2005/11/29

electraglide 2005

 スタートから毎年行ってるこのイベント、今年で6回目となるわけですが‥‥昨年のライヴアクトはテクノというよりは「ロック」色の強いアクトばかり、今年はとうとう2年振り3度目の登場となるUNDERWORLDがメインを務めるという過渡期振り。いや、他のアクトは結構魅力的なの多いので、実際にこの目で観てみないとなんとも言えないんですけどね。とはいいながらも、実はチケットを買ったのが開催5日前という有様。毎年酷い事になってます。

 ところがね‥‥今年は行ってみて思ったんだけど‥‥過去数年で一番良かったんじゃないの?って。ここ数年は幕張メッセでも小さい方(国際展示場9〜11ホール)ではなく、一番大きい方(国際展示場1〜8ホール)を全部使ってたから、とにかくスペースが広くて快適なわけ。今年はチケットが全然売れてないって聞いてたけど、こんなにデカイ方使っちゃって大丈夫なの‥‥って思ったけど、そんなの要らぬ心配でした。かなり入ってたと思います。下手したら去年よりいた? でも全然多いと感じさせないのは、ふたつのフロア(STAGE1と2)やその真ん中に配置された休憩スペースがとにかく広かったから。床に寝てる人がわんさかいても、全然窮屈に感じない。踊ってるスペースでもそんなにギュウギュウにならないから比較的踊りやすい。これは良かったなーと。たまたま展示会とかなくてあっちが使えただけなのかもしれないけど、すごく良かったと思います。

 ただ、その分‥‥ゴミ問題は例年以上に悪化してました。もはやあそこはフェス会場なんてもんじゃない、ホント足の踏み場もないようなゴミの山、こぼした飲食物、捨てられたフライヤー等。これは断言できると思うけど、間違いなく日本一会場が汚いイベントになっちゃったと思いますね。そして、そんな中にいても全然気にすることなく、更にポイ捨てをするバカ共‥‥この調子じゃ、来年も思いやられますね。入り口でゴミ袋でも配ってやればいいのに、嫌がらせの如く。

 さて。簡単にライヴアクトやDJの感想でも簡単に書きますか。

■THE LIGHT SURGEONS(LIVE/STAGE2)
 全然予備知識なかったんだけど、かなりマッタリ気味でよかった。後半に向けて徐々に熱量が上がってく感じ。凄い好み。

■KEN ISHII(DJ/STAGE1)
 最初にSTAGE2から観たせいか、「やっぱり今年は人が少ないのか、それとも出足が悪いのかしら」と思いながらSTAGE1に移動したら‥‥いるじゃねぇか、こんなにも!ってくらいにみんなKEN ISHIIのアゲアゲなテクノで踊り狂ってた。けど、STAGE2とは明らかに客層が違う‥‥若いし、ノリがロックな感じ。全部が全部とは言わないけど。多分「テクノよく判んねーし、でもKEN ISHIIの名前は知ってるから、いっちょ踊ってくかー」てなロックファンが集ったのではないか、と偏見で書いてみる。多分違うけど。
 無駄にアッパーな感じはいつも通り。この日の自分の体調が思わしくなかったこともあり、15分くらいで再度STAGE2へ退散。

■SHARAM JEY(DJ/STAGE2)
 これがね、予想だにせぬくらいに良かった。途中AUTECHREの為に抜けたんだけど、後半のアッパー振りはもの凄かったね。気持ちよかった。そして客を煽るのも上手い(?)し。つーかDJの場合、感想とかレポートは書き難いなぁ‥‥だって「気持ちよい/悪い」「踊りやすい/難い」で済んじゃう話だし。

■AUTECHRE(LIVE/STAGE1)
 この日の俺のメインアクトその1。KEN ISHIIが終ると会場の照明は全てブラックライトのみになり、ステージ上もほぼ真っ暗。そんな中にAUTECHREのふたりがラップトップPC相手に相当アッパーなビートを打つわけ。最新作買ったのに直前まで聴いてなかったんだけど、正にあの作風。というかとにかく異常な程に高揚感をそそるビートだね。無駄に無機質なはずなのに‥‥何なんだこれは!? 想像してたものと違ってたっていうショック(良い方で)はかなり大きいんだけど‥‥パニックになるくらい良かった。ホントそれだけ。視覚に頼れない分、とことん音を無駄なく楽しむ、そんなアクトだったと思います。狭い小屋じゃなくて、こんな広大なイベント会場を真っ暗にして(とはいっても売店の灯りとかはついてたので完全な暗黒ではなかったけど)大音量でビートを鳴らす、そこに最大の意味があったように思います、この日のステージは。

■COLDCUT(LIVE/STAGE2)
 次があったのでAUTECHREは最後まで観られず。続いてこの日の俺のメインアクトその2。COLDCUTは今まで観る機会が何度もあったはずなのに、今回が初めて。詳しい人からいろいろと噂は聞いておりましたが、それ以上でしたね。完全なるエンターテイメントとして昇華されてるのね。スゲー。
 映像を駆使したステージは先のAUTECHREとは対極にあるものなんだけど、もうこれは笑うしかないってくらいに終始笑顔で踊りまくり。日本を意識してか、マツケンサンバや氷川きよしのPVなんかもVDJに使用。多分VDJ使ってるんだよね? それを見事同期させてスクラッチしたり。あ、マツケンサンバはドラムンベース調のリズムを乗せて無駄にアッパーに進化してました。
 ゲスト陣も何人か登場。女性シンガー(黒人。名前失念)が1曲歌ったり、終盤にDJ KENTAROが登場、素晴らしいスクラッチを披露し、最後の最後に新曲 "Everything Is Under Control" を‥‥そしてこの曲だけの為に、かのジョン・スペンサーが登場(!)。つーか来日してたのかよ!! ホントこの1曲だけに登場して、歌とギターを披露。先日出たシングルと全く同じ構成で楽しませてくれましたよ。ジョンスペが登場し、開口一番「ロックンロール!」と叫んだのには爆笑しましたが。とにかく最高に楽しいエンターテイメントでした。

■CHRIS CUNNINGHAM(LIVE/STAGE2)
 エイフェックス・ツインやビョーク等のPV/映像でお馴染みの彼が、自身の映像とそれに合わせたダンスミュージックを同期させたライヴステージ。序盤ドラムンベース(というかドリルンベースチック)で派手に飛ばした後、ダウナーな感じへ移行。それに合わせて俺も眠りに落ちるのでした(オイオイ)。

■ADRIAN SHERWOOD(DJ/STAGE2)
 んで、1時間くらい眠ってしまってたら、あの心地よいダビーなサウンドに起こされました。途中抜けたものの、何だかんだで1時間以上踊りっ放しでしたね。すんげー気持ちいい! やっぱり選んで正解だった。緩いのとアッパーなのを巧みに取りませて、まんまとやられまくりました。

■UNDERWORLD(LIVE/STAGE1)
 結局1曲しか観なかった今回。だって3時間もやるっていうんだもん‥‥勿体ないじゃんか、他のアーティスト/DJ観ないと。ま、どんなもんかと覗きに行ったら‥‥すっげー人で埋まっててビックリした。これといった音源のリリースもないし(直前にオフィシャルサイトやiTMS-Jで新曲リリースされたけど)前回はベスト盤だったし、さすがに今回は厳しいだろうなーって思ってたら、あんなに入ってるとは思いもしなかった。しかも俺が覗きにいった時、丁度タイミングよく "Rez" がスタートしたわけ。そりゃ‥‥最後まで観るわな、踊るわな。ってわけで、この1曲で完全燃焼。ホント良いタイミングでしたよ。後は‥‥知りません、マジで。

■VITALIC(LIVE/STAGE2)
 この日の俺のメインアクトその3。たったひとりで、ラップトップのみで繰り広げられるアッパーな世界観。もうね、COLDCUTとVITALIC、どっちをベストアクトに選ぼうか?って悩むくらいに良かった。アルバム以上に重厚な感じがしたのは、多分あんなバカデカいフロアで大音量で鳴らされるからなんだろうね。んで、それが腹や腰に響いて気持ちいいのなんのって。やっぱりこういうサウンドは家やカーステでチマチマ聴くんじゃなく、フロアで爆音で鳴らすもんだなーと、ごく当たり前のことに気づかされたのでした。いやー、やっぱりフジロックで観たかったなぁ‥‥深夜のマーキー、凄い人だったらしいけどね。


 ‥‥VITALICが終了した4時45分。ホントならこの後CARL COXで朝まで踊りたかったんだけど、翌日もオールでイベントに参加する予定だったし、何よりも体調が思わしくなかったので、今年は5時で上がることにしました。でもね、全然後悔なし。それくらい十分楽しめたし、上のレポート読めば判る通り、全く外れなしだったんですよ、今年。だってさ、シャーウッドからVITALICまで約3時間近く、休まず踊りっぱなしだったからね、俺。こんなの久し振りだよ? それくらい楽しめたし、楽しまされた気がする。ホント、アクトに関してはここ数年で1番かもしんない。

 行く前は悪い噂しか耳にしなかった今回のエレグラ。いざ終ってみれば、やっぱり行った人こそ『勝ち組』なイベントだったんじゃないかな、と。ホント今回は心の底からそう思えますね。これで来年に繋がったな、うん(ゴミ問題以外はな)。



▼COLDCUT「LET US PLAY!」(amazon:US盤


▼VITALIC「OK COWBOY」(amazon:日本盤UK盤

投稿: 2005 11 29 12:19 午前 [2005年のライブ, ELECTRAGLIDE, Underworld, 「フェス」] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/28

electraglide 2004

 スタートから毎年行ってるこのイベント。今年で5回目となるわけですが‥‥イベント的にはかなり過渡期なような気がしますね。まぁ総評は最後に書くとして、携帯やmixiの方にリアルタイム更新&メモした内容を、こちらにも時系列に沿ってアップしておきます。


■11/26(金)21:22
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 5分前に入場。今年は上フロアに物販売場(グッズ、CD等)が。写真はTシャツ売り場の列。フジロック同様、相変わらずアホほど並んでます。


■11/26(金)21:36
 協賛メーカーのブースが出展。COOLSOUNDではクイズに答えて来年1月開催の「BIG DAY OUT」(オーストラリアでこの時期開催される、有名な移動フェス)へご招待(交通費、宿泊費、チケット代を含む)、Pioneerでは同じくクイズに答えた人全員がスクラッチをやって、CDJ800やヘッドフォン等をプレゼントというイベント開催中。

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 Pioneerのやつで、6等のCDJ用ネタ音源CDをゲット。その下はハズレでステッカーなので、それよりは全然マシだけど。CDJ教則DVDとかよりはいいよな。けどCDJ800とかヘッドフォンとかCDキャリーバッグとか、すっげー欲しかった‥‥


■11/26(金)21:59
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 ひとしきり上のフロアで遊んだ後、いよいよ下フロアへ移動。まず入っていきなり目についたのが、写真のデザインのフード&ドリンクブース。赤い部分がプロジェクターになってて、絵が映ったりメッセージが出たりとか、かなり気合い入ってる感じ。さすがDESIGNERS REPUBLICといった感じ。

 ただ、文句言わせてもらうと、今年の飲食物は過去最低でした。昨年から飲食店にもデザイナーの手が介入するようになって(去年は全体のプロデュースをTOMATOが手掛けた)、例えば初期の頃みたいに屋台っぽい店構えが皆無になったり、食べ物も今年は「サンドウィッチ」「カレー」「パスタ」と大まかに3種類しかなかったり(各ジャンル毎にメニューは数種類あったけど)、以前はワンコイン(500円)で気軽に食事が出来たのに今年は‥‥とか。俺、結局上フロアのメッセにもとからある売店で焼きそばとか食ったっきり。全然食べたいと思わなかった。

 飲み物に関しても、生ビールがない!という致命的なマイナスポイントが。ビールあったけど、「一番搾り」の350ml缶を紙コップに移して販売って‥‥ZIMAとかスミノフアイスならまだしも(瓶売りとかだしね)‥‥結局、酒もカクテルとか呑んだだけかな。

 というわけで、今年は食べ物には殆ど金使わなかった。行く途中、高速のSAでラーメン食って行ってよかった‥‥


■11/27(土)02:34
 PRODIGY終了ーっ。凄い良かった。その前の2manydjsからずっと踊りっぱなしだったので、さすがに死んだ‥‥

 と思ったらダレン・エマーソンはいきなり "Born Slippy" かけるし。しかも今日一番の盛り上がりという‥‥嗚呼。当然俺もはしゃぎまくり。本当は「!!!」まで休みたいんだけど‥‥


■11/27(土)05:32
 「!!!」終了。アホだ。アホ過ぎ。過剰過ぎ。アホな奴大好き。アホサイコーっ!

 ティム・デラックス、いきなりNIRVANA "Lithium" なんて大ネタ。でもかっけー! 思わず大合唱。そういやぁ2manydjsの時にBLUR "Song 2" がかかった時も大合唱だったなぁ。

 さて。いつ帰ろうかしら‥‥


■11/27(土)06:05
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 お腹痛くなってきたので、早々と会場を後にして駐車場のトイレへ。とりあえず落ち着いた。

 写真はマイカーから見た幕張新都心。幕張夜明け前。さて、帰るか‥‥


■総評
 今回はいろんな意味で興味深かった。まず「DJ」と「LIVE」が完全に線引きされてたこと。勿論これまでもそういう傾向だったけど、今年は「LIVE=バンド」色が強くて、しかもみんな「ロック色の強いダンスアクト」というよりは、「ダンス色の強いロックバンド」といったイメージが強くて。DJタイムが始まると、その落差は歴然としてますね。いや、個人的にはそれが悪いとは思わないけど。でもその辺が「今年はイマイチ」とその筋の方々から敬遠された理由なんでしょうね。

 いろんな意味でエレグラも迷走期というか過渡期に入ってるんだなぁ、と。飯も今年はイマイチだったし。

 ベストアクトは‥‥というわけでLIVEとDJで分けて考えたい。

●LIVE
 PRODIGYかな、やはり。貫禄ですな。大ヒット曲のオンパレードだったし、新譜からの曲もあの3人でのアレンジにしっかり変化してて面白かったし。アンコールの "Poison" 〜 "Smack My Bitch Up" には思わずググッときた。次点で「!!!」。あれはもうバカだ。バカ以外の何ものでもない。バカサイコー! LCDも普通にカッコ良かった。笑っちゃうくらい、かなりロックしてたけど。うん、今年出た3組のライヴアクト、俺は全部好みだったな。珍しく。

●DJ
 今年の2manydjsはイマイチかな。期待が大きかったからかもしれないけど。つーわけで、やはりダレン・エーソンマでしょうか。前回エレグラで来た時は何かと被ってみれなかった分、今回は堪能しました(途中、倒れて寝てたけど)。HEXSTATICも良かった。RUN D.M.C. "Walk This Way" は笑ったけど(しかもPVまで流れるし)。

 こうやってみると、個人的には全体を通して(出演者に関しては)相当楽しめたな、と。ここまでハズレが少ないのは個人的には珍しいことだと思います。いや、それって俺が今年は過度の期待をしてなかった分、楽しめたってことなのかしら。

 「出演者に関しては」という注釈を付けたように、飲食物に関しては問題が残るし、そしてゴミな‥‥会場床のゴミ散乱具合は過去最低でしたね。客が少なかった分(去年の7割くらい? そこそこのスカスカ感でかなり快適だった)余計に目立ってたね。ゴミ箱はいろんなところにあったし、またこまめにゴミ回収してたけど、それでもあれはないよなぁ‥‥かなり意識が低下してる気が。ま、最近じゃフジもその辺の意識がかなり低下してるから、フェス/屋内大型イベント系全体に言えることなんだろうけど。



▼PRODIGY「MUSIC FOR THE JILTED GENERATION」(amazon


 


投稿: 2004 11 28 08:59 午後 [2004年のライブ, Chk Chk Chk (!!!), ELECTRAGLIDE, Prodigy, The, 「フェス」, 2 Many DJ's] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2000/12/17

ELECTRAGLIDE@幕張メッセ国際展示場(2000年11月24日)

  まさか真冬にフェス形式のイベントものが、こういう大会場で行われるとは思ってもみなかった。しかも出演者はUNDERWORLDやORBITALって‥‥昨年春の単独来日、そしてフジロックで見逃したことをずっと後悔していた俺にとって、正に朗報だったといえる。しかも2人組になって心機一転、過去の総決算ともいえるベストライヴ盤&画期的なDVDソフトリリース後の、初の来日公演だ。それに加えてORBITAL等の名実共に評価の高いテクノ系アーティストも出演するのだから、そっちにあまり精通していない俺でもワクワクするってもんよ。

  まぁ週末とはいえ、平日の夜開催って事もあって、そんなに人入るのかなぁ‥‥って思ってたら、知らない間にチケットはソールドアウト、Yahoo!のオークションでは1枚2万円とかで取引されてたりとかですごい事になってた。しかも当日は約1万5千人もの人が来場するとの事! こりゃある意味「冬のフジロック」とも言えるスケールのイベントだわ!!

  21時開場/開演という事だったが並ぶのが嫌だったので、直前にゆっくり食事を取り、21時半に入場。あの大きな展示場内を2枚の仕切(壁)で区切って、スペースを3分割していた会場内。入り口向かって右側が所謂メインステージ。バンドが演奏するステージが向かい側にあって、スペースの丁度中央辺りに多方向へと音を発信するスピーカーと、その天井に3つくらいスクリーンがあった。バンドが演奏していない時は一番左側のスペースにあるDJブース内の模様が中継され、メインステージでの演奏が始まると、そのバンドのコンセプトに合った映像を流すわけだ。勿論、ステージ左右にも同様の大型スクリーンがあった。とにかくここは広くてデカいというイメージだ。

  先に言った通り、向かって一番左側がDJブースになっている。勿論その他にもバーカウンターが幾つか出店していた。知っている所になると、恵比寿みるくなんかも出店していた。

  そして真ん中のスペースはグッズ等の物販と、飲食物の屋台があって、ひと休み出来るようになっている。とはいっても、みんな地べたに座ったり寝っ転がったりしてるのだけど‥‥寒い中(苦笑)。屋台はタイラーメンとかケバブという、フジロックでお馴染みのお店ばかりだった。しまった、トンカツ食わないでタイラーメンにすればよかった‥‥フジロックといえばタイラーメン。俺の中では完全に定着してしまっている。何せ3日通して食べたのはこれだけだからね。

  とりあえず俺と同行者はグッズを買う為に長い長い行列に並んだ。結局30分以上並んだのかな? どうせORBITALのスタートは22:45だから大丈夫♪と安心していたのがマズかった‥‥プログラムが変更になったのを確認していなかったのだ(苦笑)。なんとORBITALの演奏は22:00スタートに繰り上がっていたのだった‥‥!!


◎ORBITAL(22:00~23:30)

  この人達、実は結構前から聴いていた。恐らく1992年頃だったと思う。当時の同級生にその頃出た彼らのアルバム(名前は失念!)を借りたりして聴いていたのだった。当時はテクノというよりもハウスとかレイヴという名称で知られていたような気がする。SHAMENとかKLFとか、あの辺と一括りにされていたような‥‥う~ん、よく覚えていない(笑)。

  で、気づけばあれから10年近く経ったにも関わらず、未だに現役なんだね? 今年のフジロックにもアナウンスされていたにも関わらず、結局キャンセルになったんだよね? そういう意味では「待望の来日!」って事になるのでしょう。俺も名前は知っていながらその音をいまいち把握していないので、恐る恐るステージに挑んだのだけど‥‥つうか、物販テント前に並んでる時には既に始まってしまっていたのだけどね(苦笑)‥‥

  いや~、正直ビックリした! まさかあんなにカッコイイとは思ってもみなかった(汗)。以前、2年前のレディング・フェスの映像を見た事があったのだけど、あの時は確かピラミッドみたいなセットの中にメンバー2人がいて、頭に小さい懐中電灯?みたいのを2つ付けてるのが印象的だったけど(ちょっと「八つ墓村」チックでアホっぽいところが素敵だった♪)、今回もそれだった。いや、正確にはそのピラミッドのセットは今回はなかった。これはUNDERWORLDもそうだったけど、特に巨大スクリーン以外は特別なセットはなかった。まぁフジロックの時同様にセットチェンジを短時間で済ます為には、こういう配慮が必要なのだろう。まぁセットを楽しみにしてたわけじゃないし、肝心なのは音だから‥‥で、その音がまた素敵だった。なんて言えばいいんだろう‥‥上手く表現出来ないが、決して攻撃的な音じゃないけど、何か気持ちが高揚してくんだよね。どっちかっていうとピースフルな曲の方が多かったイメージがあるのだけど、何か踊ってる時はもうみんなニコニコだった。俺も、俺の周りもみんな。こんなに楽しく踊ったの、久し振りだわ♪ 何でこんなに気持ちいいのだろう‥‥UNDERWORLDの曲と比べてテンポ(BPM)が遅かった事が挙げられると思う。勿論アップテンポなのだけど‥‥人間の鼓動に近い感じかな? 勝手に想像しちゃうけど、多分彼らの楽曲のテンポって120BPM前後の曲が多いんじゃないかな? つまり1秒間に2拍、1分間に120拍って事。人間の鼓動が1分間に約60~70拍程度って言われてるから、これがどれだけ心地よいものか、踊りやすいものかがお判りいただけると思う。勿論これは俺が勝手に想像してるだけで、実際に計測したわけじゃないので‥‥それにしても本当に気持ちいいです♪

  曲のバラエティも幅広かった気がしたな。特に笑ったのが、曲名は判らないけど、サンプリングのネタにBON JOVIの"You Give Love A Bad Name"とベリンダ・カーライルの"Heaven Is A Place On Earth"のそれぞれのイントロ部分(アカペラのパートね)を使っていた曲! 悪いけど爆笑させてもらったぞ!(笑)だってさ、まさか幕張くんだりまで来て、しかもテクノパーティでBON JOVI聴く事になろうとは思わなかったもん♪

  本編が終わった時にはみんな大きな拍手。勿論ニコニコ顔。それに応えてORBITALのメンバー再び登場。アンコールを数曲やりました。唯一知っていた映画「スポーン」サウンドトラック収録の"Satan"がプレイされて、ちょっと嬉しかったです♪


◎TWO LONE SWORDSMEN(23:30~02:30)

  約1時間半のステージが終了して、俺と同行者はUNDERWORLDに備えてひと休みする事に。とりあえず飲み物を買って、DJブース周辺で休憩。この時にDJをやってたのがこのTWO LONE SWORDSMENのお二人。今回初めて知った方々ですが、その筋では相当有名らしい。それもそのはず、彼らのプレイを実際に体験すればその理由が嫌という程判りますぜ‥‥激ウマですよ!ってプロに対して言う台詞じゃねぇか?(笑)とにかく上手いです。

  途中、DJブース側からメインステージ側に移動して、UNDERWORLDに備えたのだけど、この時もメインステージのスクリーンには彼らのDJプレイが実況中継されていましたよ。実際に音で聴くのと、その舞台裏を見るのとではもう‥‥あの音はこうやって出してるのか!とか、おお、タバコに火を点けるのも神業的だわ!(爆)とか、関心させられっぱなしでしたよ。恐らく時間にして30分程度しか体験してなかったけど、もし次がなかったら、もし疲れてなかったら、俺は踊りまくってただろうね、きっと‥‥時計は0時30分を回ろうとしていた‥‥いよいよ、いよいよ念願の生地下世界、初体験!!!


◎UNDERWORLD(00:30~03:00)

  ヤバい‥‥これが第一印象だった。壮大な?イントロダクションに続き、聞き覚えのある「Everything,everything,everything...」というサンプリング音が‥‥当然、"Cowgirl"なわけで‥‥ここで頭真っ白に。つうかさ、完全にロックだったね、あれは。ロックコンサートだよ。「オイ、オイ!」って掛け声もあれば、タテ乗りの客もいる。クラブでの一体感以上に、ロックコンサートで体感する「あの」感じなのだ。
  ステージはORBITALの時と基本的には同じ。ただ、これまでのUNDERWORLDを考えると、ステージに2人しかいないというのは、何か妙な違和感のようなものを感じる。恐らくフジロック'99年の映像等を観ていた影響もあるのだろう。新生UNDERWORLDは特にサポートメンバーも入れずに、全てを2人でこなしている。カール・ハイドも途中で何度も後ろを向いて機材をいじっていた。更に"Juanita/Kiteless"ではギターまでこなしていた(何故かトラブルでその音が出てなかったが/苦笑)。その上あのタコ踊り(爆)だもんなぁ‥‥

  基本的には先に発売されたライヴ盤「EVERYTHING, EVERYTHING」をフォローアップするようなショウだったが、曲と曲の間には新曲と思われる聴いたことのない小楽曲が挿入されていた。これだけで次作を占う事も出来ないが、どことなく更にプログレ度がアップしていたような‥‥いや、そうハッキリ覚えているわけでもないが(苦笑)。何せ彼らが登場してから1時間も経った辺りから、俺も含めて周りの人間が皆、かなりの疲労を伺わせていた。正直、こんなに続くとは思ってもみなかったから‥‥アンコールも含めて、そのトータル時間は約2時間半。フェス形式とはいっても、ひとつのステージには最高でも3バンド。2番目登場とはいえ、基本的にはトリ扱いだしな。終盤、"Born Slippy"が終わった時点で、俺も完全に終わっていた(爆)。にも関わらず、この後もう少し続き(苦笑)、その後にステージを去った2人。ORBITAL同様、当然アンコールが予想されるわけだが、この時点で今の彼らにとっても大切な曲が2曲程欠けていたような気が‥‥(苦笑)そう、アンコールには"King Of Snake"と"Moaner"というフルコース。健康な状態の時なら発狂しそうな選曲なのだが‥‥ご免なさい、この時点で俺は仁王立ちでした(爆)。踊らずに(いや、踊れずに)モニターに写る、映像集団TOMATOが作り出した映像群に見入っていました、曲に心弾ませながら(笑)。ある人の意見では「DVDに収録されているものよりもイマイチ」という事だったが、この時点でまだDVDを観ていなかった俺にはその違いは判らないわけで、ただ単に「すっげー」という短い一言を連発するのみ。覚醒するというか、完成が研ぎ澄まされるというか‥‥こんなもん葉っぱでも使いながら観た/聴いた日にゃ‥‥(以下自粛/笑)後日、そのDVDを観るわけですが‥‥正直、どっちも素晴らしいと思ったのは俺だけだろうか?(単にそういうテクノ系の映像に慣れていないだけかもしれないが‥‥少なくとも、幾つかのDJイベントで見られるそれらの映像群よりも、はるかに心にくるものがあったが‥‥)

  というわけで、単に「暴れ、踊り、疲れ、仁王立ち」という(笑)どうしようもないレポートになってしまった‥‥ただ、雰囲気だけは伝わるのだろうか?(苦笑)


◎UNDERWORLD終了後‥‥

  完全に果てた(爆)。この後もイベントは朝5時まで続くわけだが、帰りの足のない電車組は床で寝たり、ヤケクソで更に踊り狂う奴がいたりと、それなりに楽しんでいたようだ。が、仕事から高速飛ばして来た俺は、もう限界だった。つうわけで、ここで会場を後にする事に。車に乗って駐車場を出たのが3時半過ぎ、家に着いたのが5時過ぎだった。当然、そのまま爆睡。ってこれじゃフジやサマソニの時と変わらねぇじゃないか?(笑)でもまぁ、フェスといえば夏、という固定観念をぶち破ってくれたスマッシュに拍手を送りたい。こうやってテクノ系にそれほど強くない俺でも楽しめるイベントだったのだから。是非今後も続けて欲しいもんだ。

  会場内の問題もいろいろあった。まず途中退場したら再入場出来ない事。これはフジみたいにリストバンドとか作ってくれればいいのでは?と思った。会場内は雰囲気を作る為に常に真っ暗なので、どうしても明るい所で休みたいという人もいるはずだ。そういう人の為にも是非考えて欲しい。

  更にゴミの問題。どうも苗場以外の場所ではこの問題と隣り合わせのような気がする。結局、誰かがすすんでやってくれなきゃみんな協力しないのかな? 会場内には燃えるゴミの袋はいくつもあったものの、ペットボトルを捨てる場所が少ないように感じた(というか見あたらなかった)。俺の住んでいる場所ではペットボトルは「燃えるゴミ」ではないし‥‥結局最後まで捨てる場所が見つからず、UNDERWORLDの時も持ったまま踊り、最後も駐車場の途中にあったゴミ箱(外のね)に出会うまでどこにも見あたらなかったし。だったら売らなきゃいいのに‥‥とも思った。会場内での飲み物は全部紙コップに移して販売するとかさ。まぁ来年も続けるなら、この辺はきっと解消されるはずだ。現にスマッシュの大将もその辺の事をコメントしていたし。

  つうわけで、週末に行われるイベントとしては最大規模のものだろう。今後も‥‥例えば横浜アリーナで毎年行われる電気グルーヴのイベントと競り合って頑張ってもらいたい。フジロックだって1年目は散々たるものだったのだから‥‥「続ける事に意義がある」のであって、それが軌道に乗ったなら、後はそこから考えればいい。来年も是非やって下さいね、大将♪

投稿: 2000 12 17 12:00 午前 [2000年のライブ, ELECTRAGLIDE, Orbital, Two Lone Swordsmen, Underworld] | 固定リンク