カテゴリー「Jet」の3件の記事

2010年1月 8日 (金)

JET JAPAN TOUR 2010@新木場STUDIO COAST(2010年1月6日)

2009年最後に観たライブはフラワーカンパニーズ(年越し)で、2010年1発目のライブはJETでした。ちなみに2008年末最後に観たのはNEWSで、2009年最初に観たライブはAKB48でしたから、2010年は去年とは違った1年になるんでしょうかね。いやわからないけどさ。

JETのライブをちゃんと観るのはフジロックでの初来日(2003年7月)で観て以来だから、約6年半ぶりになるみたいです。もっとも、その間にフェスで来日した際にはチラ観してるので(しかも、たまたま通りすぎるとたまたま「Are You Gonna Be My Girl」に出くわすので、それで満足しちゃうという)、あまりひさしぶりに観たという気はしないんですが。それでも、じっくりとワンマンライブを観るのは初めてなので、ぜひこの機会にと思って足を運んでみました。

開演10分前に会場入りしたのですが、観客の入りはちょっと寂しい感じ。2階席は黒幕で覆い、1階フロアの入りも6〜7割程度。後方の1段高くなった場所は左右の階段付近を柵で囲うなど、逃げ場を極力減らしてフロアへ流すような作りにしてあったような気が。普段なら人がいっぱいな左右の踊り場?(柵がある高台)も人がまばらで、余裕で陣取ることができました。

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2003年7月31日 (木)

「FUJI ROCK FESTIVAL '03」DAY 3@苗場スキー場(2003年7月27日)

  フジロック本編、最終日・日曜のライヴレポ。あー長かった。けど、今年の場合はすんなり書けたなぁ。どうしてだか判らないけど。俺、日記の方に「今年は多分去年よりも数観てない」って書いたと思うんだけど‥‥こうやってみると、実は過去最高に数観てるんじゃないかって気がしてきたよ。まぁフルで観たのは多分これまでで一番少ないと思うんだけどね。楽しみ方が判ってきたってことなのか、何なのか‥‥

  さてさて、最終日なんですが‥‥みんなトリクラスや深夜枠のレポートに期待してることでしょう。まさか苗場まで行って身体張ってネタかますとは思ってもみなかった‥‥って話は最後まで読んでもらえば判ると思うんですが‥‥では、昨日からの続き行ってみますか。

  夕べは4時過ぎにテントに戻って、4時半とか5時前に寝たわけだけど、もう6時半頃には目が覚めちゃってさ。というのも、苗場名物「朝陽が昇ると暑くて寝てらんない」現象を初体験。暑いの何のって。これはたまらんですよ。しかも後ろのテントの男が「梅雨が明けたー!」とか大騒ぎしてやがるし。いや、明けてないんだけどね。結局耳栓し直して、テントの窓開けて再び寝るんですが‥‥やっぱりダメ。8時には起きて、冷水シャワーに行く準備を‥‥昨日まではすんなり入れたシャワーも、さすがに暑くなると長蛇の列。結局1時間もかけて並んだわけ。シャワーから戻ると10時過ぎだったかな‥‥またテントでゴロゴロしてると、グリーンステージからJUDEの演奏が聞こえてきて。結局この日も11時半から活動開始。会場へと向かって行ったのでした。


◎JET(RED MARQUE・12:50~)

  このバンドだけはどうしてもフルで観てみたいと思ってたので、時間に余裕を持ってマーキーへ。開始直前には既に後方まで人が埋まり尽くしてました。

  オーストラリア出身のリフロックバンド。同郷のAC/DCのTシャツを着たメンバーがいる程、そのAC/DCからの影響を感じさせるリフロックを連発。このバンドが他のリフロックバンドと違う点、それはメンバー全員が歌えること。特にギター2人とドラムはそれぞれリードボーカルを取る曲があった程。基本的には真ん中に構えるギターが歌ってるんだけど、基本的に全員高めの濁声なんだわ。全員ボン・スコットかよ!とか突っ込みそうになったけど、とにかく良いね。曲はホントに良く出来てる。ブギーやシャッフル、バラードまで、とにかくバラエティ豊か。まだシングル1枚しか出してないバンドだけど、こりゃマジでアルバム期待できますよ。


◎ROVO(WHITE STAGE・14:00~)

  JETの約40分に渡るステージが終わると、その足でホワイトまで移動。途中で友人と合流し、一緒にROVOを観ることに。昨年9月の朝霧JAMに続き2度目のROVO。前回は濃い霧の中、殆どステージが見えないような幻想的な環境での初体験だったけど、今回は日中、炎天下というあまり良いとは言い難い環境。しかし、そんな条件などものともせず、いつも通りの素晴らしい「人力トランス」を披露してくれました。けどね‥‥今回改めて思ったのは、このバンドってそういった「人力トランス」とかクラブ系の音と比較される事が多いけど、実はかなりロックンロールしてるんじゃないかな、ってこと。音の構造とか構成は確実にプログレとかの方が近い存在なんだろうけど、メンバーの佇まいとかアクションを観てると、例えばベースの人がピョンピョン跳ねながら弾いたり、いちいち大袈裟なアクション決めたりしてるんだよね。そういうのを観ちゃうと、前日観たDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENとは正反対なんじゃないかな、なんて思っちゃうんだよね。ま、考えすぎかもしれないけどさ。

  今回は曲もある程度把握してたこともあり、更に楽しめました。特に中盤のドラムバトル、これが圧巻でして。ライヴならではといった場面でしたね。いやー、また大自然の中で体験したいバンドだなぁ。


◎EVANESCENCE(GREEN STAGE・15:30~)

  やはりうちのサイトで取り上げた以上は、観ておかなきゃいけないでしょう。ラウドロック界の新星?と呼ばれることの多い、ここ日本でも既に大ヒットを記録し、待望の初来日となったEVANESCENCE。一体どんなライヴステージを見せてくれるのか。もしかしたらかませ犬じゃないのか‥‥いろいろ思うことはあったんですが、とにかく観てみなきゃ始まらないな、と。

  幻想的なSEに合わせて男性メンバー4人が登場。どうやらギター2人、ベース&ドラムという構成みたい。アルバムではキーボードが重要な役割を果たしてるんだけど、これは同期モノを使ってるようでした。メンバーが楽器を持ったところで、ボーカルのエイミーが登場するんですが‥‥全然違うよ、印象が! PVやジャケット以上にゴスメイクなんでビックリ。

  アルバム同様、"Going Under"からスタート。その後、「例の曲」を飛ばしてアルバム曲を数曲披露。つうかこのバンドの魅力のひとつに「コーラス」とか「歌に絡む合いの手コーラス」みたいなのがあると思うんだけど、それらは全て省かれててちょっと違和感が。ま、数カ所同期と共に残されてるパートもあるにはあったんですが‥‥バンドメンバーの前にひとつとしてマイクがないのは、そういうことか。

  ライヴには2度ピークがあって、1回目は違和感なくスタートしたSMASHING PUNPKINSのカバー"Zero"。以前からスマパンとの共通点を挙げる人が多かったと思うんですが、やはり実際に好きだったようですね。女性が歌うスマパンの曲というのも、ちょっと意外性があっていい感じ。後半、結構独自の歌メロに変えて歌ってたのが、更に好印象。昔、「苗場でスマパン観たい!」と何度か発言したことがあったのですが、ZWANがキャンセルされてしまった今、まさかこういう形で実現するとは‥‥

  そして2度目のピークは、ご存じ"Bring Me To Life"の時。この曲の時だけ、リズムギタリストの前にマイクが用意され、あのラップパートを再現してたのでした。あ、この曲のイントロにあるピアノパートは、ギターで代用されていて、ちょっと違和感が。ま、悪くはなかったです。エンディングもCDとは違ってて、結構カッコ良かったかも。

  結局、その後数曲アルバムから披露して、約1時間に及ぶステージは終了したのでした。最も、最後の数曲は俺、観てないんですけどね(余所に移動してたので、音だけしか聴いてません)。


◎STEVE WINWOOD(GREEN STAGE・17:10~)

  この後、くるりを観る都合上、前半しか観てません。が、これがかなり良くて、かなり後ろ髪引かれる形でステージを後にしたんですよね。実際、終盤には名曲"Gimme Some Lovin'"をやったそうで‥‥畜生!

  メンバー構成は左からスティーヴがオルガン、ギタリスト、黒人パーカッショニスト、ドラマー。その前中央に管楽器担当者(フルートやサックスをプレイ)が。ステージ前方の、かなり真ん中に集まっていて、非常にこじんまりした印象。しかし、演奏は滅茶苦茶スリリング。所謂ジャムバンド的なプレイスタイルで、かなりアドリブが多かったように感じました。実際、1曲が結構長めにプレイされてたように感じましたし(だからなのか、2~30分で3~4曲しか聴いてないんだよね)。

  スティーヴの歌声、久し振りに聴いたけど、全然色褪せてないのね。'80年代、中学生の頃「ベストヒットUSA」で聴いたあの声と全く同じ。それだけで感動。あーもっと観ておけばよかった。


◎くるり(WHITE STAGE・17:10~)

  スティーヴ・ウィンウッドを途中で切り上げ、ドロの中走ってホワイトへ移動。途中から"ばらの花"が聞こえてきて、ステージに着いた頃に終了。何だよ、'01年の時と一緒かよ!とか思ってたら、その後もいろいろやってくれて、まぁミディアム~スロウな曲が続いたんだけど、極めつけというか、1月以来の"東京"が聴けまして。ちょっと嬉しかったなぁ、この曲をフジロックで聴けるというのは。屋内で聴いた前回以上に素晴らしい演奏だったと思います。そして最後の最後に、あの"ワンダーフォーゲル"が!! もうこれは大合唱。思わず後方でひとり小躍り。何だかな、くるりあんまり興味ないとか言ってたくせして。

  結局今回も数曲しか聴けなかったのですが、それでも大満足でしたね。


◎そして‥‥

  ホワイトの後方にいたので、そのまま「ところ天国」で時間を潰し、更にキッズランドでボーッとしてると、友人と連絡が取れ、そこで待ち合わせ。結局22時頃までそこで喋り続けるというアホなことをしてたわけですよ。遠くから聞こえるエルヴィス・コステロやTHE ORBをBGMにしてね。途中、fujirockers.orgのスタッフから1000人斬りのアンケート(インタビュー?)を受けたりなんかして。で、寒くなってきたので、一旦テントに戻って上着を取ってこようってことになり、移動。グリーンの前を横切ると、丁度MASSIVE ATTACKが"Angel"を演奏中。何か妙に心地よくなってきた、これ1曲で。

  テントに戻る前に、キャンプサイト入り口前の売店でうどんをふたりして食らう。で、腹に入ったら急に眠くなりやがるのな。ま、当たり前か。ふたり共夕べはあんまり寝てないしな(共に4時頃までルーキーにいたわけだし)。とりあえず互いのテントに上着を取りに戻り、再びルーキーで合流することに。1時半頃から演奏するコンタクト、そして3時台に登場するASIAN KUNG-FU GENERATIONが観たかったわけだ。俺は眠かったこともあって「車で仮眠するよ。目覚ましかけて、時間になったら行く」と告げて別れたのでした。

  テントに戻って上着を取ってきて、その足でルーキー前の駐車場に停めてある自分の車に入って、軽く横になりました。当然、携帯の目覚ましを1時半にセットして‥‥


  次の瞬間。目が覚めると外が明るい。異常に暑い。手には何故か携帯を握ったまま寝てる。その携帯の時計に目をやると‥‥6時15分‥‥やけに静かなはずだわ。全部終わってるじゃんか‥‥ハハハ‥‥


冗談みたいな話ですが、本当にこういう風に今年の俺のフジロックは終わってしまったのですよ‥‥ええ、携帯には友人から着信が何度も入ってましたよ。携帯ちゃんと手に握ってましたよ。にもかかわらず、一度も目覚めなかった‥‥気を失っていたといった方が正しいのかもしれませんね。嗚呼‥‥

  その足でテントに戻る途中、何故か外人さん(相当泥酔状態)に「オー、イチロー、イチロー!」って言いながら抱きつかれたりして、何だか散々な終わり方になってしまったような。

  だからといって、ガッカリかというと‥‥まぁこういうのもアリだな、と思ってたりして。だってさ、4日間通してこんなに楽しかったフジロック、本当に久し振りだもん。イライラすることも少なかったし。いや、確かにイライラする瞬間は結構あったんだけど(これを最初から読み返せば多々見つかるはず)、終わってみるとそんな些細なことがどうでもよくなってるんだよね。

  キャンプも、今年は2日も雨に見舞われながらも、かなり楽しんでたし(ま、幸い浸水とかしなかったからだろうけどね)。ライヴアクトも外れが少なかったし。ただ、ちょっと偏りすぎかな、という気が。未知のアーティストを進んで観に行かなかったのは、ちょっとアレかな、と今になって思ったりして。でも、結局観たものに関してはどれも楽しめたんだから、それはそれで問題ないか。あとは、今回出会った人達。本当にみんなに感謝です。みんながいたから、今こうやって楽しい想い出を綴ることができるわけですから。

  さて‥‥もう前夜祭から1週間近く経ってしまうわけですねぇ‥‥次のフジロックまで、あと358日ってことか‥‥長いなぁ。当然、来年も前夜祭から、キャンプ参加の予定で行きますよ。メンツとか関係なしに。人が多い中での楽しみ方もだいぶ掴んできたしね。

  ま、その前に朝霧JAMがあるわけですが‥‥そっちも楽しみだ。

  というわけで、最後まで読んで下さった皆様、こういうくだらないオチで申し訳ありませんでした。そして長文駄文、失礼いたしました。楽しんでいただけたでしょうか? もし、少しでも感じや雰囲気を掴んでくれたなら、そして「来年、俺も私も行ってみようかなぁ‥‥」と思ってくれたなら、とても嬉しく思います。

2003年7月14日 (月)

JET『DIRTY SWEET EP』(2003)

ここ数年、「リフロック」バンドがもてはやされています。このサイトでもそういったバンドを取り上げることが多いですが、特に昨年後半辺りからTHE WHITE STRIPESの英米での大成功、THE DATSUNSのブレイク、そして最近では昨年夏にこのサイトでもいち早く取り上げた「THE ELECTRIC SWEAT」がメジャーから再リリースされたTHE MOONEY SUZUKIといった辺りが人気を得ていますが、ここにもうひとつ、そういったバンドに負けず劣らずな存在になるであろう新人がいます。それが今回紹介するJETです。

オーストラリアはメルボルンにて結成され、結成から間もない頃にROLLING STONESのオーストラリア・ツアーの前座に抜擢されたというだけで話題性十分なのに、間もなくリリースされるであろうデビューアルバムがデイヴ・サーディー(オルタナ系・ラウド系ではお馴染み)のプロデュースでLAにて制作された、既にイギリスではライヴはソールドアウトで雑誌でも大絶賛されている、更に日本への初来日が今夏のフジロック等、とにかく既に大物としての貫禄十分なわけですよ。ここ日本でも7月にはリリースされたこのEP、昨年夏にレコーディングされ、限定盤としてリリースされたものの、すぐにソールドアウト。急遽メジャー配給で今年の春に海外でリリースされたという代物。俺もこの春に手に入れていたのですが、常習性十分なrawでアーシーなロックンロールを堪能できる、本当にいいバンドだと思いましたね。

昨今の爆走ロケンローの流れを組む勢い十分な"Take It Or Leave It"。同郷ということもあってか、よく名前の挙がるAC/DCからの影響を十二分に表現した"Cold Hard Bitch"、何故ストーンズが彼等を絶賛したのかが理解出来るカントリーテイストのバラード"Move On"(コーラスの入り方が、'70年代のミックとキースを彷彿させますしね!)、「ホントにこれが2003年のバンドかよ!?」と思えてしまうサウンドと空気感を持ったユルユルのロックンロール"Rollover D.J."と、EPということでたったの4曲しか入ってないのですが‥‥物足りないよ! 間違いなく、この手の音が好きな人にはたまらない1枚になってるんだけど、多分このバンドの凄さはこんなもんじゃないと思うのね。間違いなく「顔見せの名詞的内容」なんだけどさ、確かに名詞としては十分な役割を果たしてるんだろうけど、きっとフルアルバムやライヴではここにはないタイプの楽曲が幾つかあるんだろうなぁ、と大きな期待を寄せてしまうわけですよ。たった4曲ではあるんだけど、そう感じさせるだけの魅力がプンプン匂ってくるもの。

上に書いたようなバンド‥‥それこそストーンズであったりAC/DCであったり、そういったストレートなロックンロールを信条としてるようだけど(ジャケット写真でもストーンズやAC/DCのTシャツ着てるし、ギターリストがフライングVを使用してたりとか、それだけでも十分判りやすいよね)、多分30才超えたような人達は「リバイバルロックだろ!?」といって彼等に見向きもしないような気がするのね。けどさ、そういった30才超えたような俺らからすると、こういったサウンドをハタチそこそこの小汚いアンチャン達が勢いよくやる、そこに意味があるんじゃないかな? 10代~20代前半の子達はリアルタイムでLED ZEPPELINもSEX PISTOLSやTHE CLASHもGUNS N'ROSESもNIRVANAも実体験してないわけよ。そういったバンド達が持ってた「ライヴ感」であったり「リアル感」を、今もてはやされている「リフロック」バンド達に求めてるんじゃないのでしょうかね、彼等は。

‥‥なんて小難しい事を書いちゃったけど、早い話が「カッコ良ければ、それでいいじゃない!」ってわけですよ。俺が視聴して一発で気に入ったように、彼等も即効性を持ったこのサウンドにやられてしまったわけですから。とにかく、今からフジロックが待ち遠しくてたまらないよ!



▼JET『DIRTY SWEET EP』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD

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