2004/07/26

「Happy Lives」@代々木公演屋外ステージ(2004年7月18日)

  前週の、日本のジャムバンド系ばかりを集めた企画イベント「Natural High」に続いて、翌週も同じ代々木公園屋外ステージにてMELTONEやDachamboといった、素晴らしい日本のジャムバンドをタダで拝んできました(拝むって)。こういったハイクオリティーなバンドをタダで、しかも野外で観れるんだからね‥‥行かないっていう方が間違ってるよね!

  この日のイベント「Happy Lives」、実は昼の12時からスタートという長丁場。残念ながら俺は日中他の用事があったので、実際に代々木公園に着いたのは夕方の17時前後。丁度前衛アートなダンシングをやってる最中でありまして、ちょっと度肝を抜かれたんですが‥‥程なくしてMELTONEがサウンドチェックがてら、ステージに登場。彼等の開始時間は17:30の予定だったんですが、そのままリハから本編に突入‥‥10分前倒しでスタートとなったのでした。


●MELTONE

  正直な話、やっぱり先週のミラクル(→こちら)には敵わなかった。そりゃ当たり前だけどさ。あんな奇跡、毎回起こされてたまるかよ‥‥でも今回もなかなか良かったです。前回の上げ上げな構成と異なり、今回はどこかマッタリした空気が終始漂っていて、非常にリラックスして観られました。ま、そんなピースフルな空気とは相反して、俺は終始狂ったように踊りまくってたわけですが。

  今回初めて、彼等のステージではお約束であるお約 "Billy Jean" ~ "Beat It" のカバー(当然マイケル・ジャクソンのね。インストバージョン)も聴けたし。そしてそこからメドレーっぽく繋がる "The Ants' Marchin'" という流れは圧巻。くるぞ、くるぞ‥‥って頭では判っていても、やはり実際にあの音が鳴らされる瞬間は鳥肌が立つね。この曲はスタジオテイクよりライヴの方が10万倍カッコいい。絶対に一度はライヴ観るべきだね。

  その後の流れはまたまたマッタリ目な進行。 で、そのまま終了といった感じ。約70分くらいかしら。とにかく汗だくだけど気持ちよく踊れるライヴでした。

  でも、2度観て少々気になる点も出てきたりして。所々でリズム隊がズレてるのが気になったかな‥‥こういうバンドでは致命的だよね。ま、屋外でモニターが普段とは違って聞き取りにくい、とかいろいろ理由はあるだろうけどさ。終始、リズム隊が寄り添って(というかベースの人がドラムのすぐ側に立って)アイコンタクトを取り合ってるのが印象的でした。

  次はフジロックか‥‥たった半月の間に3度もライヴを観るバンドなんて、随分と久し振りだなぁ‥‥


[SETLIST]
01. Mee
02. Get Away From Away
03. Caterpillar ~
04. walkin' (inc. Samba Do Aviao)
05. Billy Jean ~
06. Beat It ~
07. The Ants' Marchin' ~
08. Highway Star -
 Stuck On The Edge Of The Earth (tease)~
09. Torori (tease) ~
10. Highway Star -
 Stuck On The Edge Of The Earth (reprise - tease) ~
11. The Ants' Marchin' (reprise)
12. Slime
13. Second Line No.8


●Dachambo

  先週のレポートで『ちょっとジミ・ヘンドリクス的な色合い(=サイケ)も見せつつ、それでいていろんな要素がチラリと見え隠れする、非常に面白い存在でした。非常に土着的なのかと思いきや、近代的な要素(=DJ的なもの)も十分に取り入れる。』って書いたけど、今回は正にそれを濃くしたような内容で、終始驚かされっぱなしでした。まずいきなりジミヘンの "Purple Haze" のワイルドなカバーからスタートし、そのまま曲間一切なし、全部の曲が最初から最後までずーっと繋がってるような構成で、それこそ正に「テクノ/DJ」のノリなわけですよ。

  70分、全く切れ目無しのノンストップ。正に人力テクノ。 そう、途中本当にそれっぽいアレンジでカッコ良かったし。ドラムが3人ってズルいよな、うん。3人のリズムがピッタリ合うんじゃなくて、ワザと少しずつズレてる感じが、また憎い。客の盛り上がりも半端じゃなかったし。今回に関してはMELTONEよりもDachamboに軍配を挙げたいですね。いやー参った。ヘトヘトになるまで踊らされたよ‥‥彼等のステージ開始前に飲んだビール、終わる頃には全部汗になって出てっちゃって、全然酔えなかったよ(ま、その代わり、違った意味で「トリップ」してたわけですが)。

  Dachamboは‥‥また観たいなぁ‥‥毎回違った顔を見せてくれるからなぁ。MELTONEとは違った魅力を持った、ジャムバンドというよりも個人的にはロックバンドと呼びたいよね。

投稿: 2004 07 26 06:59 午後 [2004年のライブ, Dachambo, MELTONE] | 固定リンク

2004/07/17

「Natural High」@代々木公演屋外ステージ(2004年7月10日)

  日本のジャムバンド系ばかりを集めた企画イベント「Natural High」に行って来たよ。代々木公園の屋外ステージにて、無料ってことで‥‥そりゃ嬉しいさ。何せ、最近気になるバンドのひとつ、MELTONEのライヴを初めて、しかもタダで観れるんだからさ‥‥それに彼ら、今年の「FUJI ROCK FESTIVAL '04」への出演も決まってるし(よりによってField of Heavenですよ!)、更に7/21にはアルバムのリリースも決定。この日のライヴ前日までUSツアーに出かけてたっていうんだから、そりゃ今並みに乗ってるわな、うん。

  そこに加えて、名前だけは知っていたらぞく、全く想像がつかないDachambo‥‥全部、広意義での「ジャムバンド」でしたよ。PHISHの日本での知名度アップ後(正確には'99年のフジロック後)、ますます国内でも盛り上がり続けているジャムバンド界隈。ここらでひとつくらい、本格的にブレイクしてもいい頃だよね‥‥


●らぞく

  名前だけは耳にしたことあったけど、観るのは勿論、その音を聴くのも今回が初めて。トリオバンドだったのね。サウンドは何となく想像できる‥‥トリオ特有の、インプロビゼーションを重視したスタイル。とにかくカッコいい。こういうバンドまでを「ジャムバンド」に含めてしまうのは正直どうなのかなぁーと思ったけど、まぁ呼び名なんてどうでもいいんですよね。要するにカッコ良ければ全て良し、ってことで。

  初っ端&雨天ってこともあっていろいろ大変だったろうとは思うけど、頑張ってたと思いますよ。実際受けも良かったと思うし。個人的にもまたライヴを観てみたいと思えたし。ただ、曲はちょっと弱いかなぁ‥‥という気がしないでも。印象に残ってるのが少ないもので‥‥まぁこの辺は音源とか聴けばまた違うんでしょうけどね。


●MELTONE

  唯一ライヴ前に音源を聴いていたバンド。4人組でギター&ボーカル+ベース+ドラム+キーボード&コーラスという編成。ジャム系というよりは、フュージョン色がちょっと強めかな?と貰っていたライヴMDを聴いて感じていたんだけど、実際のライヴはもっとロック的で、フュージョンというよりはプログレのそれに近いかな、と。とくれば‥‥そりゃ好みだっちゅーの。

  曲は殆どが貰ったMDに入ってたものばかりなので、安心して聴いていたれたし、実際身体も自然に動いてきていい感じにノレた。途中、"Ghostbusters" のインストカバーも含めつつ(「2001年宇宙の旅」もあったけど)、ギターが泣きまくり、キーボード(というかハモンドの音色をサンプリングしたシンセ)が鳴りまくり、ドラムが暴れまくり‥‥といった感じで、完全にロック。

  そうそう、このバンドのライヴ中、思いもよらぬ‥‥そう、一生忘れられないような出来事に遭遇しました。MELTONEの頃には雨もあがり(途中、ポツポツ降ったりもあったけど)、時々雲の隙間から晴れ間が覗いたりしてたんだけど(丁度彼らの演奏時間は18時過ぎで、いい感じに日が暮れる頃)、その時‥‥ステージ前にいたある観客が空を指差したのよ‥‥ステージ向かって左側。そこには何と虹がかかってたのね。しかもさ、その虹の下の方にもうひとつ、薄く虹がかかってて‥‥二重の虹ですよ! ねぇ、ちょっとこういうのってあり得なくない?? 本当に感動しちゃってさ、俺も、そしてみんなも。隣に目をやれば、そこには笑顔が‥‥もうね、とろけそうだった、俺。本気で鳥肌立ちそうだったし(いや実際立ってたかも)、泣きそうだったし(多分泣いてない‥‥はず)。今まで生きてきた中で、こういうミラクルな体験、そうはなかったよなぁ‥‥しかもさ‥‥いや、何でもない。あとは書かないでおこう。素敵な思い出として、俺の心の中にしまっておくよ。

  で、そういう好条件が相乗効果となって、バンド側も、そしてオーディエンス側も最高の盛り上がりを見せたわけ。ホントに最高でした。どう最高だったか‥‥これはもう一度彼らのライヴを観てもらうしかないね!


[SETLIST]
01. L
02. Slime
03. Mr.Doughnut
04. Ghostbusters ~
05. Also Sprach Zarathustra (2001:A Space Odyssey)
06. The Ants' Marchin' ~
07. Highway Star -
  Stuck On The Edge Of The Earth (tease) ~
08. Torori (tease) ~
09. Highway Star -
  Stuck On The Edge Of The Earth (reprise - tease) ~
10. The Ants' Marchin' (reprise)


●Dachambo

  日が暮れた19時頃からスタート。照明とステージ後方に映す映像を使えた唯一のバンド。とにかく大所帯。ドラム(&パーカッション)が3人もいて、途中から4人になっちゃったり。プラス、ギター+ベース+ドラム+シンセ+チベットの民族楽器、という編成。なもんだから、サウンドがとにかく豪華。それでいて自由度が高いんだから、圧巻というか。終始やられっぱなし。もうね、とうとう最後には荷物を地面に置いて踊り狂ってたもんね。足パンパンなのにさ。MELTONEで燃え尽きてるのにさ。

  ちょっとジミ・ヘンドリクス的な色合い(=サイケ)も見せつつ、それでいていろんな要素がチラリと見え隠れする、非常に面白い存在でした。非常に土着的なのかと思いきや、近代的な要素(=DJ的なもの)も十分に取り入れる。偏ってない辺りに好感が持てたし、まず何よりも「ダンスありき」的な姿勢も納得できるものでした。これはもう一度観たいね。来週(ってもう今週末か)、もう一回代々木公園に観に行くか。

  終演後、アンコールを求める拍手と声援がずっと続いたんですが、残念ながら20時にイベント終了。これでタダなんだからさ‥‥得しまくり。ホントいいイベントでした。

投稿: 2004 07 17 12:00 午前 [2004年のライブ, Dachambo, MELTONE] | 固定リンク