カテゴリー「Smashing Pumpkins」の24件の記事

2024年8月11日 (日)

THE SMASHING PUMPKINS『MONUMENTS TO AN ELEGY』(2014)

2014年12月9日にリリースされたTHE SMASHING PUMPKINSの9thアルバム。日本盤は翌2015年2月25日発売。

前作『OCEANIA』(2012年)から約2年半ぶりの新作。再結成以降、Warner(『ZEITGEIST』)〜EMI(『OCEANIA』)とアルバムごとに移籍を繰り返しているスマパン。それは今作も同様で、新たにBMGと契約(日本では新たにソニーからリリース)。ニコール・フィオレンティーノ(B)、マイク・バーン(Dr)と新メンバーが相次いで脱退する中、ビリー・コーガン(Vo, G)はジェフ・シュローダー(G)という再結成後の新たな右腕に、ゲストドラマーとしてMÖTLEY CRÜEトミー・リーを迎えて制作に取り組みます。

全9曲、大半の楽曲が4分に満たないコンパクトな構成で、トータル32分強という彼らのオリジナルアルバムとしてはもっとも短尺。その後に訪れるサブスク中心の音楽シーンを予兆するような内容と言えなくもありません。また、楽曲の作風自体も前作『OCEANIA』で確立した“新生スマパン”らしさの延長線上と言えるものではなく、キャッチーなオルタナロックという装いの楽曲が中心。どこか『MELLON COLLIE AND THE INFINITE SADNESS』(1995年)前後の作風を彷彿とさせるものがあるも、かといって焼き直しというわけでもない。もちろん、聴きやすさという点においては前作にも負けず劣らずの仕上がりだと思います。

確かに、前作は名手ジミー・チェンバレンの後釜としてハタチそこそこの若手ドラマーを迎えたことで、リズム面に関しては若干地味だったのは否めません。そこを考慮して、今回は80'sスタジアムロックの象徴といえるMÖTLEY CRÜEのメンバーを迎えたのだとしたら、なるほどと言わざるを得ません。実際、リズム面に関しては前作よりも強調されている印象がありますし、そのノリのよさや軽やかさはトミーのドラミングによるものが大きいと思います。

また、サイケ色が強めに出ていた前作と比較すると、今作はニューウェイヴ的な色合いが強い。それはアレンジやサウンドメイクに顕著で、過去の『ADORE』(1998年)のようなゴシックテイストとはまた異なるものでもある。そう、ダークさよりも陽の印象が強い質感なんですよね。『ZEITGEIST』はビリー&ジミーの2人が中心となって作り上げたものでしたが、今作もビリー&ジェフの2人が中心と同じ傾向。しかし、そこにトミー・リーといよ陽の塊のような存在が加わることでこの軽やかさが生まれたのだとしたら、そのコラボレーションは大成功だったと言えるでしょう。ただ、バンドの新作というよりはスピンアウト的な実験作という印象も否めないので、個人的には評価が難しいところです。

個人的には前作の方向性がツボで、ここからどんな方向へと進化していくのかと楽しみにしていたのですが、結果は短命に終わってしまったため、また新たな形で仕切り直すことに。バンドって難しいですね。

 


▼THE SMASHING PUMPKINS『MONUMENTS TO AN ELEGY』
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2024年8月10日 (土)

THE SMASHING PUMPKINS『OCEANIA』(2012)

2012年6月19日にリリースされたTHE SMASHING PUMPKINSの8thアルバム。日本盤は『オセアニア〜海洋の彼方』の邦題で同年6月20日発売。

再結成後初のアルバムとなる『ZEITGEIST』(2007年)から約5年ぶりの新作。この5年の間には、ビリー・コーガン(Vo, G)が今後スマパンのとして新作を発表することはないと発言したり(2008年)、ジミー・チェンバレン(Dr)が再脱退したり(2009年)、再始動後初の来日公演およびサマソニに出演したり(2010年)といろいろ動きはありました。また、新曲に関しても2008年には『AMERICAN GOTHIC』と題した4曲入りEPを配信し、2010年には『TEARGARDEN BY KALEIDYSCOPE』と銘打った新曲プロジェクトを始動させるなど、いろいろありながらも精力的に動き続けていました。

この8枚目のオリジナルアルバムは、先の『TEARGARDEN BY KALEIDYSCOPE』プロジェクトから生まれたもの。当初、このプロジェクトは44曲入りのコンセプトアルバムを予定していましたが、先に2つのEPを発表したのちに、「コンセプトアルバム内アルバム」としてこの『OCEANIA』を単独作品として世に送り出すことになります。

レコーディングにはビリーに加え、前作のツアーからバンドに加わったジェフ・シュローダー(G)のほか、ニコール・フィオレンティーノ(B/ex. VERUCA SALT)、マイク・バーン(Dr)が参加。プロデューサーには『ADORE』(1998年)からスマパンのレコーディングに携わり、ZWANやビリーのソロアルバムにも共同プロデューサーとして名を連ねてきたビョルン・トルスルードを迎えて制作されています。

ジミーのダイナミックなドラミングを軸に、豪快なハードロック色で統一された前作『ZEITGEIST』から一転、今作では90年代の“あの”スマパンらしさが復調。とはいえ、単なる焼き直しというわけではなく、“あの頃”から20年経って立派な大人に成長したビリーが、今を生きる若者たちを一緒に音楽を一から作り上げるのだから、似て非なるものになるのは当たり前。方向性としての原点回帰かもしれないけど、そこで鳴らされている音や奏でられるメロディに関しては完全に2010年代のそれではないでしょうか。

前作も“新生スマパン”としては決して悪くなかった。だけど、良くも悪くも90年代の影を引きずっており、完全に2000年代のノリに合流できていなかったことでちぐはぐさが生じてしまった(と、個人的には感じている)。それ自体は正直悪いことではないんだけど、なんだかこちら側もうまくノリきれない。その点で、今作は正真正銘“新生スマパン”として、文字通り“新たな生きもの”としてすべてが有機的に機能している。力みすぎていないし、かといってユルすぎもしない。それが懐かしさと新鮮さ、聴きやすさといういろんな効用を発揮させてくれるのです。

もしかしたら、前作と今作を並列させることで初めて“新生スマパン”が完成するのでは……バランスという点では、それが一番正しいのかもしれません。5年というタイムラグはあるものの、実は復活後のスマパンを正当に評価する上では、『ZEITGEIST』と『OCEANIA』は対で語るべき作品集なのでしょうか(これもつい最近気づいたことなんですけどね)。

過去に縛られていない、かと言ってスマパン以外の何者でもなく、ビリーのソロといわけでもない。バンドとして正真正銘の再スタートを切ることに成功した、奇跡の1枚。この流れが以降も続けばよかったんですが、こうした瑞々しい輝きは本作を最後にしばらく途絶えることとなります。1曲1曲がこれこれこうと語るよりも、アルバム1枚をひとつの塊として捉え、堪能してほしい傑作です。

 


▼THE SMASHING PUMPKINS『OCEANIA』
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2024年8月 9日 (金)

THE SMASHING PUMPKINS『ZEITGEIST』(2007)

2007年7月10日にリリースされたTHE SMASHING PUMPKINSの7thアルバム。日本盤は同年7月11日発売。

THE SMASHING PUMPKINSは2000年末に解散。メンバーのビリー・コーガン(Vo, G)とジミー・チェンバレン(Dr)は新バンドZWANを結成するも、アルバム1枚を残して2003年に解散。ジェイムズ・イハ(G, Vo)はソロ活動と並行してA PERFECT CIRCLEに加入(2004年に活動停止)。それぞれ停滞気味だったところ、2006年春にビリーがTHE SMASHING PUMPKINS再結成をアナウンス。オリジナルメンバーはビリーとジミーのみで、ほかのメンバーに関しては未発表のままアルバム制作に突入します。

アルバムリリース前の2007年5月、ついに新生THE SMASHING PUMPKINSは初ライブを実施。ここでステージに立ったのはビリー&ジミーのほか、ジェフ・シュローダー(G)、ジンジャー・レイエス(B)という布陣でした(このほか、サポートキーボーディストとしてリサ・ハリトンも参加)。しかし、そこから1ヶ月強を経て届けられた7年ぶりのアルバムのクレジットに目をやると、レコーディングはビリー&ジミーのみで制作されたことが明らかになります(ドラム以外のパートはすべてビリーが担当)。

バンドとの共同プロデューサーにロイ・トーマス・ベイカー(QUEENCHEAP TRICKオジー・オズボーンなど)とテリー・デイト(DEFTONESPANTERASOUNDGARDENなど)を迎えた本作。ジミーの派手なドラミングから始まるオープニングトラック「Doomsday Clock」や3連ビートが新鮮な先行シングル「Tarantula」など、アルバム前半はメタリックでダイナミックなハードロックチューンで固められています。ある意味では解散直前の『MACHINA: THE MACHINES OF GOD』(2000年)『MACHINA II: THE FRIENDS & ENEMIES OF MODERN MUSIC』(2000年)の延長線上にある作風と言えるでしょう。ただ、そのハード&ヘヴィ具合がよりプリミティヴなものへと昇華されている点が解散前とは大きく異なる。そこはバンドとして心機一転、再スタートを切るぞという意気込みにも感じられます。

そんな雰囲気が少々変わるのが、中盤に配置された約10分にもおよぶ大作「United States」から。トライバルなリズムをフィーチャーしたこの曲は聴き手に革命を促すような1曲で、本作のハイライトと言える重要なナンバーです。そこからグロッケンを取り入れたエモーショナルなロックチューン「Neverlost」、マイナーキーのパワーポップ的な「Bring The Light」、ゴシックロック調の「For God And Country」などの変化球を交えつつ、エレクトロとシンフォニックさを織り交ぜたスローナンバー「Pomp And Circumstance」で締めくくり。全12曲/50分強と彼らにしては比較的コンパクトにまとめられています。

アルバム後半にメランコリックな楽曲がいくつか用意されているものの、それでも印象に残るのはガッツのあるハードロックナンバーばかり。もちろんこれはこれで彼ららしくもあるのですが、やはりこのバンドはそこだけではないわけで。もっと繊細さだったり悲哀さだったりダークさだったり、そういったハードロックとの対比を生み出すようなテイストも重要なわけです。そこが足りないという意味で、バンドとして不完全と捉えるべきなのか、それとも新生スマパンはこういう形で進んでいくのか……どう受け取るかで、本作への評価は大きく変わる気がします。

決して悪いアルバムではないですし、2024年までの長い歴史の中で考えればこういうテイストのアルバムが1枚くらいあっても不思議じゃないわけですが、全キャリアの中でも印象が薄い作品に分類されてしまうのは仕方ないかな。だって、日本では本作のみサブスク配信されていないわけですから(本作やZWANのアルバム、ビリーの1stソロアルバムといった、Warnerから発表された作品群はすべて未配信のまま)。

 


▼THE SMASHING PUMPKINS『ZEITGEIST』
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2024年8月 8日 (木)

THE SMASHING PUMPKINS『MACHINA II: THE FRIENDS & ENEMIES OF MODERN MUSIC』(2000)

2000年9月5日に発表された、THE SMASHING PUMPKINSの6thアルバム。日本盤未発売(というか、一般発売されていない代物です)。

このアルバムは本来、同年2月に発売された『MACHINA: THE MACHINES OF GOD』(2000年。以下、『MACHINA I』と記す)と同じセッションから生まれた楽曲を収めたもので(一部『ADORE』期のアウトテイクあり)、ビリー・コーガン(Vo, G)はダブルアルバムとしてのリリースを画策していたんだとか。しかし、レーベル側が難色を示したことで、単独アルバムの『MACHINA I』(とはいっても、このアルバム自体全16曲/77分とかなり長尺ですが)として発売。それでもビリーは『MACHINA I』の続編の正式リリースを渇望していたのですが、同作が前作『ADORE』(1998年)を大きく下回るセールスしか記録できなかったことで、最終的には続編の正式リリースは却下されてしまいます。

ところが、ビリーはこの音源を2LP(アルバム本編14曲)+3EP(計11曲)としてアナログ盤を25セットのみプレスし、自主レーベルConstantinople Records経由でラジオ局や身近な友人たち、著名なファンコミュニティに無料配布。ここからリッピングした音源をネット上で無料配布することを推奨したのです。今だったらサブスク経由で拡散できるんだろうけど、24年前はそうもいかなかったわけです。

現在もウェブ・アーカイブ経由でダウンロード可能なこのアルバム。アナログ盤からのリッピングということで音質的にはやや難ありですが、『MACHINA I』と同系統のハードロックやゴシックロック、シューゲイザー/ドリームポップ的な佳曲をたっぷり楽しめる、貴重な作品集となっています。

詳しい内容に関してはWikipediaを参考にしていただくとして……楽曲のバラエティ豊かさは『MACHINA II』のほうが一歩上ということもあり、個人的にはこちらのほうが好みだったりします。なにせ、冒頭3曲の飛ばしっぷりはキャリア随一ですしね。かと思えば、中盤にはドリームポップの流れを汲むキャッチーな楽曲や、ジェイムズ・イハ(G, Vo)がボーカルを執る楽曲もある(その後のソロの延長線上にある「Go」)。『MACHINA I』収録の「Blue Skies Bring Tears」の別バージョン(『MACHINA I』ではスローテンポでゴシック調、『MACHINA II』では前のめりなパンク/オルタナロック調)もあり、なかなか味わい深い内容ではないでしょうか。ですが、アルバムのまとまり/完成度は商品化された『MACHINA I』のほうが数歩上かな。そういう意味でも、ダブルアルバムとして出すことがやっぱり正解だったような気がします。

EP3枚のほうはアルバム本編から漏れた楽曲や、別バージョンなどで構成されており、あくまでアウトテイク集といったもの。しかし、本編から外すには惜しい良曲も少なくないので、こちらはこちらで楽しめるはずです。

本作収録曲はその後、ベストアルバム『ROTTEN APPLES: GREATEST HITS』(2001年)本編に「Real Love」が、同作初回盤に同梱されたボーナスディスク『JUDAS O』に「Lucky 13」「Slow Dawn」「Here's To The Atoic Bomb」「Saturnine」に収録。よりクリアな音質で貴重な良曲たちを耳にすることができるので、まずはこちらからチェックしてみてはいかがでしょう(とはいっても、『JUDAS O』はサブスク未配信なので中古ショップでCDを買わねばなりませんが。安価で入手可能なので、DISC 1の名曲群とともにお楽しみいただきたいところです)。

2018年頃、ビリーは『MACHINA』セッションで制作した作品群をリイシュー&ボックス化する計画がある、そこで『MACHINA II』も正式にCD化&サブスク配信される予定だと発言していましたが、あれから6年近く経った今もその予定は白紙のまま。『ADORE』まではリイシュー&ボックス化されているので、発売から25周年を迎える2025年あたりにはぜひ実現させていただきたいものです。

 


▼THE SMASHING PUMPKINS『MACHINA II: THE FRIENDS & ENEMIES OF MODERN MUSIC』
(Free Download:smashingpumpkins.com [web.archive.org]

2022年3月 3日 (木)

SCORPIONS『HUMANITY: HOUR I』(2007)

ヨーロッパで2007年5月14日、北米では同年8月28日にリリースされたSCORPIONSの16thアルバム。日本盤は『蠍団の警鐘 - ヒューマニティー:アワーI』の邦題で、同年6月20日発売。

前作『UNBREAKABLE』(2004年)でHR/HM路線へと回帰したものの、チャート的には成功したとは言い難かったSCORPIONS(前々作『EYE II EYE』(1999年)から2作連続でBillboardアルバムチャートランク外)。しかし、さらにハード路線を極めた今作では全米63位と、『PURE INSTINCT』(1996年)の最高99位以来となる全米チャート入りを成し遂げます。

新たなプロデューサーとしてデスモンド・チャイルドBON JOVIAEROSMITHKISSなどとのコライトで有名)&ジェイムズ・マイケル(SIXX:A.M.のフロントマン。およびPAPA ROACH、HAMMERFALLなどのプロデューサー)を迎えた本作は、前作以上に往年の“らしさ”をメロディやアレンジに取り戻しつつ、モダンなヘヴィさも効果的に取り入れた意欲作。また、ビリー・コーガン(Vo/SMASHING PUMPKINS)が「The Cross」、エリック・バジリアン(G/THE HOOTERSなど)が「Love Will Keep Us Alive」、ジョン・5(G/ROB ZOMBIEなど)が「Hour I」にゲスト参加しているのも、このプロデューサーならではの人選かもしれません。

実は本作、バンドにとってキャリア初のコンセプトアルバム。デズモンド・チャイルドが大まかなストーリーを草案し、楽曲制作が進められたとのこと。ソングライターとしても著名な2人をプロデューサーに迎えたこともあり、彼らは作曲でも全面的に関与。それ以外にもマーティ・フレドリクセン、アンドレアス・カールソンなど人気のソングライターがコライトで名を連ねており、ある意味では外部のライターたちがバンドに“らしさ”を思い出させていると受け取ることもできるのではないでしょうか。その効果は非常に絶大で、80年代のSCORPIONSらしいメロディラインやアレンジを随所から見つけることができます。

一方で、前作から引き続きダウンチューニングを起用していることで、そのダークさが本作が持つヘヴィさを強めることに一役買っている。「The Game Of Life」や「You're Lovin' Me To Death」での程よいメロウ&ヘヴィさはその好例だと断言できます。

かと思えば、過去数作でトライしたビートルズQUEENの流れを汲む壮大なバラード「The Future Never Dies」があったり、グランジ以降のモダンヘヴィネスをなぜか2007年に取り入れた(笑)「321」もある。後半、バラードタイプの楽曲が立て続けに収録されており(「Love Will Keep Us Alive」「We Will Rise Again」「Your Last Song」「Love Is War」)、そこで若干萎えてしまいますが、ミドルパートでビリー・コーガンをフィーチャーしたメロウなヘヴィロック「The Cross」やグランジ寄りのリフワークが印象的なアンセムナンバー「Humanity」がラストに置かれているので、アルバムとしてもなんとなく締まる印象を受けます。

ヘヴィながらもソフトさもしっかり感じられるのは、全体を通してデヴィッド・キャンベルによるオーケストレーションが効果的にフィーチャーされているからでしょうか。ドラマチックなヘヴィロックという点ではSCORPIONSの全キャリア中、本作がもっともバランス感に優れているように感じます。バンドとしてもようやく過渡期を抜け出しそうな予感も伝わり、これが次作『STING IN THE TAIL』(2010年)での完全復活へとつながっていくと思うと、本作も非常に意味の大きな1枚ではないでしょうか。

 


▼SCORPIONS『HUMANITY: HOUR I』
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2020年12月18日 (金)

THE SMASHING PUMPKINS『CYR』(2020)

2020年11月27日にリリースされたTHE SMASHING PUMPKINSの11thアルバム。

再結成第1弾アルバム(通算7作目)『ZEITGEIST』(2007年)以降、毎回レーベル(配給元)を変え、国内でもその都度リリース元が変わるという落ち着きのなさを見せ続けるスマパン。今回のリリース元はなんと、かのSumerian Recordsというから驚きました。と同時に、そんなメタルコア/ポストハードコア/ジェント&プログレメタルを主軸とするレーベルからどんな作品を発表するのか、不思議と期待が高まったのです。

というのも、再結成後の数作に対しては正直「?」という感想しか湧かず、ぶっちゃけ「続ける意味あるのかな?」とすら思っていたほど。だってさ、今さら『GISH』(1991年)『SIAMESE DREAM』(1993年)の焼き直し/水増しを聴かされたって、こっちは“濡れない”わけですよ(笑)。もっと言えば、フォロワーのほうがそれっぽいことやっていて、かつ完成度の高い作品を作っているわけですから、ビリー・コーガン(Vo, G)が“お仕事”として“スマパンっぽいもの”を作ったって満足できるわけがない。だったら、多くのファンが考える“本筋”から外れたっていいから、やりたいことを全力でやってほしい、と。ソロアルバムなんて作っている場合じゃないだろ、と。

そういう意味では『SHINY AND OH SO BRIGHT VOL. 1 / LP: NO PAST. NO FUTURE. NO SUN.』(2018年)はかなり“取り戻し”始めているなと感じたのですが、前作から2年という短いスパンで届けられた本作でようやく振り切ってくれました。ビリーのセルフプロデュースで完成された本作、轟音ギターは皆無です。代わりに、これでもかと言わんばかりのシンセサウンドが採用されており、バンド(というかビリー)のルーツのひとつであるエレポップ(シンセポップ)やゴシックロックからの影響が色濃く表れた内容に仕上がっているのです。やったね。

思えばスマパンは4作目『ADORE』(1998年)で路線変更してコケたなとか、同じ頃DEPECHE MODEのトリビュートアルバムにも参加してたなとか、スマパン解散後に一時期NEW ORDERサポートギタリストを務めていたなとか、ソロではエレポップ的なことにも挑戦していたなとか、いろいろ思い当たる要素はあり、それがようやくバンドでも結果として花開いたかと思うわけです。つまり、これは突然変異ではなくて、以前からトライしてきたことの進化型であると。

だって、メロディやアレンジのテイスト自体はスパマン以外の何者でもないし、仮に『ADORE』や『MELLON COLLIE AND THE INFINITE SADNESS』(1995年)に本作収録曲が含まれていたとしても違和感はないはずですから。確かに、ギタリストが複数存在するのに、その活躍の場が少ないという見方もあります。だけど、そのギターがフィーチャーされた楽曲ではしっかり個性を発揮している。「Wyttch」なんてその代表格ですよね。

結局、前作と今作とミックスすることで『ADORE』や『メロンコリー〜』のようなアルバムが完成するんじゃないか、と思うわけです。そういった意味では、ここ数作での試みというのは大人になったビリー・コーガンが“真の意味で”スマパンを再生させる(NOT焼き直し)ためのプロジェクトだったんじゃないかと。そう思えてなりません。

「前作は久しぶりに良かった」と思っていたスマパン信者には、きっと本作は低評価で期待外れの1枚なのかもしれません。が、個人的には再結成後で一番好きなアルバムだし、なんなら全キャリアでも上位入り確実の1枚。まあ、一番好きなアルバムが『ADORE』と『メロンコリー〜』と言っちゃうような人間の評価ですから(笑)。僕個人はこの進化を高評価しております。頑張れスマパン。

 


▼THE SMASHING PUMPKINS『CYR』
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2020年7月27日 (月)

THE SMASHING PUMPKINS『MACHINA: THE MACHINES OF GOD』(2000)

2000年2月末にリリースされたTHE SMASHING PUMPKINSの5thアルバム。

ジミー・チェンバレン(Dr)の脱退を経て、打ち込み主体のダークな前作『ADORE』(1998年)が賛否両論を巻き起こしたスマパン。その後、ジミーがバンドに復帰し、ビリー・コーガン(Vo, G)、ジェイムズ・イハ(G)、ダーシー(B)とのオリメンで早くも新作制作へと突入しますが、今度はレコーディング終了後にダーシーが脱退。後任として元HOLEのメリッサ・オフ・ダ・マーを迎えて、ツアーへと臨みます。

アルバムはジミーのダイナミックなドラミングを活かしたハードロックナンバー「The Everlasting Gaze」からスタート。全編この調子で進むのかと思いきや、続く「Raindrops + Sunshowers」は前作での経験が見事に反映されたデジタル色を散りばめたロックチューンだし、シングル向きなポップロック「Stand Inside Your Love」や「Try, Try, Try」のような楽曲も用意されている。穏やかなニューウェイヴ感が心地よい「I Of The Mourning」、打ち込みリズムを同期させたキャッチーな「The Sacred And Profane」、ヘヴィなギターリフと重々しいリズムがタイトルまんまな「Heavy Metal Machine」、『GISH』(1991年)の頃のフリーキーさを存分に堪能できる約10分もの大作「Glass And The Ghost Children」など、全体を通してこれまでの“メジャー感が強いスマパン”の魅力が凝縮された集大成的内容に仕上がっています。全15曲で約73分という長尺なトータルランニングも、アナログなら2枚組になるところをCD1枚にギリギリ収めようとするあたりに、超大作『MELLON COLLIE AND THE INFINITE SADNESS』(1995年)よりも気軽に楽しんでほしいという意思が感じられます。

ですが、ここまでがっつり作り込んだものの、不思議なもので過去作ほど強く印象に残らないのが本作唯一の欠点かもしれません。1曲1曲は非常によく作り込まれているものの、アルバムとして並んだときのストーリーがそこまで強く感じられない。CD1枚にまとめてしまったことで、逆に全体像がぼんやりしてしまった(『メロンコリー』のようにディスク2枚に分けていれば、また印象も変わったのかも)。いろんなことが裏目でに出てしまった、残念な1枚と言えるかもしれませんね。

本作からは1曲もシングルヒットが生まれることなく、アルバム自体も全米3位まで上昇。セールス面では前作のミリオンにまで達しない、50万枚程度という惨敗ぶり……チャートの上位にはブリトニー・スピアーズやBACKSTREET BOYSのようなポップ・アイコンたちが名を連ねる現状を前に、スマパンは2000年末のツアー終了を持ってバンド解散を決意します。このラストツアーの一環で行われた日本公演については、当時このサイトでもレポートを残していますので、よろしければご参考まで。

オフィシャルな形ではラストアルバムとなってしまった本作。実は、アンオフィシャルな形でもう1枚(「枚」という概念はないかな。笑)、『MACHINA II: THE FRIENDS & ENEMIES OF MODERN MUSIC』(2000年)という作品を同年9月にネット配信することになるのですが、それについてはまた別の機会に。

 


▼THE SMASHING PUMPKINS『MACHINA: THE MACHINES OF GOD』
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2020年4月 3日 (金)

TINTED WINDOWS『TINTED WINDOWS』(2009)

2009年4月に発売されたTINTED WINDOWS唯一のオリジナルアルバム。日本盤は1ヶ月遅れでリリースされています。

TINTED WINDOWSはテイラー・ハンソン(Vo/HANSON)、ジェイムズ・イハ(G/THE SMASHIN PUMPKINS、ex. A PERFECT CIRCLE)、アダム・シュレシンジャー(B/FOUNTAINS OF WAYNE、IVY)、バン・E・カルロス(Dr/ex. CHEAP TRICK)という名うてのプレイヤー/ミュージシャンたちによって結成されたスーパーグループ。テイラーとアダムは90年代半ばから親交があり、またイハとアダムも各バンドのツアーなどで顔を合わせる機会が多く、2000年代に入ってからはイハがIVYのレコーディングに参加したり、共同でレーベルやスタジオを設立していました。そんな3人が意気投合し、それぞれが影響を受けた70〜80年代のパワーポップやニューウェイヴをモダンな形で表現するバンドとして結成されたのがこのTINTED WINDOWSでした。

彼らは大切なルーツのひとつであるレジェンド・CHEAP TRICKからバン・Eを迎え、アダム&イハのプロデュースで完成したのが本作。ボーナストラックを除く全11曲中、「Back With You」をイハ、「Nothing To Me」をテイラー、「Take Me Back」をテイラー&アダムが手がけ、残りの8曲すべてをアダムが単独で書き下ろしています。

HANSONが持つ突き抜けるようなポップネス、FOUNTAINS OF WAYNEのベースにあるオルタナティヴロック経由のパワーポップ感、そしてバン・Eを除く3人が多大な影響を受けたであろうCHEAP TRICKの香り。本作はそのすべてが凝縮された、終始ストレートに突き進むキャッチーなギターロックを堪能できる1枚と言えるでしょう。

FOWが持つカントリーテイストやCHEAP TRICKに備わっていたサイケデリック感は残念ながらここには含まれておらず(いわゆるハードロック的側面もだいぶ弱いかと)、どちらかというと「テイラー・ハンソンというフロントマンを、才能ある作曲家アダムが調理してみました」という印象が強い内容かもしれません。聴く人によってはそこに物足りなさを感じるかもしれませんが、個人的にはそこを抜きにしてもよく出来たパワーポップ/ギターロックアルバムだと断言したいな。だって、何度聴いて飽きがこないですからね。爆音で、気持ちよく楽しめる1枚です。

本作を携えた来日公演(2010年1月)にも足を運びましたが、当日は本作からの楽曲にTHE KNACK「Let Me Out」、BUZZCOCKS「I Don't Mind」のカバーを披露したことが特に印象に残っています。本作に参加したメンバーの各メインバンド、そしてカバーでピックアップしたバンド。ここにTINTED WINDOWSの本質があるのではないでしょうか。

テイラーは近年、TINTED WINDOWSは決して解散したわけではないと名言していましたが、結局2作目が制作されることなくアダムは新型コロナウイルスが原因で4月1日(現地時間)、この世を去りました。アダムといえばFOWかIVY、もしくは彼が手がけた映画『すべてをあなたに』の劇中曲「That Thing You Do!」が有名でしょうけど、僕的にはこのスーパーバンドも忘れたくないな……。

 


▼TINTED WINDOWS『TINTED WINDOWS』
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2020年1月 2日 (木)

banned songs of US radio after 9.11

つい先日、昨年の9月11日に配信されたKERRNG!の記事「HERE ARE THE 164 SONGS THAT WERE BANNED FROM AMERICAN RADIO AFTER 9/11」がTwitterで流れてきたんですね。このリスト自体、これまでも完全版・不完全版問わずさまざまな形で流出していたと思いますし、実際僕も学生時代に湾岸戦争をテーマに「表現の自由」や「自主規制」について卒論を書いていたので、常に気になってチェックしていました。今回の記事も特別目新しさはなかったのですが、急にふと「そういえば、卒論書いてた90年代前半は実際にそういう曲を全部聴くのに相当苦労したけど、今ってストリーミングサービスがあるし、もしかしてこのリストの曲全部聴けるんじゃないかな……」と思ったんですね。

で、実際にプレイリストを作ってみようと思い、検索を開始……始めたのが明け方だったのですが、気づいたら1、2時間でプレイリスト完成。記事中に登場する曲名やアーティスト名に多少の間違いがあったので、ネット上で公開されている同様の記事(結局Wikipediaが一番便利でした)とも照らし合わせつつ、完全なるプレイリストを完成させました。

さすがに全曲ありました。すごいですね、Spotify(今回はApple Music版は作成せず。だって2つも作るの時間かかるし)。RAGE AGAINST THE MACHINEのみ全曲放送禁止だったので、本来なら彼らの楽曲はすべて入れるべきなんでしょうけど、それだと埒が明かないので各アルバムから主要ナンバー1曲ずつ、計4曲を入れることにしました。そこに「Knockin' On Heaven's Door」のみボブ・ディラン版とGUNS N' ROSES版の2曲を用意して、全168曲/11時間14分というアホほど長いプレイリストが完成したわけです(笑)。

一応、アーティスト名アルファベット順、複数の曲がリストにあるアーティストに関しては曲名もアルファベット順で並べてあります。なので、AC/DCみたいにいきなり7曲も続いてしまうこともありますが、シャッフル再生すると普通にラジオ感覚で楽しめるのではないでしょうか……しかも、いい曲ばかりですし。

こんなご時世だからこそ、こういった楽曲を手軽に楽しめる自由をかみしめつつ、今の生活に感謝したいと思います。またいつ、これらの楽曲やほかのヒット曲が放送禁止になるか、本当にわかりませんしね(しかも、あの当時よりも状況的には最悪ですから)。

 

※ブラウザ(記事上)でプレイリストを再生すると100曲しか表示されないようなので、プレイヤー右上のSpotifyロゴをクリックして、自身のSpotifyプレイヤーで再生することをオススメします。

2019年1月24日 (木)

FILTER『TITLE OF RECORD』(1999)

1999年8月(日本盤は9月)にリリースされた、FILTERの2ndアルバム。本作は「Take A Picture」のシングルヒット(全米12位)があったおかげで、アルバム自体も全米30位まで上昇。100万枚を超えるセールスを記録しました。

FILTERはNINE INCH NAILSでギタリストを務めたリチャード・パトリック(Vo, G)が1993年にブライアン・リーゼガング(G, Programming)と結成したユニットで、1995年にアルバム『SHORT BUS』でデビュー。ブライアンは1997年に脱退してしまいますが、その後ジーノ・レナード(G)、フランク・カヴァナフ(B)、スティーヴン・ギルス(Dr)というバンド編成に移行し、本作『TITLE OF RECORD』を完成させます。

デビュー作『SHORT BUS』はヘヴィなギターサウンドを軸にしながらも、リチャードのNINE INCH NAILS出身というバックボーンが全体に反映されており、インダストリアルヘヴィロックとしてかなり優れた内容でした。反面、ボーカル面での弱さも露呈し、そこが個人的には勿体ないなと思っていたのもまた事実。

ところが、続くこの『TITLE OF RECOD』では若干のインダストリアルテイストを残しつつも、軸になるのは大陸的なアメリカンハードロック。そこに90年代以降のグランジやオルタナティヴロックのフレイバーも加えられ、NINE INCH NAILSとも、そして当時流行りつつあったニューメタルとも異なる、普遍性の強いロックが展開されています。

オープニングを飾る「Welcome To The Fold」のダイナミズムには、当時かなり圧倒されたものです。リチャードのボーカルも不安定さが払拭され、かなり堂々としたものに成長しています。そういったパワフルなロックチューンがありつつも、「It's Gonna Kill Me」ではしっかり前作までの流れを当時のスタイルでバージョンアップさせている。かと思えば、優しく響く「Take A Picture」や「Skinny」のような楽曲もあり、バンドとして着実にスケールアップしていることが伺えます。

また、「Cancer」には当時THE SMASHING PUMPKINSのメンバーだったダーシー(B, Vo)がボーカルでゲスト参加。この曲はまた、ほかの楽曲とは異なるダークさが感じられ、本作中でもかなり地味な部類ながらも個人的にはお気に入りだったりします。まず何より、ダーシーのコーラスが良い味を出していますしね。スマパンファンにもぜひ聴いてほしい1曲です。

NINよりはハードロック寄り、前作でのデジタル色からロックバンド的スタンスへと移行しつつある絶妙なタイミングの本作は、デビューアルバムのファンには不評だったようですが、HR/HMリスナーには好意的に受け入れられた記憶が。ポストグランジ以降のハードロックを愛聴する方なら、間違いなくハマる1枚かと思います。

なお、FILTERは2003年に一度歩みを止めるものの、2007年には活動再開。昨年、オリジナルメンバーのブライアンも復帰しており、『REBUS』と題されたニューアルバムのリリースが控えています。タイトルからして、デビュー作に回帰したものになるのかどうか、こちらも気になるところです。



▼FILTER『TITLE OF RECORD』
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