カテゴリー「Nine Inch Nails」の22件の記事

2019年5月31日 (金)

NINE INCH NAILS『PRETTY HATE MACHINE』(1989)

1989年10月にリリースされた、NINE INCH NAILSのデビューアルバム。日本では次作となるEP『BROKEN』(1992年)発売にあわせて、1992年7月に初めて国内盤化されました。

実際、彼らの名前を目にするようになったのって1991年あたりからで、それまでここ日本では一部マニア以外には無名だったような。特に自分のようにメタル中心で聴いていたリスナーがNINの名前を知ることになるのは、間違いなくGUNS N' ROSES経由なんですよね(当時、アクセル・ローズがNINロゴTシャツを着ていたので)。自分もそれで知って、西新宿でアルバムを購入したわけですが……ガンズのガの字も感じられませんでしたけどね!(笑)

『BROKEN』からNINを知ったというリスナーが多いかと思いますが、そこで展開されていたスラッシーなギターとヘヴィなリズムを期待して本作に触れると、ちょっと面食らうかも。というのも、ここで展開されているのは“エレクトリック・ボディ・ミュージック”と呼ばれるダンサブルかつ無機質なビートにディストーションギターを乗せた、ニューウェイヴ寄りのサウンドですから。

「Wish」のようなスラッシュ色の強い楽曲は皆無。アップテンポといっても「Sin」のようにシンセポップのハード化させたようなものが中心なわけですから、そりゃあ『BROKEN』の路線を期待した人にとっては“ちょっと違う”となるでしょう。だけど、本作で初めてNINを知ったリスナーは、彼らと同時期にデビューした日本のバンドSOFT BALLETを思い浮かべたのではないでしょうか。事実、僕も最初に聴いたときは「あれ、これってソフバじゃん」と思ったクチですから。

ダンスミュージックと呼ぶには内向的すぎ、HR/HMと呼ぶには音圧が足りない。だけど、どこか攻撃性を感じさせるそのスタイルは、当時MEGADETH経由で日本のファンに受け入れられたMINISTRYにも通ずるものがあったと思います。

また、時代的にも80年代に登場したダークなエレポップやサンプリング文化中心のヒップホップ、そしてアンダーグラウンドでくすぶっていたインダストリアルロックやオルタナティヴロックが少しずつ後続たちに影響を与え始めたタイミングであり、そういった影響がバランスよくミックスされたのが『PRETTY HATE MACHINE』という傑作だったと捉えることはできないでしょうか。

なお、本作はリリース20周年を記念して2010年にリマスタリング&ボーナストラック(QUEEN「Get Down Make Love」カバー)追加&ジャケット変更で再発されています。今年でリリース30周年、さすがに時代を感じさせる音ですが、せっかくなのでリマスタリングされた音であの時代の空気を感じてみてください。

 


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2019年1月25日 (金)

NINE INCH NAILS『THE FRAGILE』(1999)

1999年9月に発表された、NINE INCH NAILS通算3作目のオリジナルアルバム。前作『THE DOWNWARD SPIRAL』(1994年)から5年半ぶりという待望の新作は、CD2枚組/全23曲/トータル104分という大作でした。当然のように全米1位を獲得し、アメリカのみで200万枚(2枚組なので、実質100万セット)を売り上げました。また、本作からは「The Day The World Went Away」(全米17位)という過去最大のヒット曲も生まれています。

この5年半の間には、リミックスアルバム『FURTHER DOWN THE SPIRAL』(1995年)や初の映像作品『CLOSURE』(1997年/日本未発売)に加え、『ナチュラル・ボーン・キラー』や『ロスト・ハイウェイ』といった映画のサウンドトラックへの楽曲提供もありました。そこから「Burn」や「The Perfect Drug」(全米46位)といった人気曲も生まれていますが、ツアー自体も1996年を最後に行われておらず、当時いろいろとヤキモキしたことをよく覚えています。

そんな中、アルバムに先駆けること2ヶ月。夏フェスシーズンに突入するというタイミングに届けられた先行シングル「The Day The World Went Away」。当然、アルバムまで待ちきれずにシングルを購入するのですが、そのサウンドに衝撃を受けるわけです。

……ドラム(リズム)がないじゃん、と。

ダークでヘヴィでゴシック調。前作からの代表曲「Hurt」をもう少しヘヴィにしたようなイメージの楽曲ですが、文字どおりリズムトラックがないアレンジで、その斬新さに衝撃を覚えました。と同時に、もっと派手なリードトラックを期待していた自分もおり、ちょっとだけ肩透かしを食らったことも記憶に残っています。

ただ、カップリングに収録された「Starfuckers, Inc.」はNINの攻撃的な部分とインダストリアルロックテイストが程よくミックスされた攻めの1曲で、こちらは1発で気に入りました。まあ、この2曲だけでは2枚組大作の全貌は掴めなかったわけですが。

そこから2ヶ月後、ようやく手元に届いた『THE FRAGILE』。“こわれもの”を意味するタイトルどおり、激しさの中にも穏やかさや繊細さが見え隠れする、非常に考えられた、ディープな作品集でした。ぶっちゃけ、すべてを理解/把握するまでに相当な時間を要しましたし、今でも完全に理解できているのかと問われると、ちょっと不安になってきます。

そういった要素は前作『THE DOWNWARD SPIRAL』にも含まれていたのですが、本作はその比じゃないくらいに濃厚。シンプルな破壊衝動や破滅願望とは違う、常に裏側にある“隠された本心”を読み取ろうとしないと、その面白みが可燃に理解できない。そんな“脳を刺激する”アルバムだと思いました。

1曲1曲の強度もさることながら、それらが組曲のように連なった構成は前作以上に練られたもの。すべてが歌モノではないのは今更な話ですが、特に本作はその実験度の高さが際立っています。『THE DOWNWARD SPIRAL』が5年の歳月を経て大人になった。だけと、別に物分かりが良い大人になったのではなく、思慮深くなったのだ。そんな内容だと、今も思っています。

だからなのか、本作がリリースされた1999年の年間ベストアルバムには本作を選んでおりません。ギリギリまで悩みましたが、結局はわかりやすい作品ばかりを選出した記憶が……その後、NINは2000年1月に待望の初来日を果たすのですが、僕は転職したばかりで行くことができず。悔し紛れにこのアルバムを夢中になって聴いていたら、だんだんとその世界にハマっていったわけです。

結局、NINを初めてナマで観たのは、次の来日となる2005年のサマソニでのこと。あのときはこのアルバムから、「The Frail」「The Wretched」、そして「Starfuckers, Inc.」くらいしかやらなかったんだよな……なんていう、自分にとっての思い出と因縁の1枚です。



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2019年1月24日 (木)

FILTER『TITLE OF RECORD』(1999)

1999年8月(日本盤は9月)にリリースされた、FILTERの2ndアルバム。本作は「Take A Picture」のシングルヒット(全米12位)があったおかげで、アルバム自体も全米30位まで上昇。100万枚を超えるセールスを記録しました。

FILTERはNINE INCH NAILSでギタリストを務めたリチャード・パトリック(Vo, G)が1993年にブライアン・リーゼガング(G, Programming)と結成したユニットで、1995年にアルバム『SHORT BUS』でデビュー。ブライアンは1997年に脱退してしまいますが、その後ジーノ・レナード(G)、フランク・カヴァナフ(B)、スティーヴン・ギルス(Dr)というバンド編成に移行し、本作『TITLE OF RECORD』を完成させます。

デビュー作『SHORT BUS』はヘヴィなギターサウンドを軸にしながらも、リチャードのNINE INCH NAILS出身というバックボーンが全体に反映されており、インダストリアルヘヴィロックとしてかなり優れた内容でした。反面、ボーカル面での弱さも露呈し、そこが個人的には勿体ないなと思っていたのもまた事実。

ところが、続くこの『TITLE OF RECOD』では若干のインダストリアルテイストを残しつつも、軸になるのは大陸的なアメリカンハードロック。そこに90年代以降のグランジやオルタナティヴロックのフレイバーも加えられ、NINE INCH NAILSとも、そして当時流行りつつあったニューメタルとも異なる、普遍性の強いロックが展開されています。

オープニングを飾る「Welcome To The Fold」のダイナミズムには、当時かなり圧倒されたものです。リチャードのボーカルも不安定さが払拭され、かなり堂々としたものに成長しています。そういったパワフルなロックチューンがありつつも、「It's Gonna Kill Me」ではしっかり前作までの流れを当時のスタイルでバージョンアップさせている。かと思えば、優しく響く「Take A Picture」や「Skinny」のような楽曲もあり、バンドとして着実にスケールアップしていることが伺えます。

また、「Cancer」には当時THE SMASHING PUMPKINSのメンバーだったダーシー(B, Vo)がボーカルでゲスト参加。この曲はまた、ほかの楽曲とは異なるダークさが感じられ、本作中でもかなり地味な部類ながらも個人的にはお気に入りだったりします。まず何より、ダーシーのコーラスが良い味を出していますしね。スマパンファンにもぜひ聴いてほしい1曲です。

NINよりはハードロック寄り、前作でのデジタル色からロックバンド的スタンスへと移行しつつある絶妙なタイミングの本作は、デビューアルバムのファンには不評だったようですが、HR/HMリスナーには好意的に受け入れられた記憶が。ポストグランジ以降のハードロックを愛聴する方なら、間違いなくハマる1枚かと思います。

なお、FILTERは2003年に一度歩みを止めるものの、2007年には活動再開。昨年、オリジナルメンバーのブライアンも復帰しており、『REBUS』と題されたニューアルバムのリリースが控えています。タイトルからして、デビュー作に回帰したものになるのかどうか、こちらも気になるところです。



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2018年12月31日 (月)

2018年総括(1):洋楽アルバム編

2018年もあと半日で終わりということで、毎年恒例となった今年の総括を書いていこうと思います。

その年のお気に入りアルバムを洋楽10枚(+次点10枚)、邦楽10枚(+次点10枚)、2018年気になったアイドルソング10曲(+次点5曲)、そして今年印象に残ったライブ10本をピックアップしました。アルファベット順、五十音順に並べており、順位は付けていませんが特に印象に残った作品には「●」を付けています。

特にこの結果で今の音楽シーンを斬ろうとかそういった思いは一切ありません。ごく私的な、単純に気に入った/よく聴いたレベルでの「今年の10枚」です。

まずは洋楽アルバム編です。


■洋楽10枚(アルファベット順)

今年はまず最初に、次点の10枚から紹介していきたいと思います。たまにはやり方を変えて、新鮮さを保たないとね。

<次点>
・BLOOD ORANGE『NEGRO SWAN』
・CHVRCHES『LOVE IS DEAD』
・JACK WHITE『BOARDING HOUSE REACH』(レビュー
・KAMASI WASHINGTON『HEAVEN AND EAERTH』
・KURT VILE『BOTTLE IT IN』
・THE LEMON TWIGS『GO TO SCHOOL』
・MUSE『SIMULATION THEORY』(レビュー
・NINE INCH NAILS『BAD WITCH』(レビュー
・STARCRAWLER『STARCRAWLER』(レビュー
・VOIVOD『THE WAKE』(レビュー

メタル系以外は、自宅でまったりしているときに流していることが多かったか、移動中に聴く頻度が多かったものが中心。BLOOD ORANGEやMUSEなんて、まさにそれですね。CHVRCHESはフジロック以降、がっつり聴いていた記憶が。KAMASI WASHINGTONはレビュー仕事でディスク1のみ先に届いて、こっちばかりリピートしてたんだよな。THE LEMON TWIGSは常にセレクトするというタイプではないんだけど、個人的趣味からしてやっぱり外せないなと。KURT VILEも然り。

STARCRAWLERは今年1月のリリースだったけど、ちょっと12月まで持続させられなかったな、自分の中で。今年後半、もうひと跳ねあったら、自分内評価もまた変わったのかも。

さて、続いてここからが本編。僕が選んだ2018年の洋楽アルバム10枚です。

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2018年12月26日 (水)

2018年総括(番外編):HR/HM、ラウドロック編

隔月の奇数月に「リアルサウンド」さんにて、HR/HMやラウドロックの新譜キュレーション記事を書いているのですが、2018年のまとめ記事となる年間ベスト10紹介エントリー「西廣智一が選ぶ、2018年ラウドロック年間ベスト10 ネガティブな話題の中にも豊作が揃った1年」が12月25日に公開されました。

基本的には順位を付けるのは苦手なのですが、ここでま毎回思い切って1位から10位まで順番をつけて10枚紹介しています。今年に関しては上位3作品に関しては不動なのですが、4位以降は日によって変動があると思うので、セレクトの際に泣く泣く10枚から落とした準候補10枚を加えた20枚を紹介する意味で、SpotifyとApple Musicに記事と同名のプレイリストを作成しました。

改めて、20枚を紹介しておきますね(基本的には順位は付けていませんが、先のリアルサウンドさんで1〜10位と順位付けしているため、便宜上20までナンバリングしておきます)。


01. DEAFHEAVEN『ORDINARY CORRUPT HUMAN LOVE』(レビュー
02. VOIVOD『THE WAKE』(レビュー
03. ALICE IN CHAINS『RAINIER FOG』(レビュー
04. Crystal Lake『HELIX』
05. AZUSA『HEAVY YOKE』(レビュー
06. IHSAHN『ÁMR』(レビュー
07. JUDAS PRIEST『FIREPOWER』(レビュー
08. SIGH『Heir to Despair』
09. LOVEBITES『CLOCKWORK IMMORTALITY』(レビュー
10. ARCHITECTS『HOLY HELL』(レビュー
11. CORROSION OF CONFORMITY『NO CROSS NO CROWN』(レビュー
12. FEVER 333『MADE AN AMERICA』(レビュー
13. GHOST『PREQUELLE』(レビュー
14. THE STRUTS『YOUNG & DANGEROUS』(レビュー
15. MANTAR『THE MODERN ART OF SETTING ABLAZE』
16. NINE INCH NAILS『BAD WITCH』(レビュー
17. NOTHING『DANCE ON THE BLACKTOP』(レビュー
18. SHINEDOWN『ATTENTION ATTENTION』(レビュー
19. SLEEP『THE SCIENCES』
20. CHTHONIC『BATTLEFIELDS OF ASURA』


最初の10曲が「リアルサウンド」さんで紹介した10枚から。一応順位どおりに楽曲を並べています。で、後半の10曲が選から漏れた10枚から。こちらは基本的には順不同ですが、まあ大体こんな並びかなと。基本的には当サイトで紹介した作品、あるいはキュレーション連載で紹介した作品ばかりですが、個人的にはこういう1年だったのかなとこれを聴いて振り返っているところです。

せっかくなので、この20枚から漏れた「今年よく聴いたHR/HM、ラウドロック系アルバム」も紹介しておきます。こちらはアルファベット順に並べています。


・BEHIMOTH『I LOVED YOU AT YOUR DARKNESS』
・BURN THE PRIEST『LEGION: XX』(レビュー
・COHEED AND CAMBRIA『THE UNHEAVENLY CREATURES』
・Crossfaith『EX_MACHINA』
・DIMMU BORGIR『EONIAN』(レビュー
・DIR EN GREY『The Insulated World』
・Graupel『Bereavement』
・GRETA VAN FLEET『ANTHEM OF THE PEACEFUL ARMY』(レビュー
・HALESTORM『VICIOUS』(レビュー
・HER NAME IN BLOOD『POWER』
・JONATHAN DAVIS『BLACK LABYRINTH』(レビュー
・LOUDNESS『RISE TO GLORY -8118-』(レビュー
・MICHAEL SCHENKER FEST『RESURRECTION』(レビュー
・OBSCURE『DILUVIUM』
・A PERFECT CIRCLE『EAT THE ELEPHANT』
・SAXON『THUNDERBOLT』(レビュー
・SHINNING『X - VARG UTAN FLOCK』
・SKINDRED『BIG TINGS』(レビュー
・SURVIVE『Immortal Warriors』
・THERAPY?『CLEAVE』(レビュー
・U.D.O.『STEELFACTORY』(レビュー
・UNITED『Absurdity』
・VENOM『STORM THE GATES』(レビュー
・陰陽座『覇道明王』

2018年10月 5日 (金)

NINE INCH NAILS『BROKEN』(1992)

1992年9月にリリースされた、NINE INCH NAILSのEP。1stアルバム『PRETTY HATE MACHINE』(1989年)のリリース元TVT Recordsとの裁判があり、思うように新作を発表できなかったトレント・レズナー。そういった経緯もあり、本作は新たに契約を結んだInterscope Records経由での実に3年ぶりの新作となりました。人気や注目度がひたすら高まる中でのリリースとあって、本作は全米7位という好記録を残しています。

エレポップやインダストリアル、エレクトリックボディミュージックを彷彿とさせる前作から一変、本作では激しいギターを軸にした実に攻撃的な作品集に仕上げられています。6曲入りと実に短い作品集ですが、その内訳も2曲がSE的なインストなので、実質4曲の歌モノということになります。

で、その歌モノ楽曲が実に素晴らしく。オープニングSE「Pinion」から続く「Wish」は、当時主流だったダンスミュージックの手法をそのままヘヴィなギターミュージックに置き換えたようなインダストリアルメタルの名曲。現在までほぼ毎回ライブで披露される、彼らの代表曲のひとつになっています。

そこから続く「Last」が、これまたヘヴィ&ラウドでカッコいい。小休止的なインスト「Help Me I Am In Hell」を挟んで始まる「Happiness In Slavery」は前作の延長線上にあるボディミュージック的な作風ですが、その強度は前作以上。さらに「Wish」の続編的なファストチューン「Gave Up」で激しく幕を降ろします。ホント、一寸の隙も見せない完璧な作り。

で、本作はアメリカでの初リリース時に8センチCDが特典として付き、こちらに「Physical」と「Suck」の2曲が収録されていました。前者がアダム・アントのカバーで、後者はトレントも制作に携わったPIGFACEのカバー。で、日本やアメリカ以外の国ではこれらの楽曲はCD本編に、トラック98、99に収録されていました。つまり、トラック7からトラック97までは1秒程度の無音が収録されており、ストレートプレイだったらこの無音を経てラスト2曲へ到達、メンドくさかったら一気に曲を飛ばさなければ聴けないわけです。CDが99トラックしか収録できないという事実を突きつけられたというか、逆に99トラックをフルで使ったCDに初めて出会ったというか。トレントの不敵な笑みが浮かんできそうな仕掛けですね。

あと、本作といえば世に公開できないMVが制作されたのも印象深い出来事でした。本作からは「Last」以外の5曲(ボーナス2曲除く)のMVが制作されており、そのうち「Happiness In Slavery」はとてもじゃないけどオンエアできないってことで、1997年発売のビデオ作品『CLOSURE』まで正式な形では公開されていませんでした。内容については文字にするとアレなので(笑)、ネットで調べてみてください。ちなみにこの『CLOSURE』、国内リリースはこれまでなし。2本組VHS版が発売後数年間は西新宿あたりで入手可能でした。2004年にはDVDバージョンも発売されたようです。

※以下、エグい内容ですので閲覧注意。

なお、NINは今年9月13日からスタートした全米ツアー『Cold and Black and Infinite North America 2018』で、ライブ冒頭からこの『BROKEN』をボーナス2曲含む形で完全再現披露しています。「Happiness In Slavery」が演奏されたのは1995年以来だとか……なんだそれ、生で観たいぞ。



▼NINE INCH NAILS『BROKEN』
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2018年7月 9日 (月)

NINE INCH NAILS『BAD WITCH』(2018)

NINE INCH NAILSの通算9枚目のスタジオアルバム、にして2016年からスタートしたEP 3部作の最終作。「え、アルバムなのにEP?」という声が上がりそうですが、本作はもともとEPとして制作されたもので、SpotifyなどストリーミングサービスでEPはアルバムよりも下の欄に並べられスルーされがちという現実を踏まえ、あえてアルバム名義で発表することになったそうなんです。

だから、中身も6曲で30分。過去2枚と比べて曲数もトータルランニングも最多・最長ですが、過去のNIN諸作品と比べたら短いったらありゃしない。それでも、70年代や80年代初頭のCD時代前夜だったらフルアルバムで通せるボリューム&内容ですけどね。

さて、このEP 3部作でトレント・レズナーは『THE FRAGILE』(1999年)の“その後”を描こうとしているんじゃないか……そんなことを前回の『ADD VIOLENCE』(2017年)のレビューで書きました。それはあくまで前作を聴いた時点での感想ではあるのですが、今作をじっくり聴いて感じたのは、「それはあながち間違いではないな」ということと「我々の簡単な憶測じゃ測りきれないものが詰め込まれているな」ということ。

本作の序盤の流れは過去2作と共通するものが確かにあるし、そこにはトレントが『THE FRAGILE』以降にNINで試そうとしたことの“答え”があるようにも思えます。もちろん、彼自身この20年近くで成長しているわけですから、単なる“続き”ではないし、正しい意味での“答え”ではないかもしれない。それでも本作までの3部作を聴いてそう思えてしまうのは、そこにトレントのある“意思”を感じてしまうから。もちろんそれも深読みかもしれないし、聴き手側の勝手な妄想なのは百も承知。だけど、過去に一度でもNINに魅せられた人なら共感してもらえる“意思”は、間違いなくそこに存在していると信じています。

と同時に、「我々の簡単な憶測じゃ測りきれないもの」も確実に存在している。それが3曲目「Play The Goddamned Part」以降の流れではないかと思うのです。これ、明らかにデヴィッド・ボウイに対するトリビュートですよね?

トレントとボウイの交流についてはファンならよく知るところですし、ボウイがトレントにどれだけの影響を与えてきたかは想像に難しくありません。が、トレントはこれまでそういった影響をしっかり咀嚼して、自分のオリジナルとして発表してきたはずです。ところが、今回はその影響を目に見える形で表現している。ここに彼の“意思”を感じるし、いつも以上に思いが強く伝わってくる。

そういう意味では本作って、実は3部作の完結編と謳っているけど、当初の目的からちょっとだけ外れたイレギュラーなものだったんじゃないか……そんな印象も受けるのです。

結果として進化と回顧という相反する要素が並んでしまいましたが、これがトレントからの“答え”だとしたら……いやいや。ここで結果を出すのはよしておきましょう。まずは8月の『SONICMANIA』でのステージを観てから。ここまでを含めて、ひとつの回答を出すことにしたいと思います。

……とまあ、小難しいことを長々と書いてきましたが、個人的には非常に気に入っている1枚です。



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2018年7月 8日 (日)

NINE INCH NAILS『ADD VIOLENCE』(2017)

NINE INCH NAILSが2017年7月に発表した、『NOT THE ACTUAL EVENTS』(2016年)に続くEP 3部作第2弾。前作はデジタルリリース&ストリーミングメインでしたが(一部、限定でCDもリリースされたとか)、本作はアナログ、CD、デジタル&ストリーミングで発表。これにあわせて、『NOT THE ACTUAL EVENTS』のCD一般流通も開始となりました。

オープニングの「Less Than」こそ前のめりのデジタルチューンで情報量が多く、前作からの流れを感じさせますが、それ以降の作風は音数が多く攻めの姿勢が強かった前作と比べるとちょっとだけ落ち着いた印象を受けるかもしれません。それは、作品自体のトーンが若干大人びたものであること、音数が比較的“抜き”気味だから感じるのかもしれませんが、基本的な方向性や“向かいたい行き先”はなんとなく共通したものがあるんじゃないか、そう思わされる1枚です。

エレクトロ/インダストリアル調な世界観は前作から引き続きですが、収録曲5曲中4曲が3〜4分台と非常に聴きやすい長さなのも、今作の特徴か。かと思えば、ラストには約12分におよぶ「The Background World」が配置されていたりと、一筋縄でいかない曲者な印象も(しかもこの曲。後半でかなりのループ&ノイズ地獄を味あわせてくれます)そのせいもあってトータル27分という、EPとしては比較的長めな内容となっています。

なんとなくのイメージですが、2000年代の活動/実験を踏まえつつ、この3部作では2枚組の大作『THE FRAGILE』(1999年)の“その後”を描いている、あるいは描こうとしているのではないかという気がします。

もちろん、トレント・レズナーがそんな安易なことを試みるわけがないですし、これは単なるいちファンの妄想でしかありませんが……。

そもそもトレントは再びインディーズに戻って、この3部作で何をしようとしたのか。再びNINE INCH NAILSというユニット名で何を表現したかったのか。その目的こそが一番気になるわけでして。EPという、完成した曲を5曲程度まとまった時点で発表できるスタイルが、今の彼の制作スタイルには合っているんでしょうけど、だからこそ3枚作り終えたときに何が見えてくるのかがとても気になるわけです。

すでに3部作の最終作『BAD WITCH』(2018年)が、アルバム名義で発売されていますが、この3作目を聴いて自分が何を感じたかは、また次回触れたいと思います。

あ、単純に好きです、このEP。前のやつよりも好き。単純に好みです、はい。



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2018年3月15日 (木)

2WO『VOYEURS』(1998)

ロブ・ハルフォードが1998年3月(日本では2月)、2WO(=TWO)名義でリリースしたアルバム。JUDAS PRIEST脱退後、“PANTERA以降”を彷彿とさせるサウンドのFIGHTでスタジオアルバム2枚を発表後、自然消滅。その延長として、トレント・レズナー(NINE INCH NAILS)をエグゼクティブプロデューサーに迎え制作された本作は、トレントが主宰するNothing Recordsからリリースされました。

トレントのプロデュースというだけで、生粋のメタルファンは嫌な予感しかしないわけですが、聴いてもらえばおわかりのように本作は完全なるインダストリアルメタルアルバム。NINE INCH NAILSのような変態性も過激さもなく、ギターを軸にしつつもダークでモダンな味付けが施された平坦な楽曲を、ロブが低〜中音域のみで歌うという、メタラーにはある種FIGHT『WAR OF WORDS』(1993年)よりも拷問的な1枚。

が、しかし。NINE INCH NAILSやMARILYN MANSONなどを当時から普通に愛聴していた自分のような偏った人間には、このアルバムはそこまで悪いものには思えなかったんですよね。そりゃあ聴く頻度はFIGHTやJUDAS PRIESTの諸作品より明らかに低かったですけど、発売から20年経った今聴くと「……あれ、そこまで悪くないかも?」と思えるのですから、本当に不思議です。

アルバムを直接的にプロデュースしたのは、以降もロブのソロ活動に関わるボブ・マーレットと、SKINNY PUPPYやMARILYN MANSONとの仕事で知られるデイヴ・オギルヴィの2名。なるほど、音を聴けば納得のいく布陣ですね。で、アルバムでギターを弾いているのがジョン・オウリーなる人物。この人、本作をリリースしたしばらくあとにMARILYN MANSONに加入し、ジョン・5と名乗るようになります……そう、今やROB ZOMBIEなどで活躍中のあのジョン・5です。それを知ると、本作がなるべくしてこうなったというのが頷けるはずです。

ですが、ロブ自身は本当にこれをやりたくて……やりたかったんでしょうね、なんだかんだで新しモノ好きですから。思えば、80年代半ばにストック・エイトケン・ウォーターマンをプロデューサーに迎えようと考えたのもロブですし、いち早くPANTERAの面々とレコーディングして初ソロ曲「Light Comes Out Of Black」を発表したりするような人ですから。ロブが当時NINE INCH NAILSやトレントが手がけるMARILYN MANSONを聴いてないわけがない。

グランジ以降のヘヴィロック「I Am A Pig」を筆頭に、NIN的ないかがわしさを持つ「My Ceiling's Low」、ドラムンベース的テイストを含む「If」、90年代半ばに流行ったオルタナロック的な「Deep In The Ground」、ダークなインダストリアルナンバー「Bed Of Rust」など風変わりな曲もいくつか含まれているものの、全体的にはデジタル風味のヘヴィロック。それをロブが落ち着いた歌い方で聴かせるから、メタルファンには不評なんでしょうけど、当時のMARILYN MANSONの諸作を楽しむ耳で聴けば本当にすんなり入っていける。うん、今聴くと20年前よりも素直に楽しめるんですよ。まあ完全に珍味ですけどね。

本家プリーストも『JUGULATOR』という珍味を発表した1997〜98年というタイミング、ある意味では変革期だったんでしょうけど、あれはあれで面白かったなぁと最近改めて実感しているところです。ゴスメイクして打ち込みバックに歌うロブ御大、観てみたかったなぁ。



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2018年2月24日 (土)

NINE INCH NAILS『THE DOWNWARD SPIRAL』(1994)

1994年3月(US/日本では4月)にリリースされた、NINE INCH NAILSの2ndフルアルバム。デビュー作『PRETTY HATE MACHINE』(1989年)から4年半ぶりとなりますが、その間には所属レーベルとの裁判の長期化などが影響し、EP『BROKEN』(1992年)やリミックスEP『FIXED』(1992年)を発表するにとどまりました。

満を持してリリースされた『THE DOWNWARD SPIRAL』は、トレント・レズナーという男の狂気と破壊性、耽美さと変態性、そして死生観などが濃厚に反映された強烈な1枚に仕上がっています。

前作同様にデジタルビートを軸にしつつも、『BROKEN』で得たハードロック的手法も至るところに多用されており、オープニング曲「Mr. Self Destruct」や「Heresy」のディストーションギターはまさにその応用編と呼ぶにふさわしい出来。かと思えば「Piggy」のように少ない音数で狂気を表現したり、疾走感のある変拍子ビートで突き進む「March Of The Pigs」、変態性を前面に打ち出したミディアムテンポのダンスチューン「Closer」と、とにかく個性的な楽曲が満載です。冒頭5曲を聴くだけで、NINおよびトレントが『PRETTY HATE MACHINE』を起点にかなり遠くまでたどり着いたことが伺えるはずです。

もちろん、その後もヒップホップとインダストリアルビートを掛け合わせた「Ruiner」、アコースティックの要素を効果的に用いたインダストリアルメタル「The Becoming」、そして「A Warm Place」からエンディングへと突き進むダウナーで内省的な構成……最後にたどり着く「Hurt」。最後の一行、“I would find a way”とともに爆発するギターとバンドサウンド。破壊と再生。終末と誕生。いろんなことをイメージさせるこの終盤の流れは、ただただ圧巻の一言です。

正直、発売当時このアルバムを初めて聴いたとき、一度通して聴いたあとしばらく手を伸ばすことができませんでした。それくらい衝撃的で、あとからボディブローのようにジワジワ効いてくる内容なのです。特に、日本盤で対訳を読みながら聴いたりした日には……いろいろ思いを馳せてしまい、反芻〜消化するまでにかなりの時間を要することになると思います。

そのくらい情報量が多いし、濃密だし、思いや念がびっしり詰まった65分。移動中や“ながら”聴きなんかではなく、家でスピーカーの前に座って大音量で、あるいは音楽の邪魔になるものを排除した状態で、ヘッドフォンにてこのアルバムと向き合ってほしいと思います。

本当、なんて神がかっているんだろう……この時点でもNINの来日は実現していません(だって初来日は2000年に入ってからですから)。もしこのタイミングでの来日が実現していたら……日本のロックの、いろんなものが変わったのかもしれませんね。まあ、今さらの「たら・れば」話でしかありませんが。

個人的にはRADIOHEAD『OK COMPUTER』(1997年)と同じぐらい、20代の自分に大きな影響を及ぼした大切なアルバムです。



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