2005/09/26

「Born to be Rock 1」@横浜BLITZ(9/24)

 「Born to be Rock」っていうイベントが開催されることは数ヶ月前から知ってたんですよ。そりゃZIGGYさんが出演するってことで、一応のチェックは入れますよ。ただ、その対バン相手にピンとくるバンドが殆どなくて‥‥しかもピクンときたのが、何故かPERSONZだったという。何だこの組み合わせ!?みたいなね。恐らく'80年代後半、デビュー時期が殆ど一緒だろうから当時イベントなんかで一緒になる機会もあったと思うし、聞けばバンド結成がZIGGYと同じ1984年っつーことで、やはり去年20周年記念のライヴとかやったみたいで。今では自主制作にてCDVDアルバムっつーのを出してるみたいですが、とにかく頑張ってるようですよ。

 で、最初はさすがに行くつもりなかったんですよ。ところが‥‥知っての通り、ZIGGYさんは7月の野音以降、数本のイベントに参加して、この9/24のイベントを最後に暫く「冬眠」することになったようで。何かのライヴで言ったのか、それともファンクラブの会報で報告したのかは知りませんが、既にファンの間では周知の事実らしく、それを知ったとなっては‥‥行かないわけにはいきませんよね? 俺、野音のライヴはDVDでしか観れてないし、しかもあのDVD観てちょっと消化不良起こしちゃってますからね。短時間のイベントライヴとはいえ、やはり「見納め」ておかないと。

 更に‥‥これは正直嬉しかったんですけど‥‥直前になってこのイベントにSIONが追加されたんですよ。しかもアコースティックセットだそうで。前回観たのは、数年前のフジロック。豪華メンバーによるバンドスタイルだったけど、やはりSIONの魅力はあの「声」だと思うし、それをアコギをバックにじっくり味わえるとなれば‥‥これも観ないわけにはいかないよな。

 というわけで、開催数日前になって急遽参加を決めたのでした。

 当日は16時半という相当早い時間からのスタートだったのですが、正直俺は上に挙げた3バンドさえ観れればいいや、という気持ちもあり(また当日はいろいろ忙しかったり天気が悪かったりで)18時過ぎに会場入りしました。丁度、SHURIKENとかいう若手バンドが最後の曲を演奏していた時で、ロビーにあるモニターで観察。明らかに俺と同じ目的のお客達(ファッションを見れば一目瞭然だわな)もロビーで酒呑んだりしてまったりしてました。

■SION
 約30分、曲数にして7〜8曲だったのですが、ホント良かった! SIONは歌とブルースハープのみで、サポートのギタリストがアコギやテレキャスターを弾いてバックアップ。この人もハンパなく上手かった。そして何よりも、SIONの歌な‥‥日本のボブ・ディランは拓郎でも陽水でもなく、この人ですよ。凄いロック。声だけでロック。そして現実的に生活に根付いた歌詞。売れてないから書けるんだろ?なんていう穿った見方はこの際無視の方向で。もうね、何度心奪われて号泣しそうになったことか。酔いがいい感じで回ってたのも手伝って、食い入るようにステージに釘付けでしたよ。知ってる曲も結構あって(そんな熱心なリスナーではなかったのにね)、気づいたらサビを口ずさんでたり。あー、このスタイルで単独公演観たい。ちゃんとCD買います‥‥と思ってロビーの物販覗いたら、東芝時代の作品はCCCD‥‥FUCKですな

■PERSONZ
 このイベント、土日の2日間開催ってことで、しかも両日出演するのはPERSONZのみだったので、てっきりこの日も彼等がトリを務めるもんだと思ってたら、セッティングしてるアンプに「PERSONZ」のロゴが‥‥ああ、現在の知名度やセールスを考えた結果、ZIGGYにトリを譲ったのか、それとも「お休み前なので、急遽彼等をトリに」ってことになったのかは判りませんが、とにかくPERSONZです。最後に観たのは、恐らくセールス的に全盛期‥‥アルバムでいうと「NO MORE TEARS」とかその後くらいの横浜アリーナだったような記憶が。いや、これでも俺、一時期コピーバンドでベース弾いたりしてたんですよ。なので曲はそこそこ知ってる、というか、'90年代前半の、東芝移籍後の3人時代の曲も若干知ってますよ。TVKとかで目にしてたし。
 そんな、約15年振りくらいに観るPERSONZは、数年前に(サポートとはいえ)出戻った本田毅を含むオリジナルメンバーによるステージ。前半、全く知らない曲が続いたんだけど、テクニカルなニューウェーブ風ビートロックといった感じで、結局昔のまんまなんだよね。さすがにリズム隊の2人は年取ったなーっていう風貌だったけど、本田は髪立てたりして昔のまんま。JILLに関しては‥‥ある時期から完全に止まっちゃってるしな。いい意味で、期待通り。
 演奏は、もう上手いの一言。ドラムもあんなにテクニカルで計算し尽くされたプレイ、久し振りに観た気がした。プログレですよ、本気で。んでギターの本田のプレイが、これまた変態的で。昔以上に変態的になってた。スティーヴ・ヴァイですかお前は。
 前半知らない曲が続いたものの、実は途中から懐かしい曲のオンパレードで、殆ど歌えてる自分にビックリ。"7 COLORS (Over The Rainbow)" や "PRECIOUS LOVE"、"MAYBE CRAZEE -I LOVE YOU-"、"BE HAPPY" という怒濤の攻勢に爆笑しそうになったものの、やっぱり最後はこれやらなきゃ終れない‥‥ってことで、超代表曲の "Dear Friends" で終了(個人的にはバンドでもやってた "MIGHTY BOYS & MIGHTY GIRLS" とか聴きたかった)。15〜6年前の曲だけど、今聴いても非常に素晴らしい名曲だと思ったなぁ。やはり、本当に良い曲っていうのは、何年経っても心に響くもんなんだな、と再確認。ある時期で確実に「止まって」しまっているバンドではあるけど‥‥ニーズがあるのなら、このままずっと活動してって欲しいな、と純粋に思ったなぁ。

■ZIGGY
 さぁ、そんな訳でこの日のトリになってしまったZIGGYさん達。今回は三国さん(キーボード)のサポートなし、純粋な4人によるステージだということをセッティング中に知る(ステージ上にキーボードなし)。
 まずはセットリストでも見てくださいや。

  01. GLORIA
  02. MAKE IT LOUD
  03. JUST A ROCKIN'NITE
  04. CLOUDY SKY BLUES
  05. 悪魔と踊れ
  06. POISON CHERRY
  07. マケイヌ
  08. HEAVEN AND HELL

たった8曲‥‥時間にして30分強ですよ‥‥明らかにPERSONZの方が長くやってた気がする。ってことは、やはり急にトリにさせられたのかなぁ‥‥まぁそんなのはどうでもいいんですが。
 冗談っぽく「PERSONZが "Dear Friends" で終わったから、80年代ドラマ繋がりでZIGGYは "GLORIA" から始まったら面白いな」と思ったら、その通りで爆笑。そう、いきなりこの超代表曲からスタート。続く2曲目も1stアルバム収録の "MAKE IT LOUD" といい、恐らくこの日来場していたPERSONZファン、SIONファンにもアピールする、絶好の機会だったんじゃないかな。とにかく掴みはオッケー。その後、最近のルーズなロケンロール路線 "JUST A ROCKIN'NITE" や "悪魔と踊れ" といったユルいノリで上手く乗せ、"CLOUDY SKY BLUES" ではじっくりと森重の歌を堪能させ、ラスト3曲で「現在のZIGGY」を上手く証明してみせた‥‥たった8曲とはいえ、よい流れだったんじゃないでしょうか。つーかZIGGYはイベントだと上手いセットリスト組むんだよなぁ。
 この日の収穫は、何といっても "マケイヌ" でしょうか。まさかこの時期に、この曲が聴けるなんて思ってもみなかったから、大興奮でしたよ。ま、最初松尾がリフ弾き始めたときは、正直何の曲か判りませんでしたけど。。

 最後の曲が "I'M GETTIN' BLUE" ではなく、あくまで "HEAVEN AND HELL" だったことが、好印象だったというか‥‥あ、このバンドはまだまだ終らないな、いや終れないな、と実感しました。特にアンコールもなく、淡々とした進行で休止について触れることも一切なく、ホント「いつも通り」の和気あいあいとした空気がステージ上に漂っていてひと安心、というか‥‥

 改めて、ZIGGYが今後どういう路線に転がっていくのか‥‥それは誰にも判りません。恐らく本人達にも判ってないんじゃないでしょうか? ただ、今回改めて「SNAKE HIP SHAKES」時代の曲の素晴らしさを再認識し、頭2曲の初期路線、中盤に演奏された最近のルーズ路線、そしてラスト3曲のハイパー路線、と‥‥既に3つの顔を持つ彼等が、再びハイパー路線を選ぶ機会があるのかどうか‥‥個人的にはこの路線、大好きだっただけに‥‥もうひと暴れして欲しいよなぁ‥‥

 とにかく、暫くは各自ソロ活動を頑張ってもらって、来年から心機一転、今度はデビュー20周年(2007年)に向けて頑張って欲しいものですね。



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投稿: 2005 09 26 02:14 午前 [2005年のライブ, PERSONZ, SION, ZIGGY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック