2005年8月16日 (火)

LOUDNESS『LOUD 'N' RAW』(1995)

『HEAVY METAL HIPPIES』リリース後に実施されたクラブツアーの模様を収めたライブアルバム。レコーディング時は不在だったベーシストの座には、(当時)元ANTHEMの柴田直人が着くことに。LOUDNESS、E.Z.O.、ANTHEMという80年代ジャパメタの縮図を、90年代半ばにこういう形で見せられるなんて、高校生だった自分に教えてあげたいよ……。

全9曲と彼らのライブアルバムにしてはもっとも曲数が少ないものの、収録時間は60分超え。これはただでさえ長い『HEAVY METAL HIPPIES』収録曲が、ライブを経てより長くなった表れでしょう。選曲はほぼ90年代からのもので、80年代の人気ナンバーは「S.D.I」のみ。しかもMASAKI、全然歌えてない。なぜこれを入れたのか。宝の持ち腐れだよ。

興味深いのは、DEEP PURPLEの名曲「Speed King」を演奏しているところ。当時のジャムスタイルやインプロビゼーション主体のスタイルに合ってたのかな。この曲を高崎&柴田が演奏しているというだけでも面白い。

積極的に聴くべき1枚ではないですが、MASAKI時代が好きなら聴いておいてもいいかも、程度の1枚。



▼LOUDNESS『LOUD 'N' RAW』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / MP3

投稿: 2005 08 16 04:00 午前 [1995年の作品, ANTHEM, E・Z・O, Loudness] | 固定リンク

LOUDNESS『HEAVY METAL HIPPIES』(1994)

TAIJI(B)のみならず、バンド創始者のひとりである樋口宗孝(Dr)まで脱退。オリジナルメンバーは高崎晃(G)のみという、ある種のワンマン体制で制作された異色の1枚。

ボーカルはMASAKI、ドラムにMASAKIの元盟友である本間大嗣を迎え、ベース不在のままレコーディングに突入(高崎がプレイ)。90年代後半の主軸となるインドテイストはこの時点では表出しておりませんが、第3期と第4期の橋渡しにして過渡期にある内容ではないでしょうか。

LOUDNESSの名の下にリリースされてはいるものの、ヘヴィでサイケデリックなテイストの楽曲群は知らずに聴いたらLOUDNESSだと気づかないのでは? もはやHR/HMの枠を超え、ヘヴィロック/ラウドロックと呼ぶにふさわしい作風に。山場のない、ダラダラと流れていくスタイルは確実に聴く者を選ぶ内容だと思います。

きっと、90年代にE.Z.O.が続いてたらこういう路線に進んだんじゃないかな……そう思わずにはいられない、評価の難しい1枚。



▼LOUDNESS『HEAVY METAL HIPPIES』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / MP3

投稿: 2005 08 16 03:30 午前 [1994年の作品, E・Z・O, Loudness] | 固定リンク

LOUDNESS『ONCE AND FOR ALL』(1994)

1992年に『LOUDNESS』を発表後、2度にわたる全国ツアーを実施して大成功を収めた第3期LOUDNESSですが、翌年になるとMASAKI(Vo)が脱退する・しないで揉めに揉め、痺れを切らしたTAIJI(B)がバンドを離れることに。結局MASAKIはバンドに復帰し、結果として第3期は短命で終わることになります。

そんな彼らの貴重なライブ音源が、1994年春に突如リリース。全10曲とCD主流時代にしては非常にコンパクトなものですが、そのへんからも「契約上出さねばならぬ」などのやっつけぶりが感じられます。

アルバムの大半は当然『LOUDNESS』収録曲なので、あの作品が気に入っている人なら間違いなく楽しめる1枚。ただ、このライブ盤が本当に面白いところは、MASAKIが「Crazy Doctor」や「S.D.I」といったLOUDNESSの代表曲を歌う以上に、LOUDNESSがE.Z.O.の「House Of 1,000 Pleasures」をプレイしてるという事実ではないでしょうか。歌や演奏は粗いけど、それ以上の価値はある内容だと思います。



▼LOUDNESS『ONCE AND FOR ALL』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / MP3

投稿: 2005 08 16 03:00 午前 [1994年の作品, E・Z・O, Loudness, X JAPAN] | 固定リンク

LOUDNESS『LOUDNESS』(1992)

1991年夏のUSツアー後にマイク・ヴェッセーラ(Vo)がバンドを脱退(というか半ばクビ)、さらにオリジナルメンバーである山下昌良(B)まで脱退し窮地に立たされるも、新たなシンガーとして元E.Z.O.のMASAKIが加入。さらに、X JAPANを脱退したばかりのTAIJI(B)まで加わるという、ある意味過去最高の豪華なメンツとなった第3期LOUDNESSによる唯一のオリジナルアルバム。

サウンド的には従来のLOUDNESSというよりも、MASAKIのおどろおどろしいボーカルのせいもあってE.Z.O.に近い気が。TAIJIが加入したとはいえX的要素は皆無で、むしろ当時主流となりつつあったモダンヘヴィネス系を追った新境地的作品に仕上げられています。

正直、80年代のLOUDNESSが好きなリスナーには複雑な印象を与える1枚かもしれません。しかし、セールス的には彼らのキャリア中もっとも売れた1枚でもあります。歯がゆい。

ただ、「LOUDNESSであることを無視すれば」非常に良くできたラウドロック/メタルアルバムではないかと。高崎晃(G)とTAIJIのインタープレイも素晴らしいし、ラストを飾るファストチューン「Firestorm」なんてスラッシュメタル真っ青な出来ですし。この編成でもう1枚くらい作ってほしかった気もするけど、この危うさや緊張感があったからこんな奇跡的な1枚を作ることができたのかな。

海外の新たな潮流をこんなにも意識した作品なのに、本作から活動の場をドメスティックに固定。アメリカで発売されたのは、ここから13年たった2005年だったというのは、不幸以外の何ものでもありませんね。



▼LOUDNESS『LOUDNESS』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / MP3

投稿: 2005 08 16 02:30 午前 [1992年の作品, E・Z・O, Loudness, X JAPAN] | 固定リンク

2005年2月 4日 (金)

2005年はネオ・ジャパメタ元年なのか!?

E・Z・O、前身バンド時代も含めた全作品をリマスター&紙ジャケ化!(CDJournal.com)

 数日前、DEAD ENDについて書いた時、E・Z・Oのベストとか出ればいいのにー、とか書いたら、この有様ですよ!!(有様て)何ですか、リマスター&紙ジャケ化って!? しかもフラットバッカー時代まで!? そんなの、日本広しとも俺にしか需要がないじゃないか!!!!!

 ‥‥は、図ったな、ビクターめ!

 4枚合わせて1万円ポッキリ。未発表曲は一切ないけど、あの名盤達をデジタルリマスターで聴けるなら‥‥買いますよ。ええ買いますとも!!!!! 3/16か‥‥3月は金が出まくるな、公私共に‥‥



▼E・Z・O「E・Z・O」(紙ジャケ)(amazon



▼E・Z・O「FIRE FIRE」(紙ジャケ)(amazon



▼FLATBACKER「戦争(アクシデント)」(紙ジャケ)(amazon



▼FLATBACKER「餌(ESA)」(紙ジャケ)(amazon

投稿: 2005 02 04 11:30 午後 [E・Z・O, Flatbacker] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック