LILY ALLEN『ALRIGHT, STILL』(2006)
今日、ちょっと仕事絡みで彼女の原稿を書くことになり、ふとiPodに音源が入っていることを思い出して聴き返してみました。って今まさに聴いてる最中なんだけどさ。
いやー、想像してた以上に良かった。いわゆるポップスの範疇に入るサウンドなんだろうけど、とにかくバラエティ豊か。パンキッシュなイメージもあり、スカだったりレゲエだったりダンスホールだったりヒップホップだったり古き良き時代のポップスだったり。そういった雑多なジャンルがすべて詰め込まれてるんだけど、全然とっ散らかってない。現在21歳らしいんだけど、ちょっと驚きだわな。
海外ではMySpaceでいち早く彼女の曲がアップされていって、そこで大きな話題を集めたらしいんだけど、それも納得ですわな。マドンナのことをどうこう発言したりとか、歌詞がかなりイケイケ(死語)だったりと何かと話題の尽きない感もあるけど、単なるお騒がせ娘ってわけでもなさそうだわ。
あと、いたるところでTHE STREETSとの比較があるようだけど(同じイギリスを中心に活躍するアーティストだからか)、うーん、なるほどなぁと。完全に納得したわけじゃないけど、それも一理あるな、と。もちろん、どっちが上とか言う気はさらさらないし、どっちの方が好きというのも俺はない。両方それぞれに個性的で、それぞれの良さがあるからね。けど単純に自分の趣味の話で選べば、俺はリリー・アレンのサウンドの方が好み。ただそれだけ。
いよいよ日本でも来週10月4日にリリースとなるこのアルバム。イギリス同様大ヒットが期待できそうだけど……すべてはプロモーションにかかってるわけですね。いろんなところからこのアーティストをプッシュしようという動きが見られますが、日本ではどういう売り方をするんでしょうねぇ。単にルックすだけじゃない、しっかりしたアーティストだけに気になるところです。
ところで……オフィシャルサイトにある写真を観たら、普通の子なのでビビった。全然ジャケのイメージと違うじゃんか! 詐欺だ!!w