2004/10/26

FRANK BLACK『TEENAGER OF THE YEAR』(1994)

 今年は再結成PIXIESで我々の度肝を抜いた、フランク・ブラック。ま、PIXIESではブラック・フランシスなんだけど。正直どっちでもいいや。

 で、そんな彼が'94年にリリースしたソロ2作目「TEENAGER OF THE YEAR」。はっきり言って、名盤。ソロ1枚目が個人的にしっくり来なかったこともあり、これには思わずガッツポーズ取ったね、当時。だってタイトルからしてズルいじゃん。「TEENAGER OF THE YEAR」だよ!? それでこのジャケットだぜ‥‥ふざけるにも程がある。

 いや、嘘ですよ。正直もうPIXIESみたいなのを彼には求めてなかったし(当時はBREEDERSもいたしな、俺的には)だからこそPIXIES存続中に制作されたソロ1枚目はどうにもこうにも‥‥ね?

 いろいろ新境地と呼べる点も多く、まぁ相変わらず1分台〜3分台の曲がわんさか並んでる辺りは、さすがというか。しかもこのアルバム、全22曲、62分もの大作だからね。アナログだったら間違いなく2枚組だなこれ。更に当時の日本盤って2枚組仕様で、ディスク2として6曲入りの8センチシングルが付いてたんだよね。トータル28曲、全79分‥‥あー、CD1枚に入り切らないからか?(いや、ギリギリ入りそうだけど)マニックスですらなし得なかった偉業をフランク・ブラックが、しかもこのジャケットで実現してしまうとは‥‥しかも名盤‥‥恐れ入りました。

 さっきから改めてこのアルバムを聴き返してるんだけど、6曲目の "Speedy Marie" の中盤、ベースだけになるパートとか聴いちゃうと‥‥これがキム・ディールのゴリゴリベースだったらなぁ‥‥とか、いろいろ考えちゃうね。って当時もそんなこと考えてたよな、俺‥‥思考回路、成長無しかよ。

 カート・コバーンの死後すぐにリリースされたこのアルバム。勿論フランクはカートの死以前にこのアルバムを完成させてたし、その作品作りにカートのことが影響することはなかっただろうけど‥‥PIXIESみたいなバンドをやりたくてカートが始めたNIRVANA‥‥もしカートが生きることを選んでこの作品と出逢っていたなら‥‥また何かが変わったのかもしれないね。



▼FRANK BLACK『TEENAGER OF THE YEAR』
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投稿: 2004 10 26 12:00 午後 [1994年の作品, Frank Black, Pixies, 「10年前」] | 固定リンク