カテゴリー「Duff McKagan」の16件の記事

2023年1月12日 (木)

IGGY POP『EVERY LOSER』(2023)

2023年1月6日にリリースされたイギー・ポップの19thアルバム。日本盤は同年1月18日発売予定。

前作『FREE』(2019年)から3年4ヶ月ぶりの新作。Atlantic Recordsが新設した傘下レーベル・Gold Tooth Recordsへの移籍第1弾アルバムとなり、プロデューサーにも若手のアンドリュー・ワット(オジー・オズボーン、ポスト・マローン、ジャスティン・ビーバーなど)を迎えるなど心機一転の1枚に仕上がっています。

レコーディングにはアンドリューがギターのベーシックトラックで参加したほか、ダフ・マッケイガン(B/GUNS N' ROSES)&チャド・スミス(Dr/RED HOT CHILI PEPPERS)というオジーの近作でもプレイしたリズム隊やジョシュ・クリングホッファー(G/ex. RED HOT CHILI PEPPERS)、ストーン・ゴッサード(G/PEARL JAM)、デイヴ・ナヴァロ(G/JANE'S ADDICTION)、エリック・エイヴリー(B/JANE'S ADDICTION)、クリス・チェイニー(B/ex. JANE'S ADDICTIONなど)、トラヴィス・バーカー(Dr/BLINK-182)、テイラー・ホーキンス(Dr, Piano/FOO FIGHTERS)といった、これぞ“イギー・ポップ・チルドレン”と言わんばかりの精鋭が顔を揃えています。

近年は生々しいガレージロックと穏やかなジャズ/ブルース的作品をほぼ交互に発表してきたイギー。前作『FREE』が後者寄りの作品だったこともあり、続く今作は再びエネルギッシュなパンクロックが期待されるところですが、その期待を大きく上回る内容に仕上がっています。といっても、全曲パンクロック/ガレージロックで固められているわけではなく、むしろイギーのソロキャリアの原点である『THE IDIOT』(1977年)『LUST FOR LIFE』(1977年)、80年代半ばに本格的復活を果たした『BLAH-BLAH-BLAH』(1986年)あたり、そして90年代以降のハードロック的なテイスト、さらにはTHE STOOGES時代をも網羅したキャリア総括的な作風。なもんですから、悪いわけがない。

オープニングを飾る「Frenzy」や「Day Rip Off」のようなパブリックイメージどおりのガレージロックで華やかさを演出しつつも、初期のニューウェイヴ的色合いを見せるミディアムチューン「Strung Out Johnny」、低音域でアダルトさを醸し出すバラード「Morning Show」など、多彩さに満ちた内容は聴き手をまったく飽きさせることがありません。かと思えば、ジャズ/ブルース路線を彷彿とさせる1分前後のインタールード「The News For Andy」では、イギーのナレーションのようなボーカルワークも楽しめる。そこから「Neo Punk」という疾走ナンバーに続く構成には、思い切り笑わせてもらいました。最高ったらありゃしない。

この4月には76歳(!)の誕生日を迎えるイギー、なお盛んです。日本公演は2007年のフジロック(THE STOOGESとして出演)以来16年も実現していませんが、この傑作を携えた夏フェス出演に期待したいところです。また「The Passenger」でステージに上がりたいですからね(笑)。

 


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2022年11月 8日 (火)

GUNS N' ROSES JAPAN TOUR 2022@さいたまスーパーアリーナ(2022年11月6日)

Img_6264 とりあえず、GUNS N' ROSES初日公演レポートからの続きになるので、先にこちらを読んでおいてくださいませ

初日の時点で結構な満足度の高さで、これは2日目も同じセトリだったとしても不満ないかも……と思って臨んだ2公演目にして最終日。この日は在宅でリモートでのお仕事が午後から複数あり、とてもじゃないですが16時からのオープニングアクト(BAND-MAID)には間に合わない。なんならもう1組(GRANRODEO)も観れるか観れないか微妙。

結果、会場に到着したのは17時40分。どっちも観たかった……。

初日は下手側200レベルスタンド後方でしたが、この日は上手側200レベルスタンド前方。前日よりもメンバーを肉眼で確認できる距離感でした。初日が20分遅れでスタートしたのでこの日も……と思っていたら、なんと18時5分には会場暗転。時間厳守、大人か!

席の位置もあるのかもしれませんが、この日はオープニングの「It's So Easy」からダフ・マッケイガンのベースの輪郭がはっきり聴き取れる。アクセル・ローズのボーカルもクリア。座席の位置もあるのかもしれませんが、前日よりもストレスなく楽しめました。

序盤の流れは前日とまったく一緒。「Welcome To The Jungle」に入る前のインストセッション(「Rumble」)でのスラッシュのギタープレイが前日以上に冴えまくっており、思わず「おおっ!」と唸ってしまったのはここだけの話。

5曲終え、前日にはなかったバンドセッションに突入。なんじゃこれ、知らないぞ……と思っていたら、途中で聴き覚えのあるリフレインが飛び込んできて……「Better」でした。イントロをいじっていたのですね。ソロは手数の多いフラッシーなパートをリチャード・フォータスが、オーソドックスめなプレイをスラッシュが担当しているのですが、スラッシュも比較的速弾きに対応していて、なかなか面白いものが拝めました。

この日は「Live And Let Die」の前にはアクセルが挨拶していたような記憶が。前日よりも早いタイミングでしたよね。この曲も含めてですが、スラッシュのソロやちょっとしたフレージングが比較的タメ気味で、それがバシッと決まった瞬間の気持ちよさが前日以上。さらに微細なトーンコントロールも絶妙で、「この人、こんなに上手だったっけ?」と思うほどに神がかっていました。

その神がかり具合が最初にピークを迎えたのが「Estranged」。正直、そこまで好きな曲というわけではないんですが、オープニングのボリュームコントロール含め、ちょっとした匙加減が完璧すぎた。冒頭の一音で鳥肌立ちましたから。スラッシュのギターでここまで鳥肌立てたの、初めてかもしれない(これまでは単純にかっけー!で終わってましたから)。

もちろん、アクセルのボーカルも(現在のコンディション、歌唱スタイルにおいて)前日以上の出来で、安心して楽しめる。ダフもその佇まいがカッコいいに全振りだし、「ああ、ガンズ観てるんだな、自分」と何故かホロっとしてしまったのはここだけの話(笑)。

さて、スラッシュ(「さて」なのか)。その後も本当に素晴らしく、「Rocket Queen」でのマウスワウ&ボトルネックを使ったトリッキーなプレイでも存在感の強さを放ち、ダフ歌唱の「Attitude」(前日から変わりましたね)ではセッションパートでも粋なフレージングを放りこんでくる。

そして、圧巻だったのが「Civil War」からギターソロ(「Born Under A Bad Sign」セッション)、そして「Sweet Child O'Mine」へと続く怒涛の流れ。特にギターソロパートは前日とは異なるタッチで、先ほどの「Estranged」以上に鳥肌ビンビン。ああ、俺やっぱりこの人のギター大好きだ……ってことを30年ぶりに思い出しました(昨年スラッシュモデルのレスポール買ってるくせに)。もうね、感無量でしたよ。「Sweet Child O'Mine」を泣きながら歌う日が来るなんて、高校生の頃には想像もしてなかったよ。

歌謡ショーチックな「November Rain」を経て、ステージからピアノが捌けると、何故かスツールが3つ用意される。あれ、もう「Blackbird」やるの?と思っていたら、さらなる歌謡ショー的展開に。ジミー・ウェブのカバー「Wichita Lineman」の出番です。アクセル、完全に晩年のエルヴィスとイメージが重なります(外観含めて)。なるほど、こういうレイドバックした空気に持ち込むのね。で、「Knockin' On Heaven's Door」へと続くわけですか。納得です。ザ・アメリカ、ビバ・ラスベガス。

アンコールは「Coma」(前日以上の凄みでした)から「Blackbird」への流れは一緒。さて、「Patience」と思っていたらスツール片付けられて「Don't Cry」へ。時計に目をやると、21時まで15分を切っていました。なるほど、時間的な問題か……と意地悪な見方をしてしまう自分。まあいいや、前日聴けなかった「Don't Cry」ですから。最後の最後は前日以上にはっちゃけた「Paradise City」で締めくくり、21時ジャストにライブ終了。前日の2時間45分から10分増の約3時間。標準コースより若干長めのセットで、有終の美を飾りました。

アクセルもすでに60歳。今後どんどん高音が厳しくなっていくでしょうから、今の歌唱スタイルをどんどん極めていくことになるんでしょう。ですが、ファルセット含めた音程のコントロールが巧みで、歌唱力という点に関しては不安点さが目立った90年代以上。一長一短あるものの、彼がガンズを諦めない限りは、ファン歴35年の自分はずっと(ポジティブな気持ちで)応援し続けたいと思います。

そして、スラッシュ……本当に申し訳なかった。あなた最高だ。ソロでの来日も実現したら、全部追いかける所存です。

そんな“今”に浸っていると、まもなく『USE YOUR ILLUSION』のボックスセットが発売されて、否が応でも過去との比較が始まってしまう(苦笑)。あの頃がカッコよすぎたんだから仕方ないんだけどね。

そんなこんなで、櫻坂やら日向坂やらも控えていますが、しばらくガンズ熱は収まりそうにありません(きっと今月下旬のCHEAP TRICKGOJIRAまで続くんだろうな)。

【セットリスト】
01. It's So Easy
02. Mr. Brownstone
03. Chinese Democracy
04. Slither [VELVET REVOLVER cover]
05. Rumble [Intro] 〜 Welcome To The Jungle
06. Better
07. Double Talkin' Jive
08. Live And Let Die [WINGS cover]
09. Reckless Life
10. Estranged
11. Shadow Of Your Love
12. Rocket Queen
13. You Could Be Mine
14. Attitude [MISFITS cover / Vo: Duff]
15. Absurd
16. Hard Skool
17. Civil War 〜 Machine Gun [Outro]
18. Slash Guitar Solo [Band Jam]
19. Sweet Child O'Mine
20. November Rain
21. Wichita Lineman [JIMMY WEBB cover]
22. Knockin' On Heaven's Door [BOB DYLAN cover]
23. Nightrain
--ENCORE--
24. Coma
25. Blackbird [Inst.] 〜 Don't Cry
26. Paradise City

2022年11月 7日 (月)

GUNS N' ROSES JAPAN TOUR 2022@さいたまスーパーアリーナ(2022年11月5日)

Img_6229 2017年1月の来日公演はチケットを2日分確保していながら、体調不良&仕事の詰まり具合で泣く泣く断念。気づけば2012年12月のZepp Tokyo以来10年ぶりのGUNS N' ROSESでした。しかも、スラッシュ(G)&ダフ・マッケイガン(B)を含む編成となると、1993年1月の東京ドーム3DAYS以来約30年ぶり(笑)。長生きはするものですね。

というわけで、1988年の初来日から9回目の来日。チケット代が高かろうがなんだろうが、無条件で2公演とも行くつもりでした。ただ、公演1週間前に2日とも日中〜午後に取材が入り、本編に間に合うのかどうかが直前までわからない状況に。ライブレポートの打診もあったのですが、今回はそういう事情もありお断りすることになりました。というよりも、10年ぶりなので完全プライベートで満喫したいという思いも強かったのですが……。

まずは11月5日の初日から。午前中から午後遅くまで長丁場の撮影&インタビューが入っていたものの、インタビューの順番をかなり調整してもらえた結果、現場を15時過ぎに退出することができ、1時間半かけて現地入り。17時からのオープニングアクトには楽々間に合うことができました。

 

オープニングアクト:LOUDNESS(17:00〜17:30)

17時時点での客入りは7〜8割といったところでしたが、みんなLOUDNESS見たさで早入りした様子。二井原実(Vo)さんが冒頭からご機嫌で「Crazy Nights」とコールすると、爆音で鳴らされる名曲を前に拳上げまくり。常に音のデカいLOUDNESSですが、まさかガンズのオープニングでもここまで音デカいかと。高崎晃(G)さんのギターもいい感じです。

続く「Crazy Doctor」で熱量はさらにヒートアップ。3曲目に用意された3期曲「Black Widow」はさすがに意外な選曲でびっくりしました。確かに3期唯一のアルバム『LOUDNESS』(1992年)の30周年盤が出たばかりですが、二井原さんが歌う3期曲を耳にしたのは初めてかな。あのドロドロしたヘヴィチューンも、彼が歌うと完全にLOUDNESSになるの、すごすぎ(いや、もとからLOUDNESSの曲だけど)。その後、最新作『SUNBURST〜我武者羅』(2021年)から「Stand Or Fall」「大和魂」が立て続けに披露されましたが、ライブで聴くと初期のプログレハード的なタッチなんだなと気づく結果に。アンパン(Dr)は多少リズムがもたりそうになるものの、必死に食らいついていく姿が印象的でした。一方で、山下昌良(B)さんは本当に楽しそう。LOUDNESSの良心だなあ。

最後は前のめりな「S.D.I.」で大団円。30分で6曲、あっという間でしたが、終わる頃には耳がキンキンしてた(笑)。やっぱりギターの音がデカいんだね。

【セットリスト】
01. Crazy Nights
02. Crazy Doctor
03. Black Widow
04. Stand Or Fall
05. 大和魂
06. S.D.I.

 

GUNS N' ROSES(18:20〜21:05)

スクリーンにおどろおどろしい武士のイラストを交えたバンドロゴが映し出されると、大きな歓声が上がる。会場の数箇所からバンド名をコールする大声も響き渡り、もはやガイドラインなんてなかったんだなと。責め立てることはしないけど、なんだかなあ……と本音をポロリ。

18時を過ぎてもライブは一向に始まる気配がなう……そうだった、こういうバンドだったわ(笑)。普通は始まらないと不安になるんだけど、逆に安心してしまいましたよ。

18:20分にようやく会場暗転。大袈裟なオープニングムービーに続いてバンドを呼び込むコール、そしてダフによるお馴染みのベースリフから「It's So Easy」でライブスタート。彼のパキパキしたベースの中音域がうまく馴染んでおらず、高音とドラムの低音のみでライブが進行するアンバランスな音響に最初は不安になりますが、そのへんは数曲で解消されていきます。やはり、初日はこういうトラブルがつきものですね。

アクセル・ローズ(Vo)のボーカルは……近年、加齢により歌唱スタイルが変わりつつあり、中音域の深みはより増しているものの高音域はファルセット中心。しかし、そのファルセットもかなりパワフルで、相当ボイストレーニングを積んでいることが伺えました。もちろん、地声の低〜中音域とファルセット高音域とでは声の厚みや大きさも異なるので、そこをいかに自然に聞かせるかはPAの腕の見せどころなわけですが……初日はうまくいっていなかったかな。勿体ない。

そんなアクセル、1曲目からニコニコでパフォーマンス。1曲終わるごとにペコっとお辞儀する愛嬌の良さを見せます。人間、歳を取ると丸くなるんですね(物理的にではなく)。

スラッシュがギターを弾く「Chinese Democracy」、アクセルが歌うVELVET REVOLVERのカバー「Slither」、曲冒頭にバンドセッションをフィーチャーした「Welcome To The Jungle」など、序盤はとにかく見どころ満載。ライブで聴き慣れたと思っていた楽曲も、さすがに10年ぶりとなると新鮮に響きます。そういう意味では、ライブで聴くのはいつ以来だよっていう「Double Talkin' Jive」もかなり新鮮でした。にしてもこの曲、年々カッコよさが増しているような気がします。

もっさりした「Live And Let Die」(ダフの合いの手、新しく加わってますね)から初期のパンキッシュさが際立つ「Reckless Life」(高音のみで歌唱するのでボーカルの抜け良好)、かと思えば真逆なプログレッシヴさが特徴の大作「Estranged」、再びパンキッシュな「Shadow Of Your Love」、スラッシュ&リチャード・フォータス(G)のギターバトルが楽しい「Rocket Queen」……良くも悪くも、すべてをフレッシュな気持ちで楽しめる。リチャードはスラッシュの復帰によって、自身の個性がより強く出せるようになりましたね。

中盤のダフ歌唱パート、この日はTHE STOOGES「I Wanna Be Your Dog」。加齢とともに精彩さが増したダフ、イギー・ポップほどの危うさはないものの、やっぱりサマになりますね。そこから、昨年リリースの新曲2連発なのですが……「Absurd」は音源で聴くべき曲だなと実感。ライブではそこまで映えませんね。「Hard Skool」もなんだかイマイチな……これはもう、ほかの楽曲の完成度と手練れ感が悪い(笑)。もうちょっと時間を置くと、意外と馴染んでくるのかな。

で、お馴染みのナレーションから「Civil War」に突入するのですが……スクリーンにはウクライナの国旗がデカデカと映し出される。気づいてなかったけど、オープニングからステージ両サイドにもウクライナの国旗が掲げられていたのですね。スラッシュのねちっこいギターソロ、相変わらず最高です。エンディングにはジミヘン「Machine Gun」をフィーチャーした味付けも。その流れでスラッシュのギターソロへと突入するのですが、ブルースの名曲「Born Under A Bad Sign」をバンドインストで演奏しながらなので、スラッシュのいいところが凝縮されたプレイを楽しむことができました。

そのエンディングでひたすらソロを弾きまくっていると、お馴染みのギターリフへ。「Sweet Child O'Mine」での合唱タイムに突入すると、客席は「Welcome To The Jungle」以上の盛り上がりを見せます。最近、映画のタイアップでリバイバルヒットしたばかりですからね。で、ステージにピアノが用意されて「November Rain」。アクセル、ジャケットなんて羽織っちゃって、もはや晩年のプレスリー並みのハリウッドスター感がにじみ出ちゃってる。終盤の転調パートに入る前のブレイクでは、水を飲む余裕も見せるお茶目さも、今ならではなのかな。とにかく、刺々しいアクセルはすでに死んでおり、ここにいるのは可愛らしい“オールドスクール”なハリウッドセレブ(セレブ?)。もはや許すよ、生きていてさえくれれば。

そんなほんわかした気持ちでいたら、「Knockin' On Heaven's Door」終盤のシャウトで鳥肌が。ここで一気に爆発させる感があり、個人的クライマックスを迎えました。あとはもう「Nightrain」で我を忘れてエンディング。ここまでで2時間を軽く超えています。

アンコールは海外では「Coma」があったりなかったりしますが、日本では「Coma」あり。やった! 90年代に演奏していた頃より重みと深みが増した結果、改めていい曲だなと実感させられました。さすがに10分近くあるので、お客さんの多くはボーッとしてましたが(そりゃ疲れるよね)。

ステージにスツールが3つ用意されると、アコギを抱えたスラッシュ、ダフ、リチャードが登場し、ビートルズ「Blackbird」をインスト演奏。なるほど、これが噂の。思わず口ずさむ人多数発生で、年齢層の高さが伺えます。個人的には先の「Knockin' On Heaven's Door」と「Coma」、そしてこのセッションを聴けただけで元が取れたと思います。そこから「Patience」へと流れ、最後はお約束の「Paradise City」。テンポアップ後のパンキッシュさが過去20年の彼らには感じられなかったものが伝わってきて、テンションぶち上がり。エンディングでアクセルがマイクを客席に放り投げ(笑)、2時間45分におよぶ初日公演終了。とにかくアクセルのご機嫌ぶりが目立つ、微笑ましいライブでした(ガンズに微笑ましさを求める日が来るとは)。

【セットリスト】
01. It's So Easy
02. Mr. Brownstone
03. Chinese Democracy
04. Slither [VELVET REVOLVER cover]
05. Rumble [Intro] 〜 Welcome To The Jungle
06. Double Talkin' Jive
07. Live And Let Die [WINGS cover]
08. Reckless Life
09. Estranged
10. Shadow Of Your Love
11. Rocket Queen
12. You Could Be Mine
13. I Wanna Be Your Dog [THE STOOGES cover / Vo: Duff]
14. Absurd
15. Hard Skool
16. Civil War 〜 Machine Gun [Outro]
17. Slash Guitar Solo [Band Jam]
18. Sweet Child O'Mine
19. November Rain
20. Knockin' On Heaven's Door [BOB DYLAN cover]
21. Nightrain
--ENCORE--
22. Coma
23. Blackbird [Inst.] 〜 Patience
24. Paradise City

2022年10月30日 (日)

OZZY OSBOURNE『PATIENT NUMBER 9』(2022)

2022年9月9日にリリースされたオジー・オズボーンの12thアルバム(スタジオアルバムとしては通算13作目)。

コロナ禍ということもあり、前作『ORDINARY MAN』(2020年)から約2年半という非常に短いスパンで届けられた今作。前作が10年ぶりの新作だったことを考えると、この間隔の短さは異常と思わずにはいられません。

全米3位という過去最高順位を獲得した前作に倣い、今作も引き続きアンドリュー・ワット(ポスト・マローン、ジャスティン・ビーバー、マイリー・サイラスなど)がプロデュースを担当。ただ、前作がダフ・マッケイガン(B/GUNS N' ROSES)とチャド・スミス(Dr/RED HOT CHILI PEPPERS)、そしてアンドリュー(G)がベースのトラックをレコーディングにしたのに対し、今回はベースにダフ、ロバート・トゥルヒーヨ(METALLICA)、クリス・チェイニー(ex. JANE'S ADDICITIONなど)、ドラムにチャドのほかテイラー・ホーキンス(FOO FIGHTERS/本作が生前最後のレコーディング作品)が参加し、ギターのベーシックトラックもアンドリューに加えザック・ワイルドBLACK LABEL SOCIETY )もプレイしていることから、前作以上に“戻ってきた感”が強まっています。

また、リードギター/ギターソロに関しても曲ごとに豪華なゲストを迎えているのが本作最大の特徴。ザックが4曲でそれらしいプレイを披露しているほか、マイク・マクレディ(PEARL JAM)が1曲、BLACK SABBATH時代の盟友トニー・アイオミが2曲、60年代“3大ギタリスト”のうちの2人……ジェフ・ベックが2曲、エリック・クラプトンが1曲にゲスト参加と、ツアーが行えず固定バンドを持たない今のタイミングならではのバラエティ豊かな布陣が華を添えています。

楽曲の指向自体は『ORDINARY MAN』の延長線上にある、“BLACK SABBATHのいいとこ採り+『NO MORE TEARS』(1991年)以降の王道ハードロック”路線を踏襲した楽曲ばかり。例えば、アイオミ参加の「No Escape From Now」はアレンジ含め完全にサバスを踏襲したものだし、ジェフ・ベックがプレイするタイトルトラックも前作に収録されていても不思議じゃない仕上がり。そんな中、クラプトンがいかにもなプレイを披露する「One Of Those Days」が“サバス meets CREAM”みたいなサイケデリックハードロックで、思わずニヤリとしてしまいます。

かと思えば、ザックが豪快なギタープレイを聴かせてくれる「Parasite」や「Evil Shuffle」はもろにBLACK LABEL SOCIETY経由のオジーサウンドだし、「Mr. Darkness」や「Nothing Feels Right」は良い意味で『NO MORE TEARS』以降を思わせるコラボレーションといった印象。さすが息が合っていると言いますか、痒いところに手が届く仕上がりです。

個人的には、マイク・マクレディ参加の「Immortal」が曲調/メロディ含め『NO REST FOR THE WICKED』(1988年)〜『NO MORE TEARS』期のオジーっぽかったり、終盤に収められた「Dead And Gone」も『THE ULTIMATE SIN』(1986年)期を彷彿とさせたりと好印象。さらに、ラストを飾る2分程度のスローブルース「Darkside Blues」もお遊び以上の魅力があり、非常に気に入っています。

前作に存在したピアノバラードなどスローナンバー皆無、全13曲で60分強と非常にボリューミーな内容で、消化するまでに少々時間を要する作品ですが、個人的には今作って前作『ORDINARY MAN』と対で存在することで成立する1枚なのかなという気がしています。これ1枚だけで評価するとミスリーディングしてしまいそうだけど、『ORDINARY MAN』から地続きの連作として捉えると初めて見えてくるものがある。そんな意味深な良作ではないでしょうか。

 


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2021年11月 2日 (火)

JERRY CANTRELL『BRIGHTEN』(2021)

2021年10月29日にリリースされたジェリー・カントレルの3rdアルバム。日本盤未発売。

ALICE IN CHAINSのギタリスト兼ボーカリストのジェリーですが、バンド活動が休止していた1998年に初のソロアルバム『BOGGY DEPOT』、2002年に『DEGRADATION TRIP』(同作発売から半年後に未発表のディスク2をつけた『DEGRADATION TRIP VOLUME 1&2』も発表)の2作品を発表。その後は新編成でのALICE IN CHAINSが始動したこともあり、ソロとは無縁でした。

このたび19年ぶりに制作されたソロ3作目は、バンドの状態が良好なこともあり、気心知れた仲間と息抜きのつもりで作った1枚といったところでしょうか。共同プロデューサーにホラー映画のサウンドトラック制作やMARILYN MANSONとの共作でも知られるタイラー・ベイツを迎え、レコーディングはダフ・マッケイガン(B/GUNS N' ROSES)、ギル・シャロン(Dr/STOLEN BABIES、TEAM SLEEP、ex. THE DILLINGER ESCAPE PLANなど)、エイブ・ラボリエルJR.(Dr/ポール・マッカートニーエリック・クラプトンなど)、グレッグ・プチアート(Cho/KILLER BE KILLED、THE BLACK QUEEN、ex. THE DILLINGER ESCAPE PLANなど)といったメンツで実施されました。

ALICE IN CHAINSが現存していることから、本作ではそちら側のダークなサウンドや不協和音ハーモニーを無理に全面に押し出すこともなく、もっと肩の力の抜けたアーシーなロックが中心。といっても、そこはグランジ畑出身のジェリーらしく、随所にオルタナティヴなテイストが散りばめられており、それによってごく一般的なアメリカンロックに収まることのない、独自性の強い“グランジ以降のUSロック”が展開されています。

例えば、ALICE IN CHAINSでいうところの『SAP』(1992年)『JAR OF FLIES』(1994年)で試みた、アコースティック色の強い楽曲群。それらをもとにした、3rdアルバム『ALICE IN CHAINS』(1995年)の一部側面。そして、『MTV UNPLUGGED』(1996年)……振り返れば本作への布石は、活動初期から用意されていました。そして、こういったテイストはソロ活動にも引き継がれ、過去2作でもその一部で取り入れられていました。だから、こういったライトな作風になったからといって彼が日和ったわけではないのです。

もちろん、「Siren Song」「Had To Know」のようなALICE IN CHAINSのダークサイドの流れにある楽曲も、あるにはあります。が、バンドではこのテイストがメインなところを、ソロ3作目ではアクセントとして使用している。しかもそこまで重苦しくないから、このアルバムの流れで聴いても違和感なく楽しめる。

アルバムのラストには、2分にも満たないエルトン・ジョンのカバー「Goodbye」を用意。この穏やかさこそ、彼がソロで表現したかったことそのものではないでしょうか。バンドでの先鋭的な刺激や緊張感の強いプレイこそないものの、再結成以降のALICE IN CHAINSを好意的に捉えているリスナーなら問題なく楽しめるはずだし、グランジが本格的に勃発した1991年から30年を経て表現される、“大人になったグランジ”と言えなくもない。そういった意味では、実に2021年らしい1枚かもしれませんね。

 


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2021年9月25日 (土)

GUNS N' ROSES『HARD SKOOL』(2021)

2021年9月24日に配信リリースされたGUNS N' ROSESの新曲。

今年8月6日に突如配信された、約13年ぶりの新曲「ABSUЯD」から2ヶ月経たずして届けられたGN'Rの新曲。いやいや、なんなのよこのスピード感。ストリーミングサービス全盛の2021年だからこそといったところでしょうか。

「ABSUЯD」同様、今回も現時点での最新アルバム『CHINESE DEMOCRACY』(2008年)レコーディングセッション時に着手していたアウトテイクを手直しした1曲。元ネタは「Jackie Chan」とか「Checkmate」などの仮タイトルで呼ばれていたナンバーで、僕はフルでは聴いたことがありませんでした。しかし、今回正式リリースされた楽曲を聴く限りでは、確かにこれは『CHINESE DEMOCRACY』の世界観からは外れるかなと。アルバムから漏れるのも仕方ないですね。

楽曲のスタイル的には「Nightrain」や「You Could Be Mine」などを筆頭に、1stアルバム『APPETITE FOR DESTRUCTION』(1987年)『USE YOUR ILLUSION I』および『同 II』(ともに1991年)で展開された、マイナーキーのストレートなハードロックチューンの延長線上にあるもの。そりゃあ『CHINESE DEMOCRACY』期のメンバーと演奏するよりも、スラッシュ(G)やダフ・マッケイガン(B)といった気心知れたメンバーと演奏するほうがハマりますよね。

「ABSUЯD」はスラッシュ&ダフ脱退後のデジタルな色合いを残したオルタナティヴロック・スタイルだったので、今回の曲のほうが往年のファンの琴線に触れるものがあるのではないでしょうか。事実、僕もイントロのベースリフを聴いた瞬間に「あ……VELVET REVOLVER 往年のガンズだ!」と思いましたから(笑)。また、スラッシュに関してもギターリフやそこに絡むギターソロで、「ABSUЯD」以上に“らしさ”を爆発させている。そうそう、聴きたかったのはこれなんですよ。

アクセル・ローズ(Vo)のボーカルは、「ABSUЯD」の時点では“そういう曲調だから”と思ってはいたものの、やはり若干の衰えは否めないかな。それでも、中音域からハイトーンへと移行する流れなどは非常に“らしさ”に満ち溢れており、個人的には合格点かな。

ドラムに関しては、誰のテイクが用いられているのかはわかりませんが、この手の曲にしてはペタペタ感の強い、重すぎるプレイ/ミックスなのが玉に瑕。もうちょっと軽やかで前のめりくらいが、この手の楽曲には合っている気がします。

まあ、そうはいっても……ガンズの新曲を2ヶ月連続で聴くことができる世界線って……ここまでくると、来月末〜11月頭くらいにもう1曲くらい新曲が届けられて、11月末くらいにはアルバムが出ちゃうんじゃないか?という気すらしてきました。いや、気がするというより確信しております。いやいや、出せ出せ出せ!(笑)

 


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2021年8月 6日 (金)

GUNS N' ROSES『ABSUЯD』(2021)

2021年8月6日にリリースされたGUNS N' ROSESの新曲。

アクセル・ローズ(Vo)、スラッシュ(G)、ダフ・マッケイガン(B)、ディジー・リード(Key)、リチャード・フォータス(G)、フランク・フェラー(Dr)、メリッサ・リーズ(Key)という現編成になってからは初のレコーディング作品(実際のレコーディングでは、前任ドラマーのブライアン・“ブレイン”・マンティアがプレイしているようです)。バンドの新曲/新作音源としては『CHINESE DEMOCRACY』(2008年)以来約13年ぶり(笑)、アクセル/スラッシュ/ダフが参加したオリジナル作品としては『USE YOUR ILLUSION I』(1991年)および『USE YOUR ILLUSION II』(1991年)以来実に30年ぶり(!)となります(カバー曲を含めると、1994年の「Sympathy For The Devil」以来27年ぶり)。

GN'Rは7月31日にツアーを再開させ、8月3日のボストン公演にてこの今日を“新曲”としてライブで披露。そこから3日後になんの前触れもなく、突如13年ぶりの新作音源がデジタルリリースされたわけです。まさか自分の節目となる誕生日に、心底惚れたバンドの新曲が届けられるとは……最高の誕生日プレゼントになりました(笑)。

さて、この曲ですが、純粋な新曲というわけではありません。本来は『CHINESE DEMOCRACY』のセッションから生まれた1曲で、当時は「Silkworms」というタイトルで知られており、2001年以降にはライブでも数回披露。その後流出したでも音源でもこの曲を聴くことができるのですが、オリジナル版は『CHINESE DEMOCRACY』の延長線上にあるデジタル色の強いアレンジが施され、アルバムに入れるにはちょっと淡白かなという印象の楽曲でした。

今回新たにリアレンジ&レコーディングされた「ABSUЯD」は、いかにもスラッシュらしい豪快なギターリフ(と要所要所に挿入される“らしい”フレーズ)が軸になった、パンキッシュさの際立つ1曲に生まれ変わっています。歌唱スタイルが以前のアクセルと異なることから「アクセルも老いたな」なんて貶されそうですが、原曲での歌唱スタイルがこういう形なので、あくまでこれはこれ、ということで捉えていただけると。そもそも、たった1曲だけで今のGN'Rがどうのこうのと批判するのもどうかと思いますが……。

タイプ的には「Oh My God」(1999年、映画『END OF DAYS』に提供したアルバム未収録曲)の延長線上に仕上がったかなという印象で、あれをさらにパンキッシュなアレンジとトライバルなリズムで再構築するとこうなるのかな。スラッシュとダフが復帰した2016年以降、2人が参加した新作音源を心待ちにしていましたが、まずは軽いジャブといったところでしょうか。今後、2人がソングライティングに参加した完全未発表曲が表に出ることはあるのか……ここまできたら、気長に待ちたいと思います。

 


▼GUNS N' ROSES『ABSUЯD』
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2021年5月12日 (水)

NANCY WILSON『YOU AND ME』(2021)

2021年5月7日にリリースされたナンシー・ウィルソンHEART)初のソロアルバム。日本盤は海外に先駆け、同年4月28日に発売。

ソロ名義では1999年にライブアルバム『LIVE AT McCABES GUITAR SHOP』を発表しているものの、スタジオアルバムはキャリア45年にしてこれが初めて。もともと2020年HEARTとしての大々的なツアーが予定されていたところ、新型コロナウイルスの影響で中止に。その空いた時間をソロアルバム制作に充てたらどうかと周りから提案されたことにより、重い腰を上げついに制作に乗り出したとのこと。レコーディングにはHEARTのメンバーを中心に、サミー・ヘイガーダフ・マッケイガンGUNS N' ROSES)、テイラー・ホーキンス(FOO FIGHTERS)といったゲストミュージシャンがリモートにて参加したそうです。

全体的にアコースティック中心な作風は近年のHEARTにも通ずるものがあり、これは想定内かなと。そんな中、ダフ&テイラーが参加した「Party At The Angel Ballroom」やオリジナル曲「The Inbetween」「The Dragon」、PEARL JAMのカバー「Daughter」などロックテイスト強めの楽曲も含まれており、安心安定の内容を楽しむことができます。特に前者はかなり生々しいサウンドで録音されており、HEARTの良き時代を思うかべることができるはずです。

また、本作には先の「Daughter」以外にもブルース・スプリングスティーン「The Rising」、サイモン&ガーファンクル「The Boxer」、THE CRANBERRIES「Dreams」といったカバー曲も用意。「The Boxer」ではサミー・ヘイガーとのハーモニーを味わえるほか、「Dreams」ではナンシーのバンドROADCASE ROYALEのメンバーでもあるリヴ・ウォーフィールドとのコラボレーションを楽しむことができます。

さらにアルバム終盤には、昨年亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)に捧げたアコースティック・インストゥルメンタル曲「4 Edward」も用意。エディっぽいフレージングを含む、アルバムのクロージングにぴったりな1曲と言えるでしょう。

さすがに現在67歳の彼女に「These Dreams」や「There's A Girl」のようなハードロックチューンを求めるのは酷ですし、そもそも2021年の今、彼女にそういったスタイルを求めるリスナーもそう多くないはず。特に90年代以降のHEARTはアコースティックをひとつの武器としているので、このアルバムで聴けるスタイルは非常に自然なものであり、バンドの作品からの流れで楽しむことができるはずです。と同時に、ナンシーが歌うスプリングスティーンやPEARL JAM、THE CRANBERRIESというのも非常に興味深く、バンドとは違ったテイストを味わえるのではないでしょうか。

ハードなテイストはアン・ウィルソンが中心で歌うHEARTに任せて、ソロはこれくらい肩の力が抜けていていいのでは……という、納得の1枚です。

 


▼NANCY WILSON『YOU AND ME』
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2020年4月28日 (火)

SLASH『SLASH』(2010)

2010年3月末にリリースされた、スラッシュのソロアルバム。これまでSLASH’S SNAKEPIT名義では2枚のアルバムを発表していますが、ソロ名義ではこれが初のオリジナルアルバムとなります。

2007年にスコット・ウェイランド(Vo)が脱退したことで、事実上の解散状態に陥ったVELVET REVOLVER。スラッシュはUniversal Musicと新たに契約し、これまでのキャリアを総括するようなソロアルバム制作に臨みます。

彼と親交の深いミュージシャンを多数迎えた本作は、イアン・アストベリー(THE CULT)、オジー・オズボーン、ファーギー、マイルズ・ケネディALTER BRIDGE)、クリス・コーネルSOUNDGARDEN)、アンドリュー・ストックデイル(WOLFMOTHER)、アダム・レヴィーン(MAROON 5)、レミー・キルミスター(MOTÖRHEAD)、キッド・ロック、M.シャドウズ(AVENGED SEVENFOLD)、ロッコ・デルーカ、イギー・ポップと曲ごとに異なるシンガーが参加した豪華な内容に。さらに日本盤のみ、稲葉浩志(B'z)をフィーチャーした楽曲も用意されたことで、当時はリリース前から賛否両方の意味で話題となりました。

サウンド的には、過去にスラッシュが参加したバンド……GUNS N' ROSESやVELVET REVOLVER、そして自身のSNAKEPITの延長線上にあるものですが、それらをアクの強いシンガーたちが自身のメロディで歌うことにより、スラッスの楽曲であると同時に各シンガー自身の楽曲にもなっている、まさにコラボらしいコラボ作と呼べる仕上がりです。だって、オープニングのイアン・アストベリーが歌う「Ghost」からして、彼が歌うことでどう聴いたってTHE CULT以外の何者でもない楽曲に昇華されていますし、それこそオジーが歌う「Crucify The Dead」もオジーの近作に収録されていても不思議じゃない内容。ハードロック調の「Beautiful Dangerous」がファーギーのアルバムに収録されていたとしても、別に不思議じゃないし……っていう妙な納得感があるのは、それこそ本作に参加したシンガーたちの個性がいかに強いかという証拠でもあるわけです。

また、本作には1曲のみインストナンバー「Watch This」が収録されているのですが、こちらではベースに盟友ダフ・マッケイガン、ドラムにデイヴ・グロール(FOO FIGHTERS)という夢の組み合わせが実現しています。これ、デイヴがそのまま歌っても面白かったのにね。

本作で唯一複数歌っているマイルズ・ケネディとは相性が良かったのか、本作を携えたワールドツアーにも帯同することに。結局、その後もスラッシュのソロ活動では毎作彼が参加することになります。

ちなみに、誰もが気になる稲葉浩志が参加した「Sahara」ですが……稲葉による日本語詞で歌われているので、稲葉のソロ曲のように聴こえます。スラッシュらしさももちろんそこそこ見受けられるのですが、やっぱり他シンガー同様に稲葉のアクの強さが優っており、そこはさすがだなと。けど、どうせなら英詞で歌えばよかったのにね……日本語が悪いってことではなく、この流れで最後に日本語が飛び込んでくると、ちょっと違和感がね。80年代によくあった、外タレが日本盤ボーナストラックに提供した「日本語バージョン」みたいで、少し恥ずかしくなってしまうと言いますか。曲やボーカルパフォーマンスが素晴らしいだけに、非常に勿体ないと思いました。

なお、本作はのちに国別に内容の異なるボーナストラック/ディスクを付けたさまざまな別バージョンが発表されており、そちらにはCYPRESS HILLとファーギーによるガンズ「Paradise City」やマイルズ・ケネディが歌う「Sweet Child O' Mine」アコースティックカバー、ニック・オリヴェリやアリス・クーパー参加のアルバム未収録曲、先の稲葉歌唱曲「Sahara」の英語バージョン(!)などが収録されております。おいおい、英語版あるじゃねーかよ(苦笑)。

 


▼SLASH『SLASH』
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2020年2月22日 (土)

OZZY OSBOURNE『ORDINARY MAN』(2020)

2020年2月下旬にリリースされたオジー・オズボーンの11thオリジナルアルバム。カバー曲で構成されたアルバム『UNDER COVER』(2005年)を含めると、通算12作目のスタジオアルバムということになります。

前作『SCREAM』(2010年)が2010年6月発売だったので、ほぼ10年ぶりということになりますが、その10年の間にはBLACK SABBATHとしてのラストアルバム『13』(2013年)もあったので、実質7年ぶりの新作ということになるのかな。ま、どちらにせよオジークラスのリリース間隔としてはだいぶ空いたことには違いありません。

ここ数年、新作に向けた噂はいろいろ上がっては消え、上がっては消えを繰り返していました。個人的に記憶に残っているところではスティーヴ・スティーヴンス&ビリー・モリソン(ともにビリー・アイドルBANDのギタリスト)と共作しているなんて話もありました。しかし、新曲は一向にリリースされる気配はなく、2年前には『NO MORE TOURS』と題した最後のワールドツアーを行うことが発表され、日本にも昨年3月に『DOWNLOAD JAPAN』のヘッドライナーとして来日することが決まっていました。が、実際にはご存知のとおり。2015年秋の『OZZFEST JAPAN 2015』を最後に、オジーの来日公演は実現しておりません。

もともと、オジーはこの10年でスタジオ入りにだいぶ消極的だったようで、前作『SCREAM』は完成までに約1年半もの歳月を要したとのこと。これがあって、長期間スタジオにこもるのを嫌がったみたいなんです。ところが、ポスト・マローンとの共演曲「Take Me What You Want」で出会ったプロデューサー/マルチプレイヤーのアンドリュー・ワットにけしかけられ、ついに重い腰を上げアルバム制作に突入。ザック・ワイルド(G)をはじめとする現在のバンドメンバーではなく、アンドリュー側がお膳立てしたレコーディングメンバー……ダフ・マッケイガン(B/GUNS N' ROSES)とチャド・スミス(Dr/RED HOT CHILI PEPPERS)、そしてギターはアンドリュー自身という布陣で曲作りを含む制作を実施。さらには、スラッシュ(G/GN'R)やトム・モレロ(G/RAGE AGAINST THE MACHINE)、エルトン・ジョン(Vo, Piano)という豪華ゲストまで迎え、これまでの躊躇が嘘みたいに待望のオリジナルアルバムは1年かからずして我々の手元に届けられたわけです。

昨年11月にリードトラック「Under The Graveyard」がまず配信されましたが、ぶっちゃけた話をすると僕、この曲に対してはまずネガティブな感情が溢れ出てしまいました。「ああ、なんだかわかんねえ若造プロデューサーにそそのかされて、ソロでもサバスみたいなことやらされて……10年待った結果がこれか」と。

ところが、その2週間後に発表された2ndシングル「Straight To Hell」を聴いて、気持ちを改めることになります。路線的には確かにサバス以降の流れにあるものでしたが、しっかりオジーのソロワークスらしさも感じられる。ポップさやキャッチーさは薄いものの、確かにこれはオジーのソロ曲だわ、と。

さらに年が明け、1月初頭には3rdシングル「Ordinary Man」も配信。エルトン・ジョンとのデュエットという話題もありましたが、何よりこれが“いかにも”なオジー流スローバラードで一聴して心を持っていかれたわけです。うん、これは期待できそうだなと。

あれから約1ヶ月。リリースより少々先にアルバムをまるまる聴く機会を得たのですが、最初の「Under The Graveyard」に対するネガティブな感情がまるでなかったかのように本作を全面的に受け入れる自分がいました。うん、どこからどう聴いてもオジー・オズボーンのニューアルバムだと、そう素直に思えたのです。

確かに、テイスト的にはソロよりもサバス時代に寄った作風かもしれません。しかし、リリースタイミング的にもBLACK SABBATHのレコードデビュー50周年(2020年2月13日)とかぶっていたり、ここ最近のオジーの体調面での問題なども相まって、「もしかしたらこれが最後かもしれない……」という不安も少なからず感じていた。だからこそ、本作をもっと前向きに捉えようと気持ちを持ち直したのかもしれませんね。

けど、作品への評価とそういった個人的感情はできるだけ切り離して楽しみたい。そう思って何度かリピートしてみましたが……やっぱりどうしても感傷的な気持ちは切り離すことはできませんでした。できなかったんだけど……それでも「ああ、オジーの新作カッコいい!」と思える自分が存在するのもまた事実。もうそれでいいじゃん!

スラッシュらしいギターソロがフィーチャーされた「Straight To Hell」から始まる本作は、序盤こそ8thアルバム『DOWN TO EARTH』(2001年)以降の流れを汲む、“21世紀のオジー”らしいアルバムかと思いきや、ところどころに6thアルバム『NO MORE TEARS』(1991年)のテイストも散りばめられているし、もちろんサバスらしさもあるし、もっと言えばオジーのルーツであるビートルズからの影響もしっかり残されている。そこまで含めて、従来のオジーのソロらしいんですよね。しかも、その“らしさ”がセルフ・パロディで終わっていないし、しっかり新しいオリジナル作品にまで昇華されている。きっとザックを含むイツメンで作っていたら、セルフ・パロディとまでは言わないまでも焼き直し感を残したまま消化不良で終わっていたのかもしれない。だからこそ、スタジオワークに無駄な時間がかかりすぎてしまうのかな……いや、わからないけど。

アルバムの流れで聴くと、不思議と「Under The Graveyard」も悪くない。いや、むしろ「Ordinary Man」のあとにこの曲が続く必然が感じられるし、「Under The Graveyard」のあとに「Eat Me」が並ぶ意味も理解できる。個人的にはこの「Eat Me」以降のアルバム後半の流れがめっちゃツボで、トム・モレロらしいソロをフィーチャーした「Scary Little Green Men」、アンドリュー・ワットの素晴らしいギターソロと美しいメロディ&アレンジがオジーソロ史上ベストワークと思えるほどの「Holy For Tonight」、ポスト・マローンがゲスト参加したパンキッシュな「It's Raid」と、“らしさ”と“斬新さ”が共存する構成なのです。そこからボーナストラックの「Take What You Want」、日本盤ボーナストラックとなる短尺曲「Darkside Blues」へと続くエンディングまで含めて、しっかり楽しめました。

『NO MORE TEARS』でひとつの極みへと到達し、続く7thアルバム『OZZMOSIS』(1995年)以降は試行錯誤の繰り返しだったオジーでしたが、ようやく“やりたかったこと”を全うすることができたんじゃないか。こんなこと書いたら不吉だって思われるかもしれないけど、この集大成的な1枚はオジー流“辞世の句”であり、昨年12月に71歳になったばかりのアーティスト:オジー・オズボーンにとっての“スワン・ソング”なのかなと。そんな重みと凄みと説得力を感じずにはいられない、会心の1枚だと思います。

 


▼OZZY OSBOURNE『ORDINARY MAN』
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