2006/04/28

THE PRIVATES『真夜中の太陽 (THE SUN OF THE MIDNIGHT)』(2006)

 いやーっ、多分10数年ぶりくらいにまともに音源聴いたよ、THE PRIVATES。'80年代末のデビュー以来、恐らく'90年代後半の‥‥クラブミュージックに影響を受けたかのような音楽性の時期があったかと思うんだけど、その辺までの記憶はあるんだよね。まぁアルバムでいったら「THRILL! SPEED! SEX!」までしか聴いてないんだけどね。

 一昨年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」で、たまたま彼らのライヴを観て。それすら1989年以来だから、15年ぶりくらいで。でもね、これが確実に良かったんだわ、'80年代よりも。モッズやガレージからの影響をストレートに出した、ていうかまんまなんだけど。とにかく過去と比べれば、確実に今の方が直球で判りやすい。良いとか悪いとかを超越した、ロックンロールのカッコよさがストレートに伝わるライヴだったのよ。

 今回、偶然にも彼らのニューアルバムをリリースよりも早く聴く機会を得て、実はこの2ヶ月近く、かなりの頻度でこの「真夜中の太陽 (THE SUN OF THE MIDNIGHT)」を聴き込んでます。もうね、無心で聴けるカッコいいロックンロールアルバム。冒頭の "DELTA ECHO #1" で勝負決まり!みたいな。その後は緩急あるものの、基本的には時代を超越したガレージ色の強いロックンロール。'80年代の彼らも、'90年代の彼らも、そしてここ数年の彼らもを飲み込んで、噛み砕いて、吐き出されたものがこのサウンドなんだろうな、と。すごく原色っぽくてギトギトしてるんだけど、決してそれが嫌味というわけじゃない。むしろ心地よいくらい。本当に聴いていて気持ちいい。ロックンロール好きでこのアルバムがダメっていう人、いないんじゃないの?

 以前はボーカルの延原の声が苦手って人が周りにいたんだけど、今じゃ誰もそんなこと言わないよね? いや、そういう次元になるほど注目されてないとか‥‥いやぁ、クソくだらない「中途半端な、自称ロックバンド」が多い中、彼らのようなバンドはなんで見向きもされないんだろうね。コアなファンにはちゃんと支えられてるけどさ。折角今回はメジャーに復帰したわけだし、これを機にもっとオーバーグラウンドに浮上してもいいと思うんだけど。このアルバムはその原動力になる1枚になるはず。絶対に。

 思えば彼らはここまでメンバーチェンジしてないんだよね(ま、キーボード脱退っていうのはあったけど、基本的に今の4人はデビュー時からずっといるメンバーだし)。そんな苦楽を共にした、20年近くにわたり活動してきたTHE PRIVATEの通算15枚目のアルバム。これを聴かないなんてあり得ないよ。絶対に聴くべき。



▼THE PRIVATES「真夜中の太陽 (THE SUN OF THE MIDNIGHT)」(amazon:日本盤

投稿: 2006 04 28 12:10 午前 [2006年の作品, Privates, The] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック