2007/10/26

THE CRIBS@LIQUIDROOM ebisu(2007.10.25)

3年ちょっと前、セルフタイトルの1stアルバムが出た頃から注目していたこのTHE CRIBS。初来日はサマソニだったっけ。そんな彼らもアルバムを重ねるごとに、バンドとして成長していることが伺えるわけですが、今春リリースされた3rdアルバム「MEN'S NEEDS, WOMEN'S NEEDS, WHATEVER」でまたさらにひと皮もふた皮も剥けたような印象を受けてました。過去2枚のヘロヘロしたイメージを保ちつつも、どこかガムシャラに突っ走るような……言い方悪いけど、ドーピングしてんじゃないの?的な勢い/ノリが感じられたわけ(本当にドラッグやってるとかそういう意味じゃないよ)。

そんな彼らの来日公演を、今回は仕事で観に行くことになりました。ちゃんとしたレビューはそちらに掲載されるので、またアップされたらご報告します。今回は速報的にザーッと感想を書くことにしますか。

選曲は完全に新作メイン。そこに2nd「THE NEW FELLAS」からのナンバーや、EPオンリーの楽曲(最新シングル「Don't You Wanna Be Relevant」なども含む)、そして1stのヒット曲少々といった感じですね。ライブ自体は初めて体験したんだけど、面白いバンドだねぇ。上に書いた「ドーピングしてんじゃないの?」っていうこと、改めて疑いたくなるようなパフォーマンスだったよ。カッコイイとかそういうのとは違った、とにかく「熱い」ライブ。MCはたどたどしい日本語で、みんなに伝わるように丁寧に話すんだけど、逆にそれが滑稽に映るんだよなこのバンドの場合。だが、そこがいいのよ。やれクールだの、やれカリスマだの、そんなの関係ねぇ的なノリというか、とにかく……悪ガキ3人がステージ上で暴れてるというのが一番近いのかな。そういうライブでした。

お客も飛び跳ねたり踊ったり、つねにノリノリ。「Another Number」ではライアン(G/Vo)がお客に「口ギター」というか「口リフ」をやらせて盛り上がってるし、本編ラスト「Ancient History」やアンコールラスト「Wrong Way To Be」ではギターをアンプにこすりつけてフィードバックさせまくり。ゲイリー(B/Vo)もベースの弦を切ったりネックでシンバル叩いたり、ロス(Dr)はときどきドラムセットの上に乗ってあれこれ叩いたり……完全に悪ガキじゃんか。あ、最後の最後にライアンは自分にビール(水だったかも)をぶっかけて、ステージを走ろうとしたら自分が床にこぼしたビールに滑って転倒。そして再び立ち上がり、客席にダイブするという盛り上がりよう。ワハハ……なんかこういうバカ大好きだ。

曲は文句なしに好きだし、無愛想そうで実はファン思いみたいな立ち位置も気に入ってるし、ライブはライブでアグレッシヴ。また彼らに対する見方が変わったなぁ今回のライブで。新作のプロデューサーがFRANZ FERDINANDのアレックスとか、そういうのはホントどうでもいいです。シンプルに、いいバンド。どこにでもいそうだけど、なかなか見つからないGoodなイギリスのロックバンドですよ。

<SETLIST>
01. Our Bovine Public
02. Hey Scenesters!
03. Direction
04. You're Gonna Lose Us
05. Girls Like Mystery
06. My Life Flashed Before My Eyes
07. I'm A Realist
08. I'm Alright Me
09. Don't You Wanna Be Relevant
10. I've Tried Everything
11. Women's Needs
12. Moving Pictures
13. You Were Always The One
14. Martell
15. Men's Needs
16. Mirror Kissers
17. Another Number
18. Ancient History
--ENCORE--
19. Shoot The Poets
20. Wrong Way To Be



▼THE CRIBS「MEN'S NEEDS, WOMEN'S NEEDS, WHATEVER」(amazon:US盤日本盤

投稿: 2007 10 26 12:05 午前 [2007年のライブ, Cribs, The] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/12/24

2004年を振り返る(1)

 今年はとみぃ的に、洋楽方面は非常に充実した1年でした。8月まで「とみ宮」で洋楽ニュースを重点的に追っていたこともあり、新しい音にも敏感になっていたし、また4月からは「RADIO TMQ」をスタートさせたことで、積極的に洋楽の新譜を買うようになったり。ホント、今年は去年と比べてもかなりの枚数増えてると思いますよ、購入枚数。

 勿論、洋楽だけじゃなく、ちゃんと邦楽も追っていたし、まぁ買う枚数は減ったけどハロプロ関係もちゃんと追ってたし。月に数十枚とか購入するのはザラだったしね。

 そんなだから、「とみ宮」時代にやってた『1日1枚レビュー』みたいなのじゃ、全然追いつかないわけですよ。取り上げたくても取り上げられなかったのも多いし。あれって、別に話題になってるから優先的に取り上げるとかじゃなくて、ホントその日の気分なんですよ。たまたま更新しようって時に聴いてたから取り上げたとか、ホントそんなアバウトな感じだったのね。例えばその日の朝に「よし、今日は帰宅したらこれについて書こう!」と思ってたのに、帰宅時にCD屋に寄ってたまたま買った中古盤が良くて、気づいたらそれについて書いてた、とか‥‥そんなのザラですよ!

 というわけで‥‥今年も残り1週間となってしまいましたが、そんな7日を利用して、今年よく聴いたけど今まで取り上げられなかった作品について、簡単にコメントしていこうかと思います。毎日やるかどうかは判らないけどね。一度に取り上げる枚数も全く決まってないしね。

■THE CRIBS「THE CRIBS」

 双子を含む実の3兄弟による英国のトリオ。今年の3〜4月頃、テキトーにAmazonを彷徨ってたら見つけて、何となく名前に惹かれて購入。そしたら良かったという。そしてその後にサマソニで初来日決定。来日前に日本盤リリース、みたいな流れ。

 よくTHE STROKES辺りが引き合いに出されるようだけど(ま、俺も頭の数曲を聴いた時はそう感じたし、ラジオでかけた時もそんな事言ったけど)、スカスカなバンドアレンジが彼等に通ずるところがあるってだけで、音楽性自体はもっとギターポップ/インディーギターロック寄り。ひと昔前のカレッジチャートを賑わしそうなイメージの音というか。若々しさとオッサンぽいイナタさが同居する、独特な空気感が好き。爽やかとか溌剌といったイメージともまた違うのよね。けど、好きな人は多いと思うよ、この音。

 双子の兄弟がボーカルを取ってて、曲によって歌い分けてるので、そこもまたね。いい感じですよ。とにかく今年よく聴きました。



▼THE CRIBS「THE CRIBS」(amazon


■THE ORDINARY BOYS「OVER THE COUNTER CULTURE」

 本国以上に日本で大当たりしてしまった感のある彼等も、実は今年デビュー組。春に出た "Maybe Someday" と "Week In Week Out" でノックアウトされて、いち早くラジオで後者をかけたっけ。『モリッシーがTHE JAMに加入したような音』ってラジオで話したけど、メディアでもそんな評価をしてたもんだから、あーみんな考えることは一緒かって思ったりね。

 アルバムもそのイメージ通りの音で、もっさり系のボーカルが若いくせに味わい深さを醸し出してて、個人的には好印象。曲もパンク方面に走ることなく、伝統的なブリティッシュロックといったイメージ。決して目新しいことをやってるわけでもなく、確かに「これを2004年にやらなくても‥‥」という気もするけどさ。ただアルバムを聴いてると、ライヴは相当カッコ良さそうだよなぁと。THE SPECIALSのカバー "Little Bitch" も上手くハマってるし。

 深く考えずに聴けるのが、この手のバンドの良いところだよね。逆にいえば、あんまり残らない曲もあるんだけど‥‥カッコいい曲はカッコいいんだけどねぇ。まぁ『期待の超大型新人』といったタイプではないよね。変わらずに、このままも活動を続けて欲しいかな、と。5年後にこの音のまま、まだ続いてたら絶対に感動するもんなぁ。



▼THE ORDINARY BOYS「OVER THE COUNTER CULTURE」(amazonf:通常盤限定盤

投稿: 2004 12 24 11:00 午前 [2004年の作品, Cribs, The, Ordinary Boys, The] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック