カテゴリー「Limp Bizkit」の18件の記事

2023年11月22日 (水)

LIMP BIZKIT: STILL SUCKS JAPAN TOUR 2023@東京ガーデンシアター(2023年11月20日)

Img_7875 なぜ2023年にLIMP BIZKITのライブに行こうと思ったんだろう。最後に観たのは1999年夏のフジロック。2ndアルバム『SIGNIFICANT OTHER』(1999年)が発売され、全米No.1を獲得した直後の来日で、バンドとしもっともノリにノッたタイミング。あれから24年も経過した今、自分は何を確認したかったんだろう。

もちろん、ゲストアクトに花冷え。が決定したからというのも大きかったし、今のリンプが東京ガーデンシアターのような大会場をどれだけ埋められるのかにも興味があった。あとは……ニューメタルが2023年という時代にどれだけの威力を持つのかも確認したかったんだろうな。過去を懐かしむという懐古的な気持ちではなく、あくまで前向きな気持ちで現在のリンプと向き合いたかったんだと思います。

2階席の比較的前方、しかもど真ん中という良席で、まずは花冷え。の出番を待ちました。『NEX_FEST』以来、約3週間ぶりのライブ拝見でしたが、この日は彼女たちにとって過去最大規模のステージとのこと。リンプのステージセット前方にセッティングと、条件は決して良いとは言えない。実際、ステージに立ったメンバーも序盤は緊張した面持ちでしたが、曲を重ねるごとにフロアのリアクションも良くなっていったように見えました。むしろ、リンプ目当ての国内のお客さんより、海外のお客さんのほうが好リアクションだったような。しっかりサークルピットまで作って暴れてましたしね。

もともと音響面も良好なガーデンシアターですが、この日もドラムの抜けが非常に気持ちよく、メンバー1人ひとりのパートの聴き分けもしっかりできた。あとは、こうした大会場でのステージに慣れて、どんな場面で自分たちのモノにしてしまうだけの説得力を手に入れたら、怖いものなしなんじゃないかな。

セットリスト
01. 超次元ギャラクシー
02. 我甘党
03. 令和マッチング世代
04. NEET GAME
05. TOUSOU
06. 今年こそギャル~初夏ver.~
07. お先に失礼します。

Img_7884 約30分のオープニングアクトを終え、ステージ後方の暗幕が外されると……見覚えのあるステージセットが。あれ、うん十年前に映像で観たセットとそんなに変わってない?(笑) メンバー、特にフレッド・ダースト(Vo)の見た目はだいぶ変わってしまったけど、それ以外は基本的に“あの頃”のままでした。

随所にDJリーサルのプレイによるインタールードを挟みつつ(相変わらず選曲がめちゃくちゃで最高。あと、BLUR「Song 2」で会場がひとつになるあたりに来場者の年齢層を実感)、ライブは最新作『STILL SUCKS』(2021年)の楽曲中心……と思いきや、全体的にメガヒット作『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』(2000年)収録曲が中心のセトリ。いろいろ安心した(笑)。

フレッドのボーカル含め、メンバーの技術やパフォーマンス力に関してはまったく衰えは感じられないから、新曲だろうが何だろうが気持ちよく踊れる。METALLICA「Master Of Puppets」を挿入するお遊びもしっかり用意されているあたりも、“あの頃”と変わらず。にしても、ウェス・ボーランド(G)のルックス、今回は何がモチーフなんだろう……スクリーンとかないので、さすがに細かなところまでは確認できず。

にしても、『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』ってそれ以前の『THREE DOLLAR BILL, Y'ALL$』(1997年)や『SIGNIFICANT OTHER』ほど夢中になって聴き込んだ記憶がないんだけど、不思議と体に染み込んでいた事実にこの日気付かされました。いわゆる代表曲はMVが制作された楽曲以外も、イントロが鳴れば体が自然と反応する。で、要所要所でシンガロングしている。しかも、それらの楽曲にまったく古臭さが感じられないだから……そうか、自分はこれを確認したかったんだ。“あの頃”のニューメタルは今も有効なんだって。

Img_7901 そういえばライブ後半、「Boiler」のあとだったと思うけど、フレッドがウェスに話しかける一幕があり、そこで用意していたギターを別のものに持ち替えたんだよね。あ、フロアの雰囲気を読み取ってセトリ変えてるんだ……なんて気楽に構えてたら、そのあとにウェスがプレイし始めたのが「Faith」。やると思わなかったので、大興奮ですわ。さらに、1stアルバムからの「Counterfeit」「Pollution」メドレーを経て、みんな大好き「Take A Look Around」。最後にダメ押しの「Break Stuff」で、客電を付けた状態でフロアはモッシュの嵐。ラストにDJリーサルがSIMPLE MINDS「Don't You (Forget About Me)」を流して、約80分というコンパクト、だけど程よい尺のワンマンライブは終了したのでした。

始まる前はここまで大満足するとは思ってもみなかったし、自分はこんなにもリンプが好きだったんだなとも気づいていなかった。そういった意味でも、収穫の多い一夜でした。ひとつだけ苦言を呈するとしたら、大好きな「Nookie」を途中で切り上げて「Full Nelson」へと移行したこと。フルで聴かせてよ(苦笑)。

ちなみに、翌日の豊洲PIT公演はこの日とはまったく異なるセトリだったようで、RAGE AGAINST THE MACHINE「Killing In The Name」のカバーまで飛び出したんだとか。観たかった……。

セットリスト
〜Space Odyssey〜
01. Out of Style
02. Dirty Rotten Bizkit / Master Of Puppets
03. Hot Dog
〜Snacky Poo〜
04. Rollin' (Air Raid Vehicle)
〜Rawhide〜
05. Dad Vibes
06. My Generation
07. Livin' It Up
〜Song 2 / Hip Hop Hooray〜
08. My Way
〜Check Out My Melody〜
09. Nookie
10. Full Nelson
11. Boiler
12. Faith
13. Counterfeit / Pollution
14. Take A Look Around
15. Break Stuff
〜Don't You (Forget About Me)〜

 

2021年11月 1日 (月)

LIMP BIZKIT『STILL SUCKS』(2021)

2021年10月31日にリリースされたLIMP BIZKITの6thアルバム。現時点ではデジタルリリースのみで、日本盤未発売。

9月30日に突如配信された7年ぶりの新曲「Dad Vibes」を経て早くも登場した本作は、リリース数日前に「ハロウィーンに配信」されることがアナウンス。前作『GOLD COBRA』(2011年)から10年ぶりのフルアルバムが、思いもよらないタイミングに我々の手元に届けられることとなりました。

全12曲で32分という比較的短い尺の本作には、リード曲「Dad Vibes」は含むものの、それ以前に発表された「Lightz (City Of Angels)」「Ready To Go」「Endless Slaughter」、そしてMINISTRYのカバー「Thieves」は未収録。つまり、「Dad Vibes」以外の11曲はここで初めて耳にする完全新曲であり、噂されていた『STAMPEDE OF THE DISCO ELEPHANTS』とは別モノのようです。そりゃ前作から10年も要したんだから、曲はいくらでもあるだろうしね。

プロデューサーは初期3作などを手がけたロス・ロビンソン。「Out Of Style」「Dirty Rotten Bizkit」と冒頭2曲は黄金期のLIMP BIZKIT(2ndアルバム『SIGNIFICANT OTHER』(1999年)や3rdアルバム『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』(2000年))の流れを汲むニューメタルサウンドで、期待通りの仕上がり。そこから「Dad Vibes」で流れを変え、ジャジーなヒップホップ調「Turn It Up, Bitch」、アコースティックの歌モノバラード「Don't Change」、サイケデリックメタル「You Bring Out The Worst In Me」とバラエティ豊かな楽曲が続きます。

1stアルバム『THREE DOLLAR BILL, Y'ALL$』(1997年)でみせた狂気性は薄らいでいるし、なんなら『SIGNIFICANT OTHER』や『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』での無敵感からも遠のき始めている。でも、どの曲も聴けばLIMP BIZKITそのもの。そりゃあブレイクしていた頃から20年も歳月を重ねているんだから、誰しも歳は取ります。フレッド・ダースト(Vo)だってあの風貌ですし。だけど、ウェス・ボーランド(G)の鋭角的なギタープレイは変わらずクールだし、ダム・リヴァース(B)&ジョン・オットー(Dr)が繰り出すヘヴィ&グルーヴィーなリズムも最高で、DJリーサル(Turntables)も随所で“らしさ”をアピールしている。フレッドはラップよりも歌うことに比重を置いているものの、聴けば彼だとわかるボーカルを楽しむことができる。つまり、どこからどう切り取ってもLIMP BIZKITにほかならないのです。

『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』のあとにこのアルバムが届けられていたらちょっと動揺するけど、ウェス不在の『RESULTS MAY VARY』(2003年)や、ウェス復帰後のEP『THE UNQUESTIONABLE TRUTH (PART 1)』(2005年)などを経たからこそ、今作を素直に受け入れることができる。軸となるスタイルは変えることなく、少しずつ幅を広げた結果、「ニューメタルの20年後」みたいなこのアルバムが完成したわけですから、至極真っ当な「進化の続き」なんだと思います。

うん、個人的には全然アリな1枚。今作から『RESULTS MAY VARY』や『GOLD COBRA』に戻っていったら、実は素直に受け入れられることができるんじゃないか。そんなきっかけを作ってくれそうな良作です。

 


▼LIMP BIZKIT『STILL SUCKS』
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2021年10月 6日 (水)

LIMP BIZKIT『DAD VIBES』(2021)

2021年9月30日に配信リリースされたLIMP BIZKITの新曲。

オリジナルラインナップが復活した5thアルバム『GOLD COBRA』(2011年)を最後に、まとまった音源集のリリースがストップしているLIMP BIZKIT。その後、10数年にわたり在籍したInterscope Recordsを離脱、新たにCash Money Recordsと契約し、2012年から『STAMPEDE OF THE DISCO ELEPHANTS』と題された6thアルバムに向けて新曲を小出しに発表していきます。2012年秋から2014年夏にかけて「Lightz (City Of Angels)」、「Ready To Go」(リル・ウェインをフィーチャー)、「Thieves」(MINISTRYのカバー)、「Endless Slaughter」と4曲発表するものの、今度はCash Money Recordsとの契約を解除。以降もアルバムの制作は遅れに遅れ、DJリーサル(Turntables)が脱退〜再加入したり、サム・リヴァース(B)も脱退〜再加入を繰り返したりといろいろありつつ、2021年10月初頭現在までリリースの目処は立っていません。

そんな中、この夏に行われた最新ツアーでフレッド・ダースト(Vo)が見せた新たなヴィジュアルと、公演後に流れる新曲「Dad Vibes」が注目を集めました。今回配信された楽曲はこのツアー終演後に流れる新曲で、アートワークには話題のフレッドの新ヴィジュアル(笑)が採用されています。

Spotifyなどで今も聴ける「Ready To Go」や「Endless Slaughter」は王道ニューメタルをさらに一歩押し進めつつ、古き良き時代のヘヴィメタルのテイストも取り入れている拙僧のなさを発揮(褒めてます)。ところが、今回発表された新曲は90年代後半の彼ららしい、ヒップホップをベースにしたニューメタル/ラップメタルが展開されているのですが、例に挙げた前の2曲と比べると若干地味な印象も。アルバムでいうと箸休め的な1曲といったところでしょうか。

2分少々という短さも手伝って、大きな山場もなく終了してしまうこの曲。正直、これだけでLIMP BIZKITの新作はこう!と断言することはできませんが、もし終始このテンションで1枚作っていたとしたら……それはそれで聴いてみたいかも(単なる怖いもの見たさとして)。それよりも、これまでに配信された4曲を含む形でまとまった作品集が届けられるのだとしたら、一体どんなまとまりを見せるのか……いや、こんな時代だからこそ、まとまりなんていらないのかな。それこそ、プレイリストやミックステープ的な作品集でもいいわけで、むしろそれがこのバンドらしいとも言えるのではないでしょうか。

ロス・ロビンソンがプロデュースしたという噂の『STAMPEDE OF THE DISCO ELEPHANTS』。このままのタイトルで進めるのかどうかも不明ですが、この2020年代にLIMP BIZKITがどんな新作を投入するのかは非常に気になるところです。

 


▼LIMP BIZKIT『DAD VIBES』
(amazon:MP3

 

2021年1月 3日 (日)

祝ご成人(2000年4月〜2001年3月発売の洋楽アルバム20選)

少し気が早いですが、新成人の皆さんおめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今年で7回目を迎えます。いつもは成人の日前後に掲載しているのですが、今年は書けるうちに……と思い、3が日に企画記事を固めてみました。

この企画は「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に貴重な機会でもあり、同時に「どれを20枚に含めるか?」というセレクトにおいても非常に頭を悩ます良いタイミングとなっています。

改めて趣旨説明を。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に2000年4月〜2001年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れが強い作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能なものを20枚ピックアップしました。

どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちら、2018年度の新成人編はこちら、2019年度の新成人編はこちらです)

 

AEROSMITH『JUST PUSH PLAY』(2001年3月発売)(Spotify)(レビュー

 

AT THE DRIVE-IN『RELATIONSHIP OF COMMAND』(2000年9月発売)(Spotify)(レビュー

 

THE AVALANCHES『SINCE I LEFT YOU』(2000年11月発売)

 

BJÖRK『SELMASONGS』(2000年9月発売)(Spotify

 

BON JOVI『CRUSH』(2000年6月発売)(Spotify)(レビュー

 

COLDPLAY『PARASCHUTES』(2000年7月発売)(Spotify

 

DAFT PUNK『DISCOVERY』(2001年2月発売)(Spotify

 

DEFTONES『WHITE PONY』(2000年6月発売)(Spotify)(レビュー

 

EMINEM『THE MARSHALL MATHERS LP』(2000年5月発売)(Spotify)(レビュー

 

ERYKAH BADU『MAMA'S GUN』(2000年11月発売)(Spotify

 

GORILLAZ『GORILLAZ』(2001年3月発売)(Spotify

 

GREEN DAY『WARNING』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー

 

THE HIVES『VENI VIDI VICIOUS』(2000年9月発売)(Spotify

 

LIMP BIZKIT『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー

 

LINKIN PARK『HYBRID THEORY』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー

 

MADONNA『MUSIC』(2000年9月発売)(Spotify

 

PAPA ROACH『INFEST』(2000年4月発売)(Spotify)(レビュー

 

QUEENS OF THE STONE AGE『RATED R』(2000年6月発売)(Spotify)(レビュー

 

RADIOHEAD『KID A』(2000年9月発売)(Spotify)(レビュー

 

U2『ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー

 

残念ながらセレクトから漏れた作品も多く。以下に主だった作品をピックアップしておきました。

A PERFECT CIRCLE『MER DE NOMS』(レビュー
AMERICAN HI-FI『AMERICAN HI-FI』(レビュー
BACKSTREET BOYS『BLACK & BLUE』
BLACK LABEL SOCIETY『STRONGER THAN DEATH』(レビュー
BRITNEY SPEARS『OOPS!... I DID IT AGAIN』
FATBOY SLIM『HALFWAY BETWEEN THE GUTTER AND THE STARS』
DECKARD『STEREODREAMSCENE』(レビュー
GODSMACK『AWAKE』
HALFORD『RESURRECTION』(レビュー
THE HELLACOPTERS『HIGHT VISIBILLITY』(レビュー
IN FLAMES『CLAYMAN』(レビュー
IRON MAIDEN『BRAVE NEW WORLD』(レビュー
JACK JOHNSON『BRUSHFIRE FAIRYTALES』(レビュー
KYLIE MINOGUE『LIGHT YEARS』
MANIC STREET PREACHERS『KNOW YOUR ENEMY』(レビュー
MARILYN MANSON『HOLY WOOD (IN THE SHADOW OF THE VALLEY OF DEATH)』(レビュー
MARVELOUS 3『READY SEX GO』(レビュー
MOTÖRHEAD『WE ARE MOTÖRHEAD』(レビュー
RAGE AGAINST THE MACHIE『RENEGADES』(レビュー
SiLVER GiNGER 5『BLACK LEATHER MOJO』(レビュー
UNDERWORLD『LIVE: EVERYTHING, EVERYTHING』(レビュー
ZEBRAHEAD『PLAYMATE OF THE YEAR』
V.A.『M:I-2 SOUNDTRACK』

2000年って振り返ると、サマソニが富士急ハイランドで初開催された年なんですよね。個人的にはあそこで観たMUSEとAT THE DRIVE-INの印象が(良くも悪くも)強く。あと、RAGE AGAINST THE MACHINEがその年の6月に単独来日を果たしているのですが、家庭の事情で参加できず。で、その年の11月に突如解散してしまった……なんてことも記憶に残っています。ちょうどこのサイトの前身(『とみぃの宮殿』)を始めて2年目から3年目というタイミングで、実は2000〜2001年頃に一度休止した記憶も。プライベートでも先の家庭の事情(家族の死)などもあって、バタバタしたタイミングで、実は音楽をそこまで真剣に聴いていたかと問われると……な時期でもあったことが思い出されます。

ということもあって、印象に残っているアルバム/20枚に残しておきたいアルバムのHR/HM比重が低くなっているのも印象的な1年かもしれません。そういえばこの時期、そんなに真剣に新興勢力(LINKIN PARKやPAPA ROACHなど)をリアルタイムでは聴いていなかったもんなあ。

まあ、個人的事情はさておき。国内に目を向けてもBLANKEY JET CITYの解散やLUNA SEAの終幕などありましたが、フジロックでそのブランキーやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTがトリを務めたり、エレカシが「ガストロンジャー」以降のファイティングスタイル集大成としてアルバム『GOOD MORNING』を完成させたり、Mr.Childrenが大傑作『Q』を発表したりと、いろいろ記憶に残る1年だったことも付け加えておきます。あと、2001年3月には宇多田ヒカル『DISTANCE』VS 浜崎あゆみ『A BEST』メガセールス対決っていうのもありましたね。

これら20枚からプレイリストも作ってみたので、よろしければ連休中の暇つぶしとして、あるいは成人式の合間の時間つぶしとしてお楽しみください。

 

2020年1月12日 (日)

祝ご成人(1999年4月〜2000年3月発売の洋楽アルバム20選)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今年で6回目となります。毎年この時期にこの企画をやることで、温故知新というよりは「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に重要なコンテンツになりつつあります。

しかも、前回(1998年4月〜1999年3月)から当サイトの前身サイトがスタートした時期(1998年12月)と被っていることもあり、選出時いろいろ感慨深いものがあったりするのですから、長く続けてみるものですね。

さて、企画説明です。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に1999年4月〜2000年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れが強い作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能なものを20枚ピックアップしました。

でも、どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちら、2018年度の新成人編はこちらです)

 

AC/DC『STIFF UPPER LIP』(2000年2月発売)(Spotify)(レビュー

ATARI TEENAGE RIOT『60 SECOND WIPE OUT』(1999年5月発売)(Spotify)(レビュー

BUCKCHERRY『BUCKCHERRY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

THE CHEMICAL BROTHERS『SURRENDER』(1999年6月発売)(Spotify)(レビュー

CIBO MATTO『STEREO☆TYPE A』(1999年6月発売)(Spotify

D'ANGELO『VOODOO』(2000年1月発売)(Spotify

THE DILLINGER ESCAPE PLAN『CALCULATING INFINITY』(1999年9月発売)(Spotify

DISTURBED『THE SICKNESS』(2000年3月発売/US)(Spotify)(レビュー

THE FLAMING LIPS『THE SOFT BULLETIN』(1999年5月発売)(Spotify

FOUNTAINS OF WAYNE『UTOPIA PARKWAY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

 

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2020年1月 2日 (木)

METHODS OF MAYHEM『METHODS OF MAYHEM』(1999)

1999年12月にリリースされたMETHODS OF MAYHEMの1stアルバム。

METHODS OF MAYHEMはMOTLEY CRUEトミー・リー(Dr)が1999年春、バンド脱退後にスタートさせたプロジェクト。トミーはドラムのみならず、ボーカルやギターなども披露しており、現BON JOVIのフィル・X(G)やNINE INCH NAILSとの仕事で知られるダニー・ローナー(G)、元JANE'S ADDICTIONのクリス・チェイニー(B)などそうそうたるメンバーがレコーディングに参加しております。

当時のトミーの趣味が全面的に反映された本作は、いわゆるラップメタルをヒップホップ側により近づけた内容となっており、当時は「こんなことがやりたいがためにモトリーを辞めたのかよ!」と総スカンを食らったことをよく覚えております。けど、もともと時代の流れを読むのがうまかったトミーのこと、当時の主流を考えれば彼がこういったサウンドに惹かれていくのは至極自然な流れ。それに、この頃のトミーは私生活での離婚やら何やらでかなり荒れていましたし、派手にロックスターを気取るよりは身内と一緒にミニマムな音楽を作っていくことで癒されたのかもしれませんしね。

プロデュースを手がけたのはトミー自身と、直近のモトリーのアルバム『GENERATION SWINE』(1997年)にも携わったスコット・ハンフリー(ロブ・ゾンビPOWERMAN 5000ANDREW W.K.など)。スコットはその後もMETHODS OF MAYHEMの2作目『A PUBLIC DISSERVICE ANNOUNCEMENT』(2010年)やトミーのソロアルバム『NEVER A DULL MOMENT』(2011年)、『TOMMYLAND: THE RIDE』(2005年)にも関わっているので、モトリーにスコットを連れてきたのってトミーだったのかもしれませんね。

1999年というと、LIMP BIZKITの2ndアルバム『SIGNIFICANT OTHER』(1999年)が全米1位を獲得し、RAGE AGAINST THE MACHINEが待望のニューアルバム『THE BATTLE OF LOS ANGELES』(1999年)をドロップ、さらにはエミネム「My Name Is」および『THE SLIM SHADY LP』(1999年)でいきなり大ブレイクを果たしたタイミング。ラップ(およびラップメタル)やヒップホップがシーンのど真ん中にあった時代であり、80年代に一斉を風靡したHR/HMシーンはニューメタルに取って代わられてしまっていた時期。そりゃあモトリーやっているよりもヒップホップやったほうが楽しいわな。

今聴くと若干古臭く感じるテイストですが、だからといって当時もこれが最新かといったらまったくそんなことはなく(苦笑)。けど、素直にカッコいいとも思えたんですよ。トミーのボーカルも古典的なHR/HMよりはモダンなラウドロックのほうが似合っているし。そういった意味では、事情に己のことがわかっていたのかもしれません。

本作はゲストも豪華でして、フレッド・ダースト(LIMP BIZKIT)やキッド・ロック、スヌープ・ドッグ、リル・キム、ジョージ・クリントン、マイク・マスター・マイク、スコット・カークランド(THE CRYSTAL METHOD)など、“いかにも”なメンツが名を連ねております。そんな中でも、フレッド、リル・キム、ジョージ・クリントンがボーカルでフィーチャーされた「Get Naked」は今聴いても本当にゾクゾクする。たまらんですね。

どうやらトミー、昨年のモトリー復活にあわせてなのかMETHODS OF MAYHEMのほうも復活させ、この春には10年ぶりとなる3rdアルバムをリリース予定なんだとか。オルタナ・メタル側にすり寄った前作『A PUBLIC DISSERVICE ANNOUNCEMENT』を経て一体どんなサウンドを聴かせてくれるのか、楽しみなような怖いような……。

 


▼METHODS OF MAYHEM『METHODS OF MAYHEM』
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2019年2月22日 (金)

LIMP BIZKIT『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』(2000)

2000年10月にリリースされた、LIMP BIZKITの3rdアルバム。前作『SIGNIFICANT OTHER』(1999年)から1年4ヶ月という短いスパンで発表されていますが、実はその間には映画『ミッション:インポッシブル2』のサウンドトラック(2000年5月発売)にテーマソング「Take A Look Around」も提供しており(本作にも収録)、初の全米No.1を獲得した前作の勢いをよい形で引き継ぐことに成功。前作から引き続き全米1位を記録し、売り上げも700万枚近いセールスに達しています。

プロデューサーは前作から引き続きテリー・デイト(DEFTONESPANTERASOUNDGARDENなど)が担当。基本路線は大ヒット作となった『SIGNIFICANT OTHER』の延長線上にあると言えるでしょう。事実、1作目『THREE DOLLAR BILL, Y'ALL$』(1997年)にあった狂気性は完全に払拭され、代わりにバカバカしいまでの陽気さと、それと対比するような陰の要素(過去作にもあったサイケデリックさ含む)が絶妙なバランスでミックスされた、無敵感の強い1枚に仕上げられています。

そう、本当に無敵といいますか、怖いものナシな姿勢がアルバムを通していろんなところに表出しているんですよね(お下品なアルバムタイトル含め。笑)。それは前作の焼き直しと揶揄されそうなスタイルもそうなんですか、歌われている歌詞もまた然りでして。いろんなものを敵に回しても不思議じゃないくらいの強気さがにじみ出ており、その自信が聴き手にもダイレクトに伝わった結果、ここまで爆発的なヒットを記録できたのではないか……改めてそう思います。

まあ焼き直しは言葉半分にしろ、収録されている楽曲群のカッコ良さはハンパないです。ヒップホップをベースにしたラウドロックは今や腐るほどありますが、『ミッション:インポッシブル』のメインテーマを引用した「Take A Look Around」にしろ、シングルカットされた「My Generation」「Rollin' (Air Raid Vehicle)」にしろ強い即効性がありますし、リリースから20年近く経った今聴いても素直にカッコいいと思える。これこそがオリジネーターの強みなのかなと(まあ、彼ら自身もRAGE AGAINST THE MACHINEKORN以降のバンドではあるのですが)。

と同時に、「My Way」や「The One」「It'll Be OK」「Boiler」のようにヘヴィながらも影があって、じっくり聴かせる曲もしっかり含まれている。「Hold On」なんてALICE IN CHAINSの影響下にあるサイケバラードですからね。そこにXZIBITらをフィーチャーした「Getcha Groove On」みたいな完全なるヒップホップチューンも含まれるんだから、そりゃあ飽きがこないわけですわ。改めて、これがバカ売れしたことに納得です。

残念ながら、LIMP BIZKITの全盛期も本作が最後となり、ウェス・ボーランド(G)の脱退などもあってしばらく低迷期に突入します。その後もメンバーの出入りが続くのですが、現在は黄金期の布陣で活動しているので、そろそろ『GOLD COBRA』(2011年)以来となるオリジナルアルバムにも期待したいところです。



▼LIMP BIZKIT『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』
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2019年1月23日 (水)

POWERMAN 5000『TONIGHT THE STARS REVOLT!』(1999)

POWERMAN 5000が1999年7月に発表した、メジャー2作目のオリジナルアルバム(通算3作目。といっても、1997年のメジャー1作目『MEGA!!! KUNG FU RADIO』は、1995年にインディーズから発表した『THE BLOOD-SPLAT RATING SYSTEM』に曲追加&曲順変更したものなので、今作は事実上の2ndアルバムなのですが)。

フロントマンのスパイダー・ワン(Vo)がロブ・ゾンビの実弟であることでおなじみのこのバンド。初期はファンクメタル、ラップメタル的スタイルでしたが、この『TONIGHT THE STARS REVOLT!』で“らしさ”を確立したといっても過言ではないでしょう。リードトラックとしてMVも制作された「When Worlds Collide」のヒットもあり、アルバムは全米29位まで上昇。セールスも100万枚を超え、彼らの代表作となりました。

打ち込みを同期させた適度なインダストリアルサウンドと、当時主流になり始めたニューメタルサウンドが融合した彼らのスタイルは、ROB ZOMBIEのそれにかなり似たものがあるものの、かといってまったく一緒というわけではない。POWERMAN 5000のほうがラップメタル的なボーカルスタイルやバンドアレンジが強めなこともあって、うまく差別化ができていたのかなと思います。

とにかく、「When Worlds Collide」の完成度が尋常じゃない。こりゃウケるわ……って今聴いて思うぐらいに、本作の中でも飛び抜けている。このキャッチーさ、何者にも変えがたいですよね。

かと思えば、「Blast Off To Nowhere」のハードコアとサイケデリックをミックスしたモダンなテイストの楽曲もある。この曲、ロブ・ゾンビがゲスト参加しており、らしいシャウトを聴かせてくれます。そのほかにも、THE CARSのカバー「Good Time Roll」にはLIMP BIZKITのDJリーサルがスクラッチで、「Watch The Sky For Me」には当時MARILYN MANSONのドラマーだったジンジャー・フィッシュがピアノでそれぞれ参加。さらに、アメリカの俳優マラキ・スローンは「An Eye Is Upon You」と「Watch The Sky For Me」でナレーションを聞かせてくれます。無駄に豪華だな。

実は本作、プログラミングおよびミックスでスコット・ハンフリーが参加しているんですよね。スコットといえば、WHITE ZOMBIEやROB ZOMBIEでバンドの良き理解者として手腕を発揮しているアーティスト/エンジニア。このへん含め、周りが本気でこのバンドを売ろうとしているのが伺えます。実際売れてよかったね。

……なんて書いてきたけど、実はこのバンドに対しては本気で「When Worlds Collide」のイメージしかなくて。アルバムも20年ぶりに聴き返したけど、初めて聴くような錯覚に陥ったほど。それくらい印象が薄かったんですよ、ハハハ……。

けど、このバンドの場合、ここで個性が固まったと思ったのに、これ以降毎回そのスタイルを変化させるのがいけなかった。次作『ANYONE FOR DOOMSDAY?』(2001年)なんて、チャートインすらしなかったからね。実兄の幻影を追わず、どんどん新しいことにトライしていく姿勢はよかったんだけど。



▼POWERMAN 5000『TONIGHT THE STARS REVOLT!』
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2018年6月24日 (日)

JONATHAN DAVIS『BLACK LABYRINTH』(2018)

KORNのフロントマン、ジョナサン・デイヴィスによる初のソロアルバム。バンドとしての最新作『THE SERENITY OF SUFFERING』が2016年の作品だったので、そろそろ新作を聴けるのかなと思っていたら、昨年くらいからジワジワ噂になり始めていたソロ作を先に出したのですね。まあ、この春にはバンドとして『VANS WARPED TOUR JAPAN 2018』で来日公演も行なったばかりなので、まだそこまでの飢餓感はありませんが。

さて、ソロ作ということで、本作はバンドサウンドにこだわらない縦横無尽かつ自由度の高い楽曲/サウンドで聴き手を楽しませてくれます。ジョナサンがあの声で歌っていれば、確かにそれはKORNそのものですし、過去にはバンドとしてEDMにも挑戦している(2011年の『THE PATH OF TOTALITY』)くらいですから、本作も抵抗なく、違和感なく接することができました。

アルバムにはLIMP BIZKITのウェス・ボーランド(G)やジャズミュージシャンのマイルズ・モズリー(B)、KORNとのコラボレーションでも知られる音楽家のザック・ベアード(Key)、そしてKORNのメンバーでもあるレイ・ルジアー(Dr)など気心知れた面々が参加。ジョナサン自身もギターやキーボードやプログラミングのほか、バイオリンやシタールなどを披露する多才ぶりを見せています。

「Happiness」や「Your God」などちいったヘヴィな楽曲も存在するものの、もちろんKORNとは異なるアプローチが取られており、変態性は薄いかも。プログラミングによるリズムを同期させたドラムビートには非常にダンサブルなものが多いし、低音を強調したヘヴィなギターサウンドと同じくらいスペーシーなシンセが被せられている。KORNでも似たようなことに挑戦しているものの、やはり表現するメンツが変わればこうも違うんだなと。とにかく、聴きやすさがKORNのそれとはまったく違います。

近年のKORNは初期のようなダークさとは異なる世界観が展開されていますし、そのへんがいまだに好きで近年の諸作が苦手という人には今作もダメかもしれません。が、最近のKORNに対して好意的なリスナーなら、本作も“その延長として”楽しめるのではないでしょうか。僕みたいに『THE PATH OF TOTALITY』を前のめりで楽しめた方なら、間違いなく取っつきやすい1枚だと思います。

あ、あとダークはダークでもどこかニューウェイブ風ダークさの漂う本作は、DEPECHE MODEとかあのへんのアーティストが好きな人にも引っかかる内容ではないかと。KORNに対して偏見を持っているリスナーにこそ聴いてもらいたい、隠れた名盤です。純粋に好き。

あと、本作も日本盤未発売。最近、本当に増えましたね、こういうケースが。そりゃあ某フェスも開催なくなるはずだ……(それだけが理由じゃないだろうけど)。



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2018年1月14日 (日)

SOULFLY『SOULFLY』(1998)

1998年春にリリースされた、マックス・カヴァレラ(元SEPULTURA)による新バンドSOULFLYのデビューアルバム。SEPULTURAを実質追い出されたマックスは、そのSEPULTURAの直近作『ROOTS』(1996年)で試みたトライバルなヘヴィロックをさらに進化させた音楽をこのバンドで表現。つまり、傑作と言われる『ROOTS』の直系の続編と呼べる内容が本作ということができるわけです。

プロデュースは『ROOTS』と同じくロス・ロビンソンが担当。この頃にはKORNでひと山当て、さらにLIMP BIZKITのデビュー作なども当てて知名度を高めたあと。そのロス・ロビンソンとマックス本人の人脈もあり、本作にはFEAR FACTORYのバートン・C・ベル&ディノ・カザレス、LIMP BIZKITのフレッド・ダースト&DJリーサル、DEFTONESのチノ・モレノ、SKINDREDのベンジー・ウェッブなどヘヴィ/ラウドロックシーンの著名アーティストたちがゲスト参加しています。

オープニングの「Eye For And Eye」のアグレッシヴさに、本作は『ROOTS』以上に激しいアルバムになるんじゃないか?とワクワクすることでしょう。「Tribe」「Bumba」のようなトライバルなビートを用いた楽曲もあれば、「First Commandment」のようにダンサブルな楽曲もある。そしてバンド名を冠した「Soulfly」では民族音楽に接近したインストゥルメンタルナンバーを楽しめる。確実に『ROOTS』の延長線上にあるのですが、そことは違う香りもする。

例えば『ROOTS』がヘヴィさという点に重きを置いたとするならば、この『SOULFLY』はもうちょっと軽やかさが重視されているように感じます。それはテンポ的なこともそうだし、リズムの取り方ひとつにしても『ROOTS』にはないものを感じる。もちろんマックス以外のメンバーが違うんだから、そのへんが変わってくるのは当たり前の話なのですが、ここからまた新しい何かが始まる。そういう変化の兆しを強く実感させる序章的作品集なのかもしれません。

事実、本作を起点にSOULFLYはさらなる変化を遂げていきますし、気づけばSEPULTURAとは異なる道を進み始めていた。一方のSEPULTURAも新たなシンガーを得たことで以前とは異なる道を歩み始める。良い意味で、誰ひとりとして『ROOTS』を引き継ごうとしていない。つまり視点を変えると、マックスにとって本作は『ROOTS』を引きずりつつも決別しようとしている、そんな転換期の1枚とも受け取ることができるわけです。

『ROOTS』が出来すぎたアルバムだっただけに、そこからどう進化させていくか。その問いかけとひとつの回答が、このアルバムの中に示されているのではないでしょうか。リリースから20年経った今、このアルバムを聴くと改めてそんなことを考えてしまいます。



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