2014/12/17

Rival Sons『Great Western Valkyries』(2014)

アメリカはカリフォルニア州ロング・ビーチ出身の4人組バンドによる、通算4作目のオリジナルアルバム。恥ずかしながらこのバンド、名前しか知らず音はずっと未聴でした。そんな僕がなぜ今回この新作を手にしたかというと、ジャケット写真の雰囲気とEaracheからのリリースという2人に惹かれて。実は一切試聴せずに購入したのでした。完全なる“ジャケ買い”ですね。

さて、実際に聴いてみたら……なんですかこれ? なんで誰も教えてくれなかったんですか?ってくらいに、自分的にドストライクな音なんですが。説明するまでもないでしょうけど、ここで展開されているのは1960〜70年代の英国ロックそのもの。中でもCreamやLed Zeppelinなどブルースをベースにしたハードロックやサイケデリックロックが軸になっていて、ぶっちゃけ音質をグッと落としたら「60年代末に日の目を見ることがなかったB級ブリティッシュバンド」と言われても信じてしまうようなサウンド / 楽曲が楽しめます。

ちょうど2014年はLed Zeppelinのオリジナルアルバムがリマスタリング&リイシューされ、元Creamのジャック・ブルースが10月に急逝したこともあり、個人的にこういったバンドの諸作品を引っ張り出す機会が増えた時期でした。そんなタイミングに、自分の前に登場したこのアルバム。悪いわけがない。ちょっとしたアレンジ、サウンドエフェクトから感じられる先人たちへのリスペクトと偏愛。楽曲の構成、メロディにもこだわりが感じられ、とても2014年とは思えないものばかり……と思ったんですけど、実は1周回ってすごく2014年的なんじゃないかと。だって今年はファレル・ウィリアムスの「Happy」がバカ売れしたんですよ。2013年のDaft Punk以降の流れを考えると、ファンク / ソウルだけじゃなくてロックだって……と思ってしまうんです。

とはいえ、結局Rival Sonsは今のところ大きなヒットには恵まれてないわけですが、メジャーシーンでFoo Fightersが気を吐き続け、大御所であるAC/DCやPink Floydが新作をリリースした今、こういったインディバンドが日の目を見るチャンスはゼロでないと信じています。いや、それくらいの夢は見てもいいよね。



▼Rival Sons「Great Western Valkyries」
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投稿: 2014 12 17 04:02 午前 [2014年の作品, Rival Sons] | 固定リンク