見事に引き出すことに成功しており、非常に充実したボーカルワークを楽しめるはずです。かつ、「Heretic」には盟友WHILE SHE SLEEPSのロズ・テイラー(Vo)、「The Carcass King」にはタトゥーアーティスト/ミュージシャンのコディ・フロストがそれぞれゲスト参加し、多彩さを加えています。

多彩さといえば、楽曲の幅の広がりも本作の大きな特徴。ドラマチックさとブルータルさが混在するタイトルトラックのほか、キャッチーな王道メタルコア「Abandon Us」や「Recovery?」、殺傷力抜群の「Force Divide」や「Wrath」、ゴシックテイストの強いメロウなミディアムチューン「Majesty」、コディ・フロスト含む3人のシンガーの特性が見事に発揮された「The Carcass King」など捨て曲ゼロなうえに、キラーチューンも満載。バンドとして確実なステップアップを遂げたと同時に、メンバーチェンジが功を奏した起死回生の1枚ではないでしょうか。

現時点ではまだ英国チャートの結果は出ていませんが、できることなら前作を超える数字を残してほしいですし、それを受けて来日にも期待したい……そう心の底から強く思えるほどの力作です。

 


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