RAREDRUG『11 Slide 27 Makes?』(2005)
ロックバンドといえば、そりゃ『バンド』っていうくらいだからライヴ活動を中心に考えてる奴らが大半なんじゃないかと思う。っていうか、まぁ普通はバンド組んだらスタジオに入って練習して、その練習の成果をステージ上で示す‥‥そう、それが『普通』だと誰もが考えてたよね、ちょっと前までは。
でも‥‥いろんなテクノロジーが発達し、楽器もデジタル化し、更にデータのやり取りも回線を通じて送配信することができる世の中になって、音楽を作る側の考え方・在り方も少しずつ変化してきてるのね。実際、PC上で作った音楽データをネット回線を介して、別の土地・別の国に住んでいるメンバー間でやり取りして作品を完成させたアーティスト、結構いますよね?
実は今回紹介するRAREDRUGというユニットもそれに属するアーティストでして。ただ、彼等が他の『我々がよく知るその手のアーティスト』と唯一違う点は、ヘヴィ/ラウドロックをデータのやり取りでやってるっていうこと。ここに自分的には驚いたんですよね。