2009/03/22
This One's For Rock'n'Roll 〜HANOI ROCKS解散に寄せて
昨年10月に突如発表された、HANOI ROCKS解散。マイケル・モンローとアンディ・マッコイが、2人でやれることはやり尽くしたということで再解散となったわけです。2009年春に日本とフィンランドでライブをやって終了。最後にもう一度だけ彼らの勇姿を目にする機会がある。それだけで満足でした。
最初はラストツア—を全部追っかけようと思ってたんだよね。でも、仕事との兼ね合いもあって平日は関東圏以外はパスすることに。最終的には、当初ツアーファイナルとして発表された仙台公演を含む、3公演を観に行く予定でした。その後、追加公演として赤坂BLITZ公演が発表されて、仙台に行く理由がなくなり……そうこうしてるうちに、仕事絡みでRED WARRIORSとDIAMOND☆YUKAIのライブを観に行くことになり、いざ行く公演数を減らしてみたら、今度は「最後の最後だけでいいじゃん」と消極的な気持ちになって。結局、最後のBLITZしか観に行きませんでした。
僕がHANOI ROCKSを知った頃は、ちょうど「TWO STEPS FROM THE MOVE」がリリースされた直後。MTVなどの音楽ビデオを流す番組では「Up Around The Bend」のPVがよくかかっていました。でもその頃の自分はといえば、MOTLEY CRUEに興味を持ち始めた頃。結局、そのMOTLEY CRUEのヴィンス・ニールが運転する車が事故って、同乗してたラズルが死亡……僕がその魅力に気づく前に、HANOI ROCKSは解散してしまうわけです。僕が中学2年生の頃の話です。
高校に上がって、GUNS N'ROSESがデビュー。SKID ROWとかも出てきて、マイケル・モンローもシーンに復帰してきた。そして改めてHANOI ROCKSの音楽に触れていき、その魅力に完璧にハマってしまうのでした。
“再生”までの15年以上、マイケルのソロだったりDEMOLITION 23.だったり、いろんな形でマイケルのライブを観てきました。そして、その都度HANOI ROCKSのセルフカバーがあったり、元HANOI ROCKSのメンバー(サム・ヤッファやナスティ)との共演があって、「ああ、きっとHANOI ROCKSってこんな感じだったんだろうなぁ……」と物思いに耽ってみたり。再結成なんて敵わない夢だと思ってたなぁ。
結局、HANOI ROCKSは2001年に“再生”しました。同年夏の「SUMMER SONIC 01」、ギュウギュウに押されながらも前へ前へと進んでいき、次々に演奏される名曲の数々に泣きそうになったなぁ。確かにマイケルとアンディしか元メンバーはいなかったけど、二度と「HANOI ROCKSという名での活動」に立ち会えるとは思ってなかったら、それだけで満足だったんだよね。30歳になって、こんな場面に立ち会わせてもらえるなんてね。
それからの約8年間、本当にいい夢を見せてもらいました。MR.BIGがこないだ再結成を発表したとき、その記者会見に参加したのですが、彼らが自分たちの曲「Never Say Never」と今回の再結成を重ねていて、本当にそうだよなぁと実感したんです。「絶対にない」なんてことはない。そういう夢を見させ続けてくれたのが、21世紀のHANOI ROCKSだったんじゃないでしょうか。
3月16日、赤坂BLITZ。約2時間で30曲前後もの楽曲を演奏してくれたHANOI ROCKS。オープニングから「Tragedy」〜「Malibu Beach Nightmare」という往年のメドレーを彷彿とさせる選曲で、会場のファンをぶっ飛ばしてくれました。僕は壁に寄りかかって、彼らの姿を目に焼き続けました。次々に演奏される名曲を、一緒に口ずさみながら。
すごく潔い最後だったと思います。もちろん、この後にヘルシンキでの本当のラストライブが控えているから、そこまで悲壮感はなかっただろうけど、ぶっちゃけ悲壮感ってなに?と思わせるようなポジティブなライブだったと思います。それでこそHANOI ROCKSだと思うし、それでこそロックンロールだし、それでこそ“Rock Like Fuck”なんだと思う。
半年前にその知らせを知ったとき、肩をガックリと落とした自分だったけど、今は胸を張って、笑顔で彼らを見送ることができる。最後の最後まで、最高の夢を見させてくれてありがとう。でも、さよならは言わない。だって、「Never Say Never」……また2人が、コニー・ブルームとA.C.を連れてきて、なんならラクも呼び出して、“1回だけの復活”とか言って一緒にステージに立つかもしれないしね。そんなことを夢見て、気長に待つことにします。だって、そのほうが断然楽しいからね。

▼HANOI ROCKS「THIS ONE'S FOR ROCK'N'ROLL - THE BEST OF HANOI ROCKS 1980-2008」(amazon:日本盤/UK盤)
投稿: 2009 03 22 01:30 午前 [HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2007/10/25
HANOI ROCKS@渋谷クラブクアトロ(2007.10.22)
2005年以来の来日となったHANOI ROCKS。今回は9月に発売された「再生」後3枚目のアルバム「STREET POETRY」を引っさげてのツアーとなりました。もっとも、これは先に出演が決定していた「LOUD PARK 07」のついでにやったような印象が強いですが……
そのせいか、東京公演はいつもよりもキャパの小さい渋谷クアトロで、しかも1公演のみ。ラウパーには行かないけど単独には行く!と意気込んでいたファンは多かったんじゃないでしょうか。結局、チケットは発売と同時に完売。むしろ、手に入らなかったファンのほうが多かったように思います。実はこの俺もチケットをゲットすることができず、いろいろ手を尽くして当日に行けることになったのでした。
そんなハノイの単独公演。すでにファンの間では「再生後で一番良い!」という呼び声も高い新作からのナンバーが中心のライブとなりました。最初に聴いたときから「絶対にオープニング曲だね」と思っていた、アルバム本編ラストのインスト曲「Fumblefoot And Busy Bee」からスタートしたこのライブ。実に10曲(ボートラ扱いの「Self Destruction Blues」を含めると11曲)ものナンバーが披露され、いかに彼らがこの新作に対して自信を持っているかが伺えます。もちろんそれだけじゃなく、再生後の「People Like Me」や「A Day Late, A Dollar Short」というライブでの定番曲も演奏され、結果アンコールを含む全24曲中14曲(再録バージョンの「Self Destruction Blues」を含めると15曲)が復活後の曲。その現役ぶりに驚かされます(ただ、今回は前作「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」からの曲は1曲もなし。大阪公演では「Back In Yer Face」が披露されたとのこと)。
'80年代の曲はいわゆる定番曲が多かったわけですが、そんな中でもひさしぶりにプレイされた「Back To Mystery City」には大興奮。イントロが鳴り響いた瞬間に大絶叫でしたね。恐らく復活後では初めてか、ほとんど演奏されてないように記憶してますが、どうなんでしょう?(少なくても日本では初なのでは?)やっぱり'80年代のラスト作「TWO STEPS FROM THE MOVE」が、現在のサウンドの指針になっているんでしょうね。パワフルでどこかマッチョな印象のある過去2作は(一面的にしろ)その影響を強く感じさせますし。だけど、ハノイはそれだけじゃない。それを体現したのが、ニューアルバムだったんじゃないでしょうか(そして、だからこそ多くのファンが「これを待ってた!」と言わんばかりに絶賛したんでしょうね)。
それにしても、本当に濃厚なライブでしたよ。正直なところ、ライブが終わったときに「これは確実に2時間以上やってるな?」と思ったんだけど、時計を観たらまだ20時40分だったんだよね……2時間もやってないのに、この濃さ。選曲もさることながら、ステージ上でのアクションやパフォーマンスにしてもまったく飽きさせないし、逆に今回はかなり狭い会場だったのでこれまでよりも制限を受けているはずなんですよ。でも、そう感じさせないカッコよさと説得力。さすがとしか言いようがないですわ。なんだかよくわからないけど、とりあえず土下座して「すみませんでした!」って謝りたくなったもん。
ホント、HANOI ROCKSがいまだに現在進行形のバンドだということが確認できた、見どころ満載のライブでした。これからツアーに参加するという名古屋&広島のファンは、下のセットリストを観ないで(というか、このレポートなんか読まずに)ライブに参加してほしいものです。スゴイよ、マジで。
<SETLIST>
01. Fumblefoot And Busy Bee
02. Hypermobile
03. Malibu Beach Nightmare
04. Street Poetry
05. Highwired
06. A Day Late, A Dollar Short
07. Bad News
08. Power Of Persuasion
09. Teenage Revolution
10. High School
11. Fashion
12. Transcendental Groove
13. Underwater World
14. Back To Mystery City
15. This One's For Rock N'Roll
16. Chyenne (Opening) 〜 Don't You Ever Leave Me
17. Tragedy
18. People Like Me
19. Boulevard Of Broken Dreams
20. Oriental Beat
--ENCORE--
21. Powertrip
22. Self Destruction Blues
23. Obscured
24. Up Around The Bend

▼HANOI ROCKS「STREET POETRY」(amazon:UK盤/日本盤)
投稿: 2007 10 25 12:10 午前 [2007年のLIVE, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック
2005/06/17
HANOI ROCKS「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」
さて、狂乱のHANOI ROCKS来日ツアーから約1ヶ月が経ちましたが、世のロケンロー馬鹿の皆様如何お過ごしでしょうか?
今年前半にリリースされた名作群の中でも、やはり個人的な思い入れでいったら一番の作品はこの再生HANOI ROCKSの2ndアルバムとなる(通算では6作目のオリジナル・フルアルバム)「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」リリースから早くも3ヶ月が経とうとしてます。このアルバム、リリース当時から気に入ってたのは当然ですが、実は聴き込めば聴き込む程にその魅力が増していくという、正しくスルメのような「噛めば噛む程味が出る」1枚なわけですよ。
前作「TWELVE SHOTS ON THE ROCKS」は元々マイケル・モンローのソロアルバム用マテリアルを元に制作がスタートしていたため、アンディ・マッコイの曲(及びマイケル&アンディの共作曲)が少なく、結果として非常に「マイケルのソロに近い」作風となっていましたが、この新作では殆どの曲をマイケル&アンディの共作で手掛け、プロデュースも前作同様この2人(所謂「THE MUDDY TWINS」)が手掛けているんですね。
さて、その新作の出来はというと‥‥
これがもうね、改心の1作!‥‥とまではいかないものの、これはこれで大満足な1枚に仕上がってるんですよ。なんていうか、'80年代のHANOI ROCKSが持ち得た「B級臭」が前作以上に濃くなってるというか。いや、これは退化とかではなくて、深化と呼びたい。
HANOI ROCKS最大の魅力って、パンクでもハードロックでもない、一種独特な音楽性じゃないですか。っていうのは言い過ぎ? そりゃルックスやファッションも当然魅力的ですよ。けど、彼等がここまでカルト的な人気を世界的に得られたのは、間違いなく楽曲によるものが大きいはずなんですよ。時代的影響なのか、ルーズなロックンロールのみならず、パンクやハードロック、更にはニューウェーブといった様々なジャンルを全て呑み込み、HANOI ROCKS(というか、アンディ・マッコイというソングライター)というフィルターを通すことで一種異様で独特なロックンロールに生まれ変わる。最初はルックスから彼等に入っていった俺が20年以上も彼等に接していられるのは、こういった楽曲によるものが大きいんですよ。
HANOI解散後、アンディはいろいろやるも鳴かず飛ばず、フロントマンに恵まれない20年間だったといえます。一方のマイケルも過去の盟友と共にバンドやったり、アメリカで派手なロックンロール/ハードロックを体現していたものの、気づいたら地元・ヘルシンキに戻って再びB級っぽいパンクやってるし。結局この人達には似合わないんですよ、ハリウッド的な音楽は。
紆余曲折あり、奇跡の再生(not「再結成」)を果たし、最初はライヴで唸らせて、続けてアルバムをリリース‥‥古くからのファンからは不評だった前作ですが、今度のアルバムはどうでしょう。俺、今度のアルバムの方が数百倍好きだよ、前作より。勿論前作も好きだけどさ、HANOI ROCKSとして考えると‥‥こっちの方が「らしい」よね、独自の「ユルさ」が復活してるし。
勿論前作に入ってたようなタフでハードな曲もある。先行シングルとなった "Back In Yer Face" なんて正にそれだし。けど、アレンジ面含めて前作にはなかった要素もあって‥‥ヘンテコな展開するよね、途中で。コーラスも前作以上に「如何にも」な感じだし。"Talk To The Hand" なんてマイケルのソロ‥‥ていうか、JERUSALEM SLIM的な1曲だよね。でも、こうやって聴くと非常にHANOIっぽい。何でだろう?
兎に角好きな曲が多い。最近俺がDJやる時には必ずかける "Love" とか、アンディのフラメンコ風ギターに思わず唸る "Eternal Optimist"、独特な泣きメロを持つ "You Make The Earth Move" や "No Compromise, No Regrets"(これのみマイケル&アンディじゃなか)、初の本格的レゲエ・ナンバー "Reggae Rocker"‥‥これを「昔のHANOIと違う」って切り捨てちゃうの? それ違うんじゃね? 明らかに「続いてる」じゃん、「TWO STEPS FROM THE MOVE」から‥‥これ、前作のレビューの時にも書いたけど、マイケルとアンディはただ単に再結成して過去の焼き直しをしたいわけじゃなくて、終った地点から続けたかったんじゃないかな、と。ま、こういう曲しか書けないんだと言い切ってしまえばそれまでだけど。でもね、やっぱりバンドとして「HANOI ROCKS」という重みのある看板を背負う以上、下手なことは出来ないじゃない。ファンも納得しないだろうし、単なる懐メロバンドだったら。
年相応の成長と深みを見せつつも、それまでになかった要素も取り込む‥‥それすら必然なわけですよ、HANOI ROCKSという名前で活動する以上はね。俺は全肯定しますよ、2005年のHANOI ROCKSを。うだうだいう年寄り、臭食らえッスよ! ROCK LIKE FUCKッスよ!
そして今夜も、アルバムは2巡、3巡と繰り返されるのです‥‥ホント、いいアルバムですよこれ。

▼HANOI ROCKS「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」(amazon:日本盤/UK盤)
投稿: 2005 06 17 06:00 午前 [2005年の新譜レビュー, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005/05/28
HANOI ROCKS@クラブチッタ(5/22)
てなわけで、昨日の続きを。
HANOI ROCKSは今回、追加公演2本を含む合計10本のライヴを日本で行い、その殆どがソールドアウト、あるいはそれに近い状態だったようです。アルバム「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」がそんなに売れている、とは耳にしてなかっただけに、この状況は喜ぶべきものなはずなんですが‥‥やはりアルバムは売れて欲しいよね。前回の時は再生(復活)1発目ってことでご祝儀含め売れたってのもあったんだろうけど、旧来のファンはやはり「新しい音」を聴いて離れちゃったんでしょうね‥‥まぁいいや。そうやって過去に生きてればいいですよ。マイケルやアンディが「再生」という形を取りながらも、しっかり新しい曲を作っているという状況は、「過去の再生」ではなくて「終った時点からの再生」なわけですよ。俺、以前にも「とみ宮」で書いたかもしれないけど‥‥再生後の新曲群ってやはり「TWO STEPS FROM THE MOVE」(解散前最後のオリジナル・アルバム)の延長線上‥‥あそこからスタートしてるんですよね。恐らく多くの「旧来のファン」て、みんなそれ以前のアルバム‥‥所謂ユルユルだった初期〜中期の頃のイメージをそのまま引きずってるんじゃないかな、と。勿論、俺だってリアルタイムであの頃のライヴは生で観てないので、半ば憶測でモノ言ってるようなところはありますが‥‥まぁそういう人達と議論しても噛み合ないのも仕方ないかな、と。そういう意味も含めて、俺は「リアルタイムで知らない世代」「後追い世代」と呼ばれてもいいですよ。何ならその世代の代表になってやりますよ。ええ。
ってヤケクソ気味に書いてみましたが、個人的に復活後の2枚、特に一番新しい「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」を高く評価してるだけに(どこからどう聴いても、前作以上に濃い「マイケル&アンディのアルバム」じゃないか!)、不平不満を垂れる旧来のファンを目にする度に、憤りを感じるんですよ‥‥
とまぁ、アルバムについてはまた後日語るとして、今日は前回のSHIBUYA-AX公演から約1週間後に行われた川崎クラブチッタ公演の感想を書いてみたいと思います。
とはいっても、基本的には前回と同じようなセットリスト&構成なので、特筆すべき点も少ないわけですが(えー)。あ、でもステージ上のフロント4人の絡みは、AXの時よりもスムーズになってましたね。だいぶ小慣れてきた印象。AXでは終始笑顔だったマイケルも、この日は笑顔少なめ。だからといって決して怒っているわけではなく、愛想は非常にいいわけですよ。冗談も沢山飛ばしてたし、相変わらず各メンバー間での耳打ち&互いに笑顔は多々みられたし。単純にツアー終盤ってことで、疲れがピークに達してたのかな、と。そんな気がしました。
前回との違いを簡単に挙げていくと、まずライヴ開始時に楽器隊4人が軽くブルーズのジャムセッションを演奏してライヴスタートした点。凄く自由な感じがしましたね。そんな中に派手なマイケルが登場、「もっとロックンロールしろよ!」的煽りコメントをした後に激しい "Back In Yer Face" に突入という、おおっ!というようなスタートの仕方でした。
選曲的にはAXのセットリストから "You Make The Earth Move" がカットされ、なんと "Underwater World" が追加されてました。あ、アンコールも1曲("Motorvatin'")がカットされてたか。さすがに疲れてきたのかもね。残念。
終盤、何の曲の時だったか忘れたけど‥‥マイケルの右肘の辺りが真っ赤になってるんですよ、気づいたら。で、激しく動く度にその赤いのがどんどん広がっていって‥‥どうやら肘を切ってしまったようで、血が流れてたんですよね。それが更に汗で流れ広がっていって‥‥お客がダイブとかして血流すならまだしも、ステージ上のアーティストが血だらけになるのは久し振りに観た気が。しかもそれがマイケル・モンローだっていうんだからねぇ。なんだか最後までドキドキしながら見守ってましたよ。
本編が終って一度引っ込み、アンコールで戻って来た際にアンディが「マイケルが深刻な怪我をして‥‥」みたいなコメントをした後に、当の本人が元気に戻ってきて、「大丈夫、大丈夫!」って元気に振る舞って。その時は長袖の上着を着てたから気づかなかったけど、途中でそれを脱いだ時に‥‥肘にはバンドエイドが貼られてました‥‥なんだ、その程度の切り傷か。ちょっとホッとした。けどそれも、ライヴが進むにつれて汗で剥がれてきてたんだけど。よくよくみたら、バンドエイドの内側も真っ赤でしたけどね‥‥マイケル‥‥(涙目)
そんなこともあってアンコールが1曲削られたのかどうかは判りませんが、この日のアンコールはちょっとスペシャルな感じになってまして。2度目のアンコールの時にマイケル、いきなりドラムセットに座って、ドラムソロを披露したんですよ。これがなかなか上手くて。って思えば'80年代の時もラズルがボーカルでマイケルがドラム叩いてRAMONESのカバーとかやってたしね。そりゃ上手いはずだわ。
んで当のドラマー、ラクがマイケルに耳打ちされ、ビール片手にステージ中央へ。そしたらいきなり始まったのが‥‥ "Taxi Driver" ! そう、マイケルがドラム叩いて、ラクがボーカルという変則的なお遊びがスタートしちゃったんですよ。普段ラクはコーラス取ってないんで判らなかったんですが、歌もなかなかなもんでしたよ。間奏でのシャウトも立派なもんでしたし。ワンコーラス見事に歌い切って、途中でドラムをマイケルから交代し、2コーラス目からは通常通りの編成に戻りました。そこでマイケルの歌になるわけですが‥‥改めて、このシンガーの特異性というか、カリスマ的なものをまざまざと見せつけられたというか、再確認させられましたね。いやー、やっぱりこの男は特別だわ。一生敵わないと思ったもん、当たり前の話だけど。
最後は前回同様、STOOGESの "I Feel Alright"。またマイケルは左右のスピーカーによじり昇ってましたよ、怪我してるにも関わらず‥‥ホント、一切手を抜かない男だわ。
てなわけで、今回のツアーを2本観たわけですが。改めて思うのは、現在のこの5人での新生ハノイは見応えがある、非常にカッコいいロックンロールバンドになってるな、ということ。もはや'80年代のオリジナル編成と比べる気にもならないし(だって本人達が「再結成」ではなくて「再生」と言ってる時点で、別物になるのは仕方ないわけだし)、あの頃の曲にしても「過去の再現」ではなくて、あくまで「今の音」として鳴らされてるんだな、と思うんですよ。
面白いのは、新作と同じくらい多く「TWO STEPS FROM THE MOVE」からの曲が沢山(合計6曲も)披露されたこと。再生後の曲と合わせると、チッタ公演の全22曲中15曲が「TWO STEPS FROM THE MOVE」以降の3枚からなんですよね。要するに、今のハノイはあのアルバムの音を基盤としてるんだな、と。そういう意味では、この編成は間違ってないと思うし、むしろこのままガンガン活動を続けてって欲しいな、と思うわけですよ。
コニー・ブルームは元々ソロや他所のバンドで活動してた人なので、今後どれだけハノイに残るのか気になるところですが、やはり今後はコニーが書いた曲をマイケルが歌うってのもありかもしれないし(まぁ可能性としては低いだろうけど)、逆にマイケル&アンディがコニーのプレイを上手く生かした新曲を書くかもしれない。可能性はゼロではないですよね。今後のシングルにそういった新曲が入るかもしれないし‥‥
次にハノイが観れるのは何時になるのか‥‥サマソニでの再来日があるのか、はたまた次のアルバムが出るまで、また2〜3年来ないのか。とにかく言えることは、今回のツアーは今年を代表するライヴのひとつに入るな、というのと、やっぱり俺、ロックンロールが大好きだな、ってこと。まだまだいきますよ、俺も、そしてハノイもね。
[setlist]
01. Back In Yer Face
02. High School
03. Better High
04. Talk To The Hand
05. Bad News
06. Underwater World
07. A Day Late, A Dollar Short
08. I Can't Get It
09. Malibu Beach Nightmare
10. Eternal Optimist
11. Love
12. Cheyenne
13. Don't You Ever Leave Me
14. Obscured
15. Delirious
16. Tragedy
17. Up Around The Bend
--ENCORE1--
18. Boulevard Of Broken Dreams
19. People Like Me
20. Oriental Beat
--ENCORE2--
21. Taxi Driver
22. I Feel Alright

▼HANOI ROCKS「TWO STEPS FROM THE MOVE」(amazon)
投稿: 2005 05 28 01:07 午前 [2005年のLIVE, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005/05/27
HANOI ROCKS@SHIBUYA-AX(5/16)
HANOI ROCKS再生後、4度目の来日になりますか‥‥2002年夏のサマソニ、2003年初頭のジャパンツアー、そして同年秋の武道館でのイベントを含むショートツアー。思えば短い期間でこんなにも来てたんですね。俺は3回目以外は全部観てるんですが(といっても2003年初頭のツアーは1公演のみ、しかも椅子席のホール公演でしたけど)、再生後のハノイ‥‥というかマイケル・モンローは常に「怒ってる」というイメージがあるんだよね。いや、「キレてる」というか‥‥ホントにキレてる時もあるんだろうけど、中にはそれがポーズ‥‥といったら語弊があるか‥‥ひとつのステージスタイルとしてそうなってしまう時もあるのかなぁ、と。けど‥‥'90年4月のソロツアーで来日した時に初めてマイケルを生で観て(あの時は元同僚のナスティが飛び入りしたんだっけ)‥‥あれ以降、常に「怒ってる」イメージがずっとあるんだよね。笑顔でおちゃらけるマイケルって、ハノイ時代の映像以外であんまり観た記憶が‥‥ないような‥‥いやあるんだろうけど全然記憶に残ってない‥‥それくらい、マイケルには硬派なイメージがあってさ。
ところがね。今回のツアーの内2本を観る機会があって。ツアー序盤のSHIBUYA-AX公演(5/16)と、ツアー後半のクラブチッタ公演(5/22)。今日はその中からSHIBUYA-AX公演についての感想を書いてみたいと思います。
でもよくよく考えてみたら‥‥大阪での2公演からツアーが始まり、そのままAXで2公演‥‥ツアー10公演中の4公演目だから序盤というよりは中盤なんだね。しかも4連続公演のラスト。絶対にヘロヘロでもおかしくないはずなのに‥‥
とにかく、若々しい。前回観たのがホールで、今回がクラブクラスだからっていうイメージの違いも大きいんだろうけど、それ以上にメンバーが2人入れ替わったことで、何だか更にフレッシュになったような気がするのね。でも実際には若いメンバーじゃないんだけど。日本ではTHE WiLDHEARTSのジンジャーが一時期やってたバンド「SiLVER GiNGER 5」のツアーに参加してたことで知られる、元ELECTRIC BOYSのコニー・ブルーム(Gt。元々はVo/Gt)。そしてコニーと同じくELECTRIC BOYSのベーシストだったアンディ・クリステル(A.C.)という、見た目にもプレイにも存在感があるメンバーが加わったことで、以前のようは「見た目ハードロックバンド」的なイメージから一新、ドレッドヘアーとラーメンマン頭という、どことなくパンキッシュなイメージが強まったような。ま、ドラムのラクは相変わらずLAメタル的なグッドルッキン・ガイでしたが。
前回と同様、クラシカルなインストでメンバーが入場。ラクは前観た時と全く同じくドラムスティックを使ってバイオリンを弾く真似をしてるし。その後、フロント4人が登場。アンディ・マッコイは普通に歩いてる‥‥足の具合はだいぶ良くなったようでひと安心。コニーは‥‥前にSG5で観た時より更に派手になってるなぁ。A.C.は初めて観るけど、厳ついんだか可愛いんだかよく判らん。そして最後にマイケル‥‥あんたが一番派手!
序盤は新作「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」からの曲を中心に、そこに往年の "High School"、"I Can't Get It" といった曲を挿入。前作からもアンディっぽい "Bad News" や "A Day Late, A Dollar Short" 辺りが披露されてました。個人的にはひたすらヘヴィな "Talk To The Hand"、ブルージーなジャムセッション風なイメージの強い "Bad News" 辺りが前半のハイライトかな。あ、勿論'80年代のナンバーを除いてね('80年代の曲は何やっても異常に盛り上がるしな)。
ここで、最初の話に戻るんだけど‥‥この日のマイケル、兎に角機嫌がいいのよ。まず、ライヴ中何度も笑顔を見せるわけ。それと‥‥以前にはあまり気にしてなかったような行為がいちいち印象に残るわけ。演奏中、他のメンバーに何か耳打ちしてお互い笑い合ってたり。特にアンディとマイケルがライヴ中、ひそひそ耳打ちしてふたりして笑ってるんだよ! 解散後の冷戦状態を思えば、あり得ない話なわけですよ! ちょっとね、その光景を目の当たりにしただけで俺、涙が出そうになったもん。んでしまいにゃさぁ、マイケルがアンディの頬にキスとかしちゃうんですよ! あれにはビックリした。マイケル、ホントこの日は上機嫌。
演奏は文句なしでしょう。以前は全然目立ってなかったベーシストともうひとりのギタリストに替わって、コニーもA.C.も見た目以上に「音」でも勝負できるミュージシャンなわけですよ。ステージを右に左にと動き回って客を上手く煽ったり、時にマイケルと、時にアンディとマイクを分け合ってコーラスしたり(そう、ドラマー以外は全員コーラス取ってたよ今回。しかもコニーなんて元々シンガーだし、上手いわけですよ)。あとギターソロもアンディが目立つパート、コニーが目立つパートが半々ずつといった印象かな。いや、若干アンディの方が上かも。でも、どっちかに偏ってるといった感じではなく、ちゃんと「バンド」として機能してるように感じられました。
キース・リチャーズ並みのしゃがれ声でアンディが歌う "Cheyenne" のあのフレーズの後、"Don't You Ever Leave Me" で一度泣いた後、後半戦に突入。前作からの2連発("Obscured"、"Delirious")、往年の "Tragedy" 〜 "Up Around The Bend" で本編終了。凄くいい感じでしたよ。
アンコールでは "Boulevard Of Broken Dreams" という、俺が大好きな曲もやってくれ、更に再生を声高に宣言した "People Like Me" でレゲエっぽいパートも挿入してメンバー紹介したり、とにかく前のメンバーの時にはなかったような自由なイメージ。何だかハノイを観てるようだけど全然違うバンドを観てるみたい。でも間違いなくハノイなんだけどね。1回目のアンコールは懐かしの "Oriental Beat" で終了。
2度目のアンコールは凄いことになってました。まず "Motorvatin'"。ギターソロ後にマイケルの短いハーモニカソロがあるんだけど、どうもマイケルそれを忘れてたらしく、直前になってドラムライザー(ドラムの乗ってる台)に置いてあるハーモニカを物色し始めて‥‥必要なキーのハープがなかなか見つからなかったらしく、そのままハープソロなしで歌に‥‥オイオイ。けど、それでも別にキレてマイクスタンドを投げまくったりマイクを床に叩き付けるようなこともせず(思えば今回は全然やらなかったね。アクションとして振り回したりはしてたけど。1回振り回したのを投げたんだけど、それがA.C.の方に飛んでってあわや!といった感じになって、お互いビックリした顔で見つめ合ってたのが印象的でした)、とにかく「陽」なマイケル・モンロー‥‥そう、'80年代のマイケルに戻ったかのような感じ。
"Taxi Driver" で途中ジャムっぽくなってフロント4人がステージ中央のモニター上に腰掛けてギター×2、ベース、ハーモニカでセッションぽいことやったりして、これがまたかっけーわけですよ。これも前にはなかった要素だね。大好きな曲だけに、今回も聴けて嬉しかったよ。
で、最後の最後に何をやるんだろう‥‥と思ったら‥‥アンディがライヴ盤で耳慣れた「あの」フレーズを‥‥ヤバッ、聴いた瞬間鳥肌立った! そうですよ、最後の最後に、イギー・ポップ率いるTHE STOOGESの名曲 "I Feel Alright (1970)" をやってしまったんですよ!!!!! 俺にとってのロック・ヒーロー‥‥イギーとマイケル。ハノイから入って、彼等がカバーしてたことでイギーやTHE STOOGESを知るわけですよ。前のツアーの時にも終盤の公演でやってたようですが、まさか今回のツアーでは毎回最後はこれだなんて知らなかったもんだから‥‥興奮、興奮、大興奮。真ん中よりちょい前寄りで観てた俺も、さすがにこの曲の時にはコニー側からマイケルの経ってる中央より、相当前‥‥多分3〜4列目?まで飛び込んでっちゃったもんなぁ。客とぶつかったり上から人が流れてきたり、とにかくグチャグチャですよ!
ホント、この時だけ記憶がすっぽり抜けてるもん。意外と冷静に観れてたはずなのに、最後の数分だけ‥‥ハノイ聴き始めた中学の頃にまで逆戻りですよ。20年くらいタイムスリップしちゃいましたよ。いやー、タチの悪い大人だ。だってライヴ後、気づいたら口の中、血だらけだったもんな。ぶつかったのか殴られたのか、はたまた自分で噛んでしまったのか‥‥全然記憶なし。つーか血の味に気づくまでも随分時間がかかったわけで、痛みとかもそれまで全然なかった(気づかなかった)しな。バカだなー俺。
‥‥と、最後の最後で我を忘れる大失態を犯しつつも、ホント最初から最後まで楽しめる110分でしたよ。サマソニでの狂乱程ではないにしても(あれはまた特別な瞬間だったしな)、客も良い意味で「みんなで楽しもう!」的な朗らかな印象だったような。ま、俺がいた周りだけかな。実際、最後に最前近くまで行ったらそんな感じではなかったようだったし‥‥
てなわけで、チッタ公演についてはまた明日書きます。いやー今回のツアー、ハズレなしとみた!
[setlist]
01. Back In Yer Face
02. High School
03. Better High
04. Talk To The Hand
05. Bad News
06. You Make The Earth Move
07. A Day Late, A Dollar Short
08. I Can't Get It
09. Malibu Beach Nightmare
10. Eternal Optimist
11. Love
12. Cheyenne
13. Don't You Ever Leave Me
14. Obscured
15. Delirious
16. Tragedy
17. Up Around The Bend
--ENCORE1--
18. Boulevard Of Broken Dreams
19. People Like Me
20. Oriental Beat
--ENCORE2--
21. Motorvatin'
22. Taxi Driver
23. I Feel Alright

▼HANOI ROCKS「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」(amazon)
投稿: 2005 05 27 12:02 午前 [2005年のLIVE, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005/03/22
HANOI ROCKS「BACK IN YER FACE」EP
いよいよHANOI ROCKSが動き出します。2002年に再生され、春にシングル "People Like Me" が地元フィンランドでリリースされ(この時はわざわざフィンランドから取り寄せたもんなぁ)、夏には「SUMMER SONIC」で18年振り(!)の来日を果たし、同年末には再生第一弾アルバム「TWELVE SHOTS ON THE ROCKS」がリリースされ、翌2003年2月には単独再来日が実現。更に同年秋にもイベントのためまた来日‥‥とにかく復活‥‥いや再生か‥‥後のHANOI ROCKSの活動のスムーズさには目を見張るものがありました。だって、あれだけ犬猿の仲って言われたマイケル・モンローとアンディ・マッコイが、仲良く活動してるんだもん‥‥今までの18年は何だったんだよ!?って思うわな普通。ナスティ・スーサイドやサム・ヤッファとは解散後にマイケルのソロやDEMOLITION 23.なるパンクバンドで一緒に活動してたものの、それは決して『HANOI ROCKS』ではなかったわけで‥‥要するに、メインソングライターでありリーダーであったアンディがいなければ何の意味もないわけですよ。また逆に、アンディひとりで他の人間を集めて『HANOI ROCKS』を名乗ったとしても、それは決して我々がよく知る『HANOI ROCKS』ではないわけですよ。じゃあアンディとマイケルさえいればそれは『HANOI ROCKS』なのか‥‥その疑問/問いに答えるべく、彼等はこの数年格闘し続けたのかもしれません。
2004年は静かに時が過ぎました。アンディの足の具合もあっただろうし、脱退したギターやベースの補充もあったでしょう。けど実際にはマイケルとアンディが再び一緒に曲を書き始め、レコーディングに突入してたんですね。
2005年、再生第二弾アルバムとなる「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」からの先行シングルとなる "Back In Yer Face" がここ日本でリリースされました。収録されているのは3曲。内2曲はアルバムにも収録される予定の "Back In Yer Face" と "Better High"、そしてアルバム未収録の "Keep Our Fire Burning"。全てマイケル&アンディによる楽曲です。
前作「TWELVE SHOTS〜」の楽曲は当初マイケルのソロアルバム用に用意されていた楽曲がメインとなっている為、クレジットの大半はマイケルが中心となっています。マイケル&アンディによる楽曲は数曲に留まったためか、また作風も以前のようなラフさが薄らいだ硬質なサウンドだったこともあり、どことなくマイケルのソロアルバムにアンディがゲスト参加したかのような印象が若干ありました。勿論、あれを『HANOI ROCKSの新作!』と言い切ることもできたし、実際ライヴを観た後なら間違いなくあれは『HANOI ROCKSの新作』と言い切れたわけです。が‥‥今となってはやはり歯痒さが残る作品だったと言わざるを得ません。
そこで今回の新曲3曲。基本的には前作の延長線上にある作風と言えるでしょう。タイトルトラックの "Back In Yer Face" はHANOIというよりはマイケルのソロ曲に近い印象を受けます。が、所々にソロ曲にはなかった要素が見受けられます。きらびやかなポップさとでもいいましょうか‥‥恐らくこのセンスがアンディによるものなのかもしれませんね。また風変わりなアレンジ&コーラスも取り込まれていて、一筋縄ではいかない感じが過去のHANOIと共通するんじゃないでしょうか。
"Better High" も如何にもアンディ・マッコイなコーラスからスタートするメロウなロックンロールで、これぞ正にHANOI ROCKS!といった感じじゃないでしょうか。音の質感は現代的なんですが、メロディやちょっとしたアレンジのアイディアには過去のHANOIのそれが見受けられ、前作以上に『HANOI ROCKSらしさ』が色濃く表れているんじゃないかな? これはアルバムも期待できそうですね。
そして‥‥"Keep Our Fire Burning"。この曲のみちょっと別の括りで語った方がよさそうですね。この曲、1983年の楽曲で、マイケル&アンディが日本の本田恭章に提供した曲のセルフ・カバーなんですね。俺、この曲の存在は知らなかったんですが‥‥本田恭章なんて、今の10代〜20代前半の子達は知ってるのかね? 30代以上の皆さんは確実に知ってるかと思いますので説明は要らないと思いますが‥‥この曲のみ、ホントに懐かしい香りを放ってるんですよ。これぞHANOI ROCKS!みたいな。サウンドプロダクションこそ2005年ですが、これをもっとラフな音で演奏したら、間違いなく初期HANOIなんですよね。そんな曲。うわーこれアルバムに入れないんだ、勿体ない‥‥まぁこれだけ浮きそうな気もしますけどね。とにかく良い曲。これ1曲の為だけにこのシングル買うべきですよ。
この3曲を聴いちゃうと、ホント楽しみで仕方ないんだよな、今度のアルバム‥‥前評判もかなり良いみたいだし、まぁここ最近のマイケルのソロもかなり良い出来だったし、アンディも本気度がかなり高まってるようだし、上手く化学反応してくれてると嬉しいよ。しかももう一人のギタリストとして加入したのがコニー・ブルーム(THE WiLDHEARTSのジンジャーのソロバンド、SiLVER GiNGER 5のギタリスト)なんでしょ。彼がどの程度アルバム作りに貢献してるのかは判らないけど、この辺も期待できそうだしね。
いやー、シングル収録のたった3曲だけでここまで書けるんだからなぁ。アルバムになったらどれだけ長い絶賛文になるんでしょうねぇ‥‥ちょっと怖いよ。

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投稿: 2005 03 22 12:00 午前 [2005年の新譜レビュー, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005/03/17
まずはこれ買ってみな!
■ハノイ・ロックス、6枚組ボックス・セットをリリース!(CDJournal.com)
以前フィンランドでリリースされていたボックスとは全くの別物。つーかこれ、既出アルバムをまとめたものなので、既に持っている人には必要ないものかも。
内容は、彼等が一度解散する前までにリリースされた6枚の公式アルバム‥‥つまり「白夜のバイオレンス」(1st)、「ORIENTAL BEAT」(2nd)、「SELF DESTRUCTION BLUES」(シングル・オンリー曲や当時の未発表曲を集めた編集盤。正式な3rdではないです)、「BACK TO MYSTERY CITY」(3rd)、「ALL THOSE WASTED YEARS...」(ライヴ盤)、「TWO STEPS FROM THE MOVE」(4th。メジャー第1弾でもあり、ラスト作でもある)の6枚をひとまとめにしたボックス。間もなくリリースされる新作で彼等に興味を持った人、まだ初期の曲はベスト盤とかでしか聴いたことない人にはうってつけのボックスじゃないかな? ちなみにAmazonでも4,000円ちょっとですしね。
ホントは日本盤で再発して欲しいんだけど‥‥いろいろ権利関係が複雑なんだよね、確かこの頃のハノイって。今はほら、海外では「Sanctuary Records」が権利を持ってるようだけど(日本だとBMGになるのかな)、日本は現ユニバーサル(旧・日本フォノグラム)が全音源をリリースしてたからね。海外ではソニーへメジャー移籍した後の「TWO STEPS FROM THE MOVE」ですら。
現在ハノイの初期音源で、店頭で見かける日本盤って1stと「TWO STEPS〜」、そして幾つかのベスト盤くらいかな‥‥ホント勿体ない。前回の復活作及びその来日の際に再発されると思ってたんだけど、思ってた以上に厄介みたいですね‥‥残念。
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投稿: 2005 03 17 08:24 午後 [HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005/02/05
HANOI ROCKS、再び。
2002年春、地元フィンランドでシングル「PEOPLE LIKE ME」をリリースし、完全に復活(いや、『再生』か)を果たしたHANOI ROCKS。同年夏、「SUMMER SONIC '02」では唯一の入場制限を巻き起こした、あの伝説的なパフォーマンス。俺も今でも忘れられずにいます。
その後、同年12月に日本でも復活第1弾アルバム「TWELVE SHOTS ON THE ROCKS」を発表し、翌2003年2月には単独来日も果たし、更に同年10月にはイベント出演の為再来日も果たし、精力的に活動してきました。
その後、ギタリストのコステロが脱退し、行く先が心配された彼等。アメリカでも無事アルバムがリリースされ、USツアーも計画されていたようですが‥‥
2004年は大きな動きもなく、HANOIにとっては静かな1年でしが。が‥‥ただジッとしてられるようなオッサン達じゃないわな。2005年のためにいろいろと準備をしとったようですよ!
■ハノイ・ロックス、復活第2弾アルバム完成!!(CDJournal.com)
きましたきました、3月9日に先行シングル、3月24日にアルバム「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」リリース決定ですよ!!!
が、しかし! ビックリしたことが、ひとつ。昨年のインタビュー等で、新ギタリストは「ステーヴ・クラッソンに決まった」とマイケル・モンローがおっしゃっていたんですが‥‥長期間かけた嘘かよ!!! んで、ホントの新メンバーは、最初からの噂通り、コニー・ブルーム(元ELECTRIC BOYS)。THE WiLDHEARTSのジンジャー率いる別バンド、SiLVER GiNGER 5のギタリスト/シンガーとしても一部でお馴染みの人。にしても‥‥あんなブルージーでメタリックなギタリストがHANOIに入るなんて‥‥最初から絶対に合わないと思ってたんですが‥‥しかもコニー、めっちゃソロイストじゃんか、ジミヘン的な。合うのか、アンディ・マッコイと!? ま、既にレコーディングは一緒に済ませたんだろうから、大丈夫なんだろうけどさ‥‥にしてもなぁ‥‥まぁ、歌(コーラス)に関しては全然問題ないか。逆にマイケルよりも上手いだろうしな(コラコラ)。
更に更に。アルバムの後には単独来日も正式発表されちゃってます!
■HANOI ROCKS JAPAN TOUR 2005(Creativeman)
全国8ヵ所、8公演。関東はSHIBUYA-AXと川崎クラブチッタ! 両方行きたい! 少なくともチッタは行く! つーか、個人的には前日のZepp Sendaiから追いかけたいくらいだ!!
今回は大阪、東京、長野、名古屋、仙台、川崎、広島、福岡と、かなり満遍なく回ってくれるので(あとは北海道だけだな‥‥)、機会があったら是非観に行ってくださいよ! とにかく、下手なパンクバンド観るよりも全然パンクだし、ルックス最高だし、曲も最高だし、ステージパフォーマンスも史上最強だし! これ観逃したら絶対に後悔するから!!!
まずは‥‥3月のアルバムに大期待だな。今回は最初っからアンディ&マイケルで曲作ってるからな(前作は元々、マイケルのソロアルバムからスタートしてるので、アンディの曲や共作が少ない)。コニーも曲作りに参加してるんかどうか知らないけど‥‥何でもいいから早く聴かせてくださいよ!!!!!
▼HANOI ROCKS「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」(3/24リリース予定)(amazon)
投稿: 2005 02 05 02:00 午前 [HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
2004/10/16
とみぃ洋楽100番勝負(58)
●第58回:「Dead, Jail Or Rock'n'Roll」 MICHAEL MONROE ('89)
でさ。ハノイとかMOTT THE HOOPLEとか、そういったバンドばかり追ってても結局は現存しない、解散したバンドなんですよね。リアルじゃない。いや、その音そのものは「リアル」以外の何ものでもないけど、'80年代後半に10代後半を過ごす自分にとっては、エアロの「PUMP」やモトリーの「DR.FEELGOOD」、そしてガンズの「APPETITE FOR DESTRUCTION」やストーンズの「STEEL WHEELS」といったアルバムの方が、ずっとずっとリアルに響いたんですよ。何故か。それは彼等が今もなお自分が生きる瞬間と同じ時間を共有しながら活動し続けているから。そんな中からこれらの名作を出してくれたから。
でも、元ハノイ組だって黙っちゃいない。'85年の解散後、紆余曲折ありながらも一番最初に力強く雄叫びを挙げたのがマイケル・モンローだったわけ。しかもハノイ時代よりも強靭なシャウトで。
もうさ、タイトルが全てじゃない? のたれ死ぬか、投獄されるか、ロックンロールするか‥‥三択ですよ、三択。どれも茨の道なのですよ、当時のマイケルにとって。けど、実質一択だよね‥‥だって、どう考えたってロックンロールしかないじゃん。愚問なのよ。それを判っていながら、敢えてシャウトする。マイケル・モンロー版 "It's Only Rock'n'Roll" なんですよ、これは。
そして‥‥俺のテーマ曲でもあるんですけどね。この曲を初めて聴いた時の衝撃といったら‥‥エアロもモトリーもガンズも、もうどうでもいいや!ってくらいにガッツポーズ取りましたもん、俺。そしてPVではそのガンズのアクセル・ローズがゲスト出演。一緒にステージで歌ってますからね。
時代遅れでも全然構いませんよ‥‥やっぱり33才の俺にとっても、18才の俺にとっても、全く変わってないってことですから‥‥たかがロックンロール、されどロックンロール。
Rock Like Fuck!

▼MICHAEL MONROE「NOT FAKIN' IT」 (amazon)
投稿: 2004 10 16 12:00 午前 [100番勝負, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2004/09/12
とみぃ洋楽100番勝負(24)
●第24回:「Don't You Ever Leave Me」 HANOI ROCKS ('84)
HANOI ROCKSはリアルタイムだと、この曲が収録されたラスト作「TWO STEPS FROM THE MOVE」が出た後かな。しかもこのアルバムがリリースされた年の12/8、ドラマーのラズルが亡くなって、翌年に解散。だから出会ってアッという間に解散した‥‥ってイメージが強いのね。曲よりもビジュアルのインパクトが凄かったから(雑誌のピンナップとかね)、その曲の「味」に気づくまで、そこから更に数年を要するんだけど(ま、ガキにはなかなか理解しがたい「味」だったんだけど‥‥)。
そのラズル。交通事故で亡くなりまして‥‥MOTLEY CRUEのボーカル、ヴィンス・ニールが運転する車に同乗してて、ヴィンスが事故って。車から放り出されたラズルはそのまま亡くなってしまうという‥‥そんな出来事。だからHANOI派、MOTLEY派って派閥が出来ちゃうんだよね。そういう因縁を持ってるから。
けど俺は‥‥単純にマイケル・モンローってシンガーのスタイル(歌い方、声、ルックス、ファション、アティチュード等全て)が大好きだし、ニッキー・シックス(MOTLEYのベース兼リーダー)のスタイル(佇まい、アクション、書く曲、発言等)が大好きだった。恐らく10代の自分にとって、全てだったんじゃないか、と言い切れる程に。
最初に動くHANOIを観たのは古い曲‥‥ "Motorvatin'" のPV(というかプロモーションフィルム)だったけど、ちゃんと「HANOI ROCKS」というものを認識して向き合ったのがこの "Don't You Ever Leave Me" のPVだった。そしてこれが最後の「動くHANOI ROCKS」になっちゃったんだよね‥‥その後はもう、ひたすら後追い、後追いで。公式リリースされてるライヴビデオは勿論、映りの悪い1本4〜5,000円する海賊ビデオにまで手を出して。
この曲がファーストアルバムに入ってる "Don't Never Leave Me" って曲の焼き直し(リメイク)だというのは、高校生になってから知った。どっちもそれぞれ味わい深くて好きなんだけど、やっぱり‥‥絵付きで出会ってしまった、こっちのインパクトがね。
その後、'90年に初めてマイケルを生で観て(しかもゲストにナスティまでいるし!)、'93年頃にマイケル、ナスティ、サミーという「生存しているHANOIの3/4」を生で体感し(けどライヴは糞だった)、それから数年後に池袋の某CDショップでアンディ・マッコイと握手して、'02年夏‥‥「HANOI ROCKS」を生で初体験するに至るのでした。
やっぱり幕張で初体験した時も、この "Don't You Ever Leave Me" でマジ泣きしたなぁ‥‥ライヴ盤に忠実に、ちゃんと "Cheyenne" イントロのアルペジオとのメドレーで。そりゃ泣くよ。15年越しくらいの思いがやっと果たされたんだから。
今こうやって過去を振り返ってるけど‥‥そりゃ確かにMOTLEY CRUEは今休止中で、来年にならないと動き出さないけど‥‥それでも彼等もHANOI ROCKSも、俺にとっては「現役」であって、ずっと続いてるわけですよ。俺の根っこの部分にずっとある、全ての基準となるよな、そんな存在。
やっぱりロックンロールはカッコ良くなくちゃ。ねっ?

▼HANOI ROCKS「TWO STEPS FROM THE MOVE」(amazon)
投稿: 2004 09 12 12:00 午前 [100番勝負, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
