カテゴリー「Nine Inch Nails」の28件の記事

2020年7月19日 (日)

NINE INCH NAILS『YEAR ZERO』(2007)

2007年4月にリリースされたNINE INCH NAILS通算5作目のオリジナルアルバム。

前作『WITH TEETH』(2005年)が約6年ぶりのオリジナルアルバムだったこともあり、この『YEAR ZERO』までの2年というインターバルはNINE INCH NAILSにとって非常に短いもので、当時かなり驚かされた記憶があります(その驚きは、続く『GHOST I-IV』や『THE SLIP』でさらに更新されるのですが)。全米1位を獲得した『WITH TEETH』からの流れで、今作も最高2位という好記録を樹立しています。

作風としては、前作『WITH TEETH』が生音を軸に“インダストリアル・ロックバンドNINE INCH NAILS”を表現したものだとするならば、今作は“トレント・レズナーのインダストリアル・ユニットNINE INCH NAILS”をより濃く表したものかなと。事実、ジョシュ・フリース(Dr)による生ドラムによるトラックは2曲のみで、それ以外は打ち込み主体の、良い意味で初期NINを彷彿とさせる楽曲ばかり。もっと言えばデビューアルバム『PRETTY HATE MACHINE』(1989年)を約20年後に、最新の技術を用いて焼き直した、そんな印象すら受けます。

言い方は正しくないかもしれませんが、前作を「ロックバンドとしての初期衝動を、大人になったトレント・レズナーなりの表現で手堅くまとめた」ものだとしたら、今回は「アーティストとしての初期衝動を、大人になったトレントが今の知識・技術を用いて手堅くまとめた」……そう受け取ることはできないでしょうか。

「手堅く」と書くと、ちょっとネガティブに受け取られるかもしれませんが、これはもちろん褒め言葉。アーティスティックな側面は前作よりも本作のほうが色濃く表れているものの、しっかり「プロダクツ」としての完成度も考えられている。そのへんを「手堅く」と言い表したのですが……理解していただけますか?

ぶっちゃけ、NINE INCH NAILSとしてやるべきこと、やりたいことって90年代のうちに(1999年発売の大作『THE FRAGILE』で)やり尽くしてしまったわけで、そこを踏まえて『WITH TEETH』や『YEAR ZERO』を聴くと改めて“NINの再生”というテーマが見えてくる……のではないでしょうか。その“再生”が果たしてうまくいったのか、失敗だったのかはわかりません。しかし、新しい“何か”を見つけることができなかったから、この数年後にトレントはNINとしての活動を一度止めることになるわけでして。

とはいいつつ、本作にはブラックミュージックからの影響も見え隠れする。ファンクというよりはヒップホップ以降のリズム感が、エレクトロニック・ボディ・ミュージック(EBM)とミックスすることで生まれる、歪なインダストリアル感……そこに関しては、ひとつ新たな発見や成長を得られたのかな。NINがここで終わらずにもう数年延命したのは、そういった影響も少なくないと思います。

終始安心して楽しめる1枚だけど、作り手としてはそういう作品は求めていなかったのかな。個人的には先の『WITH TEETH』とあわせて二部作的なポジションで楽しむべき、NINの集大成的1枚だと思っています。

 


▼NINE INCH NAILS『YEAR ZERO』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

2020年7月18日 (土)

INTER ARMA『GARBERS DAYS REVISITED』(2020)

2020年7月上旬発売の、INTER ARMAのカバーアルバム。日本盤未発売。

INTER ARMAはバージニア州リッチモンド出身の5人組みスラッジ/デス/ポスト・メタルバンド。2006年の結成以降、これまでに4枚のオリジナルアルバムを発表しており、今作は4thアルバム『SULPHUR ENGLISH』(2019年)に続くスタジオ作品となります。

このバンドに関してはほぼ知識がなく、本作で初めて触れることになります。カバーの内訳は以下のとおり(カッコ内は原曲アーティスト名)。

01. Scarecrow [MINISTRY]
02. Southern Man [ニール・ヤング]
03. Hard Times [CRO-MAGS]
04. March Of The Pigs [NINE INCH NAILS]
05. The Girl Who Lives On Heaven Hill [HÜSKER DÜ]
06. In League With Satan [VENOM]
07. Runnin' Down A Dream [TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS]
08. Purple Rain [PRINCE & THE REVOLUTION]

メタルというよりはオルタナ・メタル/インダストリアル系、ブラックメタルやクロスオーバー系ハードコアが中心で、そこにニール・ヤングやトム・ペティ、プリンスといった王道(かな?)をミックスしたセレクト。カバー自体も比較的原曲に忠実なものが多く、MINISTRY「Scarecrow」やNIN「March Of The Pigs」なんてマシーンビートをそのままヒューマンビートに置き換えたくらいで、まんまですよね。

かと思えば、ニール・ヤング「Southern Man」はスラッジ色かつエモ味が激増したヘヴィバージョンに生まれ変わっている。「Runnin' Down A Dream」も原曲よりハードロック色が増しており好印象だし、素直に歌うあたりにバンドとしてのカバーのこだわりが垣間見えます。

「Hard Times」や「The Girl Who Lives On Heaven Hill」あたりのどハードコアなカバーも捨てがたいし、その流れで取り上げた元祖ブラックメタルVENOMのカバーもナイスセンス。そんな中、最後の最後にスラッジー&サイケデリックなテイストに仕立てた「Purple Rain」も素晴らしい。全8曲で37分という短さと合間って、腹八分目で楽しめる好カバー集です。

このアルバムが入口となって、ここから過去作をさかのぼって聴いてみようかなと思える、そんなきっかけを与えてくれた貴重な1枚です。アルバムタイトルはMETALLICA名カバー集が元ネタなのもご愛嬌。そこも含めて愛すべき良作ですね。

 


▼INTER ARMA『GARBERS DAYS REVISITED』
(amazon:海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

2020年1月12日 (日)

祝ご成人(1999年4月〜2000年3月発売の洋楽アルバム20選)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今年で6回目となります。毎年この時期にこの企画をやることで、温故知新というよりは「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に重要なコンテンツになりつつあります。

しかも、前回(1998年4月〜1999年3月)から当サイトの前身サイトがスタートした時期(1998年12月)と被っていることもあり、選出時いろいろ感慨深いものがあったりするのですから、長く続けてみるものですね。

さて、企画説明です。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に1999年4月〜2000年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れが強い作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能なものを20枚ピックアップしました。

でも、どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちら、2018年度の新成人編はこちらです)

 

AC/DC『STIFF UPPER LIP』(2000年2月発売)(Spotify)(レビュー

ATARI TEENAGE RIOT『60 SECOND WIPE OUT』(1999年5月発売)(Spotify)(レビュー

BUCKCHERRY『BUCKCHERRY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

THE CHEMICAL BROTHERS『SURRENDER』(1999年6月発売)(Spotify)(レビュー

CIBO MATTO『STEREO☆TYPE A』(1999年6月発売)(Spotify

D'ANGELO『VOODOO』(2000年1月発売)(Spotify

THE DILLINGER ESCAPE PLAN『CALCULATING INFINITY』(1999年9月発売)(Spotify

DISTURBED『THE SICKNESS』(2000年3月発売/US)(Spotify)(レビュー

THE FLAMING LIPS『THE SOFT BULLETIN』(1999年5月発売)(Spotify

FOUNTAINS OF WAYNE『UTOPIA PARKWAY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

 

続きを読む "祝ご成人(1999年4月〜2000年3月発売の洋楽アルバム20選)" »

2020年1月11日 (土)

NINE INCH NAILS『HESITATION MARKS』(2013)

2013年9月初頭にリリースされた、NINE INCH NAILS通算8作目のオリジナルアルバム。

前作『THE SLIP』(2008年)を携えたワールドツアーの終了(2009年秋)をもって活動を終了することを発表。以降は妻とのユニットHOW TO DESTROY ANGELS、アッティカス・ロスとタッグを組んで映画『ソーシャル・ネットワーク』のサウンドトラックなどを手掛けるにとどまりました。もちろん、その間にはNIN名義での新曲「Theme From TESTUO: The Bullet Man」を映画『鉄男 THE BULLET MAN』(2010年)のために書き下ろしたり、1stアルバム『PRETTY HATE MACHINE』(1989年)のリマスター盤発表(2010年)、U2の名盤『ACHTUNG BABY』(1991年)のトリビュートアルバム『AHK-toong BAY-bi Covered』(2011年)に「Zoo Station」のカバーを提供したりなどの動きもあり、完全に“終わった”わけではないことを匂わせ続けました。

そして2013年に入り、ついに活動再開を宣言。ニューアルバム発表前の7月末には『FUJI ROCK FESTIVAL '13』の初日ヘッドライナーとして4年ぶりの再来日も実現しました。このライブはネット中継もされたので、現地に行けなかったけど中継で観たというファンも少なくなかったはずです。僕は幸い現地で観ることができたのですが、2009年に続いてまた雷雨という……(苦笑)。しかし、いきなり未発表の新曲「Copy Of A」から始まり、ミニマルにリアレンジされた「Sanctified」、そして直前に配信リリースされた先行シングル「Came Back Haunted」という冒頭3曲の流れに(その演出含め)圧倒されたことを、今でもよく覚えています。当日のライブ音源はその後、オフィシャルサイトを通じて無料配信されたので、こちらで耳にしたというリスナーも少なくないです。

結局このフジロックでは、アルバムリリース1ヶ月前に「Copy Of A」「Came Back Haunted」「Find My Way」という3つの新曲を聴くことができましたが、いざ届けられたアルバムは想定の範囲内であると同時に、事前の想像を超える内容という構成でした。

まず、「想定の範囲内」というのは、「Copy Of A」や「Came Back Haunted」から想像できた路線であるということ。“らしさ”を残しつつも、よりミニマムな方向へとシフトしていくんだろうなという予想にかなり近い作風だったと思います。それゆえに、聴き方によっては淡白に感じられるかもしれません。

で、もうひとつの「事前の想像を超える」というのは、ブラックミュージック的解釈のアレンジを持つ楽曲が多い点。ファンクミュージックからの影響は過去数作にも散りばめられていましたが、今作におけるそれは直接的なものではなく70年代末〜80年代のニューウェイヴが持っていたブラックミュージックの色合いが強くにじみ出ているんじゃないか。そんな印象を受けました。

そういった意味では、先のミニマムかつシンプルな作風と相まって、NINの作品の中でもかなり聴きやすい1枚と言えるでしょう。初心者向けという点においては、『WITH TEETH』(2005年)にも近いかなと。しかし、作品の方向性としては実は傑作『THE FRAGILE』(1999年)に似ている……そんな「意図的に“らしさ”に照準を合わせた」ような作品なのかな。結局、この路線を軸にのちのEP三部作(『NOT THE ACTUAL EVENTS』『ADD VIOLENCE』『BAD WITCH』)も制作されているような印象を受けますし。

安心感は与えてくれるものの、90年代に受けたあの衝撃はもはや過去のもの。どこに焦点を置いて語るかによって、評価が大きく二分する1枚かもしれませんね。

 


▼NINE INCH NAILS『HESITATION MARKS』
(amazon:日本盤CD / 海外盤CD / 海外盤2CD / MP3

 

続きを読む "NINE INCH NAILS『HESITATION MARKS』(2013)" »

2020年1月10日 (金)

DAVID BOWIE『EARTHLING』(1997)

1997年2月初頭にリリースされたデヴィッド・ボウイ通算20作目のオリジナルアルバム。前作『1. OUTSIDE』(1995年)から1年5ヶ月という非常に短いスパンで制作・発表されました。

当初、『1. OUTSIDE』を筆頭にブライアン・イーノとタッグを組んだ5部作の制作を予定していましたが、同作が思った以上のヒットを果たせず(その前の『BLACK TIE WHITE NOISE』が全英1位を獲得したのに対し、次作は8位止まり。セールス的にも半減しています)、次回作の制作は無期延期に。代わりにボウイは、自身がプロデュースの中心となり新たな方向性を模索します。

ナイル・ロジャースと10年ぶりのタッグが実現した『BLACK TIE WHITE NOISE』、イーノとも10数年ぶりに共演した『1. OUTSIDE』と、過去のパブリックイメージから解放されたボウイは自由奔放に音楽制作と向き合い始めた時期でしたが、このセルフプロデュース作(共同プロデューサーにバンドのギタリストであるリーヴス・ガブレルスと、ニューヨークで活躍するマーク・プラティの名も)では当時クラブシーンで盛り上がっていたドラムンベースやジャングルを基盤に、『1. OUTSIDE』を携えたワールドツアーの充実感を表すバンドサウンドをミックスさせた意欲的な楽曲を聴かせてくれます。

1997年というと、その年の春にはTHE CHEMICAL BROTHERS『DIG YOUR OWN HOLE』を発表し全英1位/全米14位のヒットを記録、THE PRODIGYも同年夏に『THE FAT OF THE LAND』が全米/全英1位を記録するなど、最新のダンスミュージック/クラブミュージックが一気にメジャー化したタイミング。そういった意味ではボウイ、先見の明があったのかもしれません(単純に流行りものが好きなだけという話もありますが)。

しかし、ボウイ流にドラムンベースを解釈した楽曲群は、決してそれらをまんま模倣したわけではなく、リーヴスのギターがうねりを上げ、マイク・ガーソンのピアノがジャジーな雰囲気を作り上げたりと、良い意味での違和感を残す作風となっている。打ち込みビートに生のリズム隊を重ねて人力ドラムンベース化していたり、またある曲では普通にハードロックのフォーマットの上にドラムンベースのリズムが乗っていたりと、ボウイらしい工夫は至るところから感じることができます。

とはいえ、実は本作はリリース当時、あまり評価が高くなかった印象があります。「またボウイが流行りに乗った」「せっかく『1. OUTSIDE』でイーノとタッグ組んだのに、次がこれか……」とか。実際、チャート的には全英6位止まり、セールス面でも前作とほぼ同等となかなか伸び悩みましたが、「Little Wonder」(全英14位)、「Dead Man Walking」(同32位)とヒットシングルも生まれております。あ、アメリカでは「I'm Afraid Of Americans」がリカットされ、最高66位を記録。同作のMVにはトレント・レズナー(NINE INCH NAILS)が出演して話題にもなりました(同曲のリミックスも手掛けていますしね)。

 


▼DAVID BOWIE『EARTHLING』
(amazon:日本盤CD / 海外盤CD / MP3

 

続きを読む "DAVID BOWIE『EARTHLING』(1997)" »

2020年1月 2日 (木)

banned songs of US radio after 9.11

つい先日、今年の9月11日に配信されたKERRNG!の記事「HERE ARE THE 164 SONGS THAT WERE BANNED FROM AMERICAN RADIO AFTER 9/11」がTwitterで流れてきたんですね。このリスト自体、これまでも完全版・不完全版問わずさまざまな形で流出していたと思いますし、実際僕も学生時代に湾岸戦争をテーマに「表現の自由」や「自主規制」について卒論を書いていたので、常に気になってチェックしていました。今回の記事も特別目新しさはなかったのですが、急にふと「そういえば、卒論書いてた90年代前半は実際にそういう曲を全部聴くのに相当苦労したけど、今ってストリーミングサービスがあるし、もしかしてこのリストの曲全部聴けるんじゃないかな……」と思ったんですね。

で、実際にプレイリストを作ってみようと思い、検索を開始……始めたのが明け方だったのですが、気づいたら1、2時間でプレイリスト完成。記事中に登場する曲名やアーティスト名に多少の間違いがあったので、ネット上で公開されている同様の記事(結局Wikipediaが一番便利でした)とも照らし合わせつつ、完全なるプレイリストを完成させました。

さすがに全曲ありました。すごいですね、Spotify(今回はApple Music版は作成せず。だって2つも作るの時間かかるし)。RAGE AGAINST THE MACHINEのみ全曲放送禁止だったので、本来なら彼らの楽曲はすべて入れるべきなんでしょうけど、それだと埒が明かないので各アルバムから主要ナンバー1曲ずつ、計4曲を入れることにしました。そこに「Knockin' On Heaven's Door」のみボブ・ディラン版とGUNS N' ROSES版の2曲を用意して、全168曲/11時間14分というアホほど長いプレイリストが完成したわけです(笑)。

一応、アーティスト名アルファベット順、複数の曲がリストにあるアーティストに関しては曲名もアルファベット順で並べてあります。なので、AC/DCみたいにいきなり7曲も続いてしまうこともありますが、シャッフル再生すると普通にラジオ感覚で楽しめるのではないでしょうか……しかも、いい曲ばかりですし。

こんなご時世だからこそ、こういった楽曲を手軽に楽しめる自由をかみしめつつ、今の生活に感謝したいと思います。またいつ、これらの楽曲やほかのヒット曲が放送禁止になるか、本当にわかりませんしね(しかも、あの当時よりも状況的には最悪ですから)。

 

2019年5月31日 (金)

NINE INCH NAILS『PRETTY HATE MACHINE』(1989)

1989年10月にリリースされた、NINE INCH NAILSのデビューアルバム。日本では次作となるEP『BROKEN』(1992年)発売にあわせて、1992年7月に初めて国内盤化されました。

実際、彼らの名前を目にするようになったのって1991年あたりからで、それまでここ日本では一部マニア以外には無名だったような。特に自分のようにメタル中心で聴いていたリスナーがNINの名前を知ることになるのは、間違いなくGUNS N' ROSES経由なんですよね(当時、アクセル・ローズがNINロゴTシャツを着ていたので)。自分もそれで知って、西新宿でアルバムを購入したわけですが……ガンズのガの字も感じられませんでしたけどね!(笑)

『BROKEN』からNINを知ったというリスナーが多いかと思いますが、そこで展開されていたスラッシーなギターとヘヴィなリズムを期待して本作に触れると、ちょっと面食らうかも。というのも、ここで展開されているのは“エレクトリック・ボディ・ミュージック”と呼ばれるダンサブルかつ無機質なビートにディストーションギターを乗せた、ニューウェイヴ寄りのサウンドですから。

「Wish」のようなスラッシュ色の強い楽曲は皆無。アップテンポといっても「Sin」のようにシンセポップのハード化させたようなものが中心なわけですから、そりゃあ『BROKEN』の路線を期待した人にとっては“ちょっと違う”となるでしょう。だけど、本作で初めてNINを知ったリスナーは、彼らと同時期にデビューした日本のバンドSOFT BALLETを思い浮かべたのではないでしょうか。事実、僕も最初に聴いたときは「あれ、これってソフバじゃん」と思ったクチですから。

ダンスミュージックと呼ぶには内向的すぎ、HR/HMと呼ぶには音圧が足りない。だけど、どこか攻撃性を感じさせるそのスタイルは、当時MEGADETH経由で日本のファンに受け入れられたMINISTRYにも通ずるものがあったと思います。

また、時代的にも80年代に登場したダークなエレポップやサンプリング文化中心のヒップホップ、そしてアンダーグラウンドでくすぶっていたインダストリアルロックやオルタナティヴロックが少しずつ後続たちに影響を与え始めたタイミングであり、そういった影響がバランスよくミックスされたのが『PRETTY HATE MACHINE』という傑作だったと捉えることはできないでしょうか。

なお、本作はリリース20周年を記念して2010年にリマスタリング&ボーナストラック(QUEEN「Get Down Make Love」カバー)追加&ジャケット変更で再発されています。今年でリリース30周年、さすがに時代を感じさせる音ですが、せっかくなのでリマスタリングされた音であの時代の空気を感じてみてください。

 


▼NINE INCH NAILS『PRETTY HATE MACHINE』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / 海外リマスター盤CD / MP3

続きを読む "NINE INCH NAILS『PRETTY HATE MACHINE』(1989)" »

2019年1月25日 (金)

NINE INCH NAILS『THE FRAGILE』(1999)

1999年9月に発表された、NINE INCH NAILS通算3作目のオリジナルアルバム。前作『THE DOWNWARD SPIRAL』(1994年)から5年半ぶりという待望の新作は、CD2枚組/全23曲/トータル104分という大作でした。当然のように全米1位を獲得し、アメリカのみで200万枚(2枚組なので、実質100万セット)を売り上げました。また、本作からは「The Day The World Went Away」(全米17位)という過去最大のヒット曲も生まれています。

この5年半の間には、リミックスアルバム『FURTHER DOWN THE SPIRAL』(1995年)や初の映像作品『CLOSURE』(1997年/日本未発売)に加え、『ナチュラル・ボーン・キラー』や『ロスト・ハイウェイ』といった映画のサウンドトラックへの楽曲提供もありました。そこから「Burn」や「The Perfect Drug」(全米46位)といった人気曲も生まれていますが、ツアー自体も1996年を最後に行われておらず、当時いろいろとヤキモキしたことをよく覚えています。

そんな中、アルバムに先駆けること2ヶ月。夏フェスシーズンに突入するというタイミングに届けられた先行シングル「The Day The World Went Away」。当然、アルバムまで待ちきれずにシングルを購入するのですが、そのサウンドに衝撃を受けるわけです。

……ドラム(リズム)がないじゃん、と。

ダークでヘヴィでゴシック調。前作からの代表曲「Hurt」をもう少しヘヴィにしたようなイメージの楽曲ですが、文字どおりリズムトラックがないアレンジで、その斬新さに衝撃を覚えました。と同時に、もっと派手なリードトラックを期待していた自分もおり、ちょっとだけ肩透かしを食らったことも記憶に残っています。

ただ、カップリングに収録された「Starfuckers, Inc.」はNINの攻撃的な部分とインダストリアルロックテイストが程よくミックスされた攻めの1曲で、こちらは1発で気に入りました。まあ、この2曲だけでは2枚組大作の全貌は掴めなかったわけですが。

そこから2ヶ月後、ようやく手元に届いた『THE FRAGILE』。“こわれもの”を意味するタイトルどおり、激しさの中にも穏やかさや繊細さが見え隠れする、非常に考えられた、ディープな作品集でした。ぶっちゃけ、すべてを理解/把握するまでに相当な時間を要しましたし、今でも完全に理解できているのかと問われると、ちょっと不安になってきます。

そういった要素は前作『THE DOWNWARD SPIRAL』にも含まれていたのですが、本作はその比じゃないくらいに濃厚。シンプルな破壊衝動や破滅願望とは違う、常に裏側にある“隠された本心”を読み取ろうとしないと、その面白みが可燃に理解できない。そんな“脳を刺激する”アルバムだと思いました。

1曲1曲の強度もさることながら、それらが組曲のように連なった構成は前作以上に練られたもの。すべてが歌モノではないのは今更な話ですが、特に本作はその実験度の高さが際立っています。『THE DOWNWARD SPIRAL』が5年の歳月を経て大人になった。だけと、別に物分かりが良い大人になったのではなく、思慮深くなったのだ。そんな内容だと、今も思っています。

だからなのか、本作がリリースされた1999年の年間ベストアルバムには本作を選んでおりません。ギリギリまで悩みましたが、結局はわかりやすい作品ばかりを選出した記憶が……その後、NINは2000年1月に待望の初来日を果たすのですが、僕は転職したばかりで行くことができず。悔し紛れにこのアルバムを夢中になって聴いていたら、だんだんとその世界にハマっていったわけです。

結局、NINを初めてナマで観たのは、次の来日となる2005年のサマソニでのこと。あのときはこのアルバムから、「The Frail」「The Wretched」、そして「Starfuckers, Inc.」くらいしかやらなかったんだよな……なんていう、自分にとっての思い出と因縁の1枚です。



▼NINE INCH NAILS『THE FRAGILE』
(amazon:国内盤2CD / 海外盤2CD / MP3

続きを読む "NINE INCH NAILS『THE FRAGILE』(1999)" »

2019年1月24日 (木)

FILTER『TITLE OF RECORD』(1999)

1999年8月(日本盤は9月)にリリースされた、FILTERの2ndアルバム。本作は「Take A Picture」のシングルヒット(全米12位)があったおかげで、アルバム自体も全米30位まで上昇。100万枚を超えるセールスを記録しました。

FILTERはNINE INCH NAILSでギタリストを務めたリチャード・パトリック(Vo, G)が1993年にブライアン・リーゼガング(G, Programming)と結成したユニットで、1995年にアルバム『SHORT BUS』でデビュー。ブライアンは1997年に脱退してしまいますが、その後ジーノ・レナード(G)、フランク・カヴァナフ(B)、スティーヴン・ギルス(Dr)というバンド編成に移行し、本作『TITLE OF RECORD』を完成させます。

デビュー作『SHORT BUS』はヘヴィなギターサウンドを軸にしながらも、リチャードのNINE INCH NAILS出身というバックボーンが全体に反映されており、インダストリアルヘヴィロックとしてかなり優れた内容でした。反面、ボーカル面での弱さも露呈し、そこが個人的には勿体ないなと思っていたのもまた事実。

ところが、続くこの『TITLE OF RECOD』では若干のインダストリアルテイストを残しつつも、軸になるのは大陸的なアメリカンハードロック。そこに90年代以降のグランジやオルタナティヴロックのフレイバーも加えられ、NINE INCH NAILSとも、そして当時流行りつつあったニューメタルとも異なる、普遍性の強いロックが展開されています。

オープニングを飾る「Welcome To The Fold」のダイナミズムには、当時かなり圧倒されたものです。リチャードのボーカルも不安定さが払拭され、かなり堂々としたものに成長しています。そういったパワフルなロックチューンがありつつも、「It's Gonna Kill Me」ではしっかり前作までの流れを当時のスタイルでバージョンアップさせている。かと思えば、優しく響く「Take A Picture」や「Skinny」のような楽曲もあり、バンドとして着実にスケールアップしていることが伺えます。

また、「Cancer」には当時THE SMASHING PUMPKINSのメンバーだったダーシー(B, Vo)がボーカルでゲスト参加。この曲はまた、ほかの楽曲とは異なるダークさが感じられ、本作中でもかなり地味な部類ながらも個人的にはお気に入りだったりします。まず何より、ダーシーのコーラスが良い味を出していますしね。スマパンファンにもぜひ聴いてほしい1曲です。

NINよりはハードロック寄り、前作でのデジタル色からロックバンド的スタンスへと移行しつつある絶妙なタイミングの本作は、デビューアルバムのファンには不評だったようですが、HR/HMリスナーには好意的に受け入れられた記憶が。ポストグランジ以降のハードロックを愛聴する方なら、間違いなくハマる1枚かと思います。

なお、FILTERは2003年に一度歩みを止めるものの、2007年には活動再開。昨年、オリジナルメンバーのブライアンも復帰しており、『REBUS』と題されたニューアルバムのリリースが控えています。タイトルからして、デビュー作に回帰したものになるのかどうか、こちらも気になるところです。



▼FILTER『TITLE OF RECORD』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / MP3

続きを読む "FILTER『TITLE OF RECORD』(1999)" »

2018年12月31日 (月)

2018年総括(1):洋楽アルバム編

2018年もあと半日で終わりということで、毎年恒例となった今年の総括を書いていこうと思います。

その年のお気に入りアルバムを洋楽10枚(+次点10枚)、邦楽10枚(+次点10枚)、2018年気になったアイドルソング10曲(+次点5曲)、そして今年印象に残ったライブ10本をピックアップしました。アルファベット順、五十音順に並べており、順位は付けていませんが特に印象に残った作品には「●」を付けています。

特にこの結果で今の音楽シーンを斬ろうとかそういった思いは一切ありません。ごく私的な、単純に気に入った/よく聴いたレベルでの「今年の10枚」です。

まずは洋楽アルバム編です。


■洋楽10枚(アルファベット順)

今年はまず最初に、次点の10枚から紹介していきたいと思います。たまにはやり方を変えて、新鮮さを保たないとね。

<次点>
・BLOOD ORANGE『NEGRO SWAN』
・CHVRCHES『LOVE IS DEAD』
・JACK WHITE『BOARDING HOUSE REACH』(レビュー
・KAMASI WASHINGTON『HEAVEN AND EAERTH』
・KURT VILE『BOTTLE IT IN』
・THE LEMON TWIGS『GO TO SCHOOL』
・MUSE『SIMULATION THEORY』(レビュー
・NINE INCH NAILS『BAD WITCH』(レビュー
・STARCRAWLER『STARCRAWLER』(レビュー
・VOIVOD『THE WAKE』(レビュー

メタル系以外は、自宅でまったりしているときに流していることが多かったか、移動中に聴く頻度が多かったものが中心。BLOOD ORANGEやMUSEなんて、まさにそれですね。CHVRCHESはフジロック以降、がっつり聴いていた記憶が。KAMASI WASHINGTONはレビュー仕事でディスク1のみ先に届いて、こっちばかりリピートしてたんだよな。THE LEMON TWIGSは常にセレクトするというタイプではないんだけど、個人的趣味からしてやっぱり外せないなと。KURT VILEも然り。

STARCRAWLERは今年1月のリリースだったけど、ちょっと12月まで持続させられなかったな、自分の中で。今年後半、もうひと跳ねあったら、自分内評価もまた変わったのかも。

さて、続いてここからが本編。僕が選んだ2018年の洋楽アルバム10枚です。

続きを読む "2018年総括(1):洋楽アルバム編" »

その他のカテゴリー

1963年の作品 1966年の作品 1967年の作品 1968年の作品 1969年の作品 1970年の作品 1971年の作品 1972年の作品 1973年の作品 1974年の作品 1975年の作品 1976年の作品 1977年の作品 1978年の作品 1979年の作品 1980年の作品 1981年の作品 1982年の作品 1983年の作品 1984年の作品 1985年の作品 1986年の作品 1987年の作品 1988年の作品 1989年の作品 1990年のライブ 1990年の作品 1991年の作品 1992年の作品 1993年の作品 1994年の作品 1995年の作品 1996年の作品 1997年の作品 1998年のライブ 1998年の作品 1999年のライブ 1999年の作品 2000年のライブ 2000年の作品 2001年のライブ 2001年の作品 2002年のライブ 2002年の作品 2003年のライブ 2003年の作品 2004年のライブ 2004年の作品 2005年のライブ 2005年の作品 2006年のライブ 2006年の作品 2007年のライブ 2007年の作品 2008年のライブ 2008年の作品 2009年のライブ 2009年の作品 2010年のライブ 2010年の作品 2011年の作品 2012年のライブ 2012年の作品 2013年のライブ 2013年の作品 2014年の作品 2015年のライブ 2015年の作品 2016年の作品 2017年のライブ 2017年の作品 2018年のライブ 2018年の作品 2019年のライブ 2019年の作品 2020年のライブ 2020年の作品 =LOVE A New Revenge A Perfect Circle AA= AAAMYYY Abbath AC/DC Acacia Strain, the Accept Ace Frehley Adam Lambert Adrian Younge Aerosmith AFI After the Burial aiko Air (France) AIR (Japan) AKB48 Alcatrazz Alcest Aldious Alice Cooper Alice in Chains Almighty, the Alter Bridge Altitudes & Attitude Amaranthe American Head Charge American Hi-Fi Anaal Nathrakh Anaïs Anderson .Paak Andrew W.K. Andy Black Andy McCoy Andy Taylor Angel Witch Angra Annihilator Annisokay Anohni ANTHEM Anthrax Anti-Flag Aphex Twin Appice Aqours Arcadia Arch Echo Arch Enemy Architects Arctic Monkeys Aretha Franklin Armored Saint ARROWS, the Art of Fighting Ash Asia Asian Dub Foundation ASIAN KUNG-FU GENERATION Asking Alexandria At The Drive-In Atari Teenage Riot ATATA Atomic Bitchwax, the Audioslave August Burns Red Avatarium Avenged Sevenfold Avril Lavigne Azusa B'z Baby Chaos BABYMETAL Babyshambles Backstreet Girls Backyard Babies Bad Company Bad English Bad Moon Rising Bad Omens Badlands Baroness BAROQUE Battle Beast Battles BAZRA BBHF BBM Be the Wolf Beach House Beartooth Beastie Boys Beatles, the Beck Behemoth Belle & Sebastian Ben Folds Ben Harper Bernard Butler Berryz工房 Biff Byford Biffy Clyro Big Brother and the Holding Company Big Scenic Nowhere Billie Eilish Billy Corgan Billy Idol Billy Talent BiSH Björk Black Crowes, the Black Earth Black Label Society Black Midi Black Sabbath Black Star Riders Black Swan Black Veil Brides BLANKEY JET CITY Bleed from Within Blessing a Curse Bleu Blind Guardian Blind Melon Bloc Party Blood Incantation Blood Orange Blue Murder Blues Pills Bluetones, the Blur Boards of Canada Bon Iver Bon Jovi BON-BON BLANCO Bones UK Bonobo bonobos BOOM BOOM SATELLITES BOOM, THE Boris Born of Osiris Boston Boston Manor Boxer Rebellion, the Boy George BOØWY BPMD BRAHMAN brainchild's Brian May Brides of Destruction Brides of Lucifer Bring Me the Horizon Brink, the British Lion Brkn Love Bruce Dickinson Brujeria Bruno Mars Brutal Truth Bryan Adams BUCK-TICK Buckcherry Budderside Buddy Guy Buffalo Daughter BUGY CRAXONE Bullet for My Valentine Bulletboys Bullets and Octane BUMP OF CHICKEN Buono! Burn the Priest Burning Witches Bury Tomorrow Bush Butch Walker Butcher Babies Cacoy Caesars callme Candlemass Candy Cane Hill Carcass CAROL Cars, the Catatonia Cathedral Cats in Boots Cavalera Conspiracy Cave in Chamber Charlatans, the Charlie Sexton Cheap Trick Chelsea Wolfe Chemical Brothers, the Children of Bodom Chip Z'nuff Chk Chk Chk (!!!) Chris Cornell Chris Poland Chrome Division Chthonic Chuck Berry Chvrches Cibo Matto Cigarettes After Sex Cinderella Circa Waves Clam Abuse Clash, the Click Five, the Clutch CO-FUSION Cocco Code Orange Coheed and Cambria Colbie Caillat Coldplay coldrain Compilation Album Confusion Master Converge Corey Taylor Cornelius Cornershop Corrosion of Conformity Counterparts Courteeners, the Courtney Barnett Courtney Love Coverdale・Page Covet Cozy Powell CQ Cradle of Filth Crazy Lixx Cream Creature Creature Creed Creeper Cribs, the Crosses (✝✝✝) Crossfaith Crown the Empire Cry of Love Cryptopsy Crystal Lake Cult, the Culture Club Cure, the Cutting Crew Cybernauts Cyhra Cymbals D'Angelo D'ERLANGER D-A-D D.A.N. Dachambo Damageplan Damn Yankees Damned Things, the Damned, the Dance Gavin Dance Danger Danger Danzig Dark Tranquillity Darkness, the Dashboard Confessional DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN DATS Datsuns, the Daughtry David Bowie David Coverdale David Ellefson David Lee Roth Dead by April Dead by Sunrise Dead Cross Dead Daisies, the DEAD END Dead Kennedys Deafheaven Death Angel Death of Lovers Debbie Gibson DECAYS Deckard Deep Purple Def Leppard DEF.DIVA Deftones delofamilia Delorean Demolition 23. Departure, the Depeche Mode Derek Sherinian Desmond Child Destruction detroit7 Devil Wears Prada, the Devin Townsend Project Diamond Head DIAMOND☆YUKAI Diffuser Dillinger Escape Plan, the Dimmu Borgir Dinosaur Jr. Dio DIR EN GREY Dirty Honey Dirty Pretty Things Dirty Shirley Distillers, the Disturbed Dizzy Mizz Lizzy DMBQ Dogs D'Amour, the Dogs Die in Hot Cars Dokken Don Dokken Donavon Frankenreiter Donnie Vie Doors, the Down Down 'n' Outz downy Dragon Ash DragonForce Dream Theater Dreamboy Dreams Come True Dregen DRY & HEAVY Duff McKagan Duran Duran DUST'N'BONEZ, THE DYGL Dynazty Earthshaker eastern youth EGO-WRAPPIN' ELECTRAGLIDE Electric Light Orchestra Electric Six ELLEGARDEN Elliott Smith Eminem Emperor En Minor End Machine, the ENDRECHERI Enforcer Entombed Enuff Z' Nuff Eric Clapton Erra Eskimo Callboy Europe Eurythmics Evanescence Eve Evil Stig Ex: Re Exodus Explosions in the Sky Extreme E・Z・O Faceless, the Fair Warning Fairground Attraction Faith No More Falco Fall of Troy, the Fall Out Boy Faster Pussycat Fatboy Slim Fate Fates Warning Father John Misty Faye webster Fear Factory Fear, and Loathing in Las Vegas Feeder Feeling, the Fever 333, the Fight Filter Firehouse Firestarter Firewind Firstborne Fit for a King Five Finger Death Punch FKA Twigs Flaming Lips, the Flashcubes Flatbacker Fleetwood Mac Flotsam and Jetsam Flying Colors Flyleaf FM Foo Fighters Foreigner Fountains of Wayne fra-foa Francis Dunnery Frank Black Frankie Goes to Hollywood Franz Ferdinand Freddie Mercury Free Frost* Fudge Tunnel Fugees, the FUJI ROCK FESTIVAL Funeral for a Friend Futureshock Fuzzbubble G. Love GALNERYUS Gamma Ray Garbage Garth Brooks Gary Moore Gatecreeper Gathering, the Gene Simmons Genesis George Harrison George Lynch George Michael Georgia Satellites, the Get Up Kids, the GHEEE Ghost Ghost Inside, the Gilby Clarke Gin Blossoms Ginger Wildheart Gits, the Giuda GLAY Glenn Hughes GLIM SPANKY GO!GO!7188 Godsmack Godspeed GOING STEADY GOING UNDER GROUND Gojira Goldie Lookin Chain Gotthard Graham Bonnet Grapevine Graupel GREAT ADVENTURE Great White Green Day Greta Van Fleet Grey Daze Grimes GTR Gun Guns n' Roses H.E.A.T H.E.R.O. H.P. オールスターズ Halestorm Halford Hanoi Rocks Hanson Hardcore Superstar Hardline Harem Scarem HARISS Harry Styles Hatebreed Haunted, the HAWAIIAN6 Hayley Williams HEAD PHONES PRESIDENT Heart HEATWAVE Heaven & Hell Heaven Shall Burn Hell Freezes Over Hellacopters, the HELLO WORKS, THE Hellogoodbye Helloween Hellyeah Helmet HER NAME IN BLOOD Hermann H. & The Pacemakers Hi-STANDARD hide HIGH and MIGHTY COLOR HIGH-LOWS, THE Higher Power Hives, the Hole Hollywood Rose Hollywood Vampires Honeycrack HoneyWorks Hoobastank House of Lords Hu, the Huaska Hudson Mohawke Hurricane Hurricane #1 HUSKING BEE I Mother Earth I See Stars Iggy Pop Ihsahn Imminence Impellitteri Imperial State Electric In Flames In the Soup In This Moment Incubus Indianhead INORAN Inter Arma International Noise Conspiracy, the Inxs Iron Maiden Issues It Bites Izzy Stradlin J Jack Johnson Jack White Jake Bugg James Bay James Brown James Dean Bradfield Jamie XX Jamila Woods Jane's Addiction Janet Jackson Janis Joplin Japan Jeevas, the Jeff Beck Jeff Beck Group Jeff Buckley Jeff Healey Band, the Jeff Wootton Jellyfish Jerusalem Slim Jesus & Mary Chain, the Jesus Jones Jet Jetboy Jimi Hendrix Jimmy Eat World Jimmy Page Jimmy Page / Robert Plant Joan Jett & the Blackhearts Joe Lean & the Jing Jang Jong Joe Lynn Turner Joe Perry Joe Satriani Joe Strummer & the Mescaleros John Corabi John Diva & The Rockets of Love John Lennon John Sykes Johnny Winter Jomi Massage Jon Bon Jovi Jon Spencer Blues Explosion, the Jonathan Davis Josh Todd Josh Todd & the Conflict Joss Stone JOUJOUKA Journey Joy Division Judas Priest JUN SKY WALKER(S) Juno Reactor Justice Justin Timberlake JYOCHO Kaato Kadavar Kamasi Washington Kaonashi Kasabian Katatonia Katmandu Keane Keith Richards Kelela Kelly Osbourne KEMURI Ken Yokoyama Kendrick Lamar KENZI & THE TRIPS Kiko Loureiro Killer be Killed Killers, the Killing Joke Killswitch Engage King 810 King Crimson King Gizzard & the Lizard Wizard King's X Kingdom Come KinKi Kids KISS Kittie Kix Klan Aileen KLF, the Knack, the Knocked Loose KOOK Korn Kottonmouth Kings Kraftwerk Kreator Kula Shaker Kurt Vile Kvelertak KXM Kylie Minogue L'Arc-en-Ciel L.A.Guns La'cryma Christi LA-PPISCH Lacuna Coil Lady Gaga Lamb of God Last Days of April Led Zeppelin Lemon Twigs, the Lemonheads, the Lenny Kravitz Leprous Liam Gallagher Libertines, the Light the Torch Like a Storm Lily Allen Limp Bizkit Lindemann Linkin Park Lion LiSA Lita Ford Little Angels Little Caesar Little Glee Monster Liturgy Living Colour Lonerider Lords of Black LOST IN TIME Lotus Eater Lou Reed LOUD PARK LoudLion Loudness LOVE PSYCHEDELICO LOVEBITES LOW IQ 01 Luby Sparks Lucer Lullacry LUNA SEA Lynch Mob lyrical school M/A/R/R/S Machine Gun Kelly Machine Head Mad Capsule Markets, the Mad Season Madball Madonna Magic Numbers, the Maison book girl Mamiffer Mammoth Mammoth MAN WITH A MISSION Man, the Mando Diao Manic Eden Manic Street Preachers Manowar Mansun Mantar Marilyn Manson Mark Morton Mark Slaughter Marmozets Mars Volta, the Marty Friedman Marvelous 3 Massive Attack Mastodon Matchbox Twenty Matt Cameron Matthew Sweet McAuley Schenker Group MD.45 Meathook Seed Megadeth MELTONE Mercury Rev Meshuggah Metal Church Metallica Methods of Mayhem Mew Michael Jackson Michael Monroe Michael Schenker Michael Schenker Fest Michael Schenker Group Michael Sweet Mick Jagger Midnight Bankrobbers Mighty Mighty Bosstones, the Migos mihimaru GT Mike Shinoda Ministry Mission, the MIYAVI MO'SOME TONEBENDER MODS, THE Mogwai Mondo Generator Mondo Grosso Monkees, the MONO NO AWARE MONOEYES Monster Magnet Mooney Suzuki, the Morrie Mother Love Bone Motley Crue Motorhead Mott the Hoople Mouse on Mars Mr. Big Mr. Bungle Mr. Mister Mr.Children Mrs. Piss MUCC Mudhoney Mudvayne Muse Music, the Mutation My Chemical Romance My Darkest Days My Dying Bride My Little Lover Myles Kennedy Myrkur Nailbomb NAMBA69 Napalm Death Nashville Pussy Nelly Nelson Neurotic Outsiders Neve New Order New Years Day New York Dolls NEWS NGT48 Nicke Borg Homeland Nickelback Night Ranger Nightwish Nile Nine Black Alps Nine Inch Nails Nirvana Noel Gallagher's High Flying Birds NoisyCell NOT WONK Nothing NOVEMBERS, THE Nuclear Valdez O.P.KING Oasis Obituary Oblivion Dust Obscure Ocean Colour Scene Ocean, the OCEANLANE Of Mice & Men Offspring, the OGRE YOU ASSHOLE ONE OK ROCK Oneohtrix Point Never Opeth ORANGE RANGE Oranssi Pazuzu Orbital Ordinary Boys, the Orgy Orianthi ORIGINAL LOVE Outrage Overkill Ozzy Osbourne Panic! at the Disco Pantera Papa Roach Paradise Lost Paramore Parkway Drive PassCode Paul Draper Paul McCartney Paul Stanley Paul Weller PE'Z Peach sugar snow PEALOUT Pearl Jam PENPALS Perfume Periphery PERSONZ Pet Shop Boys Peter Gabriel Phantom Planet Phil Campbell and the Bastard Sons Phish Pig Destroyer pillows, the Pink Cream 69 Pink Floyd Pixies Placebo Plastic Tree Playmates, the Poison Polaris (Australia) Polaris (Japan) Police, the Polyphonic Spree, the POLYSICS Porcupine Tree Portishead Power Station, the Power Trip Powerman 5000 Praying Mantis Predators, the Pretty Boy Floyd Pretty Maids Pride & Glory Primal Scream Primus Prince Privates, the Probot Prodigy, the Prong Protest the Hero Public Enemy PUFFY Pulp PUNPEE pupa Pvris Qemists, the Queen Queen + Adam Lambert Queens of the Stone Age Queensryche Quiet Riot Quireboys, the R.E.M. Raconteurs, the Radiohead RADWIMPS Rage against the Machine Rainbow RAISE A SUILEN Rammstein Ramones RAMRIDER Rancid Rapture, the RAREDRUG Rasmus, the Ratt Raven RCサクセション Red Dragon Cartel Red Hot Chili Peppers Red Warriors Reef Refused Revolution Saints Rex Brown RHYMESTER Richie Kotzen Richie Sambora Ride Riot Riot V RIP SLYME Rise of the Northstar Rival Sons Riverdogs RIZE Rob Zombie Robert Plant Rock City Angels ROCK IN JAPAN FESTIVAL ROCKBOTTOM Rocket from the Crypt Rolling Stones ROMANS RON RON CLOU Ronnie Wood Rooster ROOSTERS, THE Roselia ROSSO ROVO Roxy Blue Roxy Music Royal Republic RSO Run D.M.C. Rush Russian Circles Sabaton Sacred Reich Sads Saint Snow Saint Vitus Salems Lott Sam Smith Samantha's Favourite Sammy Hagar Santana Saosin Savages Saxon SBK Scorpions Scott Weiland Scour Screaming Soul Hill Sean Lennon Sebastian Bach Secret Machines SEKAI NO OWARI Selfish Cunt Senses Fail Septic Tank Sepultura Serj Tankian Sevendust SEX MACHINEGUNS Sex Pistols Shadow King Shadows Fall Shark Island Sharon Van Etten Sharptooth Shinedown Shinning Shobaleader One showmore Sick of it all Sigh Sigue Sigue Sputnik Silver Ginger 5 Silverstein Silvertide Simple Minds Simply Red SION Sixx:A.M. SKE48 SKETCH SHOW Skid Row Skillet skillkills Skin Skindred Skunk Anansie Slash Slash's Snakepit Slaughter Slaves (US) Slayer Sleep Sleeping with Sirens sleepyhead Slipknot Sloan Slowdive SLY Smashing Pumpkins Smiths, the smorgas SNAKE HIP SHAKES Sneeze Snow Patrol Sodom SOFT BALLET Soilwork Sonics, the Sons of Apollo Sons of Texas sora tob sakana Soul Asylum Soul Flower Union Soulfly Soulwax Soundgarden South Spaghetti Vabune! Sparta Sparta Locals Spiritual Beggars Spiritualized Spoon Squarepusher SR-71 STALIN, THE Starcrawler Starmen Starset Static-X Steel Panther Steelheart Stella Donnelly Stephen Pearcy Steriogram Steve Perry Steve Stevens Steve Vai Steve Winwood Steven Tyler Stevie Salas Stills, the Sting Stone Roses, the Stone Sour Stone Temple Pilots Stooges, the Stormtroopers of Death Strapping Young Lad Strokes, the Struts, the Stryper Strypes, the STU48 Styx Suede SuG Suicidal Tendencies Suicide Silence Sum 41 SUMMER SONIC SUPER BUTTER DOG Super Furry Animals Super$hit 666 Superchunk Supergrass SUPERSNAZZ Survive Suspended 4th Sweet & Lynch Sweet Oblivion Swervedriver Switchfoot Syrup16g System of a Down t.A.T.u. Taking Back Sunday Tame Impala Tank task have fun Tea Party, the Team Sleep Tears for Fears Teenage Fanclub Television Temples Terence Trent D'Arby Terrorizer Terrorvision Tesla Tesseract Testament THEE MICHELLE GUN ELEPHANT Them Crooked Vultures Therapy? Thin Lizzy Thirteen Senses Thirty Seconds to Mars Thunder Thundercat Thunderpussy Thy Art is Murder Tin Machine Tinted Windows TMG TNT Toad the Wet Sprocket Todos Tus Muertos Tokyo Dragons Tokyo Motor Fist TOKYO ZAWINUL BACH Tom Keifer Tom Misch Tommy Lee Tony MacAlpine Tool Toro Y Moi Tortoise Toto Touché Amoré Towers of London Traening Train Travis Treatment, the TREEBERRYS TRICERATOPS Trivium Trixter Twenty One Pilots Twisted Sister Two (2wo) Two Door Cinema Club Two Lone Swordsmen Tycho Tygers of Pan Tang U.D.O. U2 UA UFO Ugly Kid Joe Ultraphonix Umbra Vitae Underworld Unearth United Unkle Uriah Heep Used, the UVERworld Vader Vain Van Halen Vandenberg Vandenberg's Moonkings Veil of Maya Velvet Revolver Venom Venom Prison Verve, the Vibrators, the Vicious Rumors Vince Neil Vinnie Vincent Invasion Vivian Campbell Vixen Voivod Volbeat w-inds. W.A.S.P. WANIMA Wardruna Warrant Warrior Soul Wear Your Wounds Weeknd, the Weezer Wham! Wheatus While She Sleeps White Lion White Stones White Stripes, the Whitesnake Who, the Wildhearts, the Willard, the Winger Wings Witch Within Temptation Wombats, the Wrench W(ダブルユー) X JAPAN Xibalba Year of the Knife Yellow Magic Orchestra YELLOW MONKEY, THE Yes Yngwei Malmsteen YO-KING Yo-Yo's, the YUKI Yungblud Zakk Sabbath Zakk Wylde ZAZEN BOYS Zeppet Store ZIGGY ZYX ZZ Top ×ジャパリ団 μ's ℃-ute →Pia-no-jaC← 「100番勝負」 「10年前」 「1年のまとめ」 「20年前」 「AIN'T IT FUN」 「CCCD」 「DJ / イベント出演」 「R.I.P.」 「アクセスランキング」 「アンケート」 「ゾ」 「ネットラジオ」 「フェス」 「仕事紹介」 「再結成」 「分析ネタ」 「平成の30枚」 「私的ベスト10」 「記事一覧」 「音楽配信」 あぁ! おとぎ話 くるり こぶしファクトリー すかんち どうぶつビスケッツ×PPP ぼくのりりっくのぼうよみ ももいろクローバーZ ゆず ゆらゆら帝国 アイドルネッサンス アンジュルム インビシブルマンズデスベッド ウルフルズ エイプリルズ エレファントカシマシ カントリー娘。 カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。) カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。) カーネーション キュウソネコカミ キリンジ ギターウルフ クマリデパート クラムボン クリープハイプ クレイジーケンバンド グループ魂 ゲスの極み乙女。 コンタクト サザンオールスターズ サンボマスター サ上と中江 ザ・クロマニヨンズ スカート スガ シカオ スタァライト九九組 スチャダラパー ストレイテナー スネオヘアー スピッツ スーパーカー ソニン タンポポ チャットモンチー トリプルファイヤー ドレスコーズ ナンバーガール ニューロティカ ハナレグミ ハロー!プロジェクト ヒプノシスマイク ピーズ, The フィッシュマンズ フィロソフィーのダンス フジファブリック フラワーカンパニーズ フランシュシュ プッチモニ マキシマム ザ ホルモン ミドリ ミニモニ。 ムーンライダーズ メロン記念日 モーニング娘。 モーニング娘。おとめ組 モーニング娘。さくら組 ユニコーン ラストアイドル レミオロメン ロッカーズ ロマンポルシェ。 三浦大知 中島美嘉 中村一義 中村佳穂 中澤裕子 乃木坂46 乙女新党 人間椅子 佐野元春 八代亜紀 凛として時雨 加藤いづみ 勝手にしやがれ 原田知世 吉井和哉 坂本真綾 堂島孝平 夢眠ねむ 大塚愛 大槻ケンヂ 大江慎也 太陽とシスコムーン(T&Cボンバー) 奥田民生 奮酉 如月レオン 宇多田ヒカル 安倍なつみ 宮本浩次(エレファントカシマシ) 寺嶋由芙 小沢健二 小泉今日子 尾崎豊 岡村靖幸 岡村靖幸と石野卓球 左とん平 市井紗耶香 布袋寅泰 平井堅 後浦なつみ 後藤真希 忌野清志郎 怒髪天 惑星 折坂悠太 押尾コータロー 推定少女 斉藤和義 新垣結衣 日向坂46(けやき坂46) 日暮愛葉 星井七瀬 星屑スキャット 星野みちる 星野源 曽我部恵一 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) 有村竜太郎 朝霧 Jam 木村カエラ 東京スカパラダイスオーケストラ 東京事変 松浦亜弥 柴田淳 桑田佳祐 森重樹一 椎名林檎 椿屋四重奏 欅坂46 氣志團 水曜日のカンパネラ 水瀬いのり 氷室京介 永井ルイ 沢田研二 浅井健一 浜崎あゆみ 浜田麻里 渋さ知らズ 片平里菜 玉置成実 田中フミヤ 真心ブラザーズ 矢口真里 石川梨華 砂原良徳 私立恵比寿中学 筋肉少女帯 米津玄師 絢香 羅針盤 美勇伝 菊地成孔 藤本美貴 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 道重さゆみ 遠藤ミチロウ 金子ノブアキ 銀杏BOYZ 陰陽座 電気グルーヴ 頭脳警察 飯田圭織 10-FEET 1975, the 2 Many DJ's 22-20s 3 Colours Red 3 Doors Down 3776 44MAGNUM 54-71 9mm Parabellum Bullet

2020年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー

無料ブログはココログ