祝ご成人(2000年4月〜2001年3月発売の洋楽アルバム20選)
少し気が早いですが、新成人の皆さんおめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今年で7回目を迎えます。いつもは成人の日前後に掲載しているのですが、今年は書けるうちに……と思い、3が日に企画記事を固めてみました。
この企画は「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に貴重な機会でもあり、同時に「どれを20枚に含めるか?」というセレクトにおいても非常に頭を悩ます良いタイミングとなっています。
改めて趣旨説明を。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に2000年4月〜2001年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れが強い作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能なものを20枚ピックアップしました。
どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちら、2018年度の新成人編はこちら、2019年度の新成人編はこちらです)
AEROSMITH『JUST PUSH PLAY』(2001年3月発売)(Spotify)(レビュー)
AT THE DRIVE-IN『RELATIONSHIP OF COMMAND』(2000年9月発売)(Spotify)(レビュー)
THE AVALANCHES『SINCE I LEFT YOU』(2000年11月発売)
BJÖRK『SELMASONGS』(2000年9月発売)(Spotify)
BON JOVI『CRUSH』(2000年6月発売)(Spotify)(レビュー)
COLDPLAY『PARASCHUTES』(2000年7月発売)(Spotify)
DAFT PUNK『DISCOVERY』(2001年2月発売)(Spotify)
DEFTONES『WHITE PONY』(2000年6月発売)(Spotify)(レビュー)
EMINEM『THE MARSHALL MATHERS LP』(2000年5月発売)(Spotify)(レビュー)
ERYKAH BADU『MAMA'S GUN』(2000年11月発売)(Spotify)
GORILLAZ『GORILLAZ』(2001年3月発売)(Spotify)
GREEN DAY『WARNING』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー)
THE HIVES『VENI VIDI VICIOUS』(2000年9月発売)(Spotify)
LIMP BIZKIT『CHOCOLATE STARFISH AND THE HOT DOG FLAVORED WATER』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー)
LINKIN PARK『HYBRID THEORY』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー)
MADONNA『MUSIC』(2000年9月発売)(Spotify)
PAPA ROACH『INFEST』(2000年4月発売)(Spotify)(レビュー)
QUEENS OF THE STONE AGE『RATED R』(2000年6月発売)(Spotify)(レビュー)
RADIOHEAD『KID A』(2000年9月発売)(Spotify)(レビュー)
U2『ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND』(2000年10月発売)(Spotify)(レビュー)
残念ながらセレクトから漏れた作品も多く。以下に主だった作品をピックアップしておきました。
A PERFECT CIRCLE『MER DE NOMS』(レビュー)
AMERICAN HI-FI『AMERICAN HI-FI』(レビュー)
BACKSTREET BOYS『BLACK & BLUE』
BLACK LABEL SOCIETY『STRONGER THAN DEATH』(レビュー)
BRITNEY SPEARS『OOPS!... I DID IT AGAIN』
FATBOY SLIM『HALFWAY BETWEEN THE GUTTER AND THE STARS』
DECKARD『STEREODREAMSCENE』(レビュー)
GODSMACK『AWAKE』
HALFORD『RESURRECTION』(レビュー)
THE HELLACOPTERS『HIGHT VISIBILLITY』(レビュー)
IN FLAMES『CLAYMAN』(レビュー)
IRON MAIDEN『BRAVE NEW WORLD』(レビュー)
JACK JOHNSON『BRUSHFIRE FAIRYTALES』(レビュー)
KYLIE MINOGUE『LIGHT YEARS』
MANIC STREET PREACHERS『KNOW YOUR ENEMY』(レビュー)
MARILYN MANSON『HOLY WOOD (IN THE SHADOW OF THE VALLEY OF DEATH)』(レビュー)
MARVELOUS 3『READY SEX GO』(レビュー)
MOTÖRHEAD『WE ARE MOTÖRHEAD』(レビュー)
RAGE AGAINST THE MACHIE『RENEGADES』(レビュー)
SiLVER GiNGER 5『BLACK LEATHER MOJO』(レビュー)
UNDERWORLD『LIVE: EVERYTHING, EVERYTHING』(レビュー)
ZEBRAHEAD『PLAYMATE OF THE YEAR』
V.A.『M:I-2 SOUNDTRACK』
2000年って振り返ると、サマソニが富士急ハイランドで初開催された年なんですよね。個人的にはあそこで観たMUSEとAT THE DRIVE-INの印象が(良くも悪くも)強く。あと、RAGE AGAINST THE MACHINEがその年の6月に単独来日を果たしているのですが、家庭の事情で参加できず。で、その年の11月に突如解散してしまった……なんてことも記憶に残っています。ちょうどこのサイトの前身(『とみぃの宮殿』)を始めて2年目から3年目というタイミングで、実は2000〜2001年頃に一度休止した記憶も。プライベートでも先の家庭の事情(家族の死)などもあって、バタバタしたタイミングで、実は音楽をそこまで真剣に聴いていたかと問われると……な時期でもあったことが思い出されます。
ということもあって、印象に残っているアルバム/20枚に残しておきたいアルバムのHR/HM比重が低くなっているのも印象的な1年かもしれません。そういえばこの時期、そんなに真剣に新興勢力(LINKIN PARKやPAPA ROACHなど)をリアルタイムでは聴いていなかったもんなあ。
まあ、個人的事情はさておき。国内に目を向けてもBLANKEY JET CITYの解散やLUNA SEAの終幕などありましたが、フジロックでそのブランキーやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTがトリを務めたり、エレカシが「ガストロンジャー」以降のファイティングスタイル集大成としてアルバム『GOOD MORNING』を完成させたり、Mr.Childrenが大傑作『Q』を発表したりと、いろいろ記憶に残る1年だったことも付け加えておきます。あと、2001年3月には宇多田ヒカル『DISTANCE』VS 浜崎あゆみ『A BEST』メガセールス対決っていうのもありましたね。
これら20枚からプレイリストも作ってみたので、よろしければ連休中の暇つぶしとして、あるいは成人式の合間の時間つぶしとしてお楽しみください。