カテゴリー「Pantera」の33件の記事

2023年4月 6日 (木)

LOUD PARK 23@幕張メッセ(2023年3月26日)

Img_67992017年を最後に開催がストップしていたメタルの祭典『LOUD PARK』。2019年からは『DOWNLOAD JAPAN』に形を変えて春開催に仕切り直されたものの、翌2020年以降コロナ禍の影響で実現ままならぬ状態が続きました。そして、2022年夏にかろうじて二度目の『DOWNLOAD JAPAN』が行われたものの、2023年はいろいろな大人の事情で『LOUD PARK』が限定復活。本来なら秋開催だったラウパーも、『DOWNLOAD JAPAN』の通例に倣って3月末に実施されることとなりました。

しかも、当初から決まっていた『KNOTFEST JAPAN』の前週に、1日のみ(大阪/東京の連日開催)。開催決定はうれしかったものの、そのメンツが不安だったことは事実です。しかし、いきなりのPANTERAのヘッドライナーに大興奮。海外に行かないと観れないと思っていただけに、これはどんなことをしてでも会場に足を運ばねばと思い、いろんなスケジュールを調整して会場に向かいました。

ただ、連日の激務&寝不足もあり、開演の11時前に到着することは不可能に。雨がぱらつく中、入場したのはH.E.R.O.の演奏が始まってすぐのことでした。

 

H.E.R.O.
ライブは初見。知らない間にギタリストが脱退しておりトリオ編成に。しかし、小編成とは思えぬほどゴージャスさの伝わるサウンド&バンドアンサンブルに、予想外に惹きつけられました。同期を使用しているとはいえ、この音の厚みと(幕張メッセというラウド系に不向きな会場ながらも)音響の良さ、そして聴きやすい楽曲の数々に心奪われたことは特筆しておきます。クリストファー・スティアネ(Vo, G)の声質もヘヴィな音像に負けることなく、耳に届いてきましたあし。ネームバリュー的にはラウパー向きだけど、音的には『DOWNLOAD JAPAN』なのかな。メタルとは言い難いサウンド/楽曲だけど、フェスの序盤には最適な人選だと納得でした。

セットリスト
01. Gravity
02. Lead The Blind
03. Never Be The Same
04. I Hope This Changes Everything
05. This Means War
06. Made To Be Broken
07. Monster
08. Cynical
09. Dangerous
10. Superpowers
11. Oxygen

 

OUTRAGE
『DOWNLOAD JAPAN』はフロアの前後にステージを配置していましたが、今回のラウパーは例年どおり左右に2つのステージを設置。真正面から観ようとすると、毎回隣の島に移動する必要がありました。H.E.R.O.は比較的後方から眺めていましたが、OUTRAGEは真ん中あたりまで移動。前回のラウパー以来のライブ観覧だったので期待していたのですが……サウンドチェックかと思っていたTHIN LIZZY「Thunder And Lightning」が実は本編1曲目だったという、非常にユルユルしたスタートを切ります。以降も近作からのゴリゴリなハードコアチューン中心に展開。しかも、音がデカいわりに音響劣悪、ボーカル様が酔っているのかマイクをかなり離した状態で歌っていたり、謎の舞踏を交えたパフォーマンスを見せたり……あれ、こんなバンドだったっけ?と困惑。久しぶりに聴いた「In Union With Earth」もメロディラインが完全に別モノになっていましたし……。結局、定番の「My Final Day」「Megalomania」を最後に持ってくることでなんとか最後まで乗り切りましたが、本音を言えばあまり褒められたステージではなかった気がします。本編唯一の日本人枠がこれかあ……と落胆したことは記録として残しておきます。

セットリスト
01. Thunder And Lightning
02. Therritorial Dispute
03. Machete...
04. Hot Rod Immunity
05. You Care? I don't Care
06. In Union With Earth
07. Summer Rain
08. My Final Day
09. Megalomania

 

BLEED FROM WITHIN
OUTRAGEで落胆し、早くも耳が疲れてしまったこともあり、楽しみにしていたBLEED FROM WITHINは後方でまったり観覧することに。同じ爆音でも、こちらはバランスがしっかり取られており、あまり耳が疲れない(かといって音圧が足りない、刺激が足りないということもまったくない)。多弦ギターを使用していることもあってか、あの7弦の周波数が妙に心地よく響き、かつ楽曲も非常に好み。本来なら前方に移動するところを、一度腰を落としてしまったがために……あれ、眠気が……(寝てませんが)。それくらい終始気持ちよく楽しめる音でした。

セットリスト
01. I Am Damnation
02. Into Nothing
03. Pathfinder
04. Stand Down
05. Temple Of Lunacy
06. Sovereign
07. Levitate
08. The End Of All We Know

 

AMARANTHE
2019年の『DOWNLOAD JAPAN』以来のライブ観覧。というか、それ以来の来日になるのか。その間にスクリーム担当ののヘンリック・エングルンド・ヴィルヘルムソンが脱退し、この日は海外ツアー同様ゲストシンガーとしてLOST SOCIETYのサミー・エルバンナが参加していました。体格のよかったヘンリックと比べると、サミーは線が細くどこか病的に映りますが、そんなことお構いなしに激しいスクリームを響かせ存在感をアピール。エリース・リード(Vo)やニルス・モーリン(Vo)に負けず劣らずのボーカルパフォーマンスを発揮していました。披露された楽曲自体もダンサブルなEDMメタル中心で、体調さえよければ終始ダンスしていたんでしょうね。ただ、この日は心境的に心の底から楽しめなかったのが残念。健康って大事ですね。

セットリスト
01. Fearless
02. Viral
03. Digital World
04. Hunger
05. Strong
06. Helix
07. Maximize
08. Amaranthine
09. The Nexus
10. Call Out My Name
11. Archangel
12. That Song
13. Drop Dead Cynical

 

CARCASS
2バンドをまったり観覧したことで、少々体力も回復。フロア真ん中あたりまで移動して、待望のCARCASSを楽しみました。オープニングSEこそ「1985」でしたが、それに続く1曲目は新作からの「Kelly's Meat Emporium」。ライブ向きだ。カッコいいったらありゃしない。ジェフ・ウィーカー(Vo, B)も調子良さそうだし、ビル・スティア(G)のギターも気持ちよく響く。そこから「Buried Dreams」「Incarnated Solvent Abuse」の連発で早くも絶頂へ。「そうそう、これが観たかったんだよ!」眼前のパフォーマンスに体調が回復していくのが手に取るようにわかりました。「This Mortal Coil」あたりでジェフのアンプトラブルでギターの音が出なかったりもしましたが、以降は新曲を交えつつ代表曲を連発。ダン・ウィルディング(Dr)のリズムワークがとにかく心地よく、終始安定しながらも要所要所でカオティックな空気を味わうことができ、最後には「Tools Of The Trade」まで聴けて大満足の50分間でした。そりゃ、終了後に「優勝!」とツイートしたくもなりますわ。

セットリスト
01. 1985 〜 Kelly's Meat Emporium
02. Buried Dreams
03. Incarnated Solvent Abuse
04. Under the Scalpel Blade
05. This Mortal Coil
06. Tomorrow Belongs To Nobody / Death Certificate
07. Dance of Ixtab (Psychopomp & Circumstance March No. 1 On B)
08. Black Star / Keep On Rotting in the Free World
09. The Scythe's Remorseless Swing
10. Corporal Jigsore Quandary
11. Heartwork
12. Tools Of The Trade / Carneous Cacoffiny

 

STRATOVARIUS
ライフが回復したのも束の間のこと、CARCASS終了後はフロアの最後方にまで移動し、腰を下ろすどころは横になってしまう始末。そんな中、STRATOVARIUSが心地よいメロディを奏で続けてくれ……気づいたらラストの「Hunting High And Low」のイントロ。ごめんなさい(苦笑)。

セットリスト
01. Survive
02. Eagleheart
03. Stratosphere
04. Father Time
05. Paradise
06. Bass Solo
07. Frozen In Time
08. Black Diamond
09. World On Fire
10. Unbreakable
11. Hunting High And Low

 

NIGHTWISH
ストラトの流れでまだ横になっていたのですが、それほど詳しくない自分でも知ってる名曲も多く用意されたセトリに、気づいたら体を起こして聴き入っていました。病気の影響で年初に予定されていたジャパンツアーは中止になっていましたが、実はこっちに出演するためのキャンセルだったのでは?と思ってしまうほどにフローア・ヤンセン(Vo)のボーカルは冴え渡っていましたし、サウンド面含めトータルバランスが非常に優れており、初見でも存分に満喫できるステージだったと思います。今回のラウパーにおいて、個人的にもっとも大きな収穫はNIGHTWISHだったかもしれません。

セットリスト
01. Noise
02. Storytime
03. Tribal
04. Élan
05. Dark Chest Of Wonders
06. I Want My Tears Back
07. Nemo
08. Shoemaker
09. Last Ride Of The Day
10. Ghost Love Score

 

KREATOR
フレデリク・ルクレール(B)加入後初の日本公演、というか個人的には初来日の1992〜3年以来となる生KREATORでした。ミレ・ペトロッツァ(Vo, G)のヒステリックなボーカルは健在ですし、それ以上に曲間にちょいちょい挟む煽りのワードチョイスがツボすぎて、首を振るより腹を抱えて笑ってしまった。新作『HATE ÜBER ALLES』(2022年)からの楽曲は2曲ほどで、あとは新旧/緩急に富んだセットリストで観る側をまったく飽きさせない。超初期の名曲「Tormentor」がなかったのは残念ですが、それでも「Flag Of Hate」や「Pleasure To Kill」あたりをしっかり聴けたのはうれしかったな。あと、個人的名盤の前々作『GODS OF VIOLENCE』(2017年)以前の近作楽曲もライブ映えするものばかりだったので、もっと真剣に聴き込もうと思いました。PANTERA前で体力温存する予定が、しっかり暴れさせてもらいました。

セットリスト
01. Hate Über Alles
02. Hail To The Hordes
03. Awakening Of The Gods
04. Enemy Of God
05. Phobia
06. Satan Is Real
07. Hordes Of Chaos (A Necrologue For The Elite)
08. 666 - World Divided
09. Flag Of Hate
10. The Patriarch / Violent Revolution
11. Pleasure To Kill

 

PANTERA
KREATOR後半あたりからフロアの人口密度/圧縮率が急増。そうか、PANTERAだけ目当てのお客さんもそれだけ多いってことなのね。ステージが暗幕で覆われる中、フロアの雰囲気はそれ以前とは異なる異様なものに変わってることに気づき、こちらもテンションがどんどん上がっていく。そして、オープニングムービー&SEを経て、「Mouth For War」からライブがスタート! 海外では「A New Level」始まりでしたが、ここ日本から1、2曲目が入れ替わった結果、最高の幕開けになったのではないでしょうか。

ザック・ワイルド(G)は彼らしさを要所要所に滲ませつつも、基本的にはダイムバッグ・ダレルのプレイに忠実。チャーリー・ベナンテ(Dr)も同様で、変にエゴを見せることなく、あくまでダイム&ヴィニー・ポール(Dr)へのリスペクトを込めたサポートぶりで、各々の役割に徹しているように映りました。それがよかったのか、フィル・アンセルモ(Vo)もレックス・ブラウン(B)も変に気張ることなくライブに集中できていたように思います。

フロアの熱気はこの日一番といいますか、それ以前の演者とか比べものにならないほど異様なもので、「そうそう、90年代のPANETARAってこんな感じだったな」と懐かしく感じたり、一方で新鮮さが伝わってきたりと、終始なんとも言えない不思議な感覚に陥っていました。が、曲が始まるごとにそのイントロに興奮し、拳を上げて一緒に歌い暴れるのは昔と変わらず。歳はとったけど、記憶は一瞬にして過去を呼び戻してくれるんですね。

選曲的には海外公演同様で、キャリア最大のヒット作『VULGAR DISPLAY OF POWER』(1992年)と唯一の全米1位獲得作『FAR BEYOND DRIVEN』(1994年)からの楽曲が中心。ラスト作『REINVENTING THE STEEL』(2000年)からは「Yesterday Don't Mean Shit」のみで、『THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL』(1996年)に至っては完全スルー。まあそれも理解できます。今回はPANTERA“再結成”ではなく、“ダイム&ヴィニーへの敬意を込めてPANTERAナンバーを演奏する”ことがメインなのですから。

フィルの声は比較的出てるほうだったんじゃないかな。ただ、昔の来日公演同様MCでは英語でコミュニケーションを取ろうとするもリアクションが悪く、急に不機嫌さを見せたりする。その都度、日本語が話せるスタッフをステージに呼び込んで通訳させる。これも昔と一緒。ギリギリご機嫌を保てたようで安心です。

ライブは文句なしに最高でした。過去と比べるとかそういう無駄なことをせず、目の前で繰り広げられるステージを邪心なしで楽しむことができた。それで十分だと思います。あくまで1回こっきりのお祭りという認識でいたからこそ、僕自身も無邪気に楽しめたと思いますし。

きっと今年の夏くらいまでこのメンツでフェスなどに出演して、今回のプロジェクトは終了するんじゃないかな。むしろ、そうであってほしい。金儲けも大切だけど、これ以上長く続けたらフィル自身次に進めないような気もしますしね。

セットリスト
01. Mouth For War
02. A New Level
03. Strength Beyond Strength
04. Becoming / Throes Of Rejection (Outro)
05. I'm Broken / By Demons Be Driven (Outro)
06. Use My Third Arm
07. 5 Minutes Alone
08. This Love
09. Yesterday Don't Mean Shit
10. Fucking Hostile
11. Cemetary Gates (Tape Intro) / Planet Caravan
12. Walk
13. Domination / Hollow
14. Cowboys From Hell

 

■最後に
『DOWNLOAD JAPAN』あたりと比較すると、客層がかなり上だった印象。出演者的にそうなるのも致し方ないかな。それこそ、ラウパー、『DOWNLOAD JAPAN』、『KNOTFEST JAPAN』の出演者(日本人アーティスト含む)をミックスして3で割れば、もっとバランス良い客層になる気もします。そうすることが、こういったジャンルの拡大や同フェスの継続にも好影響を及ぼすと思うのですが、いかがでしょう?

2023年3月25日 (土)

PANTERA『COWBOYS FROM HELL: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2010)

1990年7月にリリースされたPANTERAのメジャー1作目『COWBOYS FROM HELL』の20周年記念エディション。海外では2010年9月14日にCD2枚組および3枚組仕様の2形態で発売されました(日本盤未発売)。

本稿は3枚組エディションについて触れていきます。まず、DISC 1には『COWBOYS FROM HELL』リマスター音源を収録。リマスタリングされた最新音源は1990年という時代の間に制作されたオリジナル音源と比べて、だいぶ厚みとヘヴィさが増している印象。テリー・デイトによるもともとの音は、このサウンドのわりに(特にダイムバッグ・ダレルのギターの)線が細い/痩せている印象が強く、ドラムもヴィニー・ポール(Dr)のドラムサンドも軽く聞こえていたところを、だいぶヘヴィ補正が加えられたことでこのバンド本来の魅力が伝わりやすい形には変化したかなという気がしています。

3枚組仕様にのみ収録のDISC 2には、『COWBOYS FROM HELL』に伴うライブから1990年に開催された『Foundations Forum』の7曲と1991年にモスクワで開催された『Monsters Of Rock』の5曲を収録。「Domination」「Primal Concrete Sledge」「Cowboys From Hell」「Heresy」「Psycho Holiday」の5曲はまる被りですが、メジャーデビュー間もない時期のコンベンションライブとソ連崩壊直前に200万人前後の聴衆が押し寄せたと言われるフェス公演とシチュエーションはまったく異なります。録音状態は前者のほうが優れているものの、ライブの臨場感は確実に後者のほうが上。特にモスクワでの『Monsters Of Rock』はAC/DCMETALLICAMOTLEY CRUEなどの強豪たちとの共演ということもあり、バンドが頂点へと登り始めた最初期の勢いも加わったエネルギッシュなライブを楽しめるはずです。

バンドはその後、次作『VULGAR DISPLAY OF POWER』(1992年)にて本格的なブレイクを果たすわけですが、その人気が爆発する前夜の記録としては非常に興味深いものがあるのではないでしょうか。その後のライブではあまり披露されなくなった『COWBOYS FROM HELL』収録曲も少なくないですし、特に「The Art of Shredding」あたりは1988年12月のライブ音源『BEFORE WE WERE COWBOYS』(2015年)と比較してみても面白いかもしれません。

さらにDISC 3は『COWBOYS FROM HELL: THE DEMOS』と題した、『COWBOYS FROM HELL』収録曲およびアルバム本編には収録されなかった未発表曲のデモ音源集。1989年に録音されたという11のデモ音源の中でもっとも注目を集めるのは、本ディスクのオープニングを飾る「The Will To Survive」でしょう。正統派メタル調の楽曲スタイルは『COWBOYS FROM HELL』の方向性というよりも、その前作『POWER METAL』(1988年)の流れを汲むもの。フィル・アンセルモ(Vo)もスクリームしたりガナったりするよりもハイトーンで歌い上げており、思わずニヤニヤしてしまいます。ちなみに、この曲の一部はのちに『VULGAR DISPLAY OF POWER』に収録される「This Love」に流用されることになります。

そのほかにも、「Shattered」の冒頭に仰々しいイントロダクションが追加されていたりと、その後発表される正規盤音源とは一部異なるアレンジも要所要所に見つけることができます。ストレートな演奏の上で素直に歌い上げられている「Cemetery Gates」も、「The Will To Survive」の流れで聴くとなるほどと納得させられるものもあり、改めてこのバンドの自出を再確認できるのではないでしょうか。

なお、DISC 3の『COWBOYS FROM HELL: THE DEMOS』は2010年当時にBlack Fridayの一環として3000枚限定で単独アナログ化。音源自体はサブスクでも聴くことができるものの、本アナログは現在入手困難の1枚となっています。

ここ数日、『LOUD PARK 2023』ヘッドライナーとして約20年ぶりの来日を控えたPANTERAのスピンアウト作品をピックアップしてきましたが、こうした記事がラウパーへの期待を煽るものになっていることを願っています(ダイムやヴィニーはすでにこの世にいないものの、ザック・ワイルド&チャーリー・ベナンテを含む編成でのステージはメタルファンなら目撃しておかないといけないものですからね)。

 


▼PANTERA『COWBOYS FROM HELL: 20TH ANNIVERSARY EDITION』
(amazon:海外盤2CD / 海外盤3CD / MP3

 

2023年3月24日 (金)

PANTERA『FAR BEYOND BOOTLEG: LIVE FROM DONINGTON '94』(2014)

2014年6月2日にリリースされたPANTERAのライブアルバム。

本作はもともと、同年3月24日にリリースされたPANTERAのメジャー3rdアルバム(通算7作目)『FAR BEYOND DRIVEN』(1994年)の20周年デラックスエディションにボーナスディスクとして付属していたものを、アナログ&デジタル限定で単独販売したもの。本ライブアルバムの日本盤単独リリースは実現していませんが、『FAR BEYOND DRIVEN』20周年盤は国内盤化もされているので、フィジカルで入手したい方はそちらを探してみることをオススメします(アルバム本編もリマスタリングが施され、迫力が増していますしね)。

さて、このライブアルバムですが、PANTERAがもっともノリにノッていた1994年のライブを収めたもので、1994年6月4日にイギリス・ドニントンパークで開催された野外フェス『Monsters Of Rock』出演時の音源となります。同年春に『FAR BEYOND DRIVEN』が初の全米1位を獲得、イギリスでもキャリア最高の3位を獲得したタイミングであり、当然彼らはフェスのメインステージに出演。AEROSMITHがヘッドライナーを務めた年で、PANTERAはPRIDE & GLORYTHERAPY?に次ぐ3番手としてステージに立っています(その後、SEPULTURAEXTREME、AEROSMITHという出順)。

当日のセットリストは以下のとおり。

01. A New Level
02. Use My Third Arm
03. Walk
04. Strength Beyond Strength
05. Domination / Hollow
06. Slaughtered
07. Fucking Hostile
08. This Love
09. Mouth For War
10. Primal Concrete Sledge
11. Cowboys From Hell

このうち、アルバムには「A New Level」「Primal Concrete Sledge」を除く9曲を収録。当時の触れ込みでは「『Monsters Of Rock』出演時の模様を完全収録」と謳われていましたが、録音状態の不備が理由でしょうか。結果としてこういう中途半端な形となっています。ライブのオープニング定番曲である「A New Level」をカットし、当時の新曲「Use My Third Arm」からスタートする形は少々意外かもしれません。

PANTERAの公式ライブアルバムとしてバンド存命中に唯一残されたライブアルバム『OFFICIAL LIVE: 101 PROOF』(1997年)と比べると、ボリューム的には物足りないかもしれません。しかし、ドニントンパークで数万人のオーディエンスを前に繰り広げられる圧巻のステージの雰囲気は、この音源からも十分に伝わってきますし、人間関係的にも良好だった(つまり、バンドとしてもっとも脂の乗っていた)時期の鉄壁のライブを追体験できるという点では、非常に重要な意味を持つ音源だと言えるでしょう。

圧倒的なバンドアンサンブルは言うに及ばず、もはや獣のようにスクリームしまくるフィル・アンセルモ(Vo)は唯一無二。個人的には「Slaughtered」から「Fucking Hostile」へと傾れ込む怒涛の構成がハイライトかな。特に後者はなかばヤケクソ気味なスピード感で、サビやエンディングで〈Fucking hostile!〉と一斉に叫ぶオーディエンスの声には鳥肌が立ちます。

ちなみに、本作には『OFFICIAL LIVE: 101 PROOF』に未収録の「Mouth For War」のライブテイクも収録。こちらの熱量も何ものにも変え難い魅力があるので、必聴です。まあ要するに……PANTERAのライブ音源はすべてマストで押さえておくべきってことですね。

 


▼PANTERA『FAR BEYOND BOOTLEG: LIVE FROM DONINGTON '94』
(amazon:海外盤アナログ / MP3

 

2023年3月23日 (木)

PANTERA『BEFORE WE WERE COWBOYS』(2015)

2015年9月11日にリリースされたPANTERAの非公式ライブアルバム。当初は『BORN IN THE BASEMENT: THE DALLAS BROADCAST 1988』というタイトルで発表。日本では2018年4月6日に限定発売されています。

昨今のサブスク中心の音楽生活においては、ふいにこういった作品が追加されてビックリさせられることも少なくありません。本作もそのひとつであり、後ろめたさはありつつもついつい再生してしまう自分がいます。正直、本サイトでもこの手のアイテムはあまり紹介しないようにしていたのですが、内容が内容なだけに(かつ、この時期の音源を公式に聴く手段がないので)こうして改めてピックアップしてみました。

本作は1988年12月20日、アメリカ・テキサス州ダラスの The Basement Clubで行われたPANTERAのFMラジオ放送用ライブ音源に、非公式リリースに際してデジタルリマスタリングを施したもの。1986年に加入したフィル・アンセルモ(Vo)を擁する編成で初のスタジオアルバム(通算4作目)『POWER METAL』(1988年)を発表し、半年後に行われたライブのようです。

初期3作はグラムメタルの延長線上にあるサウンドでしたが、フィルの加入により(アルバムタイトルどおり)パワフルなメタルバンドへと生まれ変わったPANTERAですが、当時はまだメジャーデビュー前。本作のタイトルのように『COWBOYS FORM HELL』(1990年)前夜”という、非常にレアなタイミングでのライブとあって、選曲的にも今では想像できないような内容のステージが展開されています。

全9曲が収められた本作ですが、冒頭4曲(「Death Trap」「Rock The World」「Power Metal」「We'll Meet Again」)は『POWER METAL』からの選曲。『COWBOYS FORM HELL』以降しか知らない世代にとっては、この時点で相当新鮮に映ります。スタジオ音源では正統派メタル的カラーが強いものの、こうしてライブテイクを耳にすると、どの曲も『COWBOYS FORM HELL』期の片鱗を感じさせ、楽器隊(特にギターのダイムバック・ダレル)のプレイに関してはすでに“『COWBOYS FORM HELL』以降”を感じさせる完成度。そりゃあメジャーに引っ張られるわけだと納得してしまいます。

またこの時点で、のちに『COWBOYS FORM HELL』に収録される「The Art Of Shredding」「The Sleep」も披露されており、早くもバンドが次の変化に向けて動き出していたことも確認できます。大まかなアレンジはその後のスタジオバージョンと一緒ですが、やっぱり『POWER METAL』の楽曲とはちょっと質感が異なることもあり、このライブの流れで聴くと馴染んでいるようで乖離しているようでもあり、なかなか面白いことになってます。

さらに、本作には9分にもおよぶダイム(当時はダイアモンド・ダレル)のギターソロや、「This Bud's For You」のお遊びカバーなども含まれており、その後公式に残されたライブ作品とはまた違った味わい深さも伝わります。音質的には不安定さも否めませんが、ひとつの記録として、また『POWER METAL』収録曲の一部を追体験する上で非常に貴重な作品と言えるのではないでしょうか。いつサブスク上から消えるかわからない1枚ですが、『LOUD PARK 2023』での来日を前にチェックしてみてはどうでしょう。

 


▼PANTERA『BEFORE WE WERE COWBOYS』
(amazon:国内盤CD / MP3

 

2022年11月 5日 (土)

V.A.『RANDY RHOADS TRIBUTE』(2000)

2000年2月23日にリリースされたランディ・ローズ(ex. OZZY OSBOURNE、ex. QUIET RIOT)のトリビュートアルバム。日本限定で制作されたものですが、海外では韓国でも発売されていたようです。

プロデュースや制作の総指揮を担当したのは、SKID ROWACCEPTMETALLICAなどのプロデュースやエンジニアリングで知られるマイケル・ワグナー。それもあってか、参加ミュージシャンは過去に彼と仕事をしたことがあるHR/HM系アーティストが多数名を連ねています。

そのメンツもセバスチャン・バック(Vo/ex. SKID ROW)、ロブ・ロック(Vo/IMPELLITTERI)、ジョー・リン・ターナー(Vo/ex. RAINBOWなど)、マーク・スローター(Vo/SLAUGHTER)、ウルフ・ホフマン(G/ACCEPT)、ジェイク・E・リー(G/RED DRAGON CARTEL、ex. OZZY OSBOURNE、ex. BADLANDS)、ケイン・ロバーツ(G/ex. ALICE COOPER)、ロイ・Z(G/WEST BOUND、TRIBE OF GYPSIES、HALFORDなど)、ジョージ・リンチ(G/ex. DOKKENなど)、山本恭司(G/BOW WOW)、クリス・インペリテリ(G/IMPELLITTERI)、アル・ピトレリ(G/SAVATAGE、ex. MEGADETHなど)、ダイムバッグ・ダレル(G/ex. PANTERA)、チェット・トンプソン(G/ex. HELLION)と、ピュアHR/HM界隈には非常に豪華なもので、曲ごとに異なる組み合わせで華を添えています。なお、リズム隊はマイク・ブリグナーデロ(B/GIANT)&マイケル・カーテロン(Dr/ex. DAMN YANKEES)が固定で担当しています。

日本のレーベル主導ということもあり、その人選こそ日本のメタルファンが好みそうなものですが、内容的には可もなく不可もなくといった印象。そもそも取り上げられている楽曲がオジー・オズボーンの初期2作からなので、選曲も限定されますし、そりゃあこうなるわなといったところでしょうか。だって、前半5曲が『BLIZZARD OF OZZ』(1980年)、後半5曲が『DIARY OF A MADMAN』(1981年)からで、冒頭4曲に関しては『BLIZZARD OF OZZ』とまったく同じ流れですし、耳馴染み良すぎるというか聴き飽きたものがありますから。

ワールドワイドリリースが実現した『IMMORTAL RANDY RHOADS - THE ULTIMATE TRIBUTE』(2015年)と比べると、聴きやすさや安定感は今作のほうが勝るものの、繰り返し聴きたくなるかと言われるとそれはまた別の話。初期QUIET RIOT時代の楽曲を含むこと、サージ・タンキアンSYSTEM OF A DOWN)やトム・モレロRAGE AGAINST THE MACHINE)みたいにアクの強いアーティストを含むという点で、個人的には『IMMORTAL RANDY RHOADS - THE ULTIMATE TRIBUTE』のほうが好みかな。あくまで僕個人の視点ですが。

ただ、多くのHR/HMリスナーにとってはこの『RANDY RHOADS TRIBUTE』のほうが正義なんでしょうね。その理由も理解できますが。

過去にオジーバンドに在籍したジェイクが大切な「Crazy Train」のソロを崩しまくっていたり、ジョージ・リンチはジョージ・リンチのままだったり、クリス・インペリテリもクリス・インペリテリのままだったりと、まあ面白いっちゃあ面白いんですが、そんな中でランディに対する敬意がしっかりプレイに表れた山本恭司やダイムバッグ・ダレルのソロは、すべてを超越した正義感が伝わります。

シンガーに関しても、もうひとりふたり意外性の強い方が参加していたら、もうちょっと印象が変わったのかも。そもそも、オジーが歌う楽曲ですから、そこまで歌唱力/表現力の高いシンガーを必要するわけではないですから、アクの強さで勝負する人がいてもよかったんだけどな……というのも、ごく個人的な感想です。まあ、この4人(バズ、ロブ・ロック、ジョー・リン・ターナー、マーク・スローター)だと不思議と統一感も伝わったので、全然アリっちゃあアリなんですけどね。

先の『IMMORTAL RANDY RHOADS - THE ULTIMATE TRIBUTE』と違って日本限定作品ということもあり、現在は廃盤状態であり、サブスクでも聴くことができない代物。中古盤ショップを回れば意外と簡単に、かつ安価で入手できますので、気が向いたらチェックしてみてはどうでしょう。

 


▼V.A.『RANDY RHOADS TRIBUTE』
(amazon:国内盤CD

2020年12月15日 (火)

SCOUR『BLACK』(2020)

2020年11月27日にリリースされたSCOURの3rd EP。日本盤未発売。

前作『RED』(2017年)から3年ぶりに発表された新作。1作目はシンプルにバンド名をタイトルに冠した『SCOUR』(2017年)でしたが、いつしか同作は『GREY』と呼ばれるようになり、今作を含めて3色の三部作として成立することになりました。

フィル・アンセルモ(Vo/SUPERJOINT、PHILIP H. ANSELMO & THE ILLIGALS、EN MINOR、ex. PANTERA)、デレク・エングマン(G/ex. CATTLE DECAPITATION)、チェイス・フレイザー(G/ANIMOSITY)、ジョン・ジャーヴィス(B/AGORAPHOBIC NOSEBLEED、ex. PIG DESTROYER)、アダム・ジャーヴィス(Dr/LOCK UP、PIG DESTROYER)と、前作『RED』と同じメンツで制作された今作は、過去2作とは異なりNuclear Blast Records経由でのリリース。それもあってか、今作からはいくつかMVも制作されています。

基本的な方向性や作風、EPの構成は過去2作と共通しており、素人の耳ではその違いを見つけるのはなかなか難しいかもしれません(苦笑)。ですが、今作はわざとなのか、過去2作よりもサウンドプロダクション(ミックス)が若干こもり気味で、そのモコっとした感触が初期ブラックメタルを彷彿とさせるものがあります。これは意図的なんでしょうかね。好き嫌い分かれそうですが、これくらいがちょうどいいってリスナーも少なくないんでしょうね。

また、今作には複数のゲストミュージシャンの名前を見つけることができ、「Doom」ではHATE ETERNALのエリック・ルータン(G)がソロを披露していたり、俳優のジェイソン・モモアもボーカルで参加。「Flames」ではCANNIBAL CORPSEのパット・オブライエン(G)のプレイも楽しむことができます。特に「Doom」で耳にすることができるメロウなギターソロは、このブルータルな曲調の中ではほんのちょっとだけ現実逃避できる激甘な瞬間で、個人的にも好印象。過去の楽曲との差別化を見事な形で図ることができたのではないでしょうか。

フィルのブラックメタル・ライクなボーカルも板につき始めており、これまでのエクストリームメタル・バンド/プロジェクトのそれとは異なる迫力が感じられます。ここまでコアなことに挑戦しながらも、一方ではEN MINORのようなゴシック調のバンドでじっくり歌を聴かせてくれる。これはこれで“アリ”な未来なのかな……今年も「12月8日」を迎えて、なおさら強く感じています。

 


▼SCOUR『BLACK』
(amazon:海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

SCOUR『RED』(2017)

2017年11月3日にリリースされたSCOURの2nd EP。日本盤未発売。

SCOURは元PANTERA、現在はSUPERJOINT、PHILIP H. ANSELMO & THE ILLIGALS、EN MINORなどで活躍するフィル・アンセルモ(Vo)が2016年にスタートさせたエクストリームメタルバンド。メンバーはデレク・エングマン(G/ex. CATTLE DECAPITATION)、チェイス・フレイザー(G/ANIMOSITY)、ジョン・ジャーヴィス(B/当時はPIG DESTROYER、AGORAPHOBIC NOSEBLEED)、そして前作に参加したジェシー・スコベル(Dr/STRONG INTENTION)からアダム・ジャーヴィス(Dr/MISERY INDEX、PIG DESTROYER)へとメンバーチェンジしたものの、デスメタル/グラインドコアなどのエクストリームメタル界隈の名手たちが一堂に会しており、表現されるサウンドも初期デスメタルやブラックメタル直系のブルータルなもの。その手のファンにはたまらないものと言えるでしょう。

1年前に発表されたデビューEP『SCOUR』(2016年)から間髪入れずに発表された今作は、基本的に前作の延長線上にある1枚。いや、そのまま勢いで完成させたというのが正しいのかな。強烈なブラストビートと痙攣を超えたギターのトレモロリフにはさらに磨きがかかっており、オープニングの「Red」から「Barricade」までの4曲連続は息をする間も惜しむほどの“圧”で聴き手を圧倒させます。

かと思うと、5曲目「Sentenced」は映画のサウンドトラックを思わせるような仰々しさ満点のインストゥルメンタルで、「このタイミングにこういう曲を配置するのか、となるとラストナンバーはどうなる?」とワクワクしていると、最後の最後「Shank」で再び高速ビートのデスメタルを浴びせられ、全6曲で15分半という驚異的に濃厚な時間が幕を下ろします。

前作はお披露目的な意味も大きかったと思いますし、とりあえずやりたいことをやってみたというイメージの1枚でしたが、続く今作ではバンドとしての軸がガッチリと固まった印象を受けました。単なるプロジェクトではなく、パーマネントなバンドとして続けていく……そんな強い意思が込められたのが、この燃えたぎるような炎の赤をタイトルに関した本作最大の特徴ではないでしょうか。

なんてことを言いながら、今作から続く3rd EP『BLACK』(2020年)までに3年ものスパンを要することになるんですけどね(笑)。

 


▼SCOUR『RED』
(amazon:海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

2020年11月 2日 (月)

PANTERA『REINVENTING THE STEEL: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2020)

2000年3月(日本は4月)にリリースされたPANTERAの9thアルバムにしてラスト作を、20周年を記念してスペシャルエディション化。海外では2020年10月30日に発売され、日本盤は同年11月18日リリース予定です。

2003年にフィリップ・アンセルモ(Vo)とほかのメンバーが決裂し、そのまま解散。ダイムバッグ・ダレル(G)とヴィニー・ポール(Dr)はDAMEGEPLANを結成するのですが、ご存知のとおり2004年12月8日にダレルが不幸に見舞われ死去。黄金期PANTERAの再結成は二度と叶わなくなってしまうわけです。

結果として最終作となった本作、過去のレビュー「リリース当時に聴いたときは『ヘヴィでカッコいいけど、ちょっと聴き手を選ぶ内容かなぁ』と」「が、あれから18年経った今聴いてみると、意外とキャッチーな1枚であることに気づかされます」と書きましたが、そこから2年経った今……つまり、オリジナルリリースから20年経った2020年に聴いても、その思いは変わらず、非常に徹底して作り込まれた「ヘヴィなのに意外と触れやすい」1枚であることが再確認できます。

今回のアニバーサリーエディションはCD3枚組で、DISC 2にはスターリング・ウィンフィールド、メンバーのダイムバッグ・ダレル&ヴィニー・ポールがプロデュース&ミックスを手がけたオリジナル盤のリマスターバージョン(およびラジオエディット4曲)が収録されています。もとのバージョンよりも若干ギターの音色がふくよかになったように感じられるのですが、いかがでしょう。

今回特筆すべきポイントはそこではなく、DISC 1とDISC 3の内容ですよね。DISC 1にはアルバム本編を、『COWBOYS FROM HELL』(1990年)から『THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL』(1996年)までのメジャー4作品を手がけたテリー・デイトが再ミックス。こちらがですね、非常に現代的なサウンドに生まれ変わっており、スリリングかつヘヴィなPANTERAの姿を再び拝めるのですよ。ぶっちゃけこの音で当時リリースされていたら、もっと高く評価されていたんじゃないか……というのは言い過ぎでしょうか。このバージョン、しばらくヘビロテしてしまいそうです。

DISC 3はアルバム未収録曲と同時期に制作/発表されたカバー曲と、『REINVENTING THE STEEL』収録曲の別ミックスバージョンで構成。「Avoid The Light」は映画『DRACULA 2000』、「Immortally Insane」は映画『HEAVY METALL 2000』の各サウンドトラック提供のアルバム未収録オリジナル曲。「Cat Scratch Fever」はテッド・ニュージェントのカバーで映画『DETROIT ROCK CITY』サントラ提供曲。「Hole In The Sky」はBLACK SABBATHのカバーで、EP「Revolution Is My Name」が初出、その後ベストアルバム『THE BEST OF PANTERA: FAR BEYOND THE GREAT SOUTHERN COWBOYS' VULGAR HITS!』(2003年)にも再収録。「Electric Funeral」も同じくBLACK SABBATHのカバーで、こちらはサバスのトリビュートアルバム『NATIVITY IN BLACK II: A TRIBUTE TO BLACK SABBATH』(2000年)が初出となります。ファンなら一度は耳にしたことのあるテイクかと思いますが、こうやってまとめて楽しめるのはありがたいものです。

で、注目の別ミックスですが、こちらはすべて“ボーカル抜きのラフミックス”という完成数歩手前のバージョン。全10曲、すべての別テイクが収められており、ミックス自体はリマスタリングが施されたDISC 1、DISC 2には劣るものの、楽器隊の一丸となったプレイを、ギターソロまで含めてじっくり楽しめるという意味では非常に貴重かもしれません。まあ、完全にマニア向けですね。

というわけで、すでにオリジナル盤を楽しみ尽くした輩にはDISC 1(とDISC 3)、これから本作に手を出そうと思っている人は……まずはオリジナルバージョンからでいいと思います(笑)。無理にミックス違いやインストバージョンまで含め、同じアルバムを3周もする必要はないでしょう。

にしても、今聴いても「Hellbound」やら「Revolution Is My Name」やら、SLAYERのケリー・キング(G)がアウトロでギターをプレイしている「Goddamn Electric」など、本当に名曲揃いだなあ……この“続き”聴いてみたかったなあ。もはや二分の一がこの世にいないことを考えると残念でなりませんが。

 


▼PANTERA『REINVENTING THE STEEL: 20TH ANNIVERSARY EDITION』
(amazon:国内盤3CD / 海外盤3CD / MP3

 

2020年1月12日 (日)

祝ご成人(1999年4月〜2000年3月発売の洋楽アルバム20選)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今年で6回目となります。毎年この時期にこの企画をやることで、温故知新というよりは「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に重要なコンテンツになりつつあります。

しかも、前回(1998年4月〜1999年3月)から当サイトの前身サイトがスタートした時期(1998年12月)と被っていることもあり、選出時いろいろ感慨深いものがあったりするのですから、長く続けてみるものですね。

さて、企画説明です。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に1999年4月〜2000年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れが強い作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能なものを20枚ピックアップしました。

でも、どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちら、2018年度の新成人編はこちらです)

 

AC/DC『STIFF UPPER LIP』(2000年2月発売)(Spotify)(レビュー

ATARI TEENAGE RIOT『60 SECOND WIPE OUT』(1999年5月発売)(Spotify)(レビュー

BUCKCHERRY『BUCKCHERRY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

THE CHEMICAL BROTHERS『SURRENDER』(1999年6月発売)(Spotify)(レビュー

CIBO MATTO『STEREO☆TYPE A』(1999年6月発売)(Spotify

D'ANGELO『VOODOO』(2000年1月発売)(Spotify

THE DILLINGER ESCAPE PLAN『CALCULATING INFINITY』(1999年9月発売)(Spotify

DISTURBED『THE SICKNESS』(2000年3月発売/US)(Spotify)(レビュー

THE FLAMING LIPS『THE SOFT BULLETIN』(1999年5月発売)(Spotify

FOUNTAINS OF WAYNE『UTOPIA PARKWAY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

 

続きを読む "祝ご成人(1999年4月〜2000年3月発売の洋楽アルバム20選)" »

2019年10月19日 (土)

ANTHRAX『VOLUME 8: THE THREAT IS REAL』(1998)

1998年7月に発表された、ANTHRAX通算8作目のオリジナルアルバム。日本盤は海外よりも1ヶ月早い、同年6月初旬にリリースされています。

ジョン・ブッシュ(Vo/当時ex. ARMORED SAINT)加入後3作目となりますが、前作『STOMP 442』(1995年)まで所属していたElektra Recordsとの契約は2作で終了。今作はインディーズレーベルのIgnition Recordsから発表されました(日本盤はビクターからの初リリース作品)。

プロデュースを手がけたのは、前作でゲストプレイヤーとして参加したポール・クルック(G)とバンド自身。ポールは本作でも「Killing Box」など4曲でソロを披露しています。また、前作にも参加したPANTERAのダイムバッグ・ダレル(G)が「Inside Out」「Born Again Idiot」の2曲でソロを弾いたほか、同じくPANTERAのフィル・アンセルモ(Vo)も「Killing Box」でバッキング・ボーカルとしてゲスト参加しています。

作風としては、前作『STOMP 442』の延長線上にあるモダンヘヴィネス路線+ストレートなスラッシュ路線を推し進めたもの。ただ、前作にあった地味な印象が若干払拭されており、オープニングの「Crush」から派手さが目立つプレイを聴かせてくれます。

とにかく「Crush」のトライバルなリズムがカッコいいったらありゃしない。これ1曲でKOされたというリスナー、当時も少なくなかったはずです。かと思えば、いかにもANTHRAXなド直球疾走チューン「Catharsis」や、モダンヘヴィネスに特化した「Inside Out」とバラエティに富んだ3曲が冒頭を飾るわけですから、そりゃあ派手ですわな。

そこからロックンロール調の「P & V」や30秒程度のハードコア・ショートチューン「604」、カントリー風の朗らかさが際立つ異色作「Toast To The Extras」、軽快なスラッシュチューン「Born Against Idiot」、トライバルなリズムとモダンなアレンジが新鮮な「Killing Box」、枯れたアメリカンロック風な序盤からダイナミックなアレンジへと変化する「Harms Way」、グルーヴィーな「Big Fat」、グラインドコアと呼ぶにふさわしい「Cupajoe」などなど……良くも悪くもANTHRAXらしい無秩序さが際立つ内容なのです。そりゃ派手になりますわ。

統一感という点においては、オリジナルアルバムの中では一番薄いですし、ちょっと企画盤っぽくも思えてしまうくらい“非メタル”な楽曲も含まれています。が、この悪ノリ感もANTHRAXなわけでして。全14曲(ベースのフランク・ベロが歌うシークレットトラック「Pieces」を含めると15曲)で60分を超える内容は散漫とも受け取れますが、ここまでいろいろやれたのもジョン・ブッシュというシンガーありきな気も。賛否分かれるところかと思いますが、印象が薄いよりはマシなんじゃないかな。諸手を挙げて絶賛する気にはなれないけど、そこまで嫌いになれない1枚でもあります。

 


▼ANTHRAX『VOLUME 8: THE THREAT IS REAL』
(amazon:日本盤CD / 海外盤CD / MP3

 

続きを読む "ANTHRAX『VOLUME 8: THE THREAT IS REAL』(1998)" »

その他のカテゴリー

1963年の作品 1964年の作品 1966年の作品 1967年の作品 1968年の作品 1969年の作品 1970年の作品 1971年の作品 1972年の作品 1973年の作品 1974年の作品 1975年の作品 1976年の作品 1977年の作品 1978年の作品 1979年の作品 1980年の作品 1981年の作品 1982年の作品 1983年の作品 1984年の作品 1985年の作品 1986年の作品 1987年の作品 1988年の作品 1989年の作品 1990年のライブ 1990年の作品 1991年の作品 1992年の作品 1993年の作品 1994年の作品 1995年の作品 1996年の作品 1997年の作品 1998年のライブ 1998年の作品 1999年のライブ 1999年の作品 2000年のライブ 2000年の作品 2001年のライブ 2001年の作品 2002年のライブ 2002年の作品 2003年のライブ 2003年の作品 2004年のライブ 2004年の作品 2005年のライブ 2005年の作品 2006年のライブ 2006年の作品 2007年のライブ 2007年の作品 2008年のライブ 2008年の作品 2009年のライブ 2009年の作品 2010年のライブ 2010年の作品 2011年の作品 2012年のライブ 2012年の作品 2013年のライブ 2013年の作品 2014年の作品 2015年のライブ 2015年の作品 2016年の作品 2017年のライブ 2017年の作品 2018年のライブ 2018年の作品 2019年のライブ 2019年の作品 2020年のライブ 2020年の作品 2021年のライブ 2021年の作品 2022年のライブ 2022年の作品 2023年のライブ 2023年の作品 2024年のライブ 2024年の作品 =LOVE A Day to Remember A New Revenge A Perfect Circle a-ha A.A. Williams AA= AAAMYYY ABBA Abbath AC/DC Acacia Strain, the Accept Ace Frehley Adam Lambert Adrian Younge Aerosmith AFI After the Burial Afterglow Ahab aiko Air (France) AIR (Japan) AKB48 ALAZEA Alcatrazz Alcest Aldious Alexisonfire Alice Cooper Alice in Chains Alicia Keys Allman Brothers Band, the Almighty, the Alter Bridge Altitudes & Attitude Amaranthe American Head Charge American Hi-Fi Amorphis Anaal Nathrakh Anaïs Anchoress, the Anderson .Paak Andrew W.K. Andy Bell Andy Black Andy McCoy Andy Taylor Angel Du$t Angel Witch Angels & Airwaves Angra Animals as Leaders Annihilator Annisokay Anohni ANTHEM Anthrax Anti-Flag Aphex Twin Appice Aqours Arcade Arcadia Arch Echo Arch Enemy Architects Arctic Monkeys Aretha Franklin Arlo Parks Armed, the Armored Saint ARROWS, the Art of Fighting Ash Asia Asian Dub Foundation ASIAN KUNG-FU GENERATION Asking Alexandria asmi At the Drive-In At the Gates Atari Teenage Riot ATATA Atomic Bitchwax, the Atreyu Audioslave August Burns Red Aurora Avalanches, the Avatarium Avenged Sevenfold Avril Lavigne Ayron Jones Azusa B'z Baby Chaos BABYMETAL Babyshambles Backstreet Girls Backyard Babies Bad Company Bad English Bad Moon Rising Bad Omens Badlands BAND-MAID Bang Tango Bangles, the Baroness BAROQUE Basement Jaxx Battle Beast Battles BAZRA BBHF BBM bdrmm Be the Wolf Beach House Beartooth Beastie Boys Beatles, the Beck Behemoth Belle & Sebastian Ben Folds Ben Harper Berlin Bernard Butler Berryz工房 Between the Buried and Me Beyoncé Biff Byford Biffy Clyro Big Brother and the Holding Company Big Scenic Nowhere bigLOVE Billie Eilish Billie Joe Armstrong Billy Corgan Billy F Gibbons Billy Idol Billy Talent BiSH Björk Black Crowes, the Black Earth Black Eyed Peas, the Black Label Society Black Lung Black Midi Black Sabbath Black Star Riders Black Swan Black Veil Brides BLANKEY JET CITY Bleachers Bleed from Within Blessing a Curse Bleu Blind Channel Blind Guardian Blind Melon Blink-182 Bloc Party Blondshell Blood Incantation Blood Orange Bloodywood Blue Murder Blues Pills Bluetones, the Blur Boards of Canada Bodom after Midnight Body Count Bodyslam Bon Iver Bon Jovi BON-BON BLANCO Bones UK Bonobo bonobos BOOM BOOM SATELLITES BOOM, THE Boris Born of Osiris Boston Boston Manor BOWWOW Boxer Rebellion, the Boy George BOYNEXTDOOR BOØWY BPMD BRAHMAN brainchild's Brian Eno Brian May Brides of Destruction Brides of Lucifer Bring Me the Horizon Brink, the British Lion Brkn Love Bronx, the Bruce Dickinson Bruce Springsteen Brujeria Bruno Mars Brutal Truth Bryan Adams BTS BUCK-TICK Buckcherry Budderside Buddy Guy Budgie Buffalo Daughter BUGY CRAXONE Bullet for My Valentine Bulletboys Bullets and Octane BUMP OF CHICKEN Buono! Burn the Priest Burning Witches Bury Tomorrow Bush Butch Walker Butcher Babies Cacoy Caesars Caliban callme Can't Swim Candlemass Candy Cane Hill Cannbal Corpse Capra Carcass CAROL Caroline Polachek Cars, the Catatonia Cathedral Cats in Boots Cavalera Conspiracy Cave in Celeste Chamber Charlatans, the Charlie Benante Charlie Sexton Cheap Trick chelmico Chelsea Wolfe Chemical Brothers, the Chic Children of Bodom Chip Z'nuff Chk Chk Chk (!!!) Chris Cornell Chris Poland Christina Aguilera Chrome Division Chthonic Chuck Berry Chvrches Cibo Matto Cigarettes After Sex Cinderella Circa Waves Clam Abuse Clash, the Classless Act Cleanbreak Click Five, the Clutch CO-FUSION Cocco Code Orange Coheed and Cambria Colbie Caillat Coldplay coldrain Comeback Kid Compilation Album COMPLEX Confusion Master Converge Corey Taylor Cornelius Cornershop Corrosion of Conformity Counterparts Courteeners, the Courtney Barnett Courtney Love Coverdale・Page Covet Cozy Powell CQ Cradle of Filth Crashdïet Crazy Lixx Cream Creature Creature Creed Creeper Cribs, the Crosses (✝✝✝) Crossfaith Crown the Empire Crown, the Cry of Love Cryptopsy Crystal Lake Cult, the Culture Club Cure, the Cutting Crew CYaRon! Cybernauts Cyhra Cymbals Cynic D'Angelo D'ERLANGER D-A-D D.A.N. Dachambo Daft Punk Damageplan Damn Yankees Damned Things, the Damned, the Damon Albarn Dance Gavin Dance Danger Danger Danko Jones Danny Elfman Danzig Dark Tranquillity Darkness, the Dashboard Confessional DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN DATS Datsuns, the Daughtry Dave Gahan Dave Lombardo David Bowie David Coverdale David Ellefson David Lee Roth David Sylvian Dead by April Dead by Sunrise Dead Cross Dead Daisies, the DEAD END Dead Kennedys Deafheaven Death Angel Death of Lovers Debbie Gibson DECAYS Deckard Dee Snider Deep Purple Def Leppard DEF.DIVA Deftones delofamilia Delorean Demolition 23. Departure, the Depeche Mode Deraps Derek Sherinian Desmond Child Destruction detroit7 Devil Wears Prada, the Devin Townsend Project Diamond Head DIAMOND☆YUKAI Diffuser Dillinger Escape Plan, the Dimmu Borgir Dinosaur Jr. Dio DIR EN GREY Dirty Honey Dirty Pretty Things Dirty Shirley Distillers, the Disturbed Dizzy Mizz Lizzy DMBQ Dogs D'Amour, the Dogs Die in Hot Cars Dokken Don Broco Don Dokken Donavon Frankenreiter Donnie Vie Doors, the Dorothy Down Down 'n' Outz downset. downy Dr. Feelgood Dragon Ash DragonForce Dream Theater Dream Widow Dreamboy Dreams Come True Dregen Drug Church DRY & HEAVY Dry Cleaning Dub War Duff McKagan Duran Duran Durbin DUST'N'BONEZ, THE Dweezil Zappa DYGL Dynazty Earthshaker eastern youth Echo & the Bunnymen Eclipse Eddie Vedder EGO-WRAPPIN' ELECTRAGLIDE Electric Century Electric Light Orchestra Electric Pyramid Electric Six ELLEGARDEN Elliott Smith Elton John Elvis Presley Eminem Emma Ruth Rundle Emperor Empire State Bastard Employed to Serve En Minor End Machine, the ENDRECHERI Enforcer Enter Shikari Entombed Enuff Z' Nuff Eric Clapton Eric Martin Erra Erykah Badu Eskimo Callboy Europe Eurythmics Evanescence Eve Every Time I Die Evil Stig Evile Ex: Re Exodus Explosions in the Sky Extreme Eyehategod E・Z・O Faceless, the Fair Warning Fairground Attraction Faith No More Falco Fall of Troy, the Fall Out Boy Faster Pussycat Fatboy Slim Fate Fates Warning Father John Misty Faye Webster Fear Factory Fear, and Loathing in Las Vegas Feeder Feeling, the Fever 333, the Fight Filter Finch Firehouse Firestarter Firewind Firstborne Fit for a King Five Finger Death Punch FKA Twigs Flaming Lips, the Flashcubes Flatbacker Fleetwood Mac Flotsam and Jetsam Flying Colors Flyleaf FM Foi Fontaines D.C. Foo Fighters Foreigner Fountains of Wayne fra-foa Francis Dunnery Frank Black Frank Turner Frankie Goes to Hollywood Franz Ferdinand Freddie Mercury Free Frost* Fudge Tunnel Fugees, the FUJI ROCK FESTIVAL Funeral for a Friend Futureshock Fuzzbubble G. Love Gabriels GALNERYUS Gamma Ray Garbage Garth Brooks Gary Moore GASTUNK Gatecreeper Gathering, the Gaupa Gene Simmons Genesis George Harrison George Lynch George Michael Georgia Satellites, the Get Up Kids, the GHEEE Ghost Ghost Inside, the Ghost Iris Ghostemane Ghostkid Gilby Clarke Gin Blossoms Ginger Wildheart Gits, the Giuda Glass Tiger Glassjaw GLAY Glenn Hughes GLIM SPANKY Go Ahead and Die GO!GO!7188 God is an Astronaut Godsmack Godspeed GOING STEADY GOING UNDER GROUND Gojira Goldie Lookin Chain Gorillaz Gotthard Graham Bonnet Grapevine Graupel GREAT ADVENTURE Great White Green Day Greg Puciato Greta Van Fleet Grey Daze Greyhaven Grimes GTR Guilty Kiss Gun Guns n' Roses H.E.A.T H.E.R.O. H.P. オールスターズ Hacktivist Halestorm Halford Halsey Hammer King Hanoi Rocks Hanson Harakiri for the Sky Hardcore Superstar Hardline Harem Scarem HARISS Harry Styles Hatebreed Haunted, the HAWAIIAN6 Hayley Williams HEAD PHONES PRESIDENT Health Heart Heartbreakers, the HEATWAVE Heaven & Hell Heaven Shall Burn Hell Freezes Over Hellacopters, the HELLO WORKS, THE Hellogoodbye Helloween Hellyeah Helmet HER NAME IN BLOOD Hermann H. & The Pacemakers Heroes and Monsters HEY-SMITH Hi-STANDARD hide HIGH and MIGHTY COLOR HIGH-LOWS, THE Higher Power HIM Hives, the Ho99o9 Hole Hollywood Rose Hollywood Vampires Honeycrack HoneyWorks Honne Hoobastank House of Lords Hu, the Huaska Hudson Mohawke Hurricane Hurricane #1 HUSKING BEE Hypocrisy I Mother Earth I Prevail I See Stars Ian Hunter Ibaraki Ice Nine Kills Iggy Pop Ihsahn Imminence Impellitteri Imperial State Electric In Flames In the Soup In This Moment Incubus Indianhead Infectious Grooves Inhaler INI INORAN Inter Arma International Noise Conspiracy, the Inxs Iron Maiden Issues It Bites Ithaca Izzy Stradlin J Jack Johnson Jack White Jaded Hearts Club, the Jake Bugg James Bay James Brown James Dean Bradfield James LaBrie Jamie XX Jamila Woods Jane's Addiction Janet Jackson Janis Joplin Japan Jeevas, the Jeff Beck Jeff Beck Group Jeff Buckley Jeff Healey Band, the Jeff Wootton Jellyfish Jerry Cantrell Jerusalem Slim Jessie Buckley Jesus & Mary Chain, the Jesus Jones Jet Jetboy Jim Steinman Jimi Hendrix Jimmy Eat World Jimmy Page Jimmy Page / Robert Plant Jinjer Joan Jett & the Blackhearts Joe Lean & the Jing Jang Jong Joe Lynn Turner Joe Perry Joe Satriani Joe Strummer & the Mescaleros Joel Hoekstra's 13 John Corabi John Diva & The Rockets of Love John Frusciante John Lennon John Mayer John Mellencamp John Sykes Johnny Thunders Johnny Winter Jomi Massage Jon Bon Jovi Jon Spencer Blues Explosion, the Jonathan Davis Josh Todd Josh Todd & the Conflict Joss Stone JOUJOUKA Journey Joy Division Judas Priest JUN SKY WALKER(S) Juno Reactor Jurassic 5 Justice Justin Timberlake JYOCHO Kaato Kadavar Kamasi Washington Kanye West Kaonashi Kasabian Katatonia Katmandu Keane Keith Richards Kelela Kelly Osbourne KEMURI Ken Yokoyama Kendrick Lamar Kenny Loggins KENZI & THE TRIPS Kerry King Khemmis Kid Laroi, the Kiko Loureiro Killer be Killed Killers, the Killing Joke Killswitch Engage King 810 King Crimson King Gizzard & the Lizard Wizard King Woman King's X Kingdom Come KinKi Kids Kirk Hammett KISS Kissin' Dynamite Kittie Kix KK's Priest Klan Aileen KLF, the Knack, the Knocked Loose KOOK Kooks, the Korn Korpiklaani Kottonmouth Kings Kraftwerk Kreator Kula Shaker Kurt Cobain Kurt Vile Kvelertak KXM Kylie Minogue Kyuss L'Arc-en-Ciel L.A.Guns La'cryma Christi LA-PPISCH Lacuna Coil Lady Gaga Lamb of God Landmvrks Last Days of April Laufey Led Zeppelin Lemon Twigs, the Lemonheads, the Lenny Kravitz Leprous Liam Gallagher Libertines, the Liella! Light the Torch Like a Storm Lil Uzi Vert Lily Allen Limp Bizkit Lindemann Lingua Ignota Linkin Park Lion Liquid Tension Experiment LiSA Lita Ford Little Angels Little Caesar Little Glee Monster Liturgy Living Colour Local Band, the Lock Up Lonerider Lordi Lords of Black LOST IN TIME Lotus Eater Lou Reed LOUD PARK LoudLion Loudness Love and Death LOVE PSYCHEDELICO LOVEBITES Loverboy LOW IQ 01 Luby Sparks Lucer Lucifer Lullacry LUNA SEA Lurking Fear, the Lynch Mob Lynyrd Skynyrd lyrical school M/A/R/R/S Machine Gun Kelly Machine Head Mad Capsule Markets, the Mad Season Madball Madonna Magic Numbers, the Maison book girl Mamiffer Mammoth Mammoth Mammoth WVH MAN WITH A MISSION Man, the Mando Diao Manic Eden Manic Street Preachers Manowar Mansun Mantar Marillion Marilyn Manson Mark Morton Mark Slaughter Marmozets Maroon 5 Mars Electric Mars Volta, the Marty Friedman Marvelous 3 Massive Attack Mastodon Matchbox Twenty Matt Bellamy Matt Cameron Matthew Sweet Mayhem McAuley Schenker Group MD.45 Mdou Moctar Meat Loaf Meathook Seed Megadeth MELTONE Melvins Mercury Rev Meshuggah Metal Church Metallica METALVERSE Methods of Mayhem Mew Michael Jackson Michael Monroe Michael Schenker Michael Schenker Fest Michael Schenker Group Michael Sweet Mick Jagger Mick Mars Mick Ronson Midnight Bankrobbers Midnite City Mighty Mighty Bosstones, the Migos mihimaru GT Mike Shinoda Ministry Mission, the Mitski MIYAVI MO'SOME TONEBENDER Moby MODS, THE Mogwai Mondo Generator Mondo Grosso Monkees, the MONO NO AWARE MONOEYES Monster Magnet Mooney Suzuki, the Mordred Morrie Mother Love Bone Motley Crue Motorhead Mott the Hoople Mountain Mouse on Mars Mr. Big Mr. Bungle Mr. Mister Mr.Children Mrs. Piss MUCC Mudhoney Mudvayne Muse Music, the Mutation My Bloody Valentine My Chemical Romance My Darkest Days My Dying Bride My Little Lover Myles Kennedy Myrkur Måneskin Møl Nailbomb NAMBA69 Nancy Wilson Napalm Death Nashville Pussy Nelly Nelson NEMOPHILA Nervosa Neurotic Outsiders Neve New Order New Years Day New York Dolls NewJeans NEWS Newsted NGT48 Nicke Borg Homeland Nickelback Night Ranger Nightwish Nile Nine Black Alps Nine Inch Nails Nirvana NiziU Noel Gallagher's High Flying Birds NoisyCell NOT WONK Nothing Nothing But Thieves nothing, nowhere. Nova Twins NOVEMBERS, THE Nuclear Valdez O.P.KING Oasis Obituary Oblivion Dust Obscura Ocean Colour Scene Ocean, the OCEANLANE Octavision Of Mice & Men Offspring, the OGRE YOU ASSHOLE Oingo Boingo Olivia Rodrigo ONE OK ROCK Oneohtrix Point Never Opeth ORANGE RANGE Oranssi Pazuzu Orbital Ordinary Boys, the Orgy Orianthi ORIGINAL LOVE Our Hollow, Our Home Out of This World Outkast Outrage Overkill Ozzy Osbourne Palace Palaye Royale Paledusk PALEDUSK Pallbearer Panic! at the Disco Pantera Papa Roach Paradise Lost Paradox Paramore Parkway Drive PassCode Patti Smith Paul Draper Paul Gilbert Paul McCartney Paul Rodgers Paul Stanley Paul Weller PE'Z Peach sugar snow PEALOUT Pearl Jam PENPALS Perfume Periphery PERSONZ Pet Shop Boys Peter Gabriel Phantom Excaliver Phantom Planet Phil Campbell and the Bastard Sons Phish Pig Destroyer pillows, the Pink Cream 69 Pink Floyd Pixies Placebo Plastic Tree Playmates, the Poison Polaris (Australia) Polaris (Japan) Police, the polly Polyphonic Spree, the POLYSICS Pop Evil Poppy Porcupine Tree Portishead Power Station, the Power Trip Powerman 5000 Praying Mantis Predators, the Pretty Boy Floyd Pretty Maids Pretty Reckless, the Pride & Glory Primal Scream Primus Prince Privates, the Probot Prodigy, the Prong Protest the Hero Public Enemy PUFFY Pulp PUNPEE pupa Pvris Qemists, the Queen Queen + Adam Lambert Queens of the Stone Age Queensryche Quicksand Quiet Riot Quireboys, the R.E.M. Raconteurs, the Radiohead RADWIMPS Rage against the Machine Raging Speedhorn Rainbow RAISE A SUILEN Rammstein Ramones RAMRIDER Rancid Randy Rhoads Rapture, the RAREDRUG Rasmus, the Ratt Raven RCサクセション Reckless Love Red Dragon Cartel Red Hot Chili Peppers Red Warriors Reef Refused Revolution Saints Rex Brown RHYMESTER Richie Kotzen Richie Sambora Ricky Warwick Ride Rina Sawayama Riot Riot V RIP SLYME Rise of the Northstar Rival Sons Riverdogs RIZE Rob Zombie Robert Palmer Robert Plant Rock City Angels ROCK IN JAPAN FESTIVAL Rock Star Supernova ROCKBOTTOM Rocket from the Crypt Rod Stewart Roger Daltrey Rolling Stones Rolo Tomassi ROMANS RON RON CLOU Ronnie Atkins Ronnie Wood Rooster ROOSTERS, THE Roselia ROSSO Rough Cutt ROVO Roxy Blue Roxy Music Royal Blood Royal Republic RSO Run D.M.C. Rush Russian Circles Ryan Adams Sabaton Sacred Reich Sads Saigon Kick Saint Snow Saint Vitus Salems Lott Sam Smith Samantha's Favourite Sami Yaffa Sammy Hagar Santa Cruz Santana Saosin Savages Savatage Saxon SBK Scissor Sisters Scorpions Scott Weiland Scour Screaming Soul Hill Sean Lennon Sebastian Bach Secret Machines SeeYouSpaceCowboy SEKAI NO OWARI Selfish Cunt Senses Fail Septic Tank Sepultura Serj Tankian Sevendust SEX MACHINEGUNS Sex Pistols Shadow King Shadows Fall Shark Island Sharon Van Etten Sharptooth Sheryl Crow Shinedown Shinning Shobaleader One showmore Siamese Sick of it all Sigh Sigue Sigue Sputnik Sigur Rós Silver Ginger 5 Silverstein Silvertide Simple Minds Simply Red SION Sixty-Eight Sixx:A.M. SKE48 SKETCH SHOW Skid Row Skillet skillkills Skills Skin Skindred Skunk Anansie Slash Slash's Snakepit Slaughter Slaughter to Prevail Slaves (US) Slayer Sleep Sleep Token Sleeping with Sirens sleepyhead Slipknot Sloan Slowdive SLY Smashing Pumpkins Smith/Kotzen Smiths, the smorgas SNAKE HIP SHAKES Sneeze Snow Patrol Snuts, the Sodom Soen SOFT BALLET Soft Cell Soilwork Sonics, the Sons of Apollo Sons of Texas SOPHIA sora tob sakana Soul Asylum Soul Flower Union Soul Glo Soulfly Soulsavers Soulwax Soundgarden South Spaghetti Vabune! Sparta Sparta Locals Spiritbox Spiritual Beggars Spiritualized Spoon Squarepusher SR-71 St. Vincent STALIN, THE Starcrawler Starmen Starset Static-X Steel Panther Steelheart Stella Donnelly Stenfors Stephen Pearcy Stereophonics Steriogram Steve Conte Steve Jones Steve Perry Steve Stevens Steve Vai Steve Whiteman Steve Winwood Steven Tyler Steven Wilson Stevie Salas Stevie Wonder Stick to Your Guns Stills, the Sting Stone Roses, the Stone Sour Stone Temple Pilots Stooges, the Stormtroopers of Death Strapping Young Lad Stratovarius StringerBessant Strokes, the Struts, the Stryper Strypes, the STU48 Style Council, the Styx Suede SuG Suicidal Tendencies Suicide Silence Sum 41 SUMMER SONIC Sunbomb SUPER BEAVER SUPER BUTTER DOG Super Furry Animals Super$hit 666 Superchunk Supergrass SUPERSNAZZ Survive Survivor Suspended 4th Sweet Sweet & Lynch Sweet Oblivion Swervedriver Switchfoot Syrup16g System of a Down Szuters, the T. Rex t.A.T.u. Taking Back Sunday Talas Tame Impala Tank task have fun Taylor Swift Tea Party, the Team Sleep Tears for Fears Tears, the Teenage Fanclub Television Temple of the Dog Temples TENDRE Terence Trent D'Arby Terrorizer Terrorvision Tesla Tesseract Testament THEE MICHELLE GUN ELEPHANT Them Crooked Vultures Therapy? THE冠 Thin Lizzy Thirteen Senses Thirty Seconds to Mars Thou Three Days Grace Thunder Thundercat Thundermother Thunderpussy Thy Art is Murder Times of Grace Tin Machine Tinted Windows TMG TNT To Kill Achilles Toad the Wet Sprocket Todos Tus Muertos Tokyo Dragons Tokyo Motor Fist TOKYO ZAWINUL BACH Tom Keifer Tom Misch Tom Morello Tomahawk Tommy Lee Tommy's Rocktrip Tony MacAlpine Tony Martin Tool Toro Y Moi Torres Tortoise Toto Touché Amoré Towers of London Traening Train Trapped Under Ice Travis Treatment, the TREEBERRYS Tribulation TRICERATOPS Trivium Trixter Turbulence Turmion Kätilöt Turnstile Twenty One Pilots Twisted Sister Two (2wo) Two Door Cinema Club Two Lone Swordsmen Tycho Tygers of Pan Tang Tyketto U.D.O. U2 UA UFO Ugly Kid Joe Ultraphonix Ultraísta Umbra Vitae Underoath Underworld Unearth United Unkle Uriah Heep Used, the UVERworld Vader Vain Van Halen Vandenberg Vandenberg's Moonkings Veil of Maya Velvet Revolver Venom Venom Prison Verve, the Vexed Vibrators, the Vicious Rumors Vince Neil Vinnie Vincent Invasion Violette Wautier Vivian Campbell Vixen Voivod Vola Volbeat Volumes VOW WOW VV (Ville Valo) w-inds. W.A.S.P. Wage War Waltari WANIMA Wardruna Wargasm (UK) Warrant Warrior Soul Waterparks Wavves Wear Your Wounds Weeknd, the Weezer Wet Leg Wham! Wheatus While She Sleeps White Lion White Stones White Stripes, the Whitechapel Whitesnake Who, the Wig Wam Wildhearts, the Wilko Johnson Willard, the Willow Winery Dogs, the Winger Wings Witch Witherfall Within Temptation Wombats, the Wrench W(ダブルユー) X JAPAN XG Xibalba Y&T Yeah Yeah Yeahs Year of the Knife Yellow Magic Orchestra YELLOW MONKEY, THE Yes Yngwie Malmsteen YO-KING Yo-Yo's, the YOASOBI Yonaka You Me at Six YUKI Yumi Zouma Yungblud Yves Tumor Zakk Sabbath Zakk Wylde ZAZEN BOYS Zeal & Ardor Zeppet Store ZIGGY ZYX ZZ Top ×ジャパリ団 μ's ℃-ute →Pia-no-jaC← 「100番勝負」 「10年前」 「1年のまとめ」 「20年前」 「AIN'T IT FUN」 「CCCD」 「DJ / イベント出演」 「R.I.P.」 「アクセスランキング」 「アンケート」 「ゾ」 「ネットラジオ」 「フェス」 「仕事紹介」 「再結成」 「分析ネタ」 「平成の30枚」 「私的ベスト10」 「記事一覧」 「音楽配信」 あぁ! おとぎ話 からあげ姉妹 くるり こぶしファクトリー すかんち どうぶつビスケッツ×PPP ぼくのりりっくのぼうよみ ももいろクローバーZ ゆず ゆらゆら帝国 アイドルネッサンス アンジュルム イヤホンズ インビシブルマンズデスベッド ウマ娘 ウルフルズ エイプリルズ エレファントカシマシ カントリー娘。 カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。) カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。) カーネーション キタニタツヤ キュウソネコカミ キリンジ ギターウルフ クマリデパート クラムボン クリープハイプ クレイジーケンバンド グループ魂 ゲスの極み乙女。 コンタクト サザンオールスターズ サバシスター サンボマスター サ上と中江 ザ・クロマニヨンズ スカート スガ シカオ スタァライト九九組 スチャダラパー ストレイテナー スネオヘアー スピッツ スーパーカー ソニン タンポポ チャットモンチー トリプルファイヤー ドレスコーズ ナンバーガール ニューロティカ ハナレグミ ハロー!プロジェクト ヒプノシスマイク ピーズ, The フィッシュマンズ フィロソフィーのダンス フジファブリック フラワーカンパニーズ フランシュシュ プッチモニ マキシマム ザ ホルモン ミドリ ミニモニ。 ムーンライダーズ メロン記念日 モーニング娘。 モーニング娘。おとめ組 モーニング娘。さくら組 ユニコーン ラストアイドル ラブライブ! ラブリーサマーちゃん レミオロメン ロッカーズ ロマンポルシェ。 三浦大知 中島美嘉 中村一義 中村佳穂 中澤裕子 乃木坂46 乃紫 乙女新党 人間椅子 伊藤美来 佐野元春 八代亜紀 凛として時雨 加藤いづみ 勝手にしやがれ 原田知世 吉井和哉 吉川晃司 和田彩花 坂本真綾 堂島孝平 夢眠ねむ 大塚愛 大槻ケンヂ 大江慎也 太陽とシスコムーン(T&Cボンバー) 奥田民生 奮酉 女王蜂 如月レオン 宇多田ヒカル 安倍なつみ 安全地帯 寺嶋由芙 小沢健二 小泉今日子 尾崎豊 岡村靖幸 岡村靖幸と石野卓球 左とん平 市井紗耶香 布袋寅泰 平井堅 後浦なつみ 後藤真希 忌野清志郎 怒髪天 惑星 折坂悠太 押尾コータロー 推定少女 揺らぎ 斉藤和義 斉藤壮馬 新垣結衣 日向坂46(けやき坂46) 日暮愛葉 星井七瀬 星屑スキャット 星野みちる 星野源 春ねむり 暴動クラブ 曽我部恵一 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) 有村竜太郎 朝霧 Jam 木村カエラ 東京スカパラダイスオーケストラ 東京事変 東京女子流 松浦亜弥 松田聖子 柴田淳 桑田佳祐 森七菜 森重樹一 椎名林檎 椿屋四重奏 楠木ともり 櫻坂46(欅坂46) 氣志團 水曜日のカンパネラ 水瀬いのり 氷室京介 永井ルイ 沢田研二 浅井健一 浜崎あゆみ 浜田麻里 渋さ知らズ 片平里菜 玉置成実 玉置浩二 田中フミヤ 真心ブラザーズ 矢口真里 石川梨華 砂原良徳 私立恵比寿中学 筋肉少女帯 米津玄師 結束バンド 絢香 羅針盤 美勇伝 花冷え。 菊地成孔 藤本美貴 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 道重さゆみ 遠藤ミチロウ 金子ノブアキ 銀杏BOYZ 阿部真央 陰陽座 離婚伝説 電気グルーヴ 鞘師里保 頭脳警察 飯田圭織 齋藤飛鳥 10-FEET 1975, the 2 Many DJ's 22-20s 22/7 3 Colours Red 3 Doors Down 3rd Secret 3776 44MAGNUM 54-71 9mm Parabellum Bullet

カテゴリー