2016/12/07

DECAYS『Baby who wanders』(2016)

DIR EN GREYのDie、元MOON CHILDの樫山圭を中心に昨年夏結成され、現在は中村 中らが参加するユニットの1stアルバム。

Dieのバックボーンから想像されるV系特有の“ドロドロ”要素は皆無で、ニューウェイブを通過したキャッチーなロックが満載。Dieの歌唱力も開始当初より向上し、中村の歌声との相性も絶妙で、非常に“幅の広い”ロックナンバーを堪能することができます。

各メンバーの個性をイメージして触れると痛い目にあう、ストレートさが魅力の力作だと断言したいです。

※このレビューは本作リリース時、『TV BROS.』に掲載されものを加筆・修正して掲載しています。



▼DECAYS『Baby who wanders』
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投稿: 2016 12 07 12:00 午後 [2016年の作品, DECAYS, DIR EN GREY] | 固定リンク

2010/01/12

DIR EN GREY「UROBOROS -with the proof in the name of living...-」@日本武道館(2010/01/10)

DIR EN GREY、2009年は2回くらいは観てる気がしたんだけど、よくよく調べてみたら3月の男性限定ライブ@CLUB CITTA'だけだったという。そっか、自分は「UROBOROS」を伴うツアーって1回しか観てなかったんだね。我ながら意外でした。

傑作というか、新たなステージに到達してしまった感の強いアルバム「UROBOROS」のリリースから1年強。ついにアルバムの世界観が完結する武道館2DAYSが終わってしまいました。僕はファイナルとなった2日目のほうを観に行ったのですが……これがもう……想像していた以上に強烈かつ鮮烈なライブでした。

「LOUD PARK 06」で“アリーナクラスのステージでパフォーマンスするDIR EN GREY”を目にしてはいましたが、あれはフェスの一環だし、何よりもアウェイ感の強い環境下でのパフォーマンスでしたからね。そういったものではなくて、純度100%のワンマンライブで、DIR EN GREYのアリーナライブを観たかったんですよ。それが4年くらい経ってようやく実現したというか。自分の脳内でこういうものになるだろうなというイメージはある程度あったけど、実際に目にしたものはその想像をはるかに超えた圧倒的なものでした。

ライブはステージに幕がかかったまま、1曲目「我、闇とて・・・」からスロースタート。まるまる1曲メンバーのシルエットを観ながら演奏を聴き、続けて2ndアルバム「MACABRE」のオープニングナンバー「Deity」、4thアルバム「VALGUR」から「OBSCURE」といった懐かしい曲が立て続けに披露されました。序盤は新譜の曲連発で攻めるんだろうなと思ってたので、意表を突かれたというか……でも、演奏やサウンドは完全に2010年版にアップデートされていて、新作の音同様にヒリヒリするというか。

その後「蝕紅」なんて曲も披露されて、個人的には「おお!」と思ったものの、全体的にこう……ライブを観ていて身動きが取れなくほどにガツーンとやられたんですよ、今回は特に。別に暴れてたわけでもないし、会場内がそこまで暑かったというわけでもないんだけど、口の中や喉、もっと言えば胃の中までカラカラになるような、そんなヒリヒリ/キリキリした感じのライブ。実際、ライブ中何度も鳥肌が立つ瞬間があったし、1曲終わって普通は拍手とかするんだろうけど、それすらできないほど呆気に取られたというか。本当にこんなライブ久しぶりでした。

アルバム「UROBOROS」からの曲は、去年のCLUB CITTA'で聴いたときよりも完全に“仕上がってる”感が強かったし、何よりもあのスタイル/サウンドをアルバム制作時よりも自分たちのものにしてしまったな、完全に血肉と化したなと強く感じました。そういう意味では、前作「THE MARROW OF A BONE」からの「THE PLEDGE」あたりからも「UROBOROS」と同じ“匂い”が感じられたり。

それと今回は、映像をこれでもかという具合に効果的に使用してましたね。その大半はグロ系のものでしたが、ステージいっぱい使ったスクリーンや可動式のスクリーンなど、曲によっていろんな見せ方で楽しませてくれたし。それがまた曲の世界観にぴったりで、アルバムで聴くのとは違った印象を得たりと、とにかく発見の多い2時間半でした。

ライブ本編は「UROBOROS」を基盤とした世界観に、息をするのも忘れるほど惹きつけられっぱなし。「凱歌、沈黙が眠る頃」で一般本編が終わって、やっと“何か”から解放されたような気持ちになって、ドッと疲れが出てきたところで、怒濤のアンコール。「HYDRA-666-」「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」「朔-saku-」「残」「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」という攻めまくりの選曲で、またまた息をするのを忘れてしまう。緩急をうまくつけたライブのはずなのに、結局どうしようもないくらいにドキドキ感が止まらない。なんなんだろう、この感覚。

2度目のアンコールは、ライブで久しぶりに聴く「THE FINAL」から始まって、最後の最後に「UROBOROS」の実質的オープニング曲「VINUSHKA」でフィナーレ。この10分におよぶ叙情詩でライブを終えると、そのまま「UROBOROS」のオープニングSE「SA BIR」へと流れていき、メンバーがステージを降りSEも鳴り終わると、今度は「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」のPVがスクリーンに流れ始めるわけです。これが……いやぁ、さすがにこれはCSでもオンエアできないよね、という内容でして。もちろん“作りモノ”だってわかるわけですが、それでもね。完全版が公開されるのはどうもこれが初めてらしく、本当に最後の最後まで気を抜けない……いや、息をつく暇もないほど衝撃的なライブでした。

ライブが終わってからずっと考えてたんですが、結局僕が観たかったDIR EN GREYのライブってこういうものだったんじゃないかな、と。それがこういう形でやっと実現した……自分が想像していた以上のものを見せられて感無量なのと同時に、意味もなくドキドキが止まらない。ロックのライブでこんなにドキドキしたの、本当に久しぶりなんですよ。だけど、そのドキドキの本当の理由が完全に把握できない。だからこそ、僕はその理由を探るためにまたDIR EN GREYのライブに足を運ぶんでしょうね。そんな気がします。

[セットリスト]
01. 我、闇とて・・・
02. Deity
03. OBSCURE
04. RED SOIL
05. STUCK MAN
06. 慟哭と去りぬ
07. 蝕紅
--NWARD SCREAM--
08. 蜷局
09. GLASS SKIN
10. THE PLEDGE
11. DOZING GREEN
--INWARD SCREAM--
12. dead tree
13. BUGABOO
14. 冷血なりせば
15. 凱歌、沈黙が眠る頃
--ENCORE--
E1. HYDRA-666-
E2. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
E3. 朔-saku-
E4. 残
E5. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
--ENCORE--
E6. THE FINAL
E7. INCONVENIENT IDEAL
E8. VINUSHKA
E9. SA BIR
--「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」PV--



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投稿: 2010 01 12 03:11 午後 [2010年のライブ, DIR EN GREY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2007/11/07

Dir en grey『THE MARROW OF A BONE』(2007)

あぁ、これは賛否分かれるアルバムだなぁ……まず最初に聴いたときにそう感じました。ファン待望の、というよりも今や全世界待望のニューアルバムといっても過言ではない、Dir en greyの最新作。前作「Withering to death.」がアメリカのみならず、ヨーロッパ諸国でも高く評価されたこともあって、本当に待ち望まれた1枚だったんじゃないでしょうか。

「CLEVER SLEAZOID」「凌辱の雨」「Agitated Screams of Maggots」といったヒットシングル(しかも、日本のヒットチャートでは『ヒットシングル』と言いがたいハードコアなナンバーばかり)を含む、通算6作目のオリジナル・フルアルバム。数々の海外経験が生かされた、世界レベルの1枚を期待するファン、そして従来のビジュアル系の範疇内の路線を望むファンなど、彼らに対する期待感はその立ち位置によっていろいろ変わってくると思います。実際、完成したアルバムを聴いてガッツポーズを取った人、落胆して二度と聴いていない人、感想はそれぞれでしょう。

僕自身にわかファンで、それこそ一昨年「CLEVER SLEAZOID」を聴いて「こいつら、いつの間にこんなことになってたんだ!?」と驚かされ、それから注目するようになった程度ですから。そんな僕はいわゆる「世界進出後」のサウンドを彼らに求めていました。だから「Agitated Screams of Maggots」のような曲がシングルとして切られて、しかもチャートのトップ3入りを果たすという快挙を目にして喜んだりもしたものです。

ところが、リリースされたアルバムを聴いて感じたのは上記のような不安感。さらに「……こんなもんかなぁ!?」と続くわけですが……うん、悪くはないんだけど、予想の範疇内の出来だったんだよね。恐らくこう来るだろうなぁという作品で、それ以上でもそれ以下でもない。アルバムの頭から飛ばさずに、彼らならではのミディアムスローナンバー「CONCEIVED SORROW」でスタートするあたりは思わずニヤリとしたけど、その後のメタル・コア路線は予想どおりで、正直シングル曲を超えるような楽曲はないんですよ。シングルとして聴いたときは「もっとヘヴィな曲をシングルで切ればいいのに」落胆した「凌辱の雨」が、逆にアルバムの中ではとても活きてくる。そこでハッとするわけです。

ワールドワイドな活動は大いに結構。でも、自分たちの持ち味をそぎ落としてまである方向に特化してしまうのは正直勿体ないなぁ、と。彼らは確かにヘヴィでアグレッシヴな路線も素晴らしいし、正直海外のB級バンドとは比較にならない個性を持っていると思うんです。でも、Dir en greyってそれだけじゃないじゃんか、日本独自の文化「ビジュアル系」の中からスタートした、海外バンドには真似できない個性を持っているわけですよ。それがこの新作からはほとんど感じられないわけです。かろうじて冒頭や「艶かしき安息、躊躇いに微笑み」や「THE PLEDGE」といったミディアム/スローナンバーから感じ取ることができるくらい。でも、これらのナンバーだって過去の同タイプの楽曲と比較すれば……ねぇ?

かといって、決してダメダメなアルバムではないんですよね。日本のバンドで、それなりのポピュラリティを持ったままこういうことができるアーティストって数えるくらいしかいないわけだし、そういうバンドのアルバムが海外でも評価されるのは嬉しいし、実際このアルバムも評価されてもいい作品だと思います。でも、これ1枚でDir en greyを評価されてしまうと、ちょっとかわいそうだなぁと。そういうことなですよ。

ちょっと辛口の感想になってしまったけど、それもこれも期待が大きいから。シングルではものすごい曲を持ってきてるんだから、そのレベルの楽曲が10曲並ぶだけでぜんぜん違うと思うんですよね。今ヒットしている新曲「DOZING GREEN」なんて、まさに「これこそDir en greyにしかできない楽曲」なわけで、だから余計に勿体ないなぁと思ってしまうんです。次のアルバムはこれまでの10年間を総括したベストアルバムになるわけだけど、だからといってベスト盤を聴けばいいってわけでもないわけですよ、彼らの場合は。

ホント、次の一発に大期待してますよ。



▼Dir en grey「THE MARROW OF A BONE」(amazon:日本盤US盤

投稿: 2007 11 07 05:54 午後 [2007年の作品, DIR EN GREY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/10/19

LOUD PARK 06 : DAY 1 (2006.10.14)

 はい、すでに1週間経とうとしてますが、先週末10月14〜15日に幕張メッセで開催されたメタルフェス「LOUD PARK 06」の簡易レポートを書こうと思います。正直言って、すんげー長いです。だって1日の演奏時間が11時間ですからね! さすがに初日から寝坊してw開演時間の11時には間に合わず、海浜幕張駅に着いたときには14時を軽く回っていたわけですが……

 というわけで、ここで一回切ります。後は「続きを読む」でガッツリ読んでやってください。ま、言うほど長くはないと思うけど。あと、さすがに2日分をまとめてひとつのエントリーにすると、いつ書き終わるかわからないので1日目と2日目で2回に分けてレポート書きます。その辺もご了承くださいまし。

 さ、んじゃ気合い入れていきますよー。モニターの前のみんな、メロイックサインの準備しておけーw

■DRAGOMFORCE [BIG ROCK STAGE]
 会場に入ったら彼らのパフォーマンスだった。後ろまでビッシリ人が入っていてビックリしたんだけど、その間に演奏終了。うーんと、メロスピっつーの、こういうの? 無駄に速いだけっていう気がしないでもないけど……要するに、タイプじゃないってことですわ。


■BACKYARD BABIES [GIGANTOUR STAGE]
 久しぶりにライブ観たけど、ヤベーかっこよすぎ! ドレゲンは別格として、ニッケもフロントマンとしてもの凄いオーラを発してたし、曲も新作中心で良かった。ところどころに過去の代表曲を挟んでいって、それも効果的だったし。途中、ドレゲンがママをステージに連れ出して、オーディエンスにハッピーバースディを歌わすというハプニングも(当日誕生日だったそうな。カワイイママでしたよ)。うん、とにかく最後までめっちゃ良かった。曲のバリエーションも広がってるし、今度はフルで観たいなぁ……って次の来日はニューアルバム出すまでなしか……

[SET LIST]
01. Poeple Like People Like People Like Us
02. Mess Age (How Could I Be So Wrong)
03. Blitzkrieg Loveshock
04. Look At You
05. Star War
06. Cockblocker Blues
07. We Go A Long Way Back
08. Roads
09. Highlights
10. Brand New Hate
11. Dysfunctional Professional


▼BACKYARD BABIES「PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE US」(amazon:US盤日本盤


■CATHEDRAL [BIG ROCK STAGE]
 うわー、彼らも初来日以来だから13年ぶりとか? すんげー久しぶりに観たんだけど、リー・ドリアンのオジー(・オズボーン)化が進んでた。勿論これは良い意味で、彼らのルーツであるBLACK SABBATHにより近づいていたってことね。単なるコピーではなく、彼ら流のオリジナリティもしっかりしてるし、何よりもステージパフォーマンスや演奏が良い。とか言いながら、実は彼らの最近のアルバムはほとんど聴いてなかったんだけど、それでも違和感なくライブを見せてくれるのはさすがというか。恐れ入りました! 最後の "Ride"、"Hopkins (The Witchfinder General)" という懐かしの名曲2連発でグッときました。いやー、ホント最高!

[SET LIST]
01. Utopian Blaster
02. Soul Sacrifice
03. North Berwick Witch
04. Trials
05. Autumn Twilight
06. Skullflower
07. Corpsecycle
08. Upon Azrael's Wings
09. Ride
10. Hopkins (The Witchfinder General)


▼CATHEDRAL「THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS」(amazon:US盤日本盤


■Dir en grey [GIGANTOUR STAGE]
 噂どおり自傷するパフォーマンスをするのね(後でファンの子に聞いたら、あの血は血糊だということを知らされました。なるほど、毎回あれやってたら身体が保たないわな)。良くも悪くも日本のバンドだね。演奏は悪くないけど、やはり欧米の他のバンドと比べると線が細い。それを個性と呼ぶ向きもあるけど、やっぱりパワー不足かな。この日はCATHEDRALとARCH ENEMYというパワープレイヤーに挟まれてたから、興味本位で覗いてた洋楽メタルファンにどう響いたか……
 新曲も披露されてたけど、これをシングルで切っちゃうんだ……どうなるんだろう?という興味も湧いたり。でも、あれだ。やっぱりメロウな「いかにもビジュアル系」という曲になると、場が冷えるというか空気が一変する。良くも悪くもね……否定したくはないけど、キツいよなぁとも思った。それが率直な感想です。今度は別の機会に観てみたいなぁ。

[SET LIST]
01. 朔-saku-
02. Agitated Screams Of Maggots
03. Beautiful Dirt
04. THE FINAL
05. 孤独に死す、故に孤独。
06. Merciless Cult
07. dead tree
08. OBSCURE
09. 凌辱の雨
10. CLEVER SLEAZOID
11. THE III D EMPIRE


▼Dir en grey「Withering to death.」(amazon:US盤UK盤日本盤


■ARCH ENEMY [BIG ROCK STAGE]
 実は初めて観るARCH ENEMY。アルバム1枚聴くのも正直キツいなぁと感じるタイプのバンドなんだけど、ライブでもそれは一緒で……要するに、歌以外の曲部分(演奏だったりアレンジだったり)は素晴らしいのに、ボーカルのデス声が一辺倒でつまんない……というのが俺のこのバンドに対する評価。いくらベストヒット的な選曲であっても、あれじゃ最後まで観るのは俺はキツいかな。というわけで、インストナンバー辺りでステージを去り、休憩に入りました。ワンマンを観に行くほど好きでもないので、今後またこういうイベントに出ない限りは観ることもないのかな……

[SET LIST]
00. Intro
01. Nemesis
02. Enemy Within
03. Dead Eyes See No Future
04. Out For Blood
05. Bury Me An Angel
06. The Imortal
07. Dead Bury Their Dead
08. Snowbound
09. Ravenous
10. We Will Rise
11. B.O.D. Outro


▼ARCH ENEMY「DOOMSDAY MACHINE」(amazon:US盤日本盤


■UNITED [ULTIMATE STAGE]
 実はなにげにこの日初めての「ULTIMATE STAGE」。彼らも7〜8年ぶりに観るんだよね。前に観たときは2代目ボーカルが入ってメジャーから2枚目だか3枚目のアルバムを出した後。いわゆる「モダン・ヘヴィネス」路線へと移行していった頃ね。それはそれで好きだったけど、正直に言えば「う〜ん……」という気持ちもあり、ライブを観る度に複雑な新曲だったなぁ……
 その後ボーカルが数回入れ替わり、ドラムも2度にわたって交代。気づけばストリングス隊以外は初見という今回のステージ。いやー、ビックリするくらいカッコ良かった! とにかく新曲の激スラッシュ路線が気持ちいい! ボーカルのNOBはドスの利いたデス声なんだけど、まったく新曲でも往年の代表曲でも違和感なかった。むしろ "REVENGER" とか "VIOLENCE JACK" 辺りは彼によって新たに現代的に生まれ変わってるね。そして "SNIPER"!! まさか2006年にこの曲を聴けるとは思いもしなかった。いやー、日本にもこんなに最強のスラッシュバンドがいることを思い出させてもらえただけでも、このフェスに来た甲斐があったってもんですよ。久しぶりに単独公演に行こうと思わせてくれたし、何よりも会場で新作「NINE」を即買いしちゃったからね。ホント再会できて嬉しかったです。

[SET LIST]
01. KILL YOUR SENSE
02. DEATHTRAP
03. MOSH CREW
04. BAD HABIT
05. UNDERSEA SUFFERING
06. SNIPER
07. HELL BREAKS LOOSE
08. VIOLENCE JACK
09. REVENGER
10. CROSS OVER THE LINE
11. UNITED


▼UNITED「NINE」(amazon:日本盤


■ANTHRAX [BIG ROCK STAGE]
 実はNAPALM DEATHまでの繋ぎで頭数曲しか観てません……つうか俺、ジョン・ブッシュ断固支持派なので、この再結成には反対なんですよ。結局'80年代の曲がメインで、'90年代以降の曲を眠らせてしまうわけですからね。別にジョン・ブッシュが "Indians" とか歌えてなかったわけじゃないのにね。
 ベラドナはあんまり違和感なかったけど、やっぱりダン・スピッツがね……orz

[SET LIST]
01. Indians
02. Got The Time
03. Caught In A Mosh
04. Antisocial
05. A Skeleton In The Closet
06. Efilnikufesin (N.F.L.)
07. Medusa
08. Metal Thrashing Mad
09. I Am The Law
10. Bring The Noise


▼ANTHRAX「ANTHROGY : NO HIT WONDERS 1985-1991」(amazon:US盤


■NAPALM DEATH [ULTIMATE STAGE]
 うわ……やっぱり帝王は帝王のままだった!! もう冒頭からスゴいことになってて(俺はステージ前方の、モッシュピットギリギリの辺りで観戦)、終始ヘドバンしまくり。途中、ステージ上をボーッと観てたら、もういい歳したオッサン4人が本気だしてもの凄い音出してるのを観て、ゴクリと生唾飲み込んで……そうこうしてたら、終盤の秒殺ソングメドレーですよ! "Scum" とか "You Suffer" まで聴けるとは思ってもみなかった。「LOUD PARK」レポートサイトに載ってるセットリストをそのまま引用してますが、ラストは違ったような記憶が(もう最後は俺もモッシュに加わってたので訳わかんなくなってたw)。にしても、あまりに「速すぎ」て、持ち時間の60分にも至らない40分強で全部終わったのには笑ったなぁ。さすがです、帝王!

[SET LIST]
01. Unchallenged
02. Suffer The Children
03. Silence
04. Instrments
05. Fatalist
06. Narcoleptic
07. When All It Said And Done
08. Puritannical
09. The Code Is Red
10. Continuing
11. Scum
12. Life
13. The Kill
14. Deciever
15. You Suffer
16. Nazi Punks Fuck Off


▼NAPALM DEATH「SMEAR CAMPAIGN」(amazon:US盤日本盤


■MEGADETH [GIGANTOUR STAGE]
 というわけで、NAPALM DEATHがあまりにも早く終わりすぎたため、MEGADETHを最初から観ることができました。正直、全然観る気はしてなかったんだけど……いざ観たら、やっぱ良かった。1990年だか91年だかの来日公演を観て以来なんだけど、当日はメンバーも違うし、その後のヒット曲・代表曲も増えてるんだけど、俺はあの頃の奴らがいろんな意味で大嫌いで(ただし音楽は別)、ライブからずーっと遠ざかってたんだけど、俺もデイヴ・ムステインも大人になってwちゃんと受け入れられるようになったんだね、現実を。「デイヴも〜」というのは……全然変わってないように見えて、しっかり大人になってる、良い意味で「丸く」なってるように感じられたから。演奏中は相変わらずのムステイン節なんだけど、やっぱりね……うん。なんか良かったなぁって感じられた。受け入れられた、素直に今のMEGADETHを。
 再結成後のアルバムは正直あんまり好きじゃないけど、次のアルバムには期待したいなぁ。このメンバーなら大丈夫なんじゃないか、そういう気がしたからさ。

[SET LIST]
01. Blackmail The Universe
02. Set The World Afire
03. Wake Up Dead
04. Skin O'My Teeth
05. Tornado Of Soul
06. Take No Prisoners
07. Devil's Island
08. Symphony Of Destruction
09. She Wolf
10. Hanger 18
11. Washington Is Next!! (New Song)
12. Peace Sells
--encore--
13. Holy Wars...The Panishment Due


▼MEGADETH「GREATEST HITS : BACK TO THE START」(amazon:US盤日本通常盤日本初回盤


 ここまでが初日。ホント1日の拘束時間が長いフェスなんで、ここで一旦切りますね。続きはまた後で。まぁ大したこと書いてないんだけどね……

 (To Be Continued...)

投稿: 2006 10 19 11:38 午後 [2006年のライブ, Anthrax, Arch Enemy, Backyard Babies, Cathedral, DIR EN GREY, DragonForce, LOUD PARK, Megadeth, Napalm Death, 「フェス」] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2006/05/19

Dir en grey『Withering to death.』(2005)

 Dir en greyが2005年3月にリリースした、通算8枚目のオリジナルアルバム「Withering to death.」が先日、いよいよ全米でリリース。この発売に先がけて、かの「Billboard.com」ではトップ記事で「Dir en greyって何者!?」と彼らを紹介してるんですわ。さらにドイツでは昨年に続き今年も「Rock am Ring」フェスへの出演が決定、しかもメインステージの中盤に登場という優遇ぶり。そして夏にはKORNやDEFTONESらと共に、アメリカで久しぶりに開催される移動型フェス「Family Values Tour」への出演も決まっちゃってる‥‥新曲のレコーディングなんてしてる暇がないくらいに、世界中を駆け回ってる。さらに、7/31&8/1には日本武道館でのライヴも‥‥もはや敵なし状態の彼ら。いったいなぜこの時期に世界的ブレイクを果たしたんでしょうか。

 このアメリカでもリリースされたアルバムを、US盤で購入して聴いてみました。ま、日本盤でもいいんですけどね。個人的にはこれまでシングル曲を数曲しか知らないのと、最新のシングル「CLEVER SLEAZOID」が完全メタルコア/スクリーモ化してたってことくらいの知識。そんなまっさらな状態で彼らに接したんですが‥‥なるほどね、こりゃイイわ。確かに上に挙げたような音楽性も取り入れつつ、日本特有のビジュアル系(海外にいくとこの辺はゴスと評価されるんでしょうか)の要素も強く、ボーカルの京はファルセットを使ったクリーントーンで歌い上げたり、かと思えばヒステリックに叫んだり、あげくの果てにはデス声に近いタイプのスクリームまで登場する。うん、これ日本語じゃなかったら海外の新人メタルコアバンドと勘違いするかもしれないわ。完成度は確かにめっちゃ高いですよ。個人的には日本語でも英語でも全然気にならないんで、その辺で評価が下がったりすることはないです。人によってはいろいろあるでしょうけどね。

 日本に'80年代からあるメタル‥‥ジャパメタだったり、アンダーグラウンドなハードコアだったり、そして'90年代以降に登場したビジュアル系だったり‥‥そういった歴史をしっかり辿りつつ(踏まえつつ)、彼らなりの「らしさ」をしっかり確立。X(X JAPAN)が成し得なかった「全米ブレイク」という夢に、今もっとも近い存在と言えるんでしょうね。実際、このアルバムがどのくらいのセールスを記録するのが、とても気になります。UTADA(宇多田ヒカル)でさえトップ100に入らなかった、天下の「Billborad」にね。

 噂では、今秋開催される「taste of CHAOS」のアジア版にBULLET FOR MY VALENTINEやTRIVIUMといった海外のメタルコアバンドと共に出演するなんて話も聞こえてきます。昨年の「taste of CHAOAS」日本版に出演した経験を持つだけに、それもあながち間違ってないような気もします。いや、むしろその組み合わせで観てみたいですよね、欧米のメタルコアにやられた身としては。



▼Dir en grey「Withering to death.」(amazon:日本盤US盤

投稿: 2006 05 19 12:13 午前 [2005年の作品, 2006年の作品, DIR EN GREY, LOUD PARK] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック