カテゴリー「GLAY」の6件の記事

2024年8月21日 (水)

SUMMER SONIC 2024(2024年8月17日、8月18日)

昨年に続いて、今年も全日参加したサマソニ。2024年夏の野外フェスはこれ1本に集約させるつもりで臨みました。正直、ヘッドライナーとしてMÅNESKINBRING ME THE HORIZON(こちらは当初メインステージのトリと名言されていませんでしたが)が出演するとわかった時点で、行かない選択肢はゼロ。基本的に、それ以外の出演者に関しては“社会見学”という感覚が強いので、誰が出ようと関係ないというか。

そんなこんなで、初日から軽く振り返っていきたいと思います。

 

Ss2024a ●8月17日(土)

VIOLETTE WAUTIER(PACIFIC STAGE)

「タイとベルギーのハーフで横浜生まれ」というプロフィールを持つヴィオレット・ウォーティアですが、ビジュアル的にはセクシーというより可愛らしい印象。サウンドに関してもダンスミュージックというよりは、ダンサブルなポップスと解釈するのが正解か。華があるので、観ていて楽しかったです。

 

BAND-MAID(PACIFIC STAGE)

久しぶりにライブを観たけど、出音の重心がより低くなり、女王感に満ち溢れていた。何曲かでフィーチャーされたKANAMIさんとMISAさんのソロバトルも見応えあってライブ感が増していたけど、ただこういうフェスの場面で強く感じたのは似たり寄ったりの楽曲が多いこと(パターンの画一的な点)とエンディングのワンパターン化。いい感じに成長できているだけに、ここからさらにワンランク上へステップアップしていただきたい。

 

離婚伝説(Spotify RADAR: Early Noise Stage)

数曲流し見。過去に一度ライブを観たことがありましたが、印象は大きく変わらず。もちろん極上のポップスが展開されており、歌を引き立てるための演奏という形ではなく、歌同様にすべての楽器が花形というイメージ。本当は最後まで観たかったけど、次が控えていたので早々に退散。

 

LAUFEY(SONIC STAGE)

予習なしで臨みましたが、遠目に上白石萌音っぽさがあって日本人が好きそうなヴィジュアルだなと。昨年に一度BLUE NOTEで来日公演を行なっているとのことからもわかるように、サウンド自体はジャズ寄り。ただ、かなりポップスとしての解釈が強めで、非常にとっつきやすい。ジャズの敷居を若干低くして、一般のポップスリスナーにも親しみやすくしてくれている印象。レイヴェイ自身は曲によってギター弾いたりピアノ弾いたりチェロ弾いたりと多才ぶりを発揮。声も良いし、これりゃ売れるわけだと納得。最後まで気持ちよく堪能しました。

 

NOTHING BUT THIEVES(MOUNTAIN STAGE)

たぶん8年前も観てるはずだけど、印象は変わらず。スケール感が大きくなったのはわかるんだけど、自分の好み的には今ひとつ、いや今ふたつかな。音源で十分といったところか。

 

BLEACHERS(SONIC STAGE)

初日の個人的目玉。新作音源はTHE 1975のDrity Hitから出ていることもあり、ステージ後方スクリーンのスタイリッシュさはモロにTHE 1975。サウンドのちょっとした味付けにもTHE 1975っぽさが感じられるんだけど、軸にあるのはニュージャージー出身バンドらしいオーソドックスなアメリカンロック。比較対象としてブルース・スプリングスティーンの名前が挙げられるみたいだけど、個人的にはサウスサイド・ジョニー的なのかなと解釈。そういうスタイリッシュさと泥臭さという相反する要素が絶妙なバランスでミックスされていて、しかもそれを極上のエンタテインメント色で表現するわけだから、楽しくないわけがない。プロデューサーとしても著名な存在となったフロントマンのジャック・アントノフの佇まいやアクションからは目が離せないし、6人編成のバンドが曲ごとにパートを次々と変えていくところも素敵。ツインドラム編成でベースレスかと思いきや、次の曲ではドラムのひとりがサックス吹き始めたり、また次の曲ではツインドラム&ベースにギター3本という。これはずっと観ていたい!ということで、最初から最後まで楽しんじゃいました。間違いなく初日のベストアクト! 次に来るときは、さらに大きなステージで観たいな。

セットリスト
01. I Am Right On
02. Modern Girl
03. Jesus Is Dead
04. How Dare You Want More
05. Chinatown
06. Rollercoaster
07. I Wanna Get Better
08. Tiny Moves
09. Don't Take The Money
10. Stop Making This Hurt

 

GLAY(MOUNTAIN STAGE)

デビュー30周年の節目に夏フェス初出演。しかも地元・北海道のライジングではなくサマソニを選ぶという。考えてみたら今年は1999年の幕張20万人ライブから25年という節目でもあるし、そこにデビュー30周年も重なり幕張にまた戻るというのがまた粋といいますか。選曲は1曲目こそ最新の「whodunit」で現役感を提示。そこはヒット曲じゃないのか……と思いきや、ギターソロ前にUNDERWORLD「Born Slippy」を挟んでくる遊び心。これ、以前もやってなかったっけ?(あれ、別のバンド?) サマソニらしさを意識したんでしょうね(前夜のソニマニで、同じステージでUNDERWORLDがプレイしてますしね)。

で、以降は「サバイバル」「口唇」を間髪入れずにぶち込んでくる。そりゃ大合唱になるわな。さらに「SOUL LOVE」からの「HOWEVER」コンボで昇天。ここで多くの人はマリンに移動したようですが、これは全部見ないとダメだと確信しそのまま居座ることに。以降は「夏らしい2曲」と「Blue Jean」「BLEEZE」と2000年代以降の楽曲を連発。MCではTERUさんが「名前だけでも覚えて帰ってください」って……新人か! 初々しいったらありゃしない。で、後半戦は最新曲「会心ノ一撃」を披露しつつも「FATSOUNDS」「SHUTTER SPEEDSのテーマ」と通常運転に戻り、「彼女の"Modern…"」(これを聴かないと帰れない)で盛り上がり、「誘惑」でクライマックス。お見事なセトリでした。あと、スクリーンに歌詞字幕が出てるあたりにも、彼らの優しさを感じました。

セットリスト
01.whodunit 〜 Born Slippy(UNDERWORLD cover)
02.サバイバル
03.口唇
04.SOUL LOVE
05.HOWEVER
06.Blue Jean
07.BLEEZE
08.会心ノ一撃
09.FATSOUNDS
10.SHUTTER SPEEDSのテーマ
11.彼女の"Modern..."
12.誘惑

 

MÅNESKIN(MARINE STAGE)

この日唯一のMARINE STAGE。GLAYを最後まで観てしまったために、移動時間などもあって中盤から参加することに(あとでセトリを確認したら、インストパートから「Gasoline」に入るあたりに会場周辺に到着したので、頭5曲を見逃したのみで3分の2くらいは観れたようです)。スタンド席は通路にまで人が溢れかえっていて、久しぶりにここまでパンパンの“サマソニのマリンスタジアム”を目にした気がします。そんなこんなで、なんとか自分の場所を確保して「Beggin'」あたりからじっくり堪能。

にしても……

 

MÅNESKIN、やっと観れたーっ!(笑)

過去2回の来日は「2022年8月→コロナ感染」「2023年12月→メニエル再発」と、それぞれ観る予定があったものの泣く泣く断念。ということで、2年越しに観ることができたわけです。バンドとしての佇まいなど含め、久しぶりにど真ん中のアリーナ/スタジアムロックバンドらしいヘッドライナーでした。客席を見渡しても、明らかに10代〜20代前半の若年層から自分みたいな高齢者(笑)まで、国籍や男女問わず幅広い層を集まり、マリンスタジアムを満員にしてしまうわけですから。しかも、サウンド的にはオーソドックスなロックサウンド。もっと言ってしまえば、古き良き時代のクラシックロックなわけですよね(もちろん現代的な解釈を施しているわけですが)。映像面などの演出に頼ることなく、メンバーのカリスマ性の高さや破天荒なステージング、曲間に用意された長尺ソロパート(特に、アンコールは5分前後におよぶギターソロから始めるという振り切れっぷり)、そして何より良質な楽曲の数々で90分のステージをやり切るその姿は、圧巻の一言でした。ここ10数年、日本の洋楽ロックフェスでトリを張れる若手バンドがなかなか出てこない中、たった数年でここまで到達できた事実は本当にすごいことだと思います。いやいや、久しぶりに胸がスカッとした夏フェスヘッドライナー公演でした。

セットリスト
01. Don't Wanna Sleep
02. Gossip
03. Zetti E Buoni
04. Honey (Are U Coming?)
05. Supermodel
〜Instrumental Solo〜
06. Gasoline
07. Coraline
08. Beggin'(THE FOUR SEASONS cover)
09. For Your Love
10. I Wanna Be Your Slave
〜Bass & Drum Solo〜
11. Mammamia
12. In Nome Del Padre
13. Bla Bla Bla
14. Kool Kids
アンコール
〜Guitar Solo〜
15. The Loneliest
16. I Wanna Be Your Slave

 

Ss2024b ●8月18日(日)

水曜日のカンパネラ(SONIC STAGE)

詩羽体制になってからライブを観るのは初めてかな。非常にステージ映えしたパフォーマンス含め好印象。前体制時代の「桃太郎」まで飛び出すわけですが、あのデカい透明バルーンに入って客の頭上を転がる演出まで踏襲されていたのには笑ったな。ただ、この日はこうしたクラシックよりも“今”の楽曲のほうが強い光を放っていて、そちらに惹きつけられた。「最新作がベスト」というのはアーティストとしてもっとも幸せなことじゃないですか。この編成でもうひとつ大きな山を迎える日も、そう遠くない印象でした。

 

BODYSLAM(PACIFIC STAGE)

タイのハードロックバンド。シングルギター&キーボードという編成なので、サウンド的にはポップな印象。本当はもっとエッジの効いた音なのかもしれないけど、ドラムやギターの出音含めちょっと引っ込みがちだったので、そこまでガツンと来なかった。事前告知されていたBABYMETALが登場し、「Leave It All Behind」が始まった途端にフロアの様子が一変。後ろからどんどん人が押し寄せ、この日一番の盛り上がりに。彼女たちが引っ込んだあとは、再び平常運転でした。

 

乃紫(Spotify RADAR: Early Noise Stage)

可愛らしいビジュアルと相反し、演奏や楽曲は意外と骨太(いくつかはそのイメージに沿ったポップな楽曲もありましたが)。ステージ慣れしていることもあってか、ライブ自体が気持ちよく進行していくので、気がつけば長々と観ていました。

 

BOYNEXTDOOR(PACIFIC STAGE)

初見。音源のイメージで接したのですが、ライブはバンド編成でより躍動感が強いもの。パフォーマンスのキレ含め、なるほどこりゃカッコいいわと納得。観たのは頭数曲だけでしたが、“Japanese Version”で歌われると……ハングル特有のリズミカルさや刺々しさが気に入っているだけに、そこを奪われてしまうと個人的に感じていた魅力が減退してしまっている気がしました。

 

サバシスター(Spotify RADAR: Early Noise Stage)

裏がCreepy NutsやJO1やBOYNEXTDOORということで、始まる前はかなり客入りが厳しそう。なので進んで前方へ移動しjました。7月上旬のワンマン以来でしたが、この短期間でもバンドとしてのグルーヴ感がさらに増していることが伝わり、メジャーデビュー以降右肩上がりの成長がまだまだ続いていることがしっかり感じ取れました。1曲目とラスト2曲が2年前の初サマソニ出演時と一緒というポイントもエモかった。今年後半もまたさらに進化してくれることに大期待。

 

INI(PACIFIC STAGE)

初見。彼らもバンド編成でのパフォーマンスで、結果的にかなりハードロック的なアレンジに。特に国内のこの手のアーティストの場合、ライブだとこういうアレンジになってしまいがちで、それが良くも悪くもというところも。とはいえ、ここも頭数曲を観たのみなので、その後どういうアレンジだったのかはわかりませんが、個人的にはもっとしなやかさを強調したバンドアンサンブルでもよかったんじゃないかという気がしました。あ、メンバーのパフォーマンスに関しては文句なし。ひたすらカッコよかったです。

 

YVES TUMOR(SONIC STAGE)

去年のフジロックにも出演していたんですね。完全にノーマークで予習なしで臨みましたが、80年代後半から90年代序盤にかけての「エレクトロの要素を取り入れたオルタナ」ロックや、ジミヘンプリンスを彷彿とさせるカラー、時にはグラムロック的なテイストも見せるなど、完全に自分好みの音。曲中は「ぎゃーっ!」と叫んだりアグレッシヴに動いたりとかなり破天荒なのですが、曲間は意外と紳士的な印象。その落差もたまりません。なんだかんだで終盤まで観て、マリンステージへ移動。

 

GRETA VAN FLEET(MARINE STAGE)

この日は初日よりも気温抑えめで、16時くらいでもギリギリ野外ステージを楽しめる環境。日陰を選んで彼らのライブを観たのですが……もちろんパフォーマンス自体は極上なんですが、やはり高気温から生じる不快さが災いしてちゃんと楽しめなかった。曲中、長尺ギターソロなどもあったんだけど、これも環境のせいで心から満喫できたかと言われると……本当に勿体ない。彼らにはまったく罪はないんだけどね。やっぱり単独公演で、室内でじっくり楽しむべきかな。

セットリスト
01. The Falling Sky
02. Safari Song
03. Meeting The Master
04. Heat Above
05. Black Smoke Rising
06. The Archer
07. Highway Tune 〜 Runway Blues

 

CHRISTINA AGUILERA(MARINE STAGE)

ライブを観るのは初めて。1stアルバムリリースから今年で25周年という節目もあって、選曲的には文句なしの内容。しかも、ショーとしての見せ方も古き良き時代からのエンタメを踏襲しつつモダンにアップデート、かつ日本向け要素も随所に散りばめられており(アギレラのヘアアレンジも日本を意識したものでしたよね)、仮に1曲も知らなかったとしても最後まで楽しめたはず。個人的には「Lady Marmalade」でひとつのピークを迎えたあとに訪れる、エモーショナルな3曲の流れに食らいました。BMTHを除けば、2日目のベストアクトだったと断言しておきます。

セットリスト
01. Dirty
02. Can't Hold Us Down
03. Bionic
04. Vanity
05. Genie In A Bottle
06. What A Girl Wants
07. Your Body
08. Feel This Moment(PITBULL cover)
09. Ain't No Other Man
10. Say Something(IAN AXEL cover)
11. Express
12. Lady Marmalade(THE ELEVENTH HOUR cover)
13. Beautiful
14. Fighter
15. Let The Be Love

 

BRING ME THE HORIZON(MARINE STAGE)

昨年11月の『NEX_FEST』との大きな違いは、ジョーダン・フィッシュ(Key)正式脱退後であることと昨年発売されている予定だったニューアルバム『POST HUMAN: NeX GEn』がようやく世に出たこと。おそらく昨年のライブは新作の世界観を踏襲したコンセプチュアルなものになるはずだったところ、中途半端な形になってしまい本来伝えるべきものがちゃんとした形で伝わらなかったんじゃないでしょうか。あと、最近のインタビューでジョーダン中心の体制(オリヴァー・サイクスとジョーダンの2人ですべてのソングライティングとレコーディングを完結してしまうこと) に対してほかのメンバーが不満を持っていたことが明らかになり、ジョーダン離脱以降から着手した楽曲では現在のメンバー4人でまとめていく当初の形に戻り、より“バンドらしく”機能し始めた。そういうタイミングの来日だけに、期待値は昨年以上に高まるわけです。

今回でいえば、例えば家庭用ゲーム機の立ち上げムービー(PlayStationのパロディ)からゲームソフトの待機画面(絵面およびBGM含め、往年の『FINAL FANTASY』シリーズを彷彿とさせるものあり)へと続くオープニングムービー、そこからログインして前回のライブ同様にオペレーターとともにライブを交えた一連の“活動”を一緒に体験していくという形は、アルバムやそれにまつわるさまざまなプロモーションの甲斐もあってよりわかりやすくなっていたのではないでしょうか。そこから「DArkSide」で一気に『POST HUMAN: NeX GEn』の世界へと落とし込まれ、途中で「Happy Song」や「MANTRA」、冒頭にピアノアレンジを加えた「Sleepwalking」など往年の代表曲も交えて『POST HUMAN: NeX GEn』の世界をより深掘りしていく。しかも、それをスタジアムという広大な規模において、爆音で表現していくのだから圧巻以外の言葉が出てこない。

ただ、観客の入りは決してベストと言えるものではありませんでした。開演前はアリーナ(スタジアムのグランド部分)すら埋まっていませんでしたし、スタンド席においてはひとり2〜3席使えるほどの空きっぷりで、正直前日のMÅNESKINとは比較にならないほど。でも、あのゴリゴリのサウンドをマリンスタジアムで爆音にて鳴らし続け、フロアではモッシュやウォール・オブ・デスが発生する“いつも通り”の光景は、かつてサマソニで観たSLIPKNOTLINKIN PARK、あるいはNINE INCH NAILSあたりのステージと重なるものがありました。思えばLINKIN PARK以降この手のニューヒーローは登場しておらず、我々はフェスのトリを張れる次世代ヒーローの登場を待っていたはずなんです。でも、それがうまく機能せずにここまで来てしまった。そんな中、今年で20年選手となるBMTHがようやくそのポジションを掴もうとしている。本当なら満員のスタジアムでその成功を祝福したかったところですが、そこに至るまではもうちょっと時間がかかりそうです(特に今回に関しては、裏にBE:FIRSTがいたことも大きく影響しているんじゃないかな。加えて、隣のBEACH STAGEでは同系統のHOOBASTANKのステージがあったし。とにかく今年は各ステージのコンセプトの希薄さ、ライナップの下手くそな並べ方が目立ちました)。あと、みんなもっと彼らの曲を歌えるようになろうな。あれは前日と比べちゃって正直寂しかったよ。

ネガティブなことばかり書いちゃいましたが、ライブ自体は本当に素晴らしかった。本来のコンセプトをより濃厚に深掘りできるような構成なんだけど、ちゃんとフェスということも意識したセットリストは非常によいバランスで組まれていましたし、前日の大阪公演でライブ初披露となった『POST HUMAN: NeX GEn』収録曲「liMOusIne」も、大阪では出演時間の都合で実現しなかったオーロラとの共演をここで目にすることができたし、お昼にBODYSLAMとコラボしていたことから「これは匂わせでは?」と察したとおりBABYMETALも登場し、昨年の『NEX_FEST』に続いて「Kingslayer」での再共演も果たせたし。前者のダーク&ヘヴィさ、後者の多幸感とそれぞれ今のBMTHならではの見せ方が際立ちました。アンコールは「Doomed」「Drown」「Throne」と『THAT'S THE SPIRIT』(2015年)からの3連発で完全昇天モード。そういえば、ライブ中何度か飛び出した紙テープ?は、往年のアイドルみたいでちょっと笑えました。

終演後のアナウンスを拒否したこと、客席からの撮影をNGにしたことなど規制も多いライブだったようですが、そういう要素を潰すことで観ている一人ひとりが自身と対峙し、この演出を通じてライブへの没入感を高めていく。その中でオリーやバンドと真正面から向き合っていき、自分は孤独じゃないことに気づかされる。今のBMTHはそういうスタンスで我々と“次の時代(=NeX GEn)”を作ろうとしているんだろうな。そう強く実感させてくれた、唯一無二のスタジアムロック公演でした。

セットリスト
01. DArkSide
02. Happy Song
03. Sleepwalking
04. MANTRA
05. Teardrops
06. Kool-Aid
07. Shadow Moses
08. liMOusIne(feat. AURORA)
09. AmEN!
10. Itch For The Cure (When Will We Be Free?)
  〜 Kingslayer(feat. BABYMETAL)
11. Anti-vist(feat. fan)
12. Follow You
13. LosT
14. Can You Feel My Heart
アンコール
15. Doomed
16. Drown
17. Throne

Ss2024c ●雑感

両日とも、それぞれいろんなジャンルのアーティストをいいとこ取りしながら楽しむことができました。初日は急務が発生し、会場到着が14時からだったにもかかわらず、それでも10組程度楽しむことができましたし、2日目は午前中入りでまったりしながら10組楽しんだ。例年通りのペースだったかなと思います。

もちろん、改善すべきポイントも少なくありませんでした。例えば、今年から幕張メッセの9〜10ホールを新たに借りて、そちらに物販スペースを移動させたほか、新たに休憩スペースを作っていました(僕は用がなかったので行きませんでしたが)。これで、飲食スペースがちょっとは余裕できるのかなと思いきや、新たにお笑いステージを復活させたことで午後遅い時間帯に大混雑する事象が発生。お笑いステージを観ている人が近くに座り込んでしまい、なかなか前に進めないなんてことがあったり、飲食物購入列もえげつないことになっていたりで、結局僕は2日間ここを使うことはありませんでした(食事はSpotify RADAR: Early Noise Stage周辺の餃子やマリンスタジアム周辺で済ませた)。あと、飲食スペースを使って休息する人もいる中で、場内に漫才やコントの叫び声が響き渡るのはどうしたものか。併設していたキッズコーナーでの催しと違って、神経を逆撫られますよねあれは。

あとは、BMTHのところでも書いたように、今年のステージ/アーティストの組み合わせの悪手ぶり。トリがうまく決まらない中でいろいろオファーした結果、パズルのように組み合わせていったんだろうけど、正直今年の並びは過去イチの悪さだと思いました。同ジャンルのアーティストが同じ時間帯に並んでいたり、それこそBMTHにようにサマソニの未来を占うであろう新たなヘッドライナーの裏に集客の固いK-POPやボーイズグループを置いたり。興行主としては正解なのかもしれないけど、特に今回はBMTH目当てのファンにとってあまり気持ちいものではなかったと思います。

ビールもまた値上がってましたね(苦笑)。特に今年はサントリーがスポンサーに入ったためか、オフィシャルバーや会場内で販売するビールがすべてサントリーのもので、会場外では「サントリー以外のビール持ち込み禁止」なんて看板もあったほど。そこまで徹底するならせめて安くしてよと思わずにはいられませんでした(なもんで、会場での飲酒は1日1杯のみ)。

最後くらいは明るい話題で締めくくりたいのですが……今年この形で成功したことが、来年以降にどう響くのか。フジロックがSZAキャンセルで新たな道を切り開けなかったぶん、サマソニは成功と言いたいところですが……サマソニ然りフジロック然り、来年のヘッドライナー選びは今年以上に苦労するんじゃないでしょうか。世界的にもフェスでのヘッドライナー選びが難しくなっている中、円安がまだまだ続くとなると若くて勢いのあるビッグネームは値踏みする可能性が高いし(フジでのSZAや、サマソニが今年オファーしていたトラヴィス・スコットのように)。かといって、旧来の大御所たち中心という過去の形に戻るならば、若者中心の集客観点ではますますK-POPやボーイズグループ頼りになる(フジロックはKやボーイズに頼らないだろうから、また別の悩みが生じるかもしれませんが)。後年「2024年が洋楽ロックフェスの分岐点だった」と言われるようになるのか否か、ここが正念場なのかもしれませんね。

2015年12月31日 (木)

2015年総括(3):アイドルソング&印象的なライブ編

このエントリーで最後。こちらではアイドルソング10曲と、2015年印象に残ったライブ3本を紹介したいと思います。アイドルソングは去年まで5曲しか選んでなかったけど、最近TIPさんのほうで連載も始まったので、ちょっと頑張って10曲に増やしてみました。

てな感じで、まずはアイドルソング10選です。


■アイドルソング10曲(アルファベット→五十音順)

・Peach sugar snow「仮初の涙」(amazon

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2006年8月 8日 (火)

氷室京介+GLAY@味の素スタジアム(8/5)

 8月5日、氷室京介+GLAYのライブに行ってきたよ。ゴメン、正直言って「ひたちなかよりも楽しいんじゃねーの?」と思った。本気で。

 まず、俺はGLAY自体を生で見るのが11年ぶりくらい。恐らく初武道館に誘われて行ったのが最後。いやぁ、本当にすげぇバンドになったなぁと思う。この日はキーボードに佐久間正英を迎えて、こないだやったGLAY EXPOのショートバージョン的な内容を披露。頭に新曲持ってきて、代表曲でガツンと掴んで、中盤に聴かせる曲を用意して、"BEAUTIFUL DREMAER" 以降は攻めまくるっていうね。正直、新曲以外全部知ってる自分に笑ったよ。

 あとあれね、メンバー(特にTERU)の笑顔が子どもみたいなんだわ‥‥本当に嬉しいんだろうね、ヒムロックと共演できて。なんか純粋にジーンときた、他人事なのに。

 それとね‥‥これは書いておこう。最初スクリーンを観てる間(俺の席は2階スタンド、ステージ向かって左側)、ズーッと違和感があって。なんだろう、この違和感はと自分を問いつめた結果、単にスクリーンの映し方(撮り方)が、PVチックなカメラワークだったということに気づいて。なんかね、ライブ観てるはずなのに、ずーっとテレビを観てるような感じがして。それが最後の最後、花火がドカーンとあがるまで頭を離れなかったよ。

  01. ROCK'N'ROLL SWINDLE
  02. 誘惑
  03. SOUL LOVE
  04. 誰かの為に生きる
  05. HOWEVER
  06. LAYLA
  07. BEAUTIFUL DREAMER
  08. 彼女の"Modern..."
  09. SHUTTER SPEEDSのテーマ
  10. ACID HEAD


▼GLAY「G4」(amazon:日本盤


 続いてヒムロック。ボウイ時代に1回、ソロになってからは2回くらい観たことがあるのかな。最後に観たのは、やはり11年前の阪神大震災チャリティライブ@武道館の時。あのときは "ANGEL" とかやってくれたんだよなぁ‥‥なんて思いながら、GLAYのライブから間髪入れずにスタートした氷室ライブ。いきなり "KISS ME" やられて大興奮! うんうん、これなら俺も歌える! 続いて2曲目が1stアルバムに入ってた "LOVE&GAME"。これも懐かしい。うろ覚えだけど何となく歌えた。そして‥‥それ以降の曲が殆どわからず‥‥こうやってセットリストを見ると、知ってる曲もあるんだけど(さすがに "Claudia" と "NATIVE STRANGER" はわかったけど)、いかに最近の氷室の曲を知らないか、そして普通に生活していて耳にする機会がないかってことを実感したね。布袋みたいにテレビにちょくちょく出てるわけでもなく、まぁこの人のスタンスだからしかたないんだけど‥‥正直言えば、キツかったかな、と。もうちょっと「お祭り」を意識してもよかったんじゃねーと、と思ったけど。まぁそれをやっちゃあヒムロックじゃないしな、とも思うし。

 あと、PAのせいなのかどうかわからないけど、ヒムロックの声が殆ど聴き取れないシーンが多かった。PAのセッティング自体をGLAYのままでやったからなのかどうかは知らないけど、勿体ない。結局、彼の声がよく聴き取れるようになったのは、最後のアンコールのときだからね。

  11. KISS ME
  12. LOVE&GAME
  13. DRIVE
  14. WEEKEND SHUFFLE
  15. BITCH AS WITCH
  16. EASY LOVE
  17. Claudia
  18. GONNA BE ROGUE?
  19. LOVE SHAKER
  20. Girls Be Glamorous
  21. NATIVE STRANGER
  22. SWEET REVOLUTION(新曲)
  23. Wild Romance



▼氷室京介「Case of HIMURO (初回限定盤)」(amazon:日本盤


 んで、そこから再びGLAYと氷室が登場。アンコールで例の "ANSWER" と氷室のヒット曲 "SUMMER GAME" でひとしきり盛り上がって、2時間20分に及ぶお祭りは終了したのでした。

  24. ANSWER
  25. SUMMER GAME



▼GLAY feat.KYOSUKE HIMURO「ANSWER (DVD付)」(amazon:日本盤


 とにかく、5万人がステージに向かって手を振る奇声を上げるというシーンに、鳥肌立てまくり。いやー、いいもん観た(いろんな意味で)。

 あと、GLAYは意外に野外が似合ってるね。そりゃ20万人ライブとかGLAY EXPOとかやってきただけあるわな。ホールやアリーナなどの屋内では見えてこない部分も今回かいま見れた気がしたね。そういう意味じゃ、彼らはジャパンフェス向きだと思う。あの環境で "HOWEVER" とかやったら絶対に盛り上がると思うよ。それだったら俺、ジャパンフェス行ってもいいって思うもの。

2005年7月25日 (月)

THE PREDATORS『Hunting!!!!』(2005)

 海外なんかだと大物バンドのメンバーと玄人ウケするバンドのメンバーとが一緒にユニットをやる、なんて話はよく耳にするし、実際幾つもそういうのを目の当たりにしてきてるじゃないですか。けどこれが日本になると、やれ事務所のしがらみが、とか、やれどのレコード会社から出すか、とかいろいろ揉めることが多いんじゃないでしょうか。あと、「誰(メイン)のバンド」か、とか。正直、聴いてる方はそんなのどうでもいいんですよ‥‥曲と、バンドとしての佇まいさえカッコ良ければ、俺は全然アリなんですけどね。

 the pillowsの山中さわおとGLAYのJIROが中心となってスタートし、そこにストレイテナーのナカヤマシンペイが加わることで完成したスリーピース・バンド、THE PREDATORS。これが意外とサマになってるんだよね、佇まいが。俺はこの中だとthe pillows寄りのモノの見方をしてしまいがちだけど、別にGLAYだって嫌いじゃないし、むしろ好意的に捉えてるよ。そしてストレイテナー‥‥今年久し振りにライヴを観ていろいろと感慨深かったんだけど、その中でもやはりドラムの凄さは相変わらずだなぁとため息混じりに思ったものですよ。そんな3人がバンドをやる‥‥面白いじゃないですか。

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2000年12月17日 (日)

GLAY『DRIVE -GLAY complete BEST』(2000)

GLAYが放つ「究極のベスト盤」が謳い文句の、2枚組アルバム。ファンクラブやインターネットでの人気投票の結果を参考に、メンバーが選んだ24曲。シングル全22曲中17曲を収録という、正にファンならずとも「買い」の1枚。彼等は3年前にも「REVIEW」という12曲入りのベスト盤を発表しているが、今回のベスト盤とも6曲の重複曲があって、実際「何だかなぁ~」とも思ったが(だってディスク1の方なんて、約半数がその重複分だし)、俺自身が真剣に聴いていなかったここ1~2年の楽曲が中心のディスク2が楽しめそうだったので、ちゃんとお金を払って買ってみた。
 
全楽曲リマスタリングされているとの事で、実際にオリジナルと聴き比べてみて‥‥どうなんでしょうね?(笑)いや、そこまで暇じゃないんで。でも、全体的にリバーブが押さえられて、全体に丸みがかった音像のような気がする。ミディアム~バラードはより耳に馴染みやすく、ロック色の強い曲では幾分シャープになった印象を受けるが、実際どうなんだろう? "口唇"や"ビリビリクラッシュメン"におけるシーケンス音が全面に出てやたらと耳に残るのも、リマスタリングの影響なのだろうか。どっちにしろ、6年前の録音と現在の録音を違和感なく聴かせ、統一感を出すことには成功していると思う。

選曲に関しては‥‥収録時間の関係もあるのだろうが、どうせなら24曲なんて中途半端な数にしないで、30曲と太っ腹な内容にすればよかったのに。「全シングル曲、完全網羅!」とかさ。今回漏れたシングル曲はデビュー曲"RAIN"や初期の名曲"真夏の扉"、前出の「REVIEW」収録の"Freeze My Love"といった曲や、最近の"ここではない、どこかへ"、今年発表の"Mermaid"の5曲。単に人気投票で上位に食い込まなかっただけなのかもしれないが、「complete BEST」を銘打つならば、頑張って欲しかったなぁ‥‥ってただ単に俺がこれらの曲を聴きたいだけなんだけどさ(笑)。まぁそれ以外のアルバム収録曲は妥当な線じゃないかな? あれ、インディー盤(実質上の1st)「灰とダイヤモンド」からの曲はなし? 「REVIEW」では2曲再レコーディングしてたけど、今回もそういう企画やってもよかったんじゃないの? ライヴの終盤ではお約束の"BURST"とかさ‥‥浮くか、これだけ?

って、内容についてはここまで。さて、ここから何を語るかというと、普段あまり話す切っ掛けがなかったので、今回この場を使って力説したいと思う。

どうしても「ヴィジュアル系」の括りで語られる事の多い彼らだが、果たして本当にそれで済ませてしまってよいのだろうか。というのも、どうも音楽的には他のバンド‥‥例えばLUNA SEAやL'Arc-en-Cielといったバンドや、それに続く後続達‥‥とは一線を画すのではないだろうか?

ここで力説したい、「GLAYは生粋の日本のバンド、それもフォークロックバンドだ!」と。みんなも薄々気づいてたんじゃないだろうか。よくOASISと、その存在や影響力を比較される事の多い彼らだが、双方に共通するのは「それぞれの国の、どこにでもいそうなアンチャン達」が「普遍的メロディを唄う」という点。そしてこれだけビッグなポジションを数年に渡って維持している点。このベスト盤もまた強烈な数を売り上げていると聴く。何故これだけ支持されるのだろうか? この辺りが先の「普遍的メロディ」と「フォーク」というポイントに絡んでくるのだが。

この2枚組を聴いても判る通り、それぞれの曲は馴染みやすいメロディを持っている。それは洋楽に影響を受けたものというよりは、寧ろ邦楽‥‥BOφWY以降のビートロックだったり、'70年代に流行ったフォークソングのそれに近い印象を受ける。具体的な例を挙げると、代表曲のひとつ"BELOVED"のサビメロの最後「AH 夢から覚めた/これからもあなたを愛してる」というところを「あの素晴らしい愛をもう一度」に変えて唄ってみてもらいたい。これは多少意地悪なやり方だが、その他の楽曲にもそういう要素は感じてもらえると思う。それがアップテンポの曲でも、メロディだけ聴けばしっかりしているものだと思うし。

丁度彼らがブレイクしかけていた頃、泉谷しげるがGLAYをこう表現した事があった。「こいつら、化粧して気張ってるけど、結局はフォークロックじゃねぇか? (吉田)拓郎なんだよな、メロや歌詞が」これを耳にした時、「あぁ、俺と同じように感じてる人っていたんだ」と素直に喜んだ。実際にメインソングライターのTAKUROも尾崎豊や佐野元春、そして井上揚水や吉田拓郎といった人達に直接/間接的に影響を受けている。カッコつけて「ガンズやモトリーに影響を受けました」「バウハウスやキュアーみたいになりたかった」と言われるより、素直に「BOφWYみたいなバンドをやりたかった。尾崎や元春みたいな影響力を持つ、普遍的な楽曲を世に送り出したかった」って言われた方が説得力があると思う。つうか、もうそういう世代が育ってる時代なんだよね。いつまでも洋楽コンプレックスみたいな事言ってる場合じゃないんだよな。そういう意味では「純粋な意味でのジャパニーズ・ロックバンド」なのかもしれない、GLAYという存在は。

もうひとつ。OASISとの比較は先に書いた通りだが‥‥しいてもうひとつ挙げるならば、「馴染みやすいメロディに乗る、耳障りのよい声質」というのも大きく関係してるような気がする。リアムの声とTERUの声っていうのは相反する声質だと思うが、それぞれの国民性(イギリスと日本)を考えると納得できるものがあると思うのだが‥‥リアムの場合は、過去の偉大なる先輩達に影響を受けた歌唱法も大きく影響してると思うが、TERUの場合はどうだろう。ああいうハスキーな声というのは、意外と受け入れられやすいような気がするのだが‥‥BOφWYの氷室京介にしろ、昨今の男性ボーカリストにしろ、こういうハスキーな声の持ち主が多い。そしてそういう人達が支持されているという事実。詳しい事は判らないが、以前雑誌で声の周波数について研究している特集みたいなのがあったが、そこでもTERUの声ってのは「ハスキーな割には耳障りではなく、温かみを感じさせる心地よさを持っている」と評価されていた(と思う)。意外と気にしない人が多いと思うが、実はこういう事も大きく関係しているのだろう。この心地よさのようなものが、飽きさせずに聴き手をアーティスト側に引き込む要素のひとつなのかもしれない。

最後にもうひとつ。歌詞の点で。OASISの歌詞というのも、実はこれといって革新的な事を唄っているわけではない。至極当たり前の事なのだ。しかし、それが'90年代の若者に支持されてしまったのだ。シンプル且つストレートな表現。NIRVANA以降の我々が最も欲していたのが、実はこういうものだったのかもしれない。

これを日本に移し替えるとどうだろう。昨今のヴィジュアル系の歌詞には呆れるほどの幼稚な歌詞も多く見受けられる。しかし、GLAYの場合、ありがちなラヴソングを唄いながらも聴き手の心を掴んできた。特にここ数年の彼らの楽曲には、自身の人生観や生き方を問う内容の歌詞が増えている。これらは尾崎の影響だと思うのだが(字余り且つ言葉を詰め込むスタイルに、その影響を垣間見る事が出来る)、そういう聴き手と共に「成長」しているという点も見逃せない。最近ではミスチルなんかにもそういう面があったが、GLAYの方がより我々寄りであり、等身大なイメージを感じるのだ。

下手をすれば「別にスターにならなくてもいい、その辺のアンチャン」と切り捨てられる事も多い彼らだが、やはりそれらも含めて全てが才能なのだと思う。我々と同じような感性を持ちながら、それを具体的な形として提供する事ができる。それが「才能」なのだよ。ロックはもっと売れなきゃならないと思う。最近ではCDそのものが売れていないと耳にする。売れているのはごく限られた作品のみ‥‥例えばこのアルバムとか‥‥そんなのじゃダメなのだ。R&B的なものが売れる時代になりつつある。アメリカやイギリスと同じ傾向を感じる‥‥それじゃダメだ、絶対に。ロックはもっと売れるべきなのだ。「ロックとは誰もが最も安値で、最も簡単に手に出来る快楽」なのだから。

こんな駄文で彼らに興味を持ってもらおうとは思わない。が、彼らに対する偏見や誤解を解く第一歩にでもなってくれればとは思う。売れてるからダメみたいな風潮の中だからこそ、今一度このアルバムを聴いて欲しい。何も感じなければそれでいい。でも、やはり一度は聴いて欲しい。同じ日本人として‥‥



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1999年5月 2日 (日)

『hide TRIBUTE : SPIRITS』(1999)

  1998年5月2日。まだ1年しか経っていないのか‥‥hideがこの世を去ってから。たった1年。もう1年。人によっていろいろ違うのだろう。hideの不在がもたらしたものって一体なんだったのだろう、とこのトリビュート・アルバムを聴きながら考えてみた。答えはまだ見つからない。みんなはもう見つかったかい?
  このトリビュート・アルバムには、hideの身近にいた人間、hideに影響を受けた人間、hideとは接点がなかった人間と、いろいろ参加している。それぞれがそれぞれの解釈でhideの楽曲をカヴァーしている。今回は久し振りの「全曲解説」を通して、それぞれのアーティストの解釈についていろいろ感想を述べてみたいと思う。最後までお付き合い願いたい。

M-1. 布袋寅泰「ROCKET DIVE」(from ALBUM 「Ja,Zoo」)
  「HOTEI」ではなく、「布袋寅泰」として発表したこの曲。ハマリ過ぎ。(爆)布袋の為に作られたような名曲だな、これ。最初に布袋がこの「ROCKET DIVE」を選んだことを知った時、爆笑した。「自分の事がよく判ってるじゃん♪」って。ただ、実際に出来上がったアレンジは、ちょっと考え過ぎの部分もあるかな?と思ったのも事実。が、あえて打ち込み中心の「布袋流テクノ・ロック」に仕上げたのには‥‥やっぱり(笑)
  布袋自身はhideとは交流がなかったようだが、自分とhideとの共通項をうまいこと見つけたな、というのが正直な感想。バンド出身、解散後ソロアーティスト、ギタリスト兼ボーカリスト、時代に敏感、よき兄貴分‥‥等々共通点はいくらでもある。だけど布袋は布袋、hideはhide。全く違うアーティストだ。なのに‥‥不思議だ。これこそ「名カヴァー」と言えるのではないだろうか?

M-2. 清春・SHOJI「Beauty & Stupid」(from ALBUM「PSYENCE」)
  元「黒夢」のボーカル、清春の解散後初の仕事がこれ。清春自身もhideとは交流はなかったそうだ。聴く限りでは原曲に忠実な出来。リズムは打ち込みなんだね? あくまで「ロックンロール」にこだわる(?)清春らしからぬアレンジかな?と最初は思ったのだけど‥‥まぁアリ、かな? でも、「カヴァー」というよりは「コピー」に近いような‥‥原曲ではhideの癖の強い唄い方が特徴だったこの曲も清春が唄う事によって、幾分「黒夢」っぽいイメージを与えてくれる。何故彼がこの曲を選んだのか(あるいは与えられたのかもしれない)、彼がこの曲を通して何を伝えたいか?が全く伝わってこない。トリビュートは故人のよいところを新たな解釈で伝えるのがひとつの目的なわけで、これではただ「僕、ソロになったんで、手始めに他人の曲から始めてみました」と取られる可能性もあるわけだ。実際はどうだか知らないが‥‥

M-3. kyo & TETSU「TELL ME」(from ALBUM 「HIDE YOUR FACE」)
  hideとはSABER TIGER時代一緒だったkyoがボーカルを取るこの曲、イントロの走りぎみなTETSUのドラムが印象的。これも基本的には「コピー」だが、kyoが一音一句をとても丁寧に、心を込めて唄っているのが伝わってくる好演だと思う。こういう「元メンバー」といった身内の人間がカヴァーする場合、感傷的になってポシャって終わる事も考えられるのだけど、やはり昨年末のSpread Beaverとの共演が先にあったからよかったのかもしれない。(ちなみにその時、kyoは「Beauty & Stupid」を唄っている)

M-4. SIAM SHADE「ピンクスパイダー」(from ALBUM 「Ja,Zoo」)
  彼等はhideというより、LUNA SEA側の人間なわけで、やはりhideとの直接交流はなかったようだ。それにしても‥‥ファンには悪いが、このアルバム中最悪のケースだと思う。最も悪い「カヴァー/トリビュート参加」のケース。まず、この録音の悪さはどうにかならなかったのだろうか? スタジオ・デモ並である。この程度の録音、現在ならアマチュアでも可能だ。それからロックらしからぬミックス。ボーカルが前に出てリズムが引っ込んでるパターン。歌謡曲じゃないんだから。
  録音技術の事ばかりではない。完全に「コピー」だ、これでは。唯一、ギターが好き放題暴れているといった程度。今回の各曲のクレジットを見て思った事は、今までプロデューサーを立てて作品を作ってきたバンド(GLAY, SIAM SHADEなど)がセルフ・プロデュースを行っている事‥‥つまり、「たった1曲に金かけて(プロデューサーに払う金)らんないでしょ?君らでどうにかしなさい♪」とでもレコード会社から言われたのか? にしても‥‥これは最悪。自分らの曲より酷いよ。ボーカルも自身の曲だと生き生きしてるのに、ここじゃ‥‥と俺は感じたのです。

M-5. shame「LEMONed I Scream」(from ALBUM「PSYENCE」)
  このバンドに関して僕はそれ程知識がないが、hideが主催するレーベル「LEMONed」のバンドだそうだ。ということは、hideが見つけてきたって事? アルバム内のアーティストのコメントを見る限りでは、そう取れるのだけど‥‥いいんじゃない? このアルバムからは唯一の英語曲だけど、気負ってなくていい仕上がりだと思おう。原曲にあった浮遊感・アップテンポ感を、ネオアコっぽい始まり~徐々に盛り上がる持ってき方へとアレンジしたのは正解かも。おそらくこれがこのバンドの色なのだろう。ちょっとオリジナルアルバムの方も聴いてみたくなった。本来カヴァーソングってそういう効力を持ったものなのでは?

M-6. CORNELIUS「ピンクスパイダー」(from ALBUM 「Ja,Zoo」)
  この組み合わせが一番難解かつ厄介だった。(爆)hideと小山田くんとの接点が‥‥まぁ面白い仕事するとは思ってたけど、ここまでやってしまうとは‥‥小山田が参加すると知った時点で、俺は2通りのパターンを考えた。ひとつは「バンドで演奏して、滅茶苦茶に解体するカヴァー」、もうひとつが最近依頼の多い「解体かつリミックス」作業‥‥前者なら、「69/96」アルバムで見せたハードロックへのアプローチが再び見れたのかもしれない。でも、そこは小山田。結局は後者を取ったわけだ。(笑)彼らしい手段だと思う。
  で、これがまた傑作。このアルバム中、確かに異色の出来だが、本来ここまでやらなくてはならないのでは? hideに対する敬意を込めつつ、自分の色を出す‥‥hideの癖の強い楽曲を前にこれすら忘れてしまうアーティストも多いのでは? しかし布袋といい小山田といい‥‥ソロアーティストの方が動きやすいのかもしれない。自身のイメージもひとつというわけではないしね。(バンドだとそうもいかない場合もあるしね)敢えて唄わなかったのも正解かも。しかし‥‥小山田に「ピンクスパイダー」って言葉、合ってない?(笑)

M-7. ZEPPET STORE「FLAME」(from ALBUM「PSYENCE」)
  hide自身が生前「この曲はZEPPET STOREに影響されて書いた曲だ」と言っていたのが印象的なナンバーを、当の御本家ZEPPET STOREがカヴァーすることになるとは。しかもこういう形で‥‥原曲はZEPPET STOREっぽいリズミカルでヘヴィーで繊細な曲を、彼等は違った解釈でカヴァーした。原曲のまま再現してもZEPPET STOREらしい曲には仕上がっただろうが、「それじゃhideが許してくれないだろう」と感じたのか、今現在のZEPPET STOREらしいアレンジで挑んできた。アコースティックギターを軸にして、大陸的な大きなノリ‥‥このまま彼等のオリジナルアルバムに入っていても何ら違和感がない出来だ。原曲に助けられてる部分も多少あるが、それでもここまで説得力があるのは、やはり彼等ZEPPET STOREの底力ではないだろうか? 個人的には、昨年末のSpread Beaverで聴かせてくれたあのピアノアレンジをもう一度聴きたいなぁ‥‥

M-8. LUNA SEA「SCANNER」(from ALBUM 「HIDE YOUR FACE」)
  hideとLUNA SEA(いや、JとSUGIZOと言った方がいいか?)との関係は今さらここで語ることもないだろう。よき兄貴分、よきライバルとして彼等をお互いを意識していたようだ。そして彼等は「無言で」このアルバムに挑んだ(彼等のみ、ライナーノーツにはコメントを載せていない)‥‥「Let the music do the talking」って事だろうか‥‥
  やはりLUNA SEAのカヴァーを聴いても感じる事だが、実力・オリジナリティーを既に持ち合わせたアーティストというのは、誰の曲をカヴァーしても「自分達の曲」にねじ曲げてしまう力量を持っているな、という事。長く活動してればいい、って訳じゃない。結局はいかに「myself」でいられるか‥‥このアレンジなんて、LUNA SEAのオリジナルと言われても信じてしまうんじゃないだろうか? 近年の彼等らしい曲調だし(歌詞はともかく;笑)‥‥が、後半のアップテンポになる展開‥‥久し振りにこんなに激しいLUNA SEAを聴いた気がする。改めてLUNA SEAに惚れ直した。(笑)

M-9. BUCK-TICK「DOUBT '99」(from ALBUM 「Ja,Zoo」)
  hideとBUCK-TICK‥‥繋がりそうで繋がらない。まぁXとBUCK-TICK、と考えればなんとなく繋がるが。布袋同様、まさにハマりまくった選曲・名カヴァーではないか? BUCK-TICKは最近の所謂「ヴィジュアル系」ファンにはそれ程好かれてはいないようだが、LUNA SEA同様ゴス(ゴシック系バンド。BAUHAUSや初期のTHE CURE, JAPANなどがこう呼ばれた。最近ではMARILYN MANSONなども再びこう呼ばれているようだが)に影響を受けたバンドとして、彼等こそが真の意味での「ヴィジュアル系」であり「オルタナ」ではないだろうか? しかしなぁ‥‥「人間ドラムンベース」(笑)‥‥どこまでこの路線を続けるのかが興味深い。

M-10. TRANSTIC NERVE「ever free」(from ALBUM 「Ja,Zoo」)
  確かhideが生前、最後に関わったのがこのバンドだと聞いている。hideとは会った事がなかったようだが‥‥新手のヴィジュアル系、というわけでもなさそうだ。オリジナル作ではラルクを手掛ける岡野ハジメ氏をプロデューサーに迎えているようだが、このカヴァーは自分達で手掛けている。このアルバムに参加してるアーティストの中では最もキャリアが短いだけに、一体どういう解釈で挑んでくるのかが気になったが‥‥これから、といったとこだろうか? 原曲のストレートさをそのままに、音数を多くし、一部16ビートを持ち込んでいる、という至極そつないアレンジだ。新人という事を差し引いて‥‥今後に期待、というところだろうか? だが、改めて「影響を受けたフォロワー」としてのカヴァーが聴きたかった。(本人達はそのつもりかもしれないが、俺にはそれは伝わらなかった。ハードルが高すぎたのか?)

M-11. OBLIVION DUST「限界破裂」(from ALBUM「PSYENCE」)
  Spread Beaverにも参加したギタリストKAZが所属するバンド。元がかなりオルタナ色の強いバンドなだけに、どういう選曲でどういうアレンジになるのかが気になるところだった。選んだのは「限界破裂」。原曲はアップテンポのhideらしい曲だが、オブリのアレンジが‥‥これ、傑作だ! このアルバムの中でも1、2を争う出色の解体振りだと思う。ゴシック調に始まり、サビにくるとドカーンと爆発するグランジ調アレンジ。自分自身を常に持っているバンドのアレンジはこうも違うのだろうか? 原曲にあった「切なさ」が、このアレンジで聴くと「ストーカー的圧迫感」(笑)を感じる。この力技、半端じゃないと思う。OBLIVION DUST、やはり侮れないバンドだ。

M-12. GLAY「MISERY」(from ALBUM「PSYENCE」)
  GLAY、レコード会社移籍第1弾の仕事がこれ。彼等もこの曲には自らがプロデュースに当っている。それにしても‥‥好き放題やってるなぁ、というのが第1印象。こんなにテンポアップにして、原曲のメロディアスさを殺してないか?と思ったのだが‥‥スタッフは誰も何も言わなかったのだろうか?(笑)GLAYにとってもhideという存在は特別だったようだ。それにしても‥‥このパンキッシュなアレンジに、ファン以外の人間はGLAYらしさを感じる事が出来るのだろうか? かなり疑問が残るアレンジだ。中盤のアコースティックによる「和み」の部分に「GLAYらしさ」を垣間見る事は出来るのだけど‥‥

M-13. I.N.A.・Pata・heath「CELEBRATION featuring hide」(from ALBUM「BLUE BLOOD」)
  最後の2曲は完全な「身内」の参加作品。hideがソロ活動の際には常に活動を共にしてきたI.N.A.、X JAPANのメンバーPataとheathが参加したこの曲は‥‥なんとX時代の名曲のリアレンジ曲。しかもボーカルトラックにhideの未発表音源を使用している。ということは‥‥いずれこの曲をX時代とは別のアレンジで発表する計画があったという事か? となると「JOKER」や「SCARS」なんかのデモ音源も残っているのでは?‥‥なんて考えてしまった。それにしてもこれは‥‥もう反則です!(笑)冷静に判断を下せ、という方が難しい。hideが参加してるんだぜ!? これ以上何を言えばいいっていうんだ? 「Ja,Zoo」に入っていてもおかしくないアレンジだし、やはりこれは「hide以上」でも「hide以下」でもない、正真正銘のhideの作品だ、と言いたい。彼がアレンジに関わっていなくても、これはhide以外の何ものでもない。これは嬉しいボーナスだった。

M-14. YOSHIKI「GOOD-BYE」(from ALBUM「PSYENCE」)
  最後まで参加があやふやだったYOSHIKIが選んだのが、この曲‥‥何も言う事はないと思う。僕自身の感情とは別に‥‥あのイントロダクションのピアノソロも彼によるものだろう。あのイントロに、このアウトロ‥‥感傷的になってしまうが、ひとつの作品という意味ではこれで正解かも。


  こうやって通して聴いてみて改めて思った事‥‥hideという「ソングライター/表現者」の非凡さ。こんなにポップで判りやすく、それでいてロック然としている。いろいろなジャンル/新しい表現に常に興味を持ち、それを自己流の消化をしてみんなの前に提示する。何度も言うが、日本のヒットチャートに「ピンクスパイダー」のような楽曲を送り続けた彼は、やはり偉大すぎる。
  hideの不在‥‥それは、こういうイノベィティングなソングライター/表現者を失ったという事。こういうジャンルでこういう事をやるアーティスト。しかもヒットチャートの上位に君臨する「ポップスター」としても機能する存在‥‥確かにLUNA SEAやラルクといった後輩達がそれに追いつけ追いこせと頑張っているが‥‥今世紀、という意味では彼が最後なのかもしれない。今後、「最も影響を受けたアーティストはhideです」という若手が多く出現するだろう。そして、その度に思い出して欲しい。hideが如何に素晴らしいアーティストだったかという事を。忘れないで欲しい。本来、「アーティスト」とはこういう人の事を言うのだという事を‥‥ありきたりの言葉しか言えないが、1年前に言えなかった事を今、言いたい。

‥‥‥‥‥Thank you, and.....I love you.



▼『hide TRIBUTE : SPIRITS』
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