2018年8月29日 (水)

DEFTONES『COVERS』(2011)

DEFTONESが2011年4月に“レコード・ストア・デイ”の限定アイテムとしてリリースした、カバーコンピレーションアルバム。当初はアナログ5000枚限定でリリースされましたが、数年後にデジタルリリース&ストリーミング配信開始。現在ではこうやって手軽に聴くことができるようになりました。

DETFONESは2005年にも『B-SIDES & RARITIES』と題した、シングルのカップリング曲や未発表音源からなるCDとMVなどを収めたDVDの2枚組作品を発表していますが、本作『COVERS』には先の『B-SIDES & RARITIES』にも収録されていたカバー曲が複数含まれています。

本作の内訳は以下のとおり。原曲者カッコ後ろに「*」が付いている楽曲は、『B-SIDES & RARITIES』にも収録されていたものです。


01. Drive [原曲:THE CARS]
02. Caress [原曲:DRIVE LIKE JEHU]
03. Please, Please, Please, Let Me Get What I Want [原曲:THE SMITHS] *
04. No Ordinary Love [原曲:シャーデー] *
05. Savory [原曲:JAWBOX] *
06. Do You Believe [原曲:THE CARDIGANS]
07. Simple Man [原曲:LYNYRD SKYNYRD] *
08. Ghosts [原曲:JAPAN]
09. The Chauffeur [原曲:DURAN DURAN] *
10. If Only Tonight We Could Sleep (Live) [原曲:THE CURE] *
11. Sleep Walk [原曲:SANTO & JOHNNY]


11曲中5曲がアルバム初収録。つまり、『B-SIDES & RARITIES』以降に録音されたカバーということになります。

どの曲も原曲のイメージを損なうことなく、しっかりDEFTONESとしてのカラーも主張した良カバーではないでしょうか。THE CARSの「Drive」の気怠さなんて最高だし、DURAN DURANやJAPANはこれ以上崩しようがなかったのか比較的原曲に近い状態。そういったところに、このバンドの原曲者への愛情が感じられます。

ちなみに、『B-SIDES & RARITIES』のみで聴けるカバー曲は以下のとおり。


Wax And Wane [原曲:COCTEAU TWINS]
Sinatra [原曲:HELMET]
Night Boat [原曲:DURAN DURAN](iTunes版のみ収録)


どんだけDURAN DURANが好きなんだ!って話ですが、このへんが個人的にDEFTONESを信用できるところでもあるんですけどね。彼らはこのほかにも、コンピレーションアルバムに「To Have and to Hold」(原曲:DEPECHE MODE)、「Jealous Guy」(原曲:ジョン・レノン)を提供しています。

さて、昨日のDEATH OF LOVERSからの続き。同じようなUKニューウェイブからの影響下にあるDEFTONESとNOTHING / DEATH OF LOVERSですが、いくつか被る要素はありつつも軸になっているものが異なることに気づかされます。THE SMITHSやTHE CURE、COCTEAU TWINS、DEPECHE MODEのようなバンドこそ両者ともルーツとして重なるものの、NOTHING / DEATH OF LOVERSはニューウェイブでもポストパンク寄りで、DEFTONESはニューロマンティック寄り。大雑把に括ればこうなるのではないでしょうか。あと、DETONESはMTV世代という言い方もできるかもしれない。THE CARSやシャーデーが入っているあたりに、その匂いが感じられます。まあ、これは両バンドの年齢の違いとも受け取れますが。

もしNOTHINGやDEATH OF LOVERSが純粋なカバーアルバムを作るとしたら、一体どんな選曲になるのか。あそこまでど直球でルーツへの愛情を形にするバンドなんだもん、そりゃあカバーにも捻りなんて求めませんよこちらも。ホント、一度聴いてみたいものです。



▼DEFTONES『COVERS』
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投稿: 2018 08 29 12:00 午前 [2011年の作品, Cure, The, Deftones, Duran Duran, Japan, Smiths, The] | 固定リンク

2006年11月30日 (木)

PORCUPINE TREE@昭和女子大学人見記念講堂(2006年11月29日)

夕べ急遽行くことになった、PORCUPINE TREE@昭和女子大学人見記念講堂。タダだし、ロバート・フリップ御大観れるし、近場(三茶)だし、ということで即決。

夏のウドーフェスで初来日してたんだけど、実は今日のライブで彼らの音に初めて触れたという。いや、クリムゾン絡みだとか、キーボードが元JAPANのリチャード・バルビエリだったり、ギター&ボーカルのスティーヴン・ウィルソンがOPETHのプロデュースやってたり、となにかと俺好みのバンドだと思ってたら……案の定、一発で気に入った。

なんだろう……メタルとも違って、プログレとも違う。80年代に流行ったポンプロックだっけ?(って流行ってはいないけどなw)MARILLIONとかIT BITESとか、ふとあのへんを思い出したんだけど.……ちょっと違う? でもPORCUPINE TREEは良い意味で米国臭もして、それがよいバランスで響いてたような。

どこかで「21世紀のPINK FLOYD」なんていう例えを目にしたけど、ちょっと違うかな。どちらかというと、GENESISっぽいかも。あと、もっとヘヴィ。ドラムなんてマーク・ポートノイ(DREAM THEATER)とビル・ブラフォードを足して2で割った感じだし、ギタープレイもちょっとIT BITES思い出した(フランシス・ダナリーって今なにやってるんだろう?)。もちろんただ古くさいだけじゃなくて、現代的……TOOL辺りにも通ずるスタイルも感じられるし。実際TOOLのファンで、ああいうプログレッシヴな部分を気に入っている人ならすんなり入っていけるんじゃないかな。

あ、オープニングアクトのフリップ御大の話もしておかないと。えーっとねぇ、なんかアンビエントな感じのループの上で、ひたすら緩いギター弾いてました。30分間ずーっと即興で。途中でマジ熟睡して、客が拍手し始めたので目が覚めたくらい(笑)考えてみたら俺、クリムゾンは好きだけど、この人のソロアルバムとかプロジェクトってあんまり興味なかったわ。

PORCUPINE TREEは来年2月頃に発表される予定の(と、MCで言ってた)ニューアルバムから、新曲も披露。「長くて退屈な曲だから、我慢してくれ」とか冗談言ったと思ったら、本当に歌詞の中に「Patience」て単語が出てきて笑った。あと、アルバム出したら夏にまたライブで戻って来たいと言ってた。フェスかな。

数十~百人程度を前に気を吐いたウドーフェス。そして今回は2000人入るハコに半分程度(内100人以上もの招待客)。クリマンは明らかにハコの選択ミスだと思う。確かにあの環境はバンドのサウンドにピッタリだったけどね。

あ、そうだ。このバンドのもうひとつの魅力は、映像だね。ライブDVD後で買わないと。

……と、レポというよりも、メモをいろいろ書いてみた。

投稿: 2006 11 30 04:28 午前 [2006年のライブ, Japan, King Crimson, Porcupine Tree] | 固定リンク