カテゴリー「Motley Crue」の48件の記事

2020年10月18日 (日)

TOMMY LEE『ANDRO』(2020)

2020年10月16日にリリースされたトミー・リーMOTLEY CRUE)の3rdソロアルバム。日本盤未発売。

トミーのソロ名義による新作としては『TOMMYLAND: THE RIDE』(2005年)以来15年ぶりですが、別名義のMETHODS OF MAYTHEMをソロ作品としてカウントすれば『A PUBLIC DISSERVICE ANNOUNCEMENT』(2010年)以来10年ぶりのアルバムとなります。そう考えると、意外と出てないんですよね。

今回のアルバムに先駆けて、トミーは6月5日にまず「Knock Me Down」「Tops」という2曲のリードトラックを配信。この2曲はそれぞれにキルヴェイン、プッシュ・プッシュというヒップホップ系アーティストをメインゲスト(ボーカル&ラップ)に据え、トミー自身は(ボーカルやラップは交えつつも)ドラムやプロデュースに徹するにとどまっています。つまり、自身の個を強くアピールするよりも曲ごとにボーカルや(それに合わせて)音楽性が変わるという、作品性に強くこだわった内容に仕上がっています。

基本的にはMETHODS OF MAYHEM寄りのヒップホップ中心の作風で、ゲストアーティストもPAV4Nやショーティー・ホーロゥ、ミッキー・アヴァロン、ブルック・キャンディ、ムーン・バウンス、キング・エレ・ノワ、ルーカス・ロッシーなど国籍/性別もそれぞれ異なるヒップホップ/エレクトロ/ロック/SSWなどをフィーチャー。ベースを残しつつも、曲ごとに表情を変えていくその作風は1本芯が通っており、ボーカルの異なるオムニバス盤/プレイリスト風ではあるもののスルスルと聴き進めやすさや親しみやすさが備わっています。

先のリード曲2曲で免疫ができていたし、なによりトミーがソロ活動でロックやハードロック的なスタイルをやるとも思えないので(笑)、このスタイルは納得できるのですが、意外とエレクトロ色やR&B/ソウルのテイストが強めなのには驚かされました。元ROCK STAR SUPERSTARのフロントマン、ルーカス・ロッシーが歌う「Your Dancy」はどこかプリンスっぽさがあって「これ、いいじゃない」と思っていたら、そのプリンスの名曲「When You Were Mine」をルーカスのボーカルでカバーしているし。最初、このカバーの存在に気づいておらず、曲を聴き進めているうちに「あれ、この曲聴いたことあるな……あ、プリンスだ!」と気づかされたくらい、この流れに馴染んでいます。

アルバムはタイラ・ヤーウェとポスト・マローンのコラボ作にトミーがドラムで参加した「Tommy Lee」で締めくくり(ストリーミング版には未収録)。そういえばトミーとポスト・マローン、過去にも共演していますものね。納得の組み合わせですが、自身の名前を冠したこの曲がラストなんだと思うと、やっぱりこの人の我の強さを実感させられます(笑)。

なお、アルバムにはこのほかBUCKCHERRYジョシュ・トッドも「Hot Fudge Sundae」にフィーチャーされていますが、彼はボーカルではなくナレーションでの参加。ハードロックリスナーは過剰な期待をしないように。

というわけで、アルバム自体はHR/HMからかなりかけ離れた内容ですが、「このへんのジャンルも多少は聴くよ」というリスナーにはとっつきやすい1枚ではないでしょうか。僕はかなり気に入っており、リリース日以降移動中に聴きまくっております。

 


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2020年6月16日 (火)

TOMMY LEE『NEVER A DULL MOMENT』(2002)

2002年5月にリリースされた、トミー・リーMOTLEY CRUE)の1stソロアルバム。

トミーはMOTLEY CRUE脱退後の1999年にMETHODS OF MAYHEMというプロジェクトを立ち上げ、ドラマーのみならずシンガーとしても活躍。同年12月にリリースされた1stアルバム『METHODS OF MAYHEM』ではヒップホップ/ラップメタル界隈の著名アーティストを多数ゲストに迎えるも、セールス的には成功を収めることはできませんでした。

そこから約2年半を経て届けられた本作は、METHODS OF MAYHEMの延長線上にありつつも、ヒップホップというよりは当時ブレイクしていたニューメタルやオルタナ・メタルの影響下にあるサウンドを展開。もちろんリズムの跳ねたヒップホップ/ラップメタル調の楽曲も含まれており、良く言えば「トミーの雑食性をそのまま表現したオムニバス盤のような内容」、悪く言えば「まとまりのない、迷走の1枚」となるのでしょうか。まあ個人的には前者の認識が強いですけどね。

実際、トミーも歌ったりラップしたりと大忙し。オルタナ・メタル調の楽曲では次作『TOMMYLAND: THE RIDE』(2005年)にも通ずるセンチメンタリズムを見せており、なぜこれがMETHODS OF MAYHEMではなくソロ名義で発表されたのかがこのへんからも伺えるのではないでしょうか。

2002年という時代性を考えれば非常に納得のいく作風ですが、そこから18年経った2020年に聴くと(特にラップメタル調の楽曲には)若干の古臭さは否めません。一方で、リードトラックとしてMVも制作された「Hold Me Down」や、DEFTONESのチノ・モレノ(Vo)をフィーチャーした「Ashamed」、INCUBUSのブランドン・ボイド(Vo)をゲストに迎えた「Blue」あたりには、良質なメロディのおかげもあって普遍性が強く感じられる。これらの楽曲にはMOTLEY CRUEの『MOTLEY CRUE』(1994年)『GENERATION SWINE』(1997年)との共通点も見つけられるはずです(にしても、このゲストの人選もいやらしいですよね。笑)。と同時に、トミーを欠いたMOTLEY CRUEが発表したアルバム『NEW TATTOO』(2000年)で失った要素でもあるわけですよね。

かと思えば、ラップメタルの延長でデヴィッド・ボウイの名曲「Fame」をカバー。当たり障りのないアレンジですし、トミーのボーカルもイマイチ。面白みといったら途中から挿入されるラップパートくらいかなあ。ほかのオリジナル曲の完成度が比較的高水準なだけに、本作で唯一残念なポイントです。

今聴くと、意外とギターがフィーチャーされた作品だったことにも気づかされます。そういう意味では、トミー・リーってどんなに頑張ってヒップホップぶっても、やっぱりロックの人なんですよね。そこを踏まえて、来たるニューアルバム『ANDRO』(2020年)は果たしてどんな作風になっているのか……期待60%、不安40%でリリースを待ちたいと思います(笑)。

 


▼TOMMY LEE『NEVER A DULL MOMENT』
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2020年6月15日 (月)

TOMMY LEE『KNOCK ME DOWN』『TOPS』(2020)

今年頭に執筆したMETHODS OF MAYHEMレビュー「この春には10年ぶりとなる3rdアルバムをリリース予定なんだとか」と書きましたが、どうやらこのアルバムはトミー・リーのソロ名義による3rdアルバムとして10月に発表されることになったようです。

『ANDRO』と題したこのアルバムは、現在10月16日にリリース予定。日本盤発売に関しては未定となっています。この新作リリースに先駆けて、6月5日には2曲のリードトラックが配信されました。今回はこの2曲について触れてみたいと思います。

トミー・リーがソロ名義でアルバムを最後に発表したのは、2005年の『TOMMYLAND: THE RIDE』でした。こちらはソロ名義初のアルバム『NEVER A DULL MOMENT』(2002年)で展開されたMETHODS OF MAYHEMの延長とは異なり、アコースティック・ベースの穏やかな歌モノ作品。ソロではメロウな方向、METHODS OF MAYHEMではヒップホップ寄りの作風と線引きをしたのかと思いきや、どうやらそのへんあまり気にしていないようです(笑)。

当初はMETHODS OF MAYHEM名義で制作されたのか、あるいは最初からトミー・リー名義で制作が進められていたのか、今回公開された2曲の新曲「Knock Me Down feat. Killvein」「Tops feat. Push Push」は確実にMETHODS OF MAYHEMの延長線上にある作風。要はヒップホップを下地にした、ちょっと時代遅れ(笑)なラップメタルが展開されているわけです。

「Knock Me Down feat. Killvein」はまさにMETHODS OF MAYHEMやソロの『NEVER A DULL MOMENT』の延長線上にある1曲。これを2020年に公開するあたりに、トミー・リーの(良くも悪くも)我が道を往く感が伝わってきます。もう1曲の「Tops feat. Push Push」は、南アフリカ出身の女性ラッパーPUSH PUSHを大々的にフィーチャーした1曲。むしろこっちのほうがヒップホップと呼ぶに近い作風で、そのへんはフィーチャリング・アーティストによってアレンジを使い分けているのかなと。こちらに関しては今後徐々に公開されるであろう新曲群を聴いて、改めて判断したいと思います。

ちなみに、これら2曲のMVを監督したのが、METHODS OF MAYHEMにもゲスト参加したLIMP BIZKITのフレッド・ダースト(Vo)。2本とも作風は一緒ですが、メインとなるのがトミー自身ではなくフィーチャリング・アーティストのほうだということを踏まえて視聴すると、いろいろ見えてくるものがあるのではないでしょうか。

待望のアルバム『ANDRO』には全13曲収録予定で、すべての楽曲にさまざまなフィーチャリング・アーティストが参加。その内訳の大半がヒップホップ側の方々ですが、中にはBUCKCHERRYのジョシュ・トッド(Vo)、トミーやジェイソン・ニューステッド(B/ex. METALLICA)らが参加したROCK STAR SUPERNOVAのフロントマン、ルーカス・ロッシー(Vo)といったロック側のアーティストも含まれています。ということは、かなりジャンル的に雑多な作品に仕上がるのかしら。若干の不安を残しつつ(笑)、続報を待ちたいと思います。

 


▼TOMMY LEE『ANDRO』
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2020年2月14日 (金)

【振り返り記事】MOTLEY CRUE THE FINAL TOUR IN JAPAN: ALL BAD THINGS MUST COME TO AN END@さいたまスーパーアリーナ(2015年2月14日)

Img_0476最後の来日公演を観てから今日でまる5年。実は当時も文字に残そうとは思っていたのですが、本編で起きた“とある出来事”のせいで消化不良気味になり、最終的には「ないわー(白目)」ということでそのまま書かずに終わっていたMOTLEY CRUEの「THE FINAL TOUR」さいたまスーパーアリーナ公演初日。モトリーは1987年の2度目の来日@武道館から何度と観てきていますが、特に直近の10年近くはセトリの内容もほぼ変わらずだったので、最後とはいえ「もういいかな?」という気持ちもあり(だってヴィンス・ニールが……以下自主規制)、結構ギリギリまで悩んだんですよ。

でも、最後の来日ではトミー・リーのドラムセットをそのまま持ち込む……つまり、観客の頭上を移動するローラーコースター型セットが日本上陸することがわかり、「あ、ヤバ。観なきゃ」と心変わり。結局、3万円のいい席(プレミアム・シート/アリーナ前方、別入り口から入場&グッズプレゼント)を即決で購入し、ライブに臨んだわけです。

先に行われた神戸ワールド記念ホール公演、日本ガイシホール公演に続く3公演目。しかも土曜開催ということで、ライブはほぼ完売状態。そういえば、このさいたまスーパーアリーナでモトリーを観るの、ほぼ10年ぶりなのか(オリメン復活でBUCKCHERRYをオープニングに迎えて開催。詳しくはここを参照)。いろいろ感傷に浸りながら会場入り。グッズは安っぽい布製バッグ……うん、使わないよね(苦笑)。そのまますぐにリュックの中にしまい、アリーナへと一歩踏み込むと……。

あ、ホントにあるわ(笑)。レールの話ですね。自分の席を探すと……真ん中より前方で、レールの真下。コースター型ドラムセットに乗りながら移動するトミーを見上げる形になるわけですよ。そりゃあテンション上がりっぱなしですわ。

さ、ここからは手短に(笑)。ライブは「Saints Of Los Angeles」からスタート。トミーのドラミングは相変わらず派手(ドラムセットはシンプル)でカッコいい。ニッキー・シックスは若干ふっくらしたけど、相変わらずカッコいい。ミック・マーズはほぼ定位置で、あのザクザクしたリフと流麗なソロを弾きまくり。うん、カッコいい。

ヴィンスは……言わなくてもわかるよな。うん(笑)。声も相変わらず出てないし、歌詞をはしょりながら歌って、要所要所で客に歌わせまくる、相変わらずのスタイル。そこに関してはもう諦めているしお約束だと思っているからいいんだけど、やっぱりルックスだけは……せめて最後なんだし、もっとちゃんとしてよと思わずにはいられなかったな。

セトリは特に新鮮味のない、王道のグレイテスト・ヒッツ。ここ10年ちょっとで急に定番曲と化した1stアルバム『TOO FAST FOR LOVE』(1981年)収録曲の「On With the Show」や「Too Fast For Love」があったり、ゲイリー・グリッター「Rock & Roll Part 2」をフィーチャーした「Smokin' In The Boys' Room」、これをやるならもっとほかのオリジナル曲やれよと思わずにはいられなかったSEX PISTOLSカバー「Anarchy in the U.K.」など、まあ2000年代のモトリーらしさをそのまま凝縮した感じです。

中盤のピークは、アルバム同様イントロダクションSEも用意された「Dr. Feelgood」や「Shout At The Devil」。特に後者はリアレンジ版じゃなくてオリジナルバージョンなのもよかったかな。そこから4人の絆を表現したMVがもはや苦笑もの(笑)の「Don't Go Away Mad (Just Go Away)」へと続き、いよいよドラムソロへ。

待ってました! ドラムセットがじわじわと動き出し、そのままレールに沿って上昇し始めるのですが、天井付近まで上がって僕のいるだいぶ手前くらいで動きが止まり……おお、じわじわと焦らすわけですね(笑)。しばらく止まったままドラム叩きまくり、そろそろ動くのかな……と思っていたら、レール付近にテクニカル・スタッフさんが近寄っていき……あれ、これってトラブル!?……トミー、なんか戸惑っている様子。そのまま「Fuck up!」と一言残し、ドラムセットがステージ方向に後退していく……あ、終わり?

すかさず、ミックがステージに登場してギターソロ開始。あ、マジか。本当にトラブってドラムソロ終了かよ……。

当時、僕はSNSにこういった感想を残しています。

「ドラムソロ、機材トラブルで中止。頭上に来ませんでした...」
「いやあ、最後までクソバンドだったなあw」
「ドラムソロに3万円払ったのにね!」
「ドラムソロ、レールの途中で止まったまま。トミー・リー、fuck upと叫んで中断。結局再開なし。レアだけどなんだかなあ。なんのアナウンスもなかったし。」
「以後、テンションだだ下がりで棒立ちでした。最後がこれかあ。まあ、らしいっちゃあらしいけど。」

Img_0474ホントこれ。「Live Wire」が始まろうが何しようが、最後までほぼ棒立ち。本編ラストの「Kickstart My Heart」でさえ、無感情でステージを見つめていた記憶があります。

でも、ちょっとだけ心が動かされ、気持ちが持ち返したのがアンコール。すぐ後ろにあるPA卓のさらに後ろにミニステージがあり、メンバーがそこに登場。ラストナンバー「Home Sweet Home」をここで演奏してくれたわけです。しかも、このミニステージがどんどんせり上がっていくわけです……ああ、そのままローラーコースターのレールを逆走してくれたらいいのに、なんて思ったことはここだけの話(笑)。こうして約100分にわたる僕にとってのMOTLEY CRUEラストステージは幕を降ろしたのでした。こういう終わり方、このバンドらしいよな(笑)。

きっと1万円の席にしていたら、次の日も当日券で入ったんだろうけど、さすがに3万円払ったあとなので……こういう終わり方もいいかな、と思ってしまった自分もまたいて。腐れ縁のバンドの最後としては、こういう最低な終わり方もまた最高かな(笑)。

あれから5年……映画があったり、新曲があったり、ライブ活動再開させたり、すべてが予想通りの流れで進み(笑)。そこも含めてダメで最低で最高。This is MOTLEY fuckin' CRUE!

 

【セットリスト】
01. Saints Of Los Angeles
02. Wild Side
03. Primal Scream
04. Same Ol' Situation (S.O.S.)
05. Looks That Kill
06. On With the Show
07. Too Fast For Love
08. Smokin' In The Boys' Room(feat.「Rock & Roll Part 2」)
09. Mutherfucker Of The Year
10. Anarchy in the U.K.
11. T.N.T. (Terror 'N Tinseltown) 〜 Dr. Feelgood
12. In The Beginning 〜 Shout At The Devil
13. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
  〜 Tommy Lee Drum Solo
  〜 Mick Mars Guitar Solo
14. Live Wire
15. Too Young To Fall in Love
16. Girls, Girls, Girls
17. Kickstart My Heart
<アンコール>
18. Home Sweet Home

2020年1月 2日 (木)

METHODS OF MAYHEM『METHODS OF MAYHEM』(1999)

1999年12月にリリースされたMETHODS OF MAYHEMの1stアルバム。

METHODS OF MAYHEMはMOTLEY CRUEトミー・リー(Dr)が1999年春、バンド脱退後にスタートさせたプロジェクト。トミーはドラムのみならず、ボーカルやギターなども披露しており、現BON JOVIのフィル・X(G)やNINE INCH NAILSとの仕事で知られるダニー・ローナー(G)、元JANE'S ADDICTIONのクリス・チェイニー(B)などそうそうたるメンバーがレコーディングに参加しております。

当時のトミーの趣味が全面的に反映された本作は、いわゆるラップメタルをヒップホップ側により近づけた内容となっており、当時は「こんなことがやりたいがためにモトリーを辞めたのかよ!」と総スカンを食らったことをよく覚えております。けど、もともと時代の流れを読むのがうまかったトミーのこと、当時の主流を考えれば彼がこういったサウンドに惹かれていくのは至極自然な流れ。それに、この頃のトミーは私生活での離婚やら何やらでかなり荒れていましたし、派手にロックスターを気取るよりは身内と一緒にミニマムな音楽を作っていくことで癒されたのかもしれませんしね。

プロデュースを手がけたのはトミー自身と、直近のモトリーのアルバム『GENERATION SWINE』(1997年)にも携わったスコット・ハンフリー(ロブ・ゾンビPOWERMAN 5000ANDREW W.K.など)。スコットはその後もMETHODS OF MAYHEMの2作目『A PUBLIC DISSERVICE ANNOUNCEMENT』(2010年)やトミーのソロアルバム『NEVER A DULL MOMENT』(2011年)、『TOMMYLAND: THE RIDE』(2005年)にも関わっているので、モトリーにスコットを連れてきたのってトミーだったのかもしれませんね。

1999年というと、LIMP BIZKITの2ndアルバム『SIGNIFICANT OTHER』(1999年)が全米1位を獲得し、RAGE AGAINST THE MACHINEが待望のニューアルバム『THE BATTLE OF LOS ANGELES』(1999年)をドロップ、さらにはエミネム「My Name Is」および『THE SLIM SHADY LP』(1999年)でいきなり大ブレイクを果たしたタイミング。ラップ(およびラップメタル)やヒップホップがシーンのど真ん中にあった時代であり、80年代に一斉を風靡したHR/HMシーンはニューメタルに取って代わられてしまっていた時期。そりゃあモトリーやっているよりもヒップホップやったほうが楽しいわな。

今聴くと若干古臭く感じるテイストですが、だからといって当時もこれが最新かといったらまったくそんなことはなく(苦笑)。けど、素直にカッコいいとも思えたんですよ。トミーのボーカルも古典的なHR/HMよりはモダンなラウドロックのほうが似合っているし。そういった意味では、事情に己のことがわかっていたのかもしれません。

本作はゲストも豪華でして、フレッド・ダースト(LIMP BIZKIT)やキッド・ロック、スヌープ・ドッグ、リル・キム、ジョージ・クリントン、マイク・マスター・マイク、スコット・カークランド(THE CRYSTAL METHOD)など、“いかにも”なメンツが名を連ねております。そんな中でも、フレッド、リル・キム、ジョージ・クリントンがボーカルでフィーチャーされた「Get Naked」は今聴いても本当にゾクゾクする。たまらんですね。

どうやらトミー、昨年のモトリー復活にあわせてなのかMETHODS OF MAYHEMのほうも復活させ、この春には10年ぶりとなる3rdアルバムをリリース予定なんだとか。オルタナ・メタル側にすり寄った前作『A PUBLIC DISSERVICE ANNOUNCEMENT』を経て一体どんなサウンドを聴かせてくれるのか、楽しみなような怖いような……。

 


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2019年12月25日 (水)

PHIL CAMPBELL『OLD LIONS STILL ROAR』(2019)

MOTÖRHEADのギタリスト、フィル・キャンベルが2019年10月下旬にリリースした初のソロアルバム。

MOTÖRHEAD解散後、自身の実子などを加えて結成したPHIL CAMPBELL AND THE BASTARD SONSとして活動していたフィル。同バンドではEP2枚(オリジナル作&ライブ作)とオリジナルアルバム『THE AGE OF ABSURDITY』(2018年)を発表していますが、そこから約2年を経て届けられたのがこの初のソロ作です。

そもそも本作は、MOTÖRHEADが活動していた5年前から制作がスタートしており、レコーディングにはPHIL CAMPBELL AND THE BASTARD SONSにも所属する彼の息子3人も参加しています。

と同時に、MOTÖRHEADの活動を通して出会った多数のミュージシャンたちもゲスト参加。そのメンツは錚々たるもので、ロブ・ハルフォード(Vo / JUDAS PRIEST)、ベン・ワード(Vo / ORANGE BOBLIN)、アリス・クーパー(Vo)、ネヴ・マクドナルド(Vo / SKIN)、ダンコ・ジョーンズ(Vo)、ニック・オリヴェリ(Vo, B / ex. KYUSS、ex. QUEENS OF THE STONE AGE)、レイ・ルジアー(Dr / KORN)、ディー・スナイダー(Vo / ex. TWISTED SISTER)、ミック・マーズ(G / MOTLEY CRUE)、クリス・フェーン(Dr / ex. SLIPKNOT)、ウィットフィールド・クレイン(Vo / UGLY KID JOE)、ベンジー・ウェッブ(Vo / SKINDRED)、マット・ソーラム(Dr / ex. GUNS N' ROSES)、ジョー・サトリアーニ(G)など本当に豪華な布陣。これもMOTÖRHEADでの活動があったからこそですね。

フィル自身が歌ったオープニング「Rocking Chair」こそ緩やかでブルージーなアコースティックナンバーですが、続く「Straight Up」(Vo:ロブ・ハルフォード)は歌うロブに合わせたJUDA PRIEST的な1曲。「Faith In Fire」(Vo:ベン・ワード)や「Walk The Talk」(Vo:ダンコ・ジョーンズ&ニック・オリヴェリ)はストーナーロック的だし、「These Old Boots」(Vo:ディー・スナイダー)は豪快なアメリカンロック調。意外と歌う人に合わせた選曲がなされているようです。

かと思えば、ベンジー・ウェッブにマイナー調のピアノバラード「Dead Roses」を歌わせたり、アリス・クーパーにはモダンな質感のロックンロール「Swing It」を与えていたりと、一筋縄でいかない選曲。うん、面白い。あと、本作で久しぶりにネヴ・マクドナルドの歌声を聴いたけど、やっぱりいいですね。彼が歌う「Left For Dead」もSKIN時代を彷彿とさせるものですし。

そういえば、本作はPHIL CAMPBELL AND THE BASTARD SONSのときほどMOTÖRHEAD色が強くないのが気になりました(もちろん、曲によってはところどころで“らしさ”は感じられるのですが、あくまでそれがメインではない)。結局、あのカラーはレミー自身の個性だったのかなと。そう思うと、レミーおよびMOTÖRHEADって本当に唯一無二の存在だったんですね。そろそろ彼が亡くなってから4年。またあの喪失感と向き合う季節になりましたね……。

 


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2019年11月22日 (金)

MOTLEY CRUE『GREATEST HITS』(1998 / 2009)

MOTLEY CRUE、約4年ぶりにライブ活動再開。オフィシャルにて正式に、過去のツアー活動停止に関する契約書を“爆破にて破棄”したことがアナウンスされています(笑)。噂によると、2020年にDEF LEPPARDPOISONとともに北米ツアーを行うんだとか。

はい、予想通りの展開ですね(笑)。HR/HM系とプロレスの“辞めた/解散した/引退した”を真に受けてはいけません。特にこのオッさんたちの場合は、余計にね。

そもそも、2019年の流れ(自伝映画『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』公開と、それに伴う新曲4曲入りサウンドトラックアルバム『THE DIRT SOUNDTRACK』リリース、1989年の大ヒット作『DR. FEELGOOD』のリリース30周年エディション発売など)を考えれば、いずれライブ活動も再開させるだろうことは予想の範疇内。そもそも、映画と新曲を制作している時点で、ライブのスケジュールも調整していただろうしね。わかります。

たぶんこの映画経由で初めてMOTLEY CRUEに触れたというビギナーも少なくないと思うんです。そんな人たちが今、ストリーミングサービス経由でまず最初にどのアルバムから手を出せばいいのか。もちろん、映画のサウンドトラックから入るのが筋でしょう。そこから、1stアルバム『TOO FAST FOR LOVE』(1981年)から順々に聴くのか、あるいは最大のヒット作『DR. FEELGOOD』から入るのか、聴き方はそれぞれだと思います。

ただ、このバンドの場合、アルバムごとにスタイルを変えていますし、90年代に入ってからはその方向性がさらに激化していると思うのです。あれです、デヴィッド・ボウイQUEENでまず最初に聴くべきオリジナルアルバムで迷うのと一緒。だったら、最初にベストアルバムから入っていこう……そう思われる方も少なくないと思います。

MOTLEY CRUEは現在までに、ベストアルバムを3タイトル“正式”リリースしています。“正式”と付けたのは、バンド側が意図して発表したという意味で、レーベル側がバンドの意図せぬところで発表したタイトルも複数あるので、ここではそれらは省くことにします。

その3タイトルというのが、1988年リリースの初のグレイテストヒッツ・アルバム『GREATEST HITS』と、“オリジナル4”の再々結成を記念した2枚組ベストアルバム『RED, WHITE & CRUE』(2005年)、そして2009年に発表された『GREATEST HITS』。このうち現在ストリーミングサービスで試聴できるのは2009年版の『GREATEST HITS』となっています。

『RED, WHITE & CRUE』に関しては過去に本サイトで取り上げているので、今回は『GREATEST HITS』と題した“内容の異なる”2つのグレイテストヒッツ・アルバムについて紹介したいと思います。

 

 

①1998年バージョン

モトリーはそれ以前、結成10周年を記念したコンピレーションアルバム『DECADE OF DECADENCE '81-'91』(1991年)を発表していますが、これは純粋なベストアルバムではないので、Elektra Recordsを離脱した1998年の時点で廃盤扱いになっています。それに代わるように同年秋、新たに設立された自主レーベルMötley Recordsからの第1弾アイテムとしてリリースされたのがこのベストアルバム。ヴィンス・ニール(Vo)在籍時(『TOO FAST FOR LOVE』から『DR. FEELGOOD』までの5作と、『DECADE OF DECADENCE '81-'91』収録の新録曲、1997年の最新作『GENERATION SWINE』)の既発曲に、ボブ・ロックがプロデュースを手がけた新曲2曲「Bitter Pill」「Enslaved」を追加した全17曲入りとなっています。

ただ、グレイテストヒッツと謳いながらも「Live Wire」や「Too Young To Fall In Love」といった初期のMV制作楽曲は含まれておらず、代わりに当時からライブで再び演奏するようになった「Too Fast For Love」、インダストリアル調にリテイクした「Shout At The Devil '97」、『GENERATION SWINE』収録曲「Glitter」のリミックスバージョンなどを聴くことができます。

正直、当時はこの選曲に「いかにもアメリカ人が作った感覚」と思った記憶があります。それは新曲2曲から始まり、その後は年代などめちゃくちゃで、構成とか考えてるのかな?と感性を疑いたくなるような曲順にも表れているんじゃないかな。まあ、慣れるとこれはこれで嫌いじゃないんだけどね。

肝心の新曲2曲は、直前に『GENERATION SWINE』みたいにインダストリアル風アレンジなしの、どストレートなハードロック。ボブ・ロックを交えて制作したということは『DR. FEELGOOD』よ再び、という気持ちがあったのかもしれないけど、『GENERATION SWINE』を通過した当時のモトリーにはすでに戻れない過去となっていたようで。若干ダークさを残しつつも適度な爽快感を表現した「Bitter Pill」も、いかにも彼ららしいグルーヴィーなミドルチューン「Enslaved」も決して悪くはないけど、特別素晴らしいとも言い難い“アルバムの中の1曲”というつなぎ曲の印象。今思えば、このスタイルが10年後の『SAINTS OF LOS ANGELES』(2008年)につながっていたのですね(この際『NEW TATTOO』のことは忘れよう)。

 


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2019年7月 4日 (木)

ALICE COOPER『HEY STOOPID』(1991)

1991年7月にリリースされた、アリス・クーパー通算19作目のスタジオアルバム。前作『TRASH』(1989年)で収めた成功をフォローアップするために制作された本作は、前作以上に多数のソングライター&ゲストが参加した豪華な内容となっています。

「Poison」(全米7位/全英2位)や「House Of Fire」(全米59位/全英65位)などの好記録もあり、アルバム『TRASH』は全米20位/全英2位という久しぶりのヒット作に。時代的にもギリギリHR/HMがシーンでもてはやされ、また制作時は景気的にもギリギリ不況に陥る前だったこともあり、この『HEY STOOPID』にはかなりの大金が注ぎ込まれたのではないか……そのサウンドプロダクションやゲスト陣を前にすると、改めてそう実感します。

プロデューサーにピーター・コリンズ(RUSHQUEENSRYCHEゲイリー・ムーアなど)を迎えた本作は、『TRASH』以上に産業ロック色の強い、きめ細やかなサウンドを伴う非常に“作り込まれた”1枚。ソングライティングは基本アリスとジャック・ポンティが軸になっていますが、「Dangerous Tonight」では前作での立役者デズモンド・チャイルド、「Feed My Frankenstein」ではゾディアック・ワープマインド、「Die For You」ではニッキー・シックス&ミックマーズ(MOTLEY CRUE)とジム・ヴァランスがそれぞれ関わっています。

で、特筆すべきなのはゲスト陣。タイトルトラック「Hey Stoopid」にはスラッシュ(G/GUNS N' ROSES)&ジョー・サトリアーニ(G)、オジー・オズボーン(Vo)が参加。それぞれ聴けばすぐにわかるくらいの個性を発揮しています。オジーなんてまんまだからね(笑)。

そのほか、「Burning Our Bed」「Little By Little」「Wind-Up Toy」にもジョー・サトリアーニ、「Feed My Frankenstein」にはニッキー・シックス(B)、スティーヴ・ヴァイ(G)、ジョー・サトリアーニ、「Hurricane Years」「Dirty Dreams」にはヴィニー・ムーア(G/彼は本作のツアーにも一部参加しました)、「Die For You」にはミック・マーズ(G)……と、クレジットを羅列するだけで文字数稼げてしまうくらい(笑)。

これだけ豪華なんだもん、出来が悪いわけがない。曲も良い、サウンドも良い、演奏も抜群。個人的には「Might As Well Be On Mars」みたいにドラマチックな曲がお気に入りです。

(そういえば、「Feed My Frankenstein」は映画『ウェインズ・ワールド』でも使用され、アリスも劇中に登場しましたね。懐かしい……)

ですが本作、先に記したように不景気に突入し、それによってウケる音楽の傾向も80年代的ハデなものからダークでシンプルなものへとシフトしていき(そう、1991年ってグランジ元年ですものね)……「Hey Stoopid」(全米78位/全英21位)、「Love's A Loaded Gun」(全英38位)、「Feed My Frankenstein」(同27位)とイギリスでこそまずまずのシングルヒットを残したものの、アルバム自体は全米47位/全英4位止まり。アメリカでの売り上げは前作の半分(50万枚)程度で終了しています。

そういえば、本作発売後にはJUDAS PRIESTMOTORHEAD、DANGEROUS TOYS、METAL CHURCHといったレーベルメイトとともに移動式フェスツアー『OPERATION ROCK & ROLL TOUR』も実施したのですが、不景気の煽りを受け31公演を終えたところで終了したという話も。あの時代を通過していない世代にはわかりにくい話かもしれませんが、結構深刻だったんですよ、あの頃は(と、急にオッサン目線)。

まあ、何はともあれ。あと1年早くリリースされていたら『TRASH』並みのヒット作になったはず。それくらい、力の入った(&お金をつぎ込んだ)隠れた名盤です。

 


▼ALICE COOPER『HEY STOOPID』
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2019年3月24日 (日)

MOTLEY CRUE『THE DIRT SOUNDTRACK』(2019)

3月22日からNetflixにてついに配信開始となりました、MOTLEY CRUEの自伝映画『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』。本当は『DOWNLOAD JAPAN 2019』関連の取材やそれに伴い遅延していたほかの仕事の影響もあり、実際に映画を観るのはこの土日になりそう……と思っていたんですが、金曜深夜に観てしまいました、結局(苦笑)。率直な感想についてはこちらにてご確認いただけると幸いです。

で、公開と同時にリリースされたサウンドトラックアルバム(と呼んでいいのかな?)のほうは発売開始と同時にしっかりダウンロード購入して、先に聴かせてもらいました。

ということで、本日紹介するのはMOTLEY CRUEの自伝映画サントラにして最新ベストアルバム『THE DIRT SOUNDTRACK』です。

アルバムには映画公開前に先行配信された、映画の主題歌的楽曲「The Dirt (est. 1981)」やマドンナの名曲カバー「Like A Virgin」など新録楽曲4曲と、映画の主軸となる80年代前半(1981年の1stアルバム『TOO FAST FOR LOVE』、1983年の2ndアルバム『SHOUT AT THE DEVIL』)の楽曲を中心とした過去のナンバー14曲を収録。バンド創世記の話も多く含まれていることから、インディーズ時代の楽曲で構成された『TOO FAST FOR LOVE』収録曲が最多の5曲含まれているのは納得。『SHOUT AT THE DEVIL』からも、普段のベスト盤で選出される機会のない「Red Hot」を含む4曲が選出されています。

と同時に、バンドとしてはネガティヴな話題(ヴィンス・ニールの交通事故、ニッキー・シックスのオーバードーズによる心停止など)が続いた3rdアルバム『THEATRE OF PAIN』(1985年)4thアルバム『GIRLS, GIRLS, GIRLS』(1987年)の楽曲がそれぞれ1曲ずつ、そこからバンドとして起死回生を図った5thアルバム『DR. FEELGOOD』(1989年)の楽曲が3曲選ばれているのは、まあ理解の範疇かな。特に『DR. FEELGOOD』からこの3曲(「Same Ol' Situation (S.O.S.)」「Kickstart My Heart」「Dr. Feelgood」)というのも、予告映像を観る限りでは納得いくし。

問題となるのはやっぱり新録4曲ですよね。「The Dirt (est. 1981)」は映画でトミー・リー役を演じたラッパー、マシン・ガン・ケリーをフィーチャーしたアンセミックな1曲。活動停止から3年以上経った今でもトミーっぽいドラミングに、いかにもミック・マーズなギターフレーズやソロ、ヴィンスのこの声が乗れば間違いなくMOTLEY CRUEになることを証明してくれた意義は大きいと思います。うん、単純にカッコいい。現時点でのラストアルバム『SAINTS OF LOS ANGELES』(2008年)の延長というよりは、90年代末のトミー脱退直前からオリメンが再度揃う2枚組ベストアルバム『RED, WHITE & CRUE』(2005年)あたりまでの彼らを彷彿とさせるカラーや雰囲気がある楽曲だなと。当然ながら一発で気に入りました。

「Ride With The Devil」もその延長線上にあるダークな楽曲。派手さはないものの、最近のニッキー・シックスらしさ……SIXX: A.M.っぽさも見え隠れする“アルバムの中の1曲”といった印象。うん、悪くない。3曲目「Cash And Burn」も同系統のヘヴィチューンで、いかにもニッキーらしい。モダンさも提示されており、正直この3曲の路線でアルバム1枚聴いてみたいと思ったくらい。『SAINTS OF LOS ANGELES』もあれはあれで悪くなかったけど、どこか“品が良すぎる”ところもあったので、これくらいのアクの強さがある楽曲で占められた作品ならきっと『SAINTS OF LOS ANGELES』がイマイチだと思ったファンも納得させられるはず。あと、プロデュースがボブ・ロックというのも大きな鍵になっているんじゃないかな。先に挙げた時期からのつながりは、これによるものもあるでしょうし。

ラストは「Like A Virgin」。これはギャグとして受け取っておきます(笑)。バカだなあ、もう。まあ、80年代や90年代だったら彼らがこの曲を選ぶことはなかったでしょうし、これも2019年ならではかなと。

思えば80年代の楽曲を軸にしたベストアルバムって、メンバー公認ではこれまでありそうでなかったものだと思うので、映画を楽しむという意味はもちろんのこと、輝かしいバンドの最盛期に思いを寄せるという意味でも興味深い1枚かな。新鮮味のない既発曲が半数以上ですが、個人的には楽しめる内容でした。



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2019年3月23日 (土)

MOTLEY CRUE『SUPERSONIC AND DEMONIC RELICS』(1999)

1999年6月にリリースされた、MOTLEY CRUEのアルバム未収録&アウトテイクを集めたコンピレーションアルバム。前年にElektra Recordsから自主レーベルMotley Recordsへと移籍した彼らですが、その際に過去のカタログをすべてMotley Recordsから再発。しかし、1991年のコンピレーション盤『DECADE OF DECADENCE '81-'91』(1991年)だけは廃盤となり、その関係から同作に収録された新曲やアルバム未収録曲がこの新規コンピ盤に移行しています。 『DECADE OF DECADENCE '81-'91』や2003年にMotley Recordsから再発されたオリジナルアルバムを持っていればほぼ事足りる内容ですが、興味深いのはジョン・コラビ期の楽曲も含まれている点。そのへん含め、各曲について触れていきたいと思います。


「Teaser」「Rock 'N' Roll Junkie」「Primal Scream」「Anarchy In The U.K.」「Angela」

これらは先の『DECADE OF DECADENCE '81-'91』にも収録されていますね。前者はトミー・ボーリン(ex DEEP PURPLE)のカバーで、5thアルバム『DR. FEELGOOD』(1989年)期のレコーディング。チャリティアルバム『STAIRWAY TO HEAVEN / HIGHWAY TO HELL』(1989年)が初出です。「Rock 'N' Roll Junkie」も同時期のレコーディング楽曲で、映画『フォード・フェアレーンの冒険』のサントラに提供されました。残りは『DECADE OF DECADENCE '81-'91』用に録音された新曲&カバーで、「Primal Scream」は活動停止まで必ず演奏されてきた代表曲のひとつ。


「Sinner & Saints」「Monsterous」「Say Yeah」「So Good, So Bad」「Mood Ring」

本邦初公開となった未発表デモ音源。「Sinner & Saints」が2ndアルバム『SHOUT AT THE DEVIL』(1983年)期、「Monsterous」「Say Yeah」が『DR. FEELGOOD』期のアウトテイクなのですが、まあ聴けばその作風/曲調からなんとなく想像できますよね。「Monsterous」のみ1分ちょっとの未完成版ですが、まあどれもこれも出来としては中途半端なのでカットされて正解だったかなと。「So Good, So Bad」は3rdアルバム『THEATRE OF PAIN』(1985年)期のアウトテイク。同作は前作『SHOUT AT THE DEVIL』からのアウトテイクなども含む過渡期作品でしたが、こういった曲もあったんですね。そして最後の「Mood Ring」は1984年の録音されたデモ。曲というよりはセッションの断片っぽい内容で、『THEATRE OF PAIN』に向けたセッションの中から生まれたものなんでしょうね。いかにもお遊びっぽい1曲です。


「Planet Boom」「Bittersuite」「Father」「Hooligan's Holiday (Extended Holiday Version by SKINNY PUPPY)」

すべてジョン・コラビ在籍時の6thアルバム『MOTLEY CRUE』(1994年)期から。頭3曲の初出はEP『QUATERNARY』(1994年)で、それぞれトミー・リー、ミック・マーズ、ニッキー・シックスのソロナンバーとなります(あれ、ジョンの「Friends」は……苦笑)。「Planet Boom」はその後のMETHODS OF MAYHEMに通ずるヒップホップ/ミクスチャーロック感がありますし、「Bittersuite」はミックによるいぶし銀のギタープレイを堪能でき、「Father」はいかにもニッキーらしいオルタナ/インダストリアル感満載。 最後の1曲は『MOTLEY CRUE』収録曲の、表記のとおりSKINNY PUPPYが手がけた11分強にわたるリミックス。序盤は原曲のままですが、ギターソロに入るあたりから一気にインダストリアル調に世界観が広がっていく、なかなかの仕上がり。『QUATERNARY』日本盤にも収録されていたので、聴き覚えのあるファンも多いのでは。なお、『QUATERNARY』は本国ではもともと限定販売された作品でしたが、日本では一般発売されたので中古にてすぐに探すことができるかと。海外のみでリリースされたボックスセット『MUSIC TO CRASH YOUR CAR TO: VOL.2』(2004年)でも、これらの楽曲を聴くことができます。


「Dr. Feelgood (Live)」「Knock 'Em Dead, Kid (Demo)」

前者は『DECADE OF DECADENCE '81-'91』日本盤や当時の海外盤シングルが初出の、1989〜1990年頃のライブ音源。後者は『SHOUT AT THE DEVIL』収録曲のデモ音源。

……以上、駆け足で解説してきましたが、読んでいただいたとおりライトユーザーというよりはコアリスナーに向けた内容です。まあ「こういう世界もあります」っていう程度で収めておいてもらえたらと思います。



▼MOTLEY CRUE『SUPERSONIC AND DEMONIC RELICS』
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