2007/01/11

The DUST'N'BONEZ@LIQUIDROOM ebisu(2007年1月10日)

ダスボン観るのはいつ以来だ? ま、毎年ZIGGYやらソロやらで必ず森重は観てるからいいんだけど、とりあえずダスボンは随分と久しぶりでした。しかもアルバム2枚も出たから、曲も増えて完全なワンマンライブができる状態になり……森重の骨折によるツアー延期はあったけど……今非常にいい状態なんじゃないでしょうか。

そういえば、メジャーに移籍しての2nd「ROCK'N'ROLL CIRCUS」が出たちょっと後に、とあるマイミクさんの日記で「いまだにこういう古くさいロックがメジャーから出せるんだ」的なことが書かれていて、いろいろ思うこともあったのですが……やっぱり好きなんだからしゃあないわな。

ガンズやらアリチェンやらBACKYARD BABIESやらが流れる中、登場した4人。新作同様 "ROCK'N'ROLL CIRCUS" でスタート。今回たけとも(Gt)側で観たんだけど……とにかく音がデカい! いやー、ロックってこんなだよね!!っていう典型的なサウンド。正直、途中でギターの音がよく聴き取れず、リフだけじゃ何の曲やってるのかわからなくなったほど(笑)に、音がデカい。つーかさこのバンド、出音自体がメチャメチャデカいんだよ! ドラムがとにかくヘヴィヒッターだし、ベースもブリブリに歪んでてデカいし、ボーカルも声デカいし。最近、優等生的な音(=COUNTDOWN JAPANでの一連の出演者)やカラオケ(=ハロプロ)ばかりだったから、ビックリしたのと同時に、久しぶりに血液中に何かいけないものが注入されていくような気がした(笑)。

全体的に1stと2ndの曲をバランスよく取り混ぜた内容だったように思います。さすがにまだ2ndの曲では合唱的なことは無理そうだけど、1stの曲になるとみんな歌う歌う。って俺もか。あと、2ndは全体的に音楽の幅が広がった(曲調がバラエティ豊かになった)ので、ライブ自体に緩急が着くようになったね。前は攻め一辺倒だったから(ま、初期衝動的なそのスタイルも大好きなんだけど、あれだと2時間のセットは厳しいよなぁとか思ったり)、今回は特に「まるで全盛期のZIGGY」のようでしたね。

ただ、演奏はちょっと荒かった気がする。実際、曲の構成間違えてやりなおしたり、ギターやドラムにミスが目立ってた。終了後、去り際に戸城が「次はもっと練習してくるね。ゴメン」みたいなこと言ってたけど、バンマスとしていろいろ思うことあったんだろうなぁ。

あ、それと森重のMCが丸くなった。本人曰く「怪我して人間が変わった」と言ってたけど、まぁそれもあるだろうけど他にも理由がありそうな(というのは深読みしすぎか)。つい最近、ZIGGYの活動再開についての公式声明を読んだばかりだったから、余計にね。

今日の公演はDVD収録があったので、絶対にあるだろうと思ってたMCUのゲスト出演も実現。アルバム通りに "TRICKSTER" でラップを披露。いや、ラップっつーか、出てきた瞬間にシャウトしまくり、メロイックサイン出しまくりで、完全にこっち側の人になってた(笑)。もういいじゃん、ロックバンドやれば!

アンコールは3曲。本当ならダブルアンコールもあったようだけど、先に書いたように出来に納得のいってないメンバーがいたためか、それもなく終了。お客、ずっと残ってアンコールを求めてたのにね。ま、ファイナルじゃないし、これはこれで潔いわな。つーかDVDの出来が微妙に心配だ。

やっぱり俺、この手のロックが一番好きなんだなぁと再認識。メタルでもなくパワポでもなく、やさぐれたロッケンロールがね。ここ2年くらい、毎年「今年のテーマは『ロケンロールと無理心中』」とか言ってたけど、今年はズバリ「ロケンロールで皆殺し」くらいの勢いでいいのかもしんない。うん、そんな攻めの姿勢で転がっていきますアハハ。


[SET LIST]
01. ROCK'N'ROLL CIRCUS
02. 倦怠とノスタルジア
03. Shut up and Get the fxxk out!
04. KEY TO THE GARDEN
05. HOLE IN MY HEART
06. SACRED ORDER
07. 人工の太陽~相も変わらず~
08. WONDERFUL WORLD
09. LIBERTY
10. GRABBER ECCENTRIC
11. 風の吹く方へ
12. 愛と夢☆希望の画
13. TRICKSTAR [feat. MCU]
14. 激情
15. CONFUSION~失意の空 混乱の海~
--encore--
16. スタートライン
17. NIGHTIGALEのMURDER BLUES
18. 透明なピストル

投稿: 2007 01 11 03:12 午前 [2007年のライブ, DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク

2006/09/27

The DUST'N'BONEZ『ROCK'N'ROLL CIRCUS』(2006)

 ZIGGYの森重樹一、元ZIGGYの戸城憲夫が中心となり2004年に結成されたバンド「The DUST'N'BONEZ」。何度も書くけど、「それって'90年代前半のZIGGYとどう違うの?」という疑問がふつふつと沸き上がってくるわけですが……そう、違うんですよ。正直な話、今のZIGGYにはない『毒』がタップリ詰まってる。今のZIGGYが決して悪いわけではない、だけど……森重ひとりがメインソングライターとして右往左往する今のZIGGYとは違って、やはり戸城の書く曲にはこの要素が色濃く表れてるわけです。

 1stアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」が発表されたのが、2004年11月。あれから2年が経ち、当初インディーズからのリリースだった彼らがついにメジャーから2ndアルバムを発表することに……ってZIGGYや森重ソロと同じレーベルからなんだけど。ZIGGY自体は昨年1月の「JUST A ROCKIN'NITE」以来新曲のリリースはないし、活動自体が昨年9月のライブを最後に休止中なんだけどね。なのに2006年はSIONと森重とのユニットや、森重&松尾による「THE PRODIGAL SONS」、勿論森重ソロツアーもあったりしたので、それなりに……いや、相当忙しい1年だったはずなんだよね。そんな中、満を持してのダスボン2ndアルバム。そりゃ期待しますよ。

 結果としては、まったく申し分のない出来といいましょうか、さらにグレードアップしてるんだよね。今回は全曲戸城楽曲、森重は作詞のみ。1曲だけ昨年コラボした経験のあるMCUが参加した "TRICKSTER" ではラップの他に作詞で共作してます。このナンバー、楽曲自体は典型的なロックチューンで、中盤の間奏パートでMCUのラップが入るんだけど、全然違和感なくフィットしてる。最初はどうなの?と心配したけど(ZIGGYでならアリかもしれないけど、ダスボンはどうかなぁ?という疑問があったもので)、要らぬ心配でした。

 1stはデビュー作ということで、ひたすら突っ走る印象が強かった彼ら。それがあのアルバムの魅力だったんだけど、今作ではもっと楽曲的にバラエティに富んだ内容に仕上がってます。冒頭の4曲の流れで圧倒され、ミドルチューンやピアノを導入したナンバーも飛び出す。前作にないタイプのハードロックチューンも多いし、聴き所満載。'80年代的な色を強く放っていたグラマラスな前作よりも、ちょっと零度バックしたナンバーが増えてるように感じられたけど、それは俺だけ? いや、単に自分の好みにドンドン近づいているんで嬉しいだけなんですが。

 ドラムにしろギターにしろ、非常に「わかって」やってるのが嬉しいし、何よりも森重&戸城の本気具合がこれまで以上なのが最高に嬉しい。しかし、こんなアルバムをメジャーで出そうとするレコード会社もレコード会社だし、作るバンドもバンドだよな!(最高の賛辞)こんなハードロックアルバム、もう日本のメジャーではほとんど聴くことができないしな。

 いやー、10月の全国ツアーが楽しみだわ。



▼The DUST'N'BONEZ『ROCK'N'ROLL CIRCUS』
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投稿: 2006 09 27 12:10 午前 [2006年の作品, DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/14

The DUST'N'BONEZ@千葉LOOK(4/13)

 先日チラッと書いたように、念願のThe DUST'N'BONEZのライヴを観てきました。先頃リリースされたCD+DVD「LOVE/HATE」をフォローアップするツアー「LOVE/HATE TOUR '05」の初日となる、千葉LOOKに足を運んできました(この公演以前にも数本イベントに出演してますが、ダスボン主体のライヴはこの日からってことですね)。

 この日はオープニングアクトが付いたんですが‥‥ゴメンなさい、悪くはなかったんだけど趣味とはちょっと違うタイプだったのと‥‥ダスボンを観た後となっては、全然思い出せないんですよ。というわけで、文句をダラダラ書いても仕方ないんで割愛します。

 ライヴ前、会場に流れてた音楽がね、もう俺がどこかでDJしたのをそのまま流してるんじゃないか?って程に、俺が普段から普通に聴いてるようなバンドの曲ばかりなんですよ。思いつく限りで書いてみると‥‥

  ・CHEAP TRICK / California Man
  ・KISS / C'mon And Love Me
  ・NAZARETH / Hair Of The Dog
  ・AEROSMITH / No More No More
  ・VAN HALEN / Unchained
  ・GUNS N'ROSES / Mr.Brownstone
  ・GIRL / Hollywood Tease
  ・MANIC STREET PREACHERS / You Love Us
  ・THE WiLDHEARTS / I Wanna Go Where The People Go
  ・MOTLEY CRUE / Bitter Pills
  ・VELVET REVOLVER / Do It For The Kids
  ・RAMONES / Do You Remember Rock'n'Roll Radio?(これは終演後か)

‥‥なんだこれ(笑)。とにかくこれ聴かされたら、否が応でも盛り上がるわけですよ、ええ!

 今回、ツアー初日ってことでまだ6月後半までツアーは続くようなのでネタバレ(セットリストとかやった曲とか)は避けます。ただ、前回のアルバムリリース後のツアーとはセットリスト、全く変わってますし、新譜からの新曲は勿論、既に音源になってない新曲すら演奏してましたから、これはかなり期待していいと思いますよ、これから観る人!

 あの狭いLOOKのステージに森重、戸城の二人が並んでるだけでも涙ものなのに、メンバー4人のみてくれが完全に外タレのコスプレになってるのがね、もう‥‥ツボに入りまくりで胸キュン状態だったよ。森重があそこまでアクセルっぽいの、久し振りに観たもん。戸城は黒髪に赤いメッシュを入れ、一時期のニッキー・シックスみたいだし、坂下は完全にドレゲンだし、満園は‥‥常に裸で目元だけメイクしてる感じ‥‥叩き方といい、髪の長さといい、ちょっとトミー・リー入ってる?みたいな。つーかその4人でバンドとかやられちゃった日にゃ、ロケンロー好きには堪らないわけですよ!

 何だろ‥‥ZIGGYの時と変わらないはずなのに、隣に危ういオーラを発する戸城がいるだけで、森重こうも変わるもんかな‥‥っていう。こんな狭いハコで森重を観るのは、SNAKE HIP SHAKESに同じ千葉の、今は亡き市川・CLUB GIO以来なんだけど、あの時ともまた違うんだよね‥‥新人バンドっぽい勢いもあるんだけど、メンバー全員に貫禄というか余裕みたいなのも感じられるし。演奏は‥‥上手いとは思うんだけど、結構ハチャメチャだよね。キメの部分はしっかりキメてるんだけどさ(アンコール時に戸城が進行間違えて、森重が演奏途中で止めちゃった時に、初めて戸城が「ZIGGY時代の戸城」っぽくて、何か微笑ましかったというか、懐かしかった)。

 ゴメン、ライヴレポっぽくないけど‥‥ホント未だに頭の中で整理できてないのよ。だって数時間前まで、ほんの数十センチ前にあの4人がいたんだから。普通に森重とタッチとか出来るような距離で観てたんだから‥‥ちゃんとしたレポートは、6月に行われる渋谷クアトロ公演後になるかな(一応行く予定です)。

 あのね‥‥ZIGGYなんて古臭いとか、時代遅れとか思ってるような輩にこそ、このバンドは観て欲しいかな。ZIGGYはこの際どうでもいい!(いやよくないけど) でもこのバンドは別よ。もしアナタが洋楽の‥‥上に名前が挙がってるようなタイプのバンドや音楽が好きで、日本にもそんなバンドがいたらいいな〜とか思ってたら、迷わずダスボンのライヴに足を運んでくださいよ。そして下の音源&DVDを堪能してくださいよ。つーかまずはライヴだな。こんな至近距離でこんな大物を観れる機会、そうはないよ?

 とにかく。ある意味では俺の中でZIGGY超えた、悪いけど。



▼The DUST'N'BONEZ「FLAME SKULL BASTARDS」(amazon



▼The DUST'N'BONEZ「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6live shots〜」(amazon

投稿: 2005 04 14 01:03 午前 [2005年のライブ, DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/12

The DUST'N'BONEZ『LOVE/HATE』(2005)

 もはや『別ZIGGY』『裏ZIGGY』と呼んでも差し支えないであろうバンド、The DUST'N'BONEZ。だって森重樹一と戸城憲夫の2人が揃ってるんだもん。二人時代のZIGGYを思い浮かべればいいだけの話。しかもその音楽性が初期‥‥「HOT LIPS」「KOOL KIZZ」での戸城作曲の楽曲を更にハードエッジにしたサウンド。そういう意味では今、最も『ZIGGYらしい』存在なのかもしれない‥‥幸か不幸か、ね(だって本家ZIGGYが未だに存在し、そこに森重本人が在籍するんだから。ってまぁ森重こそが『ZIGGY』そのものなわけですが)。

 今回リリースされたのは、昨年11月末にリリースされた1stアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」からたった4ヶ月で届けられた新曲3曲+昨年12月の初単独ライヴ@渋谷クアトロから6曲を収録したDVDという2枚のディスクから構成される変則盤。どっちがメインか‥‥新曲3曲はどれも彼等らしいし(いや、ある意味で既に1stで繰り広げた音楽性の更に数歩上に行ってるようにも感じられるし)、ライヴDVDはたった6曲ってことで消化不良気味に陥りそうだけど‥‥

 それでも森重と戸城が同じステージの上に、二人並んで立っているという映像を目にしただけで、何かこう、込み上げてくるものがあるんだよね。元SADS組の二人もそれぞれに個性的だし(特にギターの坂下たけともはそのヘアスタイルやファッション、メイクから、何となくBACKYARD BABIESのドレゲンを意識してるのかな‥‥と思わせるし。ギターもES335使ってる辺り、その辺を狙ってるように思えるし)。何よりも、森重のファッションが1990年前後のZIGGY時代を彷彿させて‥‥まぁ早い話が、GUNS N'ROSESのアクセル・ローズ的なんですよね。今のZIGGYでは考えられないような、ある意味でコスプレというか。戸城も何となくニッキー・シックス(MOTLEY CRUE)を彷彿させるし。とにかく今のZIGGYが失ってしまった「危うさ」を必要以上に感じさせるステージだなぁ、と。これ観ちゃったら絶対に生で体験したくなるもんな、普通。

 さてさて。新曲の方にもコメントを。ご存知の通り、このバンドのコンセプトは『戸城の曲に森重が歌詞を付ける』というスタイルで、所謂『戸城主導のZIGGY』みたいなもんなのですが‥‥良い意味で、戸城がZIGGY時代〜ZIGGY以降にやってきた音楽を、上手く森重のスタイルに合わせて再構築してるよなぁと。まぁZIGGY時代でいったら‥‥戸城在籍時最後の2枚辺り‥‥「CRAWL」「Goliath Birdeater」での戸城曲に通ずる要素があるんだよね。風変わりな展開をするAメロ〜Bメロ、だけどサビは非常にメロウで判りやすい。バックは非常にヘヴィで重たいんだけど、それに相反してサビはポップみたいな。ここに収められた3曲はどれも良い意味で『ポップ』なんですよ。そして危うさ、生々しさというロックバンドらしさもしっかり備わってる。初期衝動と完成度の両面で充実しまくっていた1stアルバムの次にくる作品ってことで、もっとカッチリしたものになるのかと思ったら、更に生々しくて激しくなってる。この攻めの姿勢は森重+戸城でなきゃ表現し切れないものでしょう。残念だけど今のZIGGYのスタイルではないわな。

 うわぁ‥‥これをライヴで実際に聴いたら俺、卒倒するね。ってこれを書いてる2日後には(現時点の予定では)初めてダスボンのライヴを体験することになってるんですが‥‥戸城なんて生で観るの、それこそ15年振りくらいだよ!



▼The DUST'N'BONEZ『LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6live shots〜』
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投稿: 2005 04 12 12:08 午前 [2005年の作品, DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/02

森重樹一、今年も大忙し。

The DUST'N'BONEZ、4/8にDVD付きマキシシングル発売決定(公式ページ)

 これ、昨年12月のワンマンライヴでもやってた新曲かな? 「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6love shots〜」というタイトルの3曲入りマキシ+6曲入りライヴDVDという構成。DVDの方は昨年12月のワンマンライヴ@渋谷クアトロの映像。

 ライヴDVDの方も楽しみだけど、やはり新曲ですよね。"激情"、"終末の色"、"DECA-DANCE" なんていう、如何にも森重/戸城らしいタイトルが並んでます。今年に入って、VELVET REVOLVERの来日公演やMOTLEY CRUEの新曲と、ハードなロックンロール方面の方々が頑張っておられて、正直二人とも悔しがってるんじゃないかな? そこにきて、今月はHANOI ROCKSの復活第2弾アルバムですからね。これら聴いて、更に気合い入れ直してもらいたいですね。

 そうそう、ライヴの予定も決まってます(→こちら)。

 ・3/12(土)東京ESPミュージカル・アカデミー本館B1ホール
  (ex-GN'Rのスティーヴン・アドラー率いるADLER'S APPETITEの前座)
 ・4/01(金)大阪BIG CAT「TRAIN KEEP A ROLLIN」
  (w/ THE EASY WALKERS、深空、AKIMA&NEOS、バーベル)
 ・4/02(土)名古屋ELECTRIC LADY LAND「R&R HOOCHIE COO vol.3」
  (w/ THE EASY WALKERS、深空、AKIMA&NEOS)
 ・4/13(水)千葉LOOK
 ・4/15(金)CLUB 24 YOKOHAMA
 ・4/23(土)宇都宮VOGUE
 ・4/28(木)さいたま新都心VOGUE

スティーヴン・アドラー(GN'Rの「APPETITE FOR DESTRUCTION」や「GN'R LIES」で叩いてるドラマー)、まだこんな小賢しいことやってるのか(バンド名に「APPETITE」って)。そしてそんな奴の前座‥‥喰っちゃってください。トリ以上に盛り上がっちゃってくださいや。

 それ以外は2本のイベントが大阪/名古屋で。そして千葉、横浜、栃木、埼玉という関東近郊でのライヴハウスツアー。埼玉は翌日に私用があるから無理っぽいので、千葉LOOK公演に行こうかと思います。初ダスボン、本家ZIGGY以上に楽しみだ!

 ま、その前に4/8のDVD付きマキシを観て&聴いて、ライヴの予習をしたいと思います。



▼The DUST'N'BONEZ「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6love shots〜」(amazon

投稿: 2005 03 02 09:01 午後 [DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/07

The DUST'N'BONEZ『FLAME SKULL BASTARDS』(2004)

 前回のエントリに引き続き、今回は当のThe DUST'N'BONEZのファーストアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」について書いてみたいと思います。書くのはいいんだけど‥‥やはりどうしても避けられないですよね、ZIGGYとの比較は。だってさ、'93年から数年間のZIGGYは「森重樹一+戸城憲夫」の2人状態だったわけじゃない。その2人が再び手を組んで、曲を作って音を出せば‥‥それは紛れもなく『ZIGGY』そのものなわけじゃないですか。けど、現在においてもZIGGYそのものは存在する。非常に複雑ですが‥‥そのどれもが素晴らしい曲を作って素晴らしいパフォーマンスをしてくれればいいわけですよね‥‥いや、してくれればしてくれる程、我々は混乱するのか。「‥‥んで、結局どっちがZIGGYなの?」って。そりゃそうだ。

 このThe DUST'N'BONEZ結成に至る切っ掛けは、2002年夏のサマーソニック。復活HANOI ROCKSやGUNS N'ROSESが出演した、あの年ですよ。偶然にも森重と戸城はここで再会し、2人してHANOI ROCKSやGUNS N'ROSESを観るわけですよ。そして翌2003年2月。HANOI ROCKS単独来日公演。ここにも彼等は2人でライヴに足を運ぶんですね。そして‥‥酒の席でいろいろ音楽の話をして、互いの共通項(所謂グラマラスでハードなロックンロール)が現時点においてもまだ有効であることを悟り‥‥あとは自然と転がっていった、と。同年後半に元SADの満園と坂下を引き入れ、2004年3月にBACKYARD BABIES来日公演のアフターパーティーにて初ライヴを行う。その後は‥‥一部の方々はご存知の通りですね。ライヴ活動を繰り返し、そしてこのアルバムを約2週間で完成させてしまった、と。

 全10曲中、9曲の作曲を戸城が手掛け、残り1曲は森重。作詞は全て森重によるもの。ZIGGY時代はあくまで「森重/戸城が5曲/5曲、あるいは6曲/6曲と、同じ比重で曲を書く」50/50体制だったように思うのですが、このバンドはあくまで「戸城主導のバンド」なわけですよ。ZIGGYはあくまで森重が作ったバンドであり、森重がリーダーシップを発揮するバンドであると。その中で、それを踏まえつつ戸城は自身の役割を果たしていた、と。ところがここでは立場が逆転してるわけですよ。森重もインタビュー等で言ってるように、ZIGGY時代に一度も試さなかった『戸城主導で進める』という方法。これがThe DUST'N'BONEZのコンセプトなわけ。

 で、出す音。バンド名のスペル等からもお判りの通り(「〜'N'〜」とか「O」にウムラウトが付いたりとか、最後の「S」が「Z」になってたり、等)、'70〜80年代の、ロックンロールが一番カッコ良かった、輝いていた時代の先人達‥‥AEROSMITHやGUNS N'ROSES、HANOI ROCKSにMOTLEY CRUE等といった「ハードでメロウでグラマラスでデンジャラス」な、ロックンロールバカによる純度の高いロックンロールバンド。そういったものを2004年という時代に再び取り戻そう‥‥正しくそういう音なわけ。そう、ZIGGYだってそこに含まれても何ら違和感ないわけよ。だってZIGGYはGUNS N'ROSESと同期(1987年デビュー組)ですしね。あ、そうか。GN'R組が2004年にVELVET REVOLVERとしてデビューしたってことは、このTHE DUST'N'BONEZもある種VELVET REVOLVERのライバルになるわけか。アハハ。

 ただ、そんなVELVET REVOLVERよりも純度は高いわな。だってZIGGYのほぼ9割以上の曲を書いてきた2人がやってるバンドなわけだからさ。ある種、今のZIGGYよりもZIGGYらしいかも‥‥いや、今のZIGGYは「SNAKE HIP SHAKES」というバンドを通過することで、また別の地点にたどり着いてしまっているから、一概に比較すべきじゃないのかもしれないね。けど‥‥同じシンガーが歌詞を書き、歌っているという事実からして、比較せずにはいられないわな。バンドの顔がふたつのバンドを、しかも元メンバーとやってるわけだから。

 正直な話‥‥このアルバムをZIGGY時代‥‥「Goliath Birdeater」('99年)の後にリリースしていたら‥‥何ら違和感もないわけで。いやむしろ、「ZIGGY完全復活!」みたいに絶賛されてたかもしれないよね。けど実際にはそうならなかった。そうならなかったからこそ、今こうやって「FLAME SKULL BASTARDS」というアルバムが生まれたわけだけど。

 ZIGGYというバンドはこれまた厄介なバンドで、時期によって編成も違えば音楽性も少しずつ違ってくる。初期の薄っぺらいスリージーでグラマラスなロックンロール、タフになった「KOOL KIZZ」、BEATLESにかぶれ始めた「YELLOW POP」や「ZOO & RUBY」。グランジに傾倒しつつある「BLOND 007」。『日本の古き良きロックンロール』的な匂いのする「WHAT'S NEWS!?」、等々‥‥しかし我々の中にあるZIGGYというのは‥‥初期のイメージが強いわけですよ。かろうじて「KOOL KIZZ」辺りまでの。それはその頃が所謂バンドブームであり、ZIGGY自体も "GLORIA" での大ヒットがあったから、お茶の間にまで浸透していた時期だからなんですね。ルックスやスタイルとは裏腹に、歌謡曲のように親しみやすいメロディ。これがこのバンドの売りだったわけですよ。

 勿論、その血はThe DUST'N'BONEZにも流れてます。純血というか、輸血された血液というか‥‥純度は非常に高いですよね。音像こそヘヴィでハードなわけですが、メロディは戸城らしい判りやすさがちゃんとあるわけですよ。考えてみてくださいよ、この人はZIGGY時代に "SING MY SONG" とか "HOW" とか "午前0時のMERRY-GO-ROUND" みたいなポップチューンを残してきた男ですよ。勿論この人が書くハードーチューンも素晴らしいものばかり。それはZIGGY時代のみならず、その後彼が幾つか作っては潰してきたバンドでも遺憾なく発揮されてましたよね。そういう意味では‥‥この手のロックが、そしてZIGGYが大好きな人なら絶対に気に入る音なわけですよ。気に入らないわけがない。むしろ「最近のZIGGYが苦手」という人にこそ聴いて欲しいアルバムですよね。

 ホントはZIGGYとの比較なんて、無意味なんだろうけど‥‥比較することで、どちらが優れていて、どっちが劣っているとか、そういったことが言いたいわけじゃないのよ。正直なところ、俺自身も未だに混乱してるんだから‥‥ZIGGYはこの先、本当に大丈夫なんだろうか。本当にこのまま続いていくんだろうか。こんなにスゲーアルバムを作ってしまった今、ZIGGYの新作は本当に大丈夫なのかな‥‥とか、いろいろ不安に感じてるわけですよ。結局は今月末にリリース予定のアルバムを聴いて判断すべきなんだけど‥‥

 ある意味では同じ土俵なわけじゃないですか、ふたつのバンドは。同じ土俵にはいるけど相撲は取れないわけですよ、だって、同じ人間がメインを務めてるわけですから。でも‥‥我々は心の中で、密かにそれを望んでいるんじゃないのか。そんな気がするんですよね。戸城がZIGGYに戻ることはない。そして森重はZIGGYを解散させる気もない。だったら‥‥お互い良い意味でぶつかり合って、更に良い作品を生み出してくれれば‥‥ファンとしてはこれ以上の贅沢はないわけですよ。ま、このモヤモヤは延々続くわけですけどね!

 いっそのこと‥‥「SONIC MANIA」にでも出て、VELVET REVOLVERやMARILYN MANSONと共演しちまえばいいのに。そういったファンの前で演奏するのも、ある意味ではぶつかり合いですからね。そして‥‥ある意味では「勝ち」が約束されているわけですが。やっぱりZIGGYじゃなくて、The DUST'N'BONEZで出て欲しいよね、あのメンツなら。



▼The DUST'N'BONEZ『FLAME SKULL BASTARDS』(amazon

投稿: 2005 01 07 12:25 午前 [2004年の作品, DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク