2006/05/05

COHEED AND CAMBRIA『GOOD APOLLO I'M BURNING STAR IV, VOL.1 : FROM FEAR THROUGH THE EYES OF MADNESS』(2005)

  ビックリした、というのが第一印象。もっと早くに聴いておくべきだったね、これ。

 昨年9月にリリースされた、アメリカのCOHEED AND CAMBRIA通算3作目、メジャーに移籍しての第1弾となるアルバム「GOOD APOLLO I'M BURNING STAR IV, VOL.1 : FROM FEAR THROUGH THE EYES OF MADNESS」(タイトル長すぎ!)は、そのタイトルを見ればなんとなく想像つくかと思いますが、コンセプトアルバムとして仕上がってます。何やら4章からなる物語の前半部分を扱ったのがこの作品で、続いてリリースされる次作がその後半部分を取り扱ったものになるそうです。成る程ね。

 コンセプトアルバムと聴いて数歩退いてしまう人も多いんじゃないかな。敷居が高そうだもんね。気軽に聴けないっていうか。でもそんな心配はいらないよ。輸入盤で買ったから歌詞とかあまり理解できてない俺が言うよ‥‥これ、すごく素晴らしいプログレハードロックアルバムですよ。多くの人が指摘するように、’80年代前半までのRUSHに非常に近いスタイルを持っていて、それを上手く現代的に表現してるなぁと。ボーカルの声質がなんとなくゲディ・リー(RUSHのボーカル&ベース)に似てることもあり、またコンパクトな楽曲が並び、それらが上手く繋がっていく辺りに全盛期のRUSHを重ね合わせてしまったり。勿論、完全な焼き直しではなく、そこには彼等なりのオリジナリティは十分に感じられて。うん、すごいいいよこれ。

 そんなコンパクトな曲が10数曲並んだ後に訪れる‥‥ラスト4曲の組曲が、とにかく圧巻! プログレバンドとしての威厳を遺憾なく発揮した会心の一撃というか。これだけでも聴いてほしいなぁ。いやぁ、前半と後半のコントラストが兎に角良いです。これはしばらく愛聴しそうだわ。

 去年の秋、このアルバムからのPVを観て(どの曲だったか忘れたけど、ヘヴィなミドルチューンだったから、3曲目の "Welcome Home" かな?)、そのルックス(どことなく南米の人っぽい印象を受けたけど、実際メンバー名を見ると純粋なアメリカ人というわけではなさそうだね)からは想像できないヘヴィ且つ繊細なサウンドに衝撃を受けたんですが‥‥ずっと忘れてた。ゴメンね、ホントにもっと早くに聴くべきだった。

 タイプは違うけど、THE MARS VOLTA辺りとツアーすると面白いんじゃないかな。エモやコア系からの流れにあるTHE MARS VOLTAと、ハードロックやプログレから流れてきたこのCOHEED AND CAMBRIA。異論はあるだろうけど、俺は彼等を現代の2大プログレバンドとして評価したいですね。



▼COHEED AND CAMBRIA「GOOD APOLLO I'M BURNING STAR IV, VOL.1 : FROM FEAR THROUGH THE EYES OF MADNESS」(amazon:US盤日本盤

投稿: 2006 05 05 01:31 午前 [2005年の作品, Coheed and Cambria] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック