2006/01/05

COUNTDOWN JAPAN '05-'06@幕張メッセ(12/29)

 2003年末に初めて開催された、屋内冬フェスこと「COUNTDOWN JAPAN」。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の冬版としてスタートしたこのイベントも、2005年で3回目。そしてとうとう全日ソールドアウトというピークに達しました。夏の全日ソールドアウトは判るとしても、まさかこの年末イベントまで前売りの段階で完売するとは、誰が想像したでしょうか。正直、俺も驚いたし、実際最終日のチケットのみギリギリまで手に入れることができずに焦ったわけですが‥‥(ま、各方面のご協力により、無事全日参加することができましたが)。

 ここでは各開催日毎に、自分が観たアクトに対してメモ程度の簡単なコメントをつけて、感想を書いていきたいと思います。レポとはちょっと違いますが、まぁ場の雰囲気を何となく理解していただけたら嬉しいです。

 詳しい写真付きレポートは公式サイトに全て載ってますので、そちらと併せて読んでいただけると幸いです。

●THE DAY 1 [2005.12.29.]


■ORANGE RANGE [EARTH STAGE]
・今回含めて今年3回観てますが、過去観た中でダントツの出来。
・「アリーナやスタジアムに合ってない」って書いたけど、単にドラムが変わって噛み合ってなかっただけなのかな、今日はアリーナバンドとして十分に機能してた。
・選曲が3rd中心だったこともあって、全曲判ったのにはさすがに苦笑い。
・ていうか、バンドとしてのポテンシャルは夏から大幅にアップしてる。正直、もうネタで笑かすとかそういう下手なことできないや。
・あの、真面目な話。ホントにすごくいい「バンド」になってる。
・今日見逃した人は後悔するといいよ。

--SETLIST--
01. ロコローション
02. お願い!セニョリータ
03. HYSTERIC TAXI
04. Twister
05. 以心伝信
06. BETWEEN
07. GOD69
08. キリキリマイ
09. yumekaze


▼ORANGE RANGE「Иatural」(amazon


■チャットモンチー [MOON STAGE]
・チャットモンチーは演奏しっかりしてるのでいいと思いまーす。
・なんか、懐かしい感じがした。
・2曲しか観れてないので、評価は今後に後回し。
・でもアルバムはお気に入りです。


▼チャットモンチー「chatmonchy has come」(amazon


■Theピーズ [MOON STAGE]
・ピーズはね、真ん中の柵のところで最初ジッと観てた。
・そしたら "肉のうた" なんかやりやがって!!!!!
・当然堪え切れずに前へ。
・ちょっと上がった。
・「赤羽39」中心のセットリストなのに、すんげー盛り上がった。


▼Theピーズ「赤羽39」(amazon


■奥田民生 [EARTH STAGE]
・民生師匠は久し振りに観たかも。
・この編成になってからは初めてか。ベースは小原礼で、ドラムが‥‥
・元DEAD ENDの湊だった(爆)
・シータカさんのリズムに慣れてたせいか、スゲー違和感感じた。
・ストーンズでコージー・パウエルが叩いてるくらいの違和感。
・特に "さすらい" のフィルがハードロックっぽくてアレだった。
・後は気にならなかったかな。
・"The STANDARD" 弾き語りでウルッときた。
・あと陽水 "最後のニュース" のへヴィーバージョン・カバーも良かった。

--SETLIST--
01. まんをじして
02. 快楽ギター
03. 御免ライダー
04. The STANDARD(弾き語り)
05. トリッパー
06. さすらい
07. 最後のニュース
08. 近未来
09. イージュー☆ライダー


▼奥田民生「トリッパー」(amazon


■RAM RIDER [DJ BOOTH]
・DJセットで15分くらい観たのかな。
・SPACE COWBOYとか自分の曲とかとりまぜつつ。
・気持ちよく踊れましたよ。今度は「ライヴ」を観たい。


▼RAM RIDER「PORTABLE DISCO」(amazon


■ELLEGARDEN [EARTH STAGE]
・エルレを初めて観たわけですが‥‥
・音源は結構前から聴かせてもらってたんですが、ライヴは初。
・で‥‥
・ゴメン、俺には必要のないバンドだと思いました。
・悪いとか苦手とかじゃなく。
・全然引っかからなかったのね。
・曲はいいと思うし、CDはたまに聴くんだけど。
・ライヴはお金を払ってまで観たいと思わなかった。
・それは、ステージ云々のみの話じゃなく、全体を含めてね。
・なんか‥‥うん、ゴメン。
・タイミングの問題なのかもしんない。
・ただ、今は必要ないかな、と。ホントそれだけ。
・一応セットリストは載せておきます。

--SETLIST--
01. Supernova
02. 風の日
03. 虹
04. Stereoman
05. Pizza Man
06. スターフィッシュ
07. Mr.Feather
08. Marry Me
09. Space Sonic
10. モンスター
11. ジターバグ
12. Red Hot


▼ELLEGARDEN「Space Sonic」(amazon


■KEN YOKOYAMA [EARTH STAGE]
・いきなりSLAYER "South Of Heaven" からスタート。
・そのまま "Popcorn Love" かと思いきや、"Ricky Punks"。
・以後、怒濤の流れ。
・ステージに子供を上げてました。思わずこちらもニンマリ。
・終始安心して、笑顔で楽しめた。迷いがないよね。
・誰かさんとは大違いだ。
・ある意味で、彼こそが「青春PUNK」なんじゃなかろうか。
・正に、死ぬまで青春だな。
・やっぱり "Believer" で泣きそうになった。

--SETLIST--
01. Ricky Punks
02. Eight-Hour Drive
03. Jealous
04. Funny Things
05. Handsome Johnny
06. Believer
07. Can't Take My Eyes Off To You
08. Empty Promises
09. Summer Of '99
10. I Go Alone Again
11. Last Train Home
12. Sucky Yacky
13. Ten Years From Now
14. Running On The Winding Road
15. How Many More Times


▼KEN YOKOYAMA「Nothin' But Sausage」(amazon


■東京スカパラダイスオーケストラ [EARTH STAGE]
・スカパラは、いつも通り楽しかったです。
・ハナレグミ永積がゲストで、あれを歌いました。
・ま、予想通りでしたけど。
・アンコールで “Down Beat Stomp”、永積も一緒にステージへ。
・やっぱりスカパラは無条件で楽しめるから、好きだ。


▼東京スカパラダイスオーケストラ「追憶のライラック」(amazon

投稿: 2006 01 05 10:57 午後 [2005年のライブ, Ken Yokoyama, ORANGE RANGE, RAMRIDER, 「フェス」, チャットモンチー, ピーズ, The, 奥田民生, 東京スカパラダイスオーケストラ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/10/20

ORANGE RANGE『ИATURAL』(2005)

 ‥‥いよいよ禁断の扉を開けてしまいますよ。今年の夏フェスで2度彼等を観る機会を得て、その際に比較的好意的(そうか!?)な感想を書いてきたORANGE RANGE。昨年12月の2ndアルバム「musiQ」からたったの10ヶ月で発表された3rdアルバム。全19曲、77分超という大作に仕上がってます。考えてみればこの10ヶ月の間にもシングルを連発("*〜アスタリスク〜"、"ラヴ・パレード"、"お願い!セニョリータ"、"キズナ")し、アメコミ映画「ファンタスティック・フォー」サントラにデビュー曲 "キリキリマイ" のリミックス収録(今回のアルバムにも収録)等、音楽面での話題づくりも絶え間なく続きました。そんな中でのドラマー脱退等トラブルもありましたが、このペースでこの熱量・力量を持った作品集を作り上げてしまう勢いは、ただただ圧巻ですわ。

 俺、世間が言う程このバンドのことをバカにしてないのね(ネタにはするけどさ)。パクリ云々は、それすらひとつの才能だと思うし(彼等のことをパクリバンド呼ばわりしてバカにしてる洋楽ファンの方々は、LED ZEPPELINの初期作収録曲の多くがブルーズナンバーからの大パクリ大会してるっていう事実はご存じなんですよね、当然ながら)、まぁただパクリだけでここまできたんなら、そろそろボロが出てもおかしくないですよね。そういう意味も含めて、今回この新作を手に取ってみたわけですよ。

 全19曲中、既出曲は先のシングルナンバーとリミックス曲の5曲。他の14曲が今回のアルバム用にレコーディングされた楽曲ということになるのでしょうか。最初聴いた印象ですが、思った以上に物腰の柔らかい、柔軟性を持ったバンドだなぁと。いや「バンド」というより「ソングライター」と置き換えた方がいいのかしら。アレンジ含めて、いろいろ遊んでるのが判る。ラップボーカルが多いけど、だからといってヒップホップ中心というわけでもなく、また初期みたいなゴリゴリのヘヴィロック色も後退してるように感じられる。その代わりに前面ににじみ出てきてるのが、テクノポップ的な要素と、昨年の大ヒット曲 "花" に代表されるようなメランコリックなミドルポップチューン。"上海ハニー" や "ロコローション" 的な要素はそこまで高いってわけでもないのね。あくまでシングル用の「判りやすさ」ってことなのか。

 77分という時間は確かに俺みたいに移動中に音楽を聴く頻度が高い人間には少々厳しいものがありますが、それだけ「出来たものを全部詰め込みたい」っていう衝動があったのか‥‥GUNS N'ROSESの「USE YOUR ILLUSION」みたいなもんか。ま、あれよりはちゃんとアルバムの構成しっかりしてますが。全てが全て高品質とは言い難いけど、でもその勢いみたいなものは十分伝わってくる。だから怖いんだよな、このバンド。正直嘗めてた部分もあったと思う。ライヴで聴いたアルバム曲(前作収録曲か?)はピンとこないものが多かった中、ここで耳にできる新曲群は個人的ツボにハマる曲が多いし、アルバム通して聴けばその勢いに圧倒される。

 周りが言うほど、実はパクリパクリした曲が今度のアルバムの中には少なくなってるように思うんだけど、どうだろう? スパイスとしての「インスパイアされた元ネタ」はあるんだろうけど、あからさまなのは正直なかったと思う(俺が気づいてないだけか)。俺、前からいろんなところで書いてきてるけど、結局'90年代以降の音楽って「ヒップホップ以降」‥‥つまり「サンプリング文化」だと思うんですよ。ある程度出尽くしてるわけじゃないですか、音楽って。まっさらな新しいジャンルなんてそうなかなか出てこない。結局は何かと何か、既存のものを掛け合わせたり足したり割ったりして工夫してる。そういうのが当たり前のようにまかり通るようになったのって、結局ヒップホップの功罪だと思ってるんですよ。そういう意味でこのORANGE RANGEを考えると、もっとえげつなくやってる、だけど意外とスマートに聞こえる(のは俺だけか?)。そこに若さなりルックスなり話題性なりも加わり、現在のような成功を手にした。たったそれだけのことなんですよね。ま、その「たったそれだけ」が一番難しいことなんですけど。

 「ちゃんと聴いて批評しろよ!」というのは簡単ですよね。表面的な部分(テレビやラジオから流れるシングル曲やそのルックスや発言等)だけで彼等を判断するのも、まぁ仕方ないことではあるんですが、やっぱ俺のスタイルじゃないわけですよ、そういうのは。余所の掲示板とかでみんなでワイワイやればいいじゃない、そういうのは。別に俺は音楽そんなに詳しいとは思わないし、俺よりももっといろんなジャンルを数多く聴いてる人も沢山いるし。そういった人達がORANGE RANGEをどういった形で批評しようがそれはその人達の自由。だったら俺も自由に書くよ、と。こういう見方もあるよ、と。いいじゃん、俺みたいな「判ってない奴」がひとりくらいいても。感情的で結構。暑苦しくて結構。ウザくて結構。「好きなものを好きと言える場所」がここなんだから。今後も好き放題書かせてもらいますよ。

 というわけでこの「ИATURAL」、決して今年のベスト10枚に入るような代物ではないけど、結構気に入って頻繁に聴いてます。シングル曲を飛ばして、アルバム曲のみを聴くっていう傾向が強いですが。これよりクオリティの高い「ポップアルバム」は、今年の日本ではそんなにないんじゃないのかな?(っていうのは言い過ぎか)



▼ORANGE RANGE「ИATURAL」(amazon

投稿: 2005 10 20 12:30 午前 [2005年の作品, ORANGE RANGE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック