カテゴリー「2023年のライブ」の15件の記事

2023年12月31日 (日)

2023年総括

大晦日ということで、2023年のまとめ記事をアップしておきます。

2022年同様、「ジャンル/アルバム/シングル/楽曲と枠にこだわらず、30作品に縛る」という形にさせていただきました。特に順位付けをせずアルファベット→50音順で30作品、掲載していきます。

 

BARONESS『STONE』(アルバム)

 

BLUR『THE BALLAD OF DARREN』(アルバム)

 

BRING ME THE HORIZON「LosT」(楽曲)

 

BUCK-TICK『異空 -IZORA-』(アルバム)

 

CAROLINE POLACHEK『DESIRE, I WANT TO TURN INTO YOU』(アルバム)

 

CODE ORANGE『THE ABOVE』(アルバム)

 

††† (CROSSES)『GOODNIGHT, GOD BLESS, I LOVE U, DELETE.』(アルバム)

 

DEPECHE MODE『MEMENTO MORI』(アルバム)

 

DURAN DURAN『DANSE MACABRE』(アルバム)

 

HEY-SMITH『Rest In Punk』(アルバム)

 

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2023年11月22日 (水)

LIMP BIZKIT: STILL SUCKS JAPAN TOUR 2023@東京ガーデンシアター(2023年11月20日)

Img_7875 なぜ2023年にLIMP BIZKITのライブに行こうと思ったんだろう。最後に観たのは1999年夏のフジロック。2ndアルバム『SIGNIFICANT OTHER』(1999年)が発売され、全米No.1を獲得した直後の来日で、バンドとしもっともノリにノッたタイミング。あれから24年も経過した今、自分は何を確認したかったんだろう。

もちろん、ゲストアクトに花冷え。が決定したからというのも大きかったし、今のリンプが東京ガーデンシアターのような大会場をどれだけ埋められるのかにも興味があった。あとは……ニューメタルが2023年という時代にどれだけの威力を持つのかも確認したかったんだろうな。過去を懐かしむという懐古的な気持ちではなく、あくまで前向きな気持ちで現在のリンプと向き合いたかったんだと思います。

2階席の比較的前方、しかもど真ん中という良席で、まずは花冷え。の出番を待ちました。『NEX_FEST』以来、約3週間ぶりのライブ拝見でしたが、この日は彼女たちにとって過去最大規模のステージとのこと。リンプのステージセット前方にセッティングと、条件は決して良いとは言えない。実際、ステージに立ったメンバーも序盤は緊張した面持ちでしたが、曲を重ねるごとにフロアのリアクションも良くなっていったように見えました。むしろ、リンプ目当ての国内のお客さんより、海外のお客さんのほうが好リアクションだったような。しっかりサークルピットまで作って暴れてましたしね。

もともと音響面も良好なガーデンシアターですが、この日もドラムの抜けが非常に気持ちよく、メンバー1人ひとりのパートの聴き分けもしっかりできた。あとは、こうした大会場でのステージに慣れて、どんな場面で自分たちのモノにしてしまうだけの説得力を手に入れたら、怖いものなしなんじゃないかな。

セットリスト
01. 超次元ギャラクシー
02. 我甘党
03. 令和マッチング世代
04. NEET GAME
05. TOUSOU
06. 今年こそギャル~初夏ver.~
07. お先に失礼します。

Img_7884 約30分のオープニングアクトを終え、ステージ後方の暗幕が外されると……見覚えのあるステージセットが。あれ、うん十年前に映像で観たセットとそんなに変わってない?(笑) メンバー、特にフレッド・ダースト(Vo)の見た目はだいぶ変わってしまったけど、それ以外は基本的に“あの頃”のままでした。

随所にDJリーサルのプレイによるインタールードを挟みつつ(相変わらず選曲がめちゃくちゃで最高。あと、BLUR「Song 2」で会場がひとつになるあたりに来場者の年齢層を実感)、ライブは最新作『STILL SUCKS』(2021年)の楽曲中心……と思いきや、全体的にメガヒット作『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』(2000年)収録曲が中心のセトリ。いろいろ安心した(笑)。

フレッドのボーカル含め、メンバーの技術やパフォーマンス力に関してはまったく衰えは感じられないから、新曲だろうが何だろうが気持ちよく踊れる。METALLICA「Master Of Puppets」を挿入するお遊びもしっかり用意されているあたりも、“あの頃”と変わらず。にしても、ウェス・ボーランド(G)のルックス、今回は何がモチーフなんだろう……スクリーンとかないので、さすがに細かなところまでは確認できず。

にしても、『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』ってそれ以前の『THREE DOLLAR BILL, Y'ALL$』(1997年)や『SIGNIFICANT OTHER』ほど夢中になって聴き込んだ記憶がないんだけど、不思議と体に染み込んでいた事実にこの日気付かされました。いわゆる代表曲はMVが制作された楽曲以外も、イントロが鳴れば体が自然と反応する。で、要所要所でシンガロングしている。しかも、それらの楽曲にまったく古臭さが感じられないだから……そうか、自分はこれを確認したかったんだ。“あの頃”のニューメタルは今も有効なんだって。

Img_7901 そういえばライブ後半、「Boiler」のあとだったと思うけど、フレッドがウェスに話しかける一幕があり、そこで用意していたギターを別のものに持ち替えたんだよね。あ、フロアの雰囲気を読み取ってセトリ変えてるんだ……なんて気楽に構えてたら、そのあとにウェスがプレイし始めたのが「Faith」。やると思わなかったので、大興奮ですわ。さらに、1stアルバムからの「Counterfeit」「Pollution」メドレーを経て、みんな大好き「Take A Look Around」。最後にダメ押しの「Break Stuff」で、客電を付けた状態でフロアはモッシュの嵐。ラストにDJリーサルがSIMPLE MINDS「Don't You (Forget About Me)」を流して、約80分というコンパクト、だけど程よい尺のワンマンライブは終了したのでした。

始まる前はここまで大満足するとは思ってもみなかったし、自分はこんなにもリンプが好きだったんだなとも気づいていなかった。そういった意味でも、収穫の多い一夜でした。ひとつだけ苦言を呈するとしたら、大好きな「Nookie」を途中で切り上げて「Full Nelson」へと移行したこと。フルで聴かせてよ(苦笑)。

ちなみに、翌日の豊洲PIT公演はこの日とはまったく異なるセトリだったようで、RAGE AGAINST THE MACHINE「Killing In The Name」のカバーまで飛び出したんだとか。観たかった……。

セットリスト
〜Space Odyssey〜
01. Out of Style
02. Dirty Rotten Bizkit / Master Of Puppets
03. Hot Dog
〜Snacky Poo〜
04. Rollin' (Air Raid Vehicle)
〜Rawhide〜
05. Dad Vibes
06. My Generation
07. Livin' It Up
〜Song 2 / Hip Hop Hooray〜
08. My Way
〜Check Out My Melody〜
09. Nookie
10. Full Nelson
11. Boiler
12. Faith
13. Counterfeit / Pollution
14. Take A Look Around
15. Break Stuff
〜Don't You (Forget About Me)〜

 

2023年11月21日 (火)

MANIC STREET PREACHERS / SUEDE@Zepp Haneda(2023年11月18日、19日)

2022年秋、当初は北米のみで実施されたMANIC STREET PREACHERSSUEDEのダブルヘッドラインツアーが羨ましくて仕方なかったんです。マニックスは2019年から来日が実現していないし、SUEDEに至っては2016年のサマソニ以来とんとご無沙汰。現在の国内での知名度を考えると、単独来日は難しいだけに、この2組で日本に来たらなんとかなるんじゃないか……なんて淡い期待を寄せていたら2023年秋にようやく実現。いやあ、よかったよかった。

東京2公演のみというなかなかシビアな状況ですが、これは2公演とも観ないわけにはいかないと、早々にチケットを確保。初日はフロア後方からまったり観察し、2日目は真ん中あたりで思い切り楽しもうと、それぞれ違った角度から2日間楽しみました。


■11月18日

Img_7844 この日は先行がマニックス。ステージ上のバックドロップが10数年前のベストアルバム『NATIONAL TREASURES - THE COMPLETE SINGLES』(2011年)のジャケット……あれ、最新作『THE ULTRA VIVID LAMENT』(2021年)中心じゃないのか……はい、この時点で萎えました。ただでさえ新作からの楽曲以外は対して変わり映えがないマニックスなので、これは良くも悪くもいつもどおりか、と。

実際、オープニングの「Motorcycle Emptiness」「Everything Must Go」という既視感の強い流れを、冷静に眺めていた気がします。もちろん、久しぶりに生で見れた喜びはありますが、素直に入り込めない。う〜ん。完全なる贅沢病。その後「1985」や「Die In The Summertime」なんてレア曲でアガり、新作からの「Still Snowing In Sapporo」や近作からの「Walk Me To The Bridge」あたりでは高揚感も味わえたかな。

中盤のジェームズ・ディーン・ブラッドフィールド(Vo, G)によるアコースティックパートでは、珍しく「Suicide Is Painless (Theme From MASH)」をセレクト。そして「Slash 'n' Burn」でバンド編成に戻り、「Enola/Alone」や「International Blue」を含むものの王道の流れでクライマックスへ。「Motown Junk」なしの約80分のセットで終了しました。冷静に考えれば選曲や演奏含め、鉄壁の内容なんだけど、デビュー時から夢中になってきたバンドだからこそ自分の中でハードルが上がってるのかな。「もっと無茶してほしい!」と思ってしまうんですよね。そういう意味では、この日の内容は平均点+αといったところでしょうか。

Img_7845 約30分のインターバルを経て、この日のトリであるSUEDEが登場。こちらは完全なる新作モードのライブをぶちかましてくれました。最新作『AUTOFICTION』(2022年)のラストを飾る「Turn Off Your Brain And Yell」から始まる変化球的オープニングも、いかにもひねくれてるし、そこから「Personality Disorder」「15 Again」と新曲を連発する流れも最高。ブレット・アンダーソン(Vo)は若干年齢を感じさせるものの、相変わらずマイクをブンブン振り回しながら暴れまくり。いいぞ、もっとやれ。

新曲3連発で空気を十分に作ったところで、「Trash」「Animal Nitrate」の名曲オンパレード。さらに「Killing Of A Flashboy」なんてレア曲や前作『THE BLUE HOUR』(2018年)収録の名バラード「Life Is Golden」も飛び出し、前半だけで大満足。その後も新作からの楽曲と往年のヒット曲を交えてライブは進行するのですが、すべてがパーフェクト。「The Wild Ones」ではブレットがギター弾き語りを披露し(トラブルもありましたが)、終盤はヒットシングルのオンパレードで大団円。公演が土曜開催ということで、あの名曲披露にも期待したのですが、残念ながらなし。それだけが心残りでした。

セットリスト

MANIC STREET PREACHERS
01. Motorcycle Emptiness
02. Everything Must Go
03. 1985
04. You Stole The Sun From My Heart
05. Still Snowing In Sapporo
06. Die In The Summertime
07. Walk Me To The Bridge
08. From Despair To Where
09. A Design For Life
10. Suicide Is Painless (Theme From MASH)
11. Slash 'n' Burn
12. Your Love Alone Is Not Enough
13. Enola/Alone
14. International Blue
15. Stay Beautiful
16. You Love Us
17. If You Tolerate This Your Children Will Be Next

SUEDE
01. Turn Off Your Brain And Yell
02. Personality Disorder
03. 15 Again
04. Trash
05. Animal Nitrate
06. Killing Of A Flashboy
07. Life Is Golden
08. She Still Leads Me On
09. Can't Get Enough
10. Shadow Self
11. The Wild Ones
12. Everything Will Flow
13. So Young
14. Metal Mickey
15. Beautiful Ones


■11月19日

Img_7852 この日は出演順が入れ替わり、トップバッターをSUEDEが務めたのですが……セトリ、大幅に変えてきやがった! 「She Still Leads Me On」「Personality Disorder」と『AUTOFICTION』の冒頭と同じ流れで、前日のダークな幕開けとは異なる装い。そこから前日にはなかった「The Drowners」(!)を挟んで「Trash」「Animal Nitrate」……気づいたらどんどんフロア前方に移動している自分がいました。そんなの興奮せずにはいられないってば。

しかも、この日はそれ以降がまたすごい。「We Are The Pigs」「Flytipping」「This Hollywood Life」「Filmstar」って流れはどうなのよ。さらに、「The Asphalt World」をニール・コドリング(Key, G)のピアノ伴奏で歌ってくれたり……翌年に控えた2ndアルバム『DOG MAN STAR』(1994年)30周年を前祝いするような選曲を前に、「やっぱり2日間来てよかった」と強く実感するのでした。

そういえば、この日はブレットが突然ステージ上で倒れる場面がありました。どうやら、ステージ上が濡れていて滑ったようですが、あっちゃんの件のあとだけにヒヤッとしたんですよね……その後も元気そうにマイクをブンブン振り回していたのでホッとしましたが。みんな元気に、長生きしてくれ。

Img_7859 SUEDEが前日以上の白熱ぶりを見せたあとだけに、セトリを変える印象のないマニックスは分が悪いなと、ちょっと気持ちが落ち着き始めていたのですが、マニックスはマニックスなりに頑張ってました。演奏はもちろん鉄壁、セトリも序盤は前日と一緒なのですが、この日は「Die In The Summertime」から「Little Baby Nothing」に差し替えるサービスぶりを見せます。おお、いいじゃないか。

さらに、ジェームズのアコースティックパートでは、なんと「(I Miss the) Tokyo Skyline」をワンコーラス披露してから「This Is Yesterday」へと続ける大盤振る舞い。SUEDEのパフォーマンスに対抗意識を燃やしてか、ライブ全体の熱量も前日以上でした。あと、自分の周りのお客さんが海外の方ばかりだったことも影響して、こちら側も気づいたら前日以上の熱気でステージと向き合っていた気がします。単純と言えば単純ですが、そういうシチュエーションも大事ですよね。

マニックスもSUEDEも、どちらも90年代から夢中になって追い続けてきたバンドで、当初はマニックスに肩入れしていたものの、近年はSUEDEに傾きつつある自分。この2日間のレポからもそれは十分に伝わることでしょう。しかし、大好物2つを目の前にして過ごした週末を終え、最終的には「みんな違ってみんないい」精神で両者優勝!でいいじゃないかと。そんなポジティブな気持ちを抱え、帰路に着いたのでした。

セットリスト

SUEDE
01. She Still Leads Me On
02. Personality Disorder
03. The Drowners
04. Trash
05. Animal Nitrate
06. We Are The Pigs
07. Flytipping
08. This Hollywood Life
09. Filmstar
10. Shadow Self
11. The Asphalt World
12. The Only Way I Can Love You
13. So Young
14. Metal Mickey
15. Beautiful Ones

MANIC STREET PREACHERS
01. Motorcycle Emptiness
02. Everything Must Go
03. 1985
04. You Stole The Sun From My Heart
05. Still Snowing In Sapporo
06. Little Baby Nothing
07. Walk Me To The Bridge
08. From Despair To Where
09. A Design For Life
10. (I Miss the) Tokyo Skyline
11. This Is Yesterday
12. Slash 'n' Burn
13. Your Love Alone Is Not Enough
14. Enola/Alone
15. International Blue
16. Stay Beautiful
17. You Love Us
18. If You Tolerate This Your Children Will Be Next

 

2023年11月 6日 (月)

DEF LEPPARD & MOTLEY CRUE: THE WORLD TOUR 2023@Kアリーナ横浜(2023年11月4日)

Img_7754 実は2020年に予定されていたMOTLEY CRUEDEF LEPPARD(そしてスペシャルゲストのPOISONジョーン・ジェット)のダブルヘッドライン・スタジアムツアーを観に、夏頃に渡米する予定でした。2公演分のチケットも確保していたものの、2020年2月以降の情勢の変化によりツアーは2021年夏に延期に。さらに、2021年も情勢が安定しないということで、最終的には2022年にまで延期されました。チケットは有効だったものの、個人的に渡米に不安を感じ泣く泣く断念。この2組以上にPOISONやジョーン・ジェットが観たかったんだけどね……こればかりは仕方ない。加えて、ミック・マーズが2022年をもってツアーからの引退を宣言。ああ……。

同組み合わせによるツアーは2023年にも続行され、2023年にはついに日本でも実現。残念ながらPOISONやジョーン・ジェットは来るはずもなく、同年のジョインツアーにゲスト参加したアリス・クーパーの来日もなし。いつぞやのWHITESNAKEとDEF LEPPARDのダブルヘッドラインツアー(2008年)みたいな形になるのかな、とは思いながらも、やっぱり行かないわけにはいかないと、チケットを確保。2公演で順番の入れ替わりがあり、僕はDEF LEPPARDが後攻を務める11月4日公演を選びました。その後11月3日に『NEX_FEST 2023』が決定したので、結果オーライでした。

 

当日は、開場時間に伊藤政則氏がオープニングアクトとしてDJを披露。懐かしの『HEAVY METAL SOUNDHOUSE』を思い浮かべながら、オールドスクールな演奏に耳を傾けつつビールを味わい続けました。


MOTLEY CRUE

Img_7768 1年前にミック・マーズ(G)がツアーからの引退を発表(のちに、一方的に解雇されたことが発覚)。代役としてMARILYN MANSONやアリス・クーパーで知られるジョン・5が加入し、今回が初来日。ルックスはもちろん、テクニック的にも申し分のない人選ですが、セットリスト的にはここ20年くらいほぼ変化がないのでそこまで期待していませんでした。

事実、動画サイトやSNSにアップされた演奏は全盛期よりもBPMが落とされ、かなりもっさりした印象で「みんな年取ったな……」と悲しくもなりましたし、この日のオープニングナンバー「Wild Side」でもその印象は変わらず。椅子から立ち上がることなく、観察気分でその動向を見守りました。

ジョンの演奏はオリジナルをなぞりつつ、彼らしいフレージングや運指を交えたモダンな仕上がりで、ミックのプレイに慣れた耳には若干の違和感を覚える瞬間もいくつかあったものの、概ね好意的に受け取ることができました。トミー・リー(Dr)のプレイも曲が進むにつれて熱が感じられたし、ニッキー・シックス(B)も老けて汚らしくなったものの(笑)、カリスマ性は衰えていない。その一方で、肝心のフロントマン様は……まあ、比較的歌えているほうだったかな。

個人的な見どころは3つ。ひとつはジョンのギターおよび三線を用いたソロパート。三線は来日して触れたみたいだけど、彼流の奏法を交えたプレイは非常に見応え/聴き応えがあり、ミックにはない魅力や個性をしっかり感じ取ることができました。ワンマンプレイっぽいというか我が強そうなころも、このバンドに合っているんじゃないかな。

2つめは、再結成後に発表された新曲「The Dirt (Est. 1981)」の存在。これがあるとないとで全然違う。基本懐メロセットリストなんだけど、現役感を醸し出す点でもこの曲は重要だなと思いました。映像と音源を使ってマシンガン・ケリーのパートもしっかり用意されていましたし、今後もツアー(=活動)を続けるのならもっとこういう曲を増やすべきでは。

もうひとつは、カバー曲のみで構成されたメドレーパート。ゲイリー・グリッターの「Rock And Roll, Part 2」から「Smokin' In The Boys Room」へとつなげるメドレーは解散前にも披露されてきたけど、そこにビートルズ「Helter Skelter」やピストルズ「Anarchy In The U.K.」を加え、さらにRAMONES「Blitzkrieg Bop」とBEASTIE BOYS「Fight For Your Right」をくっつけた10分強にわたる構成は、「The Dirt (Est. 1981)」同様に本ライブのハイライトだったのではないでしょうか。つうか、「Fight For Your Right」は(手垢がつきまくっているものの)音源化すべきカバーではないかな。アルバム制作は望めなさそうだから、3〜4曲程度のEPくらいは作ってもらいたいものです。

約80分(今回は2バンドとも持ち時間80分と同じ条件)と往年のワンマンライブよりも少々短いものの、セトリ的には文句なしの内容だったのではないでしょうか。つうか、もうそろそろ「20年ぶりにやります」とか「30年ぶりにライブで披露」って曲、増やしてくれてもいいんだけどなあ。

Img_7784

セットリスト
01. Wild Side
02. Shout At The Devil
03. Too Fast For Love
04. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
05. Live Wire
06. Looks That Kill
07. The Dirt (Est. 1981)
08. John 5 Guitar Solo
09. Medley: Rock And Roll, Part 2 / Smokin' In The Boys Room / Helter Skelter / Anarchy In The U.K. / Blitzkrieg Bop / Fight For Your Right
10. Home Sweet Home
11. Dr. Feelgood
12. Same Ol' Situation (S.O.S.)
13. Girls, Girls, Girls
14. Primal Scream
15. Kickstart My Heart

 


DEF LEPPARD

Img_7787 日本公演は『HYSTERIA』(1987年)完全再現ライブ(2018年10月)以来だから、実に5年ぶり。今回は最新作『DIAMOND STAR HALOS』(2022年)リリース後なので、こちらの楽曲を含めた内容になることは想像に難しくなく、実際そういったセットリストになっていたと思います。通常の彼らのワンマンよりも2〜30分短いことから、単独来日ならもう3、4曲多く聴けたのかなと思ったけど、前回も17曲(本編12曲、アンコール5曲)だったから、曲数的には一緒か。

「Rock! Rock! (Til You Drop)」を現代的にアップデートさせたような「Take What You Want」からスタートしたライブは、直前のモトリーとは異なり不思議と現役感濃厚。そういえば、Kアリーナってめちゃめちゃ音がいいって評判だったけど、それはモトリーのときにはあまり感じなかったのね。だけど、DEPPSになった途端にその恩恵をより強く味わえた気がします。もともと音の良いライブというイメージが強い彼らだけど、この日は今まで観た中でも一番だったと断言できるほどの気持ち良さ。結果、モトリーは終始座って観覧していた自分も、DEPPSではイントロと同時に立ち上がり踊りまくりでした。

新作からの楽曲は先の「Take What You Want」と新たなアンセム「Kick」、そしてジョー・エリオット(Vo)がアコギを手にして歌う「This Guitar」の3曲にとどまり、ほかはお馴染みのヒットナンバー。前回の来日時にはオミットされた「Foolin'」や「Promises」、そして名バラード「Bringin' On The Heartbreak」からインスト「Switch 625」(リック・アレンのドラムソロ含む)へのメドレーも久しぶりに復活し、こちらも文句なしのセトリでした。

個人的には「Fire It Up」や「SOS Emergency」「Gimme A Kiss」といった新作からのロックチューンをもっと聴きたかったかな。そんな不満が出るってことは、それくらい現在進行形で充実ぶりを発揮し続けているという事実の裏返しでもあるわけで、そこがモトリーとの大きな違い。言ってしまえば、両バンドとも懐メロを求めてくるオーディエンスが大半なわけですが、僕自身にとってはこんなにも観る側のモチベーションが変化する対バンも珍しかったな。

なんとなくだけど、DEF LEPPARDはまた近いうちに再来日してくれそうな気がするので、その際には企画色の強いセトリで日本のファンを楽しませてもらいたいところです。

Img_7794

セットリスト
01. Take What You Want
02. Let's Get Rocked
03. Animal
04. Foolin'
05. Armageddon It
06. Kick
07. Love Bites
08. Promises
09. This Guitar
10. When Love & Hate Collide
11. Rocket
12. Bringin' On The Heartbreak
13. Switch 625 [inc. Drum Solo]
14. Hysteria
15. Pour Some Sugar On Me
16. Rock Of Ages
17. Photograph

2023年11月 5日 (日)

NEX_FEST 2023@幕張メッセ(2023年11月3日)

Img_7747 アーティストがキュレーターを務めるフェスは国内外多々存在しますが、特にここ日本で海外アーティストがそういったフェスをしようとすると(例:SLIPKNOTにおける『KNOTFEST』や、オジー・オズボーン関連の『OZZFEST』など)、プロモーターの力が強く発揮され、キュレーションを担当するアーティストのファンが「?」と感じてしまう国内アーティストが多数起用されることが多い。しかし、BRING ME THE HORIZONによるこの『NEX_FEST』に関してはごった煮感が強いもののそういった不信感が一切存在しない、稀有な存在だったのではないでしょうか。

なもんですから、開催が決まってすぐにチケット確保。直前まで激務だったこともあり、当日は二度寝により出遅れたものの、なんとか途中からトップバッターのYOASOBIを観ることができました。


YOASOBI

ライブは初見。鉄壁なサポートメンバーの演奏のあって、非常にライブ映えするパフォーマンスを楽しめました。ジャンル的にはメタルやラウドとは異なり(メンバーのAyaseはメタルコア出身ですが)本フェス中もっともアウェイが予想されたものの、楽曲自体は誰もが知っているヒット曲を多数持っているわけで、楽しくないわけがない。むしろ、こういうタイミングだからこそ普段ちゃんと接して来なかった人たちにもアピールできるチャンスであり、オープニングの「夜に駆ける」(間に合いませんでしたが)やエンディングの「アイドル」のみならず、一度は耳にしたことがある楽曲の連発でそういう層の皆さんも十分に楽しめたはず。クライマックスはやはり「アイドル」。こういう環境ならではといいますか、多数のモッシュピットが発生していて思わずニヤリとしてしまいました。そうそう、こういうのを待っていたんだよ。

セットリスト
01. 夜に駆ける
02. 祝福
03. セブンティーン
04. ミスター
05. 勇者
06. もしも命か描けたら
07. たぶん
08. 怪物
09. 群青
10. Interlude "Worship"
11. アイドル


花冷え。

NEX_STAGE後方で移動に向けて待機していたので、YOASOBI終了と同時に隣のCHURCH_STAGEへ移動。PA後方あたりに待機し、かなり久しぶりの花冷え。生体験。夏の海外ツアーで鍛え上げられたことが一目でわかるパフォーマンス/演奏ぶりで、オープニングですでにノックアウト状態。今のノリにノったムーブに加え、ドラマーが交代したことがかなり良い方向に作用しており(とにかくリズムがタイトで気持ちよかった)、気づいたらフロア後方までパンパンの状態。終盤の「TOUSOU」「お先に失礼します。」はクライマックスに相応しい盛り上がりを見せ、いい意味で“見つかった”んじゃないかと思います。

セットリスト
01. 超次元ギャラクシー
02. NEET GAME
03. 今年こそギャル~初夏ver.~
04. Warning!!
05. 我甘党
06. TOUSOU
07. お先に失礼します。
08. Want to TIE-UP


I PREVAIL

友人たちと合流し、アルコール摂取しながら横目で堪能。ザクザクしたギターと轟音が(この規模の会場のわりには)気持ちよく、さほど詳しくない自分も最後まで飽きることなく楽しめました。ただ、個人的には途中でLIMP BIZKIT「Break Stuff」やSLAYER「Raining Blood」を遊びで演奏したところがピークだったかな。

セットリスト
01. Bow Down
02. Body Bag
03. Self-Destruction
04. Bad Thing
05. Come And Get It
06. Hurricane
07. There's Fest In Letting Go
08. Judgement Day
09. Choke
10. Gasoline


マキシマム ザ ホルモン

昼食と摂りながらまったり観覧。良くも悪くも安定した内容。直近リリースの「恋のアメリカ」がこういう大会場だと気持ち良いなと思いつつ、終盤の「絶望ビリー」あたりから重い腰を上げて、エンディングまで体を動かし続けました。

セットリスト
01. maximum the hormone
02. シミ
03. maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~
04. 恋のアメリカ
05. 「F」
06. What's up, people?!
07. 絶望ビリー
08. アバラ・ボブ -アバラ・カプセル・マーケッボブ-
09. 恋のスペルマ


YUNGBLUD

前年のサマソニでの初来日を拝むことができなかったので、個人的にはこの日のメインアクトのひとつでした。シンプルなバンドアレンジで繰り出される楽曲の数々は、改めて90年代半ば以降のポップパンクやヒップホップを通過したオルタナロックの影響が強いんだなと再認識。なのに、ステージ上を縦横無尽に動き回るYUNGBLUD氏は往年のオジー・オズボーンのように落ち着きなく煽りまくる。ビールの入ったコップを何度も何度もフロアに放り投げる仕草に、「そうそう、こういう馬鹿馬鹿しいまでのロックアイコンって久しく観ていなかったな」と、こちらも自然と笑顔に。終盤に披露された「Happier」ではBMTHのオリヴァーも客演で加わり、最高の盛り上がりを見せました。この日のベストアクトではないでしょうか。

セットリスト
01. 21st Century Liability
02. superdeadfriends
03. King Charles
04. Strawberry lipstick
05. The Funeral
06. fleabag
07. I Think I'm OKAY
08. Happier [feat. Oliver Sykes]
09. Lowlife
10. Loner


BABYMETAL

8月のサマソニ以来のベビメタ。セトリ的には大きな変化はなく、「Brand New Day」を久しぶりに聴けたことが大きな収穫だったかなと。会場には彼女たち目当てのメイツも多数いらっしゃいましたが、それ以外のお客さんは彼女たちに対してきっと初期のイメージで止まっていたんじゃないかな。だからか、「BxMxC」のような今のベビメタの真骨頂といえる楽曲に対して棒立ちで観ているという方も見受けられました。けど、終盤に向けて、特に「メタり!!」以降は上り調子で熱が高まっていき、「Road of Resistance」ではフロアが阿鼻叫喚の盛り上がり。ちょうどいい熱量でヘッドライナーへとつなげました。

セットリスト
01. BABYMETAL DEATH
02. ギミチョコ!!
03. PA PA YA!!
04. Distortion
05. BxMxC
06. MAYA
07. Brand New Day
08. Monochrome
09. メタり!!
10. メギツネ
11. Road of Resistance


BRING ME THE HORIZON

Img_7748 9月に配信が予定されていたニューアルバム『POST HUMAN: NeX GEn』がリリース延期となった直後の来日とあり、本来なら新作モードで展開される予定だったライブ演出もどこか中途半端な形に。これ、アルバムの世界観ありきで観たらまた印象も違ったんだろうな……というオープニング映像(中盤にも何度か挟まれる)を経て、数作前のオープニングトラック「Can You Feel My Heart」からスタート。ステージに視線を送ると、メンバーがひとり足りない……あ、ジョーダン・フィッシュ(Key)がいない? 当日は何のアナウンスもなかったことに不穏さを感じましたが(後日、脱退を発表)、それを除けば……ニューアルバムに向けて定期的にドロップされ続けた、バラエティに富んだ新曲群も豊富に用意しつつ、2ndアルバム『SUICIDE SEASON』(2009年)のリリース15周年を祝して「Chelsea Smile」を披露したり(さすがに1stアルバムからの披露はなし)と、サービス精神満載のライブだったように思います。

改めて思ったんですけど、BMTHって日本でこんなに人気あったっけ?と。程よくシンガロングも聞こえたし、ほかのアクト目当てであろうお客さんもノリまくっていたし。大きなリリースが久しくなく、近年はサブスクで単曲発表が続いていたアーティストとは思えないこの環境に、正直面食らいました。彼らのような存在がもっと広く認知されることで、“村”社会をぶっ壊してくれるんじゃないか……なんて淡い期待もしたくなるくらいに、ね。

当然のように「Obey」ではYUNGBLUDが飛び入りし、アンコールで披露された「Kingslayer」では満を辞してBABYMETALも登場。そこからの「Drown」「Throne」で10時間近くにおよぶ祝祭は、大成功のうちに幕を下ろしたのでした。

セットリスト
01. Can You Feel My Heart
02. AmEN!
03. Teardrops
04. Happy Song
05. The House Of Wolves
06. MANTRA
07. Dear Diary,
08. Parasite Eve
09. Shadow Moses
10. Obey [feat. YUNGBLUD]
11. DiE4u
12. DArkSide
13. Follow You [Acoustic Version]
14. Sleepwalking
15. Chelsea Smile
16. LosT
Encore
17. Itch For The Cure (When Will We Be Free?)
18. Kingslayer [feat. BABYMETAL]
19. Drown
20. Throne


■総括(2024年追記あり)

大成功を収めたと言って間違いない『NEX_FEST』。この日はソールドアウトを記録したものの、開催直前に発表された翌日の追加公演は初日にも負けないラインナップだったものの(BMTHやBABYMETALに加え、HYDE、Crossfaithcoldrainという“らしい”メンツが参加)、開催1ヶ月前発表だったこともあり、すでに予定を入れていた方々は泣く泣くスルーしたようですね(かくいう自分も、翌日に別ライブを入れていたので断念。何もなければ確実に行ってました)。

『NEX_FEST』の成功は、比較的辺境なメタル(やその周辺の同系統ジャンル)という枠に固執することなく、主催アーティストがこれまでに公言してきた、あるいはサウンドからにじませてきた多様性をわかりやすい形で提示したことが大きな要因だったと思っています。僕自身はメタルは好きだけど、そこにこだわりを持っているわけではなく、「面白ければオールオッケー」というスタンスなので、ここ最近足を運んだフェスの中でも一番楽しました。不満なんてひとつもない(あるならトイレで並んだことくらいか。グッズ列もハンパなかったけど、最近そっち方面に興味が薄れているので今回は除外)。全部こうすればいいのに……とは言わないものの、この成功を今後何かしらに反映させていってほしいなと思わずにはいられません。

とはいえ、昨今の円安も影響し、このようなフェスを潤沢に運営するのも、国内では難しくなっているのかな。事実、こうした海外バンド中心のフェスでは近年、来日するバンドの数も減っていますし(今回もBMTH、YUNGBLUD、I PREVAIL、Alice Longyu Gaoくらいか)、フジロックやサマソニも年々減少傾向にありますし。かつ、円安の影響でチケット代もどんどん値上げされ、昔のように気軽に参加することも難しくなり始めている。なんとも難しい時代になってしまったものです……。

今後、定期的にこのフェスが開催されるのかはわかりませんし、別に定期的にやるべきとは思いませんが、来たるニューアルバムが無事完成し、ワールドツアーで大成功を収めたあとに改めて第2回を開催していただけたら、と。その頃には日本の景気がもうちょっと上向きになっていたらいいな、と淡い期待を寄せて本文を締めくくりたいと思います。

2023年9月23日 (土)

EXTREME: THICKER THAN BLOOD JAPAN TOUR 2023@昭和女子大学人見記念講堂(2023年9月21日)

Img_7553 EXTREME、最後に観たのは『III SIDES TO EVERY STORY』(1992年)を携えた武道館公演(1993年3月)なので、実に30年ぶりらしいです(笑)。今年6月に発売された新作『SIX』の出来も素晴らしかったし、かつ今回の会場に人見記念講堂がセレクトされていたこともあり、迷わず行くことに。ここで観るロック/メタル系ライブにこれまでハズレがなかったので、安心して脚を運んだのですが……。

オープニング「It ('s A Monster)」での、特にギターで顕著だった薄皮1枚挟んだような音の鳴り。ベースはHR/HM系というよりもファンク系寄り(ピック弾きなのにスラップ前提)の音作り、ドラムに至っては時代錯誤な“アリーナロック的エフェクト”がかかった音作り(おそらくトリガーかましてるのかな)……トータル、80年代後半の国内ホールで観たHR/HM系ライブみたいな音で、なんとも気持ち悪い。

そういったカセット録音時代のブート音源を大音量で鳴らされてる感覚に加え、ハコならではの反響が悪影響を及ぼし、そこにいるだけで船酔いしたような気持ち悪さが続くんです。この日は2階席だったこともよくなかったのかな、大好きな「Decadence Dance」でも、「Rest In Peace」や「Hip Today」でもまったく楽しむことができませんでした。耳の持病があるだけに、疲れが溜まっているときにこういう音を聴くと本当に体調に悪影響を与えるので、正直頭5、6曲の時点では「今日は帰ろうかな?」と思ってしまうほどでした。

しかし、中盤に「Hole Hearted」を挟んだあたりから状況に変化が。スタンドドラム&アコギというそれまでと異なるセッティングで鳴らされた音は、先ほどの合成着色料まみれのそれとは異なり、この会場にフィットしたものだったんです。その後、彼らのライブにおけるハイライトともいえる「Cupid's Dead」に移るのですが、序盤とは雲泥の差のミキシングで徐々に楽しめるように。さらに「More Than Words」を挟んだことで状況がさらに好転し、なんとかラストまでとどまることができました。

とはいえ、船酔い状態は最後まで残り、ライブ終了と同時に即退出。結果としては後味の悪いものとなってしまいました。彼らのような(ある意味)オールドスクールなヘアメタル/アリーナメタルと人見記念講堂って、こんなにも相性が悪かったんだと確認できたという点では収穫だったのかな。あとで聞いた話ですが、この日が彼らにとって今ツアーでの同会場初ライブだったこともあり、ライブエンジニアさんは音作りに相当苦労したそう。翌日も同会場で公演があったそうですが、初日よりは幾分よかったと聞いています。

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昨今の自分の趣味からかけ離れた音作りだったためか、今回は珍しくネガティブなことを書き連ねてしまいましたが、セトリやバンドのパフォーマンス自体はかなり満足度の高いものだったと思うので、そこはしっかり伝えておきます。

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セットリスト
01. It ('s A Monster)
02. Decadence Dance
03. #Rebel
04. Rest In Peace
05. Hip Today
06. Medley: Teacher's Pet / Flesh 'n' Blood / Wind Me Up / Kid Ego
07. Play With Me
08. Other Side Of The Rainbow
09. Hole Hearted
10. Cupid's Dead
11. Am I Ever Gonna Change
12. Midnight Express
13. More Than Words
14. Banshee
15. Take Us Alive
16. Flight Of The Wounded Bumblebee
17. Get The Funk Out
Encore
18. Small Town Beautiful / Song For Love
19. Rise

 

2023年8月25日 (金)

SUMMER SONIC 2023(2023年8月19日、8月20日)

最初にBLURの出演が発表された時点で、今年は2日とも行こうと決意し、先行でチケットを確保。しかし、夏が近づくにつれて今年の尋常じゃない猛暑ぶりに不安を覚えるわけですが……。さて、2023年のサマソニはどんな感じだったんでしょう。レポというよりもメモ程度に受け取ってもらえると幸いです。


Img_7377 ●8月19日(土)

■SUMMIT All Stars(MARINE STAGE)

NewJeansで早々にマリンスタジアムに到着したのですが……スタンド席の座席、熱すぎ!(笑) なるべく日陰を探して退避しつつ、普段あまり接することのない国内ヒップホップシーンの一部を味わいました。ノンアル状態だったけど偏見なく、気持ちよく楽しめましたよ。


■NewJeans(MARINE STAGE)

で、肝心のNewJeans。曲の良さはさることながら、パフォーマンスは……平均的かな。悪くはないけど、ステージ慣れしていない感も多々見受けられたし、何よりこの猛暑にメンバーがついていけてない印象もあり。やりたいことはわかるんだけど、あとひとつといったところか。


■PassCode(PACIFIC STAGE)

久しぶりに観たけど、現編成もだいぶ板についた感。ラウドなバンドサウンドをバックに、気持ちよく楽しめた。ただ、突き抜けるにはプラスアルファというかSomething Specialというか、あとひとつ何かが足りない気も。海外に行けばいいとかそういう問題ではなく、ね。


■GABRIELS(MOUNTAIN STAGE)

まったく予習せずに触れた、大収穫のひとつ。いわゆるモダンでジャジーなソウルなんだけど、アメリカンエンタメの強さを改めて実感させられたパフォーマンスに圧倒された。とにかく歌の力よ。これは音源よりもステージを観たほうが一発でハマるやつですね。これだからフェスは面白い。


■HONNE(MOUNTAIN STAGE)

マリンスタジアムに移動するため、頭数曲だけ。音源よりもバンド感が強まっており、好みだったな。


■FALL OUT BOY(MARINE STAGE)

ずいぶん久しぶりに観たけど、改めて知ってる曲ばかりで驚いた。シンガロングまで含めてライブが完成する、まさに現場に足を運ばないとその魅力を完全に理解できない。そういった意味では、彼らのようなバンドはコロナが明けてようやく本領発揮といったところでしょうか。あと、彼らはポップパンクの文脈で語るのではなく、エモを通過したアリーナロック/スタジアムロックとして語るべきだなとも思いました。


■BLUR(MARINE STAGE)

Img_7384 直前に8年ぶりのアルバム『THE BALLAD OF DARREN』を発表したものの、サマソニも海外でのフェス同様にグレイテストヒッツ的なセトリで臨むのかなと思っていたら、オープニングから新曲「St. Charles Square」で始まるもんだからびっくり。新作から5曲も披露していたことからもわかるように「意外と新作モードなんだな」と、思わず唸ってしまいました。

とはいえ、それ以外はグレイテストヒッツモード(+α)。いつぶりだよ?ってくらい久しぶりに生で聴けた「Country House」をはじめとする名曲群に加えて「Trimm Trabb」や「Villa Rosie」、『MODERN LIFE IS RUBBISH』(1993年)のインタールードを披露するサービスぶり。ああ、やっぱりこのバンド大好きだ……1999年夏のフジロックぶりに実現した、グレアム・コクソンを含む編成での来日公演(僕が彼らを観るのもそれ以来)、満喫しました。

セットリスト
01. St. Charles Square
02. Popscene
03. Beetlebum
04. Goodbye Albert
05. Trimm Trabb
06. Villa Rosie
07. Coffee & TV
08. Country House
09. Parklife
10. To The End
11. Barbaric
12. Girls & Boys
13. Advert
14. Song 2
15. The Heights
16. This Is A Low
17. Tender
18. The Narcissist
19. The Universal


Img_7394 ●8月20日(日)

■METALVERSE(MOUNTAIN STAGE)

今年に入ってからのBABYMETALのライブにたびたび登場していた謎の存在、ついに本格的なお披露目。サウンド的にはメタルの枠からはみ出たものも少なくなく、メンバーも歌唱する子以外(全部で5人くらいいたのかな)は固定なのか流動的なのかも不明。新たな何かが始まるぞ!という期待感だけは十分伝わりました。


■NOVA TWINS(MOUNTAIN STAGE)

個人的2日目メインアクト、待望の初来日。サポートドラマーを含むトリオ編成で、音源どおりゴリゴリしたアグレッシヴなラウドサウンドで、かつ動きも華やか。メイツとモノノフが多く集っていることもあってか、非常に盛り上がりました。気づいたら、後ろまでお客さんパンパンだったな。

セットリスト
01. Fire & Ice
02. Cleopatra
03. Taxi
04. Puzzles
05. K.M.B.
06. Sleep Paralysis
07. Antagonist
08. Choose Your Fighter


■ももいろクローバーZ(MOUNTAIN STAGE)

気づいたら、4人になってから初めて観る気が(そんなことないか)。安定のバンド編成、しかもマーティ・フリードマン(G)を含む編成で、もはや王道エンタメの装い。なんの不安もない。ただ、最近の楽曲の弱さだけは弱点か。なかなか難しいですね。


■THE SNUTS(SONIC STAGE)

期待してフロアに足を運んだけど、思っていた以上にスペシャル要素が感じられず。よくあるギターロックバンドのひとつ、といった印象でとどまり。数曲で移動してしまいました。


■WILLOW(MOUNTAIN STAGE)

マシンガン・ケリーの「Emo Girl」やYUNGBLUD「Memories」などへの客演で名前を目にしていたアクト。最近のPARAMOREやPVRISの流れを汲むサウンド、楽曲でめちゃくちゃ好み。まだ22歳なんでしよ? 将来有望すぎる。


■THE KID LAROI(MARINE STAGE)

この日唯一のマリンスタジアム。昨日より暑くない……と思ったものの気持ち悪い蒸しっぷりで、で用意した水分も飲み果たし、やはり数曲で退散。ノリの良い曲が多いものの、若さだけが印象的だったかな。


■女王蜂(PACIFIC STAGE)

『推しの子』のあとだけに注目度も高く、客入りも上場。こういうときの女王蜂は本当に強い。今日も一寸の隙もなし。完璧でした。


■EVANESCENCE(MOUNTAIN STAGE)

そういえばコロナ禍に入る直前、和楽器バンドのゲストとしてエイミー・リーが来日して、大阪でインタビューしたんだよな。翌月に控えた『DOWNLOAD JAPAN』の話もしたっけ。そういう意味でも、非常に感慨深いライブでした。最新作『THE BITTER TRUTH』(2021年)からの楽曲を中心に、今年リリース20周年を迎えたデビュー作『FALLEN』(2003年)の名曲群を交えた、まったく無駄のないセットリスト。楽しくないわけがない。熱心なファンも少なくなく、それなりにシンガロングも起こっていたけど、日本での人気/認知度はまだまだか。フェスでもこういうバンドの集客が形にならないと、単独来日は難しいんだろうな……なんて悲しい気持ちにもなったものの、個人的には大満足。

セットリスト
00. Artifact/The Turn
01. Broken Pieces Shine
02. What You Want
03. Going Under
04. Take Cover
05. Call Me When You're Sober
06. Lithium
07. Wasted On You
08. Whisper
09. End Of The Dream
10. Better Without You
11. Imaginary
12. Use My Voice
13. My Immortal
14. Bring Me To Life


■BABYMETAL(MOUNTAIN STAGE)

MOMOMETALが正式メンバーになってから初観覧(前回は召喚される直前でしたから)。とはいえ、この3人でのステージは今に始まったことではないので、安定感は抜群。セトリ的には春に観たワンマンのショートバージョンといったところか。しかし、今回は直近リリースの新曲「メタり!!」が加わっているので、だいぶ印象が異なるかも。直近のアルバム『THE OTHER ONE』(2023年)がシリアスモードだっただけに、ようやく“あの”BABYMETALが戻ってきた感濃厚。いつも以上にあっという間に感じられたな(実際短かったんだけど)。ケンドリック・ラマーではなくこちらを選んで正解だったのか、ライブが始まる前は迷いもあったけど、結果大正解。2日間の締めくくりにふさわしいアクトでした。

セットリスト
01. BABYMETAL DEATH
02. ギミチョコ!!
03. PA PA YA!!
04. Distortion
05. BxMxC
06. MAYA
07. Monochrome
08. メタり!!
09. メギツネ
10. ヘドバンギャー!!
11. Road of Resistance
12. イジメ、ダメ、ゼッタイ

2023年7月27日 (木)

MR. BIG: THE BIG FINISH 2023@日本武道館(2023年7月25日)

Img_7182 MR. BIGラストツアー in 武道館、観てきました。SNSでは「これが(MR. BIGのライブを観るのは)5回目」と書いたけど、よくよく調べたら1991年、1993年、1994年、1996年、2014年に次いで6回目。かつ、2009年のハードロックカフェでのミニライブ(取材)を含めたら7回目になるようです。まあなんにせよ、前回から9年ぶりでこれがラスト。半分惰性で脚を運んだところはありますが、結果行ってよかったです。

パット・トーピー(Dr)がパーキンソン病でドラムを叩くのが難しかった期間、サポートメンバーとして参加したポール・スターはバンドを離れ、残りのメンバーが納得する「パットを踏襲するプレイをしてくれる」プレイヤーとして迎えたのがニック・ディヴァージリオ。GENESISTEARS FOR FEARSなどのサポートプレイヤーとして活躍した人とのことで、コーラス要員としても実力を発揮する方とのこと。実際、ステージを観た限りでは彼の貢献度はかなり高かったです。

最大のヒット作である2ndアルバム『LEAN INTO IT』(1991年)の全曲披露を含むセットリストは、ポール・ギルバート(G)在籍時(中でも90年代の4枚)のグレイテストヒッツ的なものと言えるでしょう。もちろんほかにも聴きたい曲はたくさんあったけど、今のエリック・マーティン(Vo)の声域を考えたらこれが妥当かな。チューニング半音下げ(「CDFF - Lucky This Time」や「Never Say Never」あたりはだいぶ下げてたしね)で、ビリー・シーン(B)は曲によってダブルネックベース(上が4弦、下が5弦)で対応してました。エリックの高音がかなりキツそうなのは、再結成以降変わらず。62歳という年齢を考えれば致し方ないものはあれど、想像以上に歌えていたかな(ということは、『LEAN INTO IT』を30歳前後という脂の乗った時期に制作したわけですよ。そこと比べちゃあ、ねえ)。サビを歌わないで休憩してる曲も少なくなかったけど、某ヴィンス・ニールと比べたら……ねえ?(笑)

次のどの曲が来るとわかるという、アルバムの曲順どおりに演奏していく構成はそこまで没頭できるかなと不安でしたが、特に30数年ぶりに演奏される曲も多数あるだけに、曲が進むにつれて興奮が高まっていったのもまた事実。全曲披露パートのラストである「To Be With You」まで到達したときには、ちょっと感動しちゃいました。

その後、アリーナでべそ部分でアコースティックパート。「The Chain」「Where Do I Fit In?」あたりはかなり意外だったな。ポールの仕事人ぶりが遺憾なく発揮された良パートだったのではないでしょうか。

終盤はポールの長尺ソロから「Colorado Bulldog」、ビリーの長尺ソロから「Shy Boy」でエンディング。「Shy Boy」は1番をビリーが歌う、ある意味TALASバージョンを疑似体験。これもラストならではか。

アンコールはカバー三昧。お馴染みの「30 Days In The Hole」に続いて、パートチェンジによる「Good Lovin'」。今回はビリーがボーカル、ニックがギター、エリックがベース、ポールがドラムを担当しました。そして、自分にとって“最後のMR. BIG”となる1曲はTHE WHOの名カバー「Baba O'Riley」。これも彼らの持ちネタとして完全に定着したなあ……と物思いに耽っていたら2時間半のステージが終了していました。きっとパット・トーピーも空から笑顔で見守っていたはず。心の底から楽しいと思えた、いいライブでした。

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セットリスト
01. Addicted To That Rush
02. Take Cover
03. Undertow

『LEAN INTO IT』Part
04. Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
05. Alive And Kickin'
06. Green-Tinted Sixties Mind
07. CDFF - Lucky This Time
08. Voodoo Kiss
09. Never Say Never
10. Just Take My Heart
11. My Kinda Woman
12. A Little Too Loose
13. Road To Ruin
14. To Be With You

Acoustic Part
15. Big Love
16. The Chain
17. Promise Her The Moon
18. Where Do I Fit In?
19. Wild World

20. Paul Guitar Solo [inc."Nothing But Love"]
21. Colorado Bulldog
22. Billy Bass Solo
23. Shy Boy

Encore
24. 30 Days In The Hole
25. Good Lovin'
26. Baba O'Riley

 

2023年4月26日 (水)

THE 1975: AT THEIR VERY BEST JAPAN TOUR 2023@東京ガーデンシアター(2023年4月24日)

Img_6887THE 1975ジャパンツアー初日にして追加公演。スケジュール的にこの日しか行けなかったので、なんとかチケットを確保して、仕事でバタバタしているなか無理して会場へ。渋谷から1本で行ける会場とはいえ、場所が場所なので(しかも、前週からこの週にかけて同会場に4、5回通うスケジュール)難ありなんですが……結果として、行って大正解でした。

ステージ裏で佇むマシュー・ヒーリーの姿が、スクリーンにモノクロで映し出されるアーティスティックなイントロダクション。そこからステージにひとり登場し、アコギ1本で「Oh Caroline」や「Be My Mistake」を歌う姿や、曲が進むにつれてメンバーが増えていく構成、リビングをイメージさせるステージセットなどどこかTALKING HEADSのライブ映画『STOP MAKING SENCE』を彷彿とさせるものがあり(というか完全にコピーですよねこれ)、思わずニヤリ。

メンバー+サポートメンバーのフルメンになって以降のライブは鉄壁すぎて、何も言うことなし。時に圧巻の歌と演奏を交えながら代表曲の数々が連発されていき、曲の曖昧に日本酒をちびちび飲んで若干酩酊気味?なマシューは、何度もオーディエンスに話しかけるリラックスモード。緊張と緩和のバランスも心地よい。

正直、脚を運ぶ前はマシューの例の発言に対して若干モヤモヤ抱えて観てたけど、ライブ終盤に突然歌い出した「Guys」の一節で心掴まれ、もういいやと帳消し。続く「The Sound」ですべて発散しました。

ライブのオープニングとエンディング、スクリーンに表示された「Atpoaim」の文字。これは「A Theatrical Performance Of An Intimate Moment(=親密な瞬間の劇場的パフォーマンス)」という意味なんだそうで、確かにそのとおりの2時間だったなと。オープニングSEとして使われたエルヴィス・プレスリー「Love Me Tender」とエンディングSEの「The End Of The World」まで含め一寸の隙なし。これが2023年における最新世界基準ロックバンドのライブなんだなと、妙に納得させられました。

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セットリスト
01. Oh Caroline [Matty Solo]
02. I Couldn't Be More In Love [Matty Solo]
03. Be My Mistake [Matty Solo]
04. Looking For Somebody (To Love)
05. Happiness
06. UGH!
07. Me & You Together Song
08. Oh Caroline
09. If You're Too Shy (Let Me Know)
10. I'm in Love With You
11. fallingforyou
12. About You
13. Robbers
14. She's American
15. Somebody Else
16. It's Not Living (If It's Not With You)
17. Sincerity Is Scary
18. Paris
19. Chocolate
20. Love It If We Made It
21. I Always Wanna Die (Sometimes) [inc."Guys"]
22. The Sound
23. Sex
24. Give Yourself A Try

2023年4月 6日 (木)

LOUD PARK 23@幕張メッセ(2023年3月26日)

Img_67992017年を最後に開催がストップしていたメタルの祭典『LOUD PARK』。2019年からは『DOWNLOAD JAPAN』に形を変えて春開催に仕切り直されたものの、翌2020年以降コロナ禍の影響で実現ままならぬ状態が続きました。そして、2022年夏にかろうじて二度目の『DOWNLOAD JAPAN』が行われたものの、2023年はいろいろな大人の事情で『LOUD PARK』が限定復活。本来なら秋開催だったラウパーも、『DOWNLOAD JAPAN』の通例に倣って3月末に実施されることとなりました。

しかも、当初から決まっていた『KNOTFEST JAPAN』の前週に、1日のみ(大阪/東京の連日開催)。開催決定はうれしかったものの、そのメンツが不安だったことは事実です。しかし、いきなりのPANTERAのヘッドライナーに大興奮。海外に行かないと観れないと思っていただけに、これはどんなことをしてでも会場に足を運ばねばと思い、いろんなスケジュールを調整して会場に向かいました。

ただ、連日の激務&寝不足もあり、開演の11時前に到着することは不可能に。雨がぱらつく中、入場したのはH.E.R.O.の演奏が始まってすぐのことでした。

 

H.E.R.O.
ライブは初見。知らない間にギタリストが脱退しておりトリオ編成に。しかし、小編成とは思えぬほどゴージャスさの伝わるサウンド&バンドアンサンブルに、予想外に惹きつけられました。同期を使用しているとはいえ、この音の厚みと(幕張メッセというラウド系に不向きな会場ながらも)音響の良さ、そして聴きやすい楽曲の数々に心奪われたことは特筆しておきます。クリストファー・スティアネ(Vo, G)の声質もヘヴィな音像に負けることなく、耳に届いてきましたあし。ネームバリュー的にはラウパー向きだけど、音的には『DOWNLOAD JAPAN』なのかな。メタルとは言い難いサウンド/楽曲だけど、フェスの序盤には最適な人選だと納得でした。

セットリスト
01. Gravity
02. Lead The Blind
03. Never Be The Same
04. I Hope This Changes Everything
05. This Means War
06. Made To Be Broken
07. Monster
08. Cynical
09. Dangerous
10. Superpowers
11. Oxygen

 

OUTRAGE
『DOWNLOAD JAPAN』はフロアの前後にステージを配置していましたが、今回のラウパーは例年どおり左右に2つのステージを設置。真正面から観ようとすると、毎回隣の島に移動する必要がありました。H.E.R.O.は比較的後方から眺めていましたが、OUTRAGEは真ん中あたりまで移動。前回のラウパー以来のライブ観覧だったので期待していたのですが……サウンドチェックかと思っていたTHIN LIZZY「Thunder And Lightning」が実は本編1曲目だったという、非常にユルユルしたスタートを切ります。以降も近作からのゴリゴリなハードコアチューン中心に展開。しかも、音がデカいわりに音響劣悪、ボーカル様が酔っているのかマイクをかなり離した状態で歌っていたり、謎の舞踏を交えたパフォーマンスを見せたり……あれ、こんなバンドだったっけ?と困惑。久しぶりに聴いた「In Union With Earth」もメロディラインが完全に別モノになっていましたし……。結局、定番の「My Final Day」「Megalomania」を最後に持ってくることでなんとか最後まで乗り切りましたが、本音を言えばあまり褒められたステージではなかった気がします。本編唯一の日本人枠がこれかあ……と落胆したことは記録として残しておきます。

セットリスト
01. Thunder And Lightning
02. Therritorial Dispute
03. Machete...
04. Hot Rod Immunity
05. You Care? I don't Care
06. In Union With Earth
07. Summer Rain
08. My Final Day
09. Megalomania

 

BLEED FROM WITHIN
OUTRAGEで落胆し、早くも耳が疲れてしまったこともあり、楽しみにしていたBLEED FROM WITHINは後方でまったり観覧することに。同じ爆音でも、こちらはバランスがしっかり取られており、あまり耳が疲れない(かといって音圧が足りない、刺激が足りないということもまったくない)。多弦ギターを使用していることもあってか、あの7弦の周波数が妙に心地よく響き、かつ楽曲も非常に好み。本来なら前方に移動するところを、一度腰を落としてしまったがために……あれ、眠気が……(寝てませんが)。それくらい終始気持ちよく楽しめる音でした。

セットリスト
01. I Am Damnation
02. Into Nothing
03. Pathfinder
04. Stand Down
05. Temple Of Lunacy
06. Sovereign
07. Levitate
08. The End Of All We Know

 

AMARANTHE
2019年の『DOWNLOAD JAPAN』以来のライブ観覧。というか、それ以来の来日になるのか。その間にスクリーム担当ののヘンリック・エングルンド・ヴィルヘルムソンが脱退し、この日は海外ツアー同様ゲストシンガーとしてLOST SOCIETYのサミー・エルバンナが参加していました。体格のよかったヘンリックと比べると、サミーは線が細くどこか病的に映りますが、そんなことお構いなしに激しいスクリームを響かせ存在感をアピール。エリース・リード(Vo)やニルス・モーリン(Vo)に負けず劣らずのボーカルパフォーマンスを発揮していました。披露された楽曲自体もダンサブルなEDMメタル中心で、体調さえよければ終始ダンスしていたんでしょうね。ただ、この日は心境的に心の底から楽しめなかったのが残念。健康って大事ですね。

セットリスト
01. Fearless
02. Viral
03. Digital World
04. Hunger
05. Strong
06. Helix
07. Maximize
08. Amaranthine
09. The Nexus
10. Call Out My Name
11. Archangel
12. That Song
13. Drop Dead Cynical

 

CARCASS
2バンドをまったり観覧したことで、少々体力も回復。フロア真ん中あたりまで移動して、待望のCARCASSを楽しみました。オープニングSEこそ「1985」でしたが、それに続く1曲目は新作からの「Kelly's Meat Emporium」。ライブ向きだ。カッコいいったらありゃしない。ジェフ・ウィーカー(Vo, B)も調子良さそうだし、ビル・スティア(G)のギターも気持ちよく響く。そこから「Buried Dreams」「Incarnated Solvent Abuse」の連発で早くも絶頂へ。「そうそう、これが観たかったんだよ!」眼前のパフォーマンスに体調が回復していくのが手に取るようにわかりました。「This Mortal Coil」あたりでジェフのアンプトラブルでギターの音が出なかったりもしましたが、以降は新曲を交えつつ代表曲を連発。ダン・ウィルディング(Dr)のリズムワークがとにかく心地よく、終始安定しながらも要所要所でカオティックな空気を味わうことができ、最後には「Tools Of The Trade」まで聴けて大満足の50分間でした。そりゃ、終了後に「優勝!」とツイートしたくもなりますわ。

セットリスト
01. 1985 〜 Kelly's Meat Emporium
02. Buried Dreams
03. Incarnated Solvent Abuse
04. Under the Scalpel Blade
05. This Mortal Coil
06. Tomorrow Belongs To Nobody / Death Certificate
07. Dance of Ixtab (Psychopomp & Circumstance March No. 1 On B)
08. Black Star / Keep On Rotting in the Free World
09. The Scythe's Remorseless Swing
10. Corporal Jigsore Quandary
11. Heartwork
12. Tools Of The Trade / Carneous Cacoffiny

 

STRATOVARIUS
ライフが回復したのも束の間のこと、CARCASS終了後はフロアの最後方にまで移動し、腰を下ろすどころは横になってしまう始末。そんな中、STRATOVARIUSが心地よいメロディを奏で続けてくれ……気づいたらラストの「Hunting High And Low」のイントロ。ごめんなさい(苦笑)。

セットリスト
01. Survive
02. Eagleheart
03. Stratosphere
04. Father Time
05. Paradise
06. Bass Solo
07. Frozen In Time
08. Black Diamond
09. World On Fire
10. Unbreakable
11. Hunting High And Low

 

NIGHTWISH
ストラトの流れでまだ横になっていたのですが、それほど詳しくない自分でも知ってる名曲も多く用意されたセトリに、気づいたら体を起こして聴き入っていました。病気の影響で年初に予定されていたジャパンツアーは中止になっていましたが、実はこっちに出演するためのキャンセルだったのでは?と思ってしまうほどにフローア・ヤンセン(Vo)のボーカルは冴え渡っていましたし、サウンド面含めトータルバランスが非常に優れており、初見でも存分に満喫できるステージだったと思います。今回のラウパーにおいて、個人的にもっとも大きな収穫はNIGHTWISHだったかもしれません。

セットリスト
01. Noise
02. Storytime
03. Tribal
04. Élan
05. Dark Chest Of Wonders
06. I Want My Tears Back
07. Nemo
08. Shoemaker
09. Last Ride Of The Day
10. Ghost Love Score

 

KREATOR
フレデリク・ルクレール(B)加入後初の日本公演、というか個人的には初来日の1992〜3年以来となる生KREATORでした。ミレ・ペトロッツァ(Vo, G)のヒステリックなボーカルは健在ですし、それ以上に曲間にちょいちょい挟む煽りのワードチョイスがツボすぎて、首を振るより腹を抱えて笑ってしまった。新作『HATE ÜBER ALLES』(2022年)からの楽曲は2曲ほどで、あとは新旧/緩急に富んだセットリストで観る側をまったく飽きさせない。超初期の名曲「Tormentor」がなかったのは残念ですが、それでも「Flag Of Hate」や「Pleasure To Kill」あたりをしっかり聴けたのはうれしかったな。あと、個人的名盤の前々作『GODS OF VIOLENCE』(2017年)以前の近作楽曲もライブ映えするものばかりだったので、もっと真剣に聴き込もうと思いました。PANTERA前で体力温存する予定が、しっかり暴れさせてもらいました。

セットリスト
01. Hate Über Alles
02. Hail To The Hordes
03. Awakening Of The Gods
04. Enemy Of God
05. Phobia
06. Satan Is Real
07. Hordes Of Chaos (A Necrologue For The Elite)
08. 666 - World Divided
09. Flag Of Hate
10. The Patriarch / Violent Revolution
11. Pleasure To Kill

 

PANTERA
KREATOR後半あたりからフロアの人口密度/圧縮率が急増。そうか、PANTERAだけ目当てのお客さんもそれだけ多いってことなのね。ステージが暗幕で覆われる中、フロアの雰囲気はそれ以前とは異なる異様なものに変わってることに気づき、こちらもテンションがどんどん上がっていく。そして、オープニングムービー&SEを経て、「Mouth For War」からライブがスタート! 海外では「A New Level」始まりでしたが、ここ日本から1、2曲目が入れ替わった結果、最高の幕開けになったのではないでしょうか。

ザック・ワイルド(G)は彼らしさを要所要所に滲ませつつも、基本的にはダイムバッグ・ダレルのプレイに忠実。チャーリー・ベナンテ(Dr)も同様で、変にエゴを見せることなく、あくまでダイム&ヴィニー・ポール(Dr)へのリスペクトを込めたサポートぶりで、各々の役割に徹しているように映りました。それがよかったのか、フィル・アンセルモ(Vo)もレックス・ブラウン(B)も変に気張ることなくライブに集中できていたように思います。

フロアの熱気はこの日一番といいますか、それ以前の演者とか比べものにならないほど異様なもので、「そうそう、90年代のPANETARAってこんな感じだったな」と懐かしく感じたり、一方で新鮮さが伝わってきたりと、終始なんとも言えない不思議な感覚に陥っていました。が、曲が始まるごとにそのイントロに興奮し、拳を上げて一緒に歌い暴れるのは昔と変わらず。歳はとったけど、記憶は一瞬にして過去を呼び戻してくれるんですね。

選曲的には海外公演同様で、キャリア最大のヒット作『VULGAR DISPLAY OF POWER』(1992年)と唯一の全米1位獲得作『FAR BEYOND DRIVEN』(1994年)からの楽曲が中心。ラスト作『REINVENTING THE STEEL』(2000年)からは「Yesterday Don't Mean Shit」のみで、『THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL』(1996年)に至っては完全スルー。まあそれも理解できます。今回はPANTERA“再結成”ではなく、“ダイム&ヴィニーへの敬意を込めてPANTERAナンバーを演奏する”ことがメインなのですから。

フィルの声は比較的出てるほうだったんじゃないかな。ただ、昔の来日公演同様MCでは英語でコミュニケーションを取ろうとするもリアクションが悪く、急に不機嫌さを見せたりする。その都度、日本語が話せるスタッフをステージに呼び込んで通訳させる。これも昔と一緒。ギリギリご機嫌を保てたようで安心です。

ライブは文句なしに最高でした。過去と比べるとかそういう無駄なことをせず、目の前で繰り広げられるステージを邪心なしで楽しむことができた。それで十分だと思います。あくまで1回こっきりのお祭りという認識でいたからこそ、僕自身も無邪気に楽しめたと思いますし。

きっと今年の夏くらいまでこのメンツでフェスなどに出演して、今回のプロジェクトは終了するんじゃないかな。むしろ、そうであってほしい。金儲けも大切だけど、これ以上長く続けたらフィル自身次に進めないような気もしますしね。

セットリスト
01. Mouth For War
02. A New Level
03. Strength Beyond Strength
04. Becoming / Throes Of Rejection (Outro)
05. I'm Broken / By Demons Be Driven (Outro)
06. Use My Third Arm
07. 5 Minutes Alone
08. This Love
09. Yesterday Don't Mean Shit
10. Fucking Hostile
11. Cemetary Gates (Tape Intro) / Planet Caravan
12. Walk
13. Domination / Hollow
14. Cowboys From Hell

 

■最後に
『DOWNLOAD JAPAN』あたりと比較すると、客層がかなり上だった印象。出演者的にそうなるのも致し方ないかな。それこそ、ラウパー、『DOWNLOAD JAPAN』、『KNOTFEST JAPAN』の出演者(日本人アーティスト含む)をミックスして3で割れば、もっとバランス良い客層になる気もします。そうすることが、こういったジャンルの拡大や同フェスの継続にも好影響を及ぼすと思うのですが、いかがでしょう?

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