2004/07/27

DONAVON FRANKENREITER『DONAVON FRANKENREITER』(2004)

ジャック・ジョンソンの盟友ってことでここ日本でも紹介される機会が多いドノヴァン・フランケンレイター。実はジャック同様、プロサーファーとしても活躍してきた有名人で、このファーストアルバム以前にもインディーレーベルからミニアルバムを2枚程、リリースしていた過去があります。殆ど日本の市場には流通しなかったこのミニアルバム、昨年の朝霧JAMで初来日を果たした時、会場内で販売され完売しただけでなく、一部都内の外資系CDショップの店頭に並んだものの、すぐに売り切れるといった人気振り。局地的な人気を保っている証拠でしょうか。

実は俺、昨年の朝霧で彼を観てるんですが‥‥なんか能天気なアコースティックセットだったな、という記憶しかないんですよね。ま、朝イチだってってのもあるんでしょうけど、そこまで熱心に観なかったんですよ。後半、BONNIE PINKがゲスト出演したのにも気づかない程でしたし(後で知らされて「あーそうだったんだ」って思ったくらいですから)。

そんな俺が何故急にドノヴァンにハマったのかというと‥‥これはもう、完全にジャック・ジョンソンからの流れですね。ジャックのアルバムにドップリハマって、そこからG・ラヴへと流れ、そしたら知らない間にメジャーからリリースされていたドノヴァンのファーストUS盤を注文して‥‥届いてから毎朝、寝起きに聴いてるのはこればかりですね。

ジャック・ジョンソンよりもアッパーでポップ。それがドノヴァンの第一印象かな。アコースティック主体なんだけど、所々でエレピとかも入ってきて、またジャックのサウンドとは若干違うのね。昨年観たライヴではドノヴァンが歌とギターで、あとはもうひとり、パーカッションのメンバーがいるだけという構成。それで「ドノヴァン・フランケンレイター・バンド」と名乗ってたんだから‥‥

熱すぎない、適度な掠れ具合の声がまた心地よく、客演として参加しているジャック・ジョンソンやG・ラヴも彼等らしい個性を醸し出しつつも裏方に徹してドノヴァンの歌をより引き立てています。音の厚みは明らかにジャック・ジョンソンよりもある。ドラムとパーカッションが同時に鳴ってたり、更にエレキとアコギが2本重なってたり、そこにエレピやオルガンの音が被さるんだから。けど、それでいて「スカスカ感」もしっかり残ってる。この絶妙なアレンジはジャックのセカンド「ON AND ON」も手掛けたマリオ・カルダート・JR(過去BEASTIE BOYSにも参加していた)の手腕によるものでしょうね。

スキンヘッドのジャック・ジョンソン、髭モジャのドノヴァン・フランケンレイター。2者2様なんだけど、最終的にたどり着く地点は一緒という、ね。ホント、愛すべき奴ら、愛すべきアルバムですよ。

こうなると、俄然楽しみになってくるのがフジロック。一体このアルバムのサウンドをどういった編成で再現するのか。アルバム同様、トリオ+αな構成で再現するのか、それともまたふたりという最小編成で歌うのか。ま、どっちにしろ曲がいいんだし、あの環境で聴いたら‥‥イチコロに決まってるよね。



▼DONAVON FRANKENREITER『DONAVON FRANKENREITER』
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投稿: 2004 07 27 12:00 午前 [2004年の作品, Donavon Frankenreiter] | 固定リンク

2003/09/30

「Camp in 朝霧 Jam It's a beautiful day」DAY 2@静岡・朝霧アリーナ(2003年9月28日)

  朝8時過ぎ起床。前日の腹痛が嘘のように絶好調。既にみんなは起きているよう。挨拶して、暫く夕べの話をしてからみんなで食事に出かけることに。

  この日は朝から晴天以外の何ものでもない天気。天気がいいせいか、食も進む。カレー食って、尚かつ朝霧名物「塩焼きそば」を食らう。テントに戻ってこの日最初の宴を始める俺ら‥‥何か間違ってるような気も。
 
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  9時半を回ったころでしょうか、急にラジオ体操がスタート。そういえば去年もやってたような気が(ま去年はこの時間、爆睡してたんだけどね。オールナイト公演だったしさ)。ラジオ体操してる奴らを肴に飲む俺達。「これで第2とかやったら笑っちゃうね」って言ってたら、本当にラジオ体操第2まで始まるもんだから、全員大爆笑。これでモッシュとか始まったら‥‥とか思ったけど、さすがにそれはありませんでした。残念。

  この後10時から地元の青年団による陣馬の滝太鼓が15分程。結構人が集まってて盛り上がってた模様。当然それでもひたすら呑み続けてたわけですが。途中で人も増えていき、酒の消費量も増えていく中、11時になりDonavon Frankenreiter Bandの演奏がスタートしたのでした。


◎Donavon Frankenreiter Band

  「~Band」って付く位だから、もっと大人数なのかと思ってたら‥‥ステージに現れたのはたった2人。ギター/ボーカルとパーカッションのふたりのみ。これがアコースティック形体の、本当にこの場に一番合った緩い感じの音楽でして。朝イチのまったりした空気にもってこいのバンドだったわけです。これ、いいバンドだよ。それはステージ前に集まった人の数を見れば一目瞭然でしょう。リアクションが全てを物語ってます。
 
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  最後の方で日本人女性が飛び入りで加わったんですが、あれは誰だったんですか? 名前をアナウンスしたんですが、聞きそびれてしまいました。その彼女がギター&ボーカルで加わり、かなり盛り上がった模様。結局、こういうバンドがこの地・このフェスにはピッタリなのがよく判りました。多分来年のフジロックにも出演してそうな予感(ORANGE COURT辺りにね)。
 
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Donavonの終わり辺りからテントを離れ、マツイくんと共に写真撮影に出かけました。とにかく天気が良いくて富士山が昨年以上によく見えたのが印象的でした。
 
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そうそう、Donavonのライヴ中に「ライヴ終了後に物販でメンバー本人がCDを手売りしてサインします」とかアナウンスしたら、凄い行列が出来てビックリ。サイン欲しさに大行列とは思わないけど、結局CDは途中で売り切れになる程だったとか。これって素直に音に反応した結果ですよね?
 
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  再び宴に戻る前に昼食を取ることにした我々。昨日うどんやそばを売っていた店では、急に「冷やしうどん&そば」の販売を始めててビックリ。ま、この熱さだもんなぁ。ちなみに食ってみたら美味かったです。

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  そのままテントに戻り、また酒を呑みながらライヴを観るわけですが‥‥ここで俺はひとまず断酒。帰りまでに酒を抜いておかないと。何せ運転手なもんですからね。


◎DOUBLE FAMOUS

  ユルユルのダブ/レゲエといった印象で、とにかく脱力しまくり。これ、酒呑みながら聴いたら気持ちいいんだろうなぁ‥‥と酒を基準にしか音楽を語れない俺なのでした。ラストにEGO-WRAPPIN'の中野がボーカルで加わり華を添えてました。

  DOUBLE FAMOUSが終わった辺りからテントに人がぞろぞろ集まり出し、少し話した後曽我部恵一を観る為にステージ前へ移動しました。この日初めての、そして唯一のステージ前移動。


◎曽我部恵一

  メチャメチャ良かった。約3ヶ月振りに観たわけですが、バンドとの一体感や演奏もかなりいい感じ。さすがツアーやフェスで鍛え上げられただけあるわな。曽我部も終始笑顔で、客や朝霧に向かってありがとうを連発。終始ピースフルな空気に包まれライヴを進行していくんですが、そんな中時々訪れるギターの爆音が本当にニール・ヤングみたいで痺れた。いや、見た目の話じゃなくてさ。

  個人的には"White Tipi"のバンド・バージョンにかなりやられ、"FIRE ENGINE"でのギターバトルにやられ、最後の"おとなになんかならないで"に涙腺を緩ませるという、ホントに心打たれるライヴだったなぁと。約1時間、納得の内容でした。


01. ふたり
02. ギター
03. NEW LOVE
04. She's a Rider
05. 浜辺
06. スワン
07. もしも
08. White Tipi
09. FIRE ENGINE
10. おとなになんかならないで


  一緒にいたマツイくん、中村くんも満足げ。特に中村くんはフジロックへの車中で俺が聴かせた「瞬間と永遠」で曽我部が気に入ったようで、これが初ライヴ。同じくカオリさんも。みんな絶賛していたのが印象的でした。

  ここでテントに戻り、俺はテントを畳み、後はゆっくり後方で観ることに。天気もちょっと悪くなってきたしね。
 
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◎JACK JOHNSON

  サーファーがやる音楽ってことで、もっとハワイアンぽいのを想定してたんですが、意外にもアコースティック色の強いまったりしたフォーキーなロック。ああ、これはいいわ。テンポ的に全部同じ感じで似たり寄ったりなところもあるんですが、これはこれでありだと思うな。進んで聴くタイプの音楽ではないけど、たまにCD棚から引っ張り出して聴きたくなるような、そんな音楽。ジャックの歌も枯れ過ぎもせず濃過ぎずといった味わい深さが印象に残ってます。これ、後でCD買って聴いてみよう。

  ライヴ後みんな戻って来て、本格的に帰り支度。最後のトニー・アレンは、シートの上で酒呑みながら鑑賞ということに(ま、俺だけ呑めないわけですが)


◎TONY ALLEN

  「フェラ・クティのバックを支えてきた名ドラマー」ということだけは予備知識として知ってたのですが‥‥正直甘く見てました。こんなにすっげーぶっとくてドス黒いファンクだと思ってもみなかった。もっと緩いレゲエ/ダブなのかと読んでたら、いきなりのファンクビートにやられまくり。ああ、これはトリにピッタリのバンドだわ。最初、てっきりトニー・アレンがボーカルも務めてるのかと思ったら、シンガーは別の人みたいですね(後で知った)。やっぱりあのドラムがトニーだったのか。どおりですっげーリズムなはずだわ。クラビネットの音も気持ちいいし、とにかくリズムがえげつなくて気持ちいい。オシャレでしなやかっていうのとは正反対の、とにかく原始的で人間の根元にあるものをそのまま表現したかのようなビート。ちょっとだけ前に行きたかったかも。

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  アンコールがあるのかと思ったら、予想以上に盛り上がった為か時間超過したっぽく、きっちり18時半に音出し終了。また来年逢いましょう!というスタッフのアナウンスと共に会場中の照明が着き、我々も帰路に着くことにしたのでした。

  帰りのシャトルバスはさすがに増発されてるようで、並んでから30分程度で乗れました。駐車場に着いたのが19時40分頃かな? そのまま荷物を積み込んで、今度は中央道で帰ることに。河口湖ICに着くまではスムーズに進み、このままいったら21時半には東京駅に着ける‥‥と思った矢先に、どうやら途中の小仏トンネルで19kmの渋滞が発生していることを知り、唖然。ああ、今年も大渋滞に巻き込まれる運命なのか、と(まぁ去年は首都高での話ですが)。

  高速に乗り、暫く進むと本当に大渋滞(途中で知りましたが、東名道を選んだとしても向こうも20km以上の大渋滞だったそうで、結局こうなる運命だったようです)。結局この渋滞に約1時間以上も巻き込まれ、予定より遅い22時40分頃に東京駅前に到着。マツイくんとカオリさんを降ろし、挨拶してお別れ。残った千葉組3人は何とか日付が変わる前に津田沼に着きたいね‥‥と思ってたら今度は箱崎で大渋滞とのこと。結局一般道と京葉道路を駆使して、何とか1時間で津田沼駅前に到着。無事木内くん中村くんを送り届けたのでした。

  そして俺‥‥高速を使って帰ろうかとも考えたんですが、途中で飯食って帰ろうと考えてたので、行きと同じ一般道でひたすら爆走。途中ウトウトしながらもノンストップ。結局飯食わずに約2時間後に自宅到着。そのまま死んだように眠りにつくのでした‥‥

  とまぁ、こんな感じで今年の朝霧JAMが終わっていったわけですが‥‥行き/帰りにいろいろイライラする出来事があったりしましたが(バス待ち/渋滞)、終わってみればいい想い出。いやマジで。それは愉快な仲間達とワイワイガヤガヤやりながら過ごせたからでしょうね。だから酒も美味かったし。

  今年のフジロックの時にも感じたんですが、何で俺が苗場や朝霧が大好きかというと、やっぱりライヴ以上にその環境なんですよね。ひたちなかやサマソニにはないもの、それがあの環境なんですよ。そして朝霧は特に別格だと。今年は8,000人と昨年の倍近くの人が入ったわけで、確かにテントの数とかハンパじゃなかったわけですが(去年の写真と比べると一目瞭然ですしね)、それでもそんなに過ごしにくかったわけでもなく、去年以上に楽しかったなぁと感じましたね。もうフジと朝霧はメンツとか関係なしに毎年行きたいですね。そう、出来れば今回のメンツでね。

  というわけで、これで俺の2003年・夏は完結。ホントいい夏だった‥‥

投稿: 2003 09 30 04:59 午前 [2003年のライブ, Donavon Frankenreiter, Jack Johnson, 曽我部恵一, 朝霧 Jam] | 固定リンク