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カテゴリー「Rage against the Machine」の24件の記事

2022年3月19日 (土)

V.A.『SPAWN: THE ALBUM』(1997)

1997年7月29日にリリースされた、映画『スポーン』のサウンドトラックアルバム。日本盤は同年9月10日発売(日本盤はオリジナルアートワークを採用)。

本作は『JUDGEMENT NIGHT: MUSIC FROM THE MOTION PICTURE』(1993年)のように、当時旬のロック/メタルバンドと先鋭的なクラブミュージックアーティストを組み合わせた、コラボ曲のみで構成されたコンピレーションアルバムで、純粋なサウンドトラック盤とは異なる仕様となっています。また、『JUDGEMENT NIGHT: MUSIC FROM THE MOTION PICTURE』がメタル/グランジ系バンドとヒップホップアーティストとのコラボレーションが中心だったのに対し、この『SPAWN: THE ALBUM』ではメタル/グランジ/オルタナティヴロック/ニューメタル勢とエレクトロニカ/テクノ系アーティストとのコラボで構成されています。

楽曲の大半はジャンルの異なる2組との共作で制作されたものですが、中にはMETALLICA「For Whom The Bell Tolls」をDJスプーキーがリミックスしたテイクや、ORBITALの1990年のヒット曲「Satan」をカーク・ハメット(G/METALLICA)がギタリストとして参加した形での再録バージョンも含まれており、すべてが純粋な新曲とは言えません。ですが、いろんな変遷を経た2022年の耳で聴くとどれも非常に親しみやすいテイクばかりで、リリース当時よりも今のほうがフィットするような印象を受けます。

ロック系からの参加アーティストはFILTERMARILYN MANSON、カーク・ハメット、KORN、BUTTHOLE SURFERS、METALLICA、STABBING WESTWARD、MANSUNトム・モレロRAGE AGAINST THE MACHINE)、SILVERCHAIR、ヘンリー・ロリンズ、INCUBUSSLAYER、SOUL COUGHING。テクノ系からはTHE CRYSTAL METHOD、SNEAKER PIMPS、ORBITAL、THE DUST BROTHERS、モービー、DJスプーキー、ジョシュ・ウィンク、808 STATE、THE PRODIGY、ヴィトロ、ゴールディ、DJグレイボーイ、ATARI TEENAGE RIOT、ロニ・サイズとかなりバラエティに富んだ面々が揃っています。

FILTER×THE CRYSTAL METHOD「(Can't You) Trip Like I Do」やマンソン×SNEAKER PIMPS「Long Hard Road Out Of Hell」、KORN×THE DUST BROTHERS「Kick The P.A.」などはそれぞれのバンドのカラーが強く、このままオリジナルアルバムに入っていたとしても不識じゃない仕上がり。ドラムンベース調に味付けされたMETALLICA×DJスプーキー「For Whom The Bell Tolls (The Irony Of It All)」も当時は「……へっ?」と困惑したものの、今聴くと全然アリに思えるから不思議。当時全米1位を記録したノリノリのTHE PRODIGYは「One Man Army」でトム・モレロをギターに迎えたことで、非常にロック色濃厚なトラックを楽しむことができます。

かと思えば、当時はまだブレイク前だったINCUBUSは、早くも独特のテイストを持つ「Familiar」で個性を発揮しまくっているし、SLAYER×ATARI TEENAGE RIOTという最強&最狂の組み合わせによる「No Remorse (I Wanna Die)」では前のめりなアゲアゲドラムンベースを堪能できる。曲によって出来のまちまちはあるものの、全体を通して非常に気持ちよく“踊れる”ラウドロックアルバムではないかと思っています。

とはいえ、リリース当時は『JUDGEMENT NIGHT: MUSIC FROM THE MOTION PICTURE』ほどのインパクトは与えられず、かつメタル寄りリスナーからはあまり歓迎された記憶もなかったかな。チャート的にはBillboard 200(全米アルバムチャート)で最高7位まで上昇し、50万枚以上のヒットになっているので、ここ日本では“早すぎた”1枚だったのかもしれません。

現在のミクスチャーロック的スタンスを考えると、90年代に映画のサウンドトラックとして制作された『JUDGEMENT NIGHT: MUSIC FROM THE MOTION PICTURE』とこの『SPAWN: THE ALBUM』って、実は非常に重要な役割を果たした作品集だと思うんですよね。日本では評価は低いのかもしれないけど、このタイミングだからこそ改めて触れておきたい重要作だと断言しておきます。

 


▼V.A.『SPAWN: THE ALBUM』
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2021年12月22日 (水)

TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FLOOD』(2021)

2021年12月3日にデジタルリリースされたトム・モレロの、ソロ名義では3作目のオリジナルアルバム。海外でのフィジカルリリースは2022年1月7日、日本では同年1月26日発売予定。

2021年10月15日に『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』を発表したばかりのトムですが、そこから1ヶ月強で届け届けられた本作は『THE ATLAS UNDERGROUND』(2018年)からスタートした“THE ATLAS UNDERGROUND”シリーズの第3弾。過去2作同様、すべての楽曲に異なるコラボレーターをフィーチャーし、楽曲ごとに異なる世界観/音楽性を展開してたコンピレーションアルバム/プレイリスト風な内容に仕上げられています。

前作『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』ではブルース・スプリングスティーンエディ・ヴェダーPEARL JAM)、BRING ME THE HORIZON、デニス・リクセゼン(REFUSED)など比較的派手なロックスターも多数フィーチャーしていたものの、今作はロック度は比較的低め。HR/HM層に引っかかるメンツといえば「I Have Seen The Way」でのアレックス・ライフソン(G/RUSH)、カーク・ハメット(G/METALLICA)程度でしょうか。もちろん、それ以外にもベン・ハーパーを迎えた「Raising Hell」やRODRIGO Y GABRIELA参加のWarrior Spirit」、元SOMETHING CORPORATEのシンガー、アンドリュー・マクマホン(Vo)率いるANDREW McMAHON IN THE WILDERNESSとのコラボ曲「The Maze」、IDLES参加の「The Bachelor」なども用意されているので、幅広くロックを聴くリスナーなら文句なしで楽しめる内容かと思います。

序盤の2曲(「A Radical In The Family」「Human」)ではいわゆるモダンポップに接近した作風で、ロックのロの字も感じられないものの、続く3曲目「Hard Times」では多くのファンがトムに求めるスタイル(いわゆるRAGE AGAINST THE MACHINE的なもの)に近い音/曲調が飛び込んでくるので、少しは安心できるはず。とはいえ、過去2作同様ジャンルレスなアルバムなので、ロックやハードロック的な側面だけを求める層には今作も厳しい内容と言えるかもしれません。そこだけははっきり言っておきます。

筆者的にはこの“音のごった煮感”は非常に楽しめるものなので、過去作同様に文句なしに楽しめるものがあるのですが、前作のレビューでも述べたようにトムはギタリストというよりはソングライターに徹している節があり、彼の変態的ギタープレイはそこまで多くフィーチャーされていません。「I Have Seen The Way」のように世代の異なる名ギタリストたちとのギターバトルが楽しめる曲や「Ride At Dawn」みたいにリフのカッコいい曲もあるにはありますが、「You'll Get Yours」のようにアコギメインの楽曲もあれば、「The Lost Cause」や「Parallels」を筆頭とした歌中心の楽曲もある。要は、ひとつのスタイル/音楽性に固執するリスナーには少々厳しい内容であり、ジャンル問わず“音楽”を楽しめる層にはカラフルに映るバラエティ豊かな1枚である、と。聴き手の立ち位置の違いにより、評価が分かれるアルバムと言えるでしょう。

個人的には、今回も十分に満足できる内容であり、それこそ先に書いたようにプレイリスト感覚で気軽に接することができる良作だと思っています。

さまざまなコラボレーターと共作することで、ソングライターとしての実力/個性に磨きをかけているトムですが、この実験は今後も“THE ATLAS UNDERGROUND”という名の下に続いていくことになるのでしょうか。もちろんHR/HM界隈にこだわる必要はありませんが、今後も若手/ベテラン問わずジャンルレスな面々とのコラボに期待しつつ、時には豪快なギタープレイも披露していただきたいところです。

 


▼TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FLOOD』
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2021年10月16日 (土)

TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』(2021)

2021年10月15日にリリースされたトム・モレロの最新ソロアルバム。日本盤(輸入盤国内仕様)は同年10月20日発売予定。

個人名義では『THE ATLAS UNDERGROUND』(2018年)に続く3年ぶり2作目のソロアルバムですが、THE NIGHTWATCHMAN名義を含めるとこれが6作目。RAGE AGAINST THE MACHINEAUDIOSLAVE、STREET SWEEPER SCIAL CLUB、PROPHETS OF RAGEとは異なり、曲ごとにコラボレーターが異なるという点においては、『THE ATLAS UNDERGROUND』同様に真の意味でのソロ作品と言えるでしょう。

今作も相変わらずゲスト陣が豪華で、ブルース・スプリングスティーンエディ・ヴェダーPEARL JAM)、BRING ME THE HORIZON、PHANTOGRAM、クリス・ステイプルトン、グランドサン、マイク・ポズナー、ダミアン・マーリー、フェム、プロトハイプ、デニス・リクセゼン(REFUSED)、サマ・アブドゥルハーディとジャンルも多岐にわたる人選。トムはそれぞれのコラボレーターに合わせた作風、曲調で楽曲制作を進め、その中でいかにも彼らしいギタープレイを披露しています。

オープニングを飾る「Harlem Hellfighter」ではEDM調のトラックに日本語で歌う女性ボーカル(おそらくボーカロイドか?)に、いきなり度肝を抜かれる。かと思えば、続くAC/DCのカバー「Highway To Hell」ではブルース・スプリングスティーン&エディ・ヴェダーという新旧“Voice of America”が暑苦しいボーカルバトルを繰り広げる(笑)。ここではさすがにトムの個性がボーカルに負けてしまっていますね。さらに、BMTHを大々的にフィーチャーした「Let's Get The Party Started」もBMTHの色が強すぎる。あれれ、大丈夫かトム・モレロ……。

PHANTOGRAMをフィーチャーしたエレクトロポップ「Driving To Texas」以降も、ギターの活躍頻度はそこまで高くない。というより、ギターをギターと聴かせないようなエフェクトが施されていたり、楽曲を構築する上での素材と化していたりと、むしろトムはコンポーザー/アレンジャーとしての個性を発揮しているような作品なのかなと、聴き進めていくうちに感じました。いわゆるRATM的なテイストを期待すると痛い目に遭いますが、彼が制作してきた楽曲の色は至るところに散りばめられているので、聴く人が聴けば「トム・モレロらしい1枚」と理解できるかもしれません。

ラップボーカルものよりも、しっかり聴かせる歌モノのほうがらしい色を発揮しているし、「Naraka」や「The Achilles List」で聴くことができるエレクトロ調エフェクトのギターソロに今のトムがやりたいことが表れている気がしたりと、過去にとらわれずに前進を続ける彼にリスナー側がどこまでついていけているのか……。個人的にはベースはいかにもRATMテイストながらもエレクトロな味付けを施すことで新鮮味が増した「Charmed I'm Sure」や「Save Our Souls」、女性ボーカルならではの艶やかさが心地よい「Driving To Texas」や「Night Witch」みたいな楽曲がお気に入りです。

統一性の強いスタイルではなく、あくまで現代的なプレイリスト風の作風もいかにもソロらしくて好印象。この手の作品はコラボ相手の人選やネームバリューに多少左右されがちですが、今作においてはバランス感に優れていると思うし、前作以上なんじゃないかなという気がしました。しばらくは難しいことを考えずに、大音量で楽しみたいと思います。

 


▼TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』
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2021年2月14日 (日)

THE PRETTY RECKLESS『DEATH BY ROCK AND ROLL』(2021)

2021年2月12日にリリースされたTHE PRETTY RECKLESSの4thアルバム。日本盤は2月24日発売予定。

前作『WHO YOU SELLING FOR』(2016年)から約4年半ぶりの新作。海外ではFearless Records / Century Media Recordsへ、日本ではSony Musicへとレーベル移籍しての第1弾作品となります。

前作リリース後、バンドはSOUNDGARDENとのツアーを行なっていましたが、そのツアー途中でクリス・コーネルが亡くなるという悲劇に見舞われます。さらに、デビュー作からタッグを組んできたプロデューサーのケイトー・カンドゥワラが2018年春にバイク事故で急逝。バンドは負のスパイラルに陥ります。

しかし、2018年暮れから次作に向けた制作に着手。長年の友人ジョナサン・ワイマンを新たな共同プロデューサーとして迎え、1年以上にわたるスタジオセッションを経て完成に至ったのがこの『DEATH BY ROCK AND ROLL』という象徴的なタイトルが付けられたアルバムです。

バンドの中心人物であるテイラー・モムセン(Vo, G)に対して、ドラマ『ゴシップガール』のイメージをいまだに持っているという人も少なくないかもしれませんが、THE PRETTY RECKLESSとしての活動もすでに10数年。個人的にはデビューアルバム『LIGHT ME UP』(2010年)で一発ノックアウトされたクチなので(かつ『ゴシップガール』は観ていなかったので)、テイラー・モムセン=次世代のロック・ヒロインという印象が強く、本作もその延長で接したのですが……完全に化けましたね。適度なヘヴィさと適度なスモーキーさ、それでいてしっかりポップさも際立っている。問答無用にカッコいいロックアルバムだと断言できます。

本作には象徴的なタイトルの「Death By Rock And Roll」や「Rock And Roll Heaven」、SOUNDGARDENのキム・セイル(G)&マット・キャメロン(Dr)がゲスト参加した「Only Love Can Save Me Now」や、RAGE AGAINST THE MACHINEのトム・モレロをフィーチャーした「And So It Went」のようなガッツのある楽曲がある一方で、キャッチーなミディアムスローナンバー「Got So High」、つなぎ的な短尺曲ですが異色の仕上がりな「Broomsticks」、切なげなアコースティックバラード「Standing At The Wall」、テイラーにとってターニングポイントとなった25歳について歌った不穏な「25」、ブルースハープを取り入れたアーシーな「Harley Darling」など、非常にバラエティ豊かな内容。序盤こそタフでヘヴィに感じられるかもしれませんが、曲が進むにつれて中盤以降の奥行きの広さには驚かされることでしょう。ビビッドなカラフルさとは異なる、モノトーンの中でグラデーションで変化を付けていくスタイルは、まさにこのバンドならではといったところでしょうか。

スタートはダークなところから始まったのかもしれませんが、結果としては前進することを強くアピールした本作。ジャケットのセクシーさにドキッとさせられますが、中身は正真正銘のアメリカンロックンロールが鳴らされている。そんな非常にシンプルでわかりやすい、2021年ならではのロックアルバムの良作だと断言させてください。

 


▼THE PRETTY RECKLESS『DEATH BY ROCK AND ROLL』
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2020年10月19日 (月)

THE STRUTS『STRANGE DAYS』(2020)

2020年10月16日にリリースされたTHE STRUTSの3rdアルバム。

前作『YOUNG & DANGEROUS』(2018年)からちょうど2年ぶりに到着した今作は、彼らにしては珍しく1つの場所にとどまって集中的にレコーディングを実施したという意欲作。今春、新型コロナウイルスの検査を受け安全が確認されてから、LAにあるプロデューサーのジョン・レヴィン宅に泊まり込み、10日間で10曲をレコーディング。ロックダウン中だからこそ集中して制作に臨めたというのもあったのでしょう、その内容はこれまで同様にバラエティに富んだものであるのですが、過去2作以上に軸足がしっかりし、芯の通った内容に仕上げられています。

また、本作には多彩なゲストアーティストも多数フィーチャー。アルバム冒頭を飾るタイトルトラック「Strange Days」にはロビー・ウィリアムス、「I Hate How Much I Want You」にはDEF LEPPARDからジョー・エリオット&フィル・コリン、「Wild Child」にはRAGE AGAINST THE MACHINEからトム・モレロ、そして「Another Hit Of Showmanship」にはTHE STROKESからアルバート・ハモンドJr.と、錚々たる面々がアルバムに華を添えています。

しかし、そういったゲスト参加は単なる味付けにすぎず、アルバム自体はTHE STRUTS節全開。過去2作の延長線上にありながらも、よりポップさに磨きがかかり、サウンドの質感もよりモダンさが強まっているように感じられます。

それに、これまではフロントマンのルーク・スピラー(Vo)のルックスや歌唱スタイルかフレディ・マーキュリーおよびQUEENと比較されることが多かった彼らですが、本作ではKISSの「Do You Love Me」をカバーするなど、どことなくジーン・シモンズ言うところの“Larger Than Life”的な香りも強まっています。とはいっても、このテイスト自体が元来QUEENにも備わっているものなので、変わってないっちゃあ変わってないとも言えるわけですが(笑)。

ただ、そのQUEEN的質感も本作の場合、より80年代の彼らに近づいているのかなという印象も受けました。例えば、バラードチックなスローナンバー「Strange Days」からスタートする構成や、ルーツ的でシンプルなロックンロールに挑戦していたり、パワーポップ風の楽曲があったり、R&Bやソウルからの影響が濃厚な楽曲が加わっていたりと、どこか『THE GAME』(1980年)にも通ずるものがあるというか。同作から40年という長い歳月を経て、正統的後継者がたどり着いた『THE GAME』の“その先”……というのは言い過ぎでしょうか。今作をリピートするたびに、そんな思いがよぎるのです。

とはいえ、そんな小難しいことを考えずに、無心で楽しめる1枚ですので、まずは分析を抜きにしてこの極上のポップネスを心の底から楽しんでいただきたい。そんな至高の1枚です。

 


▼THE STRUTS『STRANGE DAYS』
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2020年2月22日 (土)

OZZY OSBOURNE『ORDINARY MAN』(2020)

2020年2月下旬にリリースされたオジー・オズボーンの11thオリジナルアルバム。カバー曲で構成されたアルバム『UNDER COVER』(2005年)を含めると、通算12作目のスタジオアルバムということになります。

前作『SCREAM』(2010年)が2010年6月発売だったので、ほぼ10年ぶりということになりますが、その10年の間にはBLACK SABBATHとしてのラストアルバム『13』(2013年)もあったので、実質7年ぶりの新作ということになるのかな。ま、どちらにせよオジークラスのリリース間隔としてはだいぶ空いたことには違いありません。

ここ数年、新作に向けた噂はいろいろ上がっては消え、上がっては消えを繰り返していました。個人的に記憶に残っているところではスティーヴ・スティーヴンス&ビリー・モリソン(ともにビリー・アイドルBANDのギタリスト)と共作しているなんて話もありました。しかし、新曲は一向にリリースされる気配はなく、2年前には『NO MORE TOURS』と題した最後のワールドツアーを行うことが発表され、日本にも昨年3月に『DOWNLOAD JAPAN』のヘッドライナーとして来日することが決まっていました。が、実際にはご存知のとおり。2015年秋の『OZZFEST JAPAN 2015』を最後に、オジーの来日公演は実現しておりません。

もともと、オジーはこの10年でスタジオ入りにだいぶ消極的だったようで、前作『SCREAM』は完成までに約1年半もの歳月を要したとのこと。これがあって、長期間スタジオにこもるのを嫌がったみたいなんです。ところが、ポスト・マローンとの共演曲「Take Me What You Want」で出会ったプロデューサー/マルチプレイヤーのアンドリュー・ワットにけしかけられ、ついに重い腰を上げアルバム制作に突入。ザック・ワイルド(G)をはじめとする現在のバンドメンバーではなく、アンドリュー側がお膳立てしたレコーディングメンバー……ダフ・マッケイガン(B/GUNS N' ROSES)とチャド・スミス(Dr/RED HOT CHILI PEPPERS)、そしてギターはアンドリュー自身という布陣で曲作りを含む制作を実施。さらには、スラッシュ(G/GN'R)やトム・モレロ(G/RAGE AGAINST THE MACHINE)、エルトン・ジョン(Vo, Piano)という豪華ゲストまで迎え、これまでの躊躇が嘘みたいに待望のオリジナルアルバムは1年かからずして我々の手元に届けられたわけです。

昨年11月にリードトラック「Under The Graveyard」がまず配信されましたが、ぶっちゃけた話をすると僕、この曲に対してはまずネガティブな感情が溢れ出てしまいました。「ああ、なんだかわかんねえ若造プロデューサーにそそのかされて、ソロでもサバスみたいなことやらされて……10年待った結果がこれか」と。

ところが、その2週間後に発表された2ndシングル「Straight To Hell」を聴いて、気持ちを改めることになります。路線的には確かにサバス以降の流れにあるものでしたが、しっかりオジーのソロワークスらしさも感じられる。ポップさやキャッチーさは薄いものの、確かにこれはオジーのソロ曲だわ、と。

さらに年が明け、1月初頭には3rdシングル「Ordinary Man」も配信。エルトン・ジョンとのデュエットという話題もありましたが、何よりこれが“いかにも”なオジー流スローバラードで一聴して心を持っていかれたわけです。うん、これは期待できそうだなと。

あれから約1ヶ月。リリースより少々先にアルバムをまるまる聴く機会を得たのですが、最初の「Under The Graveyard」に対するネガティブな感情がまるでなかったかのように本作を全面的に受け入れる自分がいました。うん、どこからどう聴いてもオジー・オズボーンのニューアルバムだと、そう素直に思えたのです。

確かに、テイスト的にはソロよりもサバス時代に寄った作風かもしれません。しかし、リリースタイミング的にもBLACK SABBATHのレコードデビュー50周年(2020年2月13日)とかぶっていたり、ここ最近のオジーの体調面での問題なども相まって、「もしかしたらこれが最後かもしれない……」という不安も少なからず感じていた。だからこそ、本作をもっと前向きに捉えようと気持ちを持ち直したのかもしれませんね。

けど、作品への評価とそういった個人的感情はできるだけ切り離して楽しみたい。そう思って何度かリピートしてみましたが……やっぱりどうしても感傷的な気持ちは切り離すことはできませんでした。できなかったんだけど……それでも「ああ、オジーの新作カッコいい!」と思える自分が存在するのもまた事実。もうそれでいいじゃん!

スラッシュらしいギターソロがフィーチャーされた「Straight To Hell」から始まる本作は、序盤こそ8thアルバム『DOWN TO EARTH』(2001年)以降の流れを汲む、“21世紀のオジー”らしいアルバムかと思いきや、ところどころに6thアルバム『NO MORE TEARS』(1991年)のテイストも散りばめられているし、もちろんサバスらしさもあるし、もっと言えばオジーのルーツであるビートルズからの影響もしっかり残されている。そこまで含めて、従来のオジーのソロらしいんですよね。しかも、その“らしさ”がセルフ・パロディで終わっていないし、しっかり新しいオリジナル作品にまで昇華されている。きっとザックを含むイツメンで作っていたら、セルフ・パロディとまでは言わないまでも焼き直し感を残したまま消化不良で終わっていたのかもしれない。だからこそ、スタジオワークに無駄な時間がかかりすぎてしまうのかな……いや、わからないけど。

アルバムの流れで聴くと、不思議と「Under The Graveyard」も悪くない。いや、むしろ「Ordinary Man」のあとにこの曲が続く必然が感じられるし、「Under The Graveyard」のあとに「Eat Me」が並ぶ意味も理解できる。個人的にはこの「Eat Me」以降のアルバム後半の流れがめっちゃツボで、トム・モレロらしいソロをフィーチャーした「Scary Little Green Men」、アンドリュー・ワットの素晴らしいギターソロと美しいメロディ&アレンジがオジーソロ史上ベストワークと思えるほどの「Holy For Tonight」、ポスト・マローンがゲスト参加したパンキッシュな「It's Raid」と、“らしさ”と“斬新さ”が共存する構成なのです。そこからボーナストラックの「Take What You Want」、日本盤ボーナストラックとなる短尺曲「Darkside Blues」へと続くエンディングまで含めて、しっかり楽しめました。

『NO MORE TEARS』でひとつの極みへと到達し、続く7thアルバム『OZZMOSIS』(1995年)以降は試行錯誤の繰り返しだったオジーでしたが、ようやく“やりたかったこと”を全うすることができたんじゃないか。こんなこと書いたら不吉だって思われるかもしれないけど、この集大成的な1枚はオジー流“辞世の句”であり、昨年12月に71歳になったばかりのアーティスト:オジー・オズボーンにとっての“スワン・ソング”なのかなと。そんな重みと凄みと説得力を感じずにはいられない、会心の1枚だと思います。

 


▼OZZY OSBOURNE『ORDINARY MAN』
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2020年1月12日 (日)

祝ご成人(1999年4月〜2000年3月発売の洋楽アルバム20選)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今年で6回目となります。毎年この時期にこの企画をやることで、温故知新というよりは「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に重要なコンテンツになりつつあります。

しかも、前回(1998年4月〜1999年3月)から当サイトの前身サイトがスタートした時期(1998年12月)と被っていることもあり、選出時いろいろ感慨深いものがあったりするのですから、長く続けてみるものですね。

さて、企画説明です。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に1999年4月〜2000年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れが強い作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能なものを20枚ピックアップしました。

でも、どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちら、2018年度の新成人編はこちらです)

 

AC/DC『STIFF UPPER LIP』(2000年2月発売)(Spotify)(レビュー

ATARI TEENAGE RIOT『60 SECOND WIPE OUT』(1999年5月発売)(Spotify)(レビュー

BUCKCHERRY『BUCKCHERRY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

THE CHEMICAL BROTHERS『SURRENDER』(1999年6月発売)(Spotify)(レビュー

CIBO MATTO『STEREO☆TYPE A』(1999年6月発売)(Spotify

D'ANGELO『VOODOO』(2000年1月発売)(Spotify

THE DILLINGER ESCAPE PLAN『CALCULATING INFINITY』(1999年9月発売)(Spotify

DISTURBED『THE SICKNESS』(2000年3月発売/US)(Spotify)(レビュー

THE FLAMING LIPS『THE SOFT BULLETIN』(1999年5月発売)(Spotify

FOUNTAINS OF WAYNE『UTOPIA PARKWAY』(1999年4月発売)(Spotify)(レビュー

 

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2020年1月 5日 (日)

RAGE AGAINST THE MACHINE『RENEGADES』(2000)

2000年12月に発表されたRAGE AGAINST THE MACHINE唯一のカバーアルバム。現時点(2020年1月)におけるラストアルバムでもあります。日本盤は海外に数日先駆け、11月末にリリースされました。

RATMは同年10月、ザック・デ・ラ・ロッチャ(Vo)のバンド脱退により事実上解散状態に。今作のレコーディングは同年春に終えていたことから、アルバムは当初の予定どおり無事リリースされることとなりました。つまり、バンドが事実上存在しないタイミングでの“最後の置き土産”となったわけです。

カバー集ということで、その選曲はある種バンドのルーツと呼べるようなものばかり。選出時期も最古はボブ・ディランの「Maggie's Farm」(1965年)、最新のものでもブルース・スプリングスティーンの「The Ghost Of Tom Joad」(1995年)と選曲の幅が30年という面白いことになっています。

AFRIKA BAMBAATAAやERIC B. & RAKIM、CYPRESS HILLなどヒップホップ方面でのルーツもあれば、MC5やTHE STOOGESといったパンクのオリジンたち、MINOR THREATなんていうハードコアでのルーツもある。そこにTHE ROLLING STONES、ディラン、スプリングスティーンというロック/フォークなどの先駆者の楽曲も名を連ねますが、これらは“プロテスト・ソング”という意味での影響が多いいのでしょう。そんな中、ニューウェイヴに属するDEVOの楽曲が含まれているのが非常に興味深いところです。

そういった多ジャンルにわたる楽曲群を、いかにもRATMらしい味付けでリフォーム&リメイクしているわけですが……これがカッコイイのなんの。カバー集と知らずに聴いたら、確実に「RATMの新しいアルバム」もしくは「RATMの未発表曲集」と勘違いしてしまうのではないでしょうか。それくらい、どの曲でもザックのラップ、トム・モレロ(G)やリズム隊の主張がハンパないんです。

アレンジ力という点においても、オープニングの「Microphone Fiend」(原曲:ERIC B. & RAKIM)から完全にオリジナルなものだし、原曲の雰囲気を最大限に生かした「Kick Out The Jams」(原曲:MC5)や「Down On The Street」(原曲:THE STOOGES)みたいにストレートな楽曲もある。すでにライブではおなじみだったスプリングスティーンの「The Ghost Of Tom Joad」なんて、ある意味別の曲ですからね。さらに、ストーンズの名曲「Street Fighting Man」でのタガの外れ方や、原曲は疾走感が強い「Beautiful World」(原曲:DEVO)をシンプル&スローなバラードに変えてしまうアレンジ力はさすがの一言。特に後者では、あのザックが朗々と“歌って”いるのですから。いろんな意味で驚きと新鮮さが感じられる1枚です。

SpotifyやApple Musicではこれらの原曲も手軽に聴くことができるので(アルバムリリース当時は、それぞれ探すのが面倒だったんだよなあ。笑)、こちらで作成したプレイリストを参考にしてみてください。ね、聴き比べると面白いでしょ?

ストリーミング版ではカットされていますが、CDですとこの12曲のあとに「Kick Out The Jams」と「How I Could Just Kill A Man」のライブテイクが追加されていますが、これらはのちにリリースされたライブアルバム『LIVE AT THE GRAND OLYMPIC AUDIORIUM』(2003年)にも収録されているので、気になる方はこちらもチェックしてみてはどうでしょう。

 


▼RAGE AGAINST THE MACHINE『RENEGADES』
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2020年1月 2日 (木)

banned songs of US radio after 9.11

つい先日、昨年の9月11日に配信されたKERRNG!の記事「HERE ARE THE 164 SONGS THAT WERE BANNED FROM AMERICAN RADIO AFTER 9/11」がTwitterで流れてきたんですね。このリスト自体、これまでも完全版・不完全版問わずさまざまな形で流出していたと思いますし、実際僕も学生時代に湾岸戦争をテーマに「表現の自由」や「自主規制」について卒論を書いていたので、常に気になってチェックしていました。今回の記事も特別目新しさはなかったのですが、急にふと「そういえば、卒論書いてた90年代前半は実際にそういう曲を全部聴くのに相当苦労したけど、今ってストリーミングサービスがあるし、もしかしてこのリストの曲全部聴けるんじゃないかな……」と思ったんですね。

で、実際にプレイリストを作ってみようと思い、検索を開始……始めたのが明け方だったのですが、気づいたら1、2時間でプレイリスト完成。記事中に登場する曲名やアーティスト名に多少の間違いがあったので、ネット上で公開されている同様の記事(結局Wikipediaが一番便利でした)とも照らし合わせつつ、完全なるプレイリストを完成させました。

さすがに全曲ありました。すごいですね、Spotify(今回はApple Music版は作成せず。だって2つも作るの時間かかるし)。RAGE AGAINST THE MACHINEのみ全曲放送禁止だったので、本来なら彼らの楽曲はすべて入れるべきなんでしょうけど、それだと埒が明かないので各アルバムから主要ナンバー1曲ずつ、計4曲を入れることにしました。そこに「Knockin' On Heaven's Door」のみボブ・ディラン版とGUNS N' ROSES版の2曲を用意して、全168曲/11時間14分というアホほど長いプレイリストが完成したわけです(笑)。

一応、アーティスト名アルファベット順、複数の曲がリストにあるアーティストに関しては曲名もアルファベット順で並べてあります。なので、AC/DCみたいにいきなり7曲も続いてしまうこともありますが、シャッフル再生すると普通にラジオ感覚で楽しめるのではないでしょうか……しかも、いい曲ばかりですし。

こんなご時世だからこそ、こういった楽曲を手軽に楽しめる自由をかみしめつつ、今の生活に感謝したいと思います。またいつ、これらの楽曲やほかのヒット曲が放送禁止になるか、本当にわかりませんしね(しかも、あの当時よりも状況的には最悪ですから)。

 

※ブラウザ(記事上)でプレイリストを再生すると100曲しか表示されないようなので、プレイヤー右上のSpotifyロゴをクリックして、自身のSpotifyプレイヤーで再生することをオススメします。

2019年9月22日 (日)

RAGE AGAINST THE MACHINE『EVIL EMPIRE』(1996)

1996年4月にリリースされたRAGE AGAINST THE MACHINEの2ndアルバム。

デビュー作となったセルフタイトルアルバム(1992年)から3年半の歳月を経て届けられた本作ですが、彼らの人気・知名度を急激に上昇させる重要な役割を果たしました。というのも、前作が話題のわりに全米45位という数字で終わったのに対し、本作は初登場1位を獲得。イギリスでも最高4位を記録し、本国アメリカでは300万枚以上を売り上げる大ヒット作となったのです(1作目も最終的には300万枚以上のヒットとなりましたが)。

プロデューサーには新たにブレンダン・オブライエン(STONE TEMPLE PILOTSPEARL JAMAEROSMITHRED HOT CHILI PEPPERSなど)、ミックスには前作から引き続きアンディ・ウォレス(NIRVANAHELMETSLAYERLIMP BIZKITなど)という豪華なメンツを迎えた今作は、RATMの持つ軽やかな躍動感が見事な形で凝縮された力作に仕上げられています。ヘヴィさであったり即効性の強い1音1音の重さは前作に譲りますが、この『EVIL EMPIRE』ではファンクミュージック直系のグルーヴ感が全キャリア中でもっとも強く打ち出されているように感じます。

正直、初めて聴いたときは冒頭3曲……「People Of The Sun」「Bulls On Parade」「Vietnow」のインパクトに全部持っていかれました。いや、特に頭2曲かな。リリース当時はこの2曲ばかりを狂ったようにリピートしていた記憶があります。前作は軽やかさよりも重さを重視した作風でしたが、今回はこの2曲からも伝わるようにファンク〜ヒップホップといったブラックミュージックのダンサブルな面がすべてと言ってしまいたくなるほど、気持ちグルーヴが全編を通して支配しているのです。

もちろん、その後の「Revolver」も(空耳アワーの「エッチをしているよ」でお馴染みの。笑)「Snakecharmer」もカッコいいし、アップテンポで攻める「Tire Me」も良い。前作の延長線上にあるサイケな音使いの「Down Rodeo」も、冒頭のトム・モレロ(G)のギターフレーズに驚かされる「Without A Face」もほかには真似できない個性を放っている。だけど、その後の2曲(「Wind Below」「Roll Right」)はちょっとインパクトが弱いかなという印象も。ラストの「Year Of The Boomerang」はエンディングとしては最適だと思いますけど、このへんの一部の弱い曲のせいで、リリース当時は「アルバム後半がイマイチ」と認識していたんです。ということもあり、しばらくは「全体としての完成度は前作に劣るかな」と思い込んでいました。

でも、上に挙げた2曲も今聴くとそこまで悪いとは思わないし、まあ確かに並の仕上がりかもしれないけど、決してアルバムの足を引っ張るほどではない。むしろトータルで聴いたときにRATM全キャリア中もっともよくできたアルバムは本作なんじゃないか、と思えるほど。ファーストインパクトのデビュー作と、人気加熱後の1枚だった3rdアルバム『THE BATTLE OF LOS ANGELES』(1999年)の間に挟まれると影が薄い気がしないでもないですが、実はもっともバランス感に優れた作品が本作ではないかと思っています。それに、1997年の初来日もこのアルバムあってこそですしね。

そうそう。やっぱり本作はフジロック初年度の記憶とペアになっているので、そういう意味でも個人的に重要な1枚なんです。思い入れでは一番かも。

 


▼RAGE AGAINST THE MACHINE『EVIL EMPIRE』
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