2015/06/04

Rideの私的ベスト10

昨年秋に再結成が正式発表され、今年7月にはフジロック出演のため来日も果たすこととなったRide。個人的な思い入れで言えば、リアルタイムでは完全に2ndアルバム「Going Blank Again」までなんですが(もちろん3rd「Carnival Of Light」も4th「Tarantula」もリアルタイムで聴いてましたが)、数年前に改めて編集盤「Smile」から「Tarantula」までじっくり聴く機会があって。その際に3rdも4thも特に嫌いじゃないなと再認識したものです。

さて、ということで今回はRideの私的ベスト10。間違いなく90年代初頭の作品に集中してしまうと思いますが、まあそれは自分がRideというバンドに何を求めていたかを認識するいい機会になるのでは……ということで、行ってみたいと思います。


1. Chelsea Girl

2. Like A Daydream

3. Perfect Time

4. Dreams Burn Down

5. Taste

6. Vapor Trail

7. Leave Them All Behind

8. Mouse Trap

9. How Does It Feel To Feel?

10. Black Nite Crash


というわけで、2ndアルバム「Going Blank Again」期までに偏った選曲に。まあ仕方ないですよね。個人的には「Going Blank Again」からの曲をもっと入れたかったんですが、そうすると3rd、4thからの曲が1曲も入れられなくなってしまうので(意外と「How Does It Feel To Feel?」「Black Nite Crash」あたりは好きなもので、DJにも使ったりした記憶があります)。アルバム単位で言うと、やはり一番好きなのは2nd「Going Blank Again」になります。ぶっちゃけ、1st前後の時期は「よく聴くUKロックバンドの1つ」程度の存在でしたが、ちょうどシングル「Leave Them All Behind」が発売された時期からイギリスに留学し、この曲を「Top of The Pops」で聴いて一気に一気に惹きつけられて。



わ、映像あった! これだこれ。当時はシューゲイザーがなんたるかとか正直どうでもよく、単純に単調に反復されるリズムやアレンジが心地よく響く時期だったのかもしれませんね(ダンスミュージック耳といいますか)。

さて、再結成Ride。正直観るのが怖いです。ぶっちゃけ、再結成ならHurricane #1にしてほしかった。

……と思ってたら、去年再結成してた! アンディ・ベル抜きで!



さて、そろそろ収拾がつかなくなってきたので、このへんで。怖いけど、やっぱり楽しみです。




▼Ride「OX4 : The Best of Ride」
(amazon:国内盤CD / 輸入盤CD / MP3

投稿: 2015 06 04 09:19 午後 [Ride, 「フェス」, 「私的ベスト10」] | 固定リンク

2004/10/25

RIDE『CARNIVAL OF LIGHT』(1994)

 既に土曜のラジオ(#16)で告知した通り、次回#17の特集は「1994」です。1994年にリリースされたヒット作/話題作/隠れた名盤等を紹介しつつ、この年の主な出来事(主に音楽関係)について語っていく、というような内容になるかと思います。

 で、以前の日記で紹介したように、この年にリリースされた主な作品を探しているんですが、あそこに挙がった以外にも「これが抜けてるよ!」ってのがあったら教えていただきたいのです。

 昨日は新たにこれらの作品が1994年製であることに気づき、そればかり聴いてました。

* RIDE「CARNIVAL OF LIGHT」
* SONIC YOUTH「EXPERIMENTAL JET SET, TRASH & NO STAR」
* SUEDE「DOG MAN STAR」

 RIDEはホントよく聴いたし好きだったなぁ。初来日から毎回行ったもの。"Like A Daydream" 辺りから聴き始めたファンとしては、3rdの「CARNIVAL OF LIGHT」ってリリース当時は「??」なアルバムだったんだけど、今聴くと凄く良いんだよな‥‥この頃からマークよりもアンディが主導権握り始めたんだっけ? アルバムクレジット見ると、前半がマーク作メイン、後半がアンディ作メインだし。結局このバンドの場合、確たるリーダーが最初から存在しなかったがために、ああいう結果に終わってしまったのかなぁ、と。ま、だからといって今更正式に再結成して欲しいとも思いませんが。



▼RIDE『CARNIVAL OF LIGHT』(amazon


 アンディ・ベルは現在OASISでベーシストとして活躍中。マーク・ガードナーもANIMALHOUSE解散後、ソロとして活躍、つい最近来日したよね。そして最も新しいところでは、MEISTERっていうthe brilliant greenのギター松井のソロプロジェクトで数曲歌ってるようですし。アニメ「BECK」のエンディングテーマがその曲ですが‥‥これ、CCCDなのな‥‥くそぉ‥‥他にもBOO RADLEYSやREEFのメンバーらが参加してる、すっげー面白そうな1枚なのに‥‥


▼meister「I met the music [CCCD]」(amazon

投稿: 2004 10 25 07:12 午前 [1994年の作品, Ride, 「10年前」] | 固定リンク

2004/10/20

とみぃ洋楽100番勝負(63)

●第63回:「Like A Daydream」 RIDE ('90)

 '90年前後、俺の周りは皆STONE ROSESにハマッてたんですね。恐らく雑誌の影響ってのが強かったと思うんですが(当時の「rockin'on」や「CROSS BEAT」ではこぞって取り上げてましたからね)、その頃読んでた雑誌は「BURRN!」でしたからね、俺‥‥PRETTY MAIDSの復活作が凄いらしい!とか、QUEENSRYCHEがもの凄いコンセプトアルバムを作った!とか唸ってた時代ですからね。

 それでもUKロック自体は嫌いじゃなかった‥‥いや、むしろ「ブリティッシュ・ロック」と呼ばれるような世界観を持つバンドの方が個人的には好みだったんですけどね。でもまぁ'80年代末以降のイギリスの(ハード)ロック・シーンは死んでましたしね。期待はしてませんでしたけど。

 だからというわけじゃないですが‥‥ハードロックとは違う、珍しいバンドを好むようになってたんですね。まぁ珍しいというか‥‥俺なりに「カッコいい」と思えるバンド。そのひとつが当時のRIDE。これはまぁ高校時代の友人、俺にいろいろ教えてくれたAくんが「四の五の言わずに、とにかく聴け!」といってわざわざテープを下宿先にまで送ってくれたわけですが。その中に入ってたのが、所謂「赤RIDE」と「黄RIDE」と呼ばれる初期のEP2枚。

 特に「黄RIDE」‥‥この "Like A Daydream" に一発でヤラれちゃったんですわ。メロウだけどギターはうるさいし、ボーカルも冷たい感じなんだけど妙に心地よいし。うわーこれライヴ観てみたいなぁって瞬時に思いましたね。とにかくこのEP2枚の8曲はテープが擦り切れる程聴いたかも。後に1枚にまとめられて「SMILE」というアルバムとしてリリースされることになるんですが(当然CDで買い直しましたが)、その前に‥‥1stフルアルバム「NOWHERE」があるのか‥‥そこでまたガツンとやられて。当然初来日公演には行きましたよ。つーか、来日の度に行ってたなぁ‥‥

 初めてイギリスに行った時、たまたま目にしたテレビ番組「TOP OF THE POPS」に、ホント偶然に出演してたRIDE。丁度新曲 "Leave Them All Behind" をリリースした頃で、それを演奏(口パク&当て振り)して‥‥また鳥肌立ててね。'90年代はマニックスが登場するまで、俺にとってのイギリスはRIDEと‥‥そしてJESUS JONESさえいればいいや‥‥そういう時期でしたね。笑っちゃうくらいに。



▼RIDE「SMILE」 (amazon

投稿: 2004 10 20 12:00 午前 [1990年の作品, Ride, 「100番勝負」] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2003/09/25

RIDE『WAVES』(2003)

今この時代にRIDEの凄さ・良さを伝えるには、どういう風に言えば上手く伝わるんでしょうねぇ? 「MY BLOODY VALENTINEと共に'90年代初頭のUKシューゲイザー・シーン(そんなシーンあったか?)を支えた4人組」、「その後ボーカル/ギターの奴がOASISに入ってベース弾いてる、そんなブリットポップの元祖的存在」、あるいはもう純粋に「轟音の中にもUKバンドらしい繊細さが存在する、素晴らしいギターロックバンド」と言った方がいいのか‥‥この時期に活躍したバンドで結局その後伝説的に有名になってしまったのはSTONE ROSESとHAPPY MONDAYS、それと今でも現役で頑張るPRIMAL SCREAMくらいになっちゃうのかなぁ。RIDEというバンドがそこまで重要視されて雑誌の表紙を飾るなんてこと、今じゃもう有り得ないもんなぁ‥‥

というわけで、ここ2年くらいの間に一部で「RIDE再評価」熱が高まりつつある中、2001年のベスト盤&ボックスセットに続き、2003年という時代に唐突にリリースされたのが今回紹介する「WAVES」というアルバム。サブタイトルにあるように、イギリス国営放送BBCの「RADIO 1」で放送されたスタジオライヴ5回分の演奏、合計17曲がここに収められているわけです。

時期的にも最初のEPをリリースした直後の1990年2月というごく初期から、サードアルバム「CARNIVAL OF LIGHT」リリース前後である1994年7月までの約4年間、それらの音源が収録年代順に並んで収録されている、さながら「ライヴで追うRIDEの歴史」的な内容になってるわけです。特に彼等はバンド存続中、公式ライヴ盤というのが一枚もなかったし(非公式で「LIVE LIGHT」というのがあったけど、あれも今では廃盤だし)、一昨年出たボックスに入ってた「LIVE - READING FESTIVAL 1992」というのもありましたが、あれも限定盤だったので今では手に入りにくいし。そういう意味では今回のリリースは広い範囲の時期で収録されているんで、解散後にファンになった人にとっては非常に有り難い1枚なのではないでしょうか?

とはいってもこのアルバム、純粋なライヴアルバムとは違うんですよ‥‥まずスタジオライヴってことで、オーディエンス一切なし。つまりバンド4人がライヴ演奏してるだけ。臨場感に欠けるかもしれませんが、バンドの持ち味は存分に堪能できるはず、それももうひとつ、ラジオ放送を意識してかフェイドアウトで終わる音源が幾つかあるんですよ。特にド頭"Like A Daydream"でいきなりですから‥‥あの名曲で! ちょっとガックリしてしまうんですが、まぁRIDEのライヴがどんな感じだったかはそれでも伝わるんじゃないですかね。

ホント、このアルバムの面白い点は収録年代が曲を追う毎に進んでいくんで、サウンドの変化・楽曲の柔軟性・バンドのスタイル・アーティストとしての成長がたった75分の間に味わえちゃうわけですよ。デビュー間もない頃の完全にシューゲイザー・バンドであった頃の音源(4曲。他に"Dream Burn Down"、"Perfect Time"、"Sight Of You"を収録)、ファーストアルバムリリース後、既にシューゲイザー路線から幅を広げつつあった1990年9月の音源("All I Can See"、"Decay"、"Severance")、更に数歩前進したセカンド「GOING BLANK AGAIN」リリース時、1992年2月の音源("Time Of Her Time"、"Not Fazed"、"Mouse Trap")、その後のOASISにも通ずる「男気ロック」路線へと移行していく過程の1993年2月の音源("Birdman"、"Walk On Water"、"Since Then"、"Crown Of Creation")、そして音楽的にもビルドアップしたサード「CARNIVAL OF LIGHT」リリース前後である1994年7月の音源("Let's Get Lost"、"1000 Miles"、"I Don't Know Where It Comes From")。ブロック毎に区分けして解説すればそれなりに違いや成長を指摘することもできるでしょうけど、こうやって1枚にまとめて、しかも続けて鳴らすと自然に聴けるんですよね。その成長が急激な変化ではなくて、徐々に、着実に変化していったんだなぁとこのアルバムを聴いて再確認しました。だってアルバムラストの"I Don't Know Where It Comes From"が終わった後に、再びトップの"Like A Daydream"や"Dream Burn Down"に戻ると‥‥サウンドだけ取ると完全に別のバンドみたいですからね。

けど‥‥そういう風に自然に聴けちゃうっていうのは、やはり楽曲の素晴らしさであり、メロディの親しみやすさだったりするんでしょうね。2003年の今、デビュー時から既に13年以上経ってる訳ですが、全然色褪せてないですからね。スタジオ盤だと多少時の流れを感じさせるサウンドプロダクションがあったりするもんですが、ことライヴ盤になるとそんなに違和感てないですからね。単純にカッコイイ。後期の、ある種その後アンディ・ベルが結成したHURRICANE #1にも通ずる男泣きの世界観もカッコイイし、初期のただひたすら轟音を鳴らす世界観もカッコイイ。そしてそういったサウンドプロダクションの中心にあるメロディ、これもひたすらカッコイイ。そう、RIDEってこんなにカッコイイバンドだったんだよ、みんなもっと気づいてあげてよ!

あの当時、ローゼズとかハピマンが苦手で、とにかくひたすらRIDEやJESUS JONESやEMFといったバンドばかりを追っていた俺。結局あれから13年経った今でもよく聴くのはローゼズやハピマンではなくて、RIDEやJESUS JONESだもん。やっぱり心底好きだったんだよね。

再結成は望んでないけど、もっとこういった「お宝音源」が発掘されて世に出てくれないかな、と当時のファンは切に願うわけです。

みんな、もっとRIDE聴こうよ! RIDEを評価しようよ!



▼RIDE『WAVES』
(amazon:海外盤CD

投稿: 2003 09 25 04:10 午後 [2003年の作品, Ride] | 固定リンク