カテゴリー「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の4件の記事

2005年8月13日 (土)

ドキュメント・RIJF05

 さてさて。フェス企画第二弾(「企画」なのか‥‥)は、先週末に行われた、ROCK IN JAPAN FESTIVALです。今回はミスチル目当てで土曜のみの参加でした。ま、RIJFは3日フル参加したことないし、またその必要も(俺的には)全く感じられない「イベント」なので、観たいアーティストが出る日だけ行けばいいや、って考えなんですよね、うん。そう、フェスというよりは、イベントっていう認識の方が強かったんですよ。けど今回、ちょっとだけその認識を改めました。

 RIJFには2001年(土日)、2003年(日のみ)に続く3度目の参加だったんですが、フェスとして過去2回よりもかなり整理/整備されて、過ごしやすくなってる気がしました。ていうか、単に俺がいろんなフェスを見てきて、そして「フェスの過ごし方」を習得した結果、自分らしく過ごすことが出来るようになり、ポジティブに感じられるようになったのかな、と。最初はさすがに暑さと見たいバンドの無さに困り果てましたが、まぁ前者は木陰に入るとかしてフォロー出来るし、後者は単に出演者チェックしてなかった自分の責任だし。でも最終的には観たバンドの殆どに満足できたし、良かったと思いますよ。

 てなわけで、またまたリアルタイム更新時のログ+後から書いたライヴの感想を編集して、お送りしたいと思います‥‥

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2003年8月 4日 (月)

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL '03」DAY 3@茨城・国営ひたち海浜公園(2003年8月3日)

  さあ、丁度2週間遅れで順調に(苦笑)アップされていく「ひたちなか」フェスレポートも、いよいよ最終  昨年は直前に行こうと思ったらチケットのソールドアウト等で泣く泣く諦めた「ROCK IN JAPAN FES.」ですが、今年は岡村靖幸の出演が決まった時点でチケットを取り、無事3日目だけ行くことができました。同じ日にエレファントカシマシ、Theピーズ、SOUL FLOWER UNIONといった、自分が大好きなバンドも出演すれば、普段ライヴを観る機会がない毛色の違う平井堅やスガシカオ、観たくてもチケット取れないBUMP OF CHICKEN、活きのいい新人レミオロメン等が出演‥‥ってことになれば、そりゃもう楽しみだわな。

  けどね‥‥直前になって、「やっぱり岡村ちゃんだけ観れればいいや‥‥本当に出てくれるならね」って気持ちになって、正直そんなに他のアーティストでは盛り上がってなかったんだよね。本当に岡村オンリーというか。ま、その辺は以下のライヴレポを読んでもらえば何となく伝わるかと思いますが‥‥


◎レミオロメン(LAKE STAGE・11:00~)

  いよいよ今月末にメジャー移籍第1弾となるシングルがリリースされるレミオロメン。まず最初に感じたのは、演奏しっかりしてるなってこと。個々のメンバーの力量が平均以上、特にベースがいいフレーズ弾いてるのね。この手のバンドにしては珍しくチョッパーとか使ったりしてるし。またボーカル&ギターも、CD同様にエフェクター使いまくってて、とにかく聴いてて飽きない。ま、曲も聴きやすいし、こりゃ人気が出るなと思いますね。

  何よりも、新人なのに既にキラーチューンと呼べる1曲("雨上がり")を持ってるってのは大きいですね。これがピークでしたし。

  トップバッターにしては十分過ぎる程の内容だったんじゃないでしょうか。とにかくいいバンドがいい曲作っていい演奏でいいライヴやるという、至極当たり前のことを平気でやってのけてる。それで十分だと思いますね。


◎エレファントカシマシ(GRASS STAGE・12:20~)

  う~ん‥‥正直に書いちゃっていいですか? 俺、もしかしたらエレカシに対して興味が薄らいでるのかなぁ‥‥先日出たアルバム「俺の道」が昨年末のミニアルバム同様、見事にCCCDだったことも影響してか、彼等のことをちょっと違った見方をしてしまってるような気がするのね、俺。勿論、そんなのはライヴの評価には関係ないんだけど‥‥やっぱり音源が聴けないで、いきなりライヴで新曲ってのはキツいよ、しかも全10曲中、9曲がCCCD音源の曲だもんなぁ。

  けど、4月にライヴを観てたこともあって、いざ演奏が始まると「あ、この曲知ってる」「これは前回聴いた」という風に、意外と記憶に残ってるのね。要するにそれだけインパクトの強い楽曲だったってことだけど。やっぱりいいのよ、曲と演奏は。本当に良かった。特に1~2曲目(4月のブリッツでもこの2曲でスタートしたんだっけ)や、唯一の旧曲"悲しみの果て"以降の流れが本当によかった。ああ、これで音源さえちゃんと聴ける環境にあれば‥‥やっぱ残念だなぁ。

  個人的にはギターの石くんが髪切って角刈りになってたこと、そして宮本に髪を掴まれなくなった(掴めなくなった)かと思ったら、今度は頬にビンタですよ(汗)‥‥頑張れ石くん!


01. 俺の道
02. ハロー人生!!
03. クレッシェンド・デミネント
04. 何度でも立ち上がれ
05. 新曲?
06. 悲しみの果て
07. 俺の中の宇宙
08. ロック屋(五月雨東京)
09. どこへ?
10. 生命讃歌


◎スガシカオ(GRASS STAGE・13:40~)

  特に好きというわけでもなく、アルバムはファーストのみ持ってて、それ意外の曲は友人や後輩が聴かせてくれたり、また有線でかかったのを耳にするといった程度。だけどね、これはいいわ。とにかくステージが上手い。歌や演奏だけでなく、客の持ってき方が。ロックのそれとはちょっと違うのかもしれないけど、総合的な意味での「エンターテイメント」性が非常に強くて、観てて楽しいし、飽きさせない。後半ちょっとしか観てないんだけど、それだけでも十分に惹き付けられたよ。演奏がカッコ良かったってのもあるんだけど、兎に角踊りやすそうだった。ま、座って観てたんであれですが。自分でお金払ってまで観に行くタイプのアーティストではないけど、また機会があったら観てみたいかな‥‥と思わせてくれたということは、彼の出演は十分意味があったってことなんでしょうね。ロックフェスにも関わらず。


◎BUMP OF CHICKEN(GRASS STAGE・15:00~)

  思ったより演奏が上手かった、というのが正直な感想。曲自体は知ってる曲ばかりで、シングル曲がメインといった感じ。頭は先日のシングル"sailing day"~"ロストマン"という流れでスタート、客の心を掴むに十分な選曲だったんじゃないですかね?

  この日最大のピークはやはり"ダイヤモンド"~"天体観測"の2連発でしょうか。少なくともあの場にいた人間の大半が知ってるであろう曲を、あのデカいステージで鳴らすわけだから、そりゃ否が応でも反応しちゃうよね。うん、良かったと思いますよ。もっとヘロヘロなのかと思ってたから、意外にカッチリ演奏してて驚かされました。

  「野外フェスでどうしても演奏したかった。俺達のワガママを聞いてください」とかいうMCに続いて歌われたのが、昨年末のシングル"スノースマイル"‥‥って真冬の歌やんか! ま、歌詞さえ気にしなければ結構感動的な歌なんで、それはそれでアリなのかな?

  終始思ったことは‥‥家でCD聴いてる分には別にいいけど、ライヴ会場に足を運んでまで‥‥ましてや野外フェスの炎天下の中でまで観たいかと問われると‥‥非常に返答に困るバンドだなぁ、と。気分的なものもあるんだろうけど(どうしてもこの日は岡村待ちだったからね)、なんつーか‥‥俺が応援しなくても、沢山の人達が支えているだろうから大丈夫か、といった感じ。悪いとは全然思わないんだけど、1回ライヴ観て満足しちゃったというか。


◎平井堅(GRASS STAGE・16:20~)

  ロックフェスなのに、何故!?ってな人、その2。なんですが、これが思いの外良かったのよ。パーカッション、アコギ、ピアノという少人数のアコースティック編成で、終始平井堅も座って歌っておられました。つうか座ってあれだけの声量なんだから、大したもんだ。

  歌われた曲は、全部誰もが一度は耳にしたことがあるような曲ばかり。ほぼ全曲シングルナンバーだったんじゃないかな? "楽園"とか"even if"とか"Strawberry Sex"とか。全部知ってる曲じゃん。平井の歌を中心に、それを邪魔せず盛り上げるアコースティック楽器のアレンジが本当に心地いい。丁度陽が沈み始めてちょっと涼しくなり出した頃だったので、雰囲気はバッチシでしたね。

  後半、アッパーな新曲"Style"と某ドラマの主題歌だった"KISS OF LIFE"で盛り上がり、いよいよ次でラスト‥‥ということは、いよいよあの「誰もが知ってる超有名童謡」の出番か!? ひたちなかの3万人で大合唱なのか!?とワクワクしていたら‥‥あれっ、こないだまでやってた某ドラマの主題歌だった"Life is……"じゃんか‥‥何だよ、結局やらないのかよ!! あれが楽しみだったのに!! ま、最後までいい歌、いい曲がじっくり聴けたんで、これで良しとしますか。平井堅も絶対に自分で金払って観に行くタイプじゃないしね。


◎岡村靖幸(GRASS STAGE・17:40~)

  この日をどれだけ待ったことか‥‥何度かライヴの予定が発表されたりしたのに、直前になって中止になったり、今年に入って出る予定だった音源が何故か無期発売延期になったり‥‥本当に音楽やる気があるのか!?と半ば疑問に感じてた俺ですが、いざフェスで人前に!!となると、どうしてもね‥‥甘くなっちゃうんですよ。「ホント、困った子だなぁ~」くらいの優しく広い心で岡村ちゃんを迎え入れたい、と前夜から考えてたんですよね。

  モッシュエリアで観てたんですが、とにかくもの凄くギューギュー詰め。続くRIP SLYME目当ての女子中高生が、その殺気立った雰囲気と興奮したファンの動きに圧死させられそうになってたのが印象的でした。

  定刻を5分程過ぎた頃、キーボード&マニピュレーターの男性がステージ上に現れ、SEで「お母さん」という声が延々流れてるのね。時に感情を込め、時に平坦に叫ばれる「お母さん」の一言。多分、岡村の声なんだろうけど‥‥一体何が言いたいのかね君は!?

  そしてSEが盛り上がり最高潮になったところで、他のバンドメンバーも参加。演奏が始まると同時に、ステージ左側から黒いスーツを着た体格のいい長髪男性が‥‥あ゛っ、岡村ちゃんだ‥‥そう、間違いなくこの太めの男性が岡村ちゃんなのです。以前観た時よりも確実に顔はシャープになり、体格もひとまわり小さくなったような気が‥‥黒着てるからそう見えるだけ!?

  でもね‥‥ステージ上のその人は、間違いなく我々が知ってる「岡村靖幸」その人でした。あの歌声、あのアクション、あの激しいダンス、あの曲間の煽り、そしてあの表情。全てが「岡村靖幸」。正しく「100%岡村ちゃん」といった感じ。この日披露された今日は比較的新しめの曲が多くて、しかもそれら全てがメドレー形式に、曲間の隙間など一切なく、そして岡村ちゃんのダンスも休む間もないまま、ひたすら濃厚な時間が進んでいくのです。1曲目が終わった時点で、既に岡村ちゃんは瀧のような汗をかいていて、観てるこっちが辛くなりそうですよ。

  5曲を歌い終えると、何故か他のバンドのメンバーが全てステージ上からいなくなり、残ったのは先のマニピュレーターと岡村ちゃんのふたり。しかも岡村ちゃん、ステージに背を向けてハァハァいってるし。代わりにマニピュレーターの人がMCする始末。途中、岡村ちゃんも何か喋ろうとしてマイクを掴んだんだけど、どうにも返りが悪かったようで、殆ど聞き取れず。結局、最後にはそのマニピュレーターの人も袖に引っ込み、ステージ右側に用意されたエレピの前に座り、適当に弾き始める。何やるんだろう、ピアノバラードかなぁ?なんて思ってたら、平井堅に対するアンサーソングなのか、何故か「か~らぁ~すぅ~、何故鳴くのぉ~、からすはや~ま~にぃ~♪」という、あの曲をソウルフルに歌い出す‥‥何がやりたいの、岡村ちゃん? 怒らないから言ってごらん?? 笑いたい気持ちもあったんだけど、とにかく素晴らし過ぎて、思わず聴き入っちゃったじゃないか。そのまま新曲‥‥というよりも、絶対にあの場で適当に作った即興ソングを。人生には勝ち組とか負け組とかあるそうだけど、いい携帯を持ってたって、喋る人・喋る内容がダメだったら意味がないんだよ、そんな俺は負け組でいい、ただ傍にあなたさえいてくれれば‥‥といった感じの歌詞で、最初の内はみんなやはり笑ってるんだけど、最後にはみんな大きな拍手。とにかく感動的なのよ。いや、俺らにとっては「あなた(岡村ちゃん」さえいてくれれば‥‥」って思いでいっぱいなわけだけど。

  そしてピアノコーナーを終えた岡村ちゃん‥‥んん、岡村ちゃん‥‥ええっ、お、岡村‥‥ちゃん‥‥ステージ袖にひっこんでっちゃったよ! 何か失礼なことでもあったのか‥‥とにかく時間にして2~30分程度。いよいよこれから本格的に盛り上がるぞ~って時に、急にストップ。元々この程度の時間だったんだろうけど、それにしても‥‥みんな物足りなさ過ぎ。これはやはり、9月の単独ライヴに来い!ってことなのか。

  とにかく、終始岡村ちゃんに左右された1日でした。この夏、俺らは歴史の変わる瞬間に立ち会えたんだよ! これはもう奇跡でしょう!! うわ~っ、もっと観たかったよぉ‥‥


1. come baby
2. パンチ
3. ステップアップ
4. マシュマロハネムーン
5. セックス(以上、ここまでメドレー形式でほぼノンストップ)
6. 七つの子
7. 即興バラード?(以上、岡村のピアノ弾き語り)

2001年8月19日 (日)

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL '01」DAY 3@茨城・国営ひたち海浜公園(2001年8月5日)

  さあ、丁度2週間遅れで順調に(苦笑)アップされていく「ひたちなか」フェスレポートも、いよいよ最終回。今年は運良く2つのフェス(フジロックとこれ)に足を運ぶことができ、非常に幸運だったと言えます。これを書いている丁度今も、千葉と大阪では同時にサマソニが行われ、今朝にはエゾロックも無事終了したようです。今年はどのフェスもいろいろと課題点を残したようですが、来年は更に素晴らしい、世界に誇れるフェスを沢山我々に提供して欲しいものです。


◎LOVE PSYCHEDELICO (at GRASS STAGE)

  昨年デビュー、今年1月のファーストアルバムがいきなりミリオンを達成し、「グレイテスト・ホープ」なのか「~ハイプ」なのか‥‥いろんな意味で話題のデリコ。さて、ステージではどういったものを我々に提示してくれるのやら‥‥

  ジョン・レノンの"Give Peace A Chance"という、如何にもなS.E.に乗せメンバーが登場。ボーカルとギター以外は全てサポートメンバー。キーボード&ギターの人は、どうやらニール&イライザの人らしい(後で聞いた話だが)。他にはベースとドラム。意外とシンプルな編成。で、出す音もこれでもか?って位にシンプル。いきなり最新シングル"FREE WORLD"からスタート。みんな手を上に手拍子。ボーカルもアルバムと同様、非常に英語っぽい日本語で唄う。思ったよりも骨太なロックンロールなのね? アルバムからは「胡散臭いレニクラ」っていう印象を受けたが(いや、レニクラも十分胡散臭いのだけど、いい意味で)、ステージは骨太でシンプル、かなりパワフルなイメージで、時々シェリル・クロウなんかを思い浮かべた。その印象を確信に変えたのは、続くカヴァー曲"LIKE A ROLLING STONE"だろう。ディランというよりも、ストーンズがカヴァーしたアレンジに比較的近いかも。その後も帰国子女っぽい!?MCを挟みつつ、アルバムからのチューンやヒットシングルを披露。思ってたよりも好印象だった。

  先のS.E.とイメージがダブる"A DAY FOR YOU"でしっとりとステージは終了。アルバム1枚しか出してないグループにしては上出来と言っていい内容だったと思う。どっちかっていうと野外よりもクラブとかで観た方が好印象かな?と最初思ってたものの、こういった開放的な空間でこそ活きてくるライヴアクトだった。ミリオンアーティストやそれに近い存在(BUMP OF CHICKEN)が各日のオープニングを飾るってのは、かなり豪華だ。こんなフェス、海外を探してもそうはないだろう。また積極的に観たいかと問われれば返答に困ってしまうが、まぁ1回は観ておきたかったバンドなので、これで良しとしよう。


01. FREE WORLD
02. LIKE A ROLLING STONE (cover of BOB DYLAN)
03. I MEAN LOVE ME
04. I MISS YOU
05. YOUR SONG
06. LOW
07. ノスタルジック '69
08. "O"
09. LADY MADONNA
10. LAST SMILE
11. A DAY FOR YOU


◎GRAPEVINE (at GRASS STAGE)

  つうわけで、定刻通りにメンバーがステージに現れる。先日ベーシストでリーダーの西原が腱鞘炎悪化の為、バンドを離脱~一時休業を発表した後の初ツアー。西原を欠いた後に発表した「CIRCULATOR」がこれまた大傑作ということもあって、否が応でも期待してしまう。あのアルバムでの「男気ロック」をこの大舞台でどれだけ表現することができるのか‥‥サポートのベーシストとキーボーディストを含めた5人が揃い、まず最初に新作からの先行シングルのひとつ"discord"からスタート。アルバムよりも柔らかいイメージの演奏。もっとゴツゴツしたもんだと思ってたが、想像とは違いちょっとだけ肩すかし。けど、彼らはこんなもんじゃなかった。

  基本的には先日の新作「CIRCULATOR」を中心に進められ、それ以外の曲はその新作収録のシングルカップリング曲という「全編新曲」オンリーの、挑発的なステージ‥‥びっくりしたことに、ヒットシングル"スロウ"や"羽根"、"光について"といったオイシイ曲は完全に排除された、本気汁100%の「男気ロック」路線だった。田中は何度も曲の合間に「気持ちえぇ~♪ ここ、めっちゃ気持ちえぇ~!」と叫ぶ。相当このシチュエーション、そしてステージを気に入ったらしい。終始笑顔だ。後半ではTシャツも脱いで上半身裸でギターを掻きむしっていた程だ。

  やっぱりライヴで聴いても"風待ち"は名曲以外の何ものでもなかった。ググッときた。この感覚‥‥アルバムを聴いていた時点でも思っていたが、やはりそうだ。このバンド、OCEAN COLOUR SCENEと同じ空気を感じる。特にそう感じさせたのは、圧巻だったヘヴィブルーズ3連発("アルカイック"~"パブロフドッグとハムスター"~"壁の星")だろう。「暑苦しくてゴメンな」と田中が言ってた通り、この選曲は野外、いや、フェス向きとは言い難い。しかし、それでも自信を持って連発するってのは今のバンドの好調振りと揺るぎない自信の表れではないだろうか。2番手でこんな冒険、普通のバンドならしないだろう。実際、この辺から後ろへと戻っていく客も多く見受けられたし、つまらなそうにしてる客も少なくなかった。失敗と取ることもできるが、俺は田中の歌から目を、耳を離すことができなかった。言い過ぎだが、スティーヴ・マリオットを彷彿とさせるソウルフルな歌声に、シビレていた。あの細い身体からこんなに太い声を出すんだから‥‥

  後半は比較的ノリのいい曲を並べて、最後もやはり新作からの"B.D.S."で幕を閉じた。ここまでくると頭が下がる思いだ。「アルバムの方がよかった」という声もちらほら聞こえ賛否両論のようだが、俺は彼らを支持したいと思う。


01. discord
02. きみが嫌い
03. 風待ち
04. アルカイック
05. パブロフドッグとハムスター
06. 壁の星
07. (All the young) Yellow
08. So.
09. HEAD
10. B.D.S.


◎GO!GO!7188 (at LAKE STAGE)

  お堅いロックファンからは小馬鹿にされることの多いGO!GO!7188だが、俺はかなり気に入っていて、アルバムは現在に至るまで愛聴している程だ(ちなみに、ひたちなかに向かう車の中でもエンドレス状態で「蛇足歩行」を回していた)。昨年デビュー組の中では、RIZEと共に大プッシュしていたのだが‥‥

  メンバー3人がステージに登場し、適当に楽器を鳴らしていると、それがそのままインストナンバーへと続いていく。そしてそれはオープニング曲"ロック"へと続く。ユミとアッコのツインボーカルともいえるハーモニーがバシバシ決まる。そういえば‥‥1年前はまだ垢抜けてなかった彼女達も、気づけば二人共金髪やらになっていて‥‥(笑)

  MCや曲紹介はベースのアッコがするようで、間髪入れずにあの曲名が叫ばれる‥‥そう、"ジェットにんぢん"だ(笑)。きっと、この曲で引いちゃう人が多かったんだろうな。俺は逆で、これでバカ笑いしながら絶賛したんだけど。最後のオチ(「ジッタリン・ジン」)もオーディエンスみんなが大合唱(爆)。いや~、馬鹿馬鹿しくてよろしい!

  この日は未発表の新曲も幾つか披露され、その中でも新境地ともいえるナンバー"考え事"がかなりよかった。オープニングとエンディングをアッコが唄い、それに応えるようにユミが唄うといったバラードナンバーで、とっても切ない曲だ。ちょっとホロッときてしまった(苦笑)。

  考えてみれば、この日はファーストからのヒット曲"こいのうた"も、夏にピッタリな"太陽"も演らなかった。勿体ない‥‥とは思うものの、新曲をバンバンやるってことは、既に彼女達は次のフェイズに向かって走り始めているってことなのかもしれない。それは最新シングル"あぁ青春"からも伺えた。思っていた以上にゴツゴツとした音を出すバンドへと成長していて、ある意味この日俺が観たバンドの中では一番硬派な音をしていたかも‥‥また観たい。純粋にそう思った。セカンドアルバム次第でどんどん化けていくバンドだろうな‥‥是非次のアルバムが出たら、単独公演を観たいな♪


01. ロック
02. ジェットにんぢん
03. 行方不明
04. 考え事(新曲)
05. とかげ3号(新曲)
06. あぁ青春
07. 文具
08. パンク


◎In the Soup (at LAKE STAGE)

  選曲等は前回の野音+αといった感じなので、聴き覚えのある曲が並び、前回よりも安心して観ることができた。ファンも大勢前へ駆けつけ、かなりいい感じだった。それにしても、ボーカルの中尾は本当にソウルフルでいい声してるなぁ‥‥

  MCがこの日はバシバシ決まっていて、かなりの笑いを誘っていて好印象。「今日の僕達は3~4車線の高速道路だ。意味は家に帰ってから考えればいい」とか(笑)。で、圧巻だったのはやはり"グリーングリーン"のパンクバージョン。アドリブが続出、それが上手い具合に大ウケ、野音での悪夢が嘘のようだ。コールアンドレスポンスも感動する位に上手くいってたし、中尾も興奮して「何やってもいいよ」とか言ってステージを下りて、スタンディングエリアの後方まで走り回るし(!)。その後、「殺気を覚えたよ」といって戻る。最後はもうじきリリースされる(野音でもエンディングだった)"檸檬~レモン~"で頂点に。いやぁ~、俺。こいつらマジで気に入った! アルバム出たら買うよ。いや、シングルとりあえず買うってば。今度は単独公演ですな。10月の野音、行けるかなぁ‥‥


01. イタイ×イタイ
02. 針の山
03. ホライズン
04. 存在の証明
05. 風の子
06. 東京野球
07. グリーングリーン
08. 檸檬~レモン~


◎POLYSICS (at LAKE STAGE)

  一昨年のフジロック3日目に出演。ホワイトステージ1発目だったこともあって、俺は観れなかったが‥‥ずっと観たかったんだよね♪

  マーチングバンドのよく耳にする曲が流れる中、メンバー4人がでっかい「POLY」のロゴの入った旗を持って行進しながら入場(笑)、この時点で爆笑の渦。ギター&ボーカルのハヤシがホイッスルを吹いて、全体止まれ(笑)。旗をスタッフに預け(しかもスタッフの彼氏、ライヴ終了までその旗を持ったままステージ後方に立たされっぱなし)、ハイテンションに演奏スタート。かなり懐かしい曲(インディーズ盤から)も交え、1曲目が終わった時点で「いくぞ!残り12曲!!」って笑いも欠かさない。途中、ハヤシがMCを取り始めると、全員が同時にMCを始める(爆)。こりゃ狂気の沙汰だ‥‥マジ腹抱えて笑わせてもらった。昔はよくこのネタ、やってたみたいだね? さすがにもう食パンは投げないようだが(苦笑)、演奏や楽曲はポップで親しみやすく、それ以外では笑いが絶えない。こんなにエンターテイメント色が強いバンドだとは‥‥

  後半、シンセのカヨがTHE KNACKの"My Sharona"のカヴァーを唄ったりなど、最後まで全く飽きさせない内容で、本当にこいつら13曲もやったの!?って疑ったくらい、あっという間に終わってしまった。お客も大絶賛&大爆笑だった。ここまでのレイク3連発、大当たり!


01. T RIANGLE
02. URGE ON!!
03. NEW WAVE JACKET
04. GOOD
05. KASUGAI
06. Pike
07. My Sharona
08. Poly-Farm
09. XCT
10. MS 17
11. AT AT
12. go ahead now!
13. Hot Stuff


◎エレファントカシマシ (at GRASS STAGE)

  昨年から引き続き連続出演となるエレカシ。フェスで観るエレカシ、一体どうなるのやら‥‥意外と俺は、フジロックのグリーンステージにも合ってると思うのだけど‥‥

  メンバーはいつも通り、勿体ぶらずに登場。宮本はのっけから「オ~イェ~ッ!」と煽る。そしてカウントが入り、いきなり"ガストロンジャー"だ。彼らを知らない人でも、この曲に惹き付けられたらしく、スタート直後に後方から前へと客が駆け寄る。俺はかなり前の方で観てたのだが、宮本は調子良さそうな感じだった。前日、仙台のフェスにも出演していたそうだけど、その疲れは感じさせない。まだ1曲目だというのに、既に宮本、石くんいじりが始まる(笑)。シャツ脱がされてます、蹴り入れられてます、羽交い締めにされてます‥‥(涙)

  続けざまに、音源としては未発表(?)のライヴ定番曲"夢をみようぜ"に突入。初めて聴くのだが、初期エレカシらしい、ストレートでアップテンポなナンバー。珍しく石くんがコーラスを取っている。「いつも同じことばっかりやってんじゃねぇよ!アドリブがきかねぇんだよ!!」と宮本に叱られる一面も(苦笑)。嗚呼、石くん‥‥

  宮本の「僕ら、もう20年選手なんですけどね‥‥」てなMCに続いて、なぁ~んとサードアルバムから"夢のちまた"が!! よくこんな曲をアルバムのトップに持ってきたもんだ‥‥端から市場のこととか考えてないんじゃないだろうか、この男‥‥(苦笑)それにしても‥‥名曲には違いない。すっげぇ‥‥ため息しか出ない。そこから前のゼップツアーでもやってた"孤独な旅人"~"悲しみの果て"へと続く。

  トミのカウベルでのカウントで、次の曲の想像がついた‥‥今回も聴けるのか、"デーデ"だよ! 前回聴いた時よりも演奏はまとまっていた。やっぱり初期のハードコアな曲はググッとくるね。そしてアルバム通り、間髪入れずに"星の砂"へ‥‥!!! 俺、この時点で衝天してました(笑)。7月の野音ライヴでのセットリストに比較的近い選曲だけど、あれ観てない身分としては、大興奮。石くん、ここでもコーラスやってました(そうえいば、曲終了後に宮本「"星娘"でした」って言ってたけど‥‥それって西郷輝彦の曲じゃ‥‥/苦笑)。

  フェスだろうが何だろうが、宮本マイペース。相変わらずMC長い。けど、やはりフェスってことだろうか、「‥‥ってつまらないですか?」と気を遣う一面も(苦笑)。そして名曲"孤独な太陽"‥‥ここで男泣き(心の中で)。夕焼け空にまたピッタリなんだわ、この曲。

  続いて"昔の侍"‥‥なのだが、トミが入りを間違える。テープに合わせて演奏する曲だけに(オーケストラパートね)、入りが難しそうだ。宮本に「プロとしてあるまじき行為」となじられ、2回目も危うかったが無事終了。ちょっと冷や冷やもんだった。そして宮本「レディ~ス、アァ~ンド、ジェントルメェ~ン‥‥グッドイブニィ~~ング!」と叫び、前作より"ゴッドファーザー"を披露。カッコイイねぇ、「GOOD MORNING」の楽曲は。初期の攻撃性とはまた違った「攻め」の空気感があるんだよね。そして同作より"武蔵野"。更に新曲"暑中見舞 -憂鬱な午後-"。この曲、絶対にライヴバージョンの方が何百倍も素晴らしい。小林武史プロデュースってことで、一体どうなるんだろうと期待したものだが、出来上がったテイクは正直「うそぉ‥‥」っていう代物だった。先にライヴで聴いてた曲だけに、その仕上がりにかなりガッカリしたものだった。この辺は宮本も気づいているようだが‥‥アルバムは一体どうなることやら‥‥11月にツアーがあるってことは、その辺にアルバム、又はまたシングルが出るってことだろうからなぁ‥‥ちょっと怖いです、今度のアルバム。

  最後はお約束ともいえる"コールアンドレスポンス"‥‥なのだが、またテープと演奏が噛み合わない。やり直しを命じる宮本。しかし、テープの頭出しに手間取る。手際悪すぎ、今日のスタッフ。痺れを切らした宮本、トミにテープなしで演奏開始することを命じる。結局、コーラスパートや打ち込みパートの一切ない、生々しいバージョンの"コールアンドレスポンス"を体験することとなる。「時間なんて関係ないよな?」と言ってたものの、やはり宮本も人の子。とりあえず時間超過したものの、なんとか終了。はっきり言って、こりゃトリですわ、事実上の。ここで燃え尽きたって人、多かったんじゃないかな? 実際、中村くんを観ないで帰っていく観客の姿を数多く目にしたし(それともそのままギターウルフ観に行ったのかな?)

  1時間ちょっとと、確かにいつもより短いのだけど‥‥それでも内容はかなり濃いもので、これまでに観た3回の中で、一番満足のいくセットリストだった、個人的には。こりゃ、秋のツアーも追っかけるんだろうな、俺‥‥(苦笑)


01. ガストロンジャー
02. 夢を見ようぜ
03. 夢のちまた
04. 孤独な旅人
05. 悲しみの果て
06. デーデ
07. 星の砂
08. 孤独な太陽
09. 昔の侍
10. ゴッドファーザー
11. 武蔵野
12. 暑中見舞-憂鬱な午後-
13. コールアンドレスポンス


◎中村一義 (at GRASS STAGE)

  さぁ、中村くんだ。セットチェンジも30分かからずに、パッパと進められたようだ。すると、千葉県民なら誰でも聴き覚えのある、ある曲が‥‥「ERA」にもシークレットトラックとして収められていた、「千葉テレビ」の放送開始時&終了時に流れる、あの曲がステージに流れ始めた(笑)。おお、始まるな‥‥そう思っていると、バンドメンバーが続々とステージ上に現れる。最後にペットボトルを持った中村一義が登場。少々緊張気味の中村くん、ステージから観客を見渡し、引きつった笑顔で応える。そしてギターを抱えて、あの「4,3,2,1‥‥」というカウントの後に「どぉ~おぉ~、(ドン/バスドラの音)どぉ~おぉ~♪(ドンドン!)」っていう、あの名フレーズが‥‥そう、デビュー曲"犬と猫"からスタートだ! 実は俺と中村くんの間には、ちょっとしたエピソードがあって‥‥って別に知り合いだとかそういうのではない。4年程前、東京の某区に住んでいた頃、よく利用していた近所のCD屋があった。そこの常連が中村くんだったのだ。1度だけ、デビュー前の彼と遭遇したことがある。オーラすら感じさせない、ごく普通の青年だった。「今度デビューするんで、CD買ってあげてね♪」と店長に勧められ、その場で予約購入を約束。その直後にこの"犬と猫"が発表されたのだ。個人的には当時の趣味の範疇ではなかったこともあり、このシングル1枚しか聴いてこなかった‥‥それが昨年、俺の中で一気にブレイクした。そして、今年‥‥まさかこういう形で再会するとは‥‥感慨深いものがある。

  続けざまに新作より"ショートホープ"の「両切りバージョン」(オープニングとエンディングの弾き語りパートをカットした、シングルバージョン)を披露。宅録アーティストと思われがちな彼、こういうライヴ映えするナンバーもいくつも抱えている。勿体ないよな、ライヴやらないなんて‥‥

  ここで、初のMC‥‥「やっと唄えたよぉ~!」思わず吹き出してしまったが、本人や昨年涙を飲んだファンからすれば、感動の一言だっただろう。けど、第一声にそれはないだろう‥‥まぁ中村くんらしくて、微笑ましいが。その後"歌"や、新作からの短いナンバー"グレゴリオ"、そして「4500円」CMでお馴染みの"君ノ声"を間髪入れずに演奏。思ったよりも声が出ていて、最初は確かに緊張を感じさせたが、だんだんリラックスしていったようだ。気持ちよさそうに唄ってたっけ。そりゃそうだろう。生まれてからまだ数本しかライヴをやってない人間が、いきなりこんな大舞台だもの。

  5曲終えた時点で「次の曲で最後です‥‥」‥‥って、おいぃ!(爆)30分で終わりかよ!? セッティングで押したせいだ、エレカシが超過したせいだとか色々言われたが、結局最初っから30分の予定だったらしい。今後、ツアーの予定どころか、全くライヴの予定のない彼。現在既に次のアルバムに向けて作業中ということもあって、ちょっとした息抜きにはなっただろう。最後は現在のニッサン「4500円」CMに使われている未発表の新曲"キャノンボール"(但し仮タイトル)でエンディング。この曲もまだ発売日が決まっておらず、「できたら年内に発表できれば‥‥」ってことらしい。アップテンポの、ポップで親しみやすいメロディーを持った、いかにも中村一義らしいロックナンバーだ。もしかしたら今後、アレンジとか変わるかもしれないが、この時点でもかなりの好印象。早く新しい音源を聴きたいものだ(その前に、俺にはファースト&セカンドアルバムが待っているが)。

  きっと、1年待たされたファンにしてみれば、「1年待たされて、たった30分」という人と「30分でも幸せ♪やっと聴けたわ」という人で意見が分かれるんだろうな。俺は‥‥確かに短いとは思った。トリじゃないだろ、これじゃあ?とも感じた。けど、次に繋ぐ意味では、この物足りなさで丁度いいのかも‥‥なんて思ったりして。とにかく、やっぱり観て正解だった。ますます好きになったかも。


01. 犬と猫
02. ショートホープ(両切りバージョン)
03. 歌
04. グレゴリオ
05. 君ノ声
06. キャノンボール(仮題)


◎総評

  どうしても一番最初にできたフェスということもあり、また俺が唯一何度も経験しているということもあってフジロックと比べてしまうのだが‥‥そりゃ別物だから比較がどれだけ意味があるものかは判らない。けど、学ぶべき箇所は沢山あるはずだ。

  まず、リストバンドの問題。これは昨年よりも弱いことが判明。来年への課題のひとつだろう。更に、出演バンドにアイドル的人気アーティストが多かったことから発生する「場所とり」。1年目のイエモンから既に問題になっているし、特に今年はミスチルが出演した2日目、これが問題になったようだ。大体、場所取りしてるだけで他の音楽には全く興味なし、ってのは出演者やそのファン、更にはスタッフに対しても失礼この上ない。確かにミスチルのようなバンドはそう前で観る機会はないだろう。チケットも取り難いし。けど、フェスにはフェスの常識‥‥「無言の了解」がある。それを守らないと、後々に大きな事故に繋がる恐れだってある。例えば、今年はフェス前に関西で大きな将棋倒しの事故があった。ああいう事故だって十分に考えられる。この辺はファンの意識の問題だから主催者がどれだけ呼びかけようが、どうしようもないのかもしれない。だからといって、そういうファンの多い、人気のあるバンドを呼ばない‥‥なんてのはちょっと違うし。例えば、来年GLAYが出たとしたら‥‥間違いなく、今年と同じようなことやってたら、大きな事故に繋がるだろう。

  それと、外タレ。絶対に呼ばない方がいいって。特にジョンスペは昨年、サマソニでJBが前に演奏することによって、あんな目に合ってるってのに、今年も散々な目にあわされて‥‥これで日本が嫌いになったらどうするの?(苦笑)とてもあの「rockin'on」の仕事とは思えない代物だった。JJ72も可哀想だったよ。

  また、セットチェンジの時間が30分ではやはり短いような気がする。結局後に後にと影響していくんだから‥‥それなら各日出演者数を1つずつ減らして、セッティング時間を40分に延ばし、更に余った時間をそれぞれのアクトに回してやればいい。ファンも納得するだろう。3日間で40アーティスト。確かに多くて魅力的だが、それだけ多ければ、観る側にも負担がかかる。「全部を観ようとするな」とは言われても、やはり観れるだけ観たいと思うのがロックファンの常だろう。そういう心理も判って欲しい。だからこそ、間のインターバルの時間を長めに取って、その分を休憩に回したり、移動の時間に当ててやったらどうだろう。

  勿論、悪い面ばかりではない。トイレの数。まずトイレ前で並ぶなんてことはなかった。それだけ数があったし、フジやサマソニでの混雑が嘘のようだった。しかも、トイレ内が意外と綺麗だったこと。これも声を大にして言っておきたい。スタッフが徹底されているのか、それともファンの意識がフジよりも高いのか‥‥今年のフジはゴミ問題にしろ、例年以上に悪かったようなので、この辺は見習うべきだろう。

  また、ゴミが思ったよりも散らかっていなかったこと。確かに「燃えるゴミ」と「ペットボトル」という風にしか分別されていなかったので面食らったが、それでもタバコのポイ捨てやゴミの散乱は余り見受けられなかった‥‥本当、頻繁に回収されていたようだし。

  サマソニと違って、もの凄く「観る側」の視点で作られているフェスだな、と感じた。この辺はフジやエゾを経験してきた「rockin'on」社員の意見によるものなのだろう。或いは、フジ経験スタッフが多かったのかもしれない。個人的な意見としては、毎年絶対に3日間通して行こうとは思わないが、近場だし、出演者によっては通しで行こうかな?って感じだろうか。けど、間違いなく、日帰りでも必ず1日は行くんだろうな‥‥だって、楽しかったもん。フジとは違う楽しさ‥‥ライヴ以外の娯楽ってのが少ないのだけど、DJブースとか、場合によっては遊園地アトラクションもあるし、カップルで行ったら楽しめるかも‥‥(涙)

  というわけで、来年も行きます。是非このまま、ひたちなかで続けてください。そして、来年はもっと素晴らしいフェスになることを祈って‥‥

2001年8月18日 (土)

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL '01」DAY 2@茨城・国営ひたち海浜公園(2001年8月4日)

  昨年スタートした「rockin'on」社主催の(と思ってたら違って、企画がrockin'on、主催はニッポン放送、運営ディスクガレージとパンフに書いてある)国内アーティスト最大規模のフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』。昨年は2日目が台風に見舞われ、最後まで続けることができなかった(演奏できなかったアーティストは、そこでベールを脱ぐ予定だったAJICOと、生涯初ライヴのはずだった中村一義の2組)。今年は日付を8月中頃から頭に移し、2日間から3日間に延び、「ロックか否か?」と批判的な声が大きかったゆずやミスチルの出演、更に出演アーティストの中には海外のバンドの名前もある。さて、一体どういうことになるのだろうか‥‥

  というわけで、俺が参加した2日目(8/4)と3日目(8/5)をレポートしてみたいと思う。20代最後のライヴという意味では、非常に印象に残る、いいライヴを見せてくれるバンドが多かった‥‥まぁ例の如く、全部いつも通りにやるとなかなか終わらないので(笑)、かなり簡単な紹介になると思うが、そこはご了承を‥‥


◎ゆず (at GRASS STAGE)

  さて、ゆずである。初の生ゆず。つうよりも、そもそも彼らを好意的に受け入れるようになったのは昨年からなので、それ以前の楽曲にも興味があったし、何より先日のドーム公演をたったふたり(歌とギターとハーモニカのみ)で行ったことから、何となくRIJFでも「弾き語り」でやってくれるんじゃないかと密かに期待していた。

  いきなりラジオ体操第一の音楽が流れ始めた時には失笑したが(どうやら、ゆずのライヴ開始前のお約束らしい)、いざステージに北川と岩沢のふたりが登城すると「あぁ、始まるんだ」とワクワクしてくる。やっぱりふたりだけのようだ。岩沢は白Tシャツに「ROCK AND ROLL」タオルを頭に巻き、北川はこの日のために作った「SAKU」Tシャツのパクリ(桜庭選手のオフィTね)で「YUZU」、オリジナルが「39」なのに対し、北川のは「804」という、単に今日の日付の入った、他に使いようのない無駄な(笑)Tシャツに、「フォークデュオ」と書かれた手ぬぐいを頭に巻いている。俺的にはこれで「あり」だった(笑)。

  いきなり北川の軽快なトークからスタートし(笑)俺が知らなかった曲を2曲(恐らく初期の曲だろうか?)披露。両方北川がリード。如何にもフォークソングといった感じだが、悪くない。この炎天下の中聴いてると、ふとそよ風が吹くとそれが心地よく感じられる。もう1曲北川が新作より"シャララン"を唄った後に、今度は岩沢リードでヒット曲"飛べない鳥"を披露。いい曲だとは常々思っていたが、こうやって装飾をできる限り減らした、まさしく歌とギターとハーモニーのみで綴られる歌の世界が、この青空にマッチして気持ちいい。しかも岩沢の声の伸びが抜群に良い。ハスキーな北川とは対照的で、本当に清々しい(前は苦手だったくせに/苦笑)。

  続く"心のままに"ではふたり向き合ってギターをかき鳴らしながらスタートするのだが、北川がミスる。堪えられなくなり、ふたりして笑う。こっちまで笑顔になっちまう。プロとしてあるまじき行為なんだけど、今日は特別。それにしても‥‥この2曲で俺は完全にノックアウト状態。マジ泣けた(実際には泣いてないけど)。

  大の苦手だと思い込んでた"夏色"も気持ちよく聴けたし(前フリの北川トークのお陰もあるかも)、最新シングル"3カウント"も改めて聴くと、やはりいい曲だと感じる。そしてお待ちかねの"嗚呼、青春の日々"。もうこの時点で俺が聴きたかった新作「トビラ」からの曲は全部聴けたようなもんだ。やっぱりこの曲の歌詞は泣ける。男泣きの世界。オープニングじゃなかったら、マジ泣きしてそうな勢い。ホントいい。

  何故か岩沢が"蛍の光"を弾き出し、それに合わせて北川がパチンコ屋の閉店の挨拶の如く、またお近くに寄った際には是非声をかけてやって下さい的トーク(笑)をかます。そして最後にもう1曲‥‥ってことで、ファーストアルバムの"てっぺん"で勢いよく終了。初めて聴いた曲だけど、非常に攻撃的な歌詞だなと感じる。どうしても柔なイメージがあった彼ら、決してここ数年で硬派に鞍替えしたわけではなかった。ストリートからスタートした時点で、彼らは地面から上を睨みつけていたのだ。

  「ロック」と銘打たれたフェスで、しかもミリオンクラスのアーティストが前座をする。そしてやるのはフォーク‥‥これ、3日間通しての出演者の中で、ある意味最も「パンク」だと思うんだけど‥‥彼らの新作にはかなりハードは曲も収録されているし、それはロックの範疇に入るものだと思う。しかし、精神性だけを取ってみれば、その辺のヘヴィロックバンドよりもよっぽど「パンク」だと思う。オフィシャルの掲示板でウダウダ言ってる奴らは、彼らの演奏を観て聴いて、何も感じなかったのだろうか? オープニングから最高のステージを観てしまった。こりゃ濃い2日間になりそうだ‥‥


01. する~
02. 贈る詩
03. シャララン
04. 飛べない鳥
05. 心のままに
06. 夏色
07. 3カウント
08. 嗚呼、青春の日々
09. 蛍の光
10. てっぺん


◎MO'SOME TONEBENDER (at LAKE STAGE)

  フジでは無愛想な印象だった彼らも、今日は熱心なファンに支えられいつも通りの演奏ができたようだ。MCも前回よりも冷たい感じがしなかったし。終わりも唐突な感じがせず、ちゃんと「ありがとう」って言ってたし。何かまた違う一面を観た感じで、興味深かった。

  演奏された楽曲はフジにかなり近い感じ。ただ曲順は全く違っていたし、9月にもうリリースされる新作(しかもメジャーから!)からも2曲披露されていた。曲名はオフィシャルサイトでのBBSで、メンバー自身が書き込んでいたものなので、間違いないはず。

  前回は全く知らない状態で挑んだので衝撃もその分大きかったが、今回は「DAWN ROCK」と「echo」をこの1週間何度も聴き込んだので、なかり余裕を持って楽しむことができた。前回はスタンディングだったので、今回は後方のシート席でまったりと‥‥(笑)

  ただ、レイクステージ出演のアーティスト全般に言えるんだけど‥‥音が悪すぎ。特にこういうバンドにはキツかったんじゃないかな? それを抜きにすれば、かなりいいステージだったと思う。リズム隊がしっかりしてるので、ギター&ボーカルの調子さえよければかなり安定したステージを毎回観せてくれるんじゃないかな? 今度は是非、単独で味わってみたいものだ。


01. FLOWER
02. 9
03. パルス玉
04. PARADE
05. 冷たいコード(新曲)
06. echo
07. 壊れてるよ
08. DAWN ROCK
09. HigH(新曲)


◎PEALOUT (at LAKE STAGE)

  一昨年のフジロック以降‥‥シングル"爆裂世界"以降のPEALOUTはマジで凄いと思っていた。だからずっと観たかったんだけど‥‥チャンスがなかなかなかった。一昨年、昨年とフジには出演してるので、さすがに今年はなかった。フジ直前にズボンズとのカップリングツアーがあったが、それも日程的にきつかったので、諦めた。そしてRIJFに出演と耳にした時、絶対に観てやろうと心に決めていた。

  体力が回復したので、スタンディングエリアに入り、踊る準備をしていたら‥‥いきなり1曲目から"心臓が動き出すとき"だもんなぁ‥‥反則だって! 思いっきり踊り、暴れたさ。それにしても‥‥マジでカッコイイ! 下手なUK勢を聴くよりも、最近はMO'SOME TONEBENDERとかPEALOUTといったバンドを聴いていた方が心地よい‥‥決して日本語だからとか、そういうのは全く関係ない。単純にそのサウンドに惹かれるのだ。

  そして続けざまに、ルースターズのカヴァー"C.M.C."! ルースターズのトリビュートアルバムに収録されていたナンバーをこんなところで、しかも初ライヴで聴けるとは‥‥個人的にここでグッときて、最前ブロックまで進んでしまった(笑)。そのくらい、キてた。当然、サビパートでは拳を振り上げ、唄い叫んだ。

  続いて、10月にリリースされるという新曲"ソウルライダー"が披露。アップテンポの、ニューアルバムの路線に近いポップなメロディーを持ったロックナンバー。続けざまにそのニューアルバムから"JET DESIRE"がプレイされ、ここまでの流れは本当完璧。フェスの掴みとしては完璧じゃなかろうか?

  ちょっとしたMCも挟みつつ(ドラムの高橋が主にしゃべるのだが、「レイク・エンジェルです」ってのはちょっと滑ってました。レイクステージだけに‥‥すかさず「伝わったよ」と近藤のフォローが入ってたのが、ちょっと泣けた/笑)、OASISのカヴァーでもお馴染み、BEATLESの"I AM THE WALRUS"の直線的ビートロックバージョンをプレイ。今までもやってたの? 知らなかったけど、ちょっとこれはこれで好き。考えてみれば、PEALOUTはついこの間まで英語詞で活動してたんだから、こういうカヴァーも当たり前っていえば当たり前なんだわな‥‥なんて妙に納得してみたりして。

  ここで近藤がベースを置き、エレピの前に座る。ギターの岡崎はギブソン・エクスプローラーからフェンダーのプレシジョンベースに持ち変える。ここからはピアノ曲パートのようだ。こうやって後半にまとめてやってくれると、楽器チェンジの無駄な空白が減って、テンションも落とすことはない。お見事。そんなこんんなでニューアルバムから"HEIDI"(そう、「アルプスの少女ハイジ」をイメージした曲だ)。途中で近藤がブルースハープを吹き、テンションは一気に上がる。そこに間髪入れずに名曲"爆裂世界"! 正直、空からの暑さとステージからの熱さで、失禁寸前でした(苦笑)。血管切れそうな程にハイテンション。さっきまでのバテ気味の俺はどこへやら‥‥"FLY HIGH"を挟み、最後に"BEAT FOR YOUR RIGHT"で終了。40分程度のステージだったが、大好きな新作と前作からの曲、そして知ってるカヴァー曲中心に進められたことで、個人的には大満足だった。これならフルステージ観てみたいよ。こんなことなら先月の「激ロック」withズボンズ、観ておけばよかった‥‥(涙)


01. 心臓が動き出すとき
02. C.M.C(cover of ROOSTERZ)
03. ソウルライダー(新曲)
04. JET DESIRE
05. I AM THE WALRUS(cover of BEATLES)
06. HEIDI
07. 爆裂世界~世界に追い越されても~
08. FLY HIGH
09. BEAT FOR YOUR RIGHT


◎SUPERCAR (at GRASS STAGE)

  結局フジでは全く観ることもなく(しかも30分で終わったそうだし)、考えてみれば2年振りに観るスーパーカー。その2年の間にこのバンドも随分と変わったものだ‥‥新曲ではとうとうギターレスだもんなぁ(苦笑)。新作やその周辺のシングル、大好きなだけに今日のステージはとても期待していた(しかも1時間も観れるしね)。

  まずはアルバムオープニングのインスト"Changes"に乗せてメンバーがステージに登場する。メンバー4人の他に、サポートのドラマーが1人。彼がシンセドラムを叩くようだ。そして実質1曲目となったのが、いきなり"White Surf Style 5."! のっけから大歓声‥‥のはずだが、俺の周辺は棒立ち状態。盛り下がってるし‥‥明らかに「場所取り」ですな、民生orミスチルの。責めるつもりはないけど‥‥がっかり。こんなに素晴らしい、テンションの高い演奏や楽曲を突きつけられても、何も感じないなんて‥‥「ロックファン」ではないんだね、君達は‥‥「民生ファン」であり「ミスチルファン」でしかないんだね、きっと‥‥いろんな意味で憤りを感じた瞬間だった。

  基本的にニューアルバム「Futurama」からの楽曲が殆どで、それらがアルバム通り忠実に再現されていく。ドラム2人の意味も、ライヴを通して聴くと妙に納得できた。それにしても、このバンド。いつからMC担当がミキちゃんになったの?(笑)個人的にはそっちの方が嬉しいけど♪ 当然この日も、あの2年前の「悪夢」(苦笑/詳しくは、'99年6月のライヴレポ参照)同様、ミキちゃんコールを飛ばす俺‥‥30目前ですが、全然恥ずかしくはないです。むしろ、前へ前へと積極的です。いいんです、もう引き返せませんから‥‥(涙)

  やはり圧巻だったのは、"Karma"~"FAIRWAY"の流れ、そして新作以外からの"Be"。ギターノイズの渦、カオス状態の中、ステージからひとり、またひとりという風に消えていき、最後に床に置かれたギターだけが残る。正直、スーパーカーごときで(って別にバカにしてたわけじゃないけど)こんなにググッとくるとは思ってもみなかった。これまで俺にとってのスーパーカーはポップな楽曲にミキちゃん、それだけだった(笑)。正直、ギターレスになろうがテクノに走ろうが、曲が親しみやすいものであれば何の文句もない。けど‥‥今日この日のステージは、2年前のあのブリッツ公演を忘れさせるくらいに素晴らしいものだと思った。これは成長なのか、単に変化しただけなのか‥‥自分達にできることしかやってこなかったイメージのある初期と比べて、今の彼らからは試行錯誤だとかチャレンジだとか、そういった「前進したい」という心意気みたいなものを感じる。それが個々のソロ活動だったりDJだったりするのだろう。既に「ロックバンド」という形態をも取っ払って「自分達が気持ちよくなれる、いい曲を作りたい」っていう、至極シンプルな結論に達したのかもしれない。俺はそれを支持するし、今後も見守っていきたいと思う。また機会があったら観たいなぁ‥‥そう思わせるに十分なアクトだった。お見事!


01. Changes
02. White Surf style 5.
03. ReSTARTER
04. Baby Once More
05. Strobolights
06. PLAYSTAR VISTA
07. Seven Front
08. Karma
09. FAIRWAY
10. BE


◎JJ72 (at GRASS STAGE)

  ライヴ開始前に再び渋谷陽一が現れ、「彼らはこのためだけに来日した。イギリスではメディアで大絶賛の新人で、そこら中で引っ張りだこ。そんな彼らに対して暖かい拍手で迎えてあげてください」という、とても日本一売れている音楽雑誌社の社長の発言とは思えないような言葉を耳にして、絶句。しらけることが判ってるなら、何で呼ぶの? 前日のジョンスペだって、散々だったっていう話じゃないか!? そんなくらいなら呼ぶなよ‥‥マジで怒りを覚えた。

  そして、ステージにメンバーが現れる。バンドメンバー3人と、サポートのキーボードひとりの計4人。ボーカルの声の線が細く、それでいてかなり高音。最近、この手のボーカル、多いよな‥‥マニックス云々ってポップをレコード屋で目にしたが、単にプロデューサーが一緒、3人編成って位しか共通項は見受けられない。悪くはないけど‥‥はっきり言って、こんなんじゃアルバム2~3枚で消えるな、そう感じた。よくいる「今年のブライテスト・ホープ」ってやつだろう。しかしここ数年、この手のバンドがどれだけ生き残ってる? MUSEのような力強さ(音楽的にではなく、バンドとしての)を感じさせることもなく、個性のようなものも感じることができなかった。周りが完全に無関心を決め込んでいるという環境も災いしているのだろう‥‥正直、個人的には何の接点も感じられなかったし、今後も必要ないだろうと思った。好きな人には申し訳ないが、こういうバンドばっかりだから、英国ギターロックシーンに面白味を感じられなくなったんだろうなぁ‥‥と何となくそんなことまで考えてしまった。

  それにしても、お客の寒いこと、寒いこと。曲中は完全に棒立ち、曲が終わるとお情け程度の拍手ときたもんだ。曲間、シーンとしてたもんなぁ‥‥声援もなければ、キャーって声もなし。本当、この日一番の静寂を感じたよ。


01. OCTOBER SWIMMER
02. LONG WAY SOUTH
03. SURRENDER
04. FORMULAE
05. SNOW
06. ALGERIA
07. DESERTION (ACOUSTIC VER.)
08. WILLOW
09. OXYGEN
10. BUMBLE BEE


◎BOOM BOOM SATELLITES (at LAKE STAGE)

  今年のフジロック前夜祭にシークレットゲストとして出演し、俺を失望のどん底に陥れたブンブン。そういう噂は耳にしていたが、まさか本当だったとは‥‥行けたのに、前夜祭‥‥ガッカリ。そんななので、やっぱり今日は観ておこうということに。素晴らしいアルバム後のライヴだけに、やっぱりタイミング的にはいいんじゃないかなぁ‥‥

  驚いたことに、彼らのライヴはアルバム以上にロック然としていたこと。つうか、ありゃ完全にロックバンドだよ。下手すりゃヘヴィ系と言われても違和感ないもん。ダンサブルなロックバンドがテクノロジーを導入しました、しかもそれが機能的に上手くいってます‥‥そういうイメージのライヴだった。勿論アルバムからも、そういうロックアプローチを存分に味わうことができたが、こりゃライヴの方が数段素晴らしい。ドラムが素晴らしかったね、特に。ある意味、フュージョン的とも言えなくはないが、それよりはロックだね、ライヴ。

  タテノリもあれば、腰にググッとくるリズムもある。曲間も上手く繋ぎ、間を空かせることがない(この辺がDJ感覚っていうか、ダンスバンドなんだなぁと実感させた瞬間だった)‥‥聴き手を全く飽きさせない。特にキーボード/コンピューター/ベースの中野がよかったなぁ。コンピューターいじってる最中、曲の途中でいきなり前に出てきて踊って暴れて客を煽るし(笑)。何で彼らが海外でウケたのか‥‥その理由が何となく見えた一時だった。薄暗いクラブで踊るのもいいけど、夕焼けバックに野外でこの手の音楽で踊るのも、また気持ちいいね♪


01. SHINKYOKU(新曲)
02. SOLILOQUY
03. DIG THE NEW BREED
04. SINKER
05. PUSH EJECT
06. SCATTERING MONKEY


◎MR.CHILDREN (at GRASS STAGE)

  さぁ、ミスチルですよ、奥さん!(笑)ミスチルがフェスに出演する‥‥それだけで俺はこのRIJF行きを決めたようなもんなんだから‥‥5月中旬の発表後、すぐに振込したもんなぁ(笑)。そのくらい、俺はミスチルがフェスに出演することを熱望していたし、ぴったりだと思っていた。どうせならフジロックに‥‥とも思ったが、まぁそれは現実問題として難しいだろう。エゾロック(RISING SUN ROCK FESTIVAL)だったらまだなきにしもあらずだが。珍しく今年の夏、ミスチルは夏のスタジアム(野外)ツアーを決行している。その一環としての出演ということになるのだが、果たしてセットリストはどういうものになるのだろうか? 先日発売されたばかりの2枚のベスト盤を中心としたものになるのだろうか、それとも「rockin'on」リスナーを意識した「ロック然」としたものになるのか‥‥どっちにしろ「ミスチルなんかロックじゃねぇ」とのさばる輩を黙らせなくてはならない、そう、今日の彼らにはそうした命題が課せられていたのだった。

  予定のスタート時間を30分遅れ(19時スタート予定だったが、実際にはこの日、セッティング等で徐々に徐々にと遅れていき、結果30分押しとなってしまった)、照明が消える。大歓声‥‥真ん中よりはかなり前の方に陣取っていたのだが、後ろを振り返ると‥‥人の海。前の週に苗場で体験したOASISを彷彿とさせる、そんな人混みだった。そして例の如く、後ろから押され、どさくさ紛れにけっこう前の方まで流れていった。メンバーの顔を目視できるポジション。こんな位置で彼らを観るの、どれくらい振りだろうか?
  暗転した場内に流れ始めたのは、アルバム「深海」のオープニングを飾るSE"Dive"‥‥おいおい、ま、まさか‥‥「あれ」をやるのか???

  メンバーがひとり、またひとりとステージ上に登場。最後に赤いTシャツに黒い皮パンツを履いた桜井が登場する。風貌的には半年前にさいたまスーパーアリーナで観たときと余り変わらない姿で(髪の長さも前と同じくらいかな)、見た目かなり気合い入ってるように感じられる。アコースティックギターを受け取り‥‥ということは、やっぱり「あれ」から始めるのかよ、おい‥‥!!!

  桜井がコードを弾く‥‥やはり、1曲目は「深海」から"シーラカンス"だ。すっげ‥‥鳥肌立ったよ。封印したとは言ってないが、明らかに演奏することを拒んでいたように思える「深海」からの曲をオープニングに、しかも「rockin'on」相手にぶつけてくるとは‥‥この男の決意みたいなもんを「これでもか!?」って位に感じた。4年半振りに演奏されるこの曲だが、前のような悲壮感や疲れは感じることはなく、むしろ力強さを更に感じる歌声だった。何度でも言うが、復活後の彼ら‥‥特に桜井は本当に調子がいいようで、この日の歌も最後まで完璧に近かった。後半のPINK FLOYD「吹けよ風、呼べよ嵐」的パート(笑)での川口氏のスライドプレイも4年半前以上にググッときたし‥‥ってここで書いておくが、サポート陣も半年前と全く同じ。つまり「DISCOVERY」ツアー以降の固定メンバーということになる。バンドとしてもかなり脂の乗りきった、安定感ある的確なプレイを聴かせてくれた。

  アルバム通りに"手紙"へと流れる。ピアノと桜井の歌だけという小バラード、既に数万人のオーディエンスの心を完全に鷲掴みしたようだ。つうか、本当に前みたいに痛々しさを感じさせない、聴いててググッとくるよなぁ、今日の「深海」楽曲群は。

  更にもう1曲「深海」から、シングルカットもされた"マシンガンをぶっ放せ"で、観客を煽る。と、ここまでベスト盤の楽曲は1曲もプレイされていない(笑)。完全に「rockin'on」相手の選曲ってことになるのだろうか?(後に判明したが、今回の野外ツアーでもこれらの「深海」メドレーはプレイされているそうだが、決してオープニングからというわけではない。これからスタートするってのは、やはり相手になめられたくないという気持ちが働いたのだろう)

  続いて、テクノ的4つ打ちサウンドが聞こえてきた。一瞬、新曲か?とも思ったが‥‥そこに桜井が歌を乗せる‥‥"ニシエヒガシエ"のニューアレンジだ。ワンコーラスそれで唄い切った後、バンドが加わりいつも通りのアレンジに戻る。最初はアコギを持っていたものの、バンドが加わってからはギターを置き、右へ左へといつものように動き回り、客を煽り、そしてセクシーなポーズ(笑)で女性達を悩殺する。きっと、ミスチルを"innocent world"や"シーソーゲーム"なんかのイメージで捉えていた人達にとって、まさかミスチルがこんなにも攻撃的なライヴをやるなんて思ってもみなかっただろう。ファンにしてみれば、これはいつも通りのことなのだが‥‥がしかし、今日の桜井はいつもとちょっとだけ違う。そう、笑顔が一度もないのだ。気負い過ぎだよ、って思えるくらいに今日の彼は熱い。考えてみれば、直前まで尊敬する奥田民生が演奏しているのだ。しかも彼らは、それをずっと袖から観ていたと聞く‥‥そりゃ負けられないよな。俺でもきっと、そうすると思うし。

  再びテクノチックなシーケンス音に導かれ、新たなアレンジの"光の射す方へ"を披露する。この曲でもワンコーラス終わった時点でバンドが加わり、いつも通りのアレンジへと戻っていく。考えてみれば、ここまでの5曲、まぁシングル曲が内3曲とはいえ‥‥「みんなが望むミスチル」をまだ演じていないんだよなぁ‥‥つまり、初期の"innocent~"や"抱きしめたい"といった、ベスト盤でいえば「肉(通称)」の方の曲をまだ1曲も披露してないのだ。しかし、それでも多くのオーディエンス‥‥ミスチル目当て以外の人達も含めて‥‥を惹きつけている。小川くんが後に「メガヒットバンドの恐ろしさを目の当たりにした」と語っていた通り、これが百戦錬磨、常に数万人ものオーディエンスを相手に戦ってきた、そしてチャート上では常に上位入り、ミリオンヒットを当たり前とされてきたバンドの「凄み」なのだ。まさかこういう時に、彼らが本領を発揮するとは思ってもみなかった。善戦するだろうとは思っていたが、ここまでやるとは‥‥ファンながら、あっぱれあっぱれと思ったよ。

  そして、遂にここで、あのピアノのメロディーが‥‥ここにきてようやく、メガヒット曲"Tomorrow never knows"が登場! 大歓声というよりも「オオォ~」っていう、低音に近い驚きの声がそこら中から上がる。相変わらずうざったい手拍子があったが、桜井が唄い出すとその手拍子もいつの間にかなくなり、みんな歌に聴き入ってしまっていた。そして‥‥気づくとそれが大合唱に変わっている。サビの「Wow~wow♪」では老若男女、誰彼問わずにみんなが唄う。これはある意味、OASISと同等の凄さを感じた。「俺は唄ってない!」と否定する人もいるだろう。しかし、そんなのがごく僅かだということは、あの日あの場所にいた何万もの(3万5千人と聞いているが‥‥)ミスチルに惹きつけられたオーディエンスが証明してくれるだろう。当日購入した公式パンフレットにも「OASISに対抗できるバンド、日本にはもはやミスチルしかいないのではないだろうか?」なんてことが書かれていたが、それは全面的に同意する。あれだけのメガヒット、そしてライヴをやれば動員数は常に下がることはなく、そして売れているからこそ貶す「自称・ロックファン」も多い。昔の方がよかったと嘆く「元・ファン」も数多く、そしてなんだかんだ言いながら多くの人間が代表曲を口ずさめる‥‥そんな「ロックバンド」は、俺が知る限りでは数少ない。少なくとも、ここ日本には‥‥どれだけいる? それを否定するのは誰にでもできる。しかし、何故彼らがロックなのか、何故彼らがこれだけ受け入れられるのかを真剣に考えたことがあるのだろうか? 口当たりのいい曲をシングルに持ってきてるから? そんなの、当たり前だろう。その為の「シングル」でしょ? アルバム聴けって、アルバム。「DISCOVERY」や「Q」を越えるアルバム、どれだけあるのさ!?

  さすがにね、俺‥‥この曲の時にマジ泣きしてしまった。どうしてもこの曲だけは、俺の涙腺を弱めるだけの何かを持っているようで‥‥まぁいろいろあったからなぁ、この数年。この曲にも助けられたし‥‥そんなことを考えながら、声を振り絞って一緒に唄う。俺の周りにいた、AIR JAM系のTシャツを着た少年達も口ずさんでたっけ。

  それにしても‥‥前回のツアーの時に感じられた「違和感」を、今日は全く感じられなかった。メンバー自身が楽しんでいるのが判ったし(そこに笑顔はなかったが)、惹きつけてやろうって意気込みも感じられた。そう考えると、前回の「温度差」ってのは、やはりそれだけ新作「Q」に対する自信の表れだったのかもしれない。「何でもっとみんな、新しい曲を求めてくれないんだよ!?こんなに素晴らしい曲ばかりなのに」っていう。それが受け手と送り手との間で空回りしてしまっていた。しかも会場は3万人前後も入るような、当時のツアーで最大のキャパシティー。上手く伝達していなかった‥‥今ならそう考えることができる。

  バンドは続けて、今月末に発表される新曲のカップリングとなる、"花-Memento-Mori-"のニューアレンジ・バージョンを披露した。原曲ではアコギだった桜井がエレキを持ち(しかも珍しくストラトだ)、代わりに川口氏がアコギにスイッチ。アレンジ的には'80年代前半の産業ハードロック・バラード的になっており、FORIGNER "Waiting For A Girl Like You"やJOURNEY "Who's Crying Now?"を彷彿とさせるピアノメインのアレンジに変わっていた。そしてサビになるとギターのパワーコードが入るという、ハードロックにありがちなバージョンだった。前のシンプルで、歌を伝えるのに十分な演奏とは違い、ここには単純に歌が持つ力強さをより強調したようなパワーを感じる。個人的な好みで言わせてもらえば‥‥やはりずっと親しんできたということもあって、どうしても新アレンジには馴染めなかった。まぁもうじきシングルもリリースされるので、それを聴き込んだ上で改めて発言することとしよう。けれど、オーディエンスにはこの大ヒット曲も好意的に受け入れられ、最後のサビではみんな大合唱となっていた。

  ここで初めて桜井がMCを取る。「できたばかりの新曲を演奏します」という言葉に続いて、いよいよ1年振りに発表される新曲"優しい歌"が披露される。浦氏のアコーディオンに続いてバンド全体の演奏に入る。曲調としては"名もなき詩"や"旅人"タイプといえる。タイトルとは裏腹に、歌詞には「甘えていた鏡の中の男に復讐を誓う」なんて尖った言葉もたびたび登場する。内容についての俺の解釈はまた後程、シングルレビューでやるのでここでは控えるが、これはある意味画期的な内容となっている。完全に「ああ、ベスト盤で一区切りつけたんだな。「Q」ってアルバムはそれだけメンバーにとっても重要な作品だったんだな」ってことを意識させる内容となっているからだ。

  桜井が途中、何度か袖の方に確認の合図を取っているように見えた‥‥残り時間の確認だろうか? 当初19時スタート予定だったことから、この日の彼らには90分近い演奏時間が与えられていたはずだ。しかし、実際には30分遅れでスタート。どう考えても、60分で終了せねばなるまい‥‥ということは‥‥時計に目をやる。現在スタートして約40分。どうやらこの曲で終了するようだ‥‥短い、短すぎる! これだけ素晴らしい楽曲と素晴らしい演奏を前にして、もう帰れっていうのか!? ソープに行って前戯だけ散々やって、いざ本番って時に「延長なしよ。もう終わり」と宣言されたようなもんだ、こりゃ!(笑/って行ったこと、ないですけどね、俺)桜井の「バイバァ~イ!」も今日だけは空しすぎる‥‥そりゃ、アンコールを求める声もいつも以上に大きくなるわな?

  暫くして、再び照明が明るくなる‥‥おおっ、さすがトリだ。ちゃんとアンコールが用意されているんじゃないか。さすがに桜井もこのときだけはホッとしたような笑顔。「今日出演した全バンドを代表して言わせてください。今日は本当にどうもありがとう!」ステージで微笑んでいるその男が桜井和寿だと確認できるような位置でミスチルを観ること自体久し振りだが、こんなにピュアなMCをかます桜井も随分久し振りじゃないかな?(いや、そうでもないか/苦笑)

  「月がキレイだね‥‥」と言って、ステージとは反対側にある月を指さす。みんな振り返る。本当に綺麗だ‥‥こんなに月を大きく感じたの、久しくないな。いや、こんなマジマジと月を見たのも随分なかった‥‥そして「次の曲は月とは前々関係ない曲なんですが‥‥」と言って桜井がギターをかき鳴らす‥‥アンコールとして選んだのは、復活後のミスチルにとってとても大切な曲と言える"終わりなき旅"だ。やはりここでも低音に近い「オオオォ~」っていう声が響く。どうやらこの曲で今日のフェス2日目を終えるようだ。この曲は今日を含めて3度ライヴで聴いているが、毎回違う表情を見せ、そして毎回ハズレがない。これだけ唄うことが難しい楽曲を、今日も桜井は全身の力を振り絞って唄う。そしてそれが痛い程に伝わってきて、また男泣き。ミスチルだけはひとりで観ようと決めていた。それは‥‥絶対に泣くから。ここ2回、確実に泣いてたからね、俺(苦笑)。だからひとりで行ってるんだよ、いつも。この曲、ここ数年の俺のテーマ曲みたいなもんだったから、尚更響く。30になっても、40になっても、壁にぶつかったら、俺はこの曲の歌詞を噛みしめて、再び前進しようと決めた。そしてこれを書いている今この瞬間も‥‥

  エンディングでは例の如く、ステージ上のメンバーが皆向かい合って一丸となり演奏する。ちょっとニール・ヤングみたいだ。そして演奏終了。この日一番の拍手が彼らに送られる。使命を果たした桜井に再び満面の笑みが戻った。「気を付けて帰ってね。バイバァ~イ!」と、いつもの桜井がそこにはいた。そのミスチルを、そして我々を祝福するかのように、花火が上がる。気づけば、今年初の花火だった。同じこの日、地元では花火大会だったが、俺にはこっちの方が似合ってる。今も、そしてこれからも‥‥

  結局、この日演奏された曲は全て今回のツアーで演奏されている楽曲群だが、それらを並び替えることによって、また厳選することによってここまで「rockin'on」リスナーをも圧倒することになるとは。いや、これは楽曲だけの力ではなく、バンドの気力がそれを上回ったということになるのだろう。久し振りにバンドの底力をまざまざと見せつけられた。圧巻。やっぱり桁違い。スケールが違うって。バカにする奴は死ぬまでそうやってればいい。桜井は自分達のことを「ポップをやっていく恐竜」と例えた。「恐竜」が何を意味するのか、ちょっとロックを好きな人間なら判るはずだ。彼らは選んだ、いや、決意したのだ。今後も「俺達はポップをやってくロックバンド」なんだってことを‥‥たった50分程度だったが、それを感じられただけでも、ひたちなかまで来た甲斐があったってもんだ。


01. Dive ~ シーラカンス
02. 手紙
03. マシンガンをぶっ放せ
04. ニシエヒガシエ
05. 光の射す方へ
06. Tomorrow never knows
07. 花 -Memento-Mori-(再録音バージョン)
08. 優しい歌(新曲)
  ---encore---
09. 終わりなき旅

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