2014/12/09

Opeth『Pale Communion』(2014)

今年も残り3週間ほどになり、ようやく2014年のまとめに取りかかろうと思うようになりました。で、iTunesにぶち込んだ新譜や、リッピングすらされず目の前に山積みになっているCDの山を眺めているわけですが……そんな中に、8月末に購入していたにも関わらず、その存在をすっかり忘れていたアルバムが見つかりました。それが今回のお題となるOpethの新作「Pale Communion」。ちょっと前にDIR EN GREYの「UROBOROS」を聴き返して、その流れでOpethの「Blackwater Park」を聴いていたのに、なぜか新譜の存在をすっかり忘れていたという。本当に申し訳ないです。

Opethというと、個人的にはこのMVの印象が強くて。9年前にこの曲を含むアルバム「Ghost Reveries」(2005年)を出会ったのがOpethを知ったきっかけなのですが、デス色が散りばめられた「Watershed」(2008年)までの諸作品はもちろん大好き。けど個人的にツボに入りまくったのは前作「Heritage」(2011年)以降なんです。


そういう自分なもんだから、今回の「Pale Communion」はドンズバでした。「Watershed」以前を否定する気はもちろんないし、これ以前の作品も好きですが、個人的な好みに一致したのがたまたま前作と今作というだけの話。もちろん今でも「Blackwater Park」をはじめとするアルバムの数々、ちゃんと聴いてます。

で、当の主役である「Pale Communion」。なんでこれを3カ月以上も放置してたんだ!?って後悔するくらいに、現在ドハマリしてます。特にPink Floydの新作「The Endless River」(こちらについても後日語りたいと思います)が気に入っているだけに、その流れでなんとなく聴きたくなるんですよね。もちろん両作品の方向性は異なるわけですが、聴きたい音楽の“流れ”としてこの2枚は今の自分にとって対になるものだなって。70年代のELPやKing Crimsonあたりにも通ずるサウンドや世界観。静と動、特に静に主力を注いだ印象の強い今作は決して聴き手の高揚感を煽るようなものではないかもしれないけど、それでも気付いたら手にしている、スルメのような1枚です。


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投稿: 2014 12 09 02:06 午前 [2014年の作品, Opeth] | 固定リンク

2006/05/06

OPETH『GHOST REVERIES』(2005)

 スウェーデンのプログレッシヴ・デスメタル(とでも呼べばいいのかな?)OPETHの、通算8作目にあたるこのアルバムは、昨年の秋にリリース済みなんだけど、とにかく各方面からの評価が高くて。俺もずっと注目はしてたし、このアルバムからのPV(多分 "The Great Conjuration" だったかな?)のインパクトも強くて、気にはなってたんだけど、買ったのはつい最近で。最近多いよね、そういうの。

 すでに10数年活動してる彼等なんだけど、このアルバムから名門「Roadrunner Records」に移籍してます。移籍しただけのことはあるわな、もの凄い衝撃作だもん。デスの暴虐性と、KING CRIMSON辺りに通ずる知的かつ緻密なプログレッシヴなサウンドが見事に融合していて、それぞれが別々の魅力を放つんじゃなくて、しっかりと1曲の中に共存してるんだよね。あと、シンフォニックな要素も強くて、例えばアコースティックギターやピアノが要所要素に上手く使われていて、そんな緩急あるサウンドがまた魅力的すぎて。ゴーっていう轟音&デス声と後に訪れる静寂、怪しい音色。そしてまた訪れる轟音‥‥この繰り返しがとにかく気持ちいい。1曲8分10分なんてのはざらで、実際アルバムには8曲しか入ってないんだけど、60分以上の作品として仕上がってますからね。でも、全く飽きさせない。ま、デスとか苦手な人はダメだろうけど。

 このアルバムからキーボードが加入していて、それがさらによい方向に作用してますよね(しかも加入したキーボーディストは、SPIRITUAL BEGGARSのペルなのね。それで二度ビックリ)。俺は前作、前々作とかは全く知らないんで、前もこんなだったのかは比べられないんだけど、仮にそうだったとしても、全然後悔はしてない。だって今、こんなにスゲーアルバムに出会うことができたんだから。

 いやーっ、やっぱスウェーデンはすごいなぁ。いろんなバンドがわんさかいるんだから。難しいことは言えないけど‥‥これが話題になるのは、よーく判るわ。だって、ホントにすごい作品だもん。メタルとかデスとかプログレとか、そういうカテゴライズは要らない。メタルファンじゃなくて、それ意外の人にもぜひ聴いてほしい1枚。こういう表現の仕方もあるんだよ、ってね。



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投稿: 2006 05 06 03:04 午前 [2005年の作品, LOUD PARK, Opeth] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック