カテゴリー「Fear Factory」の9件の記事

2022年3月21日 (月)

FEAR FACTORY『THE INDUSTRIALIST』(2012)

2012年6月5日にリリースされたFEAR FACTORYの8thアルバム。日本盤は同年5月30日に先行発売。

ディーノ・カザレス(G)が復帰して制作された『MECHANIZE』(2010年)から2年4ヶ月ぶりの新作。前作はバートン・C.ベル(Vo)、ディーノ、バイロン・ストラウド(B)、ジーン・ホグラン(Dr)という布陣で制作されたものの、バイロンとジーンが相次いで脱退。新メンバーとしてマット・デヴリーズ(B)、マイク・ヘラー(Dr)が加入するものの、次作のレコーディング自体はバートンとディーノの2人体制で進められました。

もともと正確無比でマシーナリーなリズムセクションが魅力のFEAR FACTORYですが、本作ではそのドラムトラックをすべてプログラミング(打ち込み)で対応。よって、機械的な冷徹さがより極まる結果となり、前作でのスペーシーかつエクストリームな作風がより強まった内容に仕上がりました。

オープニングトラック「The Industrialist」の長く仰々しいイントロダクションにジラされつつ、いざリズムセクションが入ってくるとそのひんやりとしたマシーンビートとザクザクしたギターリフに心をエグられ、バートンのパワフルなボーカルに感情を奪われる。これぞFEAR FACTORYと言える王道の1曲ではないでしょうか。

以降は緩急を付けつつ、いかにも彼ららしい楽曲が続きます。インパクトという点においては1曲目以降はどんどん弱まっていく気もしますが、「God Eater」のような“NINE INCH NAILS meets インダストリアルメタル”みたいなフックの効いた曲も含まれており、衝撃度は前作よりも若干劣るかもしれませんが、視野を広くしてみると“ポストパンクを通過したインダストリアル/オルタナティヴメタル”の良質な作品と受け取ることもできるのではないでしょうか。

機械的なビートならではの軽さと、低音よりも中音域を強調したギターサウンドが織りなす、王道ヘヴィメタルとは一線を画する質感は「これぞオルタナティヴメタル」と呼べるもの。実はメタルメタルした音が苦手なリスナーにも受け入れられる可能性を秘めた1枚ではないでしょうか。個人的にはFEAR FACTORY究極のアルバムとして挙げたい傑作です。

 


▼FEAR FACTORY『THE INDUSTRIALIST』
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2021年6月19日 (土)

FEAR FACTORY『AGGRESSION CONTINUUM』(2021)

2021年6月18日にリリースされたFEAR FACTORYの10thアルバム。

ディーノ・カザレス(G)が復帰した7作目『MECHANIZE』(2010年)から4作目、前作『GENEXUS』(2015年)から約6年ぶりの新作。本来ならもっと早くに出ていたなんて話もありましたが(ボーカルトラックは2017年に録音されていたそうですし)、結局アルバムの発売を待つことなく2020年後半にバートン・C・ベル(Vo)がバンドを脱退してしまいます。

現在はボーカル不在で、ディーノと2012年加入のマイク・ヘラー(Dr/RAVENなどにも在籍)、2015年加入のトニー・カンポス(B/STATIC-X)の3人がバンドに在籍。しかし、本作のレコーディングにトニーは参加しておらず、ベーストラックはディーノがプレイしています。これはここ数作と同じ流れですね。また、前々作『THE INDUSTRIALIST』(2012年)および前作の一部はリズムトラックがすべて打ち込みでしたが、今作ではマイクがすべてプレイしているようです。これだけの凄腕プレイヤーを擁するんだから、使わないのはおかしいですわな。

さて、気になる内容ですが……よくも悪くも“いつもどおり”です。もっと言えば、『MECHANIZE』以降3作の延長線上にある作風で、特段目新しさは見つけられないかな。このバンドに何を求めるかによって、本作の評価も大きく変わるかもしれませんが、名作『DEMANUFACTURE』(1995年)やそれ以降の諸作品を気に入っているリスナーなら、今作も間違いなく楽しめるはずです。

ところが、90年代は“近未来的”だとか“一糸乱れぬ機械的なユニゾンプレイが気持ちいい”だとはいってもてはやされた彼らのスタイルも、今では特別すごいというわけでもない(言ってしまえば、もっとエクストリームなスタイルはいくらでも存在するし、いくらなんでも2021年に“近未来的”はないかなと)。ある程度のアップデートは毎回施されているものの、基本路線は90年代半ばから変わっていないわけですから、これを今の耳で聴くとどうなるかというと……おわかりですよね?

確かにディーノのギター(およびベース)とマイクのドラムが生み出す機械的なユニゾンプレイの気持ちよさ、シンセを効果的に用いたスペーシーなサウンドとドラマチックなエクストリームメタルナンバーの数々、スクリームとクリーントーンの比率もちょうどいいバートンのボーカル、そのすべてがカッコいいと思いますが、同時にどこか「懐かしい」とも感じてしまう。そう、気づけば彼らのスタイル/サウンドって一世代、二世代前のものになってしまっていたんです。びっくりですね(別に驚かないか)。

もはやスタンダードとも言えなくないこのスタイルとサウンド。古臭く感じられる部分もゼロではない。もはや先鋭的とも言えなくなった……恐竜のような存在でもあるこのアルバムが、2021年にどう評価されるのかが本当に気になります。10年前はまだ「新しい」と感じられたんですけどね。自分の感性が変わってしまったんでしょうか……。

あと、このアルバムからネガティブな要素が拭えないもうひとつの理由が、すでに脱退したボーカルの歌を活かして、そのままリリースしてしまったこと。復帰の可能性が大きいのならわかるけど、それもなさそうですし、ましてや新ボーカリストも決まっていない状態で、本作を携えたツアーも望めない(しかもこういう情勢ですし)。本来ならリリースにワクワクするところ、今作に関しては単なる“記録”としてしか接することができない。どれだけカッコいい曲、カッコいいプレイがたくさん詰まっていても、「でもこれ、この編成でのライブは期待できないし……」と冷静になってしまう。

これ、出す意味あったのかなあ……。

いや、出してくれた事実はうれしいですし、やっぱり良いとは思うんですが、同時に素直に楽しめない自分も間違いなく存在する。なんとも罪作りなアルバムです。

 


▼FEAR FACTORY『AGGRESSION CONTINUUM』
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2020年4月23日 (木)

FEAR FACTORY『OBSOLETE』(1998)

FEAR FACTORYが1998年7月にリリースした3rdアルバム。

インダストリアル風味のモダンヘヴィネス・サウンドが展開された前作『DEMANUFACTURE』(1995年)が、ここ日本を含む世界中のHR/HMシーンで高く評価され、さらに『Ozzfest』出演(1996年)などを経て一気に知名度を高めることに成功したFEAR FACTORY。続く本作は全米77位と、初めてBillboard 200にチャートインを果たし、現在までに50万枚以上を売り上げる人気作に。バンドの人気を確実に決定づけた“ダメ押し”の1枚です。

“機械文明 vs 人間”をテーマにした前作から引き続き、本作も同様のモチーフでSF的側面を描いたコンセプチュアルな作品。とはいえ、よくある「曲間をセリフなどのインタールードでつなぐ」的作りとは異なり、(要所要所でSE的なものは挿入されるものの、怒涛の構成をぶった切るようなことは一切ない)ひたすらモノトーンで冷徹な轟音で、時に無感情に、時にエモーショナルに各曲が表現されていきます。

いわゆるスラッシュメタル的なスピード感は前作よりも劣るものの、1998年というラップメタル/グルーヴメタル主流の時代にフィットしたミドルテンポの楽曲を軸にした作風は、アルバムのトーンをひとつにまとめるという点において見事に成功しているのでは。そこにアップライト・ベースを用いることでヒップホップ的テイストが加わった「Edgecrusher」や、いかにも彼ららしいスペーシーなメロディ&ボーカルが乗った「Securitron (Police State 2000)」、跳ね気味のリズムとキャッチーなメロディの融合が不思議な浮遊感を醸し出す「Descent」など、1曲1曲が異なる個性を放つことでモノトーンの中にもグラデーションを生み出だしています。

バートン・C・ベル(Vo)のデスボイスを用いたスクリームとクリーントーンによるメロウパートの対比は前作以上にくっきり際立つような作りですし、ディーノ・カザレス(G)&レイモンド・ヘレーラ(Dr)、そしてクリスチャン・オールド・ウォルバース(B)が繰り出すゴリゴリでヘヴィなリフ、かつ機械のように息の合ったシンコペーションも前作以上のノリを醸し出している。ですが、ひたすら機械的な印象が強かった『DEMANUFACTURE』と比べると、同じひんやりした演奏の中からも不思議と人間味が感じられる。「Freedom Or Fire」での打ち込みを同期させながらも躍動感の強さを感じさせるビートはまさにそれで、そのへんの対比含めて実は前作と合わせて語るべき1枚なのかもしれません。

昔は「FEAR FACTORYといえば『DEMANUFACTURE』!」というイメージを強く持っていて、一番好きなアルバムも同作だったりしたのですが、現在は何気に今作こそがFEAR FACTORYの入門編に最適なアルバムでは?と思っています。というか、この時期のFEAR FACTORYにはハズレなしなので、どっちから入ったとしても絶対にハマってもらえるはずです。

 


▼FEAR FACTORY『OBSOLETE』
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2019年1月28日 (月)

ATARI TEENAGE RIOT『60 SECOND WIPE OUT』(1999)

ドイツが誇るデジタルハードコアバンド、ATARI TEENAGE RIOTが1999年5月にリリースした3rdアルバム。日本では前作『THE FUTURE OF WAR』(1997年)、そしてアメリカではBEASTIE BOYSの主宰レーベルGrand Royalからコンピレーションアルバム『BURN, BERLIN, BURN!』(1997年)が話題となったあととあって、この『60 SECOND WIPE OUT』は当時かなり大きな反響を呼んだ記憶があります(主に自分の周りで)。

男女ボーカル&ラッパーというメンバー構成と、ひたすらノイジーな高速デジタルビート、歪みまくったギターなどのバックトラック、権力や現代社会に対する批判的な主張が強い歌詞。ぶっちゃけ、彼らのスタンスは再結成を果たした現在に至るまでほとんど変わっていません。が、だからこそ信用がおけるし、リリースから20年経った今もなお、本作の持つ説得力と衝撃が変わらず保てているのだと思います。

まあとにかく、オープニングの「Revolution Action」から過激です。デジタルビートでここまでパンクでハードコアな世界観を、チープにならずに体現できているのは圧巻の一言。当時、このアルバムをいきなり大音量で聴いてしまい、耳にしていたイヤホンをそのまま引きちぎりそうな勢いで取り外したこと、今でもよく覚えています(笑)。

で、この曲のみならず、続く「By Any Means Necessary」然り、バンドの新たなテーマソングでもある「Atari Teenage Riot II」然り、タイトルからして思わず唸ってしまう「U.S.A. Fadeout」「Death Of A President」「Anacchy 999」然り、自分たちの音楽スタイルを文字通りの形で表現した「Digital Hardcore」然り、すべてにおいて不快になるほどノイジー。ぶっちゃけ、気楽に聴けるタイプの音楽ではありません。

しかし、このノイズにまみれたいと思う瞬間が、までも年に何度かあるわけですよ。こんな堅苦しい社会で生活していると(ちょい厨二っぽいですが。笑)。そういうときは、無言でヘッドフォンを手に、このアルバムを大音量で聴くわけです(以前、スピーカーで聴いていたら隣人から本気の苦情が来たので)。本当は歌詞の主義主張を完全に理解しながら聴くのがベストなんでしょうけど(もちろん、彼らの音楽を理解する上で重要なファクターです)、この有無を言わさぬ攻撃的なサウンドを浴びることが最高のストレス発散になるのもまた事実。ジャンル分けとか関係なく、ラウドでノイジーで攻撃的なエクストリーム・ミュージックを愛聴する人すべてに聴いてほしい1枚です。

あ、メタル耳な人に向けて。FEAR FACTORYのディーノ・カザレス(G)が「Death Of A President」でギターをプレイしているとのこと。この曲以外にも、メタル耳にも優しい(笑)アグレッシヴなギターリフ満載なので、偏見なしで聴いてほしいな。



▼ATARI TEENAGE RIOT『60 SECOND WIPE OUT』
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2018年6月21日 (木)

FEAR FACTORY『MECHANIZE』(2010)

2010年2月発売の、FEAR FACTORY通算7枚目のスタジオアルバム。2002年にバンドを脱退したディーノ・カザレス(G)がバンドに復帰し、フロントマンのバートン・C.ベル(Vo)、クリスチャン・オールド・ウォルバースがベースからギターにスウィッチした際に加入したバイロン・ストラウド(B)の在籍組、新加入の名手ジーン・ホグラン(Dr)という編成で制作された、起死回生の1枚です。

ジーン脱退後に制作・発表された2枚のスタジオ作(2004年の『ARCHETYPE』、2005年の『TRANSGRESSION』)も決して悪い内容ではありませんでしたが、ディーノのギターとレイモンド・ヘレーラ(Dr)のコンビネーションから生まれる奇跡的なリフ&ビートはすでにそこには存在しておらず、正直なところ“FEAR FACTORYっぽいもの”だったという印象がありました。

ところが、今回はどうでしょう。オープニングの「Mechanize」のインダストリアル調SEに続いて、暴力的なまでにリフ&ビートを刻むディーノ&ジーン。そこに乗るバートンの叫び。そうそう、これこれ!って膝を叩きたくなるくらい、ファンが求めるFEAR FACTORY像が完全なまでに再現されているだけでなく、そのイメージをさらに増幅させているんだから。気づいたらボリュームをどんどん上げて聴いてる自分がいました。

中には『ARCHETYPE』路線の楽曲も存在するのですが、それらすら激化した演奏&アレンジによって信じられない進化を遂げている。曲によってはジェント的に入り組んだリズム&リフも楽しめ、ただ機械的/直線的に好き進むだけじゃない、最新型のFEAR FACTORYサウンドを楽しむことができます。

曲によってはSEが入ったりするので、90年代の彼らを求めてしまいがちですが、インダストリアルメタル的要素はほぼ感じられない。そのカラーが好きだったリスナーにはちょっとだけ物足りなさがあるかもしれませんが、完成度はピカイチ。ここまでリフトバスドラがシンクロしまくって気持ちいいビートを聴かせてくれるメタルアルバム、そうそうないと思いますよ。

残念ながら、このアルバムで奇跡を生み出した編成は本作のみで解体。続く8thアルバム『THE INDUSTRIALIST』(2012年)では、ドラムパートをすべてプログラミングで対応するという本当の意味での“マシンドラム”と化すわけです(ライブでは新加入のマイク・ヘラーが担当)。以降、ドラムはアルバムごとに交代するという不安定さを見せますが、最近クラシック・ラインナップで復活か?なんて噂もあるみたいなので、近々リリースされるであろう10thアルバムに期待しておくことにしましょう。

にしても、このアルバム……出来る限り、スピーカーを使って爆音で聴いてほしい!



▼FEAR FACTORY『MECHANIZE』
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2018年3月22日 (木)

MINISTRY『AMERIKKKANT』(2018)

MINISTRYの4年半ぶり、通算14作目のスタジオアルバム。前作『FROM BEER TO ETERNITY』(2013年)を最後にもうオリジナルアルバムは作らないなんて話があったような気がしますが、アル・ジュールゲンセン(Vo, G)はこのアルバムを作らずにはいられなかった。そういうことなんでしょう。

それもそのはず、本作は現在のアメリカでのドナルド・トランプ政権に対する怒りが大きなきっかけになっているのですから。

これまでもMINISTRYは『PSALM 69: THE WAY TO SUCCEED AND THE WAY TO SUCK EGGS』(1992年)を筆頭に、ブッシュ政権を批判する楽曲や作品を発表しています。こういったポリティカルな要素はアルにとって、創作活動における大きな起爆剤になっていることは間違いないでしょう(もちろん、それがすべてだとは言いませんが)。

そして、アルはただトランプ政権を批判・攻撃するだけではなく、そういった人物を国のトップに選んだ社会に対する批判もこのアルバムで繰り広げています。それがまさしく、アルバムタイトルである『AMERIKKKANT』に示されているのでしょう。

とにかく、本作に関しては対訳の付いた国内盤を購入して、アルが表現したいこと、伝えたいことをしっかり理解してほしいところです。

そして、サウンドについて。お聴きいただけばわかるように、“これぞMINISTRY”というインダストリアルサウンドが終始展開されています。序盤こそヘヴィなミドルチューンが続くように思われますが、M-3「Victims Of A Clown」の終盤から始まるデジタルスラッシュビート……おなじみの“TVシリーズ”最新章「TV5/4 Chan」に続いて、突っ走りまくりの「We're Tired Of It」へと流れる構成は、往年のファンなら思わず手に汗握るものなんじゃないでしょうか。

後半もグルーヴィーな「Wargasm」、パワフルなインダストリアルビートが気持ち良い「Antifa」や「Game Over」、本作の主題ともなるエピックナンバー「AmeriKKKa」と、好きな人にはたまらない内容と言えるでしょう。とうことは、初心者には……決してキャッチーな作品とは言い切れないので、初めてMINISTRYの作品を手に取る人には本作はちょっとだけ難易度が高い1枚かもしれません。しかし、時代と対峙するという点においては、今このタイミングに聴いておくべき重要な“パンク”アルバムとも言えるでしょう。

なお、本作にはFEAR FACTORYのフロントマン、バートン・C・ベルが数曲にゲスト参加しています。さらに、N.W.A.のオリジナルメンバーのひとり、アラビアン・プリンス、ベックのバックバンドなどでおなじみのDJスワンプなども名を連ねています。このへんの名前にピンと来た人、ぜひチェックしてみてください。

なお、個人的には本作、ここ数作の中で一番好きな1枚です。



▼MINISTRY『AMERIKKKANT』
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2018年1月15日 (月)

FEAR FACTORY『DEMANUFACTURE』(1995)

FEAR FACTORYが1995年初夏にリリースした通算2枚目のスタジオアルバム。当時のHR/HMシーンはPANTERAを起点とするグルーヴメタルと、KORNなどのブレイクにより勃発したラップメタルに二分され、旧来のスラッシュメタルや王道スタイルは“オールドスークル”、あるいは時代遅れとして見放されていた時期した。

そんな中、そのどこにも属さないFEAR FACTORYはインダストリアルミュージックなどの要素を取り入れ、正確無比なビートの上でスラッシーなギターリフが刻まれ、さらに暴力的でどこか冷たさを持つボーカルが乗るという新たなスタイルを確立。その回答が、本作『DEMANUFACTURE』で示されていることは間違いないでしょう。

レイモンド・ヘレーラ(Dr)が生み出す機械的なドラミングはどこか打ち込み的で、どこか冷たさを感じさせる。なのに、聴いていると気持ち良くなってくる。そこにディーノ・カザレス(G)のヘヴィなギターリフが乗ることでモダンメタルの色合いが増すのですが、効果的に用いられるデジタルサウンドやシンセの音色、インダストリアルノイズなどの装飾により同時期に活躍したどのバンドとも違うカラーを打ち出すことに成功。バートン・C.ベル(Vo)のボーカルもただデスボイスでがなるだけでなく、淡々とメロディを歌ったりもする。そのどこか非人間的で感情を排除した歌唱法が先の機械的なビート&正確に刻まれるギターリフと相まって、より機械的な要素が強まるわけです。

この『DEMANUFACTURE』はコンセプトアルバムであり、機械文明に対する人間の怒りや闘争が描かれています。曲間がつながった大作志向ではないものの、歌詞で綴られている世界観はすべてひとつのテーマに沿って表現されているので、ぜひ国内盤(現在廃盤状態ですが)の対訳などを目にしつつ聴いてもらえるといいんじゃないかと。

本作の基盤となるのは、先にも書いたような機械的でひんやりしたモダンメタルなのですが、それ以外にも個性的な楽曲が多く含まれています。例えば「New Breed」あたりはのちのTHE MAD CAPSULE MARKETSに通ずるものが感じられるし(この曲名をバンド名にそのまま用いた国内バンドもいますし)、「Dog Day Sunrise」(80年代に活動したイギリスのメタルバンド、HEAD OF DAVIDのカバー)や「A Therapy For Pain」あたりからはゴシックメタルの香りもする。かと思えば「Body Hammer」のビートはエフェクトがかけられてマシンビートみたいで、MINISTRYとの共通点も見受けられる。いやいや、本当に面白い。

これが20数年前のアルバムなんだと考えると、いかに彼らが挑戦してきたサウンドが時代を先取りしたものだったかが伺えるのではないでしょうか。とにかく、今聴いても十分にカッコいいし、大きなブームは作れなかったかもしれないけど、いろんな形でフォロワーを生み出したという意味では、本作は90年代のメタルシーンを語る上で絶対に外せない1枚だと思います。



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2018年1月14日 (日)

SOULFLY『SOULFLY』(1998)

1998年春にリリースされた、マックス・カヴァレラ(元SEPULTURA)による新バンドSOULFLYのデビューアルバム。SEPULTURAを実質追い出されたマックスは、そのSEPULTURAの直近作『ROOTS』(1996年)で試みたトライバルなヘヴィロックをさらに進化させた音楽をこのバンドで表現。つまり、傑作と言われる『ROOTS』の直系の続編と呼べる内容が本作ということができるわけです。

プロデュースは『ROOTS』と同じくロス・ロビンソンが担当。この頃にはKORNでひと山当て、さらにLIMP BIZKITのデビュー作なども当てて知名度を高めたあと。そのロス・ロビンソンとマックス本人の人脈もあり、本作にはFEAR FACTORYのバートン・C・ベル&ディノ・カザレス、LIMP BIZKITのフレッド・ダースト&DJリーサル、DEFTONESのチノ・モレノ、SKINDREDのベンジー・ウェッブなどヘヴィ/ラウドロックシーンの著名アーティストたちがゲスト参加しています。

オープニングの「Eye For And Eye」のアグレッシヴさに、本作は『ROOTS』以上に激しいアルバムになるんじゃないか?とワクワクすることでしょう。「Tribe」「Bumba」のようなトライバルなビートを用いた楽曲もあれば、「First Commandment」のようにダンサブルな楽曲もある。そしてバンド名を冠した「Soulfly」では民族音楽に接近したインストゥルメンタルナンバーを楽しめる。確実に『ROOTS』の延長線上にあるのですが、そことは違う香りもする。

例えば『ROOTS』がヘヴィさという点に重きを置いたとするならば、この『SOULFLY』はもうちょっと軽やかさが重視されているように感じます。それはテンポ的なこともそうだし、リズムの取り方ひとつにしても『ROOTS』にはないものを感じる。もちろんマックス以外のメンバーが違うんだから、そのへんが変わってくるのは当たり前の話なのですが、ここからまた新しい何かが始まる。そういう変化の兆しを強く実感させる序章的作品集なのかもしれません。

事実、本作を起点にSOULFLYはさらなる変化を遂げていきますし、気づけばSEPULTURAとは異なる道を進み始めていた。一方のSEPULTURAも新たなシンガーを得たことで以前とは異なる道を歩み始める。良い意味で、誰ひとりとして『ROOTS』を引き継ごうとしていない。つまり視点を変えると、マックスにとって本作は『ROOTS』を引きずりつつも決別しようとしている、そんな転換期の1枚とも受け取ることができるわけです。

『ROOTS』が出来すぎたアルバムだっただけに、そこからどう進化させていくか。その問いかけとひとつの回答が、このアルバムの中に示されているのではないでしょうか。リリースから20年経った今、このアルバムを聴くと改めてそんなことを考えてしまいます。



▼SOULFLY『SOULFLY』
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2016年1月10日 (日)

祝ご成人(1995年4月〜1996年3月発売の洋楽アルバム20枚)

新成人の皆さん、おめでとうございます。昨年度に初めて実施したこの企画、今回も新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1995年4月〜1996年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら


Alice in Chains『Alice in Chains』(Amazon)(レビュー

Ben Folds Five『Ben Folds Five』(Amazon

Björk『Post』(Amazon

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