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カテゴリー「Outrage」の7件の記事

2020年7月20日 (月)

×ジャパリ団『×・×・×』(2020)

ゲーム&アニメ『けものフレンズ』シリーズから誕生したユニット、×ジャパリ団(ばってんジャパリだん)が2020年7月初頭にリリースした1stアルバム。

なぜこのアルバムを当サイトで取り上げるのかといいますと、そのサウンドと楽曲提供アーティストの豪華さから。すでにリアルサウンドさんでアーティスト分析メンバーインタビューが公開されていますが、当サイトでは改めて楽曲について細かく触れていきたいと思います。

アルバムとはいうものの、収録されているのは歌モノ5曲と、その5曲からのインストバージョン2曲の計7曲。時間にして31分とこのご時世にしては決して長いとは言えないボリュームですが、それを補って余るほど濃厚な内容だと断言できます。

オープニング曲にして×ジャパリ団のテーマソングである「ジャパリ狂詩曲〜×ジャパリ団のテーマ〜」の作曲・アレンジおよびギタープレイなどを手がけるのが、GALNERYUSのSYU(G)。SYUらしい派手なギターフレーズ&ソロと、キーボードやドラムとのユニゾンが際立つフレーズの数々、適度な転調を含むメロディラインは正統派ヘヴィメタルそのもの。これを小野正利が英詞で歌ったら、まんまGALNERYUSとして成立する、アニソン関連だからとバカにできない高品質な1曲です。

続いて、MVも制作されたリードトラック「確固不×論」は、作曲&アレンジをOUTRAGEの阿部洋介(G)&丹下眞也(Dr)が担当。レコーディングには阿部がギター、安井義博(B)がベースで参加した「ほぼOUTRAGEの新曲」なのです。静かに始まるオープニングからスラッシーなバンドサウンドへと移行する構成、思わずシンガロングしたくなる四字熟語パートとギターソロ……これもボーカルを橋本直樹の歌声に置き換えたら、まんまOUTRAGEなんですよね。カッコいいったらありゃしない。

「どきどき黙示録」は、かのマーティ・フリードマンが作曲&ギターを担当した、本作の中ではもっともポップ度の高い1曲。マーティが愛するPUFFYをHR/HMに置き換えたらこうなるんじゃないか?というパワーポップ感も散りばめられた、80’sヘアメタル的1曲と言えるでしょう。そして、本作では唯一非HR/HMソングライターの手によるミディアムバラード「絆ふぉーえばー」も、「80年代後半のハードロックにこのタイプのバラードってあったよね?」と満足のいく仕上がり。女性ボーカル効果と相まって、VIXENあたりとリンクするんじゃないかな。

ラストはCYNTIAのYUI(G)が作曲とギターで携わった、ストレートなハードロックナンバー「×レゾンデートル」。オープニングの「ジャパリ狂詩曲〜×ジャパリ団のテーマ〜」と対になる疾走チューンですが、前者がクラシカルな王道だとしたら、本曲はよりモダンな造りなのかな。同系統のようで実は起点が異なる、だからこそどの曲も個性がバラバラで面白い。非常に充実した5曲だからこそ、フルアルバム並みの充実度が味わえるわけです。

メンバー3人の歌も、決して歌い上げることなく、けど適度な熱が伝わってくるもの。これこそが、アニソンとしても通用するバランス感なのだと思うのですが、いかがでしょう。だって、これを本域で歌い上げちゃったら、それはもうただのHR/HMですからね(それが良い/悪いは別として、企画ありきのキャラソンとして制作する以上、このバランスは必要なわけで。ただのHR/HMを作りたいのだったら、この企画でやる意味がないと思うのです)。

さらに、SYUのギターとアレンジ力を存分に味わえる「ジャパリ狂詩曲〜×ジャパリ団のテーマ〜」のインストバージョンと、OUTRAGEになりきって熱唱できる「確固不×論」のインストバージョンまである。HR/HMファンなら、偏見抜きで触れていただきたい1枚です。

 


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2020年3月17日 (火)

OUTRAGE『RUN RIOT』(2020)

2020年4月中旬リリース予定の、OUTRAGE通算14作目のスタジオアルバム。フィジカル(CD)リリースに先駆けて、同年3月初頭にはデジタル&ストリーミング配信がスタートしています。

最初のEP『OUTRAGE』(1987年)から30周年という節目のタイミングに発表された前作『Raging Out』(2017年)は、それまで以上にストレートな形で表現された“スラッシュメタル以前のルーツ”が色濃く表出した、原点回帰かつ集大成的な1枚で多方面から高評価を受けました。

あれから2年半。この間にはアナログ限定で発表されたEP『Axe Crazy』(2019年)がありましたが、こちらはNWOBHM40周年記念リスペクト企画と称して制作された、JAGUARとANGEL WITCHのカバー曲。純然たるオリジナル作品は『Raging Out』以来ということになるのですが、いやはや、同作と先のEPを経てさらに(よい意味で)レイドバックしてくれています。

スラッシーな要素ももちろん要所要所ににじみ出ているのですが、それ以上に本作はもっとピュアなHR/HM色が前面に打ち出されている印象が強く、その濃度は『Raging Out』の比ではないほど。バンドとして改めて「最初に何がやりたかったのか」に立ち返ったかのような、心の底から遊びまくっているイメージが強い内容に仕上がっています。

いわゆるNWOBHM前後のクラシックなハードロック/ヘヴィメタル・サウンドをベースに、70年代後半のパンクロックやガレージロック、それらをルーツに持つ80年代初頭のスラッシュメタルやスピードメタルを、芸歴30年以上のベテランメタルバンドがここまでの経験と知識を武器に、2020年に再構築した。だから、懐かしさこそ感じさせるものの、古臭さは皆無。そして、80年代前半のジャパニーズHR/HMとも一線を画する、第二世代的ならではの強みが存分に活かされた個性も強く感じられ、そこがいわゆる“ジャパメタ”との最大の違いなんだと改めて教えてくれるわけです。

思わずニヤリとしてしまうギターリフやフレーズも随所に盛り込まれていますが、それらが単なる“パクり”や“焼き直し”で終わらないのは、OUTRAGEというクセの強いバンドが自信と信念を持ってこういったスタイルと向き合っているからこそ。いやいや、最高にカッコいいじゃないですか。

とはいえ、『Raging Out』と比較すると若干落ち着いたかな?という印象も。良い意味で“大人になった”表れなのかもしれませんね。このへん、80年代から活動する“50代に突入したHR/HMの命題”でもあるのですが、僕は本作に関しては好意的に捉えたいと思います。だって、深みや“聴かせる”度は過去イチですからね。

なお、本作のCD初回限定盤にはボーナストラックとして「White Lightning」(PARALEXカバー)と「Red Skull Rock」(TANKカバー)を追加収録。できれば限定アナログEPでしか聴けない「Axe Crazy」(JAGUARカバー)と「Baphomet」(ANGEL WITCHカバー)もCD化してほしかったな(「Baphomet」に関しては初回盤付属DVDにライブテイクが収められていますが)。

 


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2019年7月25日 (木)

OUTRAGE『THE FINAL DAY』(1991)

OUTRAGEが1991年10月に発表した、通算4作目のオリジナルアルバム。

過去3作は国内で制作され、良くも悪くも“NWOBHM以降のHR/HM+METALLICA以降のスラッシュメタル”を適度なバランスでミックスされたヘヴィメタルサウンドが中心で、「日本にはいないタイプ」という意味では素晴らしかったし、決して悪くはないんだけど「もう一声……」という思いが正直あったのは事実。特に前作『THE GREAT BLUE』(1990年)のときにそれを強く感じた記憶があります。

ですが、この4thアルバムはそれまでの制作環境を一新し、ドイツ・ケルンでのレコーディングを敢行。さらに、プロデューサーに元ACCEPT(当時)のステファン・カウフマンを迎え、バンドとして新境地に突入したことをアピールしました。

結果、これまで以上にサウンドが“生きもののようにうねっている”のが本作最大の特徴。オールドスクールなヘヴィメタルをベースにしつつ、パンクロックやスラッシュメタルの無軌道さを巧みに取り入れた“OUTRAGEらしさ”がついに確立されたのかな……そんな印象を強く受ける、強烈な力作に仕上がっています。

オープニングの「My Final Day」から間髪入れずに続く「Madness」への構成、および2曲の楽曲としての強力さには目を見張るものがあり、この2曲だけで本作が過去3作とは異なるベクトルを向いた意欲作であることが伺えるはずです。

その後、ヘヴィなミドルチューン「Follow」で一度ストーンと落としたあとに「Wings」「Sad Survivor」で再び血湧き肉躍るテンション高めの曲が続く。後半は「Visions」のようなシリアスなミドルナンバーがあったかと思えば、静と動を巧みに使い分けた傑作「Veiled Sky」、男臭さとセンチメンタリズム、泣きの要素がよき配分でミックスされたバラード「River」と聴かせる曲があったりして、ラストは再びファストチューン「Fangs」で締めくくり。トータルで41分半というトータルランニングも絶妙ですし、本当に文句のつけどころがない1枚だと思います。

タイミング的に、METALLICAがブラックアルバムを発表した2ヶ月後ぐらいで、あちらはミドルヘヴィを中心とした新機軸を築き上げたものの「もっと速い曲も聴きたいのに……」と不満を感じ始めていた時期。そんな中、緩急が最高のバランスの本作が届けられて「そうそう、これが聴きたかった!」と歓喜したリスナーは少なくないはず。もし日本のHR/HM史を語ることがあったら、間違いなく重要作として真っ先に挙げるべき1枚だと思います。リリースから30年近く経った今聴いても、まったく色褪せない傑作です。

 


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2017年12月31日 (日)

2017年総括(2):邦楽アルバム編

洋楽アルバム編に続いて、邦楽アルバム編。こちらのエントリーでは2017年もっとも気に入った邦楽アルバム10枚(+次点10枚)を紹介します。順位は付けませんが、特に印象に残った作品には「●」を付けています。


■邦楽10枚(アルファベット→五十音順)

・Cornelius『Mellow Waves』(amazon)(レビューはこちら

・DYGL『Say Goodbye to Memory Den』(amazon

・Hi-STANDARD『The Gift』(amazon)(レビューはこちら

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2017年10月24日 (火)

OUTRAGE『Raging Out』(2017)

昨年末に連日更新を再開した際、自分のなかでひとつだけ基準を設けていました。それは「新譜、旧譜にかかわらず海外作品のみを取り上げる」ということ。過去の更新時にはそういった線引きはなかったのですが、どうしても国内アーティストは仕事で扱うことも多く、そこと内容が被ってしまうケースが多かったので、そこは差別化しようと思ったわけです。

が、そういうことも言ってられないくらい、これは絶対にここでも書かなくちゃいけないと強く思わせてくれた国内アーティストの新作に出会ってしまった。それが今回紹介するOUTRAGEのニューアルバム『Raging Out』でした。

カバー曲とオリジナルアルバムから構成された前作『GENESIS I』(2015年)から2年ぶり、オリジナルフルアルバムとしては『OUTRAGED』(2013年)から4年ぶりとなる新作。『GENESIS I』にはオリジナル曲5曲が収められていたし、今年2月に発表されたベストアルバム『XXX BOX』にも新曲が3曲含まれていましたが、やっぱり彼らに関してはフルアルバムで楽しみたい派なので、ずっと今回みたいなアルバムを待っていたのですが……いやはや、期待以上の出来で驚かされましたよ。

初のミニアルバム『OUTRAGE』から30周年という記念すべきタイミングに届けられた本作は、彼らのルーツが克明に刻み込まれた、ある意味では集大成的な内容。例えばオープニングを飾る「Doomsday Machine」なんて、ギターの泣きメロとブルドーザーのごとくパワフルなバンドサウンドが一体となって押し寄せてくる、黄金のパワーメタルチューン。歌メロの泣きっぷりも半端ないし、聴いてるだけで鳥肌が立ってくる。

かと思えば、“いかにも”なスラッシュナンバー「Hammer Down and Go」もあるし、METALLICA的なミディアムテンポ感に泣きメロとサイケデリックサウンドを掛け合わせた「Wake」も、どこからどう聴いてもMOTORHEADな「Hysteric Creatures」もある。正直彼らが“スラッシュ以前のルーツ”をこのタイミングにここまで見せてくれたことにも、とても驚かされました。

しかし、それが単なる焼き直しや懐古厨では終わっておらず、しっかり“今”の彼らの音として聴かせてくれる。彼らがどこからスタートして、今はどこにたどり着き、そして31年目以降どこに向かっていきたいのか、その指針となる“攻め”の1枚じゃないでしょうか。じゃなきゃ、ドラマチックなイントロから疾走感あるスラッシュナンバーで幕開けを飾る“黄金パターン”を崩してまで、「Doomsday Machine」のような楽曲でオープニングを飾ろうなんて思いませんもの。

若いファンも、そして往年のメタルファンもを納得させる、問答無用の1枚。『THE FINAL DAY』(1991年)や『LIFE UNTIL DEAF』(1995年)と並ぶ、彼らの代表作となるべき傑作の誕生です。



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2017年10月19日 (木)

『LOUD PARK 17』DAY 2@さいたまスーパーアリーナ(2017年10月15日)

Loudpark17_b昨日のエントリーに続いて、こちらでは『LOUD PARK 17』2日目公演について書いていきたいと思います。なんのことかわからない人は、このひとつ前のエントリーをごらんください。


<DAY 2:10月15日(日)>

寝不足でラウパー初日に臨み、このまま帰宅して再びたまアリに戻ってくるようなことしたら、絶対に初日よりもひどい時間に起きるだろうなと思い、この日はさいたま新都心にて一泊。ライブ終了後20分以内には宿に着いて、さすがに笑いました。

で、15日。11時チェックアウトだったので、ギリギリまでホテルにいてOUTRAGEから始めようかなと思っていたのですが、10時半になった途端にシークレットアクトがBLACK EARTHだと知り、焦ってチェックアウトして会場へ。ドアtoドアで10分ちょっとで会場に着き、後半のみ観ることができました。よかった。


BLACK EARTH
ちょっと前のエントリーに書きましたが、BLACK EARTHとは初期ARCH ENEMYの面々が勢ぞろいしたスペシャルバンド。もともとは2年前のラウパーでのARCH ENEMYのステージに初代ボーカルのヨハン・リーヴァとクリストファー・アモット(G)がゲスト参加したことがきっかけで、昨年春に同編成でジャパンツアー敢行。先頃そのツアーの模様がDVD+CD化されたこともあり、今回のシークレットゲスト出演となったようです。「なんでシークレットにするんだよ! 名前出したほうが客入るし! なんなら行ったのに!」という人も多いようですが……僕はこの試み、嫌いじゃないです。フェスって「人で選ぶ」んじゃなくて、最終的には「器で選ぶ」ようになったら成功した証拠だと思うので……って話は置いておいて。残念ながら「Bury Me An Angel」も「Dead Inside」も観れませんでしたが、「Beast Of Man」の途中からなんとか会場入り。初のヨハンは……あれ、昔よりもデス声じゃん! いいじゃん!と自分の予想を裏切る仕上がり。後日、昨年のツアーのDVD+CDも購入しましたが、この20年近くでかなり鍛え上げられたんですね。納得。ラストの「Fields Of Desolation」、終盤のツインリードで思わず泣きそうに。ああ、早起きしてよかった……(いや、実際は早起きじゃないんだけど)。

OUTRAGE
久しぶりにライブで観るOUTRAGE。直近の新作『Raging Out』の出来が素晴らしかっただけにどうしても観たかったわけですが、オープニングから「My Final Day」「Madness」の連発にノックアウト。さらに新作から「Doomsday Machine」「Hammer Down and Go」と冒頭の2曲をやられて、勝手にガッツポーズ。「Death Trap」や「Under Control Of Law」といった初期の楽曲、現編成が復活して最初の1曲「Rise」と彼らが何者かを存分に理解できる選曲が続き、ラストは「Megalomania」でクライマックス。確かに短くて物足りなさはあったけど、代表曲&新曲を詰め込んだコンパクトな内容はフェスに最適だと思いました。いやぁ、良かった。

LOUDNESS
本当なら次のAPOCALYPTICAも観るつもりだったのですが、ここでBLACK EARTHのTシャツ買いに行ったり仕事をしたりと、いろいろ野暮用に。結局、ラストの「Nothing Elese Matters」の終盤を観たのみなので、レポートは割愛します。で、LOUDNESS。高崎晃さんが出てきてサウンドチェックをするのですが、すでにギターの音が他のバンドよりもデカイ(笑)。まぁ直前がAPOCALYPTICAだから余計にそう感じるのかもね……と思っていたら、オープニングのインストナンバー「Fire of Spirit」の時点で耳が……本当に音デカかった(苦笑)。さすがに昨日からの耳疲れもあったので、耳栓を使用してライブに。序盤は2000年代以降のモダンヘヴィネス系楽曲が並び、「The Sun Will Rise Again」「Metal Mad」といった比較的メロウな楽曲もあったのですが……後半の「Crazy Nights」「In The Mirror」「Crazy Doctor」「S.D.I.」といった80年代の楽曲とどうしても比較してしまい……リフは最近の楽曲もカッコ良いのに、メロが弱いんだよなと改めて感じてしまったわけです。まあこのメロが現代的と言われてしまったら返す言葉もないのですが、僕としてはやはり……うん。そこだけが本当に勿体ないと思うんです。あと、『LIGHTNING STRIKES』30周年のバックドロップを使ってるのに肝心の同作からの代表曲がなかったり、二井原さんのルックスが完全にMETALLICAのジェイムズになっていたりでいろいろ驚きました。

DEVIN TOWNSEND PROJECT
デヴィン・タウンゼンドを観るのは、たぶん90年代後半のSTRAPPING YOUNG LADだったかソロだったかで来たとき以来。だからほぼ20年ぶりでした。最近のアルバムもほとんど聴いてなかったんだけど、なるほど、こういう音なのね、と感心して観てました。かなりプログレッシヴメタルっぽい雰囲気で、デヴィンの声もかなりよく出ているし、キーボードの人以外みんなスキンヘッドなところ含め、いろいろ気になりました。昨年リリースされた最新作、聴いてみます。

BLACK STAR RIDERS
今年発売された3rdアルバム『HEAVY FIRE』もなかなか良かったし、そもそもTHE ALMIGHTYTHIN LIZZYも好きなので、ここは観ておかないと。リッキー・ウォリック(Vo, G)含むトリプルギター編成は見応えあるし、音はそれまでの出演バンドと比べれば軽いんだけど、今の自分の耳には優しい存在。リッキーの男臭いボーカル、スコット・ゴーハム(G)のソロプレイ含め、ブリティッシュ&アイリッシュハードロックの王道感が強く出ていて好印象でした。オリジナル曲に含めて、THIN LIZZY「The Boys Are Back In Town」のカバーも飛び出し、これもまったく違和感なし。そこに、真の意味でTHIN LIZZYを継承したことを強く感じました。もし今度単独来日したら、もっとじっくり観てみたい。そう素直に思えました。

CRADLE OF FILTH
昔から聴いてるのに、気づいたらライブを観るのは初めて? 自分でも意外でした。女性ボーカルも随所にフィーチャーした、シンフォニックなブラックメタルなんでしょうけど、前日のEMPERORとは完全なる別モノ。本人たちも「ブラックメタルというよりはエクストリームメタル」と言ってるようですし、現在は独自のスタイルを築き上げたってことなんでしょうね。ダニ・フィルス(Vo)の高音デスボイスは圧巻の一言で、「ああ、これ本当に自前で出してるんだ」と感心してしまいました。変な話ですが。選曲はリリースされたばかりのニューアルバム『CRYPTORIANA – THE SEDUCTIVENESS OF DECAY』からは1曲のみで、『NYMPHETAMINE』(2004年)からの曲多め。アルバムを全部聴いてるわけではないので知らない曲もあったものの、そのドラマチックな曲構成には完璧に惹きつけられました。これはぜひ単独でも観てみたいかも。

MESHUGGAH
もしかして彼らをライブで観るのって、2008年の『LOUD PARK 08』での初来日公演以来? っていうか、それ以降って来日してないですよね? 前回の来日からの9年間で新作、2枚しか出してないですし。その彼らも、45分のセットで7曲を披露……したのですが、不思議なことに、彼らの楽曲(主にギターの音)を聴いてると……眠くなるんですよね。いや、彼らのことは大好きなんですが、ずっと聴いてると寝落ちしそうになるという。そういえば、前回の来日公演でもたったまま寝そうになったわ……特にミドルテンポの楽曲に多いのですが、そやって周波数的なものが影響することってあるんでしょうか。たまたま自分の波長的に、彼らのギターサウンドがそこに合致してしまうとか。名前は出せませんけど、同系統のテンポ感&サウンドを持つ他のバンドのライブでも寝落ちしそうになったこと、何度もあるのですよ。これ、誰かに科学的検証をしてほしいです。と、ライブとは全然関係ない話になってしまいましたが、後半テンポアップしてからはまた目が覚め、彼らのライブにのめり込んでいったのでした……演奏は最高でした。文句なし。またすぐに来てください、マジで。今度は寝ないように頑張るので。

SABATON
2年前の『LOUD PARK 15』で初来日を果たした彼ら。大きさ含め完全に戦車そのもののドラムセット(戦車の上にドラムセットがある)や、古今東西の戦という戦を題材にした楽曲の数々、そしてカッコ良いんだけどどこかコミカルで親しみやすいルックスやパフォーマンス、今回も最高以外の何モノでもなかったです。前回からギタリストが1人交代していますが、基本やることは変わらず。終盤、最新アルバム『THE LAST STAND』収録曲で日本の戦を題材にした「Shiroyama」が披露され、『サイレントヒル』などのゲーム音楽を手がける作曲家・山岡晃さんがギターでゲスト参加。おそらくその場にいた多くのメタルファンが「誰?」と思ったでだろうリアクション、忘れません。そんなサプライズも含め、前回以上の盛り上がりを見せたSABATON。いい加減に単独来日を決めていただきたい。絶対に彼ら、“新世代のACCEPT”としてもっと人気を集めるはずだし、なんならメディアがもっと大々的に取り上げるべき。それくらいのことをしてほしいですよね、今後のためにも……。

GENE SIMMONS BAND
KISSのジーン・シモンズが初のソロツアーを開始すると聞いたときは、これまでに出した2枚のソロアルバムからの曲が半分、残りはKISSの自分ボーカルの曲なんだろうなと思っていたら、予想に反して“ほぼKISS”、あるいは“演奏のうまいメンバーを集めた、ひとりKISS”だったという(笑)。「Deuce」「Parasite」という初期KISSナンバー2連発にのけぞり、「I Love It Loud」で大合唱……のはずが、実はこの会場にいる大半のメタルキッズは、そこまでKISSを通ってないんだなということに気づくわけです。コーラス、ちょっと違うぞって……。まあそれは良しとして、その後も「Cold Gin」なんていうおなじみのジーン曲が続くのですが、驚いたのは「Do You Love Me」というポール・スタンレー曲や「Shout It Out Loud」みたいにポールとジーンが歌パートを分け合う曲まで披露されたこと。バンドメンバーが優秀なので、しっかりポール役もこなせるわけですね。後半は「ヘヴィメタルの前にKISSあり」とジーン自らの宣言にギョッとした「War Machine」(火吹きなし)や、最新アルバム『MONSTER』収録曲の「Wall Of Sound」といったレア曲も登場。『LOVE GUN』収録の「Got Love For Sale」も意外な選曲で驚かされました。「Watchin' You」「She」をライブで久々に聴けたのも、ファンとしては嬉しいかぎり。ラストはおなじみの「Rock And Roll All Nite」なのですが……ここでファンをステージに上げてお祭り騒ぎ。これ、先日のDURAN DURAN来日公演におけるCHICでも同じ場面に遭遇したのですが……盛り上げ役でステージに上がってる一般の皆さん、写メ撮りまくり(苦笑)。大スターと同じ舞台に立てる喜びは痛いほど理解できるのですが、演奏してるメンバーとツーショット撮影始めたりするの、はっきり言ってみっともないですよ。ケータイがなかった時代は、みんなもっと一緒に盛り上げることに徹していた記憶があるんですが……時代なんですかね。悪くは言いたくないんだけど、やっぱりあれだけは受け入れられないっていうか苦手です。というわけで、最後の最後で苦い気分でライブを見終えることに。

MICHAEL SCHENKER FEST
大好きなKISSのジーンをあんな気持ちで見終えるなんて。ここはもう、“神”に最後のひと盛り上げをしてもらうしかない。そんな気持ちでした。とはいえ、僕はそこまでシェンカーに思い入れがある人間ではなく、ちょっと前のエントリーでも書いたように、リアルタイムで聴き始めたのはMcAULEY SCHENKER GROUPから。代表作はそれなりに聴いてるし、代表曲はほぼ知ってる。だけど世代なのか、マイケル・シェンカーというギタリストにはそこまで惹かれなかったんですよね。僕よりもひとつ上の世代が熱心に聴いている印象。そもそも僕、ギター云々よりもやっぱりボーカルや曲が魅力的であることが大前提で、そこにすごいギタリストが参加してたら尚良しって人間なので。なんて予防線を張ってから話を進めますが……。

いや、すげえ良かった! ああ、神ってこういうことか、と初めて実感&納得しました。2曲目「Into The Arena」のプレイだけでもう圧巻……散々音源では聴いてきたこの曲も、生で観ると&聴くとまったく違う印象を受けるんだから不思議。この曲、こういう表情を持っていたのかって。ああ、これ好きだわ、このギターじゃなきゃダメだわ、って。もうね、この1曲だけでノックアウトでした。その後、ゲイリー・バーデンやグラハム・ボネット、ロビン・マッコーリーが順番に出てくるのですが、ゲイリーはさておき(笑)、グラハムは無駄に声がデカイし、今年の12月で70歳だというのにあの声量&高音にはただただ驚くばかり。それに続くロビンもまた声が出ていて……この人、こんなに歌うまかったんだ、と見直しました。さらに圧巻だったのは「Save Yourself」。もともと大好きな曲なんですが、シェンカーのギターが泣きまくり(歌いまくり)のところを、それを邪魔せず、なおかつ自己主張するロビンのボーカルにうっとり。すげえです。

で、さらにさらに鳥肌ものだったのが、UFO「Rock Bottom」でのシェンカーのギターソロ。中盤に5分くらい弾きまくってたんだけど、もうね、ずっと聴いてたいと思った。ああ、やっぱりどんなアーティストも生で観ないと答え出せないな、って改めて実感させられました。この人は音源じゃなくて、ライブの人なんだね。20数年前にUFOで観たときは正直そこまで惹かれなかったんだけど(それもあって、以降そこまで熱心に聴いてこなかったんですが)、この日の彼は水を得た魚のように胸に突き刺さるフレーズを、次々に叩き込んでくるわけです。

この時点で終演予定の21:30をゆうに超えており、最後に全出演者がステージに揃って終わるかと思いきや、シェンカーの「One more?」の一言でダメ押しの「Doctor Doctor」! 結局2時間近いほぼフルスケールのショーを見せてくれたわけですよ。本当にありがたい!(セットリストには、さらに「Lights Out」も載っていたので、時間が許せばそれもあったのかも……ゴクリ)

こうして最後の最後、シェンカーに全部持っていかれた今年のラウパー。2日目はマイケル(・アモット)に始まりマイケル(・シェンカー)で終わった、なんとも清々しい1日でした。今年は『OZZFEST』も『KNOTFEST』もなさそうですし、5月に予定されていた『L.A. METAL SUMMIT in TOKYO』も中止になっちゃったしで、メタルファンにとってはなんだかなーな1年でしたが、僕自身はこの2日間ですべてが報われた気持ちです。確かに今年は1ステージ(3rdステージの「EXTREME STAGE」が)減ったため、出演者数は減ってしまいましたし、それなのに例年と同じチケット代はちょっと無理があるんじゃないの?という声も理解できます。でも、それでも元を取った!と思えるだけのパフォーマンスをたくさん観ることができたので、個人的には満足しております。

往年の大物がたくさん出てくれるのはありがたいですが、ニューカマーにも注目する機会を与えてほしいですし、もっと言えば日本のフェスなのに日本のバンドの扱いがあまりよろしくなかったりなど気になる点もたくさんあるのですが、もう12回もやったんだから、そろそろ変化が必要な気もします。そういう意味では、今回のシークレットアクトはその一環だったのかもしれませんね。もし来年も開催されるのでしたら、そのへんもっとテコ入れしていただきたいなと勝手に思っております。



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2002年11月 4日 (月)

OUTRAGE『LIFE UNTIL DEAF』(1995)

「日本のロック史に残る傑作」と書いたのは、現在でもHM/HR専門誌「BURRN!」にて記者をしている前田岳彦氏だったけど、この言葉に偽りなし。それがこのOUTRAGEが'95年に残した通算6作目のフルアルバム「LIFE UNTIL DEAF」。

このアルバム、ずっと前から紹介したかったんだよね。以前、余所のサイトの管理人さん達と3人で合評でこのアルバムを取り上げようとしたことあったんだけど、それが結局流れてしまって。その後、「猿メタル」でも『モダンヘヴィネス/ラウドロック好きにもアピールするアルバム』として紹介しようと考えたこともあったけど、それも何か違うような気がして。そんな枠を作って偏見を持たれてしまうには、本当に勿体ない作品だと常々思っていたので。

で、何故かここ最近になってまたこのアルバムや一連の作品群(傑作「THE FINAL DAY」や問題作扱いされることの多い「SPIT」等)を聴き返す機会が何度かありまして。何でかなぁ‥‥と思い返してみたら、そうか、伊藤政則のテレビ番組観たからだ、と。「BEAST FEAST 2002」の特集やってたんですよ。で、昨今のラウド系のPVをいろいろ観ていたら、急にOUTRAGEが聴きたくなってきて‥‥

OUTRAGEを知らない人の方が多いと思うので、ここで簡単に紹介を。'80年代前半に名古屋にて結成された4人組で、当初はスラッシュメタル・バンドとして紹介されていました(既に「スラッシュメタル」なんてジャンルすら死語のような気がしますが‥‥要するに、METALLICAやSLAYERといったバンドがその初期にやっていた、スピード感あるビートに切り刻むようなギターリフを持ったタイプのメタルのことを言います。それまでのメタルよりもパンク的要素が強いのも特徴)。中には「日本のMETALLICA」なんて声もあった程で、音楽的にもそれらのバンドが影響を受けたようなマイナーなブリティッシュメタルバンドからの影響を色濃く出していて、またボーカル・橋本直樹('99年9月に脱退)の歌唱法もMETALLICAのジェームズ・ヘッドフィールドのそれに似ていたことも大いに関係してまして。

バンドは'87年に自主制作EP「OUTRAGE」で話題を呼び、翌年メジャーから「BLACK CLOUDS」でデビュー。その後「BLIND TO REALITY」('89年)、「THE GREAT BLUE」('90年)と順調にリリースを重ねた後、'91年にリリースした4作目「THE FINAL DAY」でメタルファンの間でも大ブレイク(このアルバムは初の海外レコーディング/初の海外プロデューサーという初づくしの作品だった)。このアルバムはヨーロッパでもインディーレーベルからリリースされ、それを切っ掛けに初期の3作もリマスターされて再発。

'92年にはPANTERAの初来日公演のオープニングを勤めたり等して知名度を更に上げ、レコード会社もポリドールからイーストウエストに移籍。翌年にはミドルテンポ中心の異色ヘヴィ作「SPIT」を発表。今でいうモダンヘヴィネスを彼等流に解釈した内容だったんだけど、ファンからは問題視されることが多かった1枚でもあったりして(ちなみに俺、楽曲や演奏は凄く好きなんだけど、ミックスが‥‥)。

バンドは'95年に今回取り上げた「LIFE UNTIL DEAF」の後に同年末にポリドール時代のベスト盤「DAYS OF RAGE」、'97年にオリジナル7作目「WHO WE ARE」、同年7月にデビュー10周年を祝う企画盤「IT'S PACKED」(2枚組ミニアルバムで、1枚に最新ツアーの音源5曲、もう1枚に'87年にリリースされた自主制作盤「OUTRAGE」の初CD化音源という豪華盤)をリリース。そしてこれからという時期に‥‥'99年9月にボーカルの橋本脱退。これによって当時完成していたミニアルバムもお蔵入り。現在は新ボーカルを入れることなく、残された3人で活動している(ギターの阿部がシンガーを勤めている)。

‥‥とまぁ、こんか感じです。メタルの範疇で語られることの多かった彼等だけど、イーストウエストに移籍後の作品‥‥「SPIT」「LIFE UNTIL DEAF」「WHO WE ARE」の3枚は、メタルの枠に留まらない、今でいえばそれこそニューメタル/ラウドロック/モダンヘヴィネスとして扱われる音楽性なわけですよ。つまり、彼等の登場~成長が時代よりも早すぎたんだと思うんですよ。

確かにメロディやギターソロのフレージング、アレンジ等はよりメタリックだけど、例えばこれらの音って、今のMAD CAPSULE MARKETS辺りに大いに影響を与えているんじゃないでしょうか? 勿論、OUTRAGEもMADも同時代を生き抜いてきたバンド達であって、どちらがどちらをパクッたとか影響を与え合ったとか一概には言えないと思いますが、少なくとも昨今のMADのスラッシーでメタリックな楽曲を聴く度に、俺は「もしかしたらOUTRAGEがこのポジションにいたかも‥‥」なんて思ってましたし。橋本直樹という類い希なるシンガーが起こした奇跡、それがこの「LIFE UNTIL DEAF」だと思ってます。

勿論、橋本だけじゃありません。リズム隊のプレイも的確でグルーヴィーだし、何より特筆すべきなのは阿部のギターワークですよ。メタル好きの人にはたまらないツボを押さえたソロプレイは勿論、やっぱりこのバンドの要となるリフワークはかなりのものがあると思います。"Megalomania"でのコードを崩したようなプレイ(文字では上手く表現できないので、是非一聴を!)なんて当時は「おおっ!」と唸ったものです。

MADとの比較をしましたが、MADにあってOUTRAGEにないもの。それは「デジタル」と「ヒップホップ」の要素でしょう。逆に、それらふたつがあったからこそ今のMADがあるのであって、これらふたつのバンドがこれまで比較されることが殆どなかった理由となっているのでしょう。パンク的なものからスタートしたMAD、メタルからスタートしたOUTRAGE。双方出発点は違いますが、この時期('90年代半ば)にやっていたことには意外とクロスオーバーする点があるのではないでしょうか?

さて、話題をアルバムの方に戻しまして‥‥とにかく捨て曲なし、ファストでラウドでメロウでヘヴィ。確かにこれよりもラウドでヘヴィなアルバムはその後幾つも登場しましたが、歌詞の面においてもここまでヘヴィな作品はそうはないのでは? 勿論、全て英語詞で唄われているので全てを完全に理解することは出来ませんが、封入された英訳される前の原詞に目を通すと、かなり精神的にグググッとくる内容なのに気付きます。

そしてそれらの歌詞を更に重いものへと導くサウンド。こっちも凄いことになってます。HM/HR界での大御所プロデューサーであるマイケル・ワグナー(METALLICA「MASTER OF PUPPETS」のミックスやSKID ROWの1st & 2ndのプロデュースで有名)が手掛けたサウンドの素晴らしさは、当時の日本にはまだなかったような「音像」を作り出すことに成功しています。

楽曲の素晴らしさは言うまでもなく、特筆すべき曲は幾つもありますが、OUTRAGEを知らない若い世代に特に聴いて欲しいのは歴史的名曲である1曲目"Megalomania"、泣きのメロディが心を打つ"Vanishing Fully From The World"、日本の和太鼓集団「鬼太鼓座」のプレイをフューチャーした9分もあるヘヴィ大作"In Union With Earth"、サイケなパンクナンバー"Echo"、BLACK SABBATHや当時のPANTERAも真っ青なスロウヘヴィな"Draggin' Me Down (Fear Is)"、デビューから8年経っても基本は忘れない高速スラッシュナンバー"You Suck"等々。勿論、ここに名前を挙げなかった楽曲も特に劣るわけではないのでご心配なく。「ラウド系は嫌いじゃないけど、最近のラップっぽい歌が苦手」という人。大丈夫です。彼等はラップに逃げません。ちゃんとメロディを唄っています。しかも、かなり胸を打たれるようなメロもあるので、聴く人が聴いたらハマッたまま抜けられなくなるかも

厳密にいえば、確かにここに収められた音はヘヴィメタルのそれ、そのものかもしれません。しかし、今流行っている(流行ってるのかホントに?)ニューメタルというバンド達の音だって、この俺からすればOUTRAGEの音と何ら変わらないわけですよ。呼び名やジャンルこそ細分化されているものの、基本的に彼等がやっているのはハードロックでありヘヴィメタルなわけですよ。ならば、このOUTRAGEだってメタルであって、また逆にメタルでなくてもいいわけです。間違いなく「rockin'on」辺りでは取り上げられることのないタイプのバンドだと思いますが、'90年代の日本の音楽シーンを語る上で欠かすことのできないアルバムだと個人的にはずっと思っていました。

多分廃盤にはなっていないと思いますし、中古盤屋で見つけるのも難しくない作品だと思います。昨今のヘヴィ系好きも、メタルに縁が薄い人も、まずはこのアルバムから聴いてみて下さい。ホント、いいアルバムなんで!



▼OUTRAGE『LIFE UNTIL DEAF』
(amazon:国内盤CD

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