2017/07/13

NINE INCH NAILS『NOT THE ACTUAL EVENTS』(2016)

2016年末に突如デジタル配信&ストリーミングがスタートした、NINE INCH NAILSの最新EP。新録音源としては、2013年8月発売のアルバム『HESITATION MARKS』以来3年4ヶ月ぶり。しかも『HESITATION MARKS』が『YEAR ZERO』(2007年)以来のメジャーレーベルからのリリースだったのに対し、本作では再び自主レーベル(インディーズ)からの発表となっており、そのへんの事情もいろいろを想像させられるわけです。

新曲のみで構成されたEPという点においては、おそらく1992年の名作『BROKEN』以来ということになるのでしょうか。『BROKEN』は長く続いた前レーベルとの裁判の末に完成した、感情をありのままぶつけた小作品集という印象ですが、今作はその攻撃的な感情に加え知的さも存分に感じられる、非常にバランス感の取れた楽曲集という印象が強いです。

とはいえ、そこはトレント・レズナーのこと。『HESITATION MARKS』よりも音数が多く、歪んだ音像で重さを表現しようとするあたりに、これからのNINE INCH NAILSの方向性が見え隠れしたりもしています。

2分に満たないオープニングトラック「Branches / Bones」は、まるでSUICIDE「Ghost Rider」の21世紀版といったスタイル。激しいのに、どこか冷静さ・冷徹さが感じられ、これぞNINE INCH NAILSといったナンバーだと思います。

エレクトロ色が濃い「Dead World.」はどこか異色で、冒頭の囁くような低音ボーカルにドキッとさせられつつ、サビに入ると“いかにも”な歌メロを聞かせてくれる。インダストリアル調のミドルヘヴィナンバー「She's Gone Away」もテイスト的には前曲「Dead World.」の流れにあるもので、後ろで鳴っている激しいギターサウンドやフィードバック音にも強い主張が感じさせつつ、どこか宗教的な雰囲気すら漂わせている。

3拍子でゴリゴリと攻める「The Idea Of You」もボーカルの方向性的には前2曲と同じ流れにありながらも、淡々とシーケンスされるAメロから急に激しさを増すサビへ流れるアレンジが気持ちよい。そして最後の「Burning Bright (Field On Fire)」は、歪みまくった音像の中で歌メロを崩して歌うトレントに新たな可能性を感じます。いろんな音が相まって、ある種カオスを生み出しているのですが、不思議とそれが気持ち良かったりする。実は本作中で一番キャッチーな楽曲かもしれませんね。

この5曲を聴く限りでは、まだ新たなNINE INCH NAILS像を明確に見せていないような気がする。というよりも、EPを連作するスタイルで徐々に次の方向性を明確化させていくんじゃないでしょうか。そういう意味では、この『NOT THE ACTUAL EVENTS』は“『HESITATION MARKS』の次”ではなく、そこへ向けた習作と呼んだほうが正しいのかもしれません。



▼NINE INCH NAILS『NOT THE ACTUAL EVENTS』
(amazon:海外盤CD / MP3

投稿: 2017 07 13 12:00 午前 [2016年の作品, Nine Inch Nails] | 固定リンク

2015/01/13

祝ご成人(1994年4月〜1995年3月発売の洋楽アルバム20枚) ※改訂版

新成人の皆さん、おめでとうございます。というわけで今回は、新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1994年4月〜1995年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

あ、並びはすべてアルファベット順です。

Beastie Boys「Ill Communication」(Amazon

Blur「Parklife」(Amazon

Dinosaur Jr.「Without a Sound」(Amazon

Helmet「Betty」(Amazon

Jeff Buckley「Grace」(Amazon

Korn「Korn」(Amazon

Machine Head「Burn My Eyes」(Amazon

Madonna「Bedtime Stories」(Amazon

Manic Street Preachers「The Holy Bible」(Amazon

Nine Inch Nails「The Downward Spiral」(Amazon / 日本盤1994年4月発売)

Oasis「Definitely Maybe」(Amazon

Pearl Jam「Vitalogy」(Amazon

Pink Floyd「The Division Bell」(Amazon / 日本盤1994年4月発売)

Portishead「Dummy」(Amazon

The Prodigy「Music for the Jilted Generation」(Amazon

R.E.M.「Monster」(Amazon

Radiohead「The Bends」(Amazon

Slayer「Divine Intervention」(Amazon

Suede「Dog Man Star」(Amazon

Weezer「Weezer (The Blue Album)」(Amazon


残念ながらセレクトから漏れた作品も多いです。それこそThe Beatlesの「Live at the BBC」、The Rolling Stones「Voodoo Lounge」、Nirvana「MTV Unplugged in New York」、The Stone Roses「Second Coming」といったものから、Marilyn Mansonのデビュー作「Portrait of an American Family」、Sloan「Twice Removed」、Sick of It All「Scratch the Surface」、The The「Hanky Panky」、Bonston「Walk On」、TLC「CrazySexyCool」、Van Halen「Balance」、Beck「Mellow Gold」あたりまで。カート・コバーンが亡くなって20年なんですね。そう考えると20年なんてあっという間ですよ、本当に。

※1/13 17:40加筆修正
Nine Inch Nails「The Downward Spiral」という個人的に絶対に欠かせないアルバムの存在を思い出させてくれたいっしーさんに感謝。というわけで、セレクトを一部改訂しております。

投稿: 2015 01 13 12:06 午前 [1994年の作品, 1995年の作品, Beastie Boys, Blur, Dinosaur Jr., Helmet, Jeff Buckley, Korn, Machine Head, Madonna, Manic Street Preachers, Nine Inch Nails, Oasis, Pearl Jam, Pink Floyd, Portishead, Prodigy, The, R.E.M., Radiohead, Slayer, Suede, Weezer, 「20年前」] | 固定リンク

2009/08/15

NINE INCH NAILS@SUMMER SONIC 09(2009.8.7.)

フジロックがけっこう散々な感じだったけど、まぁそれはそれで楽しかったわけで。で、1週空けてから今度はサマソニに3日間参加……のはずだったんですが、1日目が終わってからちょっとしたトラブルがあって、最終的には3日券を持っていながら初日しか参加することができませんでした。とても無念に思うことが多々あるのですが、トータルで考えてこのライブを観れただけでもまだ救われたのかな……と勝手に思うことにしました。

一応、今のところこれが最後の来日公演になる(予定の)NINE INCH NAILS。トレント・レズナー自身は今後も音楽活動を続けていくでしょうけど、この名義、このバンドでの日本公演はこれが最後なのかな。ホントはサマソニのほかに単独公演が決まるものだと思ってたけど、それは叶わず終いでした。

マリンスタジアムのスタンド席にはBOOM BOOM SATELLITESのときから入って、彼らのライブが終わるころにグラウンドに入ろうと思ってたんですが、最終的には友人たちと座って観ようという話になって、4年前のサマソニ同様にスタンド席からの観覧となりました。この時点で、昼の好天がウソのようにどんよりし始めて……東京ではゲリラ豪雨的な大雨が降ってるなんて話も伝わってきて、改めてマリンスタジアム上空が雨雲っぽいもので覆われている現実に冷や冷やしながらバンドの登場を待ちました。

オープニングは、アルバム「THE FRAGILE」の1曲目「Somewhat Damaged」。かなり唐突に始まった印象がありましたが、このスタートには思わずドキリとしました。ちょっと初来日のNKホールを思わせるオープニング。そしてそのまま「Terrible Lie」に、ちょっと意外な「Heresy」……おお、こりゃ何か違うぞ。かなりグレイテストヒッツ的な内容になるのかなとワクワクしつつも、手に汗を握りながら自分にとってのNINE INCH NAILSラストステージを目に焼き付け続けました。

「March Of The Pigs」だったか「Closer」だったかの頃に雨がポツポツと降り始め、最初のうちはこのまま耐えようと思ってたのだけど、だんだんと雨足が強くなっていき……東京での話を聞いていただけに、すぐに屋根のある席まで移動。ほとんどの人たちは席から離れて屋根のあるところに避難していたようでした。僕らは雨足が激しくなっていく中、トレントや彼の仲間たちが繰り広げる激しいパフォーマンスを興奮しながら観戦しました。そのうちに、雷まで鳴り始めて……NIN最後のジャパンツアー(と敢えて言わせてもらう)初日のために、最高のシチュエーションが用意されたわけです。

セットリストは見てのとおり、本当にグレイテストヒッツ的なものでした。確かに現時点での最新アルバム「THE SLIP」の曲も、最終的には「Head Like A Hole」さえもない選曲でしたが、個人的にはずっとライブで聴きたかった「The Fragile」が聴けただけで、一生忘れられないライブになりました。「Burn」「Gave Up」では豪雨で前が見えないほどの状況でしたが、終盤の「Wish」「Survivalism」の流れに興奮し、「The Hand That Feeds」にガッツポーズを取り、最後は冷たい雨の中「Hurt」で終わる。これを見逃した人は一生後悔しちゃっていいと思いますよ。それくらい、この日のパフォーマンスと環境は最高だったと思います。

比較するのは間違ってるかもしれないけど、個人的には1994年のウッドストックを思い出したなぁ……いや、あんな酷くもないし、ドロドロでもなかったんだけど、都市型フェスと呼ばれるサマソニでこんなことになるなんて誰も予想してなかっただろうし。だからこそ(幸か不幸か)こんな奇跡を呼んじゃったNINって本当にすごいな、と。

……なんてね。こんなこと、ビショビショにならなかったから言えるんだろうけど。

とにかく。自分にとっては一生忘れられないライブのひとつになりました。もしかしたら5年後にNIN再始動なんてことになるかもしれないけど、そのときは中指立てながら笑って許すよ。

【セットリスト】
01. Somewhat Damaged
02. Terrible Lie
03. Heresy
04. March Of The Pigs
05. Closer
06. The Frail
07. I'm Afraid Of Americans (David Bowie cover)
08. Burn
09. Gave Up
10. The Fragile
11. The Big Come Down
12. Wish
13. Survivalism
14. The Hand That Feeds
15. Hurt



▼NINE INCH NAILS「THE DOWNWARD SPIRAL」(amazon:US盤


▼NINE INCH NAILS「THE FRAGILE」(amazon:US盤

投稿: 2009 08 15 01:35 午前 [2009年のライブ, Nine Inch Nails, 「フェス」] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2008/07/23

2008/07/22 (tue)

眠いのに眠れなくて、結局6時過ぎまで起きてた。で、9時半に目が覚めて急いで準備して出社。週明けでいろいろやることは多いわな。


■本日の購入品


▼MY CHEMICAL ROMANCE「THE BLACK PARADE IS DEAD!」(amazon:日本盤


▼NINE INCH NAILS「THE SLIP」(amazon:US盤


▼BANGLES「GREATEST HITS」(amazon:US盤


▼NELLY FURTADO「WHOA,NELLY!」(amazon:US盤

前者2作は新品(国内盤と輸入盤)、後者は中古です。マイケミはCDのみサンプル音源あるし、NINはダウンロード音源もサンプル盤もあるんだけど、ともにDVDが気になるので。これからマイケミのDVDを観ますよ。


■仕事関係
下記の原稿がアップされました。

PRIMAL SCREAM特集(YAMAHA gage)


■フジロックのチケット
なんとか引き取り手が見つかりました。一番行ってほしい人の手元に渡ることになったので、僕としても本望です。これで心おきなくガンプラ作りに集中できます(え)。


■モーヲタの皆さんは
なんで定期的に意味不明なコメントを残すんでしょうね。そんなことでヲタ復帰するんだったら、とっくにしてるっつうの。あまりに続くようだったらコメント投稿廃止の方向で。


■そして……
CSで「アイドリング!!!」の放送がない平日なんて、糞以下だ。おかげでYouTubeで過去の映像観てニヤニヤしちゃったじゃないか。


■急遽決定
来週末、某フェスに行けることになりそうな感じ。さてさて、どうしたものか……(観たいもの多すぎる)。

投稿: 2008 07 23 12:49 午前 [2008年の作品, Nine Inch Nails] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/12/28

NINE INCH NAILS『WITH TEETH』(2005)

 NINE INCH NAILS通算4作目(!)のオリジナル・フルアルバム。前作「THE FRAGILE」リリースが1999年9月だから‥‥丸々5年半振りってことですか。まぁトレント・レズナーの場合アルバムのリリースサイクルが基本的に5年周期ってとこがあるし、その5年の間にもリミックスアルバムやら映像作品をリリースしてくれているので、さすがに「そんなに出してないのか!」と気が遠くなることはありませんが、それにしても‥‥1989年のデビューから早16年、たった4枚のオリジナルアルバムだけでここまで辿り着いたのは奇跡というか、ホントの意味での『アーティスト気質』なお方なんですね。改めて尊敬します。

 そんな自分に厳しい『アーティスト気質』なトレント。これまではほぼひとりで完璧に作り上げた作品集が大半でしたが、今回のアルバムはちょっと違っています。まず本人も語ってる通り、今回のアルバムは過去の作品‥‥特に前作「THE FRAGILE」や前々作「THE DOWNWARD SPIRAL」と比較して、非常に軽くてコンパクト、且つラフな作風なのです。それはサウンドアレンジがバンドサウンドを意識したもの、ライヴ感を強く感じさせる曲がアルバムの骨格を作っているからかもしれません。勿論そういった楽曲だけではなく、これまでのトレントらしい内向的で『個』を感じさせる楽曲も含まれているのですが、どうしても最初に耳がいくのはそういったバンドっぽい楽曲。これまでもライヴではバンドを引き連れてツアーを重ねていたわけですが、ここにきて急にバンドでも組みたくなったのか‥‥それとも『ソロ』としての重圧から逃れたかったのか(ま、そうはいってもアルバム自体はバンド録音ではなく、大半がトレントによるものなんですけどね)。ソロでデビューしたアーティストが突然バンドを始めたくなる、というのはよく耳にしますが、もしかしたらトレントもそういう時期だったのかもしれません。事実、今回のアルバムをフォローするツアーでは、非常に『バンド』として機能してるように見えましたしね。

 初めてアルバムからの先行カット "The Hand That Feeds" を耳にした時、何となく1stアルバム「PRETTY HATE MACHINE」と重なるものを感じました。曲がここ1〜2作程ひねくれてないとか、ド直球ストレートな楽曲だとかいろいろ思うことはありますが、とにかく曲に漂う空気感が非常に1stのそれに似てるなぁと感じたのです。それは「WITH TEETH」というアルバムを通して聴いた時にも同様でした。これまでの『悩める孤高の王子』というポジションから一転し、新しい『オモチャ』(=バンドサウンド)を手にして嬉しくて浮かれまくってるような、張り切ってるような‥‥そういう初期衝動的な空気が少なからずこのアルバムには存在すると思うのです。

 これまでのNINの作品は、一度出来上がった楽曲を更にリミックス作業を施してから世に出すような、『生モノを合成着色料で加工した』作品集だったように思うのですが、「WITH TEETH」に関してはその『合成着色料で加工』する作業をせずに世に出してしまった、いわばプロトタイプ的作品集なんじゃないかな‥‥そういう意味では新機軸だし評価に値すると思います。ただ、過去の作品‥‥特に前作、前々作と比較してしまうとどうしても一歩劣るかな、という気もします。勿論作品の好みは人それぞれですし、個人的にはどのアルバムも好きなのですが。仮に一歩劣るからといってそれが駄作という意味ではなく、「常に150点取ってた奴が、今回は120点だった」くらいの評価ですよ。そう、通常のロックアルバムとして考えれば水準以上の内容なんですからね。



▼NINE INCH NAILS「WITH TEETH」(amazon:日本盤日本盤DVD付US盤

投稿: 2005 12 28 12:31 午前 [2005年の作品, Nine Inch Nails] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/18

Mac使いのNINファンに朗報。

ATTENTION MACINTOSH USERS : TRENT HAS PREPARED A FILE YOU MIGHT FIND INTERESTING.(公式4/15付)

 Sawney Bean's Caveさんからトラックバックしていただいて知ったのですが、Macのソフト「GARAGEBAND」用にニューシングル "The Hand That Feeds" を提供し、勝手にミックス等をして遊んでもらえるようにファイル配布中。うちもMacですが、このソフト持ってないのよね。いつも買おうって思ってるんですが‥‥これを機に買おうかしら。

 さてさて。NINE INCH NAILSとリミックスというと非常に縁深いものがありますよね。各アルバムリリース後、必ず1枚リミックス作品が発表されています。その歴史は古く、1990年‥‥つまり1st「PRETTY HATE MACHINE」リリース(アメリカ本国)の翌年にはこんなリミックスEPが出てたんですよ。


▼NINE INCH NAILS「HEAD LIKE A HOLE」EP(amazon

 EPなんで俺は10数年前に西新宿で千数百円で買った記憶が。"Head Like A Hole" のマキシシングルのようで、実は違うというその内容。"Terrible Lie" や "Down In It" 等収録曲は全10曲! 60分近くあってこのお値段! 安い! けど内容はその後のリミックス集と比較すると、ちょっと拙いかなって気が。悪くはないですけどね。ただリミックス担当に外部参加者がおらず、全部身内(1st関係者)なのが残念。まぁ1stの作風がああですから、こうならざるを得ないって気もしますが。


▼NINE INCH NAILS「FIXED」EP(amazon

 アルバムではなくEPである「BROKEN」からのリミックス集。元々歌モノ4曲しか入ってなかったEPからのリミックス集ってことで、こちらにも6曲しか入ってません。ただ、この辺りから外部リミキサーが参加してるのでいろいろ面白いものも増えてきてますが。原曲を十分に聴き込んでから楽しむ1枚かな。ま、全部に言えることですけど。


▼NINE INCH NAILS「FURTHER DOWN THE SPIRAL」EP(amazon

 1994年リリースの2nd「THE DOWNWARD SPIRAL」からのリミックス集。これが非常に厄介な1枚でして、US仕様(上のリンク)とそれ以外のアメリカ国外仕様では収録曲目/曲数が異なるんですよ。例えば同じ "Hurt" ひとつをとってみても、USバージョンの方はアルバムテイクから変なエフェクトを取り除いた「Quiet Version」が収録され、US国外バージョンではPVと同テイクの「Live Version」が収録という。核となる曲は一緒なのですが、微妙に異なるのでファンは両方揃えないといけないという‥‥ま、これEP扱いなのでUS盤は非常に安いから有り難いんですけどね(日本盤はリリース当初からアルバム並みの値段だったけどな)。このリミックス集は個人的にオススメかな。"Mr.Self Destruction" のリミックス組曲や、リック・ルービンが手掛けた "Piggy"(ギターにJANE'S ADDICTIONのデイヴ・ナヴァロ参加)等、原曲を知らなくても楽しめるテイクも多いしね。


▼NINE INCH NAILS「THINGS FALLING APART」(amazon

 1999年リリースの2枚組大作となった3rd「THE FRAGILE」からのリミックス集。ただこれ、単なるリミックス集ではなく、アルバム未収録の楽曲(アルバムから漏れた楽曲で、シングルのカップリングやアナログ盤にのみ収録)が数曲入っているので、お得感が強いかも。ただ、真面目に毎回シングル買ってるようなハードコアなファンには蛇足かもしれませんが。リミックスは "Starfuckers Inc." が核になっていて、この曲だけ3テイクも収録されているので、それを気にしなければ実は準オリジナル作としても楽しめる1枚かも。俺はあまりシングルとか買わない方なので、これは有り難い1枚でしたね。

 てな感じで、トレント・レズナーにとって1枚の作品を完成させた後には、必ずそれらを「解体」且つ「再構築」する作業がペアとなっているので、今度の4th「WITH TEETH」もリリースから1年経った頃にはそのアルバムタイトルを捩った作品名のリミックス集がリリースされることでしょう。案外上の「GARAGEBAND」を使った一般からのリミックスで優秀なものを集めて、それでアルバムを作ってしまったりしてね‥‥

投稿: 2005 04 18 01:06 午前 [Nine Inch Nails] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/23

辛抱たまりません。

ナイン・インチ・ネイルズの新作、日本先行リリース 【続報付パート2】(CDJournal.com)

 4/27の日本先行発売は変わりなく。ただ、USではその1日前(4/26)にアナログ盤がリリースされます(CDは5/3)。そしてDVD付エディションの発売はなくなったものの、アメリカではDualDiscでのリリースが決定した模様。DVD面(CD面の裏側ね)の内容は、

  ・DVD-Audio surround sound
  ・Dolby 5.1 surround sound
  ・"The Hand That Feeds" PV
  ・"The Collector", "Love is not Enough",
   "Every Day Is Exactly the Same" のスタジオ・パフォーマンス
  ・フォト・ギャラリー
  ・歌詞

を収録予定とのこと。当初リリース予定だったDVD付きデラックス・エディションに収録予定だったものがそのままDualDiscのDVD面に収録されるということでしょうか? これは是非手に入れたい1品ですね。

 ちなみに先行シングル "The Hand That Feeds" のPVフル視聴がオフィシャルサイトで可能になってます。結局我慢し切れずに観てしまった俺‥‥感想はといいますと‥‥非常にストレートな楽曲ですよね。何だろ、表現に語弊があるかもしれないけど、ひと回りして「PRETTY HATE MACHINE」に再びたどり着いたような、そんな印象といいますか、とにかくこれ1曲を聴いた印象でアルバム全体を語るのは危険なのを承知で書かせてもらうと‥‥一聴してすんなり受け入れられるような作風になってるような予感がします。ま、他の曲は判りませんけどね!

 んで、現在「WITH TEETH」のE-Cardの配布をこちらで行ってまして、これを通して新曲2曲分の一部を試聴出来るようになってます。聴ける曲は先の "The Hand That Feeds" とアルバム11曲目に収録予定の "The Line Begins To Blur"。後者もサウンド的には今のNINなんだけど、かなりストレートな印象を受けました。ホント、他の曲がどうなってるのかが気になる‥‥っ!!

 あと1ヶ月ですか‥‥待ち切れねーよ!

 そういえば、NINは本日3/23よりライヴをスタートさせるんですね(こちら)。アルバムリリース前のショーケース的なショウをアメリカで3公演、ロンドンで2公演今月中に行い、いよいよ4月末から本格的なツアーに移るようです。ちなみにサマソニの出演日程も既にこちらにアップされていて、東京は8/13(土)、大阪は14(日)のようです。ま、最悪13日だけ行けばいいのか。あとUSツアー第一弾のオープニングアクトは、今年のフジロックにも出演するTHE DRESDEN DOLLSだそうです。こちらも期待大ですな。

 夏フェス終了後、秋口からヨーロッパを含めたワールドツアー第二弾がスタートするようですし(その日程は後日発表されるようです)、そこには来年噂されている単独再来日公演も含まれているのかどうか、非常に気になるところですね。



▼NINE INCH NAILS「WITH TEETH」(amazon

投稿: 2005 03 23 09:38 午後 [Nine Inch Nails] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/18

フェス破産の年になる予感。

SUMMER SONIC 2005、第一弾出演アーティスト発表!(公式)

 ザーッと転記し直すと、こんな感じ。

   OASIS
   NINE INCH NAILS
   SLIPKNOT
   WEEZER
   THE BLACK CROWES
   ALEXISONFIRE
   THE ARCADE FIRE
   BOY
   THE DEPARTURE
   HAL
   HIM
   IAN BROWN
   KASABIAN
   THE LA'S
   LITTLE BARRIE
   THE LITTLE FLAMES
   LOUIS XIV
   ME FIRST AND THE GIMME GIMMES
   MEW
   ROOSTER
   THE ROOTS
   THE TEARS
   TEENAGE FANCLUB
   TV ON THE RADIO
   YELLOWCARD

 NINE INCH NAILSがフェスで来日します。まぁ「フジに出ない」という時点でこの選択肢は多いにあり得たし、実際OASISがサマソニで来日するという話は先月の時点から耳にしてた噂だったので、まぁヘッドライナーに関しては予想通りでしたね。

 この記述順をみると、上2組が各日のアウトドア・ステージでのヘッドライナーってことでしょうし、その下の3組がアウトドアでの準トリなのか、あるいは屋内ステージでのヘッドライナーなのか、その辺はまだ微妙ですが(まぁ準トリクラスでしょうね。んでTFCとかIAN BROWNとかKASABIAN辺りが屋内ヘッドライナーって感じでしょう)。

 俺、前から書いてるから既に知ってる人も多いでしょうけど、サマソニってどうしても好きになれないのね。家から一番近いからいいじゃん、って話もあるけど、やっぱりそのせいで「フェスに行った気分になれない」ってのが大きくて。そりゃ既に「都市型フェス」という言葉は定着してるけどさ‥‥それでも「メンツありき」だな、と思ってたわけ。だから余程のことがない限り、行こうとは思わなかったのね。数年前の、復活HANOI ROCKSやTHE WiLDHEARTSが出演した年とか、ああいうことでもない限り。

 けど今年は違うわ。メンツ的にはフジにしろサマソニにしろ、どっちも文句無しだし(そりゃ好みは人それぞれあるけどね)、ヘッドライナーには人を呼べるだけの人気/知名度を持ったバンドが決まった。けどOASISだけだったら絶対に行こうなんて思わなかった。TFCだ、SLIPKNOTだ、再結成BLACK CROWESだ、と言われても、あの会場でやる限りは全部一緒だ、そう思ってたのね。

 でも‥‥NINE INCH NAILSが出るんだよ。5年前、諸事情で泣く泣く断念したNKホール公演。あれから5年以上も経ってしまったんだよ‥‥その間、俺は後にリリースされたライヴDVDやライヴアルバムを聴いて何度悔し涙を流したことか‥‥今、その雪辱を晴らす日が決まったわけですよ。

 新作もようやく1ヶ月後には聴ける。既にネット上に流出している曲は意識的に聴かないようにしてる。アルバムで通して聴きたいから。だからあと1ヶ月我慢するよ。

 もうこくなったらフェス破産でもなんでも来やがれ‥‥相手になってやるわ!!!



▼NINE INCH NAILS「WITH TEETH」(amazon

投稿: 2005 03 18 03:14 午後 [Nine Inch Nails, SUMMER SONIC, 「フェス」] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/02/15

トレント・レズナー、動く。

ナイン・インチ・ネイルズ最新作、5月リリース決定(CDJournal.com)

 いよいよ詳細が出揃いました。アルバムタイトルは「WITH TEETH」。当初言われていたものと変わってるわけですが、まぁそれはよくあることなので良しとして。ドラムにデイヴ・グロールを迎えた曲も無事収録されているとのこと(デイヴは間もなくリリースされるGARBAGEのアルバムでも全面的にドラムで参加してるし。だったらとっととFOO FIGHTERSのアルバム作りなさい!)。

 収録曲は全13曲の予定。前作「THE FRAGILE」が2枚組の超大作だったこともあってスケールダウンは否めませんが、そもそも前作が異常だっただけで、その前の「THE DOWNWARD SPIRAL」だって同じような曲数だったし。要は中身ですからね。13曲でもその後数年に渡って我々を黙らせてしまうような傑作であれば問題ないわけですよ。一応リリースはUSにて5/3を予定。同時期にアメリカのコーチュラ・フェスにも出演するし、これは間違いなく決定事項といっていいでしょう。

 そしてバンドメンバーも一新。ここ数作のツアーに参加してたロビン・フィンク(現在もGUNS N'ROSESのメンバーなのでしょうか?)の名前もなく、驚くことにベースには元MARILYN MANSONのトゥイギー・ラミレズこと、ジョーディー・ホワイト(現在はA PERFECT CIRCLEにも参加)の名前が。ま、MANSONは当初、トレント・レズナー絡みでデビューして、「ANTICHRIST SUPERSTAR」まではプロデュースも手掛けてたから、別にこうなっても驚きはないけどね。でもこれは嬉しい組み合わせだ。

 個人的な願望というか‥‥多分間違いないんだろうけど‥‥今年の日本での夏フェスに、絶対にNINE INCH NAILSは出ると思います。どっち(フジかサマソニ)に出るかは判らないけど‥‥来るでしょうね、間違いなく。まぁ前回のプロモーターを考えると、後者が濃厚なんですけど‥‥

 とりあえず今は、未だに内容濃過ぎて完全に把握し切れてない名盤「THE FRAGILE」を聴いて、期待に胸膨らませて新作を待つことにしましょう。



▼NINE INCH NAILS「THE FRAGILE」(amazon

投稿: 2005 02 15 01:00 午前 [Nine Inch Nails] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/10/27

とみぃ洋楽100番勝負(70)

●第70回:「Head Like A Hole」 NINE INCH NAILS ('89)

 彼等‥‥というかトレント・レズナーとの出会いは、完全にGUNS N'ROSES、特にアクセル・ローズのお陰なんだよね。

 '91年春。同年9月にリリースの、約4年振りとなる新作「USE Y0UR ILLUSION 1 & 2」の完成を待たずに全米ツアーを開始したガンズ。雑誌等にライヴ・レポートが載り始めた6月頃にようやく「7月に新曲が出る。しかも映画『ターミネーター2』の主題歌だ」という情報が出回り‥‥当時はインターネットなんてなかったからね。そのツアーのブートCDが出回り始めたのも、多分この頃からかな。西新宿に通って、2枚組で1万円近くもするような、当時未発表の新曲が数曲演奏されているそのブートを前に、ただただ指をくわえるしかなかった貧乏学生の俺‥‥

 そんなガンズのブートジャケットや雑誌の写真で、必ずアクセルが着てたのが「NIN」というアルファベットをモチーフにした黒や赤のTシャツ。これが「NINE INCH NAILS」というアーティストのTシャツだと知ったのは、それからもうちょっと後のこと。

 既に'89年末にはリリースされていたNINのファースト「PRETTY HATE MACHINE」。このアルバムはリリース当時、当たり前のように話題になることもなく、当然日本でも話題にならなかったし、日本盤が出るのなんて結局ガンズ効果で話題になって'92年初頭にようやくですからね。

 俺はそのちょっと前‥‥'91年秋頃だったのかな? TVKの番組で‥‥大貫憲章だったのかな‥‥この "Head Like A Hole" のPVを放送して。「バンド名義だけど、トレント・レズナーという男のひとりユニットみたいなもんだ」という説明があって‥‥あのマネキンの頭がグルグル回るPVを初めて観て‥‥PV以上にその音にやられて‥‥DEPECHE MODEの曲調にJANE'S ADDICTIONとか当時のオルタナ系のギターとかボーカルをのせたその楽曲に一発でノックアウトされたわけですよ。「あー成る程。こりゃアクセルも気に入るわけだ」と妙に納得して。西新宿を探しまわって、ようやくUS盤「PRETTY HATE MACHINE」を見つけて。残念ながらPVのテイクとアルバムのテイクは違うのね、"Head Like A Hole" って(EPにはいろんなテイクが入ってて、当然PV用リミックスも入ってます。確か「Clay」ってバージョンがそれ)。けどさ‥‥アルバムすっげー良かったよね。その後の作品の凄みには及ばないけど、'91年に初めて聴いた時は「また新しい音楽が登場した!」って感動したもんなぁ‥‥で、翌年に "Wish"(EP「BROKEN」収録)で更に度肝を抜かれて、'94年には「THE DOWNWARD SPIRAL」が決定打になって‥‥俺にとってのNINはここで終わってるんだけど(勿論その後も素晴らしいと思うし愛聴してるけど、思い入れではここまでなのね。若かったしね俺も)、今聴いても良いものはやっぱり良い。"Head Like A Hole" も最高にカッコいいし。

 2004年。既に「THE FRAGILE」から5年ですよ。オリジナルアルバムを5年周期でリリースしてきた('89年、'94年、'99年)トレントですが、さすがに年内中に4作目のオリジナルアルバム発表は無理かな‥‥



▼NINE INCH NAILS「PRETTY HATE MACHINE」(amazon

投稿: 2004 10 27 12:00 午前 [1989年の作品, Nine Inch Nails, 「100番勝負」] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2003/08/16

NINE INCH NAILS『LIVE : AND ALL THAT COULD HAVE BEEN』(2002)

トレント・レズナー率いる‥‥というか、彼自身の別名だといっても過言ではないNINE INCH NAILSの、デビューから12年以上経って初めて発表されるライヴアルバム、それがこの「LIVE : AND ALL THAT COULD HAVE BEEN」。'99年に発表された2枚組アルバム「THE FRAGILE」に伴うツアー(同年冬、ヨーロッパからスタート)で'00年1月に初来日を果たしたNIN。その後『FRAGILITY V2.O TOUR』とバージョンアップした形で行われたUSツアーからのテイクを収めたのがこのアルバム。CD1枚ものということで残念ながら1本のライヴを丸々収録したものではないが(同時期にリリースされたDVDも然り)、そこはかの奇才、トレント・レズナーのこと。ライヴでの臨場感はそのままに、スタジオ作品とは違ったアプローチでひとつの『完成された作品集』に昇華してるように感じられます。多分、細部に渡っていろいろと手直しが加えられたと思うのですが、ちゃんと「ライヴアルバムらしさ」を損なわずにそれを成し得ているのですから、さすがとしか言いようがないでしょう。そういえばこのアルバム、当初はもっと早くに出る予定だったもんなぁ‥‥ツアー終了から1年半近く経ってからのリリース、ツアー終了後多少の休憩はあったものの、如何にこのアルバム(及びライヴDVD)に時間を割いたかが伺えるポイントではないでしょうか? っつうか、この「アルバム1枚に3~4年平気でかける」男が(まぁ素材は揃っていたとはいえ)たったの1年ちょっとでこれをリリースに踏み切ったのですから、それだけでも快挙といえるんじゃないでしょうか?

収録されている楽曲は、やはり「THE FRAGILE」リリース後のツアーということもあり、同アルバムからの曲が多く、それ以外は各アルバムから(とは言ってもそれ以前には2枚のフルアルバムと1枚のミニアルバムしか出てないわけですが)代表曲と呼べるであろう名曲群が満遍なく収められています。アルバムの流れも実際のライヴに倣って、同じように配置されています。NINのライヴでは定番といえる映像を駆使したビジュアル要素がない分、こういう風に割り切って1枚のアルバムに再構成したのは個人的には大成功だと思ってます。そういった要素が体験できないのだから、ライヴでの「アッパーなパート」を強調するのは自然な流れかと。中盤及びエンディングに「静のパート」を挿入していますが、これは約75分の流れを考えればごく自然ですし、特にダレることはないと思います。1本のフルライヴから削れるパートを可能な限り削り、それでいて実際のフルライヴの流れを壊すことなく見事に疑似体験させてくれているんだから‥‥うん、ホントよく出来たライヴアルバムだと思います。

このライヴアルバム、他のアーティストの通常のライヴ盤とはちょっと変わったポイントがあるんですね。それはアルバム1曲目"Terrible Lie"の曲頭と、ラスト"Hurt"の一番最後。それぞれフェイドインもフェイドアウトもせずに、いきなり音のブッタ切り状態でスタート/終わるんです。通常のライヴ盤って、曲がスタートする前に‥‥例えばオープニングのS.E.や客の歓声がドンドン大きくなっていって曲に入る、所謂「フェイドイン」してから曲がスタートすると思うんですね。逆にエンディングも曲が完全に終わって、客の大歓声の中ドンドン音が小さくなっていく、「フェイドアウト」して終わるはずなんですよ。それが『定番』なわけですが、このアルバムの場合はそういったセオリーを一切無視し、ブートレッグの如く音のブッタ切り。いきなりドラムのフィルインからスタートする。これから始まるぞ‥‥といった高揚感を一切味わうことのない状態‥‥あるいは「既に始まっている」状態なのかもしれません。同様にエンディングもギターのフィードバックやエフェクト音が延々と流れ、それも途中でいきなりブッタ切られるような形で終了。ライヴの余韻を一切味わう間もなく、一方的に終わるわけです。

これを「ライヴ盤というよりも『1枚の作品集』だから」といった見方をすれば、確かにそれもアリなのかなと思えますが、俺はむしろ「つまりトレントにとって、これは『日常の断片』でしかないんだな」と感じました。ライヴというと通常「日常の煩わしさを忘れさせ、現実逃避させてくれる空間」だったりするわけですが、このアルバムはそういった要素を他人とは共有しない、トレントと仲間達(バンドメンバー)との『ツアーの記録』であり、即ち『日常の断片』であると。それを加工して『1枚の作品集』として完成させただけなのかもしれませんね。まぁそうはいいながらも、しっかり歓声や大合唱も結構な音量で入ってるんですから‥‥単なるエフェクト音としてなのか、あるいは「トレントと仲間達(バンドメンバーとオーディエンス」と解釈しているのか‥‥それはトレント本人に聞かない限り判りませんが‥‥

最後に。現在はこのアルバム、ライヴ盤のみの1枚モノとして流通してますが、リリース当初は限定盤として上記のジャケットを用いた2枚組仕様でリリースされました。ディスク1に今回紹介したライヴ盤、そして過去のアコースティック風にリアレンジしたものに加え、シングルでしか聴けなかったアルバム未収録のアコースティックナンバーを1枚にまとめた「STILL」というタイトルの作品集がディスク2として付属されています。以前、「THE FRAGILE」制作時に「ピアノに向かって曲作りをしていた」ことがあったそうで、これはある意味その片鱗と言えなくもないでしょう。「動」の要素がないNIN、ライヴ盤のみを持ってる人も、これだけの為にこの限定盤を買うべきだと思いますね。



▼NINE INCH NAILS『LIVE : AND ALL THAT COULD HAVE BEEN』
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投稿: 2003 08 16 02:11 午前 [2002年の作品, Nine Inch Nails] | 固定リンク