とみぃ洋楽100番勝負(75)
●第75回:「3 A.M. Eternal (Live at the S.S.L)」 THE KLF ('91)
1991年頃だったと思うけど、深夜にイギリスの最新チャートを紹介する音楽番組「BEAT UK」というのが始まってね。約10年くらい続いたのかしら? 放送日時を変えながら、尚かつ内容も若干変わりながらも、よく続いたなぁと今更ながらに思うわけですが。
'90年代に入って、それまで深夜に放送されていた洋楽系音楽番組がどんどん減っていってね。「ベストヒットUSA」が終わり、MTVも妙な形になってしまったり。TVKでのMTV的プログラムもどんどん放送時間が短くなっていって。バブルが弾けたこともあって、深夜枠がどんどん縮小されていったりしたのも、この頃だったのかしら?(もうちょっと後だっけ?)
んで。その「BEAT UK」で一番最初に気になったのが、このTHE KLFというユニット。ダンス系だというのは判ったんだけど‥‥一体どういうメンバーによる、どういうユニットなのかはさっぱりで。その時はまぁ気になるかな、程度の存在で。
'92年にイギリスに行って。初めてクラブ遊びを体験したり、「レイヴ」ってものがどういう事なのかを初めて把握・理解したりで。その場で必ずかかってたのがTHE KLFでさ。あと、同じ頃に元DEEP PURPLEのグレン・ヒューズ(Ba & Vo)をボーカルにフィーチャーしたシングル "America (What Time Is Love?)" というのもリリースして、そのカッコ良さに惚れてしまって(残念ながらアルバムにはこのバージョンは未収録。日本編集のミニアルバムが出てたので、中古盤屋を探してみてください。すっげーカッコいいので)。それで帰国後にアルバムを手にして。
所謂テクノやハウスに部類されるのかしら。まぁそんなジャンル分けはどうでもいいや。あの頃、夢中になって聴いてたなぁ、と。ORBITALとかTHE SHAMENとか、あの辺りと一緒に聴き狂ってた時期だなぁ、1992年は‥‥
この "3 A.M. Eternal" を聴くと、そんなイギリス・ボーンマスのクラブやパブで踊った頃を、鮮明に思い出せるんだよね、今でも。
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