とみぃ洋楽100番勝負(48)
●第48回:「Pump Up The Volume」 M/A/R/R/S ('87)
えーっと、これをハウスとか呼ぶんですかね? いや、リリースされた当時は全然そんなジャンルがあることすら知らない、田舎のいち高校生でしたからね。イギリスのチャートで1位を取った曲として認識していて、たまたまFM放送でエアチェックしたこの曲を狂ったように聴きまくっていた‥‥ただそれだけなんですよね。
自分の音楽のスタートラインにMONKEESのようなグループと同時に、Y.M.O.の存在もあるんですね。ピアノ習い始めたのにY.M.O.を聴いてしまったがために、急にエレクトーン習いたい!って親にせがんで。無理いってクラス替えしてもらって。その後6年間習いましたから。一応人に教えられるだけの級は持ってます、はい。
だからってわけじゃないけど、やはり打ち込みモノって基本的に血が騒ぐんですよ。「おいおい、お前ギターに魅せられたとか前に書いてたじゃんか!」っていうツッコミもらいそうですが、これもまた真実なんです。そういった相反するふたつのジャンルを同時に愛せた‥‥それが'80年代なんですよ(と無理矢理な言い訳をしてみたり)。でもまぁ‥‥単純に「良い曲」とか「耳に馴染みやすい曲」っていうのは、それがギターロックだろうがヒップホップだろうがメタルだろうがパンクだろうがテクノやハウスだろうが、ジャンルは関係ないんですよね。
ヒップホップって未だに苦手意識があったりするんですが、そういう意味ではこういったジャンルの方が親しみやすいし、歌やラップがない分すんなり入っていけるのかも。まぁこの頃は「クラブで踊る」なんてこと、考えてもみなかったけどね。
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