2003年12月27日 (土)

ハロー!プロジェクト『プッチベスト4』(2003)

  というわけで、毎年恒例となった「プッチベスト」シリーズの第4弾。年々、当初の意味合いから少しずつ外れてきてるような気がしてたんですが、今年の「プッチベスト4」収録曲を見てもらえば判るように、完全に『YOUNG PERSON'S GUIDE TO ハロー!プロジェクト』の役割を果たしていないと思うんですよ。単なるオムニバス、今年リリースした曲の寄せ集め。しかも、現時点ではモーニング娘。以上に影響力を持っていると言っても過言ではない松浦亜弥と、2003年最も活躍したといえるであろう後藤真希の楽曲が収録されていない。多分、来年早々彼女達のアルバムがリリースされるからカットされた‥‥という政治的理由があるのかもしれません。同じような理由で安倍なつみもソロシングルではなくて企画モノの方が収録されている、等々‥‥不透明な部分が多々あるんですが‥‥まぁ2003年のハロープロジェクトを振り返るという意味も込めて、1曲1曲簡単にコメントしていきますか(何か今年の年末って、振り返ってばかりだな、ハロプロに関しては)。


●M-1:壊れない愛が欲しいの / 7AIR
  7月リリースのシャッフルユニットEPより。レビューはこちら。個人的にはやはり3組の中で一番テンション的に落ちるかな、と。けどどれもここ数年のシャッフルの中ではかなりレベル高い方なんですけどね。そんな中での3番手。あくまで俺の中でね。

●M-2:GET UP! ラッパー / SALT5
  同EPより。レビューはこちら。バックトラックが一番好きなのがこの曲。EPのバックトラック(カラオケ)で一番聴いたのが、実はこの曲。松浦がサードアルバムの中でこの曲をソロで歌うようだけど(既にライヴでは披露済み。ま、あの時は稲葉貴子とのデュエットだったけど)、これをひとりで歌うのはかなりキツイんじゃないか‥‥と。

●M-3:BE ALL RIGHT! / 11WATER
  同EPより。レビューはこちら。一般的に一番人気があったのがこの曲みたいですね。最も「モーニング娘。らしさ」を伝承してるのがこの曲なのかな、と。俺も好きですけどね。

●M-4:晴れ 雨 のち スキ♡ / モーニング娘。さくら組
  9月リリースの「~さくら組」名義のファーストシングル。レビューはこちら。時間が経ってみて気づいたけど、音がちょっと良くない気が‥‥シンバル系の音にちょっと難あり。ま、それが楽曲の良さに影響するとは思いませんけど。やっぱりバンドサウンドで聴きたかった1曲。

●M-5:愛の園 ~Touch My Heart!~ / モーニング娘。おとめ組
  9月リリースの「~おとめ組」名義のファーストシングル。レビューはこちら。これもリズム隊、生バンドにすべきでしたよね。江川ほーじんがあんなに素晴らしいベースを聴かせてくれているのに。勿体ないです。曲もホントに良かったのにさ。

●M-6:行くZYX! FLY HIGH / ZYX
  8月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。"白いTOKYO" を聴いてしまった今となってはちょっと個人的に軍配は後者に挙がるんだけど、それでも今年のハロプロを代表するナンバーだと思いますよ。いろんな意味で今年は「キッズの躍進」の年だったんだな、と。"がんばっちゃえ!" から始まってたんですよね、全部(その曲を外した時点で、このコンピ盤の意味合いが弱くなってる気が)。

●M-7:SEXY NIGHT ~忘れられない彼~ / ROMANS
  8月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。何だかんだ言われながらも、やっぱり好きです、全てにおいて。勿論、カップリング曲 "ロマン" の方がもっと好みなんですけどね。第2弾は本当にあるんでしょうか‥‥

●M-8:FIRST KISS / あぁ!
  10月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。文句なしの名曲。普通にポップスとして十分機能してると思う‥‥だけに、現状に泣けてくる。一般層からも無視され、ヲタからも無視され。多分2~3年後に大絶賛されてるような気が。つうかここまでのアルバムの流れ、かなり良くないですか? 自分が作ったCD-Rとほぼ同じ構成なのでビビッたもん(自分の場合、この後にミニモニ。の "CRAZY ABOUT YOU" を入れるんですけどね)。

●M-9:浮気なハニーパイ / カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
  7月リリースの「~紺野と藤本」名義のファーストシングル。レビューはこちら。怪作とか迷作とかいろいろ言われたこの曲、今更的ユーロビート&パラパラサウンドが玉に瑕だと思ってたけど、やっぱりこのバランス感が良かったんだね。意外とあさみの声がこういう曲に合ってることにも気づかされたし(って今気づいたんですが)。

●M-10:チャンス of LOVE / メロン記念日
  5月リリースの9枚目のシングル。レビューはこちら。よりによって、何でこの曲選ぶかなぁ~? 普通 "赤いフリージア" じゃねぇの? (メロン的に)大ヒット曲ですよ!? アルバム未収録曲を選んだ結果だというのはよく判るんですが、このセンスの駄目さ加減がハロプロ及びアップ・フロント・エージェンシー最大の欠点なんだよね。

●M-11:WOW WOW WOW / プッチモニ
  お蔵入りしていた、第3期プッチモニのファーストシングルとなる予定だった曲。今回初出にして、このアルバムの売り要素。'03年正月ハロプロコン及び同年春のモーニング娘。ツアーにて披露されていたこの曲、やはりアレンジが少し変わってる気が。ギターが重厚になってるし(多分)‥‥気のせいかしら? 最初の印象だと、もっとチープなイメージがあったんだけど‥‥まぁチープには違いないんですが、それでも許せるチープさだと個人的には思います。全部ギターに誤魔化されてる気がしないでもないけどね。

●M-12:ミニモニ。数え歌~お風呂ば~じょん~ / ミニモニ。
  5月リリースの7枚目(ミニハムず名義を含めれば9枚目)のシングル。ゆきどんを除けば俺が今年唯一買わなかったシングル‥‥かな? ミニモニ。ものは買ったり買わなかったりなんですが、正直この曲に対しては俺、かなりの嫌悪感があったんですよ。子供相手のユニットであるミニモニ。というのは理解できるのだけど、いくらなんでもこれは子供をバカにしてないかい?という疑問があって。未入学児あたりなら受け入れられなくもないだろうけど、小学生がこれ聴いてどう思うか‥‥結局彼女達のCDを買ってくれるのって、大人のファンか、そういった小学生児童なわけでしょ? その人達が買って恥ずかしくない作品かこれは!?っていうね‥‥ちょっと度が過ぎるぞ、つんく♂よ、とずっと感じてたわけ。
  けどね、今回このアルバムで、初めてちゃんとしたCD音源で聴いてみると‥‥思ってた程悪くなかったんですよ。まぁ確かにこの歌詞はやっぱりないよな‥‥って気持ちは変わらないですが、バックトラックや曲自体には特に文句ないんですよね。むしろミニモニ。にしては普通過ぎるくらい。そして "CRAZY ABOUT YOU" を通過した後だからこそ、この振り幅こそミニモニ。なんだな、と改めて実感したわけです。まぁだからといってシングルを買ったりはしないでしょうけど。

●M-13:母と娘のデュエットソング / おけいさんと安倍なつみ(モーニング娘。)
  5月リリースの企画ものシングル。レビューはこちら。改めて聴くと、なっちの歌声が凄く良いんですよ。"22歳の私" や "ピ~ヒャラ小唄" での歌声や歌唱法って、レコーディング方法の影響もあるでしょうけど、とにかく「重い」んですよ。ベッタリしてるというか。それと比べると、ここで聴けるなっちの歌声、本当に楽しそうで自然体。俺がこの曲を評価してるのって、実はそういった所が大きく影響してるのかもしれませんね。そして、今後はそういった「安倍なつみ」をもっと観たい/聴きたいと思うんですけどねぇ‥‥アルバム、期待してます!

●M-14:GET ALONG WITH YOU / 中澤裕子
  5月リリースの8枚目のシングル。レビューはこちら。最近ステージからまた離れつつありますが、来年2月には早くも新曲が。ホントに、ホントーに、そろそろアルバムお願いします。いい曲があんなに貯まったじゃないですか!

●M-15:東京きりぎりす / 前田有紀
  7月リリースの4枚目のシングル。「zetima」移籍後初の作品。移籍したからってわけじゃないでしょうけど、今年からシャッフルにも参加してるから、その兼ね合いもあってアルバムにも初収録。過去にもライヴオンリーであか組4に参加した経緯があるんですが、それを別としても今回の参加は興味深いですね。そしてこの曲。中澤の演歌時代の曲と比べると、演歌度が低い気が。バックトラックが薄っぺらいのは仕方ないとしても、メロとかは意外とポップス/歌謡曲の範疇なんですよね。勿論、そっち方面を狙った作品だとは思うんですが。これなら確かに若い子がハロコンとかで聴いても口ずさめるわな。

●M-16:夏 LOVE ロマンス / ハロー!プロジェクト
  今回初出の楽曲。ハロプロ勢全員で歌っていること、バックトラックが夏っぽい(スチールドラムやウクレレが登場したり、タイトルにも「夏」の文字が)ことから、"OH! BE MY FRIEND" ではなくて本来は実はこっちがシャッフルEPに収録される予定だったんじゃないかな?という気がするんですが、如何でしょう? で、この曲。いいんですよね、全体的に。飛び抜けて素晴らしいとは言いませんが、如何にも河野伸らしいアレンジで、非常に好感が持てる1曲。ピアノがカッコイイですよね、特に。モーニング娘。のアルバム曲として聴きたかったかも。

●M-17:シャボン玉(asia mix) / モーニング娘。
  7月リリースの19枚目のシングルの、リミックス・バージョン。オリジナル・テイクのレビューはこちら。毎回お馴染みのリミックスですが、これまでは原曲のイメージを残しつつ味付けするといった作風が多かったんですが、今回はかなり解体/再構築して遊んでる気が。いきなり石川のセリフから始まる辺り、ちょっとした悪意さえ感じてしまいますよ‥‥いやいや、俺はこれ好きですね。自分でDJの真似事とかする時には是非使いたいと思います。


●総評
  というわけで、全曲駆け足で解説してきましたが、如何でしたでしょうか? こうやって1枚にまとまって聴いてみると、必然的に今年を振り返ってしまうわけですが‥‥やはり何度も言うように、2003年って‥‥特に中盤辺りから‥‥そんなに悪い年でもなかったような気がするんですよ。初頭はアルバム連発で、ちょっと厳しい楽曲も多かったりしましたが、結果良ければ全て良しじゃないですが、個人的には2002年以上に平均的に楽しめたかも。ただ、突出した楽曲がなかったのも今年の象徴ですね。去年でいったら "そうだ!We're ALIVE" だったり "Yeah!めっちゃホリディ" だったり "さぁ!恋人になろう" といったタイプの曲がね。全体的に "香水" とかその辺の流れに行きつつあるという。それはそれでいいと思うんですが、やはり多くの人は前者的な楽曲を求めてるようですし、バランス的にもそろそろそういった「大きな一発」が欲しいところ。

  で、やっぱり選曲的にはこれが正解とは思えないよなぁ。去年の「プッチベスト3」の方が選曲だったらまだ良かったように思うんですが‥‥これからハロプロ聴こうって人に対してはオススメしません。ある程度好きで普段シングルとか買わない人、ある特定のユニットだけ追ってて他のユニットには興味もなければシングル1枚も持ってない人とか、そういった人にはオススメできるけど。

  でもね、いざ聴いてみると‥‥普通に聴けちゃう。いや、カタログとしての意味合いは薄いけど、ただ鳴らしておく分には凄くいいアルバムだと思います。だっていい曲ばかりだし。真剣に聴く作品集ではないけど、まぁパーティーアルバムですよね。これで松浦の "ね~え?" と後藤の "うわさのSEXY GUY" か "スクランブル" が入ってたら文句なしだったんですけどねぇ‥‥

  というわけで2003年、「最後のハロプロ論」をお送りしました。おしまい。



▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト4』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 12 27 12:00 午前 [2003年の作品, ROMANS, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 中澤裕子, 安倍なつみ] | 固定リンク

2003年12月 7日 (日)

「第2回ハロプロ楽曲大賞2003」とみぃの場合

<俺がハロプロ嫌いになるわけねーじゃん!>

‥‥みんなゴメンよ! 数日前サイト内でハロプロに対してネガなことを書いてたと思うんだけど‥‥ウソ!ウソだから!!

いや、正確には本当なんですが(どっちだよ!)、まぁこの選出自体は既に先月中に行っていたものなんで、その時の感情とは全く関係ないので。ただ途中で参加するつもりがなくなってしまったので、このままお蔵入りさせようかとは思ってましたが。単純に「やっぱ折角書いたんだし、いろんな意味でのけじめもあるから」ってことでアップすることにしたんですけどね。つうか何だかんだでみんな読みたいんじゃないの?? しかも改めてアップするにあたって、メチャメチャ加筆してますからね。ホント読み応え十分な内容になってると思いますよ。

というわけで‥‥ピロスエさん主催で今年も行われることとなった「第2回ハロプロ楽曲大賞2003」。今年はかなり大がかりな仕掛けを用意してるようですが、それとは全く関係なく、とみぃなりに今年1年‥‥正確には2002年12月~2003年11月にリリースされたハロー!プロジェクト及びその周辺(ソニン、安倍麻美含む)がリリースした楽曲の中から5曲を選んでみようと思います。

あと、今年はPV部門も新たに出来たそうで(昨日ピロスエさんに聞かれるまで、全然意識してなかった。汗)、そちらも最後に選んでみたいと思います。


<エントリー候補>


●モーニング娘。
・Do it! Now (CRAZY SODA REMIX)
・TOP!
・「すごく好きなのに・・・ね」
・シャボン玉
・恋 ING

●モーニング娘。さくら組
・晴れ 雨 のち スキ♡

●モーニング娘。おとめ組
・愛の園 ~Touch My Heart!~

●ミニモニ。(ミニハムず)
・CRAZY ABOUT YOU
・恋愛1周年
・ミニハムずの結婚ソング
・ミラクルルン グランプリン!

●カン梨華
・新しい恋の初デート

●カン紺藤
・浮気なハニーパイ
・先輩 ~LOVE AGAIN~

●メロン記念日
・赤いフリージア
・遠慮はなしよ!
・ANNIVERSARY
・ENDLESS YOUTH
・夏

●ZYX
・行くZYX!FLY HIGH

●ROMANS
・SEXY NIGHT ~忘れられない彼~
・ロマン

●あぁ!
・FIRST KISS
・正夢

●中澤裕子
・GET ALONG WITH YOU

●後藤真希
・晴れた日のマリーン
・手を握って歩きたい (Album Version)
・うわさのSEXY GUY
・彼、旅行中なり
・スクランブル
・長電話
・抱いてよ!PLEASE GO ON
・原色GAL 派手に行くべ!

●松浦亜弥
・あなたの彼女
・ダイアリー
・デート日和
・ね~え?
・THE LAST NIGHT

●藤本美貴
・ブギートレイン'03
・大切
・涙GIRL
・銀色の永遠
・SHALL WE LOVE? (藤本Version)

●シャッフルユニット
・GET UP!ラッパー (SALT5)
・BE ALL RIGHT! (11WATER)
・OH!BE MY FRIEND (ハロー!プロジェクト)

●「FOLK SONGS 4」
・真夜中のドア ~Stay With Me~ (メロン記念日)
・中央フリーウェイ (矢口真里)

●ソニン
・好きな人だから
・合コン後のファミレスにて
・ADA BOY & DA GIRL

●安倍麻美
・Our Song
・きみをつれていく


上に各ユニット/ソロ毎に今年俺の中で印象に残った楽曲をそれぞれ5曲程度ずつ選出してみました。まずモーニング娘。ですが‥‥正直、今年は圧倒的に「これっ!」という曲が‥‥ないに等しかったと思います。平均点以上、80~85点程度の曲がシングルとして選ばれてたような気がするし。俺の中ではやはりモーニングって「0か100」なわけで、そういう意味では "モーニング娘。のひょっこりひょうたん島" や "GO GIRL ~恋のヴィクトリー~" はその流れを受け継いではいるものの、俺の中では「0」にさえもたどり着けない、非常に中途半端な印象しか与えない楽曲だったように思います。ま、普通に聴けば両方共いい曲なんですけどね。けどそんなもん、本体には求めてないしさ。そういう点を踏まえつつ選んだのが右の5曲。"TOP!" と"シャボン玉" は正に「100」に限りなく近かったかな、俺の中で。"Do it! Now (CRAZY SODA REMIX)" は単純にシングルバージョンよりも好きで、楽曲の良さを再認識できたテイクという意味で。"「すごく好きなのに・・・ね」" と "恋 ING" はもう純粋にその曲の良さで。特に後者は来年以降の彼女達を占うという意味で、興味深かったかなと。音楽面では全然参考にはなりませんけどね。

さくら組とおとめ組に関しては以前レビューに書いたように、「本体でTOO MUCHなことを思いっきりやって、分割班で楽曲指向を追求する」的なことをやってくれればな、と思ってるんで。まぁ次の曲次第ですよね。

ミニモニ。はミニハムず名義込みで右の4曲。シングル「CRAZY ABOUT YOU」からの2曲は当然候補に。後は昨年末と今年のミニハムず名義2曲を。両方とも素晴らしいと思いますよ、ええ。

カントリー娘。周辺は、カン梨華名義での未発表曲"新しい恋の初デート" と、カン紺藤名義でのシングルナンバー "浮気なハニーパイ" と "先輩 ~LOVE AGAIN~" を。タイプ的には三者三様といった感じですし、どれも従来の「カントリー娘。」からはかけ離れたものですが、純粋に楽曲として気に入っていたし、今年聴く頻度がかなり高かった曲ばかりなので。

メロン記念日からはシングル「赤いフリージア」収録の2曲、ファーストアルバム「1st Anniversary」から "ANNIVERSARY" と "ENDLESS YOUTH"、そしてシングル「チャンス of LOVE」 C/W曲の "夏" を。リリースが今年12月だったから「かわいい彼」は対象外。残念。

今年新たに派生したユニット、ZYX、ROMANS、あぁ!についてはそれぞれの楽曲を、特に後2組についてはC/W曲込みで選出しました。ホントどれも気に入っていてよく聴きました。

続いてソロアーティスト編。安倍なつみに関しては‥‥純粋に楽曲という意味では、残念ながら最終選考に残すまでの楽曲はなし。"22歳の私" は確かにいい曲だと思うけど、その他のソロ/ユニット曲がインパクト強いものばかりなので、残念ながら選出外。

中澤裕子は今年唯一のシングル"GET ALONG WITH YOU" を。当然の結果です。今年上半期だけだったら絶対にトップ5に入れてますね。

今年のハロプロを語る上で欠かせないのが、後藤真希。彼女のみ8曲も候補曲を選んでしまいました。アルバムとしての完成度は低かった「マッキングGOLD (1)」 ですが、特に "晴れた日のマリーン" が突出した出来。それ以外だと "手を握って歩きたい (Album Version)" が「そうそう、こういうアレンジを待ってたんだよ!」という素晴らしい出来でしたね。シングル曲はぶっちゃけ、全部好きなんですよね。「うわさのSEXY GUY」と「スクランブル」に関してはC/W曲込みで気に入ってるし、"抱いてよ!PLEASE GO ON" も "原色GAL 派手に行くべ!" も素晴らしかったし。どれも甲乙付けがたいんですよ。ホント困りものです。

その反面、昨年までの充実振りがウソみたいなのが松浦亜弥。音源上でのパフォーマンスは相変わらずなんですが、楽曲がねぇ‥‥出た当時はヘヴィローテーションしてても飽きが来るのが早すぎるんですね。そんな中でも特に印象深かったのは、アルバム「T・W・O」収録の "あなたの彼女"、"ダイアリー"、"デート日和" の3曲。従来の『あややらしさ』を伝承しつつ、更に高みへと到達しつつあるのが伺える良作だったと思います。シングルに関しては‥‥う~ん、"ね~え?" と "THE LAST NIGHT" くらいかな?ってまぁ3枚しか出てないんでアレですが(あ、"草原の人" も選考対象か)。今年はC/W曲のクオリティがちょっと落ちたような気がしますね。所謂「捨て曲」が多かったような‥‥

そして暫くソロ活動は休止中の藤本美貴ですが、今年発表した楽曲に関してはホントどれも好きなんですよ。シングル 「ブギートレイン'03」はC/W曲込みで素晴らしかったし、アルバム「MIKI (1)」収録の新曲4曲もホント良かったし。そんな中選んだのが右の5曲。"SHALL WE LOVE? (藤本Version)" はちょっと反則気味ですけどね。

ソロはひとまずこの辺で。続いて企画モノ/企画盤編。今年のシャッフルユニットは本当にどれも素晴らしいと思ったし、捨て曲が一切なかったのが嬉しかったよね。個人的テンションが落ちたのが7AIRかな。けどホントに僅差ですけどね。というわけでSALT5と11WATER、そしてハロー全体で歌った "OH! BE MY FRIEND" を選んでみました。企画盤だと今年一番良かったのが「FOLK SONGS 4」でしょうね。この中からはメロン記念日が歌った "真夜中のドア ~Stay With Me~" と 矢口真里 のソロナンバー "中央フリーウェイ" を。これもよく聴いたアルバムなんですが、特にメロンの方は今年出たどのオリジナル曲よりも良かったんじゃないか!?と思えるパフォーマンス。ライヴで歌って欲しいですね。

最後はハロプロ周辺ということで。ソニンはアルバム「華」から "好きな人だから" を。この曲が一番突出した出来だったように思います。それ以外だと最新シングル「合コン後のファミレスにて」収録の2曲を。どのアルバム収録曲よりも素晴らしかったんじゃないか!?なんて声がある程、ホントに良かったと思いますよ。

そして、安倍なつみの実妹ってことで安倍麻美も。実は1枚も音源持ってないんですが、特にセカンドシングル曲 "Our Song" と "きみをつれていく" は職場の有線でかかる度に耳を惹き付けられた、いろんな意味でインパクト重視の楽曲。この2曲に惹かれてアルバム買ってみようかと思った程。ま、もうちょっと様子見ですかね。

以上、こんな感じです。さてさて、この中からどの5曲が選ばれるのか‥‥以下、5位から順に紹介していきたいと思います。


第5位:後藤真希 「彼、旅行中なり」

後藤に関しては本当にどれを選んでもおかしくないんだけど、最後の最後まで悩んだのがこの曲と "手を握って歩きたい (Album Version)"、"スクランブル" の3曲。結局世間一般が彼女をイメージする時の『クールさ』とはかけ離れた、等身大の彼女らしさを余すところなく表現したのが上記3曲だったのかな、と。まぁ "手を握って歩きたい" は去年も選んでるので、ファーストソロツアーでのパフォーマンスも印象深い "彼、旅行中なり" を選びました。以前掲示板の方で「加藤いづみっぽい」という声が挙がりましたが、ホントそんなイメージが強い1曲。またライヴで聴きたいですね!


第4位:藤本美貴 「大切」

藤本に関してはもう最初っから決めてました。絶対にこれ以外考えられないって。いや、これ以外にも "ブギートレイン'03" も入れようかどうか悩みましたが、やはり最後の最後に訪れる「衝撃的なオチ」(この場合『オチ』とは言わないのかな?)、これだけの為に選んだと言っても過言ではないでしょう。ホント、今年リリースされたつんく♂関連の楽曲の中で、一番インパクトがあった1曲ではないでしょうか。藤本のぶっきらぼうで、それでいて切々と歌うパフォーマンスも彼女ならではといった感じで。多分これを松浦や後藤がやったら、ここまでべた褒めしてなかったかもしれません(それは言い過ぎか?)。とにかく‥‥悪いことは言わないから、来年からまたソロ活動再開させてあげてください!!


第3位:ZYX 「行くZYX!FLY HIGH」

文句なしの上位入り。ハロー!プロジェクト・キッズに対してネガな印象しか抱けなかった俺ですが、この曲で完全に見直した。というか、このユニットって矢口以上にキッズが目立ってるんだもん。やはり矢口はセンターに立つよりも2番手、3番手として動いた時に最も魅力を発揮する人なのかもしれないなぁ、と改めて実感しました。間もなくリリースされるセカンドシングル "白いTOKYO" も "行くZYX!FLY HIGH" とはタイプの異なる楽曲ながらも、非常に素晴らしい作品に仕上がっているので、今後が大いに期待できるユニットのひとつかもしれませんね。


<番外編:6~10位>


6位:モーニング娘。「シャボン玉」
7位:ミニモニ。「CRAZY ABOUT YOU」
8位:あぁ!「正夢」
9位:ROMANS「ロマン」
10位:中澤裕子「GET ALONG WITH YOU」


さて、上位2曲発表に行く前に、6位以下を紹介しておきましょう。本来は対象外なんですが、当サイト内のみでの紹介ということでご理解ください。

6位はモーニング娘。の "シャボン玉"。実は当初考えていた結果では10位内に入ってなかったんですけど、夕べたまたまカラオケでこの曲を歌ったら「‥‥やっぱいい曲やんか!」って思って。まぁベスト5には入らないものの、ギリギリ6位くらいかなぁ、と。けどね、この曲に関しては正直なところ「映像込み」で評価が一気に上がるところがあるんですが(ま、それは後程語るとして)。

7位はミニモニ。の "CRAZY ABOUT YOU"。これも文句なしでしょう。正直そのカップリングである "恋愛1周年" とどっちにしようか悩んだのですが、単純にカッコイイと思ったタイトルナンバーの方で決定。

8位は「あぁ!」のシングル "FIRST KISS" のC/Wナンバー、"正夢"。これも5位内に入れたかった程気に入っていて。もうこのユニットに関してはどんどん新曲聴きたいです!

9位はROMANSのシングル "SEXY NIGHT ~忘れられない彼~" のC/W曲、"ロマン" を。本当に今年はC/W曲に当たりが多かったように思います。決してシングルのタイトル曲にはならない(なれない)ものの、それでいて下手したらそのタイトル曲を食ってしまうようなインパクトと完成度を持った曲、これが今年のハロプロ関連のC/W曲に対して感じた印象です。特にこの曲はタンポポを彷彿させるイメージがあったり、つんく♂らしい「曲の継ぎ接ぎ」が登場したりで、聴いてて飽きが来ないんですよ。参加メンバーのパフォーマンスも素晴らしいですしね。

10位は中澤裕子の "GET ALONG WITH YOU"。曲そのものの素晴らしさもありますが、やはりこの曲は後半~エンディングにかけての中澤の歌による盛り上げ方が全てですね。ちょっと感動的ですよこれは。あの中澤が‥‥っていう思いもあるし、こういう曲は他の若い子には歌えないよなぁ‥‥等、とにかく印象深い1曲。

これ以外にもカン紺藤 "先輩 ~LOVE AGAIN~" とかミニハムず "ミラクルルン グランプリン!"、松浦亜弥 "THE LAST NIGHT"、ソニン "合コン後のファミレスにて" 等が最後まで候補に挙がってたんですが‥‥まぁ正直なところ、6位以下でここに挙げた楽曲はどれを選んでもおかしくないというような曲ばかりですから。たまたま今日は選ばれなかっただけで、明日になったらまた気が変わってる可能性もあるんで、そんなに気にしないでくださいね。


第2位:メロン記念日 「赤いフリージア」

ぶっちゃけ、1位と2位はどっちが上とか下とかあんまり意識してないんですよ。それくらいこれら2曲って俺の中での『今年のハロプロ』を象徴する楽曲だったわけで‥‥つまり、モーニング娘。本体以上にその周辺ユニットが充実してきている現実、昨年夏の構造改革以降『モーニング娘。主体』から『ハロプロ主体』に移行していき、それが上手く機能してきた結果だと思うんですね。

特にメロンの場合、前年から "夏の夜はデインジャー!"、"香水" ときて、その決定打として "赤いフリージア" が発表されたわけですから。何度も書くけど、本当に名曲中の名曲。モーニングの6期メンバーオーディションでの課題曲に起用されたり、地道なプロモーション展開をした結果なのか、この曲が現時点においても過去最高のセールスを記録したのも頷ける話ですよね。もはや "This is 運命" や "さぁ!恋人になろう" だけじゃないんだよ、メロンは!


第1位:あぁ! 「FIRST KISS」

えー、やはり今年はこの曲に決まりです。第一印象から決めてました。もう全てにおいて俺のツボ突きまくり。結局今回選んだ5曲が意味するところって、メロンのところでも書いたように『モーニング娘。主体』から『ハロプロ主体』へ‥‥という動きの表れだったと思うんですよ。こういう楽曲指向に対して異論を唱える人がいることも知ってます。けど、俺はこう思うんだ!というだけのことですよ。俺の意見が全てじゃないし、かといって他の著名人の意見が全てでもない。それらを読んだ人達がそれぞれを吟味し、自分なりの考えをまとめて欲しいものです。他人の受け売りほど格好悪いことはないですからね!

というわけで、あぁ!です。これをキッズや田中れいなというローティーンの女の子3人で歌うことによって生じる魅力、そして儚げな曲調・メロディ・アレンジ。全てが今の俺のツボだったと。別に一時期のSPEEDやFolder5と比べる気もないですが‥‥俺の中では意外と地続きかもしれませんね。

これが売れなかったという現実が、今のハロプロを象徴してるようでちょっと淋しくもあるんですが‥‥せめてハロー枠内のファンだけでも受け入れてあげて欲しいです。ま、今はダメでも1年後、2年後にジワジワと効いてくる楽曲かもしれませんし。個人的にはずっと聴いていきたい曲のひとつですね。


<PV部門>


1位:モーニング娘。「シャボン玉」
2位:カン紺藤「先輩 ~LOVE AGAIN~」
3位:後藤真希「うわさのSEXY GUY (Dance Shot Ver.)」


正直、PVなんて観る機会は殆どないし、シングルV買ってまで観たいと思わせる出来の作品は、例年通り今年も少なかったと思います。ヴィジュアル要素込みで初めて成立するのがハロプロだと判っていながらも、そのヴィジュアル(PV)がおざなりなのは今に始まったことじゃないんですが‥‥やっぱり、金出してまで観たいとは思わないし。単純にファンの為のマストアイテム程度ですよね。一般の、ちょっとあの曲が気になったからっていう人達はPV集なんて絶対に買わないもん。彼女達に普通の人以上に興味があって、彼女達が出すもの全部を押さえておきたいって人だけですよ、真面目な話。

というわけで、そういうことを踏まえつつ選んだのが右の3本。"シャボン玉" は今年2枚だけ買ったシングルVの内の1枚だから(もう1枚は藤本 "ブギートレイン'03")。やっぱりこの曲は、あのパフォーマンスが加わった時に初めて無敵状態になるんだな、と。特に間奏での狂ったかのようなパフォーマンスは圧巻。それを水場でやるもんだから、映像的にもスローモーションかけたりして、なかなか面白いものになったんではないでしょうか。

2位は、カン紺藤の先輩 ~LOVE AGAIN~。シュールな雰囲気漂う映像がこれまでの彼女達のイメージとはかなりかけ離れていて、作品として非常に面白かったかなと思います。

最後はまたまた後藤の うわさのSEXY GYU。こちらはシングルVに収録されていた「Dance Shot Ver.」の方を選びました。これは自分で持っているわけではなくて、他人の家で見せてもらったんですが、後藤のダンスのキレの良さが存分に味わえる好編集だと思いますね。


<最後に>

何だかんだいって、今年のハロプロに対しては去年よりもテンション下がってたんですが、こと音楽面に関しては昨年以上に楽しませてもらってたことに気づきました。新しいユニットの誕生に対し、タンポポやプッチモニといった旧来のユニット活動停止が気になるところですが、来年も今年くらいのクオリティを保ちつつ、それをアルバムという形にまとめられるくらいにまで行ってくれたら個人的には嬉しいんですけどね。年明け早々松浦、後藤、安倍、ミニモニ。がアルバムをリリースするようですが、果たしてどの程度のクオリティ作品となるのか‥‥そしてモーニング娘。の今後。これが一番気になるところです。正直、期待はずれだったと言わざるを得ない今年の楽曲群。曲自体はよい曲なのに、何故か心弾まない。そんな状況を打破してくれる強烈な一発を期待したいところです。

投稿: 2003 12 07 11:45 午後 [2002年の作品, ROMANS, ZYX, 「1年のまとめ」, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 藤本美貴] | 固定リンク

2003年8月20日 (水)

ROMANS『SEXY NIGHT~忘れられない彼~』(2003)

  ハロー!プロジェクト内、久し振りの問題作の登場です。モーニング娘。の矢口真里と石川梨華、メロン記念日の斎藤瞳、カントリー娘。の里田まい、ココナッツ娘。のアヤカの5人から成るROMANS(ロマンス)というユニット。関東地区では毎週月~金曜深夜0時50分から放送されている「セクシー女塾」という番組があるのですが、そこに出演しているこの5人がセクシーなユニットを結成してデビューする為に修行する的内容で毎晩バカなことをやらかすわけですよ。って番組内容の説明はこの辺にしといて‥‥当初このユニットは4人組で、石川・斎藤・里田とモーニング娘。加入前の藤本美貴が参加してたんですが、1ヶ月で脱落(番組的に。恐らくこの辺でカントリーへの助っ人参戦が決まったのでは!?)、代わりに矢口が加わり、更に1ヶ月後にアヤカが加わり現在の5人に。恐らく番組自体は2クール(6ヶ月)の予定みたいですから、この9月いっぱいで終わる運命だと思います。だとすると、このシングル自体リリースされる事が奇跡というか‥‥たった1回の企画モノ、として捉えた方が賢明かと思われます。

  最初に書いたようにこのユニット、賛否両論‥‥というよりも、明らかに否の方が多いような気が‥‥それはこのビジュアルイメージと、発表された楽曲"SEXY NIGHT~忘れられない彼~"が大きな原因となってるわけですが‥‥

  確かにね、俺も最初ラジオ音源をネットで拾って聴いた時、悪いとは思わなかったけど微妙だったのね。更にその後、テレビでの歌う姿を観たんですが‥‥正直厳しいと。歌メロが微妙というか、表現が難しそうなメロディかな、と。タダでさえ危うそうなメロなのに、それを歌う石川ときたら‥‥メロメロなわけですよ。矢口とか里田はかなり頑張ってるんですが‥‥もうね、正直「あー、CD買うかどうか疑問。レビューはとりあえずナシだな、こりゃ」と考えてたんですね。

  けどさ、買っちゃったと。勢い余って。

  確かにクリアーな音源(CD)を聴くと、印象がかなり良くなるわけですよ。アレンジにはAKIRAが全面的に参加(c/w曲含めて)してるせいもあってか、かなり手の込んだR&B歌謡といった印象で、テレビで聴くとちょっと平面的に聞こえたサウンドも、大音量で聴くと印象がガラリと変わり、確かに軽めなんだけど意外とゴージャス、みたいなそんな感じ。特にカーステレオで聴くと(まぁ我が車の設定もあるでしょうけど)更に良く聞こえたのね。もしかしたら安物のラジカセとかで聴くと更に良く聞こえたりして(avexモノが比較的そう聞こえるように、ね)。

  正直なところ、何で斎藤を歌に加えないんだよ!?とかいろいろ思うことはあるんですが、こうやって完成品を聴くと石川もそんなに悪くないし、むしろいい雰囲気出てると思うんですよね。矢口も歌い出しは結構いい感じなんですが、途中でちょっと印象が薄くなる場面が‥‥そういう意味ではこの曲、里田がかなり目立ってるように感じます。メインボーカルの3人(矢口・石川・里田)の個性が三者三様なこともあり、また普段のユニットみたいに歌パートが1小節のみとかそういったこともなく、安心して聴いていられるんですね。またラップ担当(斎藤・アヤカ)もそんなに耳障りでもなく、むしろつんく♂に同じ事やられるよりマシというか。

  決して「最高!」とは言い難いですが‥‥まぁ実験作ですしね。本来ならこういうの、T&Cボンバー辺りがやってた路線ですから。そういう「つんく♂にとっての捌け口」がなくなった今、こういう企画モノで消化するのも悪くはないかな、なんて思うんですよね。

  で‥‥話はここでは終わらないのです。カップリング曲"ロマン"の話題に移るわけですが‥‥これがね、予想外の出来で正直ビックリしてます。みんな、これの為にこのシングル買ってもいいんじゃない?って思える程、「ROMANS」というユニット名からは想像できないタイプの楽曲だったんですよ、これが。

  セクシーでもなく、R&Bでもなく。どちらかというと可愛らしい路線とでもいいましょうか‥‥ゴージャスなポップスというか‥‥例えば初期のモーニング娘。がやっても違和感がないタイプのポップス、と言えば判ってもらえるかなぁ‥‥いや、判ってもらえないか。タイプとしては小西康陽がアレンジしてもおかしくないような方向性。でね、これが石川や矢口の声に非常に合ってるわけですよ。勿論、里田や斎藤、アヤカも頑張ってるんですが、個人的にはどうしても石川と矢口の声に耳がいってしまう。で、気づくと脳内で飯田圭織や加護亜依の声をプラスしてシュミレートしてる自分がいたりで‥‥つまりはそういう楽曲。決してこの4人が例のユニットでやってたような方向性とは言い難いけど、別にやったとしても何ら違和感はないですよね、これ。途中に挿入されるフレンチっぽいスキャットや、急に登場するラテンアレンジとかはメロン記念日的と言えなくもないけど‥‥ああ、これって隠れた名曲の仲間入りしそうな1曲じゃない? 正直レベルはかなり高いと思うんですが。

  というわけで、タイプの違う2曲が収録されたこのシングル。「表」と「裏」、「光」と「影」といった2面性を持つこのユニット。別にセクシーに拘らなければ何でもこなせそうな5人が揃ってるって意味では、本当にアルバム向きなのかもしれませんね。あのビジュアルイメージに騙されず、一度このシングルを手にとってみてください。きっと新たなる発見が各自あるはずですから‥‥



▼ROMANS『SEXY NIGHT~忘れられない彼~』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 08 20 12:00 午前 [2003年の作品, ROMANS, ハロー!プロジェクト] | 固定リンク