カテゴリー「Rolling Stones」の33件の記事

2020年6月 4日 (木)

THE ROLLING STONES『GOATS HEAD SOUP』(1973)

1973年8月末にリリースされた、THE ROLLING STONES通算11作目(イギリスにて。アメリカでは13作目)のスタジオアルバム。

無軌道なまでにやりたい放題をやり尽くした結果、アナログ2枚組の大作となった前作『EXILE ON MAIN ST.』(1972年)。派手な印象が強い同作から一転して、この『山羊の頭のスープ』という直訳邦題が付けられたアルバムはなんとジャマイカにてレコーディングを敢行。ボブ・マーリーが台頭し始めたタイミングということもあって、いよいよレゲエテイストを導入か?と思いきや、その内容は非常に穏やか、かつダークでファンキーという……一聴すると地味に聴こえなくもないですが、いやいや。じっくり聴き込むと前作以上の完成度で、実は70年代前半のストーンズにおけるベストワークでは?と思えるほどの出来なのです。

「Dancing With Mr. D」という怪しげな楽曲からスタートする本作は、基本的にこのテイストがアルバム全体を覆っているイメージといっていいでしょう。キース・リチャーズ(G, Vo)がリードボーカルを務める「Coming Down Again」といい、ビリー・プレストンのパーカッシヴなクラヴィネットが耳に残る「Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」といい、実は「Angie」よりも優れた名バラードだと思っている「Winter」といい、妖艶さと肩の力の抜けきったミック・ジャガー(Vo)のルーズなボーカルが気持ち良く響きます。

かと思えば、『BEGGARS BANQUET』(1968年)以降のストーンズらしいサザンロック・テイストをより強めた、「Silver Train」や「Star Star」のような軽やかなロックンロールもしっかり用意されている。激しさや破綻こそないものの、ダウナーなストーンズの魅力が端的に表れた良質な楽曲集と言えるのではないでしょうか。

それと興味深いのが、本作収録曲の多くがピアノやキーボードを軸にした楽曲だということ。このへんも、キースやミック・テイラー(G)のギターリフでグイグイ引っ張る前作、前々作とは一線を画するものがあります。とはいえ、この反動がまたすぐ次のアルバムに表れるんですけどね(笑)。

本国では『LET IT BLEED』(1969年)から4作連続1位、アメリカでも『STICKY FINGERS』(1971年)から3作連続で1位に輝き、特にアメリカでは『STICKY FINGERS』に次いでマルチプラチナム(現在までに300万枚以上)を達成。シングルも「Angie」が全英5位/全米1位という大ヒットを記録し、さらに「Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」も全米15位まで上昇しました。そう、完成度の高さとセールスがしっかり結果につながった1枚でもあるのですよ。

いわゆる誰もが知る代表曲は「Angie」程度しか見当たりませんし、そういう意味でも一見さんにオススメするには弱い内容かもしれません。が、ストーンズにハマればハマるほど、本作の魅力に気づかされるのでは。今では『BLACK AND BLUE』(1976年)と並んで愛聴しまくるベスト作品のひとつです。

 


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2020年2月19日 (水)

【振り返り記事】ROLLING STONES STEEL WHEELS JAPAN TOUR 1990@東京ドーム(1990年2月19日)

さて、振り返りライブ記事第2弾は今から30年前の記憶を掘り返そうというもの(笑)。ぶっちゃけ、かなり曖昧なところもありますが、なんとなく当時の思い出をよみがえらせて、ここに書き残してみたいと思います。

1990年2月14日から27日にかけて、全10公演という前代未聞の東京ドーム連続公演を成し遂げたTHE ROLLING STONES初来日公演。初めて実現した日本公演であると同時に、ストーンズにとっても1982年のヨーロッパツアー以来7年ぶりに実現した本格的なツアーとあって、1989年8月末にスタートした時点で世界中からかなりの注目が寄せられていました。

また、一時はミック・ジャガーキース・リチャーズの仲が修復不能とまで言われたあとだけに、同時期にリリースされた最新アルバム『STEEL WHEELS』も久々のヒット作となり、日本でも(来日効果もあり)かなりのヒットを記録しています。

実はこの東京ドーム公演、当初は9公演のみで、あとから2月19日の追加公演が発表されています。僕は当時高校3年生で、受験勉強まっただ中というタイミング。来日時期も大学受験シーズンとまるかぶりで、その1ヶ月後(1990年3月)に予定されていたポール・マッカートニー初来日のほうに心が動いたのですが、受験勉強でやさぐれた時期にストーンズばかり聴きまっくっていたこともあって、最終的にはストーンズのほうを選んだわけです。

しかし、当初の9公演は田舎に住む高校生にとってはプラチナ中のプラチナチケット。当時はネットが存在しいのはもちろんのこと、地元にもチケットぴあが存在しなかったので、新聞に載っていた特電にリダイアルしまくり。結局、一度もつながることなくソールドアウト。ところが、後日急遽決まった追加公演だけは30分もかからずして電話がつながり、見事チケットを確保できたのでした。

僕にとって生涯初の東京ドームは野球ではなく、ストーンズの初来日だったのです。

記憶では、確か1週間にわたる東京滞在の最終日、つまり最後の受験日が2月19日だったはず。それまでホテル住まいだったのですが、19日はもともと受験が終わったら電車で地元に帰る予定だったから宿もなく、親に頭を下げて親戚の家に一泊させてもらうことになりました。

都心からだいぶ離れた場所で受験を終え(結果は散々たるものでした。苦笑)、初めて水道橋へ……いや、ウソウソ。後楽園球場には行っているし、後楽園ゆうえんちにも行った経験があるから初めてではないんだけど、東京ドーム目的での水道橋下車はこれが初めて。周りにはストーンズグッズに身を包んだオッサンオバサン(18歳の自分にはそう見えたんだけど、今思えば30代前後が中心だったのかな)ばかり。たぶん高校生は自分だけなんじゃないか?と不安を抱えて入場するわけですが……実はこのとき、生涯初のドームアリーナを経験しています。そう、特電でアリーナ取れちゃったんですよ。中央から若干上手寄り、最前ブロックで19列目だったと記憶しています。

会場に入ってまず驚いたのが、そのセットのバカデカさ。最近のライブではまず考えられなほどのスケールのデカさに、思わず口があんぐり。当時の映像を見返してみても、やっぱりその大きさには驚かされます。イマドキ、ここまでセットに使うアーティストいないもんね(当のストーンズですら、どんどんシンプルになってますから)。

確か18時半スタートだったと思いますが(チケットの半券、当日購入したパンフレットと一緒に実家で保管しているはずです)、『STEEL WHEELS』収録のオリエンタルな異色ナンバー「Continental Drift」の後半パートがSEとして流れ始めると、これがライブが始まる合図。曲のクライマックにあわせてパイロ(音玉)が爆発すると、キースによるあの印象的なギターリフが……「Start Me Up」からライブがスタートしたわけです。

ハードロックやメタルに慣れた耳で聴く、初めての生ストーンズは……ぶっちゃけ下手クソに思えました(苦笑)。音はスカスカだし、ミックのボーカルも調子っぱずれで決して上手ではない。ドラムもところどころで走ったりもたったりと、正確無比なメタルを愛聴し続けた自分には厳しかったし、それこそAEROSMITHとも、RED WARRIORSのような日本のバンドとも全然演奏力が違う。すごく微妙な気持ちになりながら、「Start Me Up」を一緒に歌ったことだけは、非常に強い記憶として今も残っています。

ところが、続く「Bitch」でブラスセクションが加わると音の華やかさが一気に増す。そっか、厚みが足りなかったんだ……と、今になって振り返ると、そう思えてくるのですよ。それくら、全然違ったんですよ。もうね、このあたりからはあんまり記憶が……ただ楽しかった!ということしか覚えてないんです(笑)。のちに日本テレビで放送された2月26日の映像(2015年には別編集でDVD/Blu-ray化されましたね)を見返して「ああ、そうだそうだ、こんなだった!」と記憶が少しずつ蘇ってくるのですが……初めてドームで聴くロックサウンドの迫力のなさ(笑)と、放送やソフト化されたものがまったく異なることに戸惑う自分もいたり。それくらい、CDやレコードで聴いていたストーンズとのギャップがありすぎたんですよね。

バラード曲やキースの歌唱曲が公演日によって異なっていたようですが、僕が観た日は「Ruby Tuesday」と「Angie」だったりで、「Almost Hear You Sigh」がなかったり、キースは「Can't Be Seen」と「Happy」を歌ったりというオーソドックスな1日でした。「Angie」はちょっとグッと来たなあ。ミックの歌はボロボロだったけど(笑)。

「Honky Tonk Women」ではいかがわしい女性の巨大風船が膨らんだりというスタジアムクラスならではの演出もあって、そのケバケバしさに18歳の自分は苦笑い。けど、続く「Midnight Rambler」で空気が一変。これこそ自分が観たかったストーンズだったのです。ビル・ワイマンを含む“5人のストーンズ”にチャック・リーヴェル(Key)など可能な限りの最小編成で臨んだこの10分にもおよぶブルースナンバーは、僕が憧れたストーンズそのものだったのです。結局、ここまで来てようやく「ウマい下手じゃないんだ、味なんだ」とわかったような気になり始める自分。チョロいわ(笑)。(とはいえ、スカスカのアレンジの妙や、チャーリーの走ったりもたったりするリズムがグルーヴのゆらぎだと気づくのは、もっとあとになってからなんですけどね)

でもさ、それくらい「Midnight Rambler」でのミック(ブルースハープが最高!)やキース、ロニー、チャーリー、そしてビルがカッコよすぎたんです。「ああ俺、あのストーンズを今、肉眼で観てるんだ!」とアリーナ19列目から実感できた初めての瞬間だったんですよ。そこから「You Can't Always Get What You Want」へと続く構成といい、キースVo曲2連発といい、文句なしの流れでした。

キースのアコギをフィーチャーした、異様にキーの低い「Paint It Black」にキョトンとしつつ、サイケな「2000 Light Years From Home」、いろんな意味で狂気じみた「Sympathy For The Devil」や「Gimme Shelter」に発狂し、最後は定番のロックンロールナンバー連発。本編は「(I Can't Ge No) Satisfaction」、アンコールは「Jumpin' Jack Flash」というお約束で2時間半以上におよぶ初ストーンズ、初東京ドームは幕を降ろしました。終わったあとはどうやって親戚の家の最寄駅まで行ったか、記憶がおぼろげ。それくらい、終わったあとの充実感と「伝説を観た!」感が強かったのかも。そんな思いをしたの、初めて観たMETALLICAガンズ、そしてこのときのストーンズぐらいかもしれません。

結局、ここから数年後にビルがバンドを脱退。僕は受験した大学をすべて落ち、浪人生活を経て専門学生へ。ストーンズは1995年、1998年、2003年とその後も定期的に来日するのですが、95年と98年に関してはまったく行こうと思えなかったんです。理由はビルがいないストーンズだったから。「俺はビル・ワイマンのいるストーンズを観たんだ!」と優越感に浸りたかったんでしょうね(苦笑)。ただ、2003年のときは初の日本武道館公演が含まれていたので、このライブだけ抽選に申し込んだ記憶があります(当然のように外れましたが)。

そこから紆余曲折あり、2006年から音楽ライターとして再び東京で生活することになり、同年3月の東京ドーム公演で実に16年ぶりの生ストーンズを体験。「やっぱり、観れるときに観ておくべき!」という考えに変わり、次の2014年は3回の東京ドーム公演のうち2回観ることになったわけです。

年齢的には今の自分よりも若い46歳だったミックとキース。18歳の自分からしたら完全に親世代で、実年齢よりもおじいちゃんに見えた1990年のストーンズでしたが、2020年の今、あの頃の映像を見返すとその動き一つひとつが実に若々しいんですよね。ぶっちゃけ、ドーピングしてるんじゃないかって思えるほどにアクティブ(笑)。7年ぶりのツアー、しかもスタジアムクラスのバカでかいステージであんなに動き回れるなんて……今の自分なら絶対に無理(苦笑)。そう考えると、ものすごいことを成し遂げていたんだと改めて気づかされます。

選曲やアレンジ、演奏スタイルなどは1990年の来日よりも直近の2014年のほうが好みではあるものの、あの時代ならではのハイエナジーなストーンズも今となっては一周回ってカッコいい。あんなストーンズ、あとにも先にもあれ一回のみでしたしね。

結局、あのツアーを日本公演の映像で楽しめる2020年、最高かもしれない(笑)。

【セットリスト】
SE. Continental Drift
01. Start Me Up
02. Bitch
03. Sad Sad Sad
04. Harlem Shuffle
05. Tumbling Dice
06. Miss You
07. Ruby Tuesday
08. Angie
09. Rock And A Hard Place
10. Mixed Emotions
11. Honky Tonk Women
12. Midnight Rambler
13. You Can't Always Get What You Want
14. Can' Be Seen
15. Happy
16. Paint It Black
17. 2000 Light Years From Home
18. Sympathy For The Devil
19. Gimme Shelter
20. It's Only Rock 'N' Roll (But I Like It)
21. Brown Sugar
22. (I Can't Ge No) Satisfaction
<アンコール>
23. Jumpin' Jack Flash

 


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2020年1月 2日 (木)

banned songs of US radio after 9.11

つい先日、今年の9月11日に配信されたKERRNG!の記事「HERE ARE THE 164 SONGS THAT WERE BANNED FROM AMERICAN RADIO AFTER 9/11」がTwitterで流れてきたんですね。このリスト自体、これまでも完全版・不完全版問わずさまざまな形で流出していたと思いますし、実際僕も学生時代に湾岸戦争をテーマに「表現の自由」や「自主規制」について卒論を書いていたので、常に気になってチェックしていました。今回の記事も特別目新しさはなかったのですが、急にふと「そういえば、卒論書いてた90年代前半は実際にそういう曲を全部聴くのに相当苦労したけど、今ってストリーミングサービスがあるし、もしかしてこのリストの曲全部聴けるんじゃないかな……」と思ったんですね。

で、実際にプレイリストを作ってみようと思い、検索を開始……始めたのが明け方だったのですが、気づいたら1、2時間でプレイリスト完成。記事中に登場する曲名やアーティスト名に多少の間違いがあったので、ネット上で公開されている同様の記事(結局Wikipediaが一番便利でした)とも照らし合わせつつ、完全なるプレイリストを完成させました。

さすがに全曲ありました。すごいですね、Spotify(今回はApple Music版は作成せず。だって2つも作るの時間かかるし)。RAGE AGAINST THE MACHINEのみ全曲放送禁止だったので、本来なら彼らの楽曲はすべて入れるべきなんでしょうけど、それだと埒が明かないので各アルバムから主要ナンバー1曲ずつ、計4曲を入れることにしました。そこに「Knockin' On Heaven's Door」のみボブ・ディラン版とGUNS N' ROSES版の2曲を用意して、全168曲/11時間14分というアホほど長いプレイリストが完成したわけです(笑)。

一応、アーティスト名アルファベット順、複数の曲がリストにあるアーティストに関しては曲名もアルファベット順で並べてあります。なので、AC/DCみたいにいきなり7曲も続いてしまうこともありますが、シャッフル再生すると普通にラジオ感覚で楽しめるのではないでしょうか……しかも、いい曲ばかりですし。

こんなご時世だからこそ、こういった楽曲を手軽に楽しめる自由をかみしめつつ、今の生活に感謝したいと思います。またいつ、これらの楽曲やほかのヒット曲が放送禁止になるか、本当にわかりませんしね(しかも、あの当時よりも状況的には最悪ですから)。

 

2019年6月26日 (水)

THE ROLLING STONES『EXILE ON MAIN ST.』(1972)

1972年5月に発表された、THE ROLLING STONES通算10作目(イギリスで。アメリカでは12枚目)のスタジオアルバム。前作『STICKY FINTERS』(1971年)から1年1ヶ月という短いスパンで届けられた、全18曲入りの2枚組アルバム(CDでは1枚)は引き続き全英/全米1位を獲得。「Tumbling Dice」(全英5位/全米7位)、「Happy」(全米22位)というヒットシングルにも恵まれました。

ミック・テイラー(G)加入後2作目に当たる本作はジミー・ミラーを再度プロデューサーに招き、ロンドンやロサンゼルス、フランスなどでレコーディングを敢行。曲によっては1969年頃から存在するものが含まれていたり、音楽的にもロックンロールやブルース、カントリー、ソウル、ゴスペル、ハードロックなどさまざまなサウンドが感じられることから雑多な印象も強い作品集でもあります。

その「ストーンズ流ロックの見本市」みたいなアナログ2枚組(彼らにとっては初の試みでした)はリリース当初こそ評価は高くなかったようでした。が、僕が洋楽ロックを意識的に聴き始めた中学生時代にはすでに「70'sストーンズの最高傑作」みたいな高評価を獲得しており、僕自身もそういう認識で本作と初めて接した記憶があります。

最高傑作かどうかは別として、確かにいろんなタイプの曲が含まれていてお得感があるし、1曲はひっかかる佳曲が存在する。けど、殺傷力としては前作『STICKY FINTERS』のほうが上じゃない?と感じたのもまた事実。アルバムとしてのまとまりという点においても、確実に前作のほうが上ですものね。

しかし、聴き込めば聴き込むほどにいろんな魅力が見えてくるのが、この『EXILE ON MAIN ST.』なのかなと。それくらいクセになるスルメ的アルバムと言えるんじゃないでしょうか。

とにかく、力みすぎていないのが良い。しかも1曲1曲がコンパクト。だから、18曲も収録されているのに聴く側のこちらも終始リラックスして楽しめる。そこが良し悪しあるとは思いますが、僕としてはこういう楽しみ方ができるストーンズのアルバムも良いんじゃないかと思っています。

それは、60年代末の『BEGGARS BANQUET』(1968年)から始まったアメリカ南部への傾倒に対する最終結論のようでもあり、いろいろ遊びまくった結果でもあるのかなと。それがこのリラックス感にもつながっているのかもしれませんね。

そういえば、この時期はメンバーの多くがドラッグ癖でだいぶひどい状態だったと聞きます。この「軸はあるのに雑多」な方向性はそういった当時の環境も大きく影響しているのでしょうか。そこも含めて、歴史的資料価値の高い1枚と言えるかもしれません。

ちなみに、本作は2010年に未発表テイクを追加したデラックス盤が発売済み。こちらは一部楽曲に追加レコーディングが行われたという話もあり、新曲としても十分通用する未発表曲があったりと、なかなかの内容です。それもあって、再発ながらも全英1位/全米2位を記録しています。こちらもオススメです。

 


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2019年5月21日 (火)

THE ROLLING STONES『HONK』(2019)

2019年4月発売のTHE ROLLING STONES最新ベストアルバム。本来はこの春からスタートする予定だった全米ツアーに合わせたアイテムだったのですが、ご存知のとおりミック・ジャガー(Vo)の急病でツアー延期に。なんともとんちきなタイミングでのリリースになってしまいましたが、それでも全英8位、全米23位というまずまずの数字を残しました。

いわゆるアーティスト公認のベストアルバムとしては、2012年の『GRRR!』以来6年半ぶり。『GRRR!』には新曲2曲が含まれていましたが、本作はRolling Stones Records設立後初のアルバム『STICKY FINGERS』(1971年)から最新スタジオアルバム(ブルースカバーアルバム)『BLUE & LONESOME』(2016年)までの全スタジオ作品から最低1曲ずつ選ばれ収録(2枚組およびボーナスディスク付きデラックス盤のみ)という代物になります。また、3枚のディスクから抜粋したCD1枚ものも海外のみでリリース。ここでは、3枚組仕様のデラックス盤について話を進めていきます。

70年代以降のベストということで、「(I Can't Get No) Satisfaction」も「Jumpin' Jack Flash」も、本タイトルの元ネタとなっているであろう「Honky Tonk Women」も入っていない。ですが、これだけの代表曲(全38曲)がズラリと並ぶとなかなか壮観なものがあります。実際、ほとんどの曲が口ずさめますしね。

また、ベストアルバムとはいえ単なるヒット曲集では終わっておらず、一般的なベスト盤からは漏れることの多い「Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」(1973年の『GOATS HEAD SOUP』収録)や同アルバムのオープニングを飾る「Dancing With Mr. D」(オープニング曲)、「Rocks Off」(1972年の『EXILE ON MAIN ST.』収録)が含まれているのも興味深いところ。アップテンポの「Respectable」(1978年の『SOME GIRLS』収録)や「Rough Justice」(2005年の『A BIGGER BANG』)あたりが収録されているのも、セレクト的に面白いなと思います。要するに、このへんが全米ツアーでは披露されるんじゃないか……ってことだったのかな。

あ、このベストアルバムですがフィジカル&デジタルとストリーミングとでは曲順が異なるのでご注意を。僕も最初、ストリーミングで楽しんでからCDを購入したのですが、リッピングしたものを聴き始めたら2曲目から全然違う曲順でびっくりしたので。

まあ既発曲中心のDISC 1および2についてはこれくらいでいいでしょう。今回特に強くオススメしたいのはこの2枚ではなく、デラックス盤のみで聴くことができるDISC 3なのですよ。

こちらは全10曲入りのライブアルバムとなっており、収録時期も2013年から2018年と非常に幅広いもの。こちらには60年代の「Get Off Of My Cloud」や「She's A Rainbow」「Let's Spend The Night Together」「Under My Thumb」が含まれているけど、上に挙げたような王道の代表曲はゼロ。まあそのへん含めたらほかのライブ盤と一緒になっちゃうしね。

このライブ盤の魅力はそういった60年代曲や「Dancing With Mr. D」「Shine A Light」といった70年代曲の最新ライブバージョンだけでなく、豪華アーティストとのコラボレーション曲が豊富に含まれている点でしょう。「Beast Of Burden」ではエド・シーラン(ストリーミングでは本作のみ未配信。契約の関係でしょうか)、「Wild Horses」ではフローレンス・ウェルチ(FLORENCE & THE MACHINE)、「Dead Flowers」ではブラッド・ペイズリー、「Bitch」ではデイヴ・グロール(FOO FIGHTERS)がそれぞれ参加しており、各々のカラーが濃く表れた好演を楽しむことができます。

個人的にはフローレンスが参加した「Wild Horses」の色気、デイヴ・グロールのハイテンションぶりに笑みがこぼれる「Bitch」がお気に入り。これらを聴くためだけにアルバムを購入しても損はしないかと。10曲入りライブアルバムにしては割高ですが、おまけに36曲入りベストアルバムが付いてくると考えればお安い気がしません?

気づけば2014年から実現していないストーンズ日本公演。これを機にそろそろ……と思うのですが。待ってます。

 


▼THE ROLLING STONES『HONK』
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2019年4月27日 (土)

THE ROLLING STONES『TATTOO YOU』(1981)

1981年8月に海外でリリースされた、THE ROLLING STONES通算16枚目(イギリスにて/アメリカでは18枚目)のスタジオアルバム。「Start Me Up」(全英7位/全米2位)、「Waiting On A Friend」(全英50位/全米13位)、「Hang Fire」(全米20位)というシングルを含み、アルバム自体も全英2位、全米1位(9週連続)を獲得。特にアメリカでは久しぶりに実施された大々的なツアーの成功も手伝って、400万枚以上を売り上げる大ヒット作となりました。

前作『EMOTIONAL RESCUE』(1980年)を携えたツアーが翌年に延期になり、その埋め合わせ(およびツアー時のプロモーション)のために急遽制作が決まった本作。それが前作から1年弱という短いスパンで発表された理由に当たります。

ところが、当時すでにミック・ジャガー(Vo)とキース・リチャーズ(G, Vo)の不仲はひどいものとなり始め、曲作りはうまく進まなかったそうです。それもあって、本作には前作はそれ以前のアルバムからの録音済みのアウトテイクにオーバーダビングをした楽曲が多く含まれています。

例えば、オープニングを飾る代表曲「Start Me Up」は1977年頃(『SOME GIRLS』)のセッションがベースだし、「Slave」は1975年頃(『BLACK AND BLUE』)のセッションが元に。「Tops」や「Waiting On A Friend」なんて1972〜3年頃(『GOATS HEAD SOUP』)の音源が下地になっているそうですから。

それもあってか、アルバムとしての方向性は若干とっ散らかっている印象も。「Hang Fire」や「Neighbours」なんてパンク以降のストーンズのそれだけど、「Slave」は70年代前半の危うさを伴うストーンズっぽいし、「Worried About You」あたりはまた違った年代の彼らをイメージさせる。しかも、レコーディング環境もまちまちということで、本来ならサウンドの質感や録音状況もバラバラだったはずなのに、名手ボブ・クリアマウンテンの手により統一感を得ることに成功。結果として、現在まで安心して楽しめているわけです。

バカ売れした作品ということで代表作のひとつと数えられることも多い1枚ですが、不思議と印象が弱い作品であるのもまた事実。オープニングの「Start Me Up」の印象がめちゃめちゃ強いくらいで、ほかの曲は可もなく不可もなくといったところ。もちろんそれは悪いという意味ではなく、ストーンズのアルバムとしては平均的な内容ということを指しているのですが。

印象的には地味な『EMOTIONAL RESCUE』ですけど、個性という点においては本作よりも1枚上手。しかも本作の次が『UNDERCOVER』(1983年)ですから、『TATTOO YOU』はどうしても“普通”という評価を下さねばならなくなる。めっちゃ売れたのに、そういう不遇を持つ1枚かもしれませんね。

 


▼THE ROLLING STONES『TATTOO YOU』
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2019年1月 7日 (月)

THE ROLLING STONES『LET IT BLEED』(1969)

1969年12月に海外でリリースされた、THE ROLLING STONES通算8枚目(イギリスにて/アメリカでは10枚目)のスタジオアルバム。前作『BEGGARS BANQUET』(1968年)でブルース/ロックンロールへと回帰した彼らが、その路線をさらに推し進めた傑作のひとつ。60年代後半の彼らを語る上で、『BEGGARS BANQUET』と併せて紹介されることの多い1枚です。

本作のレコーディング中に、オリジナルメンバーのブライアン・ジョーンズ(G)が脱退。代わりにミック・テイラーが加入し、「Country Honk」と「Live With Me」の2曲のみですが早くもその手腕を発揮しています。

本作の凄みは、ブルースやカントリーなどのルーツミュージックをベースにしつつも、「Gimme Shelter」や「Monkey Man」のようにサイケデリックでダークなナンバーや、約7分にもおよぶ(ライブでは10分を超えることも)プログレッシヴなブルースロック「Midnight Rambler」、ゴスペルをフィーチャーした壮大なバラード「You Can't Always Get What You Want」といった、その後のストーンズに必要不可欠な名曲を多数残していることでしょうか。そもそも、アルバムのオープニングが不穏な雰囲気の「Gimme Shelter」から始まるという時点で、本作が『BEGGARS BANQUET』と並んで名作と捉えられている理由がおわかりいただけるかと(前作はいきなり「Sympathy For The Devil」始まりですからね)。これも、ベトナム戦争などの影響で不安定だった当時の世相を反映させた結果なんでしょうね。

「Tonky Tonk Women」のカントリーバージョン「Country Honk」こそ牧歌的な曲調ですが、それ以外の楽曲からはいつも以上にシリアスな空気を感じる。「Live With Me」はまだしも、若干緩やかな雰囲気の「Let It Bleed」でさえ節々から殺伐としたものが見え隠れするんですから、どれだけ1969年って怖い時代だったんだよって話ですよ。自分もまだ生まれていなかったですし、その数年後に生を受けたとはいえリアルタイムでは当時のことは覚えてないですから。ここ日本は高度成長期末期だったとはいえ、まだまだ貧富の差も激しかったですし、それが戦争を行なっていたアメリカとなると……ミック・ジャガー(Vo)やキース・リチャーズ(G, Vo)の目にはどう映っていたんでしょうね。

加えて、本作制作中にはブライアンの急逝(7月3日)もあり、こういった不幸もアルバムのダークさに拍車をかけたはず。そういった意味では、ダークでネガティヴだった60年代末に自身でけじめをつけた、そんな区切りの1枚だったのかもしれません。

それにしても、本当に名曲揃いの1枚で捨て曲皆無。キースが初めて全編リードボーカルを担当した「You Got The Silver」もあるし、ロバート・ジョンソンのカバー「Love In Vain」もある。後者はライブバージョンのほうが優れていますが、このスタジオバージョンも悪くない。また、キースが全面的にギターを担当しているという点においても、本作は注目すべき1枚ではないでしょうか。

ここまでで一度ダークさを振り切り、ミック・テイラーを加えたストーンズは続く『STICKY FINGERS』(1971年)で正真正銘の再生を遂げることになります。



▼THE ROLLING STONES『LET IT BLEED』
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2018年12月 7日 (金)

THE ROLLING STONES『VOODOO LOUNGE』(1994)

1994年7月にリリースされた、THE ROLLING STONES通算20作目のオリジナルアルバム(イギリスにて。アメリカでは22枚目)。ビル・ワイマン(B)脱退後初のオリジナルアルバムで、レコーディングにはマイルス・デイヴィスやスティングのサポートで知られるダリル・ジョーンズが参加。以後、彼は現在に到るまでツアーやレコーディングに参加する準メンバーとしてバンドに関わっています。

前作『STEEL WHEELS』(1989年)のセールス的成功および大々的なワールドツアーが好評を得たこともあり、本作は全英1位/全米2位という高記録を残していますが、シングルに関しては「Love Is Strong」(全英14位/全米91位)、「You Got Me Rocking」(全英23位/全米113位)、「Out Of Tears」(全英36位/全米60位)、「I Go Wild」(全英29位)と大きなヒットにはつながりませんでした(なんでも、ストーンズとしてヒットシングルが生まれなかったは初めてのアルバムなんだとか)。

プロデュースを手がけたのはドン・ウォズとTHE GLIMMER TWINS(ミック・ジャガーキース・リチャーズ)。本作の前に、キースは『MAIN OFFENDER』(1992年)、ミックは『WANDERING SPIRT』(1993年)とソロアルバムを制作しており、それぞれストーンズとして久々の長期ツアーから解放されたためか、非常にストレートなロックを聴かせてくれました。そういうモードも影響してなのか、ストーンズとして5年ぶりの新作となったこの『VOODOO LOUNGE』は非常に“Back to basic”的な作風となっています。

確かに、産業ロック的でとても“Well-made”だった前作と比べると、本作のスカスカ感と肩の力の抜けた演奏は古くからのストーンズファンが知る“らしさ”に満ちあふれています。60年代のポップサイドにも通ずる「New Faces」や「Moon Is Up」あたりは、その肩の力の抜け具合が良い方向に作用した好例だと思います。特に「Moon Is Up」は、単なる焼き直しで終わらないモダンさがあり、常にアップデートを繰り返していることを感じさせます。

かと思えば、60年代末のオカルトチックな雰囲気を漂わせる「Love Is Strong」がアルバムのオープニングを飾ったり、70年代前半のワイルドサイドをイメージさせる「You Got Me Rocking」や「I Go Wild」もある。「Suck On The Jugular」は80年代以降のダンス/ディスコ路線をモダン化させたものだし、キースVo曲のプログレッシヴなブルース「Thru And Thru」もある。原点回帰すると同時に、これまでのストーンズをごった煮しつつ新たなテイストも包括する。歴史の長いバンドが今もなお、成長過程にあることを伺わせるのがこの『VOODOO LOUNGE』の魅力だと思います。

確かに変態的なベースラインがなくて物足りないって声もわかりますが、オープニングが「Love Is Strong」でラストが「Mean Disposition」という時点でこのアルバムは最高なんですよ。僕はこのユルさがたまらないんです。



▼THE ROLLING STONES『VOODOO LOUNGE』
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2018年10月10日 (水)

THE ROLLING STONES『BRIDGES TO BABYLON』(1997)

1997年9月にリリースされたTHE ROLLING STONESの21stアルバム(イギリスにて。アメリカでは23枚目のアルバム)。全英6位、全米3位という好成績を残し、アメリカでは100万枚を超えるセールスを記録したほか、「Anybody Seen My Baby?」(全英22位)、「Saint Of Me」(全英26位、全米94位)、「Out Of Control」(全英51位)といったシングルヒットを生み出しました。

産業ロック的な『STEEL WHEELS』(1989年)から『VOODOO LOUNGE』で原点回帰。ビル・ワイマン(B)というオリジナルメンバーを欠きながらも、レコーディング&ツアーメンバーとしてダリル・ジョーンズ(マイルス・デイヴィスのバンドや、スティングの1stソロツアーに参加)が加わったことで「クセは弱いけど安定感の強いロック&ソウルバンド」へと進化しました。そこから続くこの『BRIDGES TO BABYLON』では、『VOODOO LOUNGE』でのスタイルに当時主流だったダンスミュージックやデジタルサウンドを加えた革新的なものとなっています。

プロデュースは前作『VOODOO LOUNGE』(1994年)から引き続きドン・ウォズ&THE GLIMMER TWINS(ミック・ジャガーキース・リチャーズ)という安定の布陣に、ダニー・セイバー(マドンナデヴィッド・ボウイU2オジー・オズボーンKORNなど)、THE DUST BROTHERS(ベックBEASTIE BOYSサンタナヴィンス・ニールなど)、ロブ・フラボニ(ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、THE BEACH BOYSなど)、ピエール・ド・ビューポート(キースのギターテック)といったモダンなプロデューサーとトラディショナルな面々が多数参加。こうして1枚のアルバムに多数のプロデューサーが参加するのはストーンズ史初のことで、曲ごとに変化をつけるという新たな試みが施されています。

それは演奏面にも言えることで、例えばオープニングの「Flip The Switch」や11曲目「Too Tight」ではアップライトベースを導入。モダンな色合いが濃い「Anybody Seen My Baby?」や「Out Of Control」ではサンプリングを導入したり、「Saint Of Me」では打ち込みのダンスビートを同期させたブリットポップ的手法が採られている(この曲ではベースをミシェル・ンデゲオチェロがプレイ)。「Might As Well Get Juiced」にもそれっぽいシンセがフィーチャーされていたりと、まあミックらしさに満ち溢れているんですよね、このアルバム。

かと思うと、キースVo曲が史上最多の3曲(「You Don't Have To Mean It」「Thief In The Night」「How Can I Stop」)も収録されている。そう考えると、トータル性重視というよりはそのときにやりたいことをいろいろ詰め込んだ実験作と言えなくもない。実際、トータルバランスは近作の中では一番バラバラですしね。

だけど、今でも演奏される頻度の高い「Out Of Control」が含まれているという点においては、バンドにとって無視できない1枚なのかもしれません。

にしても、このアルバムから次のスタジオアルバム『A BIGGER BANG』(2005年)まで、まさか8年もブランクが空くなんて当時は思ってもみませんでしたよ。視点を変えたら、ここでいろいろやり尽くした感も強かったのかもしれませんが……。



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2018年9月21日 (金)

THE ROLLING STONES『STEEL WHEELS』(1989)

1989年8月にリリースされた、THE ROLLING STONESの19thアルバム(イギリスにて。アメリカでは21枚目)。前作『DIRTY WORK』(1986年)から3年ぶりの新作にあたり、全英2位、全米3位を記録(アメリカでは200万枚を超えるヒット作に)。本作からは「Mixed Emotions」(全英36位、全米5位)、「Rock And A Hard Place」(全英63位、全米23位)、「Almost Hear You Sigh」(全英31位、全米50位)というシングルヒットも生まれましたが、この結果からですと“アメリカ>イギリス”寄りなアルバムということになるのでしょうか。アルバム発売直後の8月31日からはワールドツアーもスタート。その一環で、1990年2月には東京ドーム10回公演という、今では考えられないような規模感の、待望の初来日公演も実現しました(僕もこのうちの1公演に足を運び、アリーナ最前ブロックでノックアウトされました)。

ミック・ジャガー(Vo, G)キース・リチャーズ(G, Vo)の不仲でストーンズ活動再開が絶望的となり、ミックは『PRIMITIVE COOL』(1987年)、キースは『TALK IS CHEAP』(1988年)とそれぞれソロアルバムを発表。ミックなんてストーンズより先に、1988年春に東京ドームで初来日公演をやっちゃいましたからね。

そんな中、1989年に入ってから2人の仲が修復に向かい、そのままバンドでスタジオ入り。プロデュースをミック&キースとクリス・キムゼイ(過去にプロデューサーとして『UNDERCOVER』、エンジニアとして『STICKY FINGERS』『SOME GIRLS』『EMOTIONAL RESCUE』に参加)を手がけ、チャック・リーヴェル(Key)といったおなじみのメンツに加え、マット・クリフォード(Key)やサラ・ダッシュ(Cho)、リサ・フィッシャー(Cho)、バーナード・ファウラー(Cho)などその後のツアーにも参加する面々が新たに参加しています。

サウンド的には“産業ロック版ストーンズ”と揶揄したくなるくらい、モダンで硬質な音作り。かなりミックのカラーが反映されているのかなと思いきや、楽曲面ではキースらしいリフやメロディも至るところに感じられ、良い具合に2人の色がミックスされている。それこそ「Mixed Emotions」という楽曲のタイトルどおりに(本来は困惑のほうの意味ですけどね)。

ミックにしろキースにしろ、歌声がすごくみずみずしくて、それぞれのソロアルバムのときより若返っているような印象すら受けます。また、チャーリー・ワッツ(Dr)のドラムも冴えているし、ロニー・ウッド(G)もミックとキースをうまいことサポートしながら自分の色を出している。ビル・ワイマン(B)に至ってはある意味いつもどおり変なフレーズ弾きまくりで、「Break The Spell」では個性出しまくり。

そうそう、本作って王道な曲がたくさんある一方で、変な曲も含まれているアルバムでもありますよね。ツアーのオープニングSEに使われた「Continental Drift」の民族音楽っぽさや、どす黒いブルースロック「Break The Spell」とか。「Almost Hear You Sigh」もストーンズというよりはキースのソロっぽいしね(変な曲ではないけど)。

ストーンズが90年代に突き進むために、改めて足並みを揃えるのに必要なドーピングがここに施されている……そう考えると、非常に納得のいく作品ではないかと。個人的には、やっぱり初来日の思い出が強いので忘れられないアルバムです。

が、このアルバムと続くライブアルバム『FLASHPOINT』(1991年)がビル・ワイマン最後のアルバムになるとは、この頃は考えてもみなかったですけどね。



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